JP3036223U - 冷媒回収純化装置 - Google Patents

冷媒回収純化装置

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JP3036223U JP1996009843U JP984396U JP3036223U JP 3036223 U JP3036223 U JP 3036223U JP 1996009843 U JP1996009843 U JP 1996009843U JP 984396 U JP984396 U JP 984396U JP 3036223 U JP3036223 U JP 3036223U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒を回収して純化できる冷媒回収純化装置
を提供する。 【解決手段】 蒸留器1、昇圧器2、熱交換器3、ヒー
トポンプ4、分離器5を備える。回収して純化する冷媒
を蒸留器1内に貯溜すると、蒸留器1が冷媒を蒸発させ
る。昇圧器2が蒸留器1内の冷媒蒸気を抜き取り、蒸留
器1内の圧力が昇圧器2による冷媒蒸気の抜き取りに伴
って低下し、蒸留器1内の冷媒を低温下においてヒート
ポンプ4により加熱して蒸発させる。熱交換器3が冷媒
蒸気とヒートポンプ4の独立の封鎖系統内の冷媒との熱
交換を行い、冷媒蒸気を熱交換器3により凝縮して液体
冷媒とする。ヒートポンプ4が熱交換器3内の冷媒蒸気
の凝縮する熱を蒸留器1内の冷媒に転移して供給し、ヒ
ートポンプ4を蒸留器1内の冷媒を加熱して蒸発させる
熱源とする。熱交換器3の凝縮した液体冷媒を空気・水
・冷媒の分離器5内に貯溜し、分離器5が空気と水と純
粋な冷媒を異なる比重の特性を利用して三層に分離す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、冷媒回収純化装置に関し、それはフロン系のR−11,R−123 ,R−113等の圧力が割に低い冷媒を対象として回収して純化するものであり 、本考案の主な構造は蒸留器、昇圧器、熱交換器、ヒートポンプ、空気・水・冷 媒の分離器等を包括し、回収して純化する冷媒を蒸留器内に貯えてから、ヒート ポンプより熱源を供給して蒸留器内の冷媒を蒸留し、その残留の冷凍油・酸・固 体の夾雑物は蒸留器の底部より排除され、蒸留器内の気化した冷媒は、昇圧器を 経て更に圧力と温度を高めてから熱交換器に入り込み(この熱交換器はヒートポ ンプの蒸発器である)、冷媒の蒸気は熱交換器内において第1段階の純化する液 体冷媒に冷却し、最後に液体冷媒を空気・水・冷媒の分離器内に導入してから、 分離器が空気・水・液体冷媒の異なる比重の特性を利用して三者を分離し、2個 の水位スイッチによって分離器内の純粋な冷媒の排出と水の排水を制御すると共 に、1個の圧力スイッチによって分離室内の空気の圧力の系統を制御して、系統 内において凝結ができない分離室内の空気を適時に排気する冷媒回収純化装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷媒回収純化装置は、図7に示すように、冷媒を蒸発させる蒸留器45 と、冷媒蒸気を凝縮する熱交換器46とを備え、蒸留器45の内部下方に電熱器 47を設けると共に、蒸留器45の内部上方に分離板48を設け、蒸留器45内 の純化する冷媒49を電熱器47によって加熱し、蒸留器45内の純化する冷媒 49は電熱器47による熱の気化を受けてから熱交換器46内に導入され、熱交 換器46が冷媒の蒸気と冷却水との熱交換を行い、冷媒の蒸気が熱交換器46に より凝縮して液体冷媒となり、更に液体冷媒がドライヤー50を経過して水分を 除去してから冷媒の純化を完了し、従来の冷媒回収純化装置の構造は簡単と言っ ても、やはり下記の欠点を有する。
