JP3036705B2 - 電解コンデンサ逆接続検出装置 - Google Patents

電解コンデンサ逆接続検出装置

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JP3036705B2
JP3036705B2 JP2415210A JP41521090A JP3036705B2 JP 3036705 B2 JP3036705 B2 JP 3036705B2 JP 2415210 A JP2415210 A JP 2415210A JP 41521090 A JP41521090 A JP 41521090A JP 3036705 B2 JP3036705 B2 JP 3036705B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路中に組み込まれた
電解コンデンサの逆接続を検出する電解コンデンサ逆接
続検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、カーオーディオ用ワイヤーハーネ
スなどの組電線においては、この組電線の中の電源線の
一端に電源ノイズ対策のためのノイズフィルタが接続さ
れるようになってきている。ノイズフィルタは、図9の
回路図に示すように、電源線1に直列に挿入されたイン
ダクタンスコイルLとこのインダクタンスコイルLの電
源(バッテリイ)側の一端とアース線2との間に接続さ
れた電解コンデンサCとによって構成されている。電解
コンデンサCには極性、すなわち方向性があるので、指
定通りに接続されない誤接続が生じたときには、所望の
フィルタ特性が得られなくなる。
【0003】そこでこの種のノイズフィルタでは、図1
0に示すように、基板3上に載置されたインダクタンス
コイルL及び電解コンデンサCと電気的に接続される電
源線1及びアース線2を色違いの電線で形成すると共
に、これらの電線1,2を基板3上の電解コンデンサC
を挟むようにその縁部に沿って配索し、この縁部に沿っ
て配索した電線を目印にして基板3に対する電解コンデ
ンサCの接続を行うようにしている。具体的には、電解
コンデンサCの外周面には、そのアース端子を指示する
ために白線からなるマークMが付されているので、この
マーク4がアース線3側に位置するように電解コンデン
サCを基板3に電気接続することで、電解コンデンサC
が指示通りに接続されるようになっている。
【0004】しかし、このように基板3上での電解コン
デンサCの接続方向が指示されていても、作業者のミス
によって図11に示すような誤接続が行われることがあ
る。このため、図12に示すように最終的に一点破線で
示すフィルタケース4内に収容してノイズフィルタとし
て完成される前に、目視によって白線マークMの向きを
検査することが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように電解コン
デンサの逆接続を目視で検査する場合には、電解コンデ
ンサが外側から見える状態にあることが必要とされ、検
査時点がノイズフィルタの製造過程に特定されてしま
い、ノイズフィルタの組立作業工程に制約が加わり作業
能率が低下するという問題がある。
【0006】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、電解コンデンサの逆接続を目視によらず電気的に
検出することによって、作業能率の向上を図れるように
した電解コンデンサ逆接続検出装置を提供することを課
題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成された電解コンデンサ逆接続検出装置
は、回路中に組み込まれた電解コンデンサの逆接続を検
出する電解コンデンサ逆接続検出装置において、電解コ
ンデンサの+極となるべき回路中の部分が接続される第
1の端子と、電解コンデンサの−極となるべき回路中の
部分が接続される第2の端子とを有する電解コンデンサ
接続部と、定電圧を出力する定電圧源と、検出動作の開
始時に閉され、該閉状態を一定時間の間保持する常開ス
イッチと、該常開スイッチが閉した初期の段階で前記第
