JP3036662U - 緩衝機構付き幼児用椅子 - Google Patents

緩衝機構付き幼児用椅子

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JP3036662U
JP3036662U JP1996010161U JP1016196U JP3036662U JP 3036662 U JP3036662 U JP 3036662U JP 1996010161 U JP1996010161 U JP 1996010161U JP 1016196 U JP1016196 U JP 1016196U JP 3036662 U JP3036662 U JP 3036662U
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Japan
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seat plate
leg
outer cylinder
spring
protective cap
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Application number
JP1996010161U
Other languages
English (en)
Inventor
清 木村
Original Assignee
有限会社木村製作所
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases

Abstract

(57)【要約】 【課題】 座板が受ける下向きの衝撃を簡単な構造で緩
和する。 【解決手段】 脚1の上端に座板6を、脚1の下端に保
護キャップ14を取り付けた幼児用椅子において、脚1
の下端と保護キャップ14の間に、座板6が受けた下向
きの衝撃を緩和する緩衝機構11を設けた。緩衝機構1
1は、脚1の下端面にばね受け部材を固定し、脚1の下
端外周に外筒を嵌合して外筒内にばね受け部材を配置
し、外筒を脚1とばね受け部材に対して脚1の軸芯方向
に沿って昇降可能に設け、外筒の下端に保護キャップ1
4を固定し、外筒内に挿入したばねをばね受け部材と保
護キャップ14の間に嵌め込み、座板6が下向きの衝撃
を受けると、座板6と脚1及びばね受け部材が下降して
ばねが圧縮される構成にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、座板が受けた下向きの衝撃を緩和する緩衝機構を設けた幼児用椅子 に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、金属パイプを主体とした幼児用の椅子は、鉄管のような金属パイプの 切断,湾曲,溶接などの加工により、脚、背もたれとひじ掛け及び座板取付部か らなる骨格体を製作し、硬質合成樹脂の成形板の上に発泡合成樹脂板を重ねてこ れらを合成樹脂シートで被覆して座板を製作し、骨格体の座板取付部に、発泡合 成樹脂板を内蔵した座板を固定している。骨格体の前後左右の脚の下端には、そ れぞれ、その下端が床を傷付けるのを防止する合成樹脂製の保護キャップを被せ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、幼児は、大人とは異なり、椅子に座る際、臀部を座板に静かに載せ るのではなく、臀部を落下させて座板に勢いよく衝突させることがある。
【0004】 上記のような幼児用椅子において、幼児が臀部を落下させて座板に勢いよく衝 突させると、座板に内蔵された発泡合成樹脂板は、多少のクッションになるが、 臀部を座板に勢いよく衝突させた衝撃を十分に緩和することはできず、椅子に座 った幼児は、臀部に強い衝撃を受け、痛がる。
【0005】 そこで、座板が受けた下向きの衝撃を緩和する緩衝機構を設けることが考えら れるが、緩衝機構は、構造が簡単でなければ、製作の手間が増え、高価になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、脚の上端に座板を取り付け、脚の下端に保護キャップを取り付けた 幼児用椅子において、 脚の下端と保護キャップの間に、座板が受けた下向きの衝撃を緩和する緩衝機 構を設け、 緩衝機構は、脚の下端面にばね受け部材を固定し、脚の下端外周に外筒を嵌合 して外筒内にばね受け部材を配置し、外筒を脚とばね受け部材に対して脚の軸芯 方向に沿って昇降可能に設け、外筒の下端に保護キャップを固定し、外筒内に挿 入したばねをばね受け部材と保護キャップの間に嵌め込み、座板が下向きの衝撃 を受けると、座板と脚及びばね受け部材が保護キャップ側に下降してばねが圧縮 される構成にしたことを特徴とする緩衝機構付き幼児用椅子である。
【0007】
【考案の効果】
緩衝機構付き幼児用椅子において、幼児が臀部を落下させて座板に勢いよく衝 突させると、座板と脚が下降してばねが圧縮され、座板が受けた下向きの衝撃が 緩和される。椅子に座った幼児は、座板から臀部に受ける衝撃が緩和され、痛が らない。
【0008】 また、緩衝機構は、脚の下端と保護キャップの間に外筒とばね受け部材及びば ねを設けて構成したので、構造が簡単であり、高価にはならない。
【0009】
【考案の実施の形態】
緩衝機構付き幼児用椅子は、図1に示すように、前後左右の脚1,2と背もた れ3及び左右のひじ掛け4並びに左右の座板取付部5からなる骨格体と、座板 6、及び、前脚1用の緩衝機構11と保護キャップ14、並びに、後脚2用の保 護キャップ16からなる。
【0010】 骨格体は、図1と図2に示すように、左右の前脚1と左右のひじ掛け4及び背 もたれ3の上部を構成する1本の第1部材、右側または左側の後脚2と背もたれ 3の右部または左部を構成する2本の第2部材、右側または左側の座板取付部5 を構成する2本の第3部材を、それぞれ、鉄管のような金属パイプの切断,湾曲 により形成し、1本の第1部材と2本の第2部材及び2本の第3部材を溶接して 固定している。
【0011】 座板6は、ポリプロピレンのような合成樹脂の補強リブ付き成形板の上にウレ タンフォームのような発泡合成樹脂板を重ねてこれらを塩化ビニールのような合 成樹脂シートで被覆している。