【0003】 1.冷媒の熱の潜伏する価値が非常に大きく、蒸留器45内の純化する冷媒4 9を蒸留する場合は、蒸留器45内の冷媒49を電熱器47によって加熱するの で、電熱器47は必ず大量のエネルギー源を必要とする。
【0004】 2.冷媒の純化中に含有する不純物は通常に冷凍油・水・酸・固体の夾雑物等 であり、その内、冷媒と冷凍油との溶解性が非常に良く、純化する冷媒中の冷凍 油の含有量が高すぎる場合は、蒸留器45内の純化する冷媒49を電熱器47に より割に高い温度まで加熱してから、はじめて蒸留器45が冷媒を蒸留して冷媒 の蒸気を放出するのであり、しかしこの際に、冷媒と冷凍油は電熱器47の熱を 受けてから泡沫になる現象は、非常にたやすく蒸留器45の内部上方にある分離 板48の失効を作り上げるので、その不純物は冷媒の蒸気に付き従って分離板4 8を逸出するため、そこで蒸留器45の内部下方にある電熱器47の出力工率を 制御することが非常に困難である。
【0005】 3.水冷式の熱交換器46を使用するならば、熱交換器46に冷却水を組み合 わせるので、もし現場においてアイスマシン内の冷媒を回収して純化する場合に 、それを現場まで運送してアイスマシンに組み合わせることが困難で、アイスマ シンの維持修理と保護の工作に適合しないばかりでなく、熱交換器46の冷却水 の温度は純化した冷媒を凝縮する速度に直接影響を与えるので、もし熱交換器4 6の冷却水の温度が高ければ、熱交換器46の冷却水が単に純化した冷媒の凝縮 する速度を軽減するばかりでなく、且つ蒸留器45内の温度もまた相対に高くな ると共に、電熱器47の表面温度も高くなるので、冷媒を分解して劣化する他、 上記2.に記載した現象もますます厳重になる。
【0006】 4.冷媒を純化する過程中において、冷媒中の水分を分離する方法がなく、最 後に熱交換器46による凝縮を経た冷媒をドライヤー50によって濾過するので 、水分の含有量が高い冷媒に対して明らかに適応しないものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の目的は、上述する問題点に対処して、回収して純化する冷媒を蒸留器 内に貯溜することにより、蒸留器が冷媒を蒸発させ、冷媒を蒸留器により不純物 と分離して蒸留し、昇圧器が蒸留器内の冷媒蒸気を抜き取り、冷媒蒸気を昇圧器 により高い圧力と高い温度の状態に加圧し、蒸留器内の圧力が昇圧器による冷媒 蒸気の抜き取りに伴って低下し、蒸留器内の冷媒を低温下においてヒートポンプ により加熱して迅速に蒸発させ、熱交換器が冷媒蒸気とヒートポンプの独立の封 鎖系統内の冷媒との熱交換を行い、冷媒蒸気を熱交換器により凝縮して液体冷媒 とし、従来のように熱交換器に冷却水を組み合わせる必要がなく、ヒートポンプ が熱交換器内の冷媒蒸気の凝縮する熱を蒸留器内の冷媒に転移して供給し、ヒー トポンプを蒸留器内の冷媒を加熱して蒸発させる熱源とし、従来の蒸留器内の冷 媒を電熱器により蒸発させるものに比べて、ヒートポンプの消費する電力が少な くなり、ヒートポンプの熱エネルギーの節約を図れ、冷媒を分解して劣化するこ とがなく、冷媒の良好な品質を確保し、熱交換器の凝縮した液体冷媒を空気・水 ・冷媒の分離器内に貯溜し、空気と水と純粋な冷媒を分離器により異なる比重の 特性を利用して三層に分離することが可能な冷媒回収純化装置を提供することに ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の冷媒回収純化装置は、冷媒を蒸発させる蒸留器と、前記蒸留器内の冷 媒蒸気を抜き取る昇圧器と、前記昇圧器の抜き取った冷媒蒸気を凝縮させる熱交 換器と、前記熱交換器内の冷媒蒸気の凝縮する熱を前記蒸留器内までに供給する ヒートポンプと、前記熱交換器の凝縮した液体冷媒を空気・水・冷媒に分離する 分離器とを備えたことを特徴とする構成を有するものである。
