JP3036120U - カメラのストラップ - Google Patents
カメラのストラップInfo
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- JP3036120U JP3036120U JP1996009636U JP963696U JP3036120U JP 3036120 U JP3036120 U JP 3036120U JP 1996009636 U JP1996009636 U JP 1996009636U JP 963696 U JP963696 U JP 963696U JP 3036120 U JP3036120 U JP 3036120U
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- camera
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 携行性に優れ、レンズフィルターを使用した
撮影を手軽なものとするカメラのストラップを提供す
る。 【構成】 カメラ本体に接続されるループ状のベルト部
材と;このループ状のベルト部材の一部をなす、レンズ
フィルターを備えたフィルター部と;を有することを特
徴とするカメラのストラップ。
撮影を手軽なものとするカメラのストラップを提供す
る。 【構成】 カメラ本体に接続されるループ状のベルト部
材と;このループ状のベルト部材の一部をなす、レンズ
フィルターを備えたフィルター部と;を有することを特
徴とするカメラのストラップ。
Description
【0001】
本考案は、レンズフィルターを備えたカメラ用ストラップに関する。
【0002】
カメラは、撮影レンズ用フィルターを交換することによって様々な撮影効果を 得ることができる。UVフィルター(紫外線吸収フィルター)やスカイライトフ ィルターなどがよく用いられるが、その他にもNDフィルター(中性濃度フィル ター)やPLフィルター(偏光フィルター)、ソフトフィルター、その他の特殊 効果フィルターなど、交換式レンズフィルターの種類は多種多様である。こうし たレンズフィルターはカメラやレンズ本体と別に携行する必要があるため、使用 したいときに手許になかったり、レンズに装着して使用することが面倒であった りしてフィルターの効果を手軽に得ることが難しかった。さらに、レンズフィル ターを個別に携行していると紛失するおそれがあった。
【0003】 また、コンパクトカメラのレンズ鏡筒は、レンズフィルターの装着を前提とし ない構造のものが多い。近年、コンパクトカメラが広く普及しているにもかかわ らず、レンズフィルターを手軽に使用することはできなかった。
【0004】
本考案は以上の問題点に鑑みてなされたもので、携行性に優れ、レンズフィル ターを使用した撮影を手軽なものとするカメラのストラップを提供することを目 的とする。
【0005】
本考案は、カメラのストラップを撮影機能の一部として利用することに着目し てなされたものである。本考案によるカメラのストラップは、 カメラ本体に接続されるループ状のベルト部材と; このループ状のベルト部材の一部をなす、レンズフィルターを備えたフィルタ ー部と; を有することを特徴とする。
【0006】 フィルター部は、カメラの撮影レンズに対する固定手段を備えることができる 。固定手段は、磁気手段から構成することができ、磁気手段は、例えば、撮影レ ンズの周囲に形成した磁石とフィルター部に設けた磁性材料とを有することが好 ましい。
【0007】 上記フィルター部は、それぞれ所定のレンズフィルターを備えた複数枚の板状 部材から構成されることが望ましい。この場合、複数の板状部材は平面方向へ折 曲可能に連結されていると、該平面方向への力が作用したときにレンズフィルタ ーの破損を防止できるので好ましい。また、複数の板状部材は着脱可能に連結さ れていると、所望のレンズフィルターを選択的に交換できるので利便性が増す。
【0008】 以上の構成において、さらに、非使用時にフィルター部を保護するレンズフィ ルター保護手段を備えることが好ましい。
【0009】 また、本考案によるカメラのストラップは、 カメラ本体に接続されるベルト部材と; このベルト部材に接続された、レンズフィルターを備えたフィルター部と; を有することを特徴とする。
【0010】
図1は、本考案を適用したレンズフィルター付きのストラップ10と、このス トラップ10を装着するカメラ20の外観を示している。 カメラ20は通常のコンパクトカメラであり、カメラボディ21の正面側には 、撮影レンズ22、ファインダ対物窓24およびストロボ25、上面側にはレリ ーズ釦26が設けられている。また、カメラボディ21の両側面上部には、スト ラップ留め具27が固設されていて、これにストラップ10が挿通されている。 なお、カメラボディ21の背面側には、不図示のファインダ光学系を介してファ インダ対物窓24と光学的に接続された、図示しないファインダ接眼窓が配され ている。
【0011】 ストラップ10は、カメラ20のストラップ留め具27に挿通して接続された 一対のベルト11と、このベルト11を接続するフィルター部12とから構成さ れている。フィルター部12は、複数のフィルター装着板14から構成されてい る。それぞれのフィルター装着板14の略中心には円形開口部16が穿設されて おり、該円形開口部16にレンズフィルター15が嵌っている。この円形開口部 16の面積はカメラ20の撮影レンズ22の面積よりも広く形成されている。
