JP3035960U - 布地保持装置 - Google Patents

布地保持装置

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JP3035960U
JP3035960U JP1996003464U JP346496U JP3035960U JP 3035960 U JP3035960 U JP 3035960U JP 1996003464 U JP1996003464 U JP 1996003464U JP 346496 U JP346496 U JP 346496U JP 3035960 U JP3035960 U JP 3035960U
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cloth
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holding
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JP1996003464U
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Inventor
リン ユン−クン
ペン シァン−ハン
Original Assignee
チャイナ テクスタイル インスティチュート
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縫製加工中に複数の衣料用布地、特にズボン
布地を整合状態で安定堅持し、縫製加工作業をさらに効
率化する縫製機械用に整合された布地の保持装置を提供
すること。 【解決手段】 本考案の布地保持装置1は、ミシンなど
の縫製機械10の作業台11の縁部に固定されて使用さ
れるものであり、作業台11縁部に固定するための固定
手段14と、布地25を整合状態で中空保持するための
高さ調節機能を有した布置手段20と、重ねられた布地
の前方縁部24を堅持するための挟持手段15とを含ん
でいる。本布地保持装置1は、実施中の加工処理作業を
効率化するに加えて、次の工程処理をも効率化するよう
に加工後の布部分27を整合状態に懸垂収納する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は縫製機械に附属して使用する新規な布地の保持装置に関する。さらに 特定すれば、本考案は、縫製加工用に整合された布地の保持装置であって、縫製 機械の作業台の縁部に固定して使用され、重ねられた複数のズボン加工用布地を 整合堅持するものであり、縫製加工作業を効率化し、ズボンの製造コストを低減 させるものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
ミシンなどの縫製機械は多様な衣類の縫製加工に利用される。例えば、ズボン 布地の縫製や、ポケット、ファスナー等の部材の縫合に使用される。衣料品縫製 産業、中でも、多様で複雑な縫製工程と大量生産とが要求されるズボン製造産業 においては、作業員の技術水準の向上は言うまでもなく、手間を要する加工工程 の効率向上が最重要課題の1つである。
【0003】 大量生産される他の衣料品製造の場合と同様に、ズボン縫製用の布地は一般的 に保存効率と搬送効率とを高めるために整合して積み重ねられている。縫製加工 時にはこの積み重ねられた布地を1枚づつ崩しながら縫製作業が進められる。
【0004】 ズボンの製造工程は複雑多様である。一般的にズボン用布地は部分加工後に再 度作業員の手によって整合して積み重ねられ、次の部分加工工程へと回される。 ズボンの製造にはこのように人手による積み重ね作業の反復が要求されたきた。
【0005】 このような反復的な積み重ね作業は全体的な加工能率を低下させる大きな要因 であった。また、作業を急ぐあまりに布地の積み重ね状態を劣悪にすると、その 分だけ次加工工程の効率に悪影響を及ぼした。
【0006】 一般的に、縫製機械の作業台はその位置とサイズとが固定されている。(1) 加工作業を容易にするポジションでズボン布材料を縫製機械近辺に安定保持させ ;作業を効率化するために、(2)整合して積み重ねられた状態を堅持させ;さ らに、次の加工工程での作業効率をも考慮して、(3)ズボン布材料を整合状態 のままでその部分加工作業を終了する、ことはできなかった。
【0007】 本考案は、このような課題に鑑みなされたものであり、縫製加工中に複数の衣 料用布地、特にズボン布地を整合状態で安定堅持し、縫製加工作業をさらに効率 化する縫製機械用に整合された布地の保持装置を提供することを主の目的とする ものである。
【0008】 また本考案は、部分加工後にもその整合状態を堅持させ、次の加工工程をも効 率化する布地保持装置を提供することを別の目的としている。