【0009】 回収して純化する冷媒を蒸留器内に貯溜すると、蒸留器が冷媒を蒸発させ、冷 媒を蒸留器により冷凍油・酸・固体の夾雑物と分離して蒸留し、蒸留器内の蒸発 した冷媒が昇圧器に浸入する。
【0010】 また、昇圧器が蒸留器内の冷媒蒸気を抜き取り、冷媒蒸気を昇圧器により高い 圧力と高い温度の状態に加圧し、蒸留器内の圧力が昇圧器による冷媒蒸気の抜き 取りに伴って低下し、蒸留器内の純化する冷媒を低温下においてヒートポンプに より加熱して迅速に蒸発させ、昇圧器の安定な排気量によって蒸留器内の冷媒の 蒸発する速度を制御し、昇圧器の加圧した冷媒蒸気が熱交換器に浸入する。
【0011】 さらに、熱交換器が冷媒蒸気とヒートポンプの独立の封鎖系統内の冷媒との熱 交換を行い、冷媒蒸気が熱交換器により凝縮して液体冷媒となり、熱交換器の凝 縮した液体冷媒が空気・水・冷媒の分離器内に浸入する。
【0012】 また、ヒートポンプが熱交換器内の冷媒蒸気の凝縮する熱を蒸留器内の冷媒に 転移して供給し、蒸留器内の純化する冷媒をヒートポンプの供給する熱により加 熱して蒸発させ、ヒートポンプは蒸留器内の純化する冷媒を加熱して蒸発させる 熱源となる。
【0013】 さらに、熱交換器の凝縮した液体冷媒を空気・水・冷媒の分離器内に貯溜する と、空気と水と冷媒の比重が異なり、分離器が空気と水と純粋な冷媒を異なる比 重の特性を利用して三層に分離する。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】 本考案の冷媒回収純化装置は、図1に示すように、冷媒を蒸発させる蒸留器1 、蒸留器1内の冷媒蒸気を抜き取る昇圧器2、昇圧器2の抜き取った冷媒蒸気を 凝縮させる熱交換器3、熱交換器3内の冷媒蒸気の凝縮する熱を蒸留器1内まで に供給するヒートポンプ4、熱交換器3の凝縮した液体冷媒を空気・水・冷媒に 分離する分離器5より構成されている。
【0016】 蒸留器1の純化する冷媒6を貯溜する蒸留室7の内部上方には、図1に示すよ うに、分離板8が配設され、蒸留器1の蒸留室7の一側中央には手押弁9を有す る供給管10が設けられると共に、蒸留器1の蒸留室7の底部にはリークオイル バルブ11を有する排出管12が設けられている。
【0017】 蒸留器1の蒸留室7の頂部と昇圧器2との間には、図1に示すように、手押弁 13を有する配管14が設けられ、配管14の手押弁13と昇圧器2との間には 配管15が連結されている。
【0018】 昇圧器2と熱交換器3との間には、図1に示すように、配管16が設けられて いる。
【0019】 ヒートポンプ4は、図1に示すように、独立の封鎖系統内の冷媒を圧縮する圧 縮機17と、封鎖系統内の冷媒を凝縮させる凝縮機18と、封鎖系統内の冷媒を 完全に凝縮させる補助凝縮機19とを備えている。
【0020】 ヒートポンプ4の熱交換器3と蒸留器1の蒸留室7との間の循環ライン上には 、図1に示すように、圧縮機17が配置されると共に、ヒートポンプ4の蒸留器 1の蒸留室7と熱交換器3との間の循環ライン上には補助凝縮機19が配置され 、補助凝縮機19と熱交換器3との間には膨脹弁20が設けられている。
【0021】 蒸留器1の蒸留室7の内部下方には、図1に示すように、ヒートポンプ4の凝 縮機18が設けられている。
【0022】 分離器5は、図1に示すように、分離室21とフロートチャンバー22とが並 設され、分離室21内には1個の水位スイッチ23と1個の圧力スイッチ24と 1枚の渦巻き抵抗板25が取付けられると共に、フロートチャンバー22内には 別の1個の水位スイッチ26が取付けられている。
