JP3034970B2 - 文書読解支援装置 - Google Patents

文書読解支援装置

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JP3034970B2
JP3034970B2 JP3040674A JP4067491A JP3034970B2 JP 3034970 B2 JP3034970 B2 JP 3034970B2 JP 3040674 A JP3040674 A JP 3040674A JP 4067491 A JP4067491 A JP 4067491A JP 3034970 B2 JP3034970 B2 JP 3034970B2
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書中の指定された漢
字にルビを振ることにより、文書を容易に読解できるよ
うに支援する文書読解支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】漢字仮名混じり文の読解は、未学習の漢
字の多い外国人学習者などには容易でない。また、ネイ
ティブである我々にしても、日常会話で使用する語彙で
ありながら漢字で書かれると読みにくいものがある。と
ころが、読めない漢字が現れた場合の対策としては、オ
ンライン化された文書の読解時においても、いちいち市
販の漢和辞典で調べるか、オンライン辞書を引いている
のが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
は、読めない漢字が現われた場合、漢和辞典やオンライ
ン辞書を引いていた。
【0004】このため、漢和辞典やオンライン辞書を引
いて漢字を読むまでの時間が非常に長時間を必要とする
問題点があった。
【0005】本発明は、文書を読み進めていく上で、読
みの検索が必要になったとき、読解を中断することな
く、簡単な操作でルビ付与を行なう文書読解支援装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、本発明が採用した手段を図1を参照して説明す
る。図1(A)は本願の第1の発明の原理図、図1
(B)は本願の第2の発明の原理図である。
【0007】第1の発明においては、文書を表示部に表
示させ、文書読解を支援する装置であって、
【0008】指示された文字列の中に漢字が含まれてい
るか否かをチェックする漢字チェック手段1と、
【0009】前記漢字チェック手段1の結果がYESの
場合、当該漢字と同一の漢字に、以前に、ルビを付与し
たか否かを検索し、検索結果がYESの場合は、以前に
付与したと同じルビを付与するルビ履歴検索手段2と、
【0010】前記ルビ履歴検索手段2の結果がNOの場
合、指示された漢字に対するルビを辞書より検索して付
与する辞書検索手段3と 前記ルビ履歴検索手段2で、
以前にルビを付与したか否かを検索した結果がYESの
場合、当該漢字に現在ルビがふられていたならば、その
ルビを取り除くルビ表示取消手段9と、を備えるよう構
成する。また第2の発明においては、文書を表示部に表
示させ、文書読解を支援する装置であって、 指定された
範囲内の文字列を、形態素解析によって形態素に分解
し、分解された形態素のそれぞれに対してルビ操作指示
を行なうルビ操作指示手段5と、 指示された文字列の中
に漢字が含まれているか否かをチェックする漢字チェッ
ク手段1と、 前記漢字チェック手段1の結果がYESの
場合、当該漢字と同一の漢字に、以前に、ルビを付与し
たか否かを検索し、結果がYESの場合、以前に付与し
たと同じルビを付与するルビ履歴検索手段2と、 前記ル
ビ履歴検索手段2の結果がNOの場合、指示された漢字
に対するルビを辞書より検索して付与する辞書検索手段
3と、を備えるよう構成する。
【0011】
【作用】第1の発明においては、読解中の文書の任意の
文字列に対してルビ操作が指令されると、漢字チェック
手段1は、指示された文字列に漢字が含まれているか否
かの判定を行い、NOの場合はルビ付与が必要なく、処
理を終了する。
【0012】漢字チェック手段1の判定がYESの場
合、ルビ履歴検索手段2は、指示された文字列中の漢字
と同一漢字に、以前にルビを付与したか否かを検索し、
検索結果がYESの場合は、以前に付与したと同じルビ
を付与する。
【0013】ルビ履歴検索手段2での検索結果がNOの
場合、辞書検索手段3は指示された漢字に対するルビを
辞書より検索して付与する。ルビ表示取消手段9は以前
にルビを付与したか否かを検索した結果がYESの場
合、当該漢字に現在ルビがふられていたならば、そのル
ビを取り除く。 また第2の発明においては、ルビ操作指
示手段5は指定された範囲内の文字列を形態素解析によ
って形態素に分解し、分解された形態素のそれぞれに対
してルビ操作を行わせ、前記漢字チェック手段1、ルビ
履歴検索手段2および辞書検索手段3によってルビを付
与する。
【0014】以上説明したように、文書読解中にルビが
必要となった場合に、指示された漢字に対して、指示さ
れた漢字が、以前にルビ付与されていた場合は以前に付
与したルビを、また、以前にルビが付与されていない場
合は新らたに辞書より検索してルビを付与するようにし
たので、簡単な操作で、短時間に文書を読解することが
できる。
【0015】
【実施例】本発明の第1の実施例を図2〜4を参照して
説明する。図2は本発明の第1の実施例の構成図、図3
は同実施例の動作フローチャート、図3は次候補指示手
段による具体的表示例である。
【0016】[第1の実施例の構成]図2において、漢
字チェック手段1、ルビ履歴検索手段2および辞書検索
手段3については図1で説明したとおりである。
【0017】10はルビ履歴格納部であり、以前にルビ
