JP3036648B2 - 再溶融硬化処理方法及びその装置 - Google Patents

再溶融硬化処理方法及びその装置

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JP3036648B2
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/30Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for crankshafts; for camshafts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/06Surface hardening
    • C21D1/09Surface hardening by direct application of electrical or wave energy; by particle radiation

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は再溶融硬化処理方法及び
その装置に関し、特に予熱処理が施されたワークにトー
チを用いて再溶融硬化処理を施す際に、予熱温度が低い
ときには上記トーチにより予熱処理を施してから再溶融
硬化処理を施すようにした再溶融硬化処理方法及びその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ワークの耐摩耗性・耐衝撃性
を高める為に、鋳鉄や鋳鋼製ワークの表面に再溶融硬化
処理を施して表面の金属組織をチル化する技術が実用化
されている。
【0003】例えば、特開昭60−258421号公報
には、予め予熱されたカムシャフトを回転させつつまた
加熱用のトーチをカムシャフトの軸方向に移動させなが
らカム面の全幅に亙って再溶融硬化処理を施す技術が開
示されている。
【0004】上記のように再溶融硬化処理を施すに当
り、カムシャフトを所定の温度範囲に予熱しておかない
と、溶融後に冷却速度が過大となって表面割れなどの欠
陥が発生するので、再溶融硬化処理に供するカムシャフ
トの予熱温度(通常150〜400℃)は十分に管理す
る必要がある。一般に、カムシャフトのカム面に対して
再溶融硬化処理を施す再溶融硬化処理ラインでは、上流
部に予熱ステーションが設けられ、その下流側に複数の
カム面の各々に順次再溶融硬化処理を施す複数の処理ス
テーションが設けられることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記再溶融硬化処理ラ
インにおいてカムシャフトに再溶融硬化処理を施す場
合、予熱ステーションで所定の温度まで予熱を施すもの
の、複数の処理ステーションで処理していく間にカムシ
ャフトの温度が低下したり、ライン停止などでカムシャ
フトの温度が低下することが起こり得る。
【0006】その場合、各処理ステーションで温度測定
を実施しない場合には、予熱温度不十分のまま処理が施
され、不良品が発生することも起り得る。
【0007】一方、各処理ステーションで温度測定を実
施する場合には、予熱温度不十分として再び予熱ステー
ションへ回収されることになるが、搬送系が複雑化し、
その回収に労力を要し、処理能率が低下し、後工程のエ
ンジン組立工程へカムシャフトを円滑に供給できなくな
る。
【0008】本発明の目的は、ワークの予熱温度が低い
ときにも再溶融用のトーチを介してワークに予熱処理を
施すことが出来るような再溶融硬化処理方法及びその装
置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1請求項に係る再溶融
硬化処理方法は、加熱用のトーチを備えた再溶融硬化処
理装置を用い、この再溶融硬化処理装置にセットされた
ワークの被処理部にトーチを介して再溶融硬化処理を施
す再溶融硬化処理方法において、上記ワークの温度を測
定し、上記測定温度が所定の温度範囲にあるときには、
ワークの被処理部に再溶融硬化処理を施し、上記測定温
度が所定の温度範囲の下限温度より低いときには、トー
チの出力を低出力に設定してワークの被処理部以外の非
処理部にトーチで予熱処理を施してからワークの被処理
部に再溶融硬化処理を施すものである。
【0010】第2請求項に係る再溶融硬化処理方法は、