【0023】 熱交換器3と分離器5の分離室21の頂部との間には、図1に示すように、配 管27が設けられている。
【0024】 分離器5の分離室21の頂壁の上部には、図1に示すように、水位スイッチ2 3及び圧力スイッチ24がそれぞれ設けられると共に、分離器5の分離室21の 内部には水位スイッチ23のフロートボール28が上下方向に移動自在に設けら れ、分離器5の分離室21の底壁の上部には渦巻き抵抗板25が設けられている 。
【0025】 分離器5のフロートチャンバー22の頂部の上方には、図1に示すように、水 位スイッチ26が設けられると共に、分離器5のフロートチャンバー22の内部 には水位スイッチ26のフロートボール29が上下方向に移動自在に設けられて いる。
【0026】 水位スイッチ23の水の水位を制御する範囲は水位スイッチ26の冷媒の水位 を制御する範囲よりも大きくなっている。
【0027】 分離器5の分離室21の頂部には、図1に示すように、電磁弁よりなる排気弁 30を有する排気管31が設けられると共に、分離器5の分離室21の一側中央 には電磁弁よりなる排水弁32を有する排水管33が設けられ、分離器5の分離 室21の底部にはドライヤー34と電磁弁よりなる漏洩弁35を有する排出管3 6が設けられている。
【0028】 分離器5の分離室21の他側上方とフロートチャンバー22の頂部との間には 、図1に示すように、プレッシャーパイプ37が設けられ、プレッシャーパイプ 37の一端が分離器5の分離室21の他側上方に連結されると共に、プレッシャ ーパイプ37の他端が分離器5のフロートチャンバー22の頂部に連結されてい る。
【0029】 分離器5の分離室21の底部とフロートチャンバー22の底部との間には、図 1に示すように、連結管38が設けられ、連結管38の一端が分離器5の分離室 21の底部に連結されると共に、連結管38の他端が分離器5のフロートチャン バー22の底部に連結されている。
【0030】 配管15とゴム管39との間には、図1に示すように、手押弁40が設けられ ている。
【0031】 次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0032】 まず、供給管10の手押弁9を手で開放すると、回収して純化する冷媒6が入 口41より手押弁9を経て蒸留器1の蒸留室7の内部に浸入し、冷媒6を蒸留器 1の蒸留室7の内部に貯溜し、蒸留器1は冷媒6をヒートポンプ4により加熱し て煮沸するようにし、その煮沸する冷媒6と冷凍油・酸・固体の夾雑物(図示せ ず)との分離を制御し、分離板8はヒートポンプ4から熱を受ける冷媒6が沸騰 する際に跳ね飛ぶ液体を隔離するのに用いられ、冷媒6を蒸留器1により蒸留し てから、残りの冷凍油・酸・固体の夾雑物は蒸留器1の蒸留室7の底部のリーク オイルバルブ11を経て排出管12より排出される。
【0033】 次いで、配管14の手押弁13を手で開放すると、蒸留器1の蒸留室7の内部 の蒸発した冷媒は手押弁13を経て昇圧器2に浸入し、昇圧器2の圧縮はヒート ポンプ4の圧縮機17の圧縮よりもやや低くて、蒸留器1の蒸留室7の内部の冷 媒の蒸発を真空に抜き取る能力も兼ねて具するので、冷媒の蒸気を昇圧器2によ り割に高い圧力と高い温度の状態に加圧してから、昇圧器2の加圧した冷媒の蒸 気が熱交換器3内に浸入し、熱交換器3が冷媒の蒸気とヒートポンプ4の封鎖系 統内の冷媒との熱交換を行い、冷媒の蒸気は熱交換器3内で凝縮して液体冷媒と なる。
