JP3035456B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JP3035456B2 JP3035456B2 JP6281056A JP28105694A JP3035456B2 JP 3035456 B2 JP3035456 B2 JP 3035456B2 JP 6281056 A JP6281056 A JP 6281056A JP 28105694 A JP28105694 A JP 28105694A JP 3035456 B2 JP3035456 B2 JP 3035456B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波による情報を用
いて被検体の診断を行う超音波診断装置に関し、特に超
音波ビームの送信電圧を制御可能な超音波診断装置の構
成に関する。
いて被検体の診断を行う超音波診断装置に関し、特に超
音波ビームの送信電圧を制御可能な超音波診断装置の構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】プローブとして、リニア型プローブ、コ
ンベックス型プローブ等を用いた超音波診断装置では、
プローブ内に設けられた複数の振動子を、所定個数毎に
振動子群として分割し、選択的に走査する。そして、選
択する振動子を順次シフトさせて振動子群毎に選択し、
超音波ビームの送信を行っている。
ンベックス型プローブ等を用いた超音波診断装置では、
プローブ内に設けられた複数の振動子を、所定個数毎に
振動子群として分割し、選択的に走査する。そして、選
択する振動子を順次シフトさせて振動子群毎に選択し、
超音波ビームの送信を行っている。
【0003】図3を用いて、この超音波診断装置の送信
部の構成を説明する。
部の構成を説明する。
【0004】ここで、超音波診断装置の送信部(101-1
〜101-n )は、1つの振動子(1〜n個)についてそれ
ぞれ個別に設けられている回路である。以下に送信部10
1-1を例にとってその回路構成を説明するが、他の振動
子についての送信部の構成も101-1 と同様である。
〜101-n )は、1つの振動子(1〜n個)についてそれ
ぞれ個別に設けられている回路である。以下に送信部10
1-1を例にとってその回路構成を説明するが、他の振動
子についての送信部の構成も101-1 と同様である。
【0005】送信トリガ入力端子12には、コンデンサ
C2を介してp型MOSトランジスタQ1のゲートと、
コンデンサC3を介してn型MOSトランジスタQ2の
ゲートとが並列接続されている。また、コンデンサC2
とMOSトランジスタQ1のゲートとの間には、一端が
所定の電源−VGに接続された抵抗R2が接続され、コ
ンデンサC3とMOSトランジスタQ2のゲートとの間
には、一端が電源−VGに接続された抵抗R3が接続さ
れている。
C2を介してp型MOSトランジスタQ1のゲートと、
コンデンサC3を介してn型MOSトランジスタQ2の
ゲートとが並列接続されている。また、コンデンサC2
とMOSトランジスタQ1のゲートとの間には、一端が
所定の電源−VGに接続された抵抗R2が接続され、コ
ンデンサC3とMOSトランジスタQ2のゲートとの間
には、一端が電源−VGに接続された抵抗R3が接続さ
れている。
【0006】MOSトランジスタQ1のソースは接地さ
れ、ドレインはMOSトランジスタQ2のドレインと接
続されている。そして、MOSトランジスタQ1のドレ
インと、MOSトランジスタQ2のドレインとの接続点
P1には、双方向ダイオードD1の一端側が接続されて
いる。また、双方向ダイオードD1の他端側には、一端
が接地された抵抗R5と、ケーブルを介して振動子10
とが接続されている。ここで、この双方向ダイオードD
1は、特に送信信号及び受信信号の立ち下がりに対する
回路の応答性を向上させるためのものである。
れ、ドレインはMOSトランジスタQ2のドレインと接
続されている。そして、MOSトランジスタQ1のドレ
インと、MOSトランジスタQ2のドレインとの接続点
P1には、双方向ダイオードD1の一端側が接続されて
いる。また、双方向ダイオードD1の他端側には、一端
が接地された抵抗R5と、ケーブルを介して振動子10
とが接続されている。ここで、この双方向ダイオードD
1は、特に送信信号及び受信信号の立ち下がりに対する
回路の応答性を向上させるためのものである。
【0007】MOSトランジスタQ2のソースは、電源
用抵抗R1を介して基準送信電源(−HV :例えば−1
00V)に接続されている。また、電源用抵抗R1とM
OSトランジスタQ2のソースとの接続点には、一端が
接地された電源用コンデンサC1が接続されている。
用抵抗R1を介して基準送信電源(−HV :例えば−1
00V)に接続されている。また、電源用抵抗R1とM
OSトランジスタQ2のソースとの接続点には、一端が
接地された電源用コンデンサC1が接続されている。
【0008】このような構成を有する送信部(101-1 〜
101-n )が、プローブ内の各振動子10の送信動作を個
別に制御している。これを以下に説明する。
101-n )が、プローブ内の各振動子10の送信動作を個
別に制御している。これを以下に説明する。
【0009】振動子10の非選択時や、超音波(反射)
ビームの受信期間には、送信トリガ信号がLレベルであ
り、MOSトランジスタQ1がオンし、振動子10の両
端電圧は等しく制御される。また、MOSトランジスタ
Q2はオフしており、電源用コンデンサC1は基準送信
電源(−HV )によって充電されている。
ビームの受信期間には、送信トリガ信号がLレベルであ
り、MOSトランジスタQ1がオンし、振動子10の両
端電圧は等しく制御される。また、MOSトランジスタ
Q2はオフしており、電源用コンデンサC1は基準送信
電源(−HV )によって充電されている。
【0010】一方、振動子10を選択するため送信トリ
ガ信号が立ち上がり、正極性パルスが送信トリガ入力端
子12に供給されると、これに応じてMOSトランジス
タQ1がオフし、MOSトランジスタQ2がオンする。
MOSトランジスタQ2のオンによりそのソース電圧に
等しい電圧値を有する送信信号が、振動子10に負極性
パルスとして供給される。そして、振動子10からこの
送信信号に応じた超音波パルスが送信される。
ガ信号が立ち上がり、正極性パルスが送信トリガ入力端
子12に供給されると、これに応じてMOSトランジス
タQ1がオフし、MOSトランジスタQ2がオンする。
MOSトランジスタQ2のオンによりそのソース電圧に
等しい電圧値を有する送信信号が、振動子10に負極性
パルスとして供給される。そして、振動子10からこの
送信信号に応じた超音波パルスが送信される。
【0011】ところで、超音波ビームが形成される場合
には、主方向に形成されるメインビームのほか、主方向
