JP3035696B2 - 人工指関節 - Google Patents

人工指関節

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JP3035696B2
JP3035696B2 JP21290595A JP21290595A JP3035696B2 JP 3035696 B2 JP3035696 B2 JP 3035696B2 JP 21290595 A JP21290595 A JP 21290595A JP 21290595 A JP21290595 A JP 21290595A JP 3035696 B2 JP3035696 B2 JP 3035696B2
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    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/30Joints
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    • A61F2002/30001Additional features of subject-matter classified in A61F2/28, A61F2/30 and subgroups thereof

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人工指関節さらに詳
細には、中手指節間関節や近位指節間関節などに好適な
人工指関節に関する。
【0002】
【従来の技術】手指の中手指節間関節(MP関節)は中手
骨と基節骨によって、また近位指節間関節(PIP関
節)は基節骨と中節骨から構成されているが、慢性関節
リウマチで代表される関節炎を患うと、特に手足の関
節、靱帯、腱が次第に冒され、有痛性の変形と著しい運
動制限があらわれる。この対策として、関節炎により変
形した関節部分を人工指関節に置換する施術が行われて
いる。かかる人工指関節は、従来では一般的にシリコン
で代表される弾性高分子材料によって中間の鍔状部を基
端として軸方向に突出する軸部を設けた単一構造となっ
ていた。しかしこの構造は、材料が柔軟にすぎるため摩
耗や折損を来しやすく、またねじれに弱いために非生理
的な側方動揺性や回旋を来しやすいという問題があっ
た。この対策としてヒンジを用いた金属製の人工関節も
提案されているが、可動域が制限されたり、生理的な運
動が行われなかったりし、いまだ実用的なものが現われ
ていないのが実状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題点を解消するために研究して創案されたもので、そ
の目的とするところは、指の運動特性にマッチした実用
性の高い人工関節を提供することにある。本発明による
人工関節は、手足の中手指節間関節(以下MP関節とい
う)、近位指節間関節(以下PIP関節という)に好適
であるほか、遠位指節間関節(DIP関節)にも適用す
ることができ、さらに指関節以外の手用あるいは肘用な
どの人工関節として有効である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の第1発明は、指関節の遠位部と近位部の長管骨
にステムが埋設される形式の人工指関節において、該人
工指関節が、一部に開口を有すると共に内側に球状面を
有しかつ反開口側にステムを一体に形成したソケット
と、前記開口を介して球状面に嵌められる球部を有する
とともに開口から外方に伸びるステムを球部に一体形成
したヘッドと、前記ソケットのステムを軸線方向摺動可
能に内嵌するように近位部または遠位部の骨に接着固定
されるシースとを備えた基本構成を有している。しか
も、前記開孔は縁部に内広がり傾斜面を有して全体とし
て長孔状をなす一方、ヘッドのステムが円錐状側壁面を
有する突台部を介して形成され、円錐状側壁面が前記内
広がり傾斜面に当接することで側屈角度が規定されるよ
うになっている
【0005】また、本発明の第2発明は、前記基本構成
に加えて、前記開口が2組の内広がり傾斜面を有して全
体として角形状長孔をなし、ヘッドのステムが角錐状側
壁面を有する突台部を介して形成されており、角錐状側
壁面が前記1組の内広がり傾斜面に当接することで側屈
角度が規定され、角錐状側壁面の隅角部が内広がり傾斜
面に当接することで回旋角度が規定されるようになって
いることを特徴としている。