2の端子に接続され、該第2の端子を通じてアースに流
れる電流の有無を検出する電流検出手段と、前記常開ス
イッチを介して前記定電圧源と前記第1の端子との間に
直列に接続され、前記第1の端子、前記電解コンデンサ
接続部に接続された電解コンデンサ及び前記第2の端子
を通じてアースに流れる電流に応じた電圧をその両端に
発生する電流電圧変換用抵抗と、該電流電圧変換抵抗の
両端の電位差の大きさを予め定めた所定値と比較する比
較手段と、前記一定時間が終了する段階で、前記電流検
出手段が電流の有を検出し、かつ前記電流電圧変換抵抗
の両端の電位差の大きさが予め定めた所定値より小さい
ときの前記比較手段の出力によって電解コンデンサの正
接続を、大きいときの前記比較手段の出力によって電解
コンデンサの逆接続をそれぞれ検出する接続検出手段
と、前記接続検出手段が正接続を検出したとき、該検出
状態を保持して正常表示させる第1のラッチ手段と、前
記電流検出手段が電流の無を検出したとき又は前記接続
検出手段が逆接続を検出したとき、該検出状態を保持し
て異常表示させる第2のラッチ手段とを備えることを特
徴としている。
【0008】また、本発明により成された電解コンデン
サ逆接続検出装置は、前記定電圧源が、前記電解コンデ
ンサにその定格電圧の40乃至75%の電圧を加える電
圧を出力することを特徴としている。
【0009】
【0010】
【作用】上記構成において、検出動作の開始によって常
開スイッチが閉すると、閉した常開スイッチを介して定
電圧源と第1の端子との間に直列に電流電圧変換用抵抗
が接続され、このとき、電解コンデンサの+極となるべ
き回路中の部分と−極となるべき回路中の部分とが電解
コンデンサ接続部の端子に接続されていると、第1の端
子、電解コンデンサ接続部に接続された電解コンデンサ
及び第2の端子を通じてアースに電流が流れ、この電流
に応じた電圧が電流電圧変換用抵抗の両端に発生する。
比較手段は、この両端の電位差の大きさを予め定めた所
定値と比較し、接続検出手段は、一定時間が終了する段
階で、電流検出手段が電流の有を検出し、かつ電位差の
大きさが予め定めた所定値より小さいときの比較手段の
出力によって電解コンデンサの正接続を、大きいときの
前記比較手段の出力によって電解コンデンサの逆接続を
それぞれ検出する。そして、接続検出手段が正接続を検
出したとき、第1のラッチ手段が検出状態を保持して正
常表示させ、接続検出手段が逆接続を検出したとき、第
2のラッチ手段が検出状態を保持して異常表示させる。
また、電流検出手段は、常開スイッチが閉した初期の段
階で第2の端子に接続され、該第2の端子を通じてアー
スに流れる電流の有無を検出する。そして、電流検出手
段が電流の無を検出したとき第2のラッチ手段が検出状
態を保持して異常表示させる。
【0011】このように逆接続の検出を、所定の部分に
電圧を印加するという簡単な作業によって行って表示す
ことができるので、一度回路に組み込まれ外側から見
える状態になくても簡単に検出して知らせることができ
だけでなく、電流検出の有無を検出し、電流の無によ
って異常を表示するようになっているので、比較手段の
出力が正接続と同じとなる未接続を正接続として検出し
表示することを無くすることができる。
【0012】また、電解コンデンサに加える電圧をその
定格電圧の40乃至75%の電圧にしているので、十分
な計測を行うことができると共に、検査によって電解コ
ンデンサが破壊することもない。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はノイズフィルタ中に組み込まれたアルミニ
ウム電解コンデンサの逆接続を検出するように構成され
た本発明による電解コンデンサ逆接続検出装置の一実施
例の簡略構成を示すが、この装置の構成及びその動作を
説明する前に、本発明による装置の原理を図2を参照し
て説明する。
【0015】一般に、電解コンデンサの場合、その−極
をアースしてその+極に電圧を印加すると、すなわち正
しく接続した正接続の状態では、電解コンデンサに流れ
る電流は、図2中の曲線Aで示すように、一瞬増加した