と異なる方向に、音響ノイズであるサイドローブ(不要
輻射ビーム)が形成されてしまうことが知られている。
このサイドローブの方向に被検体の強反射領域が存在す
ると、反射ビームである受信信号中に不要なサイドロー
ブ信号が現れ、超音波画像を劣化させてしまう。
には、主方向に形成されるメインビームのほか、主方向
と異なる方向に、音響ノイズであるサイドローブ(不要
輻射ビーム)が形成されてしまうことが知られている。
このサイドローブの方向に被検体の強反射領域が存在す
ると、反射ビームである受信信号中に不要なサイドロー
ブ信号が現れ、超音波画像を劣化させてしまう。
【0012】そこで、このサイドローブを低減するため
の方法として、各振動子10に供給される基準送信電源
の電圧−HV を制御して、送信電圧に重み付けを行うこ
とが提案されている。この方法では、各送信部で基準送
信電源の電圧−HV を制御し、振動子群の中央部から両
端の振動子10にいくに従って、振動子10に印加する
送信電圧を低くしている。
の方法として、各振動子10に供給される基準送信電源
の電圧−HV を制御して、送信電圧に重み付けを行うこ
とが提案されている。この方法では、各送信部で基準送
信電源の電圧−HV を制御し、振動子群の中央部から両
端の振動子10にいくに従って、振動子10に印加する
送信電圧を低くしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3の
電源用コンデンサC1には、負荷である振動子10を十
分充電できる極めて大きい容量が必要とされている。
電源用コンデンサC1には、負荷である振動子10を十
分充電できる極めて大きい容量が必要とされている。
【0014】従って、基準送信電源の電圧−HV を変化
させても、電源用コンデンサC1の充放電に時間がかか
ってしまう。よって、送信信号の電圧レベルが変化する
のに長時間を要し、超音波ビームの送信電圧の制御を短
時間で実行できなくなるという問題があった。
させても、電源用コンデンサC1の充放電に時間がかか
ってしまう。よって、送信信号の電圧レベルが変化する
のに長時間を要し、超音波ビームの送信電圧の制御を短
時間で実行できなくなるという問題があった。
【0015】一方、送信信号の電圧レベルの変化を短時
間で実行するためには、送信電源から電源用コンデンサ
C1に大電流を供給しなけばならなかった。そして、こ
れを実行するためには、送信部の回路に高圧・大電流対
応の素子を使用しなければならず、素子が大きくなり、
多数の送信回路を必要とする超音波診断装置では小形化
ができず不都合であった。
間で実行するためには、送信電源から電源用コンデンサ
C1に大電流を供給しなけばならなかった。そして、こ
れを実行するためには、送信部の回路に高圧・大電流対
応の素子を使用しなければならず、素子が大きくなり、
多数の送信回路を必要とする超音波診断装置では小形化
ができず不都合であった。
【0016】本発明は、上記課題を解消するためになさ
れたもので、低圧・かつ低電流の回路構成で、リアルタ
イムで送信信号の電圧を変更できる送信部を有する超音
波診断装置を提供することを目的とする。
れたもので、低圧・かつ低電流の回路構成で、リアルタ
イムで送信信号の電圧を変更できる送信部を有する超音
波診断装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る超音波診断装置は、以下のような特徴
を有する。
に、本発明に係る超音波診断装置は、以下のような特徴
を有する。
【0018】複数の振動子から超音波ビームを被検体に
送信し、反射ビームを受信して所定の超音波画像を表示
する超音波診断装置であって、ゲートに供給される送信
トリガ信号に応じ、振動子に所定の送信信号を供給する
MOSトランジスタと、前記送信信号の電圧値を制御す
る送信電源手段と、を有し、前記送信電源手段は、基準
送信電源に一端が接続された電源用抵抗と、前記電源用
抵抗の他端に接続された電源用コンデンサと、前記電源
用抵抗と前記電源用コンデンサとの接続点にコレクタが
接続され、前記MOSトランジスタのソースにエミッタ
が接続された送信電源トランジスタと、を有し、前記送
信電源トランジスタのベースには、送信電圧制御信号が
供給され、前記送信電圧制御信号に応じて、前記MOS
トランジスタのソースに供給される送信信号の電圧値が
制御されることを特徴とする。
送信し、反射ビームを受信して所定の超音波画像を表示
する超音波診断装置であって、ゲートに供給される送信
トリガ信号に応じ、振動子に所定の送信信号を供給する
MOSトランジスタと、前記送信信号の電圧値を制御す
る送信電源手段と、を有し、前記送信電源手段は、基準
送信電源に一端が接続された電源用抵抗と、前記電源用
抵抗の他端に接続された電源用コンデンサと、前記電源
用抵抗と前記電源用コンデンサとの接続点にコレクタが
接続され、前記MOSトランジスタのソースにエミッタ
が接続された送信電源トランジスタと、を有し、前記送
信電源トランジスタのベースには、送信電圧制御信号が
供給され、前記送信電圧制御信号に応じて、前記MOS
トランジスタのソースに供給される送信信号の電圧値が
制御されることを特徴とする。
【0019】前記MOSトランジスタのゲートには、第
1コンデンサを介して前記送信トリガ信号が供給され、
前記MOSトランジスタのゲートと前記第1コンデンサ
との接続点には、第1抵抗の一端が接続され、前記送信
電源トランジスタのベースは、送信電圧制御信号が出力
される電圧制御信号出力部に、第2抵抗を介して接続さ
れ、前記第1抵抗の他端は、前記電圧制御信号出力部と
前記第2抵抗との接続点に接続され、前記第2抵抗と前
記送信電源トランジスタのベースとの接続点には、第2
コンデンサの一端が接続され、前記第1抵抗と前記第1
コンデンサとで規定される時定数と、前記第2抵抗と前
記第2コンデンサとで規定される時定数とはほぼ等しく
設定されていることを特徴とする。
1コンデンサを介して前記送信トリガ信号が供給され、
前記MOSトランジスタのゲートと前記第1コンデンサ
との接続点には、第1抵抗の一端が接続され、前記送信
電源トランジスタのベースは、送信電圧制御信号が出力
される電圧制御信号出力部に、第2抵抗を介して接続さ
れ、前記第1抵抗の他端は、前記電圧制御信号出力部と
前記第2抵抗との接続点に接続され、前記第2抵抗と前
記送信電源トランジスタのベースとの接続点には、第2
コンデンサの一端が接続され、前記第1抵抗と前記第1
コンデンサとで規定される時定数と、前記第2抵抗と前
記第2コンデンサとで規定される時定数とはほぼ等しく
設定されていることを特徴とする。
【0020】複数の振動子から超音波ビームを被検体に
送信し、反射ビームを受信して所定の超音波画像を表示
する超音波診断装置であって、送信トリガ信号に応じて
前記振動子からの超音波ビームの送信を制御する送信出