第1請求項に記載の再溶融硬化処理方法において、上記
非処理部に対する予熱処理の際にはトーチを連続的に移
動させながら行なうとともに、予熱処理後トーチを非処
理部から被処理部へ連続的に移動させるものである。
【0011】第3請求項に係る再溶融硬化処理方法は、
第2請求項に記載の再溶融硬化処理方法において、上記
予熱処理を行なう際に測定温度に基いてトーチの出力と
予熱処理時間の少なくとも一方を設定するものである。
【0012】第4請求項に係る再溶融硬化処理装置は、
加熱用のトーチを介してワークの被処理部に再溶融硬化
処理を施す再溶融硬化処理装置において、上記ワークの
温度を測定する温度測定手段と、上記温度測定手段で測
定された測定温度が所定の温度範囲にあるときにはワー
クの被処理部に再溶融硬化処理を施すように、また測定
温度が所定の温度範囲の下限温度より低いときにはトー
チの出力を低出力にしてワークの被処理部以外の非処理
部にトーチで予熱処理を施してから被処理部に再溶融硬
化処理を施すように、再溶融硬化処理装置のワーク駆動
手段とトーチ駆動手段を制御する制御手段とを備えたも
のである。
【0013】
【作用】第1請求項に係る再溶融硬化処理方法において
は、加熱用のトーチを備えた再溶融硬化処理装置を用い
てこの装置にセットされたワークの被処理部にトーチを
介して溶融加熱処理を施すに当り、先ず上記ワークの温
度を測定し、上記測定温度が所定の温度範囲にあるとき
には、ワークの被処理部に再溶融硬化処理を施すので、
ワークの温度が所定の温度範囲より低い状態で再溶融硬
化処理を施すことによる不良品の発生を防止でき、被処
理部を高品質に再溶融硬化処理することが出来る。
【0014】更に、上記測定温度が所定の温度範囲の下
限温度より低いときには、トーチの出力を低出力に設定
してワークの被処理部以外の非処理部にトーチで予熱処
理を施してからワークの被処理部に再溶融硬化処理を施
すので、予熱温度不足のワークを装置外へ取除く必要が
なく、装置にセットしたままトーチを活用して予熱処理
を施し、それに引き続いて再溶融硬化処理することが出
来る。従って、処理能率の著しい低下や搬送系の複雑化
を防止でき、後工程へのワークの供給に殆ど支障を来た
すことがない。
【0015】第2請求項に係る再溶融硬化処理方法にお
いては、基本的に第1請求項と同様の作用が得られる。
【0016】更に、上記非処理部に対する予熱処理の際
にはトーチを連続的に移動させながら行なうとともに、
予熱処理後トーチを非処理部から被処理部へ連続的に移
動させるので、トーチによる予熱処理の際にワークの非
処理部を均一に能率的に予熱でき、ワークの局部溶損を
防止できるうえ、トーチを非処理部から被処理部へ能率
的に移動させることが出来る。
【0017】第3請求項に係る再溶融硬化処理方法にお
いては、基本的に第2請求項と同様の作用が得られる。
【0018】更に、上記予熱処理を行なう際に測定温度
に基いてトーチの出力と予熱処理時間の少なくとも一方
を設定するので、予熱温度が所定の温度範囲となるよう
に適正に予熱処理することが出来る。
【0019】第4請求項に係る再溶融硬化処理装置にお
いては、加熱用のトーチを介してワークの被処理部に再
溶融硬化処理を施す際に、温度測定手段はワークの温度
を測定する。制御手段は、温度測定手段で測定された測
定温度が所定の温度範囲にあるときにはワークの被処理
部に再溶融硬化処理を施すように、また測定温度が所定
の温度範囲の下限温度より低いときにはトーチの出力を
低出力にしてワークの被処理部以外の非処理部にトーチ
で予熱処理を施してから被処理部に再溶融硬化処理を施
すように、再溶融硬化処理装置のワーク駆動手段とトー
チ駆動手段を制御する。
【0020】このように、温度測定手段と制御手段とか
らなる簡単な構成でもって、第1請求項と同様の作用が
得られる。
【0021】
【発明の効果】第1請求項に係る再溶融硬化処理方法に
よれば、上記作用の項で説明したように、ワークの温度
が所定の温度範囲より低い状態で再溶融硬化処理を施す
ことによる不良品の発生を防止でき、被処理部を高品質
に再溶融硬化処理することが出来る。更に、予熱温度不
足のワークを装置外へ取除く必要がなく、ワークを装置
にセットした状態でトーチを活用して予熱処理を施して
再溶融硬化処理することが出来る。従って、処理能率の
著しい低下や搬送系の複雑化を防止でき、後工程へのワ
ークの供給に支障を来たすことがない。