【0012】 レンズフィルター15は、従来のレンズフィルターと同様に、ガラスやプラス チックなどの光学素子から形成されている。このレンズフィルター15は、上記 円形開口部16に嵌合可能なサイズに加工され、接着など所定の固定手段によっ て円形開口部16に固定される。 本実施形態においては、フィルター部12は3枚のフィルター装着板14から なり、各フィルター装着板14の円形開口部16に嵌め込まれているレンズフィ ルター15は、スカイライトフィルター、ソフトフィルター、クロスフィルター である。
【0013】 フィルター装着板14が大きく変形してしまうとレンズフィルター15が破損 してしまう。そのため、フィルター装着板14には一定以上の剛性が必要とされ る。一方で、フィルター部12は携行時に肩に当接するのでフィット感が要求さ れる。本実施形態におけるフィルター部12は、接続面17に所定の屈曲角を付 与した3枚のフィルター装着板14を一体成形してなっており、フィルター部1 2を肩にかけたときにフィット感が得られるようになっている。
【0014】 撮影レンズ22の周囲には、円環状の永久磁石からなるフィルターガイド29 が設けられている。各フィルター装着板14の一面側には不図示の磁性材料が付 与されていて、該磁性材料とフィルターガイド29の磁力によってフィルター装 着板14を撮影レンズ22の被写体側に固定することが可能である。このフィル ターガイド29はフィルター装着板14を固定するためのものであるから、磁石 以外の固定方式も可能である。例えば、フィルターガイド29を面ファスナー( マジックテープ)で形成し、フィルター装着板14の一面にこれと係脱可能な素 材を貼付する態様が可能であるし、あるいはフィルター装着板14とフィルター ガイド29の双方に係脱可能な爪部を形成してもよい。
【0015】 フィルター部12は肩当て18に収納することができる。肩当て18は、布材 や皮革など可撓性を有する素材を矩形状に加工したものであり、スナップボタン 19を留めて三つ折りにすることができる。この肩当て18の内面には、レンズ フィルター15を保護するために、フェルトなどの素材を貼付することが好まし い。
【0016】 ストラップ10を用いた撮影方法について説明する。携行時には、フィルター 部12を肩当て18に収納してスナップボタン19を留め、レンズフィルター1 5を保護する。また、カメラ20を肩にかけたときに肩当て18が肩に当接する ようにベルト11の長さを調節する。フィルター部12はベルト11より幅広で あるため、該フィルター12を収納した肩当て18でカメラ20を支えると安定 感が得られる。
【0017】 レンズフィルター15を用いない撮影の場合は、フィルター12を肩当て18 に収納したまま従来通りの撮影動作を行う。レンズフィルター15を使用する場 合には、スナップボタン19を外して肩当て18をフィルター部12から取り外 す。続いてフィルター部12をカメラ20の前方へ移動させ、図2に示すように 、所望のレンズフィルタ15を備えたフィルター装着板14をフィルターガイド 29にあてがう。上述のようにフィルター装着板14の一面には磁性材料が付与 されているので、この磁性面をフィルターガイド29に向けて当接させると、フ ィルター装着板14は磁力によって撮影レンズ22の被写体側に固定され、フィ ルター部12が自重で脱落することがない。
【0018】 カメラ20に対するフィルター部12の固定位置は、図2のように、フィルタ ー部12の長手方向がカメラ20の左右方向と略平行になることが好ましい。撮 影レンズ22およびレンズフィルター15は円形であるから、該撮影レンズ22 がレンズフィルター15内に納まるならば、フィルター部12とカメラ20の装 着の回転位相が多少ずれていてもよい。しかし、フィルター部12がファインダ 対物窓24やストロボ25に干渉してはならない。干渉する場合には、フィルタ ー部12の位置を直す必要があるが、磁石による固定方式なので容易に装着位置 を変えることができる。図2の装着状態で撮影を行うと、撮影レンズ22に隣接 するレンズフィルター15の効果を得ることができる。他のレンズフィルター1 5を用いるには、フィルター部12をずらして、フィルターガイド29に別のフ ィルター装着板14を固定すればよい。
【0019】 図3は本考案の異なる実施形態を示す図である。このストラップ30は、上記 ストラップ10とほぼ共通であるが、フィルター部31は一体成形でなく、複数 枚のフィルター装着板32の間を蝶番で連結して形成されている。この構成によ れば、フィルター部31を平面方向に曲げる力が作用した場合に、各フィルター 装着板32の連結部分が破損するおそれが減少する。
【0020】 図4および図5は本考案のさらに異なる実施形態を示している。このフィルタ ー部41は、個別のフィルター装着板42を交換自在に連結したものである。各 フィルター装着板42の一対の側面には、係合突起43と係合凹部44がそれぞ れ設けられている。係合凹部44は、フィルター装着板42の一側面から平面方 向に穿設された平面収納孔48と、該平面収納孔48からフィルター装着板42 の表面方向へ穿設された進退孔49からなっている。一方、係合突起43は、平 面収納孔48と略平行に固設された基部46と、該基部46の端部から上記進退 孔49と略平行に延設された係止部47とからなっている。この係合突起43は 、フィルター装着板42の平面と略直交する面方向に拡縮可能な弾性を有し、こ の拡縮動作によって係止部47と進退孔49を係脱させることができる。つまり 、係合突起43と係合凹部44を挿脱させてフィルター装着板42を自在に組み 替えることができるので、あらかじめ様々な種類のレンズフィルターを準備して 、用途に応じて使い分けることが可能になる。