【0009】 さらに本考案は、布置台の位置あるいは高さ調節を容易にし、加工作業を一層 に効率化させる布地保持装置を提供することを追加目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の布地保持装置は、縫製機械の作業台の縁部に固定されて使用されるも のであり、作業台縁部に固定するための固定手段と、布地、特にズボン布地を整 合状態で保持するための(好適には高さ調節機能を有した)布置手段と、重ねら れた布地を堅持するための挟持手段とを含んでいる。
【0011】 固定手段は略コ形状を有した従来式の挟板式固定装置であり、作業台縁部を利 用し、一般的にネジ式に上下する締付具によって作業台の下側から押圧固定する ものである。
【0012】 布置手段は好適には高さ調節機能を有した方形板体であり、固定装置上方で一 般的に水平方向に配置され、位置(高さ)調節手段を介して固定手段に搭載され ている。
【0013】 布挟持手段は、重ねられた布地を挟むための、上下移動式で、一般的に水平方 向に配置される押圧板と、重ねられた布地を効果的に保持するための、押圧板の 下側に提供された布押え具と、布押え具と共同で布地の一部を挟み保持する布保 持台とを含み、好適にはさらに、重ねられた布部分に対して圧力を提供するシリ ンダ手段を含んでいる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の布地保持装置の一形態を添付の図面を参照に付して詳細に説明 する。図面に示す実施形態は、本考案の説明のみを目的としたものであり、本考 案の限定は意図されていない。また本実施形態例は、ズボン縫製用として提供さ れているが、本考案の布地保持装置は、ズボン以外の縫製時にも利用が可能であ ることは言うまでもない。
【0015】 図1に示すように、本考案のズボン布地保持装置1は、ミシンなどの縫製機械 10の作業台11の縁部に、好適には従来式フリーサイズ固定手段14によって 着脱式に固定されて使用される。
【0016】 図2で詳細に示すごとく、本布地保持装置1は、作業台11の縁部に着脱式に 固定するための固定装置14と、加工対象の布地の一部25を整合状態で搭載す るための布置台20と、重ねられた布地の前方縁部24を堅持するための布挟持 装置15とを含んでいる。
【0017】 図1及び2に示す固定装置14は、略コ形状を有した従来式のフリーサイズ挟 板式固定具であり、締付バー14”の手動回転によってネジ式に上下する締付具 14’によって作業台11縁部の下側から着脱式に押圧固定する。この固定装置 14は永久固定式であっても、及び/又は、別形態の従来式固定装置であっても 構わない。
【0018】 布置台20は好適には布地の1/3程度の長さを有した方形板体であり、整合 して重ねられた布部25を図1のごとくに作業台11の縁部上方(すなわち、固 定装置14の上方)に中空状態で搭載保持するためのものである。図示のごとく に搭載された布部25は、自身の重量と、重ねられた布地間及び布地25と布置 台20との間の摩擦力とによって作業台11上に落下することはない。また、図 1のごとくの形状(布置台20の下側から上側へと折り曲げた形状)で布地25 を布置台20に搭載する理由は、布地25を1枚づつ剥しながら作業台11上で 縫製加工をさせるためである。
【0019】 布置台20は、その上端が布置台20に固定された垂直支持板21と、その下 端が固定装置14に固定された斜支持柱13とを介して、固定装置14に接続さ れている。布置台20の上下位置調整は高さ調節手段を介して提供される。高さ 調節手段は、垂直支持板21内部に提供された長形滑り溝22と、斜支持柱13 に提供された滑りネジ23(本例では上下離れて2本)とによって提供される。 滑りネジ23は滑り溝22内に移動可能に係合しており、溝22(すなわち、支 持板21と布置台20)をネジ23に沿った上下に移動させる。選択された布置 台20の位置(高さ)は、溝22の幅よりも大きな頭部または座金を有したネジ 23の締めつけで固定される。布置台20のこの高さ調整機能によって、加工待 布部25は最適な加工位置に搭載される。この高さ調整手段は同様な効果を発揮 する他の従来式手段に代用されても構わない。
【0020】 本実施形態の布挟持手段15は、押圧板17と、押圧板17の下側に提供され 、効果的な布地保持力を提供するための、好適には逆三角形形状を有した長形布 押え具18と、支持柱13の上端に固定され、押え具18と共同で布前方縁部2 4を圧力挟持する長形保持台12と、保持台12に固定されており、押圧板17 を選択的に上下移動させ、布縁部24に適度な圧力を提供して固定させるシリン ダ手段16と、バランスのとれたシリンダ16の圧力提供を援助する滑り棒19 とを含んでいる。このシリンダ16は圧力を提供する従来様式のものであり、提 供する圧力能力は、布縁部24を加工作業中に継続的に安定挟持させる程度のも のである。適当な他の圧力手段、例えば、バネ手段またはネジ手段等に代用させ ることも可能である。好適には、布縁部24に所定の圧力を付与した後に、押圧 板17をその位置で固定する。