【0006】本発明の第3発明は、前記基本構成に加え
て、前記開口が内広がり傾斜面を有して全体として長孔
状をなし、ヘッドの球部には円錐状側壁面を有する突台
部を介してステムを形成すると共にステム軸線と直交す
るようにピンが貫設されており、ソケットには前記ピン
の両端部を遊嵌する窓孔が設けられ、円錐状側壁面と前
記内広がり傾斜面との当接により側屈角度が規定され、
ピンの両端部と窓孔との接触により回旋角度が規定され
るようになっていることを特徴としている。
【0007】本発明の第4発明は、前記基本構成に加え
て、前記開口が内広がり傾斜面を有して全体として長孔
状をなし、ヘッドの球部には、円錐状側壁面を有する突
台部を介してステムを形成すると共にステム軸線と直交
するようにピンが貫設されており、前記円錐状側壁面は
前記内広がり傾斜面に当接するかごく接近する寸法を有
し、かつソケットには前記ピンの両端部を支持する孔が
設けられていることを特徴としている。なお、前記第1
発明と第2発明において、円錐状側壁面または角錐状側
壁面が内広がり傾斜面に当接するかごく接近する寸法を
有し、側屈が規制されるようになっているものを含んで
いる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面に
基いて説明する。図1は本発明による人工関節を適用し
た一例を示しており、aは中手骨、bは基節骨、cは中
節骨、dは末節骨である。Aは本発明によるMP関節、
Bは本発明によるPIP関節である。それらMP関節A
とPIP関節Bは、基本的には、ソケット1とヘッド2
とシース3から構成され、ソケット1は一体にステム1
1を有し、ヘッド2も一体にステム21を有し、シース
3は前記ステム11に相対移動可能に外嵌されるように
なっている。ヘッド2は耐食性、軽量性、耐摩耗性に優
れた金属たとえばチタン系合金やコバルトクローム系合
金からなっている。シース3は骨との接着性を向上する
だけでなく、関節特有の複軸型屈曲運動に伴う軸方向の
微小な伸びを保証すると共に屈伸時のソケットと球部の
面圧を低減させ、長期に渡ってスムーズな屈伸運動を可
能にするためのものである。シース3も耐食性、軽量
性、耐摩耗性に優れた金属たとえばチタン系合金やコバ
ルトクローム系合金によって筒状に作られている。
【0009】ソケット1は上記金属で作られていてもよ
いが、好ましくは耐摩耗性の優れたプラスチックたとえ
ば超高分子量ポリエチレンで代表されるエンジニアリン
グプラスチックによって作られている。ソケット1は、
前記MP関節Aにおいては中手骨aと基節骨bの関節部
分を除去して得た空隙部に位置され、PIP関節Bにお
いては基節骨bと中節骨cの関節部分を除去して得た空
隙部に位置される。そして、この例では、MP関節Aの
シース3が中手骨aに、ヘッド2のステム21が基節骨
bにそれぞれボーンセメントのような接着剤によって固
定されている。また,PIP関節Bも、シース3が基節
骨bに、ヘッド2のステム21が中節骨cにそれぞれボ
ーンセメントのような接着剤によって固定されている。
【0010】図2ないし図5は本発明によるMP関節の
第1実施例を示している。この実施例において、MP関
節は基本構造として、内側に球状面10を有する曲率状
のソケット1と、球部20とステム21を有するヘッド
2、およびソケット1に一体形成したステム11に摺動
可能に外嵌するシース3を有している。この実施例で
は、ソケット1が、正面から見て長孔状ないしこれに類
する輪郭をなした開口12を赤道上に有しており、その
開口12は、屈伸角度の規制のため、図3のようにステ
ム11の軸線を境として異なる長さを有している。そし
て開口12の縁部は全周にわたって図4や図5のように
所要角度の内広がり傾斜面120を有している。
【0011】一方、ヘッド2は前記球状面10に摺動自
在に嵌まる外径の球部20を有すると共に、球部20の
中心線上には円錐状側壁面230を有する突台部23を
介してステム21が一体形成されている。前記突台部2
3の円錐状側壁面230は開口12の内広がり傾斜面1
20と協働してストッパとして作用するもので、開口1
2の幅(内広がり傾斜面120の下端間寸法W3)より
も適度に小さい寸法となっている。突台部23は正面か
ら見て円形状となっている。したがって、図5のよう
に、ステム21は円錐状側壁面230が左右の内広がり
傾斜面120に当接する限度で角度γだけ左右方向で振
れる(側屈)ようになっており、また図3のように、円錐