力手段と、前記送信出力手段に供給する送信信号の電圧
値を制御する送信電源手段と、を有し、前記送信出力手
段は、前記送信トリガ信号がそれぞれゲートに供給され
る2つのMOSトランジスタであって、一方のMOSト
ランジスタのドレインに、他方のMOSトランジスタの
ドレインが接続され、前記送信トリガ信号に応じて交互
にオンオフする2つのMOSトランジスタを有し、前記
2つのMOSトランジスタのドレイン間の接続点には、
前記振動子が電気的に接続されており、前記送信電源手
段は、前記基準送信電源に一端が接続された電源用抵抗
と、前記電源用抵抗の他端に接続された電源用コンデン
サと、前記電源用抵抗と前記コンデンサとの接続点にコ
レクタが接続され、前記2つのMOSトランジスタの
内、前記送信トリガ信号のパルスでオンするMOSトラ
ンジスタのソースに、エミッタが接続された送信電源ト
ランジスタと、を有し、前記送信電源トランジスタのベ
ースには、送信電圧制御信号が供給され、前記送信電圧
制御信号に応じて、前記MOSトランジスタのソースに
供給される送信信号の電圧値が制御されることを特徴と
する。
送信し、反射ビームを受信して所定の超音波画像を表示
する超音波診断装置であって、送信トリガ信号に応じて
前記振動子からの超音波ビームの送信を制御する送信出
力手段と、前記送信出力手段に供給する送信信号の電圧
値を制御する送信電源手段と、を有し、前記送信出力手
段は、前記送信トリガ信号がそれぞれゲートに供給され
る2つのMOSトランジスタであって、一方のMOSト
ランジスタのドレインに、他方のMOSトランジスタの
ドレインが接続され、前記送信トリガ信号に応じて交互
にオンオフする2つのMOSトランジスタを有し、前記
2つのMOSトランジスタのドレイン間の接続点には、
前記振動子が電気的に接続されており、前記送信電源手
段は、前記基準送信電源に一端が接続された電源用抵抗
と、前記電源用抵抗の他端に接続された電源用コンデン
サと、前記電源用抵抗と前記コンデンサとの接続点にコ
レクタが接続され、前記2つのMOSトランジスタの
内、前記送信トリガ信号のパルスでオンするMOSトラ
ンジスタのソースに、エミッタが接続された送信電源ト
ランジスタと、を有し、前記送信電源トランジスタのベ
ースには、送信電圧制御信号が供給され、前記送信電圧
制御信号に応じて、前記MOSトランジスタのソースに
供給される送信信号の電圧値が制御されることを特徴と
する。
【0021】前記送信トリガ信号のパルスでオンする前
記MOSトランジスタのゲートには、第1コンデンサを
介して前記送信トリガ信号が供給され、前記MOSトラ
ンジスタのゲートと前記第1コンデンサとの接続点に
は、第1抵抗の一端が接続され、前記送信電源トランジ
スタのベースは、送信電圧制御信号が出力される電圧制
御信号出力部に、第2抵抗を介して接続され、前記第1
抵抗の他端は、前記電圧制御信号出力部と前記第2抵抗
との接続点に接続され、前記第2抵抗と前記送信電源ト
ランジスタのベースとの接続点には、第2コンデンサの
一端が接続され、前記第1抵抗と前記第1コンデンサと
で規定される時定数と、前記第2抵抗と前記第2コンデ
ンサとで規定される時定数とはほぼ等しく設定されてい
ることを特徴とする。
記MOSトランジスタのゲートには、第1コンデンサを
介して前記送信トリガ信号が供給され、前記MOSトラ
ンジスタのゲートと前記第1コンデンサとの接続点に
は、第1抵抗の一端が接続され、前記送信電源トランジ
スタのベースは、送信電圧制御信号が出力される電圧制
御信号出力部に、第2抵抗を介して接続され、前記第1
抵抗の他端は、前記電圧制御信号出力部と前記第2抵抗
との接続点に接続され、前記第2抵抗と前記送信電源ト
ランジスタのベースとの接続点には、第2コンデンサの
一端が接続され、前記第1抵抗と前記第1コンデンサと
で規定される時定数と、前記第2抵抗と前記第2コンデ
ンサとで規定される時定数とはほぼ等しく設定されてい
ることを特徴とする。
【0022】前記振動子は、所定個数毎に振動子群を構
成し、選択する振動子を順次シフトさせ、前記振動子群
毎に選択して超音波ビームの走査を行い、前記振動子群
の内、中央部に位置する振動子に、高い電圧値を有する
送信信号を供給し、前記振動子群の両端部になるに従
い、振動子により低い電圧値を有する送信信号を供給す
ることを特徴とする。
成し、選択する振動子を順次シフトさせ、前記振動子群
毎に選択して超音波ビームの走査を行い、前記振動子群
の内、中央部に位置する振動子に、高い電圧値を有する
送信信号を供給し、前記振動子群の両端部になるに従
い、振動子により低い電圧値を有する送信信号を供給す
ることを特徴とする。
【0023】前記MOSトランジスタのソースに供給さ
れる送信信号の電圧値の変更は、1走査前の反射波ビー
ムの受信中に行うことを特徴とする。
れる送信信号の電圧値の変更は、1走査前の反射波ビー
ムの受信中に行うことを特徴とする。
【0024】
【作用】本発明に基づく超音波診断装置では、振動子に
送信信号を出力するMOSトランジスタのソース側に、
送信信号の電圧値を制御する送信電源手段を設けた。そ
して、この送信電源手段の送信電源トランジスタのベー
ス電圧を送信電圧制御信号によって制御し、送信電源ト
ランジスタのコレクタ・エミッタ間を所定の電圧値とし
て、MOSトランジスタのソースに供給される送信電圧
を可変とした。
送信信号を出力するMOSトランジスタのソース側に、
送信信号の電圧値を制御する送信電源手段を設けた。そ
して、この送信電源手段の送信電源トランジスタのベー
ス電圧を送信電圧制御信号によって制御し、送信電源ト
ランジスタのコレクタ・エミッタ間を所定の電圧値とし
て、MOSトランジスタのソースに供給される送信電圧
を可変とした。
【0025】従って、極めて簡単で低電圧・低電流の回
路構成によって、MOSトランジスタから出力される送
信信号の電圧を変化させることが可能となる。なお、M
OSトランジスタのソース電圧(送信電圧)を変化させ
るので、振動子に印加される送信信号が、送信トリガ信
号のトリガに対して遅延することがない。すなわち、本
発明の構成によれば、送信トリガ信号に対する振動子の
応答性が良いという効果を有する。
路構成によって、MOSトランジスタから出力される送
信信号の電圧を変化させることが可能となる。なお、M
OSトランジスタのソース電圧(送信電圧)を変化させ
るので、振動子に印加される送信信号が、送信トリガ信
号のトリガに対して遅延することがない。すなわち、本
発明の構成によれば、送信トリガ信号に対する振動子の
応答性が良いという効果を有する。
【0026】また、本発明では、第1抵抗と第1コンデ
ンサとで規定される時定数と、第2抵抗と第2コンデン
サとで規定される時定数とをほぼ等しくし、MOSトラ
ンジスタのゲートを第1抵抗を介して、電圧制御信号出
