JP3035438B2 - 魚釣り用品 - Google Patents

魚釣り用品

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JP3035438B2
JP3035438B2 JP6009388A JP938894A JP3035438B2 JP 3035438 B2 JP3035438 B2 JP 3035438B2 JP 6009388 A JP6009388 A JP 6009388A JP 938894 A JP938894 A JP 938894A JP 3035438 B2 JP3035438 B2 JP 3035438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然環境に触れる機会
のある魚釣り用品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の意識が高まってきてお
り、自然環境に触れる機会のある魚釣り用品、スポーツ
用品等の自然環境中への投棄について検討がなされてい
る。すなわち、釣り糸等の魚釣り用品、ゴルフティー等
のスポーツ用品は、自然環境中で非常に安定なポリエチ
レン等の樹脂材料により構成されているので、自然環境
中に変形することなく半永久的に残存する。このことが
環境保護意識の高まりの中で問題となっており、これら
の用品の材料についての検討が進められている。
【0003】近年、これらの用品の材料として生分解性
材料を用いることが試みられている。例えば、特開平5
−41937号公報には、生分解性材料からなる釣り糸
の糸巻きが開示されており、特開平5−43637号公
報には、生分解性材料からなる漁網または釣り糸が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような用品は、生分解性材料が外界に露出しているの
で、使用開始時に自然中の使用条件(微生物等の菌が存
在するような条件)により生分解が進行する。通常、使
用者が使用開始して一定の期間が経過すると生分解がか
なり進行してしまう。したがって、性能・品質の劣化が
著しく早く、使用できる期間が短くなり、使用できる回
数も少なくなる。特に、生分解性能が良い、すなわち自
然環境における生分解速度が速い材料ほどこのような現
象が顕著に見られる。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、通常の使用期間まで満足した性能・品質で使用
することができ、しかも自然環境における優れた生分解
性を発揮することができる魚釣り用品を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、生分解性材料
からなる所望形状の部材本体と、前記部材本体表面上に
形成され、前記部材本体の生分解を所定期間遅延させる
被膜とを具備し、前記被膜は、使用環境もしくは自然環
境下で剥離または分解すると共に、剥離または分解した
ときに識別が可能となるように撥水性合成樹脂材料又は
着色合成樹脂材料で形成されることを特徴とする生分解
性用品である魚釣り用品を提供する。
【0007】ここで、本発明の生分解性用品の対象とな
るものとしては、釣り竿等を収納する包装品、釣り糸、
ルアー等の釣り具用品、ゴルフティー等のスポーツ用品
のような自然環境に触れる機会のあるものが挙げられ
る。
【0008】本発明において、部材本体を構成する完全
に分解可能な生分解性材料としては、ポリビニルアルコ
ール、ポリカプロラクトン、脂肪族ポリエステル等の生
分解性化学合成プラスチック;ポリ乳酸、ポリヒドロキ
シ酪酸等の生分解性発酵生産プラスチック;セルロース
とキトサンとの反応物、スターチ等の生分解性天然プラ
スチック;スターチとポリビニルアルコールとを練り込
んでなる生分解性プラスチック等を使用することができ
る。なお、スターチとポリエチレンとを練り込んでなる
部分分解タイプの生分解性プラスチックを用いてもよ
い。
【0009】本発明において、被膜は、使用環境もしく
は自然環境下で剥離または分解することが好ましい。剥
離・分解せしめることにより、使用後および廃棄後の自
然への還元を早めることができる。したがって、被膜の
材料は、用品の使用条件、使用環境および使用期間を考
慮して適宜選択する必要がある。例えば、使用期間が特
定されている場合には、その期間内においては部材本体
の生分解を抑制し遅延させるように、部材本体を構成す
る生分解性材料の分解速度よりも小さい分解速度を有す
る材料を被膜の材料として選択する。
【0010】具体的には、被膜の材料は使用条件、使用
環境および使用期間により次のようにして選択する。水
中に長時間浸漬させる用途、例えば釣り糸に使用する場
合、被膜の材料としては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、エステル系ポリウレ