【0034】 昇圧器2を使用する目的は2つあり、その一つは、蒸留器1の蒸留室7内の圧 力を昇圧器2により低下させ、蒸留器1の蒸留室7内の純化する冷媒が低温下に おいて迅速に沸騰して蒸発するようにし、その二つは、昇圧器2によって蒸留器 1の蒸留室7内の冷媒蒸気を抜き取り、蒸留器1の蒸留室7内の液体冷媒を蒸発 する原動力とすると共に、昇圧器2の安定な排気量によって蒸留器1の蒸留室7 内の液体冷媒の蒸発する速度を制御し、蒸留器1の蒸留室7の内部上方に設けた 分離板8が有効的に作用することを確保する。
【0035】 ヒートポンプ4は本考案の機能において、熱交換器3内の第1段階に純化する 冷媒蒸気の凝縮する熱を蒸留器1の蒸留室7内までに転移して純化する冷媒6に 蒸発熱を供給し、ヒートポンプ4の回路内にある冷媒は独立の封鎖系統のため、 熱交換器3はヒートポンプ4に対して蒸発器であり、ヒートポンプ4の低圧側に ある封鎖系統内の冷媒は、熱交換器3内において冷媒蒸気の凝縮する熱を吸収し て蒸発してから圧縮機17内に浸入し、圧縮機17内において蒸発した冷媒を高 温と高圧の状態までに圧縮してから凝縮機18内に浸入し、凝縮機18のパイプ ラインは蒸留器1の蒸留室7内の純化する冷媒6を加熱すると同時に、ヒートポ ンプ4の回路内の高温な冷媒は、凝縮機18の管内において漸次に凝結するが、 しかしヒートポンプ4の高圧側より排出する熱のために、ヒートポンプ4の低圧 側の吸収する熱は圧縮機17の消耗する熱の和となる。
【0036】 そこで、ヒートポンプ4の高圧側は別に補助凝縮機19を設けて圧縮機17の 消耗に発生する熱エネルギーの排出に用い、ヒートポンプ4の封鎖系統内の冷媒 は、補助凝縮機19内において完全に凝縮してから、更に膨脹弁20を経て熱交 換器3内に返って、このようにヒートポンプ4の熱エネルギーの循環ラインを構 成する。
【0037】 第1段階に純化する冷媒は熱交換器3による凝縮を経てから空気・水・冷媒の 分離器5の分離室21内に浸入し、分離器5は空気・水・冷媒を分離する分離室 21を主体とし、空気・水・冷媒の比重が異なるために、空気42は分離室21 内の上層に溜まり、分離室21内の液体の部分は水と冷媒の溶解する度合いが割 に低いので、水と冷媒を両層に分離し、水43は分離室21内の中層に溜まり、 純粋な冷媒44は分離室21内の下層に溜まる。
【0038】 圧力スイッチ24は適当な分離室21内の圧力の設定に用い、分離室21内の 空気42の累積が多すぎる場合に、分離室21内の圧力は上昇し、圧力スイッチ 24は自動的に排気弁30を開放して分離室21内の空気42の排気を制御し、 水43の排水口は分離室21の一側面にあり、純粋な冷媒44の排出口は分離室 21の底部にあり、水43は鰤室21の一側面の排水口より排水し、純粋な冷媒 44は分離室21の底部の排出口より排出し、水43の排水及び純粋な冷媒44 の排出の動作は分離室21内に取付けた水位スイッチ23とフローチャンバー2 2内に取付けた水位スイッチ26とによって行われる。
【0039】 純化してから純粋な冷媒44は最後にドライヤー34の濾過を経過して冷媒の 乾燥する度合いを確保するようにし、分離室21の底部に取付けた渦巻き抵抗板 25は、純粋な冷媒44を排出する際に渦巻きを発生して水43を引き出すのを 避ける。
【0040】 次に、空気・水・冷媒を分離する分離器5の分離室21内の水を自動的に排水 したり或いは純粋な冷媒を自動的に排出する機能を説明する。
【0041】 図2に示すように、分離室21の側部にフロートチャンバー22を並設し、分 離室21の他側上方がプレッシャーパイプ37を介してフロートチャンバー22 の頂部と連通し、分離室21の底部が連結管38を介してフロートチャンバー2 2の底部と連通するため、分離室21内の空気42が連結管38を通ってフロー トチャンバー22内の上層に溜まり、分離室21内の純粋な冷媒44がプレッシ ャーパイプ37を通ってフロートチャンバー22内の下層に溜まり、分離室21 内の水位スイッチ23は水43の排水弁32を開閉する動作を制御し、フロート チャンバー22内の水位スイッチ26は純粋な冷媒44の漏洩弁35を開閉する 動作を制御する。