【0022】第2請求項に係る再溶融硬化処理方法によ
れば、基本的に第1請求項と同様の効果が得られる。
【0023】更に、作用の項で説明したように、トーチ
による予熱処理の際にワークの非処理部を均一に能率的
に予熱でき、ワークの局部溶損を防止できるうえ、トー
チを非処理部から被処理部へ能率的に移動させることが
出来る。
【0024】第3請求項に係る再溶融硬化処理方法によ
れば、基本的に第2請求項と同様の効果が得られる。
【0025】更に、作用の項で説明したように、予熱温
度が所定の温度範囲となるように適正に予熱処理するこ
とが出来る。
【0026】第4請求項に係る再溶融硬化処理装置によ
れば、作用の項で説明したように、温度測定手段と制御
手段とからなる簡単な構成を設けることにより、第1請
求項と同様の効果が得られる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本発明は、自動車の4気筒エンジンのバルブ
直接駆動式のカムシャフトのカムに再溶融硬化処理を施
すための再溶融硬化処理方法及びその装置に本発明を適
用したものである。尚、図示のように方向を定義して説
明する。
【0028】先ず、上記カムシャフトCSについて説明
する。カムシャフトCSはダクタイル鋳鉄を用いて製造
され、図1、図2に示すように、カムシャフトCSに
は、4気筒エンジンの各気筒の吸気バルブを駆動する吸
気用カム1と排気バルブを駆動する排気用カム2からな
る第1カム部C1〜第4カム部C4が設けられ、カムシ
ャフトCSの少なくとも前端部と後端部には夫々ジャー
ナル部3,4が設けられ、ジャーナル部4には後端面か
ら係合孔4aが凹設されている。
【0029】各吸気用カム1と排気用カム2のカム面5
の軸方向の幅は同幅に形成され、再溶融硬化処理は各カ
ム1,2のカム面5のうち円筒面5aを除くノーズ部の
バルブ駆動面5b(図3に2点鎖線で示した溶融開始位
置M1とこの位置M1と反対側の溶融終了位置M2との
間の部分)(これが被処理部に相当する)に全幅に亙っ
て施される。尚、カム面5の前後両側にはエッジ部5c
が形成されている。
【0030】次に、上記再溶融硬化処理方法に供する再
溶融硬化処理ラインL及び再溶融硬化処理装置Mについ
て説明する。図1,図2に示すように、再溶融硬化処理
ラインLには、左側より搬入ステーションST1、車種
識別ステーションST2、第1予熱ステーションST
3、第2予熱ステーションST4、第1処理ステーショ
ンST5、第1待機ステーションST6、第2処理ステ
ーションST7、第3処理ステーションST8、第2待
機ステーションST9、第4処理ステーションST10
及び搬出ステーションST11が設けられ、フロアFに
は各ステーションST1〜ST11に亙ってピットPが
左右方向向きに凹設されている。
【0031】搬入ステーションST1、第1・第2待機
ステーションST6,ST9、及び搬出ステーションS
T11には夫々前後1対のワーク受け部材10がピット
Pに臨むように設けられ、車種識別ステーションST2
には左右1対の支持機構11と識別機構12とで構成さ
れる車種識別装置13が配設され、第1・第2予熱ステ
ーションST3,ST4には夫々左右1対のプリヒータ
14を有するプリヒート装置15が配設され、第1〜第
4処理ステーションST5,ST7,ST8,ST10
には夫々トーチ移動駆動装置30と左右1対のTIGト
ーチ40と左右1対の回転支持装置50などが配設され
ている。尚、上記各ワーク受け部材10の右端部と左端
部には夫々受け部10aが形成されている。
【0032】上記ピットPには、カムシャフトCSをス
テーションST1からST11に亙って順次搬送するた
めのリフトアンドキャリー式の搬送装置20が配設され
ている。
【0033】上記搬送装置20は、油圧シリンダなどで
構成される駆動機構(図示略)とピットP内に各ステー
ションST1〜ST11に亙って配設され駆動機構によ
り所定ストローク上下左右方向にサイクル駆動されるキ
ャリヤ22などで構成され、搬入ステーションST1の
後方の制御盤16に設けられた搬送コントローラ25に
より制御されるようになっている。尚、キャリヤ22の
上端には夫々所定間隔おきに受け部22aが形成されて
いる。
【0034】上記搬入ステーションST1には、カムシ
ャフト製造ラインからカムシャフトCSがオートローダ
