JP3036056U

JP3036056U - おもちゃ

Info

Publication number: JP3036056U
Application number: JP1996010292U
Authority: JP
Inventors: 定男松川
Original assignee: 株式会社東栄商事
Priority date: 1996-09-20
Filing date: 1996-09-20
Publication date: 1997-04-08
Anticipated expiration: 2002-09-20

Abstract

(57)【要約】【課題】複雑なリンク機構やカム機構などを使用せず
に最小限の部材を使用するだけの簡単な構造で興趣に富
んだ動作をなすことができるおもちゃの提供を目的とす
る。【解決手段】柔軟性を有する素材により縦長棒状のオ
モチャ本体１を成形し、そのオモチャ本体１の下端近傍
に回転軸を上下両側に設けたモータ２を内蔵し、途中箇
所を任意に屈曲させた細長い芯軸３をその下端部が上記
のモータ２における上側の回転軸に接続し上端部がオモ
チャ本体１の頭部４まで達するように同じくオモチャ本
体１に内蔵し、又、モータ２の下側の回転軸５には偏心
した重り６を取付けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はおもちゃに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、モータと共にリンク機構やカム機構などを内蔵して複雑な動作を可能としたおもちゃが各種公知である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、複雑なリンク機構やカム機構などを使用せずに最小限の部材を使用するだけの簡単な構造で興趣に富んだ動作をなすことができるおもちゃの提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的は本考案によって、すなわち、柔軟性を有する素材により縦長棒状のオモチャ本体１を成形し、そのオモチャ本体１の下端近傍に回転軸を上下両側に設けたモータ２を内蔵し、途中箇所を任意に屈曲させた細長い芯軸３をその下端部が上記のモータ２における上側の回転軸に接続し上端部がオモチャ本体１の頭部４まで達するように同じくオモチャ本体１に内蔵し、又、モータ２の下側の回転軸５には偏心した重り６を取付けたことを特徴とするおもちゃによって達成することがてきる。

【０００５】

【実施例】

以下、図示した実施例について説明する。まず、オモチャ本体１はコケシの形状を呈し、柔軟性を有するプラスチック、例えば軟質塩化ビニルやシリコン樹脂で成形されている。オモチャ本体１はその下端近傍にモータ２を内蔵し、そのモータ２は上下両側に回転軸を有している。オモチャ本体１には略くの字形に屈曲した細長い芯軸３も内蔵している。その芯軸３の下端部は上記モータ２における上側の回転軸に減速機構を介して接続し、又、上端部はオモチャ本体１の頭部４まで達している。一方、モータ２の下側の回転軸５には偏心した重り６を取付けている。なお、電池７を収容すると共にスイッチ兼スピードコントローラ８を設けた電池ケース９がコード１０によってオモチャ本体１に接続している。

【０００６】上記のスイッチ兼スピードコントローラ８をオン状態にすると、モータ２と共に芯軸３が回転し、特に芯軸３は上記のように略くの字形に屈曲しているので、その上端部が大きく回転する。オモチャ本体１は上記のように柔軟性を有するプラスチックで成形されているので、芯軸３が動くとそれに従って変形する。すなわちオモチャ本体１の頭部４はクネクネと回転することになる。

【０００７】一方、オモチャ本体１の下端部は、モータ２の下側の回転軸５が回転するときに、その回転軸５に取付けた偏心した重り６の作用によって振動する。

【０００８】上記の実施例ではオモチャ本体１がコケシの形状になっているが、本考案のオモチャ本体１の形状はこれに限定するものではなく自由である。また、上記の実施例では芯軸３を略くの字形に屈曲させているが、この芯軸３の屈曲形状も自由であり、より複雑に屈曲させることも可能である。また、上記の実施例では、電池７をオモチャ本体１とは別個の電池ケース９に収容しているが、電池７を直にオモチャ本体１に内蔵してもよい。

【０００９】

【考案の効果】

本考案のおもちゃは上記の通りであり、オモチャ本体１を柔軟性を有する素材で成形したこと、及びオモチャ本体１に内蔵した回転する芯軸３を屈曲させたことにより、オモチャ本体１の頭部４がクネクネと回転するおもしろさがある。また、これに加えて、モータ２の下側の回転軸５に偏心した重り６を取付けたことにより、オモチャ本体１の下端部が振動して、例えば机上に置いた場合などにその振動でオモチャ本体１が移動するというおもしろさがある。したがって、おもしろさが相乗的に増大する効果がある。これにより、従来品のようにリンク機構やカム機構を使用せずとも簡単な構造で興趣に富んだ動作をなさしめることができる。また、本考案のおもちゃは、そのオモチャ本体１が柔軟性を有する素材で成形されるので、触感が良いという利点がある。さらに、本考案のおもちゃは、オモチャ本体１の下端部が振動するので、人体に接触させてマッサージ用具としても利用できる有用性がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】オモチヤ本体の一部を切断面とした側面図であ
る。

【符号の説明】

１オモチャ本体２モータ３芯軸４頭部５回転軸６重り７電池８スイッチ兼スピードコントローラ９電池ケース１０コード

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】柔軟性を有する素材により縦長棒状のオ
モチャ本体１を成形し、そのオモチャ本体１の下端近傍
に回転軸を上下両側に設けたモータ２を内蔵し、途中箇
所を任意に屈曲させた細長い芯軸３をその下端部が上記
のモータ２における上側の回転軸に接続し上端部がオモ
チャ本体１の頭部４まで達するように同じくオモチャ本
体１に内蔵し、又、モータ２の下側の回転軸５には偏心
した重り６を取付けたことを特徴とするおもちゃ。