状側壁面230が上下端の内広がり傾斜面120に当接
することにより図面上で下方に20〜35°内の任意の
角度α、図面上で上方に90°前後の角度βで上下方向
に傾転できるようになっている。シース3はステム11
と同長でもよいし異長でもよいが、ステム11の断面形
状と合致する断面形状を有していることが好ましい。ま
た、この例ではステム11の長手方向と直角方向の断面
積はステム21のそれよりも適度に大きく作られてい
る。なお、円錐状側壁面230の大きさを開口12の幅
と略同等にすれば左右方向に振ることができなくなるた
めPIP関節に使用することができる。
【0012】図6ないし図8はMP人工関節Aの第2実
施例を示している。この実施例も基本構造として、内面
に球状面10を有するソケット1と、球部20とステム
21を有するヘッド2、およびソケット1に一体形成し
たステム11に摺動可能に外嵌するシース3を有してい
ること前記実施例1と同じであり、材質的にも前記実施
例と同様である。この実施例も、ソケット1が開口12
を赤道上に有しており、その開口12は図7と図8のよ
うにステム11の軸線を境として異なる長さとなってい
る。しかし、この実施例においては、内広がり傾斜面が
正面から見て長円状を呈しておらず、左右の1組の内広
がり傾斜面120と上下の1組の内広がり傾斜面12
0’が稜線121によって接続し、それにより、正面か
ら見て実質的に多角形(実施例では四角形)となってい
る。すなわち開口12は全体として角形状長孔となつて
いる。
【0013】一方、ヘッド2は前記球状面10に摺動自
在に嵌まる外径の球部20を有すると共に、球部20の
中心線上には基部が角錐状側壁面230’となった突台
部23を介してステム21が一体形成されている。前記
角錐状側壁面230’は前記開口12の左右の内広がり
傾斜面120,120と協働してストッパとして作用す
るもので、開口12の幅(左右内広がり傾斜面120の
下端間寸法W3)よりも適度に小さい寸法となってい
る。
【0014】したがって、図7のようにステム21は左
右方向で角錐状側壁面230’が左右の内広がり傾斜面
120,120に当接する限度で角度γだけ振れる(側
屈)ようになっており、また、図8(a)のような状態
から、ステム21が自己の軸線のまわりで回旋したとき
に、図8(b)(c)のように角錐状側壁面230’の
対角線上の2隅が左右の内広がり傾斜面120,120
に接触することで一定以上の回旋が規制されるようにな
っている。もちろん、角錐状側壁面230’が上下端の
内広がり傾斜面120’,120’に当接する限度で屈
伸可能である。すなわち、図面上で下方に20〜35°
内の任意の角度α、図面上で上方に90°前後の角度β
に傾転できることは前記実施例と同じである。その他の
構造はMP関節Aの第1実施例と同様であるから、同じ
部分については同符号を付し、説明は省略する。なお、
この実施例において、角錐状側壁面230’の大きさを
開口12の幅と略合致した寸法にすれば側屈が阻止され
るため、PIP関節に適用することができる。
【0015】図9ないし図13は本発明によるMP関節
Aの第3実施例を示している。この実施例においても、
MP人工関節Aは、基本構造として、内面に球状面10
を有するソケット1と、球部20とステム21を有する
ヘッド2、およびソケット1に一体形成したステム11
に摺動可能に外嵌するシース3を有し、材質も前記実施
例と同様である。この実施例もソケット1が正面から見
て長孔状の開口12を赤道上に有しており、その開口1
2の縁部は全周にわたって図11や図12のように所要
角度の内広がり傾斜面120となっている。一方、ヘッ
ド2の球部20の中心線上には基部に円錐状側壁面23
0を有する突台部23を介してステム21が一体形成さ
れている。前記突台部23の円錐状側壁面230は開口
12の幅(内広がり傾斜面120の下端間寸法W3)よ
りも適度に小さい寸法となっている。
【0016】こうした構成は第1実施例や第2実施例と
同じであるが、この第3実施例においては、脱球防止兼
回旋角度規制手段として、図10ないし図12のように
ヘッド2の球部20の中心軸を貫通するピン5を取付
け、ソケット1には該ピン5の球部20から突出する両
端部50,50と略同心上に窓孔13,13を形成して
いる。窓孔13,13の大きさは規制すべき回旋角度に
応じて設定され、たとえばピン5の直径に対して1.5
〜2.5倍の範囲である。この第3実施例は、屈伸につ
いては第1,第2実施例と同じ性能を有し、側屈につい