力部に接続した。これにより、MOSトランジスタのゲ
ート電圧の変化と、MOSトランジスタのソース電圧の
変化とがほぼ同時に起こり、MOSトランジスタの誤動
作を防止することができる。
ンサとで規定される時定数と、第2抵抗と第2コンデン
サとで規定される時定数とをほぼ等しくし、MOSトラ
ンジスタのゲートを第1抵抗を介して、電圧制御信号出
力部に接続した。これにより、MOSトランジスタのゲ
ート電圧の変化と、MOSトランジスタのソース電圧の
変化とがほぼ同時に起こり、MOSトランジスタの誤動
作を防止することができる。
【0027】更に、超音波診断装置の振動子の駆動にお
いて、振動子群内での振動子の位置は、1超音波ビーム
ラインの走査毎にシフトさせなければならない。本発明
では、送信電源トランジスタのゲート電圧を制御するだ
けで、振動子に供給する送信信号の電圧値を超音波ビー
ムラインの1走査毎に制御できる。
いて、振動子群内での振動子の位置は、1超音波ビーム
ラインの走査毎にシフトさせなければならない。本発明
では、送信電源トランジスタのゲート電圧を制御するだ
けで、振動子に供給する送信信号の電圧値を超音波ビー
ムラインの1走査毎に制御できる。
【0028】従って、振動子群内での振動子の位置に応
じて、超音波ビームラインの1走査毎に、各振動子の送
信信号の電圧値を変化させることが容易となる。例え
ば、各走査において、振動子群の両端部に位置する振動
子に行くに従い、振動子により低い電圧値の送信信号を
供給することが可能となる。このような電圧制御を行え
ば、確実にサイドローブの発生を低減することができ
る。
じて、超音波ビームラインの1走査毎に、各振動子の送
信信号の電圧値を変化させることが容易となる。例え
ば、各走査において、振動子群の両端部に位置する振動
子に行くに従い、振動子により低い電圧値の送信信号を
供給することが可能となる。このような電圧制御を行え
ば、確実にサイドローブの発生を低減することができ
る。
【0029】更に、送信出力部において、送信トリガ信
号に応じて交互にオンオフする2つのMOSトランジス
タを設け、一方のMOSトランジスタのドレインに、他
方のMOSトランジスタのドレインを接続した。これに
よって、振動子の非選択時や、超音波ビーム(反射ビー
ム)受信時などの期間中において、振動子への出力電圧
を確実に制御することが可能となる。
号に応じて交互にオンオフする2つのMOSトランジス
タを設け、一方のMOSトランジスタのドレインに、他
方のMOSトランジスタのドレインを接続した。これに
よって、振動子の非選択時や、超音波ビーム(反射ビー
ム)受信時などの期間中において、振動子への出力電圧
を確実に制御することが可能となる。
【0030】
(実施例1)以下、この発明の一実施例を図を用いて説
明する。
明する。
【0031】図1は、本発明の実施例に係る超音波診断
装置の送信部の回路構成を説明する。なお、図3と同一
部分には、同一符号を付して説明を省略する。以下に
は、1つの振動子10の送信部101-1 を例にとり、その
回路構成について説明するが、他の振動子10の送信部
の構成も同様である。
装置の送信部の回路構成を説明する。なお、図3と同一
部分には、同一符号を付して説明を省略する。以下に
は、1つの振動子10の送信部101-1 を例にとり、その
回路構成について説明するが、他の振動子10の送信部
の構成も同様である。
【0032】送信部101-1 は、送信トリガ信号に応じて
各振動子10からの超音波ビームの送信を制御する送信
出力部102-1 と、送信出力部に供給する送信電圧を制御
する送信電源部104-1 とから構成されている。
各振動子10からの超音波ビームの送信を制御する送信
出力部102-1 と、送信出力部に供給する送信電圧を制御
する送信電源部104-1 とから構成されている。
【0033】送信出力部102-1 において、送信トリガ信
号は、送信トリガ入力端子12に供給される。そして、
この送信トリガ入力端子12には、コンデンサC2を介
してp型MOSトランジスタQ1のゲートと、コンデン
サC3を介してn型MOSトランジスタQ2のゲートと
が並列接続されている。また、コンデンサC2とMOS
トランジスタQ1のゲートとの間には、一端が所定の電
源−VGに接続された抵抗R2が接続され、コンデンサ
C3とMOSトランジスタQ2のゲートとの間には、一
端が送信電源部104-1 に接続された抵抗R3が接続され
ている。
号は、送信トリガ入力端子12に供給される。そして、
この送信トリガ入力端子12には、コンデンサC2を介
してp型MOSトランジスタQ1のゲートと、コンデン
サC3を介してn型MOSトランジスタQ2のゲートと
が並列接続されている。また、コンデンサC2とMOS
トランジスタQ1のゲートとの間には、一端が所定の電
源−VGに接続された抵抗R2が接続され、コンデンサ
C3とMOSトランジスタQ2のゲートとの間には、一
端が送信電源部104-1 に接続された抵抗R3が接続され
ている。
【0034】MOSトランジスタQ1のソースは、接地
され、ドレインはMOSトランジスタQ2のドレインと
接続されている。そして、図3と同様に、MOSトラン
ジスタQ1のドレインと、MOSトランジスタQ2のド
レインとの接続点P1には、双方向ダイオードD1と、
一端が接地された抵抗R5とを介して振動子10が接続
されている。また、MOSトランジスタQ2のソース側
には、送信電源部104-1 が設けられている。
され、ドレインはMOSトランジスタQ2のドレインと
接続されている。そして、図3と同様に、MOSトラン
ジスタQ1のドレインと、MOSトランジスタQ2のド
レインとの接続点P1には、双方向ダイオードD1と、
一端が接地された抵抗R5とを介して振動子10が接続
されている。また、MOSトランジスタQ2のソース側
には、送信電源部104-1 が設けられている。
【0035】なお、本実施例において、MOSトランジ
スタQ1,Q2は、必ずしも2つ必要ではない。しか
し、送信トリガ信号に応じて交互にオンオフする極性と
することにより、振動子10の非選択時や受信期間中
に、振動子10への出力電圧を確実に制御することが可
能である。
スタQ1,Q2は、必ずしも2つ必要ではない。しか
し、送信トリガ信号に応じて交互にオンオフする極性と
することにより、振動子10の非選択時や受信期間中
に、振動子10への出力電圧を確実に制御することが可
能である。
【0036】送信電源部104-1 では、基準送信電源(−
HV :例えば−100V)に、電源用抵抗R1の一端が
接続され、電源用抵抗R1の他端に、電源用コンデンサ
C1の一端が接続されている。
HV :例えば−100V)に、電源用抵抗R1の一端が
接続され、電源用抵抗R1の他端に、電源用コンデンサ
C1の一端が接続されている。
【0037】そして、ベースに送信電圧制御信号が供給
