JP3036578U - 姿勢矯正背当てクッション - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は誰もが猫背や腰が曲がってしまう等の
姿勢に対して予防、矯正を手軽に楽しく出来るようにす
る。 【解決手段】人体の幅にほぼ一致する幅の腰当て部と肩
甲骨部を避けた幅の狭い背当て部とより構成され、厚み
は臀部にかけて急に薄くなり背当て部では首にかけて緩
く薄くなっている断面が蒲鉾状の目や耳を付けた象の頭
の様な形、模様にして、中身を複数の袋に分けることに
より無理なく楽しくいつでもどこでも姿勢矯正、予防に
役立つ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は中材が充填されることにより形状が成るクッションに関し、詳しくは 使用者に対する姿勢矯正効果に優れたクッションに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の矯正クッションは、綿やパンヤ等が多く、厚みが有り大きさもある程度 大きいため、持ち運びが不便である。つまり、利用場所の範囲が決まってくる。 また小さいものであれば腰だけの矯正のものであり、蒲鉾状のファッション面に かけるものである。使用しない時は押し入れ等に片付けられそのまま忘れられた 存在になりがちである。背骨上部の矯正つまり猫背矯正のものはバンド式のもの がある。これは使用感が窮屈で格好の良いものではない。背骨全体のものは健康 器具として有り、非常に大きいものでどこでも使用可能とはならない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

いつでもどこでも手軽にはいかない矯正器具という固いイメージを持つ三日坊 主になりがちな腰部矯正、猫背矯正器具を、楽しいものでコンパクトに一つにす ることにより、前述の欠点を解消しようというものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

人体の幅にほぼ一致する背幅の腰当て部と肩甲骨部を避けた幅の狭い背当て部 とより構成され、厚みは臀部にかけて急に薄くなり背当て部では首にかけて緩く 薄くなっている断面が蒲鉾状の目や耳を付けた象の頭の様な形、模様にして、中 身を複数の袋に分けることにより問題点を解決した姿勢矯正背当てクッションを 提供するものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

仰向けに寝そべる時に細い部分を上に向けて床に置き、細い部分が肩甲骨と肩 甲骨の間にくるようにする。その時太い部分は、腰の位置にくるように調節する 。このように背骨全体を反り返らすことにより姿勢を矯正することとなる。同時 に姿勢が悪くなるのを予防することもできる。詳しくはこのクッションの細い部 分は、猫背の予防、矯正効果を持ち、太い部分は、腰部が曲がったり悪くなるの を予防、矯正する効果を持つ。

【０００６】

【実施例】

添付図面の図１から図８は本考案の実施例を示す。人間が胸を思いっきり張っ て姿勢を正し、直立した状態で背中面を壁につけた時できる壁と背中の間の空間 をこのクッションの形状、厚み、大きさとします。つまり、クッションの底辺は 床に置いた状態で直線となり、厚みは臀部にかけて急に薄くなり背当て部では首 にかけて緩く薄くなっているため厚みの一番高い位置が少しずれている、断面が ゆがんだ蒲鉾状の形となる。

【０００７】 中身は複数の袋から成り、中にパイプ粒を詰める。この袋にファスナーを付け 、パイプ粒の出し入れで量を調節出来るようにし、通気性をよくする為網状のネ ット地にする。これは、洗濯も出来、常に清潔である。同様に子供サイズも作れ る。次に見た目に飽きが来ないようファッション的に優れたクッションにする為 、形から象の模様のクッションカバーをかぶせる。カバーは通気性、吸水性が良 く洗濯しやすい綿が良い。使用時に刺激が少ない方が良い方にはキルティング地 のカバーにする。