【0042】 水位スイッチ23の制御方式は分離室21内のフロートボール28が水43の 水位の上昇により最高限度に到達してからはじめて排水弁32を駆動して開放す ると共に、水位スイッチ23のフロートボール28が水43の水位の下降により 最低限度に到達してからはじめて排水弁32を閉鎖する。
【0043】 また、水位スイッチ26の制御方式はフロートチャンバー22内のフロートボ ール29が純粋な冷媒44の水位の上昇により最高限度に到達してからはじめて 漏洩弁35を駆動して開放すると共に、水位スイッチ26のフロートボール29 が純粋な冷媒44の水位の下降により最低限度に到達してからはじめて漏洩弁3 5を閉鎖し、且つ、水位スイッチ23の水43の水位を制御する範囲は水位スイ ッチ26の純粋な冷媒44の水位を制御する範囲よりも大きい。
【0044】 図2に示すように、分離室21内の水43の水位が上限まで達していないと共 に、フロートチャンバー22内の純粋な冷媒44の水位が上限まで達していない 場合は、水位スイッチ23の分離室21内のフロートボール28が最高限度に到 達せず、水位スイッチ26のフロートチャンバー22内のフロートボール29が 最高限度に到達せず、水43の排水弁32と純粋な冷媒44の漏洩弁35は閉鎖 状態となる。
【0045】 図3に示すように、分離室21内の水43の水位が上限まで達していないと共 に、フロートチャンバー22内の純粋な冷媒44の水位が上限に達した場合は、 水位スイッチ23の分離室21内のフロートボール28が最高限度に到達せず、 水位スイッチ26のフロートチャンバー22内のフロートボール29が純粋な冷 媒44の水位の上昇により最高限度に到達し、分離室21内の水43の水量の累 積が不足していることを表示し、水43の排水弁32が閉鎖状態を保持し、水位 スイッチ26が純粋な冷媒44の漏洩弁35を開放し、漏洩弁35は分離室21 内の純粋な冷媒44の排出を開始する。
【0046】 図4に示すように、分離室21内の水43の水位が上限に達すると共に、フロ ートチャンバー22内の純粋な冷媒44の水位が下限に達していない場合は、水 位スイッチ23の分離室21内のフロートボール28が水43の水位の上昇によ り最高限度に到達し、水位スイッチ26のフロートチャンバー22内のフロート ボール29が純粋な冷媒44の水位の下降により最低限度に到達せず、水位スイ ッチ23が水43の排水弁32を開放し、排水弁32は分離室21内の水43の 排水を開始し、純粋な冷媒44の漏洩弁35が開放状態を保持し、漏洩弁35は 分離室21内の純粋な冷媒44の排出を継続して進行する。
【0047】 図5に示すように、分離室21内の水43の水位が下限に達していないと共に 、フロートチャンバー22内の純粋な冷媒44の水位が下限に達した場合は、水 位スイッチ23の分離室21内のフロートボール28が水43の水位の下降によ り最低限度に到達せず、水位スイッチ26のフロートチャンバー22内のフロー トボール29が純粋な冷媒44の水位の下降により最低限度に到達し、水43の 排水弁32が開放状態を保持し、排水弁32は分離室21内の水43の排水を継 続して進行し、水位スイッチ26が純粋な冷媒44の漏洩弁35を閉鎖し、漏洩 弁35は分離室21内の純粋な冷媒44の排出を停止する。