されるPNP型の送信電源トランジスタQ3が設けられ
ている。送信電源トランジスタQ3のコレクタは、電源
用抵抗R1と電源用コンデンサC1との接続点に接続さ
れ、送信電源トランジスタQ3のエミッタは、MOSト
ランジスタQ2のソースに接続されている。
されるPNP型の送信電源トランジスタQ3が設けられ
ている。送信電源トランジスタQ3のコレクタは、電源
用抵抗R1と電源用コンデンサC1との接続点に接続さ
れ、送信電源トランジスタQ3のエミッタは、MOSト
ランジスタQ2のソースに接続されている。
【0038】更に、この送信電源トランジスタQ3のベ
ースは、以下に説明する電圧制御出力部に抵抗R4を介
して接続されている。また、抵抗R4と送信電源トラン
ジスタQ3のベースとの接続点には、コンデンサC4の
一端が接続されている。そして、コンデンサC4の他端
は、送信電源トランジスタQ3のベース電圧を安定させ
るため基準送信電源(−HV )に接続されている。
ースは、以下に説明する電圧制御出力部に抵抗R4を介
して接続されている。また、抵抗R4と送信電源トラン
ジスタQ3のベースとの接続点には、コンデンサC4の
一端が接続されている。そして、コンデンサC4の他端
は、送信電源トランジスタQ3のベース電圧を安定させ
るため基準送信電源(−HV )に接続されている。
【0039】次に、電圧制御出力部の構成例について説
明する。ラッチ部20には、超音波診断装置本体の制御
部から出力されるデジタル電圧制御データが供給されて
いる。そして、ラッチ部20の出力側には、デジタル・
アナログ(D/A)コンバータ22が設けられ、このD
/Aコンバータ22の出力側には、アンプであるPNP
型トランジスタQ6のベースが接続されている。トラン
ジスタQ6のエミッタは、抵抗R7を介して所定の基準
電源(+VE)に接続され、トランジスタQ6のコレク
タは抵抗R6を介して基準送信電源(−HV )に接続さ
れている。また、トランジスタQ6のコレクタと抵抗R
6との接続部には、NPN型トランジスタQ4のベース
と、PNP型トランジスタQ5のベースが接続されてい
る。
明する。ラッチ部20には、超音波診断装置本体の制御
部から出力されるデジタル電圧制御データが供給されて
いる。そして、ラッチ部20の出力側には、デジタル・
アナログ(D/A)コンバータ22が設けられ、このD
/Aコンバータ22の出力側には、アンプであるPNP
型トランジスタQ6のベースが接続されている。トラン
ジスタQ6のエミッタは、抵抗R7を介して所定の基準
電源(+VE)に接続され、トランジスタQ6のコレク
タは抵抗R6を介して基準送信電源(−HV )に接続さ
れている。また、トランジスタQ6のコレクタと抵抗R
6との接続部には、NPN型トランジスタQ4のベース
と、PNP型トランジスタQ5のベースが接続されてい
る。
【0040】また、トランジスタQ4のエミッタと、ト
ランジスタQ5のエミッタとは接続され、この接続点P
2には、抵抗R4を介して送信電源トランジスタQ3の
ゲートが接続され、また抵抗R3を介してMOSトラン
ジスタQ2のゲートが接続されている。なお、トランジ
スタQ4のコレクタは接地されており、トランジスタQ
5のコレクタは基準送信電源(−HV )に接続されてい
る。
ランジスタQ5のエミッタとは接続され、この接続点P
2には、抵抗R4を介して送信電源トランジスタQ3の
ゲートが接続され、また抵抗R3を介してMOSトラン
ジスタQ2のゲートが接続されている。なお、トランジ
スタQ4のコレクタは接地されており、トランジスタQ
5のコレクタは基準送信電源(−HV )に接続されてい
る。
【0041】このような構成を有する送信部101-1 が、
プローブ内の振動子10の送信動作を個別に制御してい
る。以下、図1及び図2を用いて、この送信部101-1 の
動作について説明する。
プローブ内の振動子10の送信動作を個別に制御してい
る。以下、図1及び図2を用いて、この送信部101-1 の
動作について説明する。
【0042】なお、図2(a)に示す期間t1 は、1つ
の超音波ビームラインの走査期間(送信期間)である。
また、期間t2 は、被検体からの超音波反射ビームの受
信期間及び次の走査のための送信条件(送信電圧等)の
セット期間である。
の超音波ビームラインの走査期間(送信期間)である。
また、期間t2 は、被検体からの超音波反射ビームの受
信期間及び次の走査のための送信条件(送信電圧等)の
セット期間である。
【0043】期間t2 においては、図2(b)の送信ト
リガ信号がLレベルであり、MOSトランジスタQ1が
オンしている。そして、振動子10の両端電圧が等しい
ので超音波ビームの送信は行われず、振動子10は既に
送信された超音波ビーム(反射ビーム)の受信(n−1
回目)を行っている。また、この時、MOSトランジス
タQ2はオフしており、電源用コンデンサC1は電源用
抵抗R1を介して基準送信電源(−HV )によって充電
されている。
リガ信号がLレベルであり、MOSトランジスタQ1が
オンしている。そして、振動子10の両端電圧が等しい
ので超音波ビームの送信は行われず、振動子10は既に
送信された超音波ビーム(反射ビーム)の受信(n−1
回目)を行っている。また、この時、MOSトランジス
タQ2はオフしており、電源用コンデンサC1は電源用
抵抗R1を介して基準送信電源(−HV )によって充電
されている。
【0044】更に、超音波診断装置本体から、ラッチ部
20に、次(n回目)の走査期間に必要なデジタル制御
電圧データが出力されると、これをラッチ部20が図2
(d)のラッチトリガによってラッチする。更に、この
ラッチされたデータをD/Aコンバータ22がアナログ
変換し、トランジスタQ6のベースに供給する。
20に、次(n回目)の走査期間に必要なデジタル制御
電圧データが出力されると、これをラッチ部20が図2
(d)のラッチトリガによってラッチする。更に、この
ラッチされたデータをD/Aコンバータ22がアナログ
変換し、トランジスタQ6のベースに供給する。
【0045】そして、電圧制御出力部の出力端子である
接続点P2からは、トランジスタQ6のベースに供給さ
れるアナログ電圧制御データに応じて、所定の送信電圧
制御信号が出力される。
接続点P2からは、トランジスタQ6のベースに供給さ
れるアナログ電圧制御データに応じて、所定の送信電圧
制御信号が出力される。
【0046】出力されたこの送信電圧制御信号は、抵抗
R4及びコンデンサC4を介して送信電源トランジスタ
Q3のベースに供給され、ベース電圧を制御する。そし
て、送信電源トランジスタQ3のエミッタ電圧VE は、
ほぼベース電圧となり、このVE に応じた電圧がMOS
トランジスタQ2のソースに、図2(e)に示すような
送信電圧として供給される。
R4及びコンデンサC4を介して送信電源トランジスタ
Q3のベースに供給され、ベース電圧を制御する。そし