【０００８】 このクッションは寝そべりながらはもちろん、ソファに座りながらも使用可能 である。コンパクトな為、持ち運びが可能なので図１の様に細い部分の先端、つ まり象の鼻の先に紐を付けて車のシートの背もたれ部にこのクッションが自分に 合った位置にくるようにシートの頭部に結び付ける。オプションとして、これに 突起の付いたカバーを付けると指圧効果が出せ、磁気を付けたカバーを付けると 血行を良くすることも出来る。商品化するにあたり一目瞭然にする為、商品名を 美姿意象とし、読みを美しい象としたい。

【０００９】 図２から図５は第１実施例で袋が１つの場合である。図６は第２実施例で袋が ３つの場合である。第３実施例は、これら第１実施例、第２実施例のクッション に図７のようなカバーをかぶせることになる。このようにすれば、子供の関心を ひきやすくなり、このクッションを使用しやすくなる。第４実施例は、第３実施 例の象の鼻先に紐を付けたものであり図１に示す。車のシートの背もたれ部にこ のクッションが自分に合った位置にくるようにシートの頭部に結び付けた例で、 こういう使い方もできる。

【００１０】

【作用】

本考案を図８の場合で説明する。寝そべる時に背中の下にクッションを置くこ とにより背骨を矯正する。象の鼻の部分に背骨上部がくる。肩甲骨部はクッショ ンが触れない為左右の肩甲骨は背骨を中心に左右に弓なりに落ち反り返る。次に 腰部の背骨は臀部にかけて反り返る。

【００１１】 このクッションは寝そべりながらはもちろん、ソファに座りながらも使用可能 である。コンパクトな為、持ち運びが可能なので図１のように細い部分の先端、 つまり象の鼻の先に紐を付けて車のシートの背もたれ部にこのクッションが自分 に合った位置にくるようにシートの頭部に結び付ける。この時象の顔は逆さにな る。この様にどこでも使用可能である。

【００１２】

【考案の効果】

本考案のクッションの中身をパイプ粒の詰まった複数の袋にすることにより、 形状を保ち、パイプ粒の固さが適度な刺激を与える。また、パイプ粒は通気性に ダニ防止効果に優れている。このパイプ粒の刺激を弱くしたい方は、キルティン グ地のクッションカバーにするとソフトな感触になり、持続使用が苦痛でなくな る。逆に刺激が足りないという方にはオプションの突起の付いたカバーをつける と指圧効果を得ることが出来、磁気の付いたカバーを付けることによって血行を 良くすることが出来る。

【００１３】 次に見た目に飽きが来ないようファッション的に優れたクッションにするため 、形から象の模様を取り入れることにより、子供から大人まで楽しく遊び感覚で 使用出来るようになる。このクッションは背骨全体に作用し、生理的湾曲を持つ 為無理なく矯正、予防が出来、使用時に回りの筋肉も伸びる為、肩こりや背中の こりも予防出来る。サイズが合わない場合は中身のパイプ粒を出し入れすること により、誰にでも予防、矯正効果を得ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案クッション第４実施例の車のシートへの
取り付け例の斜視図である。

【図２】本考案クッション第１実施例の正面図である。

【図３】本考案クッション第１実施例の側面図である。

【図４】本考案クッション第１実施例と人体との関係を
示した図である。

【図５】本考案クッション第１実施例の斜視図である。

【図６】本考案クッションの第２実施例である。

【図７】本考案クッションの第３実施例である。

【図８】本考案クッション第１実施例の使用状態図であ
る。

【符号の説明】

Ａ 人体の肩甲骨と肩甲骨の間の幅 Ｂ 人体の背幅 １ 背当て部 ２ 腰当て部 ３ ファスナー ４ 象の耳 ５ 象の目 ６ 象の牙 ７ 象の鼻筋の模様

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】人体の背幅にほぼ一致する幅の腰当て部と
   肩甲骨部を避けた幅の狭い背当て部とより構成され、厚
   みは臀部にかけて急に薄くなり背当て部では首にかけて
   緩く薄くなっている断面が蒲鉾状の姿勢矯正背当てクッ
   ション。