JP3036485U - 発熱剤付き香料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ハーブなどの香料の香りを強くし、香りの変質
を抑制し、いつでも手軽 に香りを楽しむことができる
香料袋を提供する。 【構成】香料の入った袋の一部分にポケットを設けて、
香料を暖める発熱剤を入 れた。そして、袋の一部に粘
着層を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ハーブやポプリなどの香料の香りを高め、使いやすくするための考 案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来のハーブなどの香料には、ハーブを袋に入れた入浴剤、衣類の香料、焚い て用いる香料などがある。一方、使い捨てカイロに香料を添加したものもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、ハーブを袋などに入れた香料は、香りが弱く、鼻を近づけないと十分 に香りを楽しむことができなかった。一方、香料を添加した使い捨てカイロがあ るが、香料がカイロの内容物の影響で、その香りが次第に変質してしまう課題が あった。 本考案は、従来の技術に有するこのような問題点に鑑みてなされたもので、そ の目的は、香料の香りを強くし、香りの変質が少なく、更に場所、目的に応じて いろいろな香りを手軽に楽しむことができる香料を提供しようとするものである 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、本考案における香料は、香料の入ったフィルター 製の袋の少なくとも一部分にポケット部を設けて、ポケット部の中に発熱剤を入 れた。更に香料の入った袋の一部分に粘着層を形成した。発熱剤は、ポケット部 にある発熱剤挿入口から容易に出し入れが可能である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

実施の形態について、図面を参照して説明する。 図１において、香料を入れる袋１は、素材が紙やポリエステル、レーヨンなど のプラスチックからなるフィルターや細かな網目で作られている。香料２は、ハ ーブ、ポプリ、ひのきなどの粉状、片状を使用している。香料は、袋の中に入れ てあり、外部に出ないように封止部７によって封止されている。袋の少なくとも 一部分にポケット３を設け、発熱剤４を入れる。発熱剤挿入口５の位置は、袋の 端でも中央部でもどの場所でも良い。更にポケットの表面に粘着剤６が設置され ている。粘着剤は、各種の接着、粘着機能を有した素材が使用される。発熱剤４ は、市販の発熱剤を使用する。更に望ましくは、使い捨てカイロをそのまま用い る。香料の香りが変質しないためには、発熱剤の最高温度が８０℃以下、更に望 ましくは、７０℃以下である。 なお、香料として、ハーブ、ポプリ、ひのきの油やエキスを含浸させた紙、ス ポンジ、ガーゼ、その他樹脂製の材料を用いてもよい。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、発熱剤の熱によって香料の香り を強くできる。また、ハーブなどの入った袋と発熱剤を分離しているので、香り の変質が抑制される。更にいつでも簡単に香料を交換でき、新鮮な香りを楽しむ ことができる。そして、粘着層を形成したのでどこにでも手軽に貼って利用する ことができる。

【提出日】平成８年１０月１４日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】考案の詳細な説明

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ハーブやポプリなどの香料の香りを高め、使いやすくするための考 案である。

【０００２】

【従来の技術】

従来のハーブなどの香料には、ハーブを袋に入れた入浴剤、衣類の香料、焚い て用いる香料などがある。一方、使い捨てカイロに香料を添加したものもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、ハーブを袋などに入れた香料は、香りが弱く、鼻を近づけないと十分 に香りを楽しむことができなかった。一方、香料を添加した使い捨てカイロがあ るが、香料がカイロの内容物の影響で、その香りが次第に変質してしまう課題が あった。 本考案は、従来の技術に有するこのような問題点に鑑みてなされたもので、そ の目的は、香料の香りを強くし、香りの変質が少なく、更に場所、目的に応じて いろいろな香りを手軽に楽しむことができる香料袋を提供しようとするものであ る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、本考案における香料袋は、香料の入ったフィルタ ー製の袋の少なくとも一部分にポケット部を設けて、ポケット部の中に発熱剤を 入れた。更に香料袋の一部分に粘着層を形成した。発熱剤は、ポケット部にある 発熱剤挿入口から容易に出し入れが可能である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

実施の形態について、図面を参照して説明する。 図１において、香料を入れる袋１は、素材が紙やポリエステル、レーヨンなどの プラスチックからなるフィルターや細かな網目で作られている。香料２は、ハー ブ、ポプリ、ひのきなどの粉状、片状を使用している。香料は、袋の中に入れて あり、外部に出ないように封止部７によって封止されている。袋の少なくとも一 部分にポケット３を設け、発熱剤４を入れる。発熱剤挿入口５の位置は、袋の端 でも中央部でもどの場所でも良い。更にポケットの表面に粘着剤６が設置されて いる。粘着剤は、各種の接着、粘着機能を有した素材が使用される。発熱剤４は 、市販の発熱剤を使用する。 更に望ましくは、使い捨てカイロをそのまま用いる。香料の香りが変質しないた めには、発熱剤の最高温度が８０℃以下、更に望ましくは、７０℃以下である。 なお、香料として、ハーブ、ポプリ、ひのきの油やエキスを含浸させた紙、ス ポンジ、ガーゼ、その他樹脂製の材料を用いてもよい。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、発熱剤の熱によって香料の香り を強くできる。また、ハーブなどの入った袋と発熱剤を分離しているので、香り の変質が抑制される。更にいつでも簡単に香料を交換でき、新鮮な香りを楽しむ ことができる。そして、粘着層を形成したのでどこにでも手軽に貼って利用する ことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の断面図

【図２】 本考案の発熱剤挿入口から見た斜視図

【符号の説明】

１ ・・・・・ 袋 ２ ・・・・・ 香料 ３ ・・・・・ ポケット部 ４ ・・・・・ 発熱剤 ５ ・・・・・ 発熱剤挿入口 ６ ・・・・・ 粘着層 ７ ・・・・・ 封止部

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【手続補正書】

【提出日】平成８年１０月１４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】香料（２）を入れた袋（１）の少なくとも
   一部分にポケット部（３）を設け、ポケット部に発熱剤
   （４）を入れてなる香料。
2. 【請求項２】袋の外側の少なくとも一部分に粘着層
   （６）を形成してなる請求項１の香料。