JP3036730B2 - 電気接続箱の配線板積層構造 - Google Patents

電気接続箱の配線板積層構造

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JP3036730B2
JP3036730B2 JP6306080A JP30608094A JP3036730B2 JP 3036730 B2 JP3036730 B2 JP 3036730B2 JP 6306080 A JP6306080 A JP 6306080A JP 30608094 A JP30608094 A JP 30608094A JP 3036730 B2 JP3036730 B2 JP 3036730B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のグレードに応
じて配線板を増減させる電気接続箱の配線板積層構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4〜6は実開昭61−129413号
に記載された従来の電気接続箱の配線板積層構造を示す
ものである。この電気接続箱41は合成樹脂製の上ケー
ス42と下ケース43及び両ケースの間に配置される複
数枚の配線板44,45とで構成される。該配線板は自
動車の車種によってローグレード仕様(44)とハイグ
レード仕様(45)の二種類が用意されている。両配線
板44,45は同一の大きさ形状に形成され、ローグレ
ード用のベース配線板44は共通使用され、ハイグレー
ド仕様の場合に専用配線板45が使用される。ハイグレ
ード仕様としては例えばサンルーフやエアバックやアン
チロックブレーキ等がある。
【0003】図5がハイグレード仕様の電気接続箱41
1 、図6がローグレード仕様の電気接続箱412 であ
り、ローグレード仕様の場合は配線板45がない分だ
け、下ケース431 のコネクタハウジング46の底部に
隔壁47を設けて、ハウジング46内におけるブスバー
端子48の突出長さLを一定にし、相手コネクタの挿入
量を規定する必要があった。このため、ローグレード仕
様とハイグレード仕様で下ケース431 ,432 を二種
類用意しなければならず、生産や管理等の面でコスト高
になるという問題があった。
【0004】また、図7〜8は他の例として実開平4−
137429号に記載された電気接続箱の配線板積層構
造を示すものである。図7の電気接続箱51はローグレ
ード仕様のものを示し、ハイグレード仕様のものは上下
の配線板52,53の間の空間54に図8のもう一枚の
配線板55を追加する。上側の配線板52には下側の配
線板53に対する支持用の突部56が形成され、下側の
配線板53には、図8の如くブスバー端子57に対する
挿通孔60と、上側配線板52に対する支持用突部58
が形成されている。また空間54に収納されるハイグレ
ード専用配線板55には該支持用突部58に対する切欠
孔59が形成されている。
【0005】しかしながら、この構造にあっては、配線
板53に支持用突部58を設ける関係で、ローグレード
仕様の配線板を複数枚積層する場合には、支持用突部5
8を有するもの(53)と、該支持用突部58に対する
切欠孔59を有するものとの少なくとも二種類が必要と
なり、そのためにローグレード仕様の配線板に汎用性が
なく、上記例と同様に生産や管理等の面でコスト高にな
ると共に、支持用突部58や切欠孔59に伴って配線ス
ペースが減少し、回路配索の自由度が低下するという問
題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、カバーやローグレード仕様の配線板の汎用性を
持たせて、コスト高や配索スペースの減少といった問題
を解消し得る電気接続箱の配線板積層構造を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、上ケースと下ケースとの間にベース配線
板と専用配線板とを積層に配置させる電気接続箱の配線
板積層構造において、該上ケースと下ケースとの何れか
一方に、該ベース配線板の外周部を支持する支持突部を
形成し、該支持突部の内側に、該専用配線板に対する収
容空間を形成して成ることを特徴とする。該支持突部を
一方のケースの外周縁に環状に形成して成る構造も有効
である。
【0008】
【作用】専用配線板はケースの収容空間内に収納位置決
めされる。またベース配線板は専用配線板に接した状態
で該ケースの支持突部に当接して固定される。ケースの
外周縁にはコネクタハウジングが位置せず、支持突部は
回路配索の邪魔にならない。
【0009】
【実施例】図1〜2は本発明に係る電気接続箱の配線板
積層構造の概念図であり、図1はハイグレード仕様、図
2はローグレード仕様のものである。この電気接続箱1
は、合成樹脂製の上ケース2と、該上ケース2の下側に
設けられるローグレード・ハイグレード共通のベース配
線板3と、該ベース配線板3の下に設けられ、該ベース
配線板3よりも一回り小さなハイグレード専用配線板4
と、該ハイグレード専用配線板4に対する収容空間5を
中央寄りに有し、ベース配線板3に対する支持突部6を
外周端寄りに有して、上ケース2内に嵌合する合成樹脂
製の下ケース7とで構成される。
【0010】該上ケース2は深めの外周壁8を有し、外
周壁8の開口9からベース配線板3が上壁10に密接し
て収納される。該ベース配線板3は表裏面にブスバー1
1を有し、該ブスバー11の各端子12が配線板3の中
央寄りにおいて平行に突出する。ブスバー端子12はハ
イグレード専用配線板4と下カバー7を貫通して下カバ
