JP3036241U - 水耕栽培用マット - Google Patents

水耕栽培用マット

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JP3036241U
JP3036241U JP1996010420U JP1042096U JP3036241U JP 3036241 U JP3036241 U JP 3036241U JP 1996010420 U JP1996010420 U JP 1996010420U JP 1042096 U JP1042096 U JP 1042096U JP 3036241 U JP3036241 U JP 3036241U
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Japan
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mat
hydroponics
hydroponic
absorbent cotton
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JP1996010420U
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English (en)
Inventor
克彦 長谷川
Original Assignee
株式会社長谷川綿行
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着床性に優れ、又経済性に優れた水耕栽培用
マットを実現する。 【解決手段】 脱脂綿を加圧・圧縮してマット状1とす
ると共に、加圧の工程において片面或いは両面に複数個
の凹部2を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、植物の種子を水耕栽培する際の苗床として使用に供される水耕栽培 用マットに関し、特に貝割れ大根等のような幼植物の栽培、流通に最適なマット に関する。
【0002】
【従来の技術】
植物を種子から栽培するに際し、畑等の苗床を使用せずに、人工的な苗床上で 水耕栽培することが広く行われている。 そして、この場合に苗床上に水や液肥料等の水分を張って水耕栽培する方法と 、苗床自体に水分を含浸保持させて水耕栽培する方法があり、後者の場合には微 細な気泡を有する例えばウレタンフォーム等の合成樹脂製の発泡体をマット状に したものや、化学繊維不織布等を苗床として使用し、ここに水分を含浸させてい た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、発泡体を苗床として利用した場合、微細な気泡を有するとはい え、発泡により気泡を得るという本質上その小ささには限りがあり、含浸保持さ れる水分の量には限りがある問題があった。 又、水分の吸収及び植物からの吸い上げ効果は気泡が小さいほど良好な結果が 得られるが、上記したように気泡の小ささには限りがあるために必ずしも良好な 結果が得られない問題もあった。 又、化学繊維不織布等の場合も、繊維の太さ及び柔軟性の問題より繊維同士の 隙間はさほど密でなく、やはり含浸保持される水分の量には限りがあり、水分の 吸収及び植物からの吸い上げ効果もさほどでなかった。
【0004】 一方、貝割れ大根等のように生育途上で食用に供する幼植物の栽培の場合には 、適宜容器に収容した苗床ごと流通に供することが行われているが、従来技術の マットの場合には、着床率が悪いため輸送時に種子がマット状で移動しやすい問 題があった。
【0005】 更に、従来技術のマットは合成樹脂や化学繊維製なので、用済みのものの廃棄 公害が問題となった。
【0006】 又、従来技術においては適宜容器に収容した苗床ごと流通に供することが行わ れていることより、生産者が万全の衛生管理を行っても、流通過程において人体 に有害な細菌がマットで繁殖する可能性があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は以上の如き従来技術の問題点を解消した水耕栽培用マットを提供する ことを目的としたものであり、脱脂綿を加圧・圧縮してマット状とすると共に、 加圧の工程において片面或いは両面に複数個の凹部を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は個々の水耕栽培用マットの一例を示す図である。 図中符号1はマット本体であり、このマット本体の原料は脱脂綿からなる。 脱脂綿は公知の製法、即ち、綿花の綿実・葉・塵芥等を取り除き、良質な繊維 のみを取り出し、これを製綿工程で薄く整形すると共に積層し、脱脂漂白するこ とにより得られる。
【0009】 次いで、上記の脱脂綿をプレス機により加圧・圧縮されることによりマット状 としてマット本体1が得られ、この加圧の工程において表面に複数個の凹部2が 設けられる。 この凹部2はこの実施例では円形のものがマット本体1の片面に網目状に設け られているが、その形状は例えば角形のもの等任意であり、又、図3に示すよう にマット本体1の両面に設けられてもよいことは勿論である。
【0010】 尚、この実施例では人体に有害な細菌がマットで繁殖することを防止するため に、抗菌剤をマット本体1に含浸させている。 細菌の繁殖を防止する抗菌剤は種々のものが公知であり、これらから必要に応 じて選択されるが、念のため公知例の一部を下記する。 裁断した黄蓮から抽出した抽出液の濃縮液からなるサルモネラ菌及び大腸菌に 対する抗菌作用を有する抗菌剤(特開平7−324038号) 医療用殺菌剤とリモネンとを含み大腸菌及び黄色ブドウ球菌に対する抗菌作用 を有する抗菌剤(特開平7−2615号) ヒノキチオール及び又はその誘導体からなる防カビ及び抗菌作用を有する抗菌 剤(特開平4−240376号)
【0011】 図4は本考案の水耕栽培用マットの使用例を示す図である。 このマットは水分を含浸させることにより湿潤させ、そこに植物の種子Sが播 くことにより苗床として使用に供される。
【0012】
【考案の効果】
以上の構成よりなる本考案は次の特有の効果を奏する。 マットは多数の綿繊維の集合からなる脱脂綿からなり、更にそれを加圧・圧縮 しているので、内部の柔軟で且つ細い繊維同士に無数の隙間が形成され、この隙 間に水分が浸透することにより、従来技術のマットに比し良好な吸水作用が得ら れ、植物の種子の良好な成育が期待できる。
【0013】 マットに播かれた種子は初期の段階においてはマット表面に設けられた凹部に よりみだりに移動しないように保持される効果が期待でき、更に発芽後は伸びた 根が上記のマットの繊維に絡みついてマットに対し強固に保持される効果が期待 できるので、従来技術のマットに比し良好な着床作用が得られ、輸送時において 種子が脱落することが防止される。
【0014】 脱脂綿を素材としてマットを構成しているので加工性に優れ、所望の形状のも のを裁断により容易に得ることができ、又連続加工用にロール状で供給すること も可能であり、経済性に優れたマットが実現される。
【0015】 脱脂綿を素材としてマットを構成しているので、用済みの場合は容易に焼却或 いは自然消滅させることができ、廃棄公害のおそれのないマットが実現される。
【0016】 実施例のようにマットに抗菌剤を含浸させた場合は、例えばサルモネラ菌や大 腸菌等の人体に有害な細菌の繁殖を防止することが可能となり、特に貝割れ大根 等のような生食用の幼植物の栽培、流通に最適な安全なマットが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水耕栽培用マットの一部切り欠き斜視
図。
【図2】同上、断面図。
【図3】本考案の水耕栽培用マットの異なる実施例の断
面図。
【図4】本考案の水耕栽培用マットの使用例を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 マット本体 2 凹部 3 種子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱脂綿を加圧・圧縮してマット状とする
    と共に、加圧の工程において片面或いは両面に複数個の
    凹部を設けたことを特徴とする水耕栽培用マット。
  2. 【請求項2】 抗菌剤をマットに含浸させた請求項1記
    載の水耕栽培用マット。
JP1996010420U 1996-09-26 1996-09-26 水耕栽培用マット Expired - Lifetime JP3036241U (ja)

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