JP3036946U

JP3036946U - 髪飾り

Info

Publication number: JP3036946U
Application number: JP1996009189U
Authority: JP
Inventors: 充範能代
Original assignee: Tomy Co Ltd
Current assignee: Tomy Co Ltd
Priority date: 1996-09-11
Filing date: 1996-09-11
Publication date: 1997-05-06
Anticipated expiration: 2002-09-11

Abstract

(57)【要約】【課題】臭覚的効果を兼備した髪飾りを提供する。【解決手段】髪止め本体に、内部に所定の空間を有す
る装飾体が取り付けられ、この装飾体あるいは前記髪止
め本体の少なくとも一方には前記空間に連通する複数の
小孔が設けられていると共に、前記空間には香り材が設
置されることを特徴とする。また、本考案に係る髪飾り
は、髪止め本体に、取付部材を介して装飾体が取り付け
られ、前記取付部材と前記装飾体との間には所定の空間
が構成され、前記装飾体あるいは前記取付部材の少なく
とも一方には、前記空間に連通する複数の小孔が設けら
れていると共に、前記空間には香り材が設置されること
を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、髪飾りに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、髪飾りとして、髪止めであるゴム紐付きのリボン、バレッタ、ヘアピン、クリップあるいはゴム紐等にキャラクタ等の装飾体を取り付けたものが知られている。この髪飾りは、髪を束ねたり、髪型にアクセントを付けるという効果を奏する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、これら髪飾りは、機能的効果の他に、装飾的効果を有するため、看者の視覚的感性を刺激はするが、その他の感性を刺激するものではなかった。

【０００４】本考案は、かかる問題点に鑑みなされたもので、臭覚的効果を兼備した髪飾りを提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る髪飾りは、髪止め本体に、内部に所定の空間を有する装飾体が取り付けられ、この装飾体あるいは前記髪止め本体の少なくとも一方には前記空間に連通する複数の小孔が設けられていると共に、前記空間には香り材が設置されることを特徴とする。また、本考案に係る髪飾りは、髪止め本体に、取付部材を介して装飾体が取り付けられ、前記取付部材と前記装飾体との間には所定の空間が構成され、前記装飾体あるいは前記取付部材の少なくとも一方には、前記空間に連通する複数の小孔が設けられていると共に、前記空間には香り材が設置されることを特徴とする。この場合、前記髪止め本体は、ゴム紐付きのリボン、バレッタ、ヘアピン、クリップあるいはゴム紐等によって構成される。また、髪飾りを開閉可能なカプセルに封入しても良い。

【０００６】上記した手段によれば、髪飾りを髪に着けた際に、芳しい香りを放つので、髪飾りを着けた本人はもとより、周囲の人も心地よい雰囲気に浸ることができる。また、この髪飾りをカプセルに封入しておけば、香りが飛ばないので、長い間、香りを楽しめることになる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施形態の髪飾りを説明する。

【０００８】（第１の実施形態）図１には第１の実施形態の髪飾りが示されている。この髪飾り１は、蝶形の布地リボン１０を備えている。この布地リボン１０の下側には髪を束ねるためのゴム紐１１が取り付けられている。

【０００９】また、布地リボン１０の上側には取付部材１２を介して装飾体１３が取り付けられている。すなわち、取付部材１２の下側には「Ｕ」字状のシャンク１２ａが設けられている。そして、この取付部材１２は、シャンク１２ａの穴の部分を利用し糸等により布地リボン１０に取り付けられる。取付部材１２には小孔１２ｂが複数設けられている。また、取付部材１２には、前記装飾体１３を取り付けるための取付孔１２ｃが設けられている。そして、この取付部材１２の取付孔１２ｃには、装飾体１３の下側に設けた突起１３ａが嵌合可能となっている。装飾体１３は犬の頭部に似せて樹脂によって作られている。