【0048】 図6に示すように、分離室21内の水43の水位が下限に達すると共に、フロ ートチャンバー22内の純粋な冷媒44の水位が下限に達した場合は、水位スイ ッチ23の分離室21内のフロートボール28が水43の水位の下降により最低 限度に到達し、水位スイッチ26のフロートチャンバー22内のフロートボール 29が純粋な冷媒44の水位の下降により最低限度に到達し、水位スイッチ23 が水43の排水弁32を閉鎖し、排水弁32は分離室21内の水43の排水を停 止し、純粋な冷媒44の漏洩弁35が閉鎖状態を保持し、漏洩弁35は分離室2 1内の純粋な冷媒44の排出を停止する。
【0049】 この他に、本考案は単に独立に冷媒を回収して純化する工作を進行するばかり でなく、ヒートポンプ4の電力量の消耗も少なく、熱交換器3が水冷式でないの で、熱交換器3に冷却水を組み合わせる必要もない長所を具するため、そこで本 考案の冷媒回収純化装置を現場までに運送してアイスマシン(図示せず)に組み 合わせ、アイスマシンの維持修理と保護の工作に最も適合し、冷媒を回収して純 化する過程が完了し、アイスマシンの点検修理が終わってから、本系統の手押弁 13を手で閉鎖すると共に、手押弁40を手で開放し、ゴム管39をアイスマシ ンの維持修理口までに連結してから、本系統を動かすと即時に昇圧器2がアイス マシンに対して冷媒を真空に抽出する作業を進行し、最後に純化を完了した冷媒 をアイスマシン内に充填し、このようにアイスマシンの維持修理と保護の段階を 一貫作業によって完成する。
【0050】 次に、上記の内容を総合して、ここに本考案の特色を下記のようにまとめて説 明する。
【0051】 1.昇圧器2を使用して蒸留器1内の冷媒蒸気を抜き取ると、蒸留器1内の圧 力が低下し、蒸留器1内の純化する冷媒が低温下において迅速に沸騰して蒸発し 、蒸留器1内の冷媒を蒸留する温度を下げ、冷媒を分解して劣化しないと共に、 蒸留器1内の冷媒の蒸発量を昇圧器2により安定した状態に維持するようにし、 蒸留器1内の冷媒と残留する夾雑物とを分離する効果を確保し、蒸留器1の蒸留 する冷媒の良好な品質を獲得する。
【0052】 2.ヒートポンプ4によって冷媒を純化する過程にある熱交換器3内の冷媒蒸 気の凝縮する熱を蒸留器1内の加熱して純化する冷媒に転移して供給し、従来の 電熱器と異なるヒートポンプ4を使用し、ヒートポンプ4の回路内にある冷媒が 蒸留器1内の冷媒を加熱してから熱交換器3内の冷媒蒸気を凝縮して純化する順 序の封鎖系統のため、そこで本考案のヒートポンプ4の消費する電力は僅かに従 来の電熱器の消費する電力の約1/3である。
【0053】 3.空気・水・冷媒の分離器5は、蒸留した冷媒に付き従う空気と水を有効的 に分離すると同時に、1個の圧力スイッチ24が分離器5内の空気を自動的に排 気し、1個の水位スイッチ23が分離器5内の水を自動的に排水し、1個の水位 スイッチ26が分離器5内の純粋な冷媒を自動的に排出する。
【0054】 4.熱交換器3に冷却水を組み合わせる必要がなく、本系統を設備する位置を その必要に応じて現場まで移動し、本系統をアイスマシンに組み合わせれば、昇 圧器2がアイスマシン内の冷媒を真空に抽出し、アイスマシンの維持修理と保護 の工作に方便させる。
【0055】
【考案の効果】
以上に述べたように、本考案の冷媒回収純化装置によれば、回収して純化する 冷媒を蒸留器内に貯溜することにより、蒸留器が冷媒を蒸発させるので、冷媒を 蒸留器により不純物と分離して蒸留することができ、昇圧器が蒸留器内の冷媒蒸 気を抜き取るので、冷媒蒸気を昇圧器により高い圧力と高い温度の状態に加圧す ることができ、蒸留器内の圧力が昇圧器による冷媒蒸気の抜き取りに伴って低下 するので、蒸留器内の冷媒を低温下においてヒートポンプにより加熱して迅速に 蒸発させることができ、熱交換器が冷媒蒸気とヒートポンプの独立の封鎖系統内 の冷媒との熱交換を行うので、冷媒蒸気を熱交換器により凝縮して液体冷媒とす