後時間とともに減少して最終的には全く流れなくなる。
これに対し、接続方向を誤った逆接続の状態では、電解
コンデンサの+極がアースされて−極に電圧が印加され
るようになり、電解コンデンサには、図2中の曲線Bで
示すように最初から大きな電流が流れ始め、また時間が
経過しても正接続の場合に比べて大きな電流が流れ続け
る。
【0016】そこで本発明は、電解コンデンサに所定の
大きさの電圧(電解コンデンサの定格電圧の40乃至7
5%の電圧)を印加してから一定時間後、例えば1秒後
に電解コンデンサに流れている電流の大きさを監視し、
流れている電流が所定値、例えば50mAより大きいと
きに逆接続状態にあることを検出するようにしたもので
あり、このような原理に基づいて構成された本発明の装
置を図1に戻って説明する。定格電圧の40乃至75%
の電圧は、電解コンデンサに計測を行うのに十分な電流
を流すことができ、しかも例えば逆接続されていたとき
電解コンデンサを破壊することがない大きさの電圧であ
る。
【0017】図1において、10a及び10bは電解コ
ンデンサ接続部10を構成する第1の端子及び第2の端
子である。第1の端子10aには、ノイズフィルタX中
のアルミニウム電解コンデンサCの一端とインダクタン
スコイルLとの接続点から引き出されている電源線1の
一端が、第2の端子10bには、電解コンデンサCの他
端から引き出されたアース線2の一端がそれぞれ接続さ
れる。第1の端子10aは電流電圧変換用抵抗11、制
御入力を有する常開スイッチ12を介して定電圧源13
に接続され、第2の端子10bはアースに接続されてい
る。
【0018】電流電圧変換用抵抗11はこれに流れる電
流の大きさに応じた大きさの電位差をその両端に発生す
る。電流電圧変換用抵抗11の両端は差動アンプ14の
入力に接続され、差動アンプ14は入力された電位差に
応じた大きさの電圧を出力する。差動アンプ14の出力
電圧は比較手段を構成するコンパレータ15の−入力に
印加され、コンパレータ15の+入力に印加されている
予め定められて値の基準電圧と比較される。
【0019】コンパレータ15の+入力に印加されてい
る基準電圧は、分圧抵抗16a及び16bの大きさを設
定することによって予め所定値に設定されている。この
所定値は、正接続されているとき電流電圧変換用抵抗1
1の両端の電位差に基づく差動アンプ14の出力電圧よ
り大きく、かつ逆接続のときの差動アンプ14の出力電
圧より小さい任意の値に設定される。以上により、コン
パレータ15は、逆接続でその−入力に印加されている
電圧が基準電圧より大きくなるとその出力にLレベルの
信号を出力し、正接続でその−入力に印加されている電
圧が基準電圧より小さくなるとその出力にHレベルの信
号を出力する。
【0020】コンパレータ15の出力信号は、OKラッ
チ回路16aのラッチ入力に直接、NGラッチ回路16
bのラッチ入力にインバータ17を介してそれぞれ入力
される。各ラッチ回路16a,16bは後述するロード
信号の立下りに応じてそのラッチ入力を取込み保持する
と共に、この保持した内容を出力する。
【0021】18は検出動作を開始させるためのスター
トスイッチであり、このスタートスイッチ18のオンに
よって第1のタイマ回路19aがその出力に所定時間t
1の期間Hレベルを保持する第1の時間信号を発生す
る。この第1の時間信号は上記常開スイッチ12の制御
入力に制御信号として供給されると共に、第2のタイマ
回路19bの入力にトリガ信号として供給される。
【0022】常開スイッチ12は第1のタイマ回路19
からの第1の時間信号が入力されている間閉(オン)す
る。一方、第2のタイマ回路19bはその入力信号の立
上りによってその出力に所定時間t2、例えば1秒(≦
t1)の期間Hレベルを保持する第2の時間信号を発生
し、これを各ラッチ回路16a,16bに対してロード
信号として供給する。このことによって、第2のタイマ
回路19bは、上記ラッチ回路16a,16bと共に、
定電圧源13から電圧を印加してから予め定めた一定時
間t1後のコンパレータ15の出力によって電解コンデ
ンサの逆接続を検出する検出手段として働く。