【００１０】ここで、前記取付部材１２と装飾体１３との間には所定の空間が構成されており、この空間には、香りのある液体を樹脂玉に染み込ませた香り玉１４が入れられている。この香り玉１４の径は前記小孔１２ｂの径よりも大きく、香り玉１４が小孔１２ｂよりこぼれ落ちないようになっている。

【００１１】このように構成された髪飾り１によれば、この髪飾り１を髪に着けた際に、芳しい香りを放つので、髪飾り１を着けた本人はもとより、周囲の人も心地よい雰囲気に浸ることができる。

【００１２】（第２の実施形態）図２には第２の実施形態の髪飾りが示されている。この髪飾り２は、バレッタ２１に取付部材２２を介して装飾体２３が取り付けられたものである。

【００１３】このうち、取付部材２２はバレッタ２１全体を覆うような形状を有している。この取付部材２２には、前記装飾体２３を取り付けるための取付孔２２ｃが設けられている。そして、この取付部材２２の取付孔２２ｃには、装飾体２３の下側に設けた突起２３ａが嵌合可能となっている。一方、装飾体２３は、第１の実施形態と同様に、犬の頭部に似せて樹脂によって作られている。

【００１４】ここで、前記取付部材２２と装飾体２３との間には、第１の実施形態と同様に、所定の空間が構成されており、この空間には香り玉１４が入れられている。この香り玉１４の径は前記小孔２２ｂの径よりも大きく、香り玉１４が小孔２２ｂよりこぼれ落ちないようになっている。

【００１５】このように構成された髪飾り２によっても、第１の実施形態と同様の効果を得ることができる。

【００１６】（第３の実施形態）図３には第３の実施形態の髪飾りが示されている。この髪飾り３は、板ばね状のヘアピン３１に取付部材３２を介して装飾体３３が取り付けられたものである。

【００１７】このうち、取付部材３２は装飾体３３との間でヘアピン３１を挟持するような構造となっている。この取付部材３２には、前記装飾体３３を取り付けるための取付孔３２ｃが設けられている。そして、この取付部材３２の取付孔３２ｃには、装飾体３３の下側に設けた突起３３ａが嵌合可能となっている。一方、装飾体３３は、第１の実施形態と同様に、犬の頭部に似せて樹脂によって作られている。なお、装飾体３３の突起３３ａを取付部材３２の取付孔３２ｃに嵌合させるにあたっては、装飾体３３の２つの突起３３ａのうちの一方をヘアピン３１に設けた通孔３１ａに通すようにしている。

【００１８】ここで、前記取付部材３２と装飾体３３との間には、第１の実施形態と同様に、所定の空間が構成されており、この空間には香り玉１４が入れられている。この香り玉１４の径は前記小孔３２ｂの径よりも大きく、香り玉１４が小孔３２ｂよりこぼれ落ちないようになっている。

【００１９】このように構成された髪飾り３によっても、第１の実施形態と同様の効果を得ることができる。

【００２０】（第４の実施形態）図４（ａ），（ｂ）には第４の実施形態の髪飾りが示されている。この髪飾り４は、クリップ４１に装飾体４３が取り付けられたものである。

【００２１】このうち、クリップ４１は、軸４１ａによって互いに枢着された２つの操作板４２を有している。この２つの操作板４２は把持部側が互いに離反する方向へばね４６によって付勢されている。２つの操作板４２の先端側には互いに噛み合う櫛歯が設けられている。また、上側の操作板４２には、小孔４２ｂが設けられると共に、前記装飾体４３を取り付けるための取付孔４２ｃが設けられている。そして、この操作板４２の取付孔４２ｃには、装飾体４３の下側に設けた突起４３ａが嵌合可能となっている。一方、装飾体４３は、第１の実施形態と同様に、犬の頭部に似せて樹脂によって作られている。

【００２２】ここで、上側の操作板４２と装飾体４３との間には、第１の実施形態と同様に、所定の空間が構成されており、この空間には香り玉１４が入れられている。この香り玉１４の径は前記小孔４２ｂの径よりも大きく、香り玉１４が小孔４２ｂよりこぼれ落ちないようになっている。