タン、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフ
タレート、ポリブチレンナフタレート等の加水分解性プ
ラスチックを用いることができる。
【0011】光の照射時間が特定されている用途、例え
ば夜釣り用の釣り用品に使用する場合、被膜の材料とし
ては、エチレンと一酸化炭素との共重合体から得られる
光分解性プラスチックを用いることができる。
【0012】摩擦による熱が発生する用途、例えば釣り
糸や釣り糸と接触するガイド部材に使用する場合、融点
が200℃以下、好ましくは110℃以下の熱可塑性プ
ラスチックを使用することができる。
【0013】使用時に当接する部材との間で摩擦抵抗が
起こる用途、例えば釣り糸に使用する場合、摩擦により
剥離するような材料を用いることができる。例えば、剥
離までの期間を比較的短く設定する場合には、分解を早
くさせるために、親水性を有する石鹸、すなわちラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パリミチン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸等の高級脂肪酸のア
ルカリ塩(通常はナトリウム塩)を被膜材料として使用
する。一方、剥離までの期間を比較的長く設定する場合
には、分解を遅くさせるために、撥水性を有するシリコ
ーン系材料を使用する。シリコーン系材料としては、ポ
リシロキサンを主成分とするジメチルシリコーンオイル
のようなシリコーンオイル(粘度0.65〜1,00
0,000cps );アルキル変性ジメチルシリコーンオ
イルやエポキシ変性ジメチルシリコーンオイルのような
変性シリコーンオイル;メチルフェニルオイルやフルオ
ロシリコーンオイル等のオイル成分とリチウムセッケ
ン、カーボンブラック、またはフッ素系樹脂等の増ちょ
う剤とからなるシリコーングリースを挙げることができ
る。また、剥離までの期間に制限がない場合には、高級
脂肪酸と1価アルコールとのエステルであるロウや高級
脂肪酸のグリセリンエステルである油脂を使用する。な
お、ロウや油脂の剥離の速さは、シリコーンオイル・シ
リコーングリースの剥離の速さと石鹸の剥離の速さとの
間である。上記材料からなる被膜は、部材本体に通常の
コーティング法により形成することができる。
【0014】被膜の厚さは、少なくとも使用期間におい
て自然環境に耐えられる程度の厚さに設定する。すなわ
ち、被膜の厚さは、1層の場合には通常数ミクロンから
数十ミクロンの範囲とし、複数層の場合でも全体として
数百ミクロンとし、部材本体の厚さに対して十分に薄く
するようにする。例えば、剥離までの期間を比較的短く
設定する場合には被膜の厚さを薄くし、剥離までの期間
を比較的長く設定する場合には被膜の厚さを厚くする。
【0015】なお、実際に使用する場合には、使用条
件、使用環境および使用期間を考慮して被膜の材料およ
び被膜の厚さを共に適宜選択する必要がある。また、部
材本体と被膜との間の密着性を調整することにより被膜
の剥離までの期間を調節してもよい。例えば、部材本体
表面に特定の処理を施して部材本体表面を粗面化し、被
膜との密着性を向上させて被膜の剥離までの期間を長く
することができる。
【0016】本発明において、被膜は、剥離または分解
したときに識別が可能となるように形成されていること
が好ましい。この場合、次のような方法で被膜を形成す
ることにより、剥離または分解の際の識別が可能とな
る。
【0017】第1に、上述した撥水性を有する被膜材料
を用いて被膜を剥離可能に形成する方法が挙げられる。
この場合、被膜は撥水性を有するので、水を付けて撥水
状態を確認することにより、被膜が剥離または分解した
かどうかを容易に識別できる。また、上述した被膜材料
以外の材料にフッ素樹脂やフッ素系微粒子を混合してな
る材料を用いて最外層に別の被膜として形成してもよ
い。
【0018】第2に、上述した被膜材料に染料や顔料を
混合してなる材料を用いて被膜を剥離可能に形成して被
膜を着色する方法や、上述した被膜材料に金属粒子等の
光沢を有したり光反射を起こすものを混合してなる材料
を用いて被膜を剥離可能に形成して被膜に光輝性を付与
する方法が挙げられる。この場合、被膜は着色されてい
るか、光輝性を有するので、被膜が剥離または分解した
かどうかを目視により容易に識別できる。
【0019】本発明において、被膜は1層であってもよ
く、2層以上の複数層であってもよい。被膜を複数層に
する場合は、用品の使用条件、使用環境および使用期間
を考慮して上述した被膜を適宜組み合わせて形成する必
要がある。
【0020】また、本発明において、剥離または分解可
能な被膜は部材本体の少なくとも一部に形成されていれ
ばよい。したがって、部材本体の一部に剥離または分解
しない材料からなる被膜を形成し、その他の部分には剥
離または分解可能な被膜を形成してもよい。例えば、使
用中に特に摩耗し易い部分に剥離または分解しない材料
からなる被膜を形成して保護することにより、用品の性