【0023】以上の構成において、今、正接続された電
解コンデンサCを有するノイズフィルタXを図1に示す
ように端子10a,10bに接続した状態で、スタート
スイッチ18をオンすると、第1のタイマ回路19aが
その出力に第1の時間信号を発生し、これによって常開
スイッチ12を時間t1の間オンする。このスイッチ1
2のオンによって定電圧源13からの電圧が常開スイッ
チ12を介して電流電圧変換用抵抗11の一端に加えら
れ、電流電圧変換用抵抗11及び電解コンデンサCを通
じてアースに電流が流れる。また、第1の時間信号の立
上りに応じて第2のタイマ回路19bがその出力に一定
時間t2の間Hレベルの第2の時間信号を発生し、これ
を各ラッチ回路16a及び16bにロード信号として供
給する。
【0024】このとき電流電圧変換用抵抗11の両端に
発生する電圧が差動アンプ14にそれぞれ入力され、こ
の入力された電圧の差の大きさに相当する大きさの電圧
が差動アンプ14から出力される。差動アンプ14の出
力電圧は電流電圧変換用抵抗11に流れる電流の大きさ
に比例する。正接続の場合には、電解コンデンサCに流
れる電流は小さく、しかも時間と共に減少するので、差
動アンプ14の出力電圧はコンパレータ15において基
準電圧と比較されるが、基準電圧以上になることがな
く、コンパレータ15の出力はHレベルに保持されたま
まである。
【0025】従って、第2の時間信号が立下った時点で
は、OKラッチ回路16aにはHレベルの信号が、NG
ラッチ回路16bにはLレベルの信号がそれぞれロード
され、ラッチ回路16a及び16bの出力にHレベル及
びLレベルの信号がそれぞれ出力されるようになり、こ
の出力信号によって電解コンデンサCが正接続であるこ
とが検出できる。
【0026】これに対し、逆接続された電解コンデンサ
Cを有するノイズフィルタXを図1に示すように端子1
0a,10bに接続した状態で、スタートスイッチ18
をオンすると、電解コンデンサCに流れる電流は大き
く、しかも時間が経過しても減少せず、コンパレータ1
5において比較される差動アンプ14の出力電圧は基準
電圧以上になるので、コンパレータ15の出力はLレベ
ルになる。
【0027】従って、第2の時間信号が立下った時点で
は、OKラッチ回路16a及びNGラッチ回路16bに
はHレベル及びLレベルの信号がそれぞれロードされ
て、その出力にLレベルの信号及びHレベルの信号がそ
れぞれ出力されるようになり、このラッチ回路16a及
び16bの出力信号によって電解コンデンサCが逆接続
であることが検出できる。
【0028】図3乃至図9は、カーオーディオ用ワイヤ
ーハーネスなどの組電線の導通を検査する導通チェッカ
と組合せて使用され、導通検査の一貫として電解コンデ
ンサの逆接続の検出を行うのに適した電解コンデンサ逆
接続検出装置の他の実施例を示す図である。特に、図3
は電解コンデンサ逆接続検出装置20と、ハーネス検査
台31及び本体32からなる導通チェッカ30とを組み
合わせた状態を示す簡略斜視図である。
【0029】図3において、ハーネス検査台31には、
一端が一つのコネクタ33aに接続され、他端にピンジ
ャックや各種の端子33bがそれぞれ接続された複数の
電線33cからなるカーオーディオ用ワイヤーハーネス
33が載置されるようになっている。また、ハーネス検
査台31には、明確に図示していないが、載置されたカ
ーオーディオ用ワイヤーハーネス33のコネクタ33a
と相互接続されるコネクタと、ピンジャックや各種の端
子33bとそれぞれ相互接続されるプラグや端子とが設
けられている。導通チェッカ30は、図示のようにハー
ネス検査台31に載置されて所定の接続が行われた後、
カーオーディオ用ワイヤーハーネス33を構成する各電
線がコネクタ33aの所定の端子に接続されているか否
かを導通検査によってチェックを行い、その結果を表示
などによって知らせる。
【0030】カーオーディオ用ワイヤーハーネス33中
の電源線1の他端にはノイズフィルタXが設けられてい
る。このノイズフィルタXから引き出されている電源線
1とアース線2との端にそれぞれ設けられた端子1a及
び2aは、ノイズフィルタX中の電解コンデンサの逆接