ても前記第1,第2実施例と同じ性能を有している。た
だ、この第3実施例ではピン5の各両端部50,50が
窓孔13,13に当接することでも側屈角度を規制する
ことができるため、より安定性が増す。そして、回旋に
ついては、図13(a)の状態からステム21を自己の軸
線の周りで回旋させると、球部20の回転により図13
(b),(c)のようにピン5の両端部50,50が窓
孔13,13の上下位置に当接するため、一定の回旋角
度に規制される。その他の構成は前記第1実施例や第2
実施例と同様であるから、対応する部分や部品に同じ符
号を付し、説明は省略する。
【0017】図14と図15は本発明によるPIP関節
Bの第1実施例を示している。このPIP関節Bの基本
構成は前記MP人工関節Aの第3実施例と同じである
が、ソケット1の両側には窓孔13,13でなくピン5
の両端部50,50と略同径の孔14,14となってい
る。そして、突台部23の円錐状側壁面230は開口1
2の左右の内広がり傾斜面120の幅とほぼ同等の寸法
となっている。したがって、この第1実施例は、屈伸に
ついては前記MP関節Aの第3実施例と同様であるが、
図15のように突台部23の円錐状側壁面230と内広
がり傾斜面120との接触およびピン5と孔14,14
との関係によって側屈と回旋ができないようになってい
る。
【0018】図16は本発明におけるシース3とソケッ
ト1のステム11取り合いの各態様を示しており、
(a)ないし(c)はシース長さをソケット1のステム
11とほぼ同長にし、(d)と(e)ではソケット1の
ステム11よりも短い寸法としている。(a)と(d)
はシース3とステム11に段部301,111を設けて
先端に向かうほど断面積を減少させている。(b)はテ
ーパ部302,112を設けることで先端に向かうほど
断面積を減少させている。(c)と(e)はシース3と
ステム11をストレートにしている。シース3とステム
11は軸線と直角の断面の全体または少なくとも全長の
半分以上が非円形となっていることが回転防止の上から
好ましい。前記シース3は、場合によっては、ボーンセ
メントとの接着性を向上するため表面を粗面にしたり、
溝や突条などにより凹凸部を形成してもよい。また、
(a)で例示し(b)ないし(e)で仮想的に示すよう
に、シース3の基部にはストッパ用のフランジ303を
設けてもよい。これにより中手骨aや基節骨bの骨髄腔
にシース3を挿入接着する際にシース3を骨髄腔内に没
入させないようにすることができる。
【0019】なお、ソケット1のステム11とヘッド2
のステム21は、図示するものでは前者が後者よりも断
面積が大きくなっているが、場合によっては、同等であ
ってもよいし、あるいはまた前者が後者よりも断面積が
小さく構成されていてもよい。同等もしくは前者を後者
よりも断面積が小さく構成すれば、遠位側にシース3を
配することができる。さらに、PIP関節Bにおいて
は、スワンネック変形防止のため、ソケット1の開口1
2の長さを小さくし、図面上で下方の屈曲角度αをO度
ないしその近くに規制するようにしてもよい。また、前
記各実施例においては、ヘッド2の球部20とソケット
1の球状面10の中心が、ステム11,21の軸心と一
致しているが、本発明はこれに限定されるものではな
い。すなわち、図17で例示するように、ヘッド2の球
部20とソケット1の球状面10の中心Cがステム1
1,21の軸心Lとずれ、偏心状態としてもよい。
【0020】
【実施例の作用】次に実施例の使用方法と作用を説明す
る。本発明の人工関節を使用して関節置換や再建を行う
には、MP関節Aの場合は中手骨aと基節骨bの関節部
分を除去し、PIP関節の場合は基節骨bと中節骨cの
関節部分を除去し、おのおの空隙部を形成し、そこにソ
ケット1を位置させる。そしてこの状態で手指を屈曲さ
せ、図1の例では、シース3を近位側の骨すわちMP関
節であれば中手骨aに、PIP関節の場合には基節骨b
の骨髄腔に、おのおの挿入し、シース3の外周をボーン
セメントによって骨髄腔に接着固定する。この状態でシ
ース3にソケット1のステム11を挿入すると共に、遠
位側の骨すなわちMP関節であれば基節骨b、PIP関
節の場合には中節骨cの骨髄腔にヘッド2のステム21
を挿入し、ボーンセメントによって骨髄腔に接着固定す
る。しかし、場合によっては、ヘッド2のステム21を
接着固定せず骨髄腔に挿入するだけとしてもよい。いず
れにしてもその後、靱帯や腱を修復する。なお、シース