能・品質のバランスを維持することができる。
【0021】また、本発明において、被膜材料に加える
染料、顔料、または微粒子として天然に存在するものを
用いてもよい。これにより、生分解した後のものが自然
に還元し易くなる。さらに、被膜に抗菌性を付与し、微
生物の生分解材料への接触をできる限り防止して生分解
材料の分解をさらに遅延させてもよい。
【0022】
【作用】本発明の生分解性用品は、生分解性材料からな
る所望形状の部材本体と、前記部材本体表面上に形成さ
れ、前記部材本体の生分解を所定期間遅延させる被膜と
を具備することを特徴としている。
【0023】図1に示すように、生分解材料の生分解
は、通常時間と共に進行する(特性曲線X)。本発明に
おいては、生分解性材料からなる部材本体の表面上に被
膜を形成することにより、使用期間および未使用期間に
おいて生分解性材料の生分解を抑制し遅延させ、使用期
間経過後もしくは廃棄後に生分解を自然の力で進行させ
ることができる(特性曲線Y)。このため、部材本体の
生分解の進行を被膜の材料および厚さを選択することに
より調節することができる。また、被膜を剥離または分
解したときに識別可能に形成することにより、部材本体
の生分解が始まるかまたは始まる前に使用者に確認させ
ることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。 (実施例1)図2は本発明の生分解性用品の一実施例で
ある釣り具収納容器を示す斜視図である。この釣り具収
納容器1は、一端が閉塞している円筒体である本体11
と、本体11の径よりも僅かに大きい径を有し、一端が
閉塞している円筒体である蓋体12とから構成されてい
る。
【0025】本体11および蓋体12は、それぞれ生分
解性材料からなる部材本体とその表面に形成された被膜
とからなっている。すなわち、本体11は、図3に示す
ように、融点が100〜110℃であるポリヒドロキシ
酪酸を用いて樹脂成形により形成された肉厚0.1〜1
mmの容器本体11aと、着色剤を混入させたエステル系
ポリウレタンを用いてコーティングにより形成された厚
さ5〜20μmの被膜11bとからなっている。また、
蓋体12も本体11と同様な構成になっている。
【0026】このように構成された釣り具収納容器1
は、被膜11bの材料であるエステル系ポリウレタンの
加水分解速度が容器本体11aの材料であるポリヒドロ
キシ酪酸の生分解速度よりも遅いために、通常の使用期
間である1〜3年間は問題なく使用することができ、被
膜11bが加水分解されて崩壊し、容器本体11aが外
界に露出した後に迅速に容器本体11aの生分解が進行
した。また、被膜11bは着色されているので、被膜1
1bが加水分解されて容器本体11aが露出したときが
容易に判別できた。
【0027】比較のため、ポリヒドロキシ酪酸のみで本
体および蓋体を形成して釣り具収納容器を作製した。こ
の釣り具収納容器は土中において30日でかなり生分解
が進行してしまい、使用に適する性能・品質が維持でき
なかった。
【0028】なお、本体11をポリヒドロキシ酪酸から
なる軟質フィルムで袋状に形成し、密閉式ファスナーを
取り付けることにより、蓋体12は不要となる。この場
合、袋状の本体の外表面に着色剤を混入させたエステル
系ポリウレタンをコーティングしても上記と同様な効果
を発揮する。また、本体11をポリヒドロキシ酪酸から
なる繊維を織り込んでなる織布で構成する場合でも、各
繊維の表面に着色剤を混入させたエステル系ポリウレタ
ンをコーティングすることにより上記と同様な効果を発
揮する。 (実施例2)図4は本発明の生分解性用品の他の実施例
である釣り糸を示す側面図であり、図5は図4における
A−A線に沿う断面図である。この釣り糸2は、図5に
示すように、脂肪族ポリエステルを用いて紡糸機により
形成された糸本体2aと、フッ素樹脂を用いてコーティ
ングにより形成された厚さ0.2〜2.0μmの被膜2
bとからなっている。
【0029】このように構成された釣り糸2は、被膜2
bが糸本体2aの材料である脂肪族ポリエステルの生分
解を抑制し、通常の使用期間である1シーズンは問題な
く使用することができ、被膜2bが釣り糸と当接する部
材との間の摩擦により剥離されて糸本体2aが外界に露
出した後に迅速に糸本体2aの生分解が進行した。ま
た、被膜2bはフッ素樹脂からなり撥水性を有している
ので、撥水状態を観察することにより被膜2bが残存し
ているかどうかを容易に判別できた。
【0030】比較のため、脂肪族ポリエステルのみで糸
本体を形成して釣り糸を作製した。この釣り糸は自然中
の使用条件により生分解が進行しており、1回使用した
後2月放置したときに、好適な性能・品質を有しなかっ
た。
【0031】なお、図6に示すように、脂肪族ポリエス
テルを用いて形成された複数の糸状体21を網糸状に配
置し、その外側にフッ素樹脂を用いたコーティングによ
る被膜を形成しても上記と同様な効果を発揮する。この