【0021】 以上の実施形態において、ストラップが備えるレンズフィルターの種類や組み 合わせは上記に限定されず任意である。例えば、ストロボが蛍光灯の光に負ける 場合には、画像のグリーンかぶりを防ぐレンズフィルター15L−Wフィルター (白色蛍光灯用カラー補正フィルター)を装着すればよいし、水面やガラスに向 けて撮影するときは写り込み防止用のPLフィルター(偏光フィルター)を準備 しておけばよい。
【0022】
以上のように本考案によれば、携行性に優れ、レンズフィルターを使用した撮 影を手軽なものとするカメラのストラップを提供することができる。
【図1】本考案によるストラップの一実施形態とこれに
接続されたカメラの斜視外観図である。
接続されたカメラの斜視外観図である。
【図2】レンズフィルターを装着した状態のカメラの正
面図である。
面図である。
【図3】本考案の異なる実施形態を表す斜視図である。
【図4】本考案のさらに異なる実施形態を表す斜視図で
ある。
ある。
【図5】図4のV−V線に沿って示す断面図である。
10 ストラップ 11 ベルト 12 フィルター部 14 フィルター装着板 15 レンズフィルター 18 肩当て 20 カメラ 22 撮影レンズ 29 フィルターガイド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 矢澤 一樹 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)考案者 大森 俊行 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)考案者 藤▲崎▼ 義文 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)考案者 中村 綾子 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 カメラ本体に接続されるループ状のベル
ト部材と;このループ状のベルト部材の一部をなす、レ
ンズフィルターを備えたフィルター部と;を有すること
を特徴とするカメラのストラップ。 - 【請求項2】 請求項1において、上記フィルター部
は、カメラの撮影レンズに対する固定手段を備えている
カメラのストラップ。 - 【請求項3】 請求項2において、上記固定手段は、磁
石の吸着作用を利用した磁気手段であるカメラのストラ
ップ。 - 【請求項4】 請求項3において、上記磁気手段は、撮
影レンズの周囲に形成した磁石と、上記フィルター部に
設けた磁性材料とを有しているカメラのストラップ。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
て、上記フィルター部は、それぞれ所定のレンズフィル
ターを備えた複数枚の板状部材から構成されているカメ
ラのストラップ。 - 【請求項6】 請求項5において、上記複数の板状部材
は折曲可能に連結されているカメラのストラップ。 - 【請求項7】 請求項5において、上記複数の板状部材
は着脱可能に連結されているカメラのストラップ。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項におい
て、さらに、非使用時にフィルター部を保護するレンズ
フィルター保護手段を備えているカメラのストラップ。 - 【請求項9】 カメラ本体に接続されるベルト部材と;
このベルト部材に接続された、レンズフィルターを備え
たフィルター部と;を有することを特徴とするカメラの
ストラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009636U JP3036120U (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | カメラのストラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996009636U JP3036120U (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | カメラのストラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3036120U true JP3036120U (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=43170897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996009636U Expired - Lifetime JP3036120U (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | カメラのストラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3036120U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010256287A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Nikon Vision Co Ltd | 測距装置 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP1996009636U patent/JP3036120U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010256287A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Nikon Vision Co Ltd | 測距装置 |
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