3は場合によってはステム11を挿入した状態で骨髄腔
に挿入し、シース3の外周をボーンセメントによって骨
髄腔に接着固定してもよい。
【0021】以上のようにして得られた人工関節の作用
を説明すると、MP関節Aの第1実施例においては、ヘ
ッド2の球部20がソケット1の球状面10に摺接して
いるため屈曲が可能である。しかも、指関節は運動メカ
ニズムから揺動軸形式である。このため、単純にヘッド
2のステム21とソケット1のステム11を近位部と遠
位部の骨に固定しただけでは、屈曲と伸展時にヘッド2
とソケット1が圧縮され、それによって球部20と球状
面10との面圧が過度になり、摩擦によって屈伸がスム
ーズに行えなくなると共に、衝撃的な面圧の反復により
球状面10が摩耗したり、破損したりする危険がある。
しかし、本発明では、骨髄腔に接着固定されたシース3
に対してソケット1のステム11が軸方向移動可能であ
るため、前記屈伸動作の際にステム11が屈伸角度に応
じて自然にシース3を進退し、それによって圧縮荷重を
逃がすことができる。このため、球部20と球状面10
との面圧が低く保持され、屈伸をスムーズに行うことが
でき、また球状面10の摩耗や破損を防止して長期に渡
って安定した動作性能を保持することができる。
【0022】そして、球部20の外周に設けられている
突台部23の円錐状側壁面230が長円状の開口12に
沿って移動でき、内広がり傾斜面120に当接する限度
で屈伸を行うことができ、シース3に対してシース1の
ステム11が摺動できるため屈伸をスムーズに行うこと
ができる。また、側屈については、図5のように円錐状
側壁面230が左右の内広がり傾斜面120に当接する
限度で可能である。回旋運動についてはこの実施例は特
に可動範囲を規制していないが、靱帯や腱などがしっか
りしている場合にはこれらによって実質上回旋が規制さ
れるため、使用することができる。
【0023】MP関節Aの第2実施例においては、屈伸
運動に関してはステム21は角錐状側壁面230’が端
部の一組の内広がり傾斜面120’,120’に当接す
る限度で第1実施例とおなじくスムーズに行うことがで
きる。また、側屈については、図7のようにステム21
は角錐状側壁面230’が左右の一組の内広がり傾斜面
120,120に当接する限度で実現でき、また、回旋
については、図8(b)(c)のように角錐状側壁面2
30’の対角線上の2隅が内広がり傾斜面120,12
0に接触する限度で行うことができる。MP関節Aの第
3実施例では、ヘッド2の球部20にピン5が設けられ
ており、これがソケット1の窓孔13,13にはまって
いるため、激しく指を軸線方向に引張ってもソケット1
とヘッド2とが分離したりしない。また、屈伸運動に関
しては、第1実施例と同じくスムーズに行うことができ
る。側屈については、図12のように円錐状側壁面23
0が左右の内広がり傾斜面120に当接する限度で可能
であり、回旋については、図13(a)(b)のように
球部20にピン5の両端部50,50がソケット1の窓
孔13,13に当接する限度で可能である。
【0024】図14と図15に示すPIP関節Bの第1
実施例においては、屈伸は前記のように自在かつスムー
ズに行うことができるが、円錐状側壁面230が左右の
内広がり傾斜面120に当接ないし近接し、ヘッド2の
球部20のピン5がソケット13の孔14にヒッタリは
まっているため、側屈はさせられず、回旋も阻止され
る。図17のようにヘッド2の球部20とソケット1の
球状面10の中心Cをステム11,21と偏心させた場
合には、屈曲側(手の平側)に神経組織や肉が多い指関
節の実態に則したものとなるため、屈曲運動をより円滑
かつスムーズに行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によれ
ば、比較的簡単な構造により屈伸が可能であると共に球
関節構造により側屈と回旋も可能であり、しかもソケッ
ト側のシース11を直接骨中に埋設接合するのでなく、
シース3を骨中に埋設接合しこれにソケット側のシース
11を軸方向に摺動可能にはめているため円滑な逃げが
得られ、屈伸時にソケット1とヘッド2に過度の面圧が
加わらず、スムーズに屈曲運動を行うことができ、また
同時に摩耗や破損を防止することができるため長期にわ
たって安定した運動性能を発揮させることができる。し
かも、ヘッド2の球部20に設けた円錐状側壁面230
が開口12の縁部の広がり傾斜面120に当接すること
で側屈角度を規制するようにしているため、MP関節と