により2つづつ上方から搬入され、図1に2点鎖線で示
したように、各カムシャフトCSは前後のワーク受け部
材10の対向する受け部10aに前後方向向きに載置支
持され、搬入ステーションST1に搬入された2つのカ
ムシャフトCSは、キャリア22により2つづつ所定の
ラインタクトでステーションST2〜ST11に亙って
順次搬送されるようになっている。
【0035】車種識別ステーションST2において、カ
ムシャフトCSは支持機構11で支持されるとともに軸
方向回りに回転駆動されて基準位相位置(例えば、第1
カム部C1の吸気用カム1のノーズ部が鉛直下向きとな
る位置)にセットされ、その状態で識別機構12による
カムシャフトCSに形成された適用車種識別マークが検
出され、次に第1予熱ステーションST3において、所
定温度(例えば200℃)に設定されたプリヒータ14
により所定時間加熱され、次に第2予熱ステーションS
T4において、所定温度(例えば400℃)に設定され
たプリヒータ14により所定時間加熱され、次に第1処
理ステーションST5において、カムシャフトCSの温
度が設定温度範囲(例えば150℃〜400℃)内であ
る場合に、カムシャフトCSは回転支持装置50で回転
駆動されるとともにTIGトーチ40により第1カム部
C1の吸気用カム1と排気用カム2に再溶融硬化処理が
施され、以下同様に、第2・第3・第4処理ステーショ
ンST7,ST8,ST10において夫々第2・第3・
第4カム部C2,C3,C4の吸気用カム1と排気用カ
ム2に再溶融硬化処理が施される。
【0036】このようにして8つのカム1,2の再溶融
硬化処理が完了したカムシャフトCSは搬出ステーショ
ンST11からエンジン組立ラインに搬送されるように
なっている。尚、上記第1・第2待機ステーションST
6,ST9は、ライン停止などの場合に一時的にカムシ
ャフトCSを待機させるために設けられている。
【0037】次に、上記各処理ステーションST5,S
T7,ST8,ST10に夫々配設された再溶融硬化処
理装置Mについて説明する。再溶融硬化処理装置Mは、
図1〜図4に示すように、トーチ移動駆動装置30と、
トーチ移動駆動装置に設けられた左右1対のTIGトー
チ40及び温度検出器45と、左右1対の回転支持装置
50と、トーチ電源ユニット60とを備えており、制御
盤16には4組の再溶融硬化処理装置Mを制御するコン
トロールユニット80が設けられている。尚、符号17
は油圧供給装置である。
【0038】上記トーチ移動駆動装置30は、装置本体
31と装置本体31から前方に突出したアーム32を備
え、装置本体31にはアーム32を前後方向(X軸方
向)に往復駆動するサーボモータ34とアーム32を上
下方向(Z軸方向)に往復駆動するサーボモータ35な
どが設けられ、アーム32の前端には支持部材33が左
右方向向きに設けられ、図3に示すように、支持部材3
3の右端部と左端部には左右に並べた2本のカムシャフ
トCSの吸気用カム1及び排気用カム2のバルブ駆動面
5bに順々に再溶融硬化処理を施すTIGトーチ40と
カムシャフトCSの温度を検出するための温度検出器4
5が設けられている。尚、温度検出器45は、蒸着サー
モパイルを検出素子として内蔵した赤外線放射式のもの
である。
【0039】上記回転支持装置50は、図2に示すよう
に、ピットPの後方に配設された油圧シリンダ51と、
油圧シリンダ51のロッド51aにガイド部材52を介
して連結された支持軸部材53と、ピットPの前方に油
圧シリンダ51と対向状に配設された油圧シリンダ54
と、油圧シリンダ54のロッド54aにガイド部材55
を介して連結されたサーボモータ56と、サーボモータ
56の出力軸端部に設けられたホルダ57などで構成さ
れている。
【0040】上記支持軸部材53とサーボモータ56及
びホルダ57は油圧シリンダ51,54により、図2に
実線で示した進出位置と図2に2点鎖線で示した退避位
置とに位置切換可能になっており、ホルダ57は3組の
把持部57aを有し、これら把持部57aは油圧シリン
ダ58(図4参照)により把持位置と非把持位置とに位
置切換可能になっている。尚、支持軸部材53の前端に
はカムシャフトCSの係合穴4aに係合可能なピン53
aが設けられている。
【0041】ホルダ57は、油圧シリンダ54のロッド
54aがフルストローク進出・退入駆動することにより
進出位置と退避位置とに切換えられ、ホルダ57の進出