ることができ、従来のように熱交換器に冷却水を組み合わせる必要がなく、ヒー トポンプが熱交換器内の冷媒蒸気の凝縮する熱を蒸留器内の冷媒に転移して供給 するので、ヒートポンプを蒸留器内の冷媒を加熱して蒸発させる熱源とすること ができ、従来の蒸留器内の冷媒を電熱器により蒸発させるものに比べて、ヒート ポンプの消費する電力が少なくなるので、ヒートポンプの熱エネルギーの節約を 図ることができ、冷媒を分解して劣化することがないので、冷媒の良好な品質を 確保することができ、熱交換器の凝縮した液体冷媒を空気・水・冷媒の分離器内 に貯溜するので、空気と水と純粋な冷媒を分離器により異なる比重の特性を利用 して三層に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示す冷媒回収純化装置の
系統図
【図2】排水弁及び漏洩弁の分離室内の水位スイッチ及
びフロートチャンバー内の水位スイッチによる閉鎖状態
を示す系統図
【図3】漏洩弁のフロートチャンバー内の水位スイッチ
による開放状態を示す系統図
【図4】排水弁の分離室内の水位スイッチによる開放状
態を示す系統図
【図5】漏洩弁のフロートチャンバー内の水位スイッチ
による閉鎖状態を示す系統図
【図6】排水弁の分離室内の水位スイッチによる閉鎖状
態を示す系統図
【図7】従来の冷媒回収純化装置の系統図
【符号の説明】
1 蒸留器 2 昇圧器 3 熱交換器 4 ヒートポンプ 5 分離器 6 冷媒 7 蒸留室 8 分離板 9 手押弁 10 供給管 11 リークオイルバルブ 12 排出管 13 手押弁 14 配管 15 配管 16 配管 17 圧縮機 18 凝縮機 19 補助凝縮機 20 膨脹弁 21 分離室 22 フロートチャンバー 23 水位スイッチ 24 圧力スイッチ 25 渦巻き抵抗板 26 水位スイッチ 27 配管 28 フロートボール 29 フロートボール 30 排気弁 31 排気管 32 排水弁 33 排水管 34 ドライヤー 35 漏洩弁 36 排出管 37 プレッシャーパイプ 38 連結管 39 ゴム管 40 手押弁 41 入口 42 空気 43 水 44 純粋な冷媒 45 蒸留器 46 熱交換器 47 電熱器 48 分離板 49 冷媒 50 ドライヤー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を蒸発させる蒸留器と、前記蒸留器
    内の冷媒蒸気を抜き取る昇圧器と、前記昇圧器の抜き取
    った冷媒蒸気を凝縮させる熱交換器と、前記熱交換器内
    の冷媒蒸気の凝縮する熱を前記蒸留器内までに供給する
    ヒートポンプと、前記熱交換器の凝縮した液体冷媒を空
    気・水・冷媒に分離する分離器とを備えたことを特徴と
    する冷媒回収純化装置。
  2. 【請求項2】 上記分離器は分離室とフロートチャンバ
    ーとが並設され、前記分離室内に1個の水位スイッチと
    1個の圧力スイッチと1枚の渦巻き抵抗板を取付けると
    共に、前記フロートチャンバー内に別の1個の水位スイ
    ッチを取付け、前記1個の水位スイッチと1個の圧力ス
    イッチは前記分離室内の水と空気の排出を自動的に制御
    し、前記別の1個の水位スイッチは前記分離室内の純化
    した冷媒の排出を自動的に制御する請求項1記載の冷媒
    回収純化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200031309A (ko) * 2018-09-14 2020-03-24 엘지전자 주식회사 냉매 회수 장치

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