続を検出するため、電解コンデンサ逆接続検出装置20
から引き出された一対の電線21の一端に設けられた端
子21a及び21bにそれぞれ接続されている。
【0031】電解コンデンサ逆接続検出装置20は、そ
のパネル面22にそれぞれ配置された、電源スイッチ釦
23、スタートスイッチ釦24、リセットスイッチ釦2
5、計測中であることを示す計測中インジケータ26
a、接続が正常であることを示すOKインジケータ26
b、接続が逆であることを示すNGインジケータ26c
を有する。そして、逆接続検出の結果、電解コンデンサ
が逆接続でないことを検出したとき、そのことを示すO
K信号を出力してこれをハーネス検査台31を介して本
体32に送出するための信号線27がハーネス検査台3
1との間に接続さている。
【0032】図4は図3中の電解コンデンサ逆接続検出
装置20の内部の主要な電気回路構成を示す回路図であ
り、同図において、TM1乃至TM7は図5に示す回路
基板201に形成した端子部である。端子部TM1に
は、上記スタートスイッチ釦24の押圧によってオンさ
れるスタートスイッチ202と、リセットスイッチ釦2
5の押圧によってオンされるリセットスイッチ203が
接続される。端子部TM2には、ハーネス検査台31を
介して導通チェッカからの自動スタート信号を入力する
ための信号線28が接続される。端子部TM3は図1中
の第1の端子10a及び第2の端子10bからなる電解
コンデンサ接続部10と同様に使用され、これには、逆
接続を検査すべきノイズフィルタXが接続される。
【0033】端子部TM4には、逆接続を判定するため
の電流値に対応する基準電圧を設定するための半固定抵
抗204と、逆接続検査を行うために電解コンデンサC
に電流を流す時間を設定するための半固定抵抗205と
が接続される。端子部TM5には、点灯によって計測
中、OK及びNGをそれぞれ表示する上記インジケータ
26a乃至26cを構成するLED206乃至208が
接続される。端子部TM6には、時間信号及び電圧レベ
ル信号をそれぞれ出力するための図示しない信号線が接
続される。端子部TM7には、OK信号をハーネス試験
台31を介して導通チェッカ本体に供給するための信号
線27と、NG信号を出力するための図示しない信号線
とが接続される。なお、AC100Vコンセント209
が端子部TM8に接続される。
【0034】210乃至212はスタートスイッチ20
2、リセットスイッチ203及びリレー接点S1にそれ
ぞれ対応して設けられてチャタリング防止回路であり、
リレー接点S1は、信号線28を介して入力する導通チ
ェッカから入力する自動スタート信号によって付勢され
るリレーR1によって切換えられる。チャタリング防止
回路210はスタートスイッチ202のオンに応じて、
チャタリング防止回路212は接点S1の切換えに応じ
て各出力にHレベルのスタート信号をそれぞれ出力し、
チャタリング防止回路211はリセットスイッチ203
のオンに応じてその出力にリセットパルス信号を出力す
る。213は電源オン検出回路であり、電源オンを検出
するとその出力にリセットパルス信号を出力する。
【0035】T1乃至T5はチャタリング防止回路21
1及び電源オン検出回路213からのリセットパルス信
号によってリセットされてその出力がLレベルにされる
タイマ回路である。そして、タイマ回路T1はチャタリ
ング防止回路210及び212の出力の立上りに応じて
その出力に比較的短い一定時間幅のパルス信号を出力す
る。このタイマT1の出力のパルス信号の立下りに応
じ、タイマ回路T2がその出力に1秒間持続するパルス
信号を、タイマ回路T3がその出力に0.5秒乃至1秒間
持続するパルス信号を、タイマ回路T4がその出力に3
00ミリ秒間持続するパルス信号をそれぞれ出力する。
また、タイマ回路T5はその入力の立下りに応じてその
出力に1.5秒乃至2秒間持続するパルス信号をそれぞれ
発生する。そして、タイマ回路T3がその出力に発生す
るパルス信号の持続時間は、電解コンデンサに流れる電
流レベルを判定する時点を規定するためのもので、端子
部TM3に接続した半固定抵抗205の調整によって0.