て、送信電源トランジスタQ3のエミッタ電圧VE は、
ほぼベース電圧となり、このVE に応じた電圧がMOS
トランジスタQ2のソースに、図2(e)に示すような
送信電圧として供給される。
【0047】また、接続点P2からの出力は、抵抗R3
及びコンデンサC3を介してMOSトランジスタQ2の
ゲートにも供給される。ここで、第1抵抗である抵抗R
3と第1コンデンサであるコンデンサC3とで規定され
る時定数と、第2抵抗である抵抗R4と第2コンデンサ
であるコンデンサC4とで規定される時定数とは、ほぼ
等しく設定されている。従って、送信電源トランジスタ
Q3のゲートに印加されている送信電圧制御信号が変化
すると、MOSトランジスタQ2のソース電圧の変化と
ほぼ同時に、MOSトランジスタQ2のゲート電圧が変
化する。これにより、接続点P2の電圧が急激に変化し
ても、送信トリガ信号が立ち上がらない限り、MOSト
ランジスタQ2のゲート・ソース間電圧VGSは変動せ
ず、MOSトランジスタQ2の誤動作を確実に防止でき
る。
及びコンデンサC3を介してMOSトランジスタQ2の
ゲートにも供給される。ここで、第1抵抗である抵抗R
3と第1コンデンサであるコンデンサC3とで規定され
る時定数と、第2抵抗である抵抗R4と第2コンデンサ
であるコンデンサC4とで規定される時定数とは、ほぼ
等しく設定されている。従って、送信電源トランジスタ
Q3のゲートに印加されている送信電圧制御信号が変化
すると、MOSトランジスタQ2のソース電圧の変化と
ほぼ同時に、MOSトランジスタQ2のゲート電圧が変
化する。これにより、接続点P2の電圧が急激に変化し
ても、送信トリガ信号が立ち上がらない限り、MOSト
ランジスタQ2のゲート・ソース間電圧VGSは変動せ
ず、MOSトランジスタQ2の誤動作を確実に防止でき
る。
【0048】更に、PNP型の送信電源トランジスタQ
3のベース・エミッタ間電圧VBEにより、エミッタ側の
電圧は常にベースよりも高くなるように制御されてい
る。一方、MOSトランジスタQ2はn型であり、その
ゲートには(送信トリガ信号のLレベルの時)送信電源
トランジスタQ3のベースとほぼ同一の電圧が印加され
る。従って、MOSトランジスタQ2のゲート電圧は、
ソース電圧よりも低くなるように制御され、この点から
もMOSトランジスタQ2の誤動作が防止されている。
3のベース・エミッタ間電圧VBEにより、エミッタ側の
電圧は常にベースよりも高くなるように制御されてい
る。一方、MOSトランジスタQ2はn型であり、その
ゲートには(送信トリガ信号のLレベルの時)送信電源
トランジスタQ3のベースとほぼ同一の電圧が印加され
る。従って、MOSトランジスタQ2のゲート電圧は、
ソース電圧よりも低くなるように制御され、この点から
もMOSトランジスタQ2の誤動作が防止されている。
【0049】次に、期間t1 において、振動子が選択さ
れる場合には、送信トリガ入力端子12に供給される送
信トリガ信号が立ち上がってHレベル(例えば+15
V)となる。これに応じて、MOSトランジスタQ1は
オフし、MOSトランジスタQ2がオンする。この時、
MOSトランジスタQ1とMOSトランジスタQ2の接
続点P1から、MOSトランジスタQ2のソースに供給
されている図2(e)の送信電圧に応じた電圧値の送信
信号が出力される(図2(f)参照)。そして、送信信
号が振動子10に印加されると、振動子10からその送
信信号の電圧値に応じた超音波ビームが被検体に送信さ
れる。
れる場合には、送信トリガ入力端子12に供給される送
信トリガ信号が立ち上がってHレベル(例えば+15
V)となる。これに応じて、MOSトランジスタQ1は
オフし、MOSトランジスタQ2がオンする。この時、
MOSトランジスタQ1とMOSトランジスタQ2の接
続点P1から、MOSトランジスタQ2のソースに供給
されている図2(e)の送信電圧に応じた電圧値の送信
信号が出力される(図2(f)参照)。そして、送信信
号が振動子10に印加されると、振動子10からその送
信信号の電圧値に応じた超音波ビームが被検体に送信さ
れる。
【0050】本実施例では、n回目の受信期間t2 に、
次(n+1回目)の走査期間の送信信号の電圧をセット
する。そして、次(n+1回目)の超音波ビームの送信
期間t1 に、既にセットされた電圧に応じた送信信号を
振動子に供給する。
次(n+1回目)の走査期間の送信信号の電圧をセット
する。そして、次(n+1回目)の超音波ビームの送信
期間t1 に、既にセットされた電圧に応じた送信信号を
振動子に供給する。
【0051】従って、超音波ビームラインの1走査毎
に、異なった電圧値の送信信号を振動子に供給すること
が可能となる。そして、電源用コンデンサC1の電荷量
を直接制御する事なく送信信号の電圧制御を実行でき、
また電圧制御するコンデンサC3、C4はC3<<C
1,C4<<C1と設定することができ、極めて簡単か
つ低電圧・低電流の回路構成で、送信信号の電圧を制御
することが可能となる。
に、異なった電圧値の送信信号を振動子に供給すること
が可能となる。そして、電源用コンデンサC1の電荷量
を直接制御する事なく送信信号の電圧制御を実行でき、
また電圧制御するコンデンサC3、C4はC3<<C
1,C4<<C1と設定することができ、極めて簡単か
つ低電圧・低電流の回路構成で、送信信号の電圧を制御
することが可能となる。
【0052】なお、MOSトランジスタQ2のソース電
圧(送信電圧)を変化させるので、振動子10に印加さ
れる送信信号が、送信トリガ信号のトリガに対して遅延
しない。すなわち、本実施例の構成によれば、送信トリ
ガ信号に対する振動子の応答性が極めて良いという効果
を有する。
圧(送信電圧)を変化させるので、振動子10に印加さ
れる送信信号が、送信トリガ信号のトリガに対して遅延
しない。すなわち、本実施例の構成によれば、送信トリ
ガ信号に対する振動子の応答性が極めて良いという効果
を有する。
【0053】また、既に説明したように、サイドローブ
を低減するためには、振動子群の中央部から両端の振動
子10にいくに従って、振動子10に印加する送信電圧
を低くすることが有効である。ところが、各振動子10
の振動子群内での位置は、超音波ビームの1走査ごとに
シフトするため、サイドローブを低減するためには、1
走査毎に送信信号の電圧値を変化させなければならな
い。
を低減するためには、振動子群の中央部から両端の振動
子10にいくに従って、振動子10に印加する送信電圧
を低くすることが有効である。ところが、各振動子10
の振動子群内での位置は、超音波ビームの1走査ごとに
シフトするため、サイドローブを低減するためには、1
走査毎に送信信号の電圧値を変化させなければならな
い。
【0054】本実施例によれば、受信期間中に送信電源
トランジスタQ3のベース電圧を制御することによっ