とき、図7に示すように、各糸状体21の表面にそれぞ
れフッ素樹脂を用いたコーティングによる被膜21aを
形成してもよい。 (実施例3)図8は本発明の生分解性用品の他の実施例
であるルアーを示す側面図であり、図9は図8における
C−C線に沿う断面図である。このルアー3は、図9に
示すように、脂肪族ポリエステルを用いて樹脂成形によ
り形成された肉厚0.3〜3mmで中空のルアー本体3a
と、ポリエチレンテレフタレート等の加水分解性プラス
チックを用いてコーティングにより形成された厚さ数十
μmの被膜3bとからなっている。
【0032】このように構成されたルアー3は、被膜3
bの材料であるポリエチレンテレフタレートの加水分解
速度がルアー本体3aの材料である脂肪族ポリエステル
の生分解速度よりも遅いために、通常の使用期間である
1年間は問題なく使用することができ、被膜3bが生分
解されて消失し、ルアー本体3aが外界に露出した後に
迅速にルアー本体3aの生分解が進行した。
【0033】比較のため、脂肪族ポリエステルのみでル
アー本体を形成してルアーを作製した。このルアーは自
然中の使用条件により生分解が進行しており、数か月の
使用で好適な性能・品質を有しなかった。
【0034】なお、図10に示すように、ルアー本体3
aを脂肪族ポリエステルで形成し、その外表面の大部分
にウレタン樹脂またはエポキシ樹脂により模様を形成
し、ルアーが傷付きにくい領域もしくは目立たない領域
31にポリエチレンテレフタレートを用いたコーティン
グによる被膜3bを形成してなるものでも上記の効果を
発揮する。この場合、領域31の被膜3bがまず加水分
解し、次いで領域31に対応する領域のルアー本体3a
が生分解する。領域31以外の領域には、ウレタン樹脂
またはエポキシ樹脂により模様が形成されているので加
水分解は起こらない。このため、図10に示すルアー3
は領域31を起点として内部から生分解が進行する。
【0035】
【発明の効果】以上説明した如く本発明の生分解性用品
は、生分解性材料からなる所望形状の部材本体と、前記
部材本体表面上に形成され、前記部材本体の生分解を所
定期間遅延させる被膜とを具備するので、部材本体の生
分解の進行を調整できる。このため、未使用または使用
期間中は生分解が進行することを抑制し、高性能・高品
質の状態を維持することができる。また、被膜が剥離ま
たは分解した後は、自然環境下で迅速に生分解が進行し
て自然に還元するので、自然環境保護に役立つ。
【0036】さらに、被膜が剥離または分解したときに
識別可能となるように形成されていることにより、部材
本体の生分解の開始時期を認識することができる。この
ため、常に高性能・高品質の状態で用品を使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】生分解の割合と時間との間の関係(生分解速
度)を示す説明図。
【図2】本発明の生分解性用品の一実施例である釣り具
収納容器を示す斜視図。
【図3】図2におけるA−A線に沿う断面図。
【図4】本発明の生分解性用品の他の実施例である釣り
糸の一例を示す側面図。
【図5】図4におけるB−B線に沿う断面図。
【図6】本発明の生分解性用品の他の実施例である釣り
糸の他の例を示す側面図。
【図7】図6に示す釣り糸の糸状体の断面図。
【図8】本発明の生分解性用品の他の実施例であるルア
ーの一例を示す側面図。
【図9】図8におけるC−C線に沿う断面図。
【図10】本発明の生分解性用品の他の実施例であるル
アーの他の例を示す一部破断側面図。
【符号の説明】 1…釣り具収納容器、2…釣り糸、2a…糸本体、3a
…ルアー本体、11…本体、11a…容器本体、2b,
3b,11b,21a…被膜、12…蓋体、21…糸状
体、31…領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 91/00 A01K 85/00 A01K 97/00 A63B 57/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生分解性材料からなる所望形状の部材本体
    と、前記部材本体表面上に形成され、前記部材本体の生
    分解を所定期間遅延させる被膜とを具備し、前記被膜
    は、使用環境もしくは自然環境下で剥離または分解する
    と共に、剥離または分解したときに識別が可能となるよ
    うに撥水性合成樹脂材料又は着色合成樹脂材料で形成さ
    れることを特徴とする魚釣り用品。
  2. 【請求項2】前記部材本体は、脂肪族ポリエステルから
    なる中空内部を有するルアー本体であり、このルアー本
    体の外表面の一部に被膜が形成されるとともに、他の部
    分に、加水分解しないウレタン樹脂又はエポキシ樹脂か
    らなる模様層を形成したことを特徴とする請求項1に記
    載の魚釣り用品。
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