位置がX軸方向の基準点に設定されている。
【0042】カムシャフトCSが各処理ステーションS
T5,ST7,ST8,ST10に搬送されるときに
は、各処理ステーションST5,ST7,ST8,ST
10の支持軸部材53とホルダ57は退避位置にあって
且つホルダ57は非把持位置に切換えられており、各処
理ステーションST5,ST7,ST8,ST10の左
右のTIGトーチ40は、カムシャフトCSを各処理ス
テーションの所定位置にセットしたときに対応するカム
1,2の幅方向中心の位置においてカムシャフトCSの
軸心を通る上下方向(Z軸方向)の中心線上に位置して
いる。尚、カムシャフトCSを各処理ステーションST
5,ST7,ST8,ST10の所定位置にセットする
とは、ジャーナル部3の前端面が基準点に位置した状態
でホルダ57に把持され且つジャーナル部4が係合穴4
aを介して支持軸部材53に支持された状態をいう。
【0043】図1,図2に示すように、支持軸部材53
の前側とホルダ57の後側には、夫々受け部18aを有
しキャリヤ22で搬送されたカムシャフトCSを載置す
るためワーク受け部材18がピットPに臨むように設け
られ、ホルダ57側のワーク受け部材18にはカムシャ
フトCSを検出するための非接触式の検出スイッチ19
が設けられている。
【0044】図4に示すように、上記トーチ電源ユニッ
ト60は、左右のTIGトーチ40に供給されるアーク
電流を夫々調整する電流調整部62,63を備えてい
る。
【0045】上記コントロールユニット80は、図4に
示すように、ホストコントローラ81と、各処理ステー
ションST5,ST7,ST8,ST10に対応して設
けられた4つのサブコントローラ82などで構成されて
いる。
【0046】ホストコントローラ81は、ラインLの稼
働状態を監視するとともに、例えばラインLに搬入され
るカムシャフトCSの数量やその適用車種或いは各ステ
ーションの処理状況などに応じてラインLが最適状態に
稼働するように各ステーションに配設された装置13,
15,M及び搬送装置20を統括的にコントロールする
もので、ホストコントローラ81には各装置13,1
5,M及び搬送コントローラ25から種々のデータが入
力されるようになっている。
【0047】上記各サブコントローラ82は、ホストコ
ントローラ81からの制御信号を受けて再溶融硬化処理
装置Mを駆動制御するもので、図4に示すように、CP
UとRAMとROMなどで構成されるマイクロコンピュ
ータ85と入出力インターフェイス86などを備え、マ
イクロコンピュータ85のROMには後述する再溶融硬
化処理の制御プログラムが予め格納され、入出力インタ
ーフェイス86には、トーチ移動駆動装置30のサーボ
モータ34,35のドライバ87,88と、トーチ電源
ユニット60の電流調整部62,63のドライバ89,
90と、左右の回転支持装置50の油圧シリンダ51,
54への油圧の供給を制御する電磁切換弁71,72,
74のためのドライバ91,92,94と、左右のサー
ボモータ56のドライバ93とが接続され、マイクロコ
ンピュータ85には入出力インターフェイス86を介し
て検出スイッチ19と温度検出器45から検出信号が入
力されるようになっている。尚、上記再溶融硬化処理の
制御プログラムは、カムシャフトCSの適用車種ごとの
複数の処理ルーチンを含み、その制御プログラムには、
次に述べるような処理方法を実現するプログラムが予め
入力格納されている。
【0048】次に、一例として、第1処理ステーション
ST5において2本1組のカムシャフトCSの第1カム
部C1の吸気用カム1に再溶融硬化処理を施す方法につ
いて説明する。
【0049】第1処理ステーションST5にカムシャフ
トCSが搬送されて来ると、それが検出スイッチ18を
介して検出される。次に、シリンダ51,54が進出駆
動され且つシリンダ58が駆動されてカムシャフトCS
が所定位置にセットされホルダ57の把持部57aで把
持される。
【0050】次に、サーボモータ34を駆動制御してト
ーチ40がカム1のカム面5の幅方向中心に移動され、
またサーボモータ35を駆動制御することによりトーチ
40がカムシャフトCSの軸心上方でカム面5に対して
所定高さ位置となるようにトーチ40の高さ位置が設定
される。この状態が図5に示されている。
【0051】次に、温度検出器45を介してカムシャフ