5乃至1秒の範囲で可変される。
【0036】FF1乃至FF3はラッチ回路を構成する
D形フリップフロップであり、これらのフリップフロッ
プFF1乃至FF3の各々は、チャタリング防止回路2
11及び電源オン検出回路213からのリセットパルス
信号の立上りによってリセットされ、その出力がLレベ
ルにされると共に、そのロード入力が立下るとそのD入
力の状態を取込み、この取込んだ状態を出力する。な
お、フリップフロップFF1及びFF2は、図1につい
て上述したOKラッチ回路16a及びNGラッチ回路1
6bにそれぞれ対応するものである。
【0037】R2乃至R5はリレーであり、リレーR2
乃至R4はその付勢によって接点S2乃至S4がそれぞ
れオンし、リレーR5はその付勢によってその接点S5
が切換わる。
【0038】214は流れる電流を電圧に変換する電流
電圧変換用抵抗であり、図1の電流電圧変換用抵抗11
に対応するものである。215は電流電圧変換用抵抗2
14に電流が流れることによってその両端に発生する電
位差を入力し、この電位差の大きさに応じた大きさの電
圧を出力する差動アンプであり、図1の差動アンプ14
に対応するものである。216は差動アンプ215の出
力電圧を基準電圧と比較し、その結果を出力するコンパ
レータであり、図1のコンパレータ15に対応するもの
である。217はコンセント209から入力したAC1
00Vに基づいて図示しない電源回路が出力する直流電
圧を安定化して一定の電圧を出力する定電圧源である。
この定電圧源217が出力する電圧は、電解コンデンサ
の定格電圧が16Vのときには例えば9Vに設定され
る。コンパレータ216の基準電圧は上述した半固定抵
抗205によって調整される。
【0039】以上、概略構成を説明した装置の動作を、
各部の状態を示す図6乃至図8のタイミングチャートを
参照して以下説明する。
【0040】先ず、正常に接続された電解コンデンサC
を有するノイズフィルタXを図4のように接続した状態
において、スタートスイッチ202をオンするか、又は
ハーネス検査台31から信号線28を介してスタート信
号が入力されると、タイマ回路T1がトリガされてその
出力に図6にAで示すようなパルス信号を発生する。こ
のパルス信号Aは、タイマ回路T2及びT4のトリガ入
力とタイマ回路T2乃至T5及びフリップフロップFF
1乃至FF3のリセット入力に印加される。これによっ
て、タイマ回路T2乃至T5及びフリップフロップFF
1乃至FF3は、パルス信号Aの立上りに応じてリセッ
トされ、その出力が全てLレベルにされる。
【0041】そして、その後パルス信号Aが立下ると、
これに応じてタイマ回路T2はトリガされて図6にBで
示すように1秒間持続するパルス信号を発生すると共
に、タイマ回路T4は図6にDで示すような300ミリ
秒間持続するパルス信号を発生する。パルス信号Bはタ
イマ回路T3及びT5のトリガ入力に印加されると共
に、リレーR2及びR5に印加される。このことによっ
てリレーR2及びR5が図6にI及びLで示すように付
勢されてその接点S2がオンされると共に接点S5が切
換えられる。タイマ回路T5はパルス信号Bの立上りに
応じてトリガされて図6にEで示すようなパルス信号を
発生する。このパルス信号Eは計測中インジケータとし
てのLED206を点灯させると共に、リレーR2も付
勢する。一方、パルス信号DはFF3のロード入力に印
加される。
【0042】上述のように接点S2がオンし、接点S5
が切換わることによって、定電圧源217から接点S
2、電流電圧変換用抵抗214、接点S5及びコイル2
18を通じてアースに電流が流れる。このことによって
コイル218の一端に発生する電圧は反転され、Lレベ
ルの電圧がFF3のD入力に印加される。そして、時間
300ミリ秒後にパルス信号Dが立下ると、これに応じ
てD入力がFF3にラッチされるが、FF3の出力は図
6にHで示すようにそれ以前の状態と変わらず、Lレベ
ルのままである。
【0043】上述のように電流電圧変換用抵抗214に
電流が流れることによって、その両端に電位差が生じ
る。この電位差は差動アンプ216に入力されてその出
力に電位差の大きさに応じた電圧が発生され、この電圧
がコンパレータ216において基準電圧と比較される。
コンパレータ216の出力は、プルアップ抵抗によって
常時Hレベルに保持されているが、差動アンプ216の
出力電圧が基準電圧より大きくならない限り変化しな
い。
【0044】タイマ回路T2がトリガされてから1秒が
経過してパルス信号Bが立下ると、図6にLで示すよう
にリレーR5の付勢がなくなり、その接点S5が図に示