ー7のコネクタハウジング13内に位置する。
【0011】ハイグレード専用配線板4は同様のブスバ
ー14を有して下カバー7の収容空間5に収納される。
該収容空間5は下カバー7の中寄りの部分を外側に膨出
して形成され、該下カバー7の内壁の外寄りにベース配
線板3に対する支持突部6が環状ないし連続的に形成さ
れる。該支持突部6は収容空間5の側壁15(図2)
と、該側壁15に直交してベース配線板3に接する押え
壁16と、該押え壁16から上カバー2の外周壁8に沿
って垂下する縁壁17とで構成される。前記コネクタハ
ウジング13は下カバー7の膨出した底壁18に一体に
形成される。
【0012】この構造によればローグレードとハイグレ
ードとで下カバー7を共通に使用でき、しかも支持突部
6が外周寄りにあるから、回路配索のスペースを奪うこ
とがない。特にコネクタハウジング13は電気接続箱1
の外周側には位置しないから、回路配索上何ら問題はな
い。またベース配線板3を二枚以上設けることも可能
で、その場合はベース配線板3を共通使用可能である。
上カバー2に支持突部6を設けてもよい。
【0013】図3は上記電気接続箱の具体例を示すもの
である。この電気接続箱21は、上記同様に上ケース2
2とベース配線板23とハイグレード専用配線板24と
下ケース27とで構成され、ベース配線板23は上ケー
ス22内に収容され、且つ下ケース27の外周上の支持
突部26に当接可能で、ハイグレード専用配線板24は
下ケース27の収容空間25内に係合可能である。
【0014】すなわちベース配線板23は下ケース27
と同等の大きさに形成され、ハイグレード専用配線板2
4はベース配線板23よりも小さく、下ケース27の収
容空間25と同等の大きさに形成される。該ベース配線
板23の表裏面にはブスバーないし回路31が配索さ
れ、回路31に連続して各端子32が立設されている。
【0015】またハイグレード専用配線板24の表裏面
にも同様に端子35が立設されている。専用配線板24
の表側の端子351 はベース配線板23の挿通孔34を
貫通してベース配線板23の端子321 と並列に位置
し、上カバー22のコネクタハウジング36内に収容さ
れる。また専用配線板24の裏側の端子352 は直接下
カバー27のコネクタハウジング33内に挿入される。
【0016】下カバー27の支持突部26の外面には係
止突起37が形成され、上カバー22の外周壁28に、
該係止突起37に対する係合孔38が形成される。該支
持突部26は上カバー22の外周壁28の内側に係合す
る。なお、ハイグレード専用配線板24を図3で鎖線2
4′で示す如くに分割し、下カバー27に、分割された
配線板24′に対する収容隔壁39を設け、該収容隔壁
39上にベース配線板23を当接させる構造も可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、ケース
の支持部がベース配線板の外周部を支持し、あるいはケ
ースの外周縁に環状に形成されて、電気接続箱における
コネクタハウジングの存在しない部位に位置するから、
配線板の回路配索の邪魔にならず、配索スペースが増加
して回路配索の自由度も高まる。また、上下のカバーを
自動車のローグレードやハイグレードの別なく共通で使
用できるから、生産や管理等の面でコストが低減する。
ベース配線板も複数枚を共通使用できて同様の効果をあ
げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の配線板積層構造の概
念を示すハイグレード仕様の縦断面図である。
【図2】同じく専用配線板を除いた状態のローグレード
仕様の縦断面図である。
【図3】本発明の具体例を示す分解斜視図である。
【図4】一従来例を示す分解斜視図である。
【図5】同じくハイグレード仕様の縦断面図である。
【図6】同じくローグレード仕様の縦断面図である。
【図7】他の従来例を示す縦断面図である。
【図8】同じく配線板を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1,21 電気接続箱 2,22 上ケース 3,23 ベース配線板 4,24 専用配線板 5,25 収容空間 6,26 支持突部 7,27 下ケース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08 - 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ケースと下ケースとの間にベース配線
    板と専用配線板とを積層に配置させる電気接続箱の配線
    板積層構造において、該上ケースと下ケースとの何れか
    一方に、該ベース配線板の外周部を支持する支持突部を
    形成し、該支持突部の内側に、該専用配線板に対する収
    容空間を形成して成ることを特徴とする電気接続箱の配
    線板積層構造。
  2. 【請求項2】 前記支持突部を前記一方のケースの外周
    縁に環状に形成したことを特徴とする請求項1記載の電
    気接続箱の配線板積層構造。
JP6306080A 1994-12-09 1994-12-09 電気接続箱の配線板積層構造 Expired - Lifetime JP3036730B2 (ja)

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JPH08168141A JPH08168141A (ja) 1996-06-25
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