【0021】 加工作業の終了時にはシリンダ16(または他の圧力手段)は脱圧力され、加 工後布部27を整合状態のままで、布縁部24は布挟持装置15から外される。 滑り棒19は、好適にはその上端部あるいは下端部の一方のみが対応板部材(押 圧板17またはシリンダ手段16の上部板部材)に固定されており、その他端は 対応板部材を上下滑動自由に貫通しており、シリンダ16の圧力付与作用の安定 に寄与する。好適には、この安定度を高めるために、その滑動自由端に選択的位 置固定手段を提供する。
【0022】 布縁部24は、加工待布部25と、加工中布部26と、加工後布部27とが重 なった共通布部分であり、この布部分を固定堅持(挟持)させることで、加工待 布部25は加工処理作業中にも整合状態に保たれ、加工中布部26は加工処理作 業を容易にするように緊張状態に保たれ、加工後布部27は加工処理作業の邪魔 になることなく作業台11を離れて整合状態に懸垂収納される(図1参照)。
【0023】 このように構成された本考案の布地保持装置は、ズボン等の製造の加工効率を 改善し、総合的な製造コストを低減させる。
【0024】 本実施形態に使用されている各部材は、同様な作用と効果とを提供する他形態 の部材と置換が可能である。よって、それら置換物も本考案に含まれるものであ る。さらに、本実施形態の細部は適宜改良と変更とが可能である。従って、本考 案のスコープは本考案の「請求の範囲」に定義されたものである。
【0025】
【考案の効果】
本考案の布地保持装置は、縫製機械の作業台の縁部に固定されて使用されるも のであり、作業台縁部に固定するための固定手段と、布地、特にズボン布地を整 合状態で保持するための布置手段と、重ねられた布地を堅持するための挟持手段 とを含んでいいて、前記布置手段に部分搭載された前記整合布地が、前記前方縁 部が挟持された状態にてその選択された枚数が前記作業台に提供され、加工処理 終了後には整合状態で懸垂収納されるようになっているので、縫製加工中に複数 の衣料用布地、特にズボン布地を整合状態で安定堅持し、縫製加工作業をさらに 効率化する。
【0026】 また本考案の布地保持装置は、部分加工後にもその整合状態を堅持させ、次の 加工工程をも効率化する。
【0027】 さらに本考案の布地保持装置は、布置台の位置あるいは高さ調節を容易にし、 加工作業を一層に効率化させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミシン作業台に搭載された布地保持装置を示し
た側面図。
【図2】図1の布地保持装置の一部分解斜視図。
【符号の説明】
1....保持装置 10...縫製機械 11...作業台 12...保持台 13...支持柱 14...固定装置 14’..締付具 14”..締付バー 15...挟持装置 16...シリンダ 17...押圧板 18...押え具 19...滑り棒 20...布置台 21...支持板 22...滑り溝 23...滑りネジ 24...前方縁部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 シァン−ハン ペン 台湾 タイワン タイペイ シェン ツー チェン シティー チェン ティエン ロード 6番地

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製加工用に整合された布地の保持装置
    であって、 縫製機械の作業台の縁部に本保持装置を固定するための
    固定手段と、 該固定手段と第1接続手段を介して接続しており、前記
    作業台の上方で略水平方向に広がり、整合された加工用
    布地の後方部を搭載するための布置手段と、 該固定手段と第2接続手段を介して接続しており、該整
    合された加工用布地の前方縁部を堅持するための布挟持
    手段と、を含んでおり、 前記布置手段に部分搭載された前記整合布地は、前記前
    方縁部が挟持された状態にてその選択された枚数が前記
    作業台に提供され、加工処理終了後には整合状態で懸垂
    収納されることを特徴とする布地保持装置。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は着脱自由式固定手段であ
    ることを特徴とする請求項1記載の布地保持装置。
  3. 【請求項3】 前記第1接続手段は前記布置手段の上下
    位置調節手段を有していることを特徴とする請求項1記
    載の布地保持装置。
  4. 【請求項4】 前記布挟持手段は前記整合布地の前方縁
    部に両側から圧力を付与するための圧力提供手段を含ん
    でいることを特徴とする請求項1記載の布地保持装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力提供手段はシリンダ手段である
    ことを特徴とする請求項4記載の布地保持装置。
JP1996003464U 1996-04-25 1996-04-25 布地保持装置 Expired - Lifetime JP3035960U (ja)

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