すような状態に戻ると共に、タイマ回路T3がトリガさ
れてその出力に図6にCで示すような0.5乃至1秒間持
続するパルス信号を発生する。このパルス信号Cはフリ
ップフロップFF1及びFF2のロード入力に印加され
る。
【0045】上述のように接点S5が切換わることによ
って、今度は、定電圧源217から接点S2、電流電圧
変換用抵抗214及び接点S5を通じてアースに電流が
流れるようになる。しかし、電解コンデンサが正接続さ
れているので、電流値は時間の経過と共に減少し、差動
アンプ215の出力電圧が基準電圧を越えることがな
く、コンパレータ216の出力はHレベルに保持された
ままである。よって、Lレベルに保持されているフリッ
プフロップFF3の出力とHレベルにあるコンパレータ
216の出力を入力しているナンド回路219の出力は
Lレベルになっている。
【0046】その後タイマ回路T3からのパルス信号C
が立下ると、ナンド回路219の出力のLレベルがD入
力に直接入力されているフリップフロップFF2にLレ
ベルがラッチされてその出力がLレベルになり、一方ナ
ンド回路219の出力のLレベルがD入力に反転して入
力されているフリップフロップFF1にHレベルがラッ
チされてその出力がHレベルになる。このことによっ
て、OKインジケータとしてのLED207が点灯され
ると共に、リレーR3が付勢されその接点S3がオンさ
れてOK信号が信号線27を介して出力される。
【0047】次に、電解コンデンサが逆接続されている
場合の動作を図7のタイミングチャートを参照して説明
する。正接続のときにはコンパレータ216の出力がH
レベルになっているのに対し、逆接続のときにはLレベ
ルになることを除いて、タイマ回路T3の出力のパルス
信号Cが立下るまでの動作は正接続のときと同じであ
る。コンパレータ216の出力がLレベルになっている
と、ナンド回路219の出力がHレベルになり、パルス
信号Cの立下りに応じてフリップフロップFF1及びF
F2にL及びHレベルがそれぞれラッチされるようにな
る。よって、NGインジケータとしてのLED208が
点灯されると共に、リレーR4が付勢されその接点S4
がオンされる。
【0048】最後に、スタートスイッチ202をオンし
たときに、ノイズフィルタXが接続されていなかった
り、ノイズフィルタX内で電解コンデンサが接続されて
いないときには、コイル218に電流が流れず、パルス
信号Dが立下った時点でフリップフロップFF3にはH
レベルがラッチされてその出力が図8にHで示すように
Hレベルになる。従って、ナンド回路219の出力はそ
の後Hレベルに保持されたままになるので、フリップフ
ロップFF1及びFF2にはパルス信号Cの立下りに応
じてL及びHレベルがそれぞれラッチされるようになっ
て、NGインジケータとしてのLED208が点灯され
ると共に、リレーR4が付勢されその接点S4がオンさ
れる。このことによって、リレーR5、接点S5、コイ
ル218、フリップフロップFF3は、電解コンデンサ
の未接続を逆接続と同様にNGとして検出する手段を構
成している。
【0049】なお、端子部TM6には、タイマ回路2及
びT3の出力にパルス信号A及びBが出力されている時
間を示す信号と、コンパレータ216の基準電圧レベル
を示す信号とを出力するので、ここに表示器を接続する
ことによって、この表示器の表示を見てタイマ回路T3
の時間とコンパレータの基準電圧を調整することができ
るようになる。
【0050】また、導通チェッカ30は、信号線28を
通じてスタート信号を送出した後信号線27を通じてO
K信号を入力しないときには、電解コンデンサが逆接続
されているか、或いは接続されていないと、独自に判断
することができる。なお、信号線27はハーネス検査台
31を介さずに本体32に直接接続するようにしてもよ
い。
【0051】更に、図4に示した電解コンデンサ逆接続
検出装置20は導通チェッカ30と組み合わされて使用
されているが、独立のスタートスイッチやインジケータ
を有するので、単独に使用すことも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
路中の電解コンデンサの逆接続の検出を、所定の部分に
電圧を印加するという簡単な作業によって行うことがで
きるので、一度回路に組み込まれ外側から見える状態に
なくても簡単に検出を行うことができ、検査時点が回路
の製造過程に特定されず、回路の組立作業工程上の制約
をなくし、作業能率を向上する。しかも、検出動作の初
期の段階で電流検出の有無を検出し、電流検出の無によ
って異常を表示するようになっているので、比較手段の
出力が正接続と同じとなる未接続を異常として確実に検