【0012】 骨格体の左右の座板取付部5の上には、図1と図2に示すように、座板6を載 せ、左右の座板取付部5を貫通したボルト7をそれぞれ座板6の左右の側部にね じ込んで、左右の座板取付部5の上に座板6を固定している。座板6は、骨格体 の前後左右の脚1,2の上端に少し前上りに取り付けている。
【0013】 骨格体の左右の前脚1の下端には、それぞれ、緩衝機構11と保護キャップ 14を取り付けている。
【0014】 緩衝機構11は、図3と図4に示すように、前脚1下端の金属パイプの円形開 口内に、ばね受け部材12の円形断面形状の上側軸部を固く嵌め込んで、ばね受 け部材12の円板形状の中央フランジ部を前脚1の金属パイプ下端に当てて、前 脚1の下端面に丸軸形状のばね受け部材12を同芯状に固定している。
【0015】 前脚1の下端外周には、図3と図4に示すように、2段内径の外筒13の上端 小内径部を同芯状に緩く嵌合し、外筒13の大内径部内にばね受け部材12を挿 入して同芯状に配置し、円筒形状の外筒13を前脚1とばね受け部材12に対し て前脚1の軸芯方向に沿って昇降可能に設けている。
【0016】 外筒13の下端外周には、図3と図5に示すように、保護キャップ14の周壁 部を螺合し、保護キャップ14の内底面に突出した円形断面形状の中心軸部をば ね受け部材12の円形断面形状の下側軸部と同芯状に配置して、外筒13の下端 に保護キャップ14を同芯状に固定している。
【0017】 ばね受け部材12、外筒13と保護キャップ14は、ポリプロピレンのような 合成樹脂の成形品である。
【0018】 外筒13の大内径部内に同芯状に挿入した螺旋ばね15は、図3に示すよう に、その上部と下部をばね受け部材12の下側軸部と保護キャップ14内底面の 中心軸部に嵌合して、ばね受け部材12の中央フランジ部と保護キャップ14の 内底面の間に嵌め込んでいる。
【0019】 保護キャップ14と外筒13は、螺旋ばね15によって前脚1とばね受け部材 12に対して下降し、ばね受け部材12の下側軸部と保護キャップ14内底面の 中心軸部が上下に離されてそれらの間の距離が所定値になり、外筒13の小内径 部と大内径部の間の段部が、前脚1の下端外周面から突出したばね受け部材12 の中央フランジ部に当たっている。
【0020】 骨格体の左右の後脚2の下端には、それぞれ、図2に示すように、合成樹脂成 形品の保護キャップ16を被せている。
【0021】 この緩衝機構11付き幼児用椅子に幼児が座る際、幼児が臀部を落下させて座 板6に勢いよく衝突させると、座板6に内蔵された発泡合成樹脂板が圧縮される 一方、前上りの座板6の前部と左右の前脚1が下降し、左右の緩衝機構11にお いて、それぞれ、図6に示すように、ばね受け部材12が保護キャップ14側に 下降して螺旋ばね15が圧縮され、座板6が受けた下向きの衝撃が緩和される。 椅子に座った幼児は、座板6から臀部に受ける衝撃が緩和される。
【0022】 座板6が受けた下向きの力がなくなると、左右の緩衝機構11において、それ ぞれ、螺旋ばね15が伸張してばね受け部材12が上昇し、座板6の前部と左右 の前脚1が上昇して元位置に復元する。
【0023】 緩衝機構11は、後脚2には設けずに、前脚1のみに設けているので、螺旋ば ね15が圧縮される緩衝時に椅子が前側に傾斜する。緩衝機構11を後脚2に設 けて緩衝時に椅子が後側に傾斜する場合とは異なり、椅子に座った幼児が後側に 倒れ難く、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の緩衝機構付き幼児用椅子の
正面図。
【図2】同幼児用椅子の側面図。
【図3】同幼児用椅子の緩衝機構の拡大縦断正面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】図3のB−B線断面図。
【図6】同幼児用椅子の緩衝機構の緩衝時の拡大縦断正
面図。
【符号の説明】
1 前脚 2 後脚 6 座板 11 緩衝機構 12 ばね受け部材 13 外筒 14 保護キャップ 15 螺旋ばね 16 保護キャップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚の上端に座板を取り付け、脚の下端に
    保護キャップを取り付けた幼児用椅子において、 脚の下端と保護キャップの間に、座板が受けた下向きの
    衝撃を緩和する緩衝機構を設け、 緩衝機構は、脚の下端面にばね受け部材を固定し、脚の
    下端外周に外筒を嵌合して外筒内にばね受け部材を配置
    し、外筒を脚とばね受け部材に対して脚の軸芯方向に沿
    って昇降可能に設け、外筒の下端に保護キャップを固定
    し、外筒内に挿入したばねをばね受け部材と保護キャッ
    プの間に嵌め込み、座板が下向きの衝撃を受けると、座
    板と脚及びばね受け部材が保護キャップ側に下降してば
    ねが圧縮される構成にしたことを特徴とする緩衝機構付
    き幼児用椅子。
  2. 【請求項2】 緩衝機構のばねが圧縮される緩衝時に椅
    子が前側に傾斜する構成にしたことを特徴とする請求項
    1に記載の緩衝機構付き幼児用椅子。
JP1996010161U 1996-10-09 1996-10-09 緩衝機構付き幼児用椅子 Expired - Lifetime JP3036662U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0562526U (ja) * 1992-01-30 1993-08-20 禮男 森 電磁波遠赤外線変換帽子
JP3441427B2 (ja) 2000-08-23 2003-09-02 久保 数男 ドアストッパー
US20170143123A1 (en) * 2014-03-06 2017-05-25 Denovo Brands, Llc Spring actuated rocking mechanism for collapsible chair
US20180000245A1 (en) * 2014-03-06 2018-01-04 Denovo Brands, Llc Spring Actuated Rocking Mechanism for Collapsible Chair
US10874217B2 (en) 2017-10-18 2020-12-29 Gci Outdoor, Inc. Collapsible and portable rocking chair

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