て、この送信時における送信信号の電圧値を変化させる
ことが可能である。従って、確実にサイドローブの発生
を低減することができ、極めて精度の高い超音波画像が
得られる。
トランジスタQ3のベース電圧を制御することによっ
て、この送信時における送信信号の電圧値を変化させる
ことが可能である。従って、確実にサイドローブの発生
を低減することができ、極めて精度の高い超音波画像が
得られる。
【0055】また、本実施例では、送信トリガ信号を正
極性パルスとし、基準送信電源を負極性として、負極性
の送信信号を形成する回路構成としたが、これには限ら
ず、極性を反対としても良い。送信トリガ信号を負極性
とし、基準送信電源を正極性とした場合には、p型MO
SトランジスタQ1のソース側に送信電源部104-1 を設
ける。更に、p型MOSトランジスタQ1のソースにN
PN型の送信電源トランジスタQ3のエミッタを接続す
ることにより、本実施例と同様の効果が得られる。ま
た、抵抗R1とコンデンサC1とで規定される時定数
と、抵抗R4とコンデンサC4とで規定される時定数と
をほぼ等しくすれば、MOSトランジスタQ1の誤動作
を防止することが可能となる。
極性パルスとし、基準送信電源を負極性として、負極性
の送信信号を形成する回路構成としたが、これには限ら
ず、極性を反対としても良い。送信トリガ信号を負極性
とし、基準送信電源を正極性とした場合には、p型MO
SトランジスタQ1のソース側に送信電源部104-1 を設
ける。更に、p型MOSトランジスタQ1のソースにN
PN型の送信電源トランジスタQ3のエミッタを接続す
ることにより、本実施例と同様の効果が得られる。ま
た、抵抗R1とコンデンサC1とで規定される時定数
と、抵抗R4とコンデンサC4とで規定される時定数と
をほぼ等しくすれば、MOSトランジスタQ1の誤動作
を防止することが可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る超音
波診断装置によれば、振動子に送信信号を出力するMO
Sトランジスタのソース側に、送信信号の電圧値を制御
する送信電源手段を設けた。そして、この送信電源手段
の送信電源トランジスタのベース電圧を送信電圧制御信
号によって制御し、送信電源トランジスタのコレクタ・
エミッタ間を所定の電圧値として、MOSトランジスタ
のソースに供給される送信電圧を可変とした。
波診断装置によれば、振動子に送信信号を出力するMO
Sトランジスタのソース側に、送信信号の電圧値を制御
する送信電源手段を設けた。そして、この送信電源手段
の送信電源トランジスタのベース電圧を送信電圧制御信
号によって制御し、送信電源トランジスタのコレクタ・
エミッタ間を所定の電圧値として、MOSトランジスタ
のソースに供給される送信電圧を可変とした。
【0057】従って、極めて簡単で低電圧・低電流の回
路構成によって、MOSトランジスタから出力される送
信信号の電圧を変化させることが可能となる。また、M
OSトランジスタのソース電圧(送信電圧)を変化させ
るので、振動子に印加される送信信号が送信トリガ信号
に対して遅延せず、送信トリガ信号に対する振動子の応
答性が極めて良いという効果を有する。
路構成によって、MOSトランジスタから出力される送
信信号の電圧を変化させることが可能となる。また、M
OSトランジスタのソース電圧(送信電圧)を変化させ
るので、振動子に印加される送信信号が送信トリガ信号
に対して遅延せず、送信トリガ信号に対する振動子の応
答性が極めて良いという効果を有する。
【0058】また、本発明では、第1抵抗と第1コンデ
ンサとで規定される時定数と、第2抵抗と第2コンデン
サとで規定される時定数とをほぼ等しくし、MOSトラ
ンジスタのゲートを第1抵抗を介して、電圧制御信号出
力部に接続した。これにより、MOSトランジスタのゲ
ート電圧の変化と、MOSトランジスタのソース電圧の
変化とがほぼ同時に起こり、MOSトランジスタの誤動
作を防止することができる。
ンサとで規定される時定数と、第2抵抗と第2コンデン
サとで規定される時定数とをほぼ等しくし、MOSトラ
ンジスタのゲートを第1抵抗を介して、電圧制御信号出
力部に接続した。これにより、MOSトランジスタのゲ
ート電圧の変化と、MOSトランジスタのソース電圧の
変化とがほぼ同時に起こり、MOSトランジスタの誤動
作を防止することができる。
【0059】更に、本発明の構成によれば、振動子群内
での振動子の位置に応じて、超音波ビームラインの1走
査毎に、各振動子の送信信号の電圧値を変化させること
が容易となる。例えば、各走査において、振動子群の両
端部に位置する振動子に行くに従い、振動子により低い
電圧値の送信信号を供給することが可能となる。そし
て、このような電圧制御を行って振動子を駆動すれば、
確実にサイドローブの発生を低減することができる。
での振動子の位置に応じて、超音波ビームラインの1走
査毎に、各振動子の送信信号の電圧値を変化させること
が容易となる。例えば、各走査において、振動子群の両
端部に位置する振動子に行くに従い、振動子により低い
電圧値の送信信号を供給することが可能となる。そし
て、このような電圧制御を行って振動子を駆動すれば、
確実にサイドローブの発生を低減することができる。
【0060】更に、送信出力部において、送信トリガ信
号に応じて交互にオンオフする2つのMOSトランジス
タを設け、一方のMOSトランジスタのドレインに、他
方のMOSトランジスタのドレインを接続した。これに
よって、振動子の非選択時や、超音波ビーム(反射ビー
ム)受信時などの期間中において、振動子への出力電圧
を確実に制御することが可能となる。
号に応じて交互にオンオフする2つのMOSトランジス
タを設け、一方のMOSトランジスタのドレインに、他
方のMOSトランジスタのドレインを接続した。これに
よって、振動子の非選択時や、超音波ビーム(反射ビー
ム)受信時などの期間中において、振動子への出力電圧
を確実に制御することが可能となる。
【図1】本発明の実施例に係る超音波診断装置の送信部
を示す図である。
を示す図である。
【図2】図1の送信部101-1 の駆動波形を示す図であ
る。
る。
【図3】従来の超音波診断装置の送信部を示す図であ
る。
る。
10 振動子 12 送信トリガ入力端子 20 ラッチ部 22 D/Aコンバータ 101-1 送信部 102-1 送信出力部 104-1 送信電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/14 H02M 3/00 - 3/335 G05F 1/56 H03H 7/30 H03K 5/04
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の振動子から超音波ビームを被検体
に送信し、反射ビームを受信して所定の超音波画像を表