トCSの温度が測定され、その測定温度Tが所定の温度
範囲(150〜400℃)に入っているときには、サー
ボモータ56を回転させて、カムシャフトCSを図5の
矢印方向へ所定角度(約55°)回転させて溶融開始位
置M1をトーチ40に対向させる。
【0052】次に、モータ56を微低速で同方向へ回転
させつつ、トーチ40に所定の再溶融用の駆動電流を供
給するとともに、モータ34を駆動制御してトーチ40
をカム面5の全幅だけ軸方向に低速で往復動させなが
ら、カム面5に対して再溶融硬化処理が施される。但
し、この処理中にモータ35が駆動制御されてトーチ4
0のカム面5からの高さが一定に制御される。そして、
約40分の処理時間をかけて図6に示すように、溶融開
始位置M1から溶融終了位置M2に亙って処理し、その
処理の完了後、トーチ40の駆動が停止され、またトー
チ40がカム面5の幅方向中心に位置したときにモータ
34が停止され、モータ56は高速回転に切換えられて
カムシャフトCSが図5の状態になったときにモータ5
6の駆動が停止される。
【0053】上記の再溶融硬化処理によりカム面5のM
1〜M2の範囲の表層部がチル化され、耐摩耗性・耐衝
撃性に優れた金属組織となる。
【0054】ここで、前記測定温度Tが100℃≦T≦
150℃のときには、最初に図7のカム面5の溶融終了
位置M2(予熱開始位置)から予熱終了位置M3の範囲
に予熱処理が施される。
【0055】この予熱処理を行なう場合、モータ56を
駆動制御することにより、予熱開始位置M2がトーチ4
0に対向するまでカムシャフトCSが回転され、次にモ
ータ56を微低速回転に切換えられ、トーチ40に再溶
融用の駆動電流の約20〜50%程度の予熱用の駆動電
流が供給され、またモータ34を介してトーチ40がカ
ム面5の全幅に亙って軸方向に往復移動される。測定温
度が下限温度(150℃)より多少低いだけなのでM2
〜M3の予熱処理範囲は約40°の開角に対応する狭い
範囲に限定され、上記予熱処理によってカムシャフトC
Sのカム1及びその近傍部分の全体が150〜400℃
の範囲の温度まで予熱される。尚、予熱によりカム面5
が溶融することはないように駆動電流が上記のように小
さく設定される。予熱開始位置M2から予熱終了位置M
3までの予熱終了後、トーチ40の駆動が停止されまた
トーチ40がカム面5の幅方向中心位置に位置したとき
にモータ34の駆動が停止され、またモータ56が高速
回転に切換えられて溶融開始位置M1がトーチ40に対
向するまでカムシャフトCSが回転駆動される。
【0056】次に、前記と同様にしてカム面5のうちの
溶融開始位置M1から溶融終了位置M2の範囲に再溶融
硬化処理が施される。
【0057】ここで、前記測定温度TがT<100℃の
ときには、最初に図8のカム面5の溶融終了位置M2
(予熱開始位置)から予熱終了位置M4の範囲に予熱処
理が施される。
【0058】この予熱処理を行なう場合にも、上記の予
熱処理と同様にして行なうものとし、トーチ40の駆動
電流は上記と同様に設定されるが、測定温度Tが下限温
度(150℃)よりも大幅に低いことからM2〜M4の
予熱処理範囲は約65°の開角に対応する広い範囲に設
定され、この予熱処理によってカムシャフトCSのカム
1及びその近傍部分の全体が150〜400℃の範囲の
温度まで予熱される。
【0059】次に、その予熱処理後、前記と同様にして
カム面5のうちの溶融開始位置M1から溶融終了位置M
2の範囲に再溶融硬化処理が施される。
【0060】尚、測定温度Tが150℃より低い場合、
予熱範囲を一定とし且つ測定温度Tに応じてトーチ40
の予熱用の駆動電流の大きさを異ならせてもよいし、或
いは測定温度Tに応じて予熱範囲と予熱用駆動電流の両
方を異ならせてもよい。
【0061】図9には、再溶融硬化処理ラインLの他の
実施例が示されている。各ステーションの構成・作用
は、上記実施例と同様であり、この再溶融硬化処理ライ
ンLでは、左側より搬入ステーションST21、第1予
熱ステーションST22、車種識別ステーションST2
3、第2予熱ステーションST24、第1待機ステーシ
ョンST25、第1処理ステーションST26、第2処
理ステーションST27、第2待機ステーションST2
8、第3処理ステーションST29、第4処理ステーシ
ョンST30及び搬出ステーションST31が設けら
れ、フロアFには各ステーションST21〜ST31に
