JP3036140U

JP3036140U - 簾の包装構造

Info

Publication number: JP3036140U
Application number: JP1996010497U
Authority: JP
Inventors: 和登新山
Original assignee: イダリホームズ、株式会社
Priority date: 1996-09-25
Filing date: 1996-09-25
Publication date: 1997-04-15
Anticipated expiration: 2002-09-25

Abstract

(57)【要約】【課題】陳列し易く、かつ陳列時の見栄えが良い簾の
包装構造１０を提供すること。【解決手段】長方形を有する厚紙製の芯材１１と、こ
の芯材１１に偏平に巻き付けた葦製簾１２の巻物と、簾
１２の巻物の幅広の面に貼着したラベル１３及び簾１２
の巻物を覆う透明なシュリンク包装フィルム１４から構
成し、シュリンク包装フィルム１４を加熱して収縮させ
ることにより簾１２の巻物の表面に密着させた簾の包装
構造１０。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は簾の包装造に関し、より詳しくはシュリンク包装フィルムを用いてシュリンク包装する構造の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

簾の包装構造の一形式として、円柱状に巻いた簾の巻物にシュリンク包装フィルムを被せてシュリンク包装する方法が一般的に行われている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

簾を円柱状に巻いてシュリンク包装する従来の包装構造は転がり易いので、店頭で積み重ねて陳列するには不便である。また、簾に貼着するラベルが円柱状に巻いた簾の表面に沿って湾曲するため、店頭で陳列したときラベルの表示内容が見にくいだけでなく、見栄えも悪い。本考案はかかる点に鑑み、陳列し易く、かつ陳列時の見栄えが良い簾の包装構造を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１に係る考案は簾の包装構造において、芯材に偏平に巻き付けた簾の巻物をシュリンク包装フィルムでシュリンク包装したことを特徴とする。請求項２に係る簾の包装構造は請求項１に記載の簾の包装構造において、前記芯材に長方形の厚紙を使用することを特徴とする。請求項３に係る考案は請求項１叉は２に記載の簾の包装構造において、前記簾の巻物の幅広の面にラベルを貼着することを特徴とする。

【０００５】

【考案の作用・効果】

請求項１に係る考案によれば、芯材を用いて簾を偏平に巻くので、シュリンク包装時にシュリンク包装フィルムが加熱により収縮して簾の巻物が締め付けられても、偏平形状が芯材の働きで保たれる。しかして、簾を偏平に巻いたので、円柱状に巻いた包装構造に比べ転がりにくく、そのため店頭での積み重ねての展示が容易になる。請求項２に係る考案によれば、芯材に厚紙を使用するので、低コストにて偏平な簾の包装構造を提供できるうえ、不要になった芯材の廃棄処分が簡単である。請求項３に係る考案によれば、偏平な簾の巻物の幅広の面にラベルを貼着するので、円筒状に巻いた簾に貼着するときのようにラベルが湾曲しない。そのため、ラベルの表示内容が見易く、見栄えも良くなる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下に本考案を図面に基づき説明するに、図１ないし図３には本考案の一実施形態に係る簾の包装構造１０が示されている。当該包装構造１０は長方形を有する厚紙製の芯材１１と、この芯材１１に偏平に巻き付けた葦製簾１２の巻物と、簾１２の巻物の幅広の面に貼着したラベル１３及び簾１２の巻物を覆う透明なシュリンク包装フィルム１４から構成され、シュリンク包装フィルム１４は加熱して収縮させることにより簾１２の巻物の表面に密着している。

【０００７】本実施形態に係る簾の包装構造１０は以上の通りであって、簾１２を偏平に巻いたので、円柱状に巻いた場合に比べ転がりにくく、そのため店頭での積み重ねての展示が容易になる。また、芯材１１を用いて簾１２を偏平に巻くので、シュリンク包装時にシュリンク包装フィルム１４が加熱により収縮して簾１２の巻物が締め付けられても、芯材１１の働きで偏平に保つことができる。さらに、芯材１１に厚紙を使用するので、低コストにて偏平な簾１２の包装構造を提供できるうえ、不要になった芯材１１は焼却するなどして簡単に廃棄処分できる。また、偏平な簾１２の巻物の幅広の面にラベル１３を貼着するので、大きなラベルを使用できると共に、円筒状に巻いた簾１２に貼着するときのようにラベル１３が湾曲しない。そのため、ラベル１３の表示内容が見易く、見栄えも良い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施形態に係る簾の包装構造を示
す斜視図である。

【図２】図１の２−２線から切断した拡大断面図であ
る。

【図３】本考案の一実施形態に係る簾の包装構造を構
成する簾と芯材を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０…簾の包装構造、１１…芯材、１２…簾、１３…ラ
ベル、１４…シュリンク包装フィルム。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】芯材に偏平に巻き付けた簾の巻物をシュ
リンク包装フィルムでシュリンク包装したことを特徴と
する簾の包装構造。
【請求項２】前記芯材に長方形の厚紙を使用すること
を特徴とする請求項１に記載の簾の包装構造。
【請求項３】前記簾の巻物の幅広の面にラベルを貼着
することを特徴とする請求項１叉は２に記載の簾の包装
構造。