して効果的な機能を発揮させることができ、さらに簡単
で安価な構造とすることができるというすぐれた効果が
得られる。請求項2によれば、ヘッド2の球部20に角
錐状側壁面230を設け、これを角状輪郭の開口12の
一組の広がり傾斜面120に当接させることで側屈角度
を規制し、角錐状側壁面230の隅角部を前記一組の広
がり傾斜面120に当接させることで回旋角度を制限す
るようにしているため、MP人工関節として十分な機能
を有しながら簡単な構造により側屈角度と回旋角度の双
方を規制することができるというすぐれた効果が得られ
る。
【0026】請求項3によれば、ヘッド2の球部20を
貫くピン5を設け、このピン5の両端の突出部50,5
0をソケット3の窓孔13,13に遊嵌させているた
め、請求項1の効果に加え、激しい引張りによってもソ
ケット1とヘッド2との分離を防止することができると
共に、側屈角度をより確実また安定的に一定角度に制限
することができ、かつステム21を自己の軸線の周りで
回旋させると、球部20の回転によりピン5の両端部5
0,50が窓孔13,13の上下位置に当接するため、
回旋角度も一定に規定することができるというすぐれた
効果が得られる。請求項4によれば、球部20に、円錐
状側壁面230を有する突台部23を介してステム21
を形成すると共にステム軸線と直交するようにピン5が
貫設されており、ソケット1には前記ピン5の両端部5
0,50を支持する孔14,14が設けられているた
め、激しい引張りによってもソケット1とヘッド2との
分離を防止することができると共に、突台部23の円錐
状側壁面230と内広がり傾斜面120との接触および
ピン5と孔14,14との関係によって側屈と回旋が阻
止されるため良好な性能のPIP人工関節とすることが
できるというすぐれた効果が得られる。請求項6によれ
ば、屈曲側(手の平側)に神経組織や肉が多い指関節の
実態に則したものとなるため、屈曲運動をより円滑かつ
スムーズに行うことができるというすぐれた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による人工指関節の使用例を示す部分切
欠平面図である。
【図2】本発明によるMP関節の第1実施例を示す斜視
図である。
【図3】同じくその部分切欠側面図である。
【図4】同じくその平面図である。
【図5】(a)は図3のY−Y線に沿う断面図、(b)はその
部分的拡大図である。
【図6】本発明によるMP関節の第2実施例を示す斜視
図である。
【図7】同じくその部分切欠横断面図である。
【図8】同じくその正面図であり、(a)(b)(c)
は回旋角度規制状態を示す。
【図9】本発明によるMP関節の第3実施例を示す斜視
図である。
【図10】同じくその部分切欠側面図である。
【図11】同じくその平面図である。
【図12】同じくその横断面図である。
【図13】同じくその正面図であり、(a)(b)
(c)は回旋角度規制状態を示す。
【図14】本発明によるPIP関節の第1実施例を示す
部分切欠側面図である。
【図15】同じくその部分切欠平面図である。
【図16】(a)ないし(e)は本発明におけるソケッ
トのステムとシースの実施例を示す断面図である。
【図17】本発明の他の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
A MP関節 B PIP関節 1 ソケット 2 ヘッド 3 シース 5 ピン 10 球状面 11 ステム 12 開口 13 窓孔 14 孔 20 球部 21 ステム 23 突台部 50 突出部 120,120’ 内広がり傾斜面 230 円錐状側壁面 230’ 角錐状側壁面

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指関節の遠位部と近位部の長管骨にステム
    が埋設される形式の人工指関節において、該人工指関節
    が、一部に開口12を有すると共に内側に球状面10を
    有しかつ反開口側にステム11を一体に形成したソケッ
    ト1と、前記開口を介して球状面10に嵌められる球部
    20を有するとともに開口10から外方に伸びるステム
    21を一体形成したヘッド2と、前記ソケット1のステ
    ム11を軸線方向摺動可能に内嵌するように近位部また
    は遠位部の骨に接着固定されるシース3とを備え、しか
    も前記開口12が縁部に内広がり傾斜面120を有して