【００２３】このように構成された髪飾り４によっても、第１の実施形態と同様の効果を得ることができる。

【００２４】（第５の実施形態）図５には第５の実施形態の髪飾りが示されている。この髪飾り５は、ゴム紐５１にカップ状の取付部材５２を介して装飾体５３が取り付けられたものである。

【００２５】このうち、取付部材５２にはゴム紐５３が挿通されている。この取付部材５２には、小孔５２ｂが設けられると共に、前記装飾体５３を取り付けるための取付穴５２ｃが設けられている。そして、この操作板５２の取付穴５２ｃには、装飾体５３の下側に設けた突起５３ａが嵌合可能となっている。一方、装飾体５３は、第１の実施形態と同様に、犬の頭部に似せて樹脂によって作られている。

【００２６】ここで、取付部材５２には、第１の実施形態と同様に、所定の空間が構成されており、この空間には香り玉１４が入れられている。この香り玉１４の径は前記小孔５２ｂの径よりも大きく、香り玉１４が小孔５２ｂよりこぼれ落ちないようになっている。

【００２７】このように構成された髪飾り５によっても、第１の実施形態と同様の効果を得ることができる。

【００２８】以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は、かかる実施形態には限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることはいうまでもない。

【００２９】なお、前記髪飾り１，２，３，４，５を図６に示すようなカプセル６に封入しておけば、香りが飛ばないので、長い間、香りを楽しめることになる。

【００３０】

【考案の効果】

本考案によれば、髪飾りを髪に着けた際に、芳しい香りを放つので、髪飾りを着けた本人はもとより、周囲の人も心地よい雰囲気に浸ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施形態の髪飾りの分解斜視図である。

【図２】第２の実施形態の髪飾りの分解斜視図である。

【図３】第３の実施形態の髪飾りの分解斜視図である。

【図４】第４の実施形態の髪飾りの分解斜視図および背
面図である。

【図５】第５の実施形態の髪飾りの分解斜視図である。

【図６】本考案の実施形態に係る髪飾りを封入するため
のカプセルの斜視図である。

【符号の説明】

１，２，３，４，５髪飾り１０布地リボン１１ゴム紐１２，２５，４２，５２取付部材１３，２３，３３，４３，５３装飾体１４香り玉２１バレッタ３１ヘアピン４１クリップ５１ゴム紐

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】髪止め本体に、内部に所定の空間を有す
る装飾体が取り付けられ、この装飾体あるいは前記髪止
め本体の少なくとも一方には前記空間に連通する複数の
小孔が設けられていると共に、前記空間には香り材が設
置されることを特徴とする髪飾り。
【請求項２】髪止め本体に、取付部材を介して装飾体
が取り付けられ、前記取付部材と前記装飾体との間には
所定の空間が構成され、前記装飾体あるいは前記取付部
材の少なくとも一方には、前記空間に連通する複数の小
孔が設けられていると共に、前記空間には香り材が設置
されることを特徴とする髪飾り。
【請求項３】前記髪止め本体はゴム紐付きのリボンに
よって構成されていることを特徴とする請求項１または
請求項２記載の髪飾り。
【請求項４】前記髪止め本体はバレッタによって構成
されていることを特徴とする請求項１または請求項２記
載の髪飾り。
【請求項５】前記髪止め本体はヘアピンによって構成
されていることを特徴とする請求項１または請求項２記
載の髪飾り。
【請求項６】前記髪止め本体はクリップによって構成
されていることを特徴とする請求項１または請求項２記
載の髪飾り。
【請求項７】前記髪止め本体はゴム紐によって構成さ
れていることを特徴とする請求項１または請求項２記載
の髪飾り。
【請求項８】開閉可能なカプセルに封入されているこ
とを特徴とする請求項１〜７いずれか記載の髪飾り。