亙ってピットPが左右方向向きに凹設されている。そし
て上述の実施例と同様に、搬入ステーションST21、
第1・第2待機ステーションST25,ST28、及び
搬出ステーションST31には夫々前後1対のワーク受
け部材10がピットPに臨むように設けられ、車種識別
ステーションST23には左右1対の支持機構11と識
別機構12とで構成される車種識別装置13が配設さ
れ、第1・第2予熱ステーションST22,ST24に
は夫々左右1対のプリヒータ14を有するプリヒート装
置15が配設され、第1〜第4処理ステーションST2
6,ST27,ST29,ST30には夫々トーチ移動
駆動装置30と左右1対のTIGトーチ40と左右1対
の回転支持装置50などが配設されている。本実施例に
あっても、再溶融硬化処理装置Mは、上記実施例と同様
であり、同様な効果を発揮する。
【0062】尚、本発明はカムシャフトCS以外の種々
のワークの再溶融硬化処理に適用し得ることは言うまで
もないし、また本実施例に記載の再溶融硬化処理装置M
は一例を示すものにすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々の再溶融硬化処理装置における再溶融硬化処
理方法に本発明を適用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される再溶融硬化処理ラインの平
面図である。
【図2】再溶融硬化処理装置の側面図である。
【図3】カムシャフト及びトーチの要部の斜視図であ
る。
【図4】制御系の全体構成図である。
【図5】再溶融硬化処理装置にセットされたカムシャフ
トの第1カム部の吸気用カムの断面図である。
【図6】再溶融硬化処理範囲及び予熱処理範囲などを説
明する為のカムシャフト及びカムの断面図である。
【図7】同上断面図である。
【図8】同上断面図である。
【図9】本発明が適用される再溶融硬化処理ラインの他
の例を示す平面図である。
【符号の説明】
CS カムシャフト M 再溶融硬化処理装置 40 トーチ 45 温度検出器 80 コントロールユニット 82 サブコントローラ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱用のトーチを備えた再溶融硬化処理
    装置を用い、この再溶融硬化処理装置にセットされたワ
    ークの被処理部にトーチを介して再溶融硬化処理を施す
    再溶融硬化処理方法において、上記ワークの温度を測定
    し、上記測定温度が所定の温度範囲にあるときには、ワ
    ークの被処理部に再溶融硬化処理を施し、上記測定温度
    が所定の温度範囲の下限温度より低いときには、トーチ
    の出力を低出力に設定してワークの被処理部以外の非処
    理部にトーチで予熱処理を施してからワークの被処理部
    に再溶融硬化処理を施すことを特徴とする再溶融硬化処
    理方法。
  2. 【請求項2】 上記非処理部に対する予熱処理の際には
    トーチを連続的に移動させながら行なうとともに、予熱
    処理後トーチを非処理部から被処理部へ連続的に移動さ
    せることを特徴とする請求項1記載の再溶融硬化処理方
    法。
  3. 【請求項3】 上記予熱処理を行なう際に測定温度に基
    いてトーチの出力と予熱処理時間の少なくとも一方を設
    定することを特徴とする請求項2記載の再溶融硬化処理
    方法。
  4. 【請求項4】 加熱用のトーチを介してワークの被処理
    部に再溶融硬化処理を施す再溶融硬化処理装置におい
    て、上記ワークの温度を測定する温度測定手段と、上記
    温度測定手段で測定された測定温度が所定の温度範囲に
    あるときにはワークの被処理部に再溶融硬化処理を施す
    ように、また測定温度が所定の温度範囲の下限温度より
    低いときにはトーチの出力を低出力にしてワークの被処
    理部以外の非処理部にトーチで予熱処理を施してから被
    処理部に再溶融硬化処理を施すように、再溶融硬化処理
    装置のワーク駆動手段とトーチ駆動手段を制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする再溶融硬化処理装置。
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