    全体として長孔状をなす一方、ヘッド2のステム21が
    円錐状側壁面230を有する突台部23を介して形成さ
    れ、円錐状側壁面230が前記内広がり傾斜面120に
    当接することで側屈角度が規定されるようになっている
    ことを特徴とする人工指関節。
  2. 【請求項2】指関節の遠位部と近位部の長管骨にステム
    が埋設される形式の人工指関節において、該人工指関節
    が、一部に開口12を有すると共に内側に球状面10を
    有しかつ反開口側にステム11を一体に形成したソケッ
    ト1と、前記開口を介して球状面10に嵌められる球部
    20を有するとともに開口10から外方に伸びるステム
    21を一体形成したヘッド2と、前記ソケット1のステ
    ム11を軸線方向摺動可能に内嵌するように近位部また
    は遠位部の骨に接着固定されるシース3とを備え、しか
    も前記開口12が2組の内広がり傾斜面120,12
    0’を有して全体として角形状長孔をなし、ヘッド2の
    ステム21が角錐状側壁面230’を有する突台部23
    を介して形成されており、角錐状側壁面230’が前記
    1組の内広がり傾斜面120に当接することで側屈角度
    が規定され、角錐状側壁面230’の隅角部が内広がり
    傾斜面120に当接することで回旋角度が規定されるよ
    うになっていることを特徴とする人工指関節。
  3. 【請求項3】指関節の遠位部と近位部の長管骨にステム
    が埋設される形式の人工指関節において、該人工指関節
    が、一部に開口12を有すると共に内側に球状面10を
    有しかつ反開口側にステム11を一体に形成したソケッ
    ト1と、前記開口を介して球状面10に嵌められる球部
    20を有するとともに開口10から外方に伸びるステム
    21を一体形成したヘッド2と、前記ソケット1のステ
    ム11を軸線方向摺動可能に内嵌するように近位部また
    は遠位部の骨に接着固定されるシース3とを備え、しか
    も前記開口12が内広がり傾斜面120を有して全体と
    して長孔状をなし、ヘッド2の球部20には円錐状側壁
    面230を有する突台部23を介してステム21を形成
    すると共にステム軸線と直交するようにピン5が貫設さ
    れており、ソケット1には前記ピン5の両端部50,5
    0を遊嵌する窓孔13,13が設けられ、円錐状側壁面
    230と前記内広がり傾斜面120との当接により側屈
    角度が規定され、ピン5の両端部50,50と窓孔1
    3,13との接触により回旋角度が規定されるようにな
    っていることを特徴とする人工指関節。
  4. 【請求項4】指関節の遠位部と近位部の長管骨にステム
    が埋設される形式の人工指関節において、該人工指関節
    が、一部に開口12を有すると共に内側に球状面10を
    有しかつ反開口側にステム11を一体に形成したソケッ
    ト1と、前記開口を介して球状面10に嵌められる球部
    20を有するとともに開口10から外方に伸びるステム
    21を一体形成したヘッド2と、前記ソケット1のステ
    ム11を軸線方向摺動可能に内嵌するように近位部また
    は遠位部の骨に接着固定されるシース3とを備え、しか
    も前記開口12が内広がり傾斜面120を有して全体と
    して長孔状をなし、ヘッド2の球部20には、円錐状側
    壁面230を有する突台部23を介してステム21を形
    成すると共にステム軸線と直交するようにピン5が貫設
    されており、前記円錐状側壁面230は前記内広がり傾
    斜面120に当接するかごく接近する寸法を有し、かつ
    ソケット1には前記ピン5の両端部50,50を支持す
    る孔14,14が設けられていることを特徴とする人工
    指関節。
  5. 【請求項5】円錐状側壁面230または角錐状側壁面2
    30’が内広がり傾斜面120に当接するかごく接近す
    る寸法を有し、側屈が規制されるようになっているもの
    を含む請求項1または請求項2に記載の人工指関節。
  6. 【請求項6】ヘッド2の球部20がソケット1のステム
    11の軸線に対し偏心しているものを含む請求項1ない
    し請求項5のいずれかに記載の人工指関節。
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