示する超音波診断装置であって、 ゲートに供給される送信トリガ信号に応じ、振動子に所
定の送信信号を供給するMOSトランジスタと、 前記送信信号の電圧値を制御する送信電源手段と、を有
し、 前記送信電源手段は、 基準送信電源に一端が接続された電源用抵抗と、 前記電源用抵抗の他端に接続された電源用コンデンサ
と、 前記電源用抵抗と前記電源用コンデンサとの接続点にコ
レクタが接続され、前記MOSトランジスタのソースに
エミッタが接続された送信電源トランジスタと、を有
し、 前記送信電源トランジスタのベースには、送信電圧制御
信号が供給され、 前記送信電圧制御信号に応じて、前記MOSトランジス
タのソースに供給される送信信号の電圧値が制御される
ことを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の超音波診断装置におい
て、 前記MOSトランジスタのゲートには、第1コンデンサ
を介して前記送信トリガ信号が供給され、 前記MOSトランジスタのゲートと前記第1コンデンサ
との接続点には、第1抵抗の一端が接続され、 前記送信電源トランジスタのベースは、送信電圧制御信
号が出力される電圧制御信号出力部に、第2抵抗を介し
て接続され、 前記第1抵抗の他端は、前記電圧制御信号出力部と前記
第2抵抗との接続点に接続され、 前記第2抵抗と前記送信電源トランジスタのベースとの
接続点には、第2コンデンサの一端が接続され、 前記第1抵抗と前記第1コンデンサとで規定される時定
数と、前記第2抵抗と前記第2コンデンサとで規定され
る時定数とは、ほぼ等しく設定されていることを特徴と
する超音波診断装置。 - 【請求項3】 複数の振動子から超音波ビームを被検体
に送信し、反射ビームを受信して所定の超音波画像を表
示する超音波診断装置であって、 送信トリガ信号に応じて前記振動子からの超音波ビーム
の送信を制御する送信出力手段と、 前記送信出力手段に供給する送信信号の電圧値を制御す
る送信電源手段と、を有し、 前記送信出力手段は、 前記送信トリガ信号がそれぞれゲートに供給される2つ
のMOSトランジスタであって、一方のMOSトランジ
スタのドレインに、他方のMOSトランジスタのドレイ
ンが接続され、前記送信トリガ信号に応じて交互にオン
オフする2つのMOSトランジスタを有し、 前記2つのMOSトランジスタのドレイン間の接続点に
は、前記振動子が電気的に接続されており、 前記送信電源手段は、 前記基準送信電源に一端が接続された電源用抵抗と、 前記電源用抵抗の他端に接続された電源用コンデンサ
と、 前記電源用抵抗と前記コンデンサとの接続点にコレクタ
が接続され、前記2つのMOSトランジスタの内、前記
送信トリガ信号のパルスでオンするMOSトランジスタ
のソースに、エミッタが接続された送信電源トランジス
タと、を有し、 前記送信電源トランジスタのベースには、送信電圧制御
信号が供給され、前記送信電圧制御信号に応じて、前記
MOSトランジスタのソースに供給される送信信号の電
圧値が制御されることを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の超音波診断装置におい
て、 前記送信トリガ信号のパルスでオンする前記MOSトラ
ンジスタのゲートには、第1コンデンサを介して前記送
信トリガ信号が供給され、 前記MOSトランジスタのゲートと前記第1コンデンサ
との接続点には、第1抵抗の一端が接続され、 前記送信電源トランジスタのベースは、送信電圧制御信
号が出力される電圧制御信号出力部に、第2抵抗を介し
て接続され、 前記第1抵抗の他端は、前記電圧制御信号出力部と前記
第2抵抗との接続点に接続され、 前記第2抵抗と前記送信電源トランジスタのベースとの
接続点には、第2コンデンサの一端が接続され、 前記第1抵抗と前記第1コンデンサとで規定される時定
数と、前記第2抵抗と前記第2コンデンサとで規定され
る時定数とは、ほぼ等しく設定されていることを特徴と
する超音波診断装置。 - 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3又は請求
項4のいずれかに記載の超音波診断装置において、 前記振動子は、所定個数毎に振動子群を構成し、 選択する振動子を順次シフトさせ、前記振動子群毎に選
択して超音波ビームの走査を行い、 前記振動子群の内、中央部に位置する振動子に、高い電
圧値を有する送信信号を供給し、 前記振動子群の両端部になるに従い、振動子により低い
電圧値を有する送信信号を供給することを特徴とする超
音波診断装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の超音波診断装置におい
て、 前記MOSトランジスタのソースに供給される送信信号
の電圧値の変更は、1走査前の反射波ビームの受信中に
行うことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281056A JP3035456B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6281056A JP3035456B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08140978A JPH08140978A (ja) | 1996-06-04 |
JP3035456B2 true JP3035456B2 (ja) | 2000-04-24 |
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ID=17633699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6281056A Expired - Fee Related JP3035456B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 超音波診断装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3035456B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3609319B2 (ja) * | 2000-03-21 | 2005-01-12 | アロカ株式会社 | 超音波診断装置の送信回路 |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP6281056A patent/JP3035456B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08140978A (ja) | 1996-06-04 |
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