出して表示することで、正接続として誤って検出し表示
することを無くすることができる。
【0053】また、電解コンデンサに加える電圧をその
定格電圧の40乃至75%の電圧にしているので、十分
な計測を行うできると共に、検査によって電解コンデン
サが破壊することもない。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電解コンデンサ逆接続検出装置の
一実施例を示す図である。
【図2】本発明の装置の原理を説明するための電流波形
図である。
【図3】ワイヤーハーネス導通チェッカと組み合わせて
使用するのに適した本発明の電解コンデンサ逆接続検出
装置の他の実施例を示す図である。
【図4】図3中の電解コンデンサ逆接続検出装置の主要
な回路構成を示す図である。
【図5】図4の回路の構成に使用する基板構成を示す図
である。
【図6】正接続の場合の図4の回路中の各部の状態を示
すタイミングチャートである。
【図7】逆接続の場合の図4の回路中の各部の状態を示
すタイミングチャートである。
【図8】未接続の場合の図4の回路中の各部の状態を示
すタイミングチャートである。
【図9】電解コンデンサを有するノイズフィルタの回路
構成を示す回路図である。
【図10】正接続の場合のノイズフィルタを構成する電
子部品の配置を示す図である。
【図11】逆接続の場合のノイズフィルタを構成する電
子部品の配置を示す図である。
【図12】ノイズフィルタの最終組立構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 電解コンデンサ接続部 10a 第1の端子 10b 第2の端子 11,214 電流電圧変換用抵抗 13,217 定電圧源 15,216 コンパレータ(比較手段) 16a OKラッチ回路(第1のラッチ手段) 16b NGラッチ回路(第2のラッチ手段) 19b 第2のタイマ回路 33 カーオーディオ用ワイヤーハーネス X ノイズフィルタ(回路) C 電解コンデンサ FF1,FF2 フリップフロップ T2,T3 タイマ回路218 コイル(電流検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/02 G01R 31/00 H01G 13/00 H05K 13/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路中に組み込まれた電解コンデンサの
    逆接続を検出する電解コンデンサ逆接続検出装置におい
    て、電解コンデンサの+極となるべき回路中の部分が接続さ
    れる第1の端子と、電解コンデンサの−極となるべき回
    路中の部分が接続される第2の端子とを有する電解コン
    デンサ接続部と、 定電圧を出力する定電圧源と、 検出動作の開始時に閉され、該閉状態を一定時間の間保
    持する常開スイッチと、 該常開スイッチが閉した初期の段階で前記第2の端子に
    接続され、該第2の端子を通じてアースに流れる電流の
    有無を検出する電流検出手段と、 前記常開スイッチを介して前記定電圧源と前記第1の端
    子との間に直列に接続され、前記第1の端子、前記電解
    コンデンサ接続部に接続された電解コンデンサ及び前記
    第2の端子を通じてアースに流れる電流に応じた電圧を
    その両端に発生する電流電圧変換用抵抗と、 該電流電圧変換抵抗の両端の電位差の大きさを予め定め
    た所定値と比較する比較手段と、 前記一定時間が終了する段階で、前記電流検出手段が電
    流の有を検出し、かつ前記電流電圧変換抵抗の両端の電
    位差の大きさが予め定めた所定値より小さいときの前記
    比較手段の出力によって電解コンデンサの正接続を、大
    きいときの前記比較手段の出力によって電解コンデンサ
    の逆接続をそれぞれ検出する接続検出手段と、 前記接続検出手段が正接続を検出したとき、該検出状態
    を保持して正常表示させる第1のラッチ手段と、 前記電流検出手段が電流の無を検出したとき又は前記接
    続検出手段が逆接続を検出したとき、該検出状態を保持
    して異常表示させる第2のラッチ手段とを備える ことを
    特徴とする電解コンデンサ逆接続検出装置。
  2. 【請求項2】 前記定電圧源が、前記電解コンデンサに
    その定格電圧の40乃至75%の電圧を加える電圧を出
    力する、 ことを特徴とする請求項1記載の電解コンデンサ逆接続
    検出装置。
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