が付与された漢字、そのルビ、文書中の位置、現在ルビ
が付られているか否かなどのデータが格納されている。
【0018】11はルビ履歴更新部であり、ルビの付与
や削除などの操作を行うごとに、ルビ操作が行われた漢
字に対するデータを前記ルビ履歴格納部10に追加更新
する。
【0019】12は辞書データ格納部であり、前記辞書
検索手段3が検索を行う際の辞書データが格納されてい
る。
【0020】13はルビ操作入力部であり、図示しない
キーボードまたはマウスなどで構成され、ルビ操作信号
の入力を行なう。
【0021】14は表示部であり、読解する文書および
ルビが表示される。
【0022】15はマイクロプロセッサ(MPU)であ
り、ルビ操作に関する処理が行なわれる。
【0023】4は次候補指示手段であり、指示した漢字
に対して、複数のルビが存在した場合に、表示している
ルビ以外にも候補があることを表示部14上で表示す
る。
【0024】9はルビ表示取消手段であり、前記ルビ履
歴検索手段2で、以前にルビを付与したか否かを検索し
た結果がYESの場合、当該漢字に現在ルビがふられて
いたならば、そのルビ表示を取り除く。
【0025】[第1の実施例の動作]第1の実施例の動
作を、図3で示すフローチャートに従って説明する。
【0026】表示部14に文書が表示され、読解者は表
示された文書を読み進める。読み進めるうちに、読解で
きない漢字に遭遇した場合、図示しないキーボードまた
はマウスよりルビ付与をルビ操作入力部13より入力す
ると、図3で示す処理が開始される。
【0027】処理S1 処理S1では、指示された語に
漢字が含まれるか否かの判定を漢字チェック手段1が行
なう。判定結果がNOの場合は処理を終了させ、YES
の場合は処理S2に移る。
【0028】処理S2 処理S2では、指示された語と
同一語が、以前にルビを付与したこどがあるか否かをル
ビ履歴検索手段2がルビ履歴格納部10の格納データを
参照して判定する。判定結果がNOの場合は処理S6
に、YESの場合は処理S3に移る。
【0029】処理S6 処理S6では、指示された語に
対するルビを、辞書検索手段3が辞書データ格納部3を
参照して検索し、表示部14に表示する。
【0030】処理S3 処理S3では、処理S2の判定
結果がYESである場合、指定された語に現在ルビがふ
られているか否かの判定が行なわれ、YESの場合は処
理S4に、NOの場合は処理S5に移る。
【0031】処理S4 処理S4では、ルビ表示取消手
段5によって、現在表示部14でふられているルビ付与
を取り除く。
【0032】処理S5 処理S5では以前付与したルビ
を再付与する。
【0033】処理S7 処理S7では、表示部14で表
示されているルビ以外にも候補があるか否かの判定が行
なわれ、NOの場合は処理S9に、YESの場合は処理
S8に移る。
【0034】処理S8 処理S8では、処理S7の判定
結果がYESの場合、次候補指示手段4によって、表示
部14に、図4に示すように、次候補があることを示す
表示が行なわれる。
【0035】図4(A)は表示部14での表示例で、表
示しているルビ「こしつ」以外にも候補がある場合は
「こしつ」を枠で囲むとか、「こしつ」を異なった色で
表示するなどして表示する。
【0036】ユーザが、図示されていない他の候補にル
ビを変更したい場合は、ルビ操作入力部13より変更指
令を入力する。
【0037】図4(B)は変更指令を入力した場合の表
示部14の表示例であり、ルビ「こしつ」が次候補の
「こしゅう」に変更表示される。
【0038】ルビ操作入力部13より次々と変更指令を
入力すると、次候補が変更表示され、最後の候補の次に
は最初のルビが表示される。
【0039】ユーザが、その中の適当なルビを選択し、
変更解除指令をルビ操作入力部13より入力すると処理
S9に移る。
【0040】処理S9 処理S9では、最終的なルビ操
作結果に基づいて、ルビ履歴更新部11がルビ付与履歴
をルビ履歴格納部10に格納する。
【0041】つぎに、第2の実施例について、図5〜7
を参照して説明する。図5は第2の実施例の構成図、図
6は同実施例の動作フローチャート、図7はルビ操作指
示手段による具体的表示例である。
【0042】[第2の実施例の構成]図5において、漢
字チェック手段1、ルビ履歴検索手段2及び辞書検索手
段3については図1で説明したとおりである。
【0043】また、次候補指示手段4、ルビ履歴格納部
10、ルビ履歴更新部11、辞書データ格納部12、ル
ビ操作入力部13、表示部14およびMPU15につい
ては図2で説明したとおりである。
【0044】5はルビ操作指示手段であり、指定された
範囲内の文字列を、形態素解析によって形態素に分解
し、分解された形態素のそれぞれに対してルビ操作を行
なう。
【0045】[第2の実施例の動作]第1の実施例では
ルビ付与語を指定していたが、第2の実施例では読解中
の文書について、ルビを付与したい範囲を指定し、指定
した範囲内の全ての漢字に対してルビを付与するように
したものである。
【0046】第2の実施例の動作を図6で示す動作フロ
ーチャートに従って説明する。
【0047】第2の実施例における動作開始前の表示部
14の文書表示例を図7に示す。
【0048】ルビ操作入力部14より、表示されている
文書のルビ付与範囲の指定を行う。
【0049】図7(A)の指示例A「熱帯夜が……絞っ
た。」の前後の「↓」で示す矢印の中が指定された範囲
である。
【0050】また、図7(B)の指示例Bで示すよう
に、「熱」と「帯」との中間の「↓」で示す矢印は、矢
印で示されたポイントを含む一語を指定したことにな
る。
【0051】以上説明した範囲指定後、第2の実施例の
動作が開始される。
【0052】処理S20 処理S20では、まず、指定
された範囲内の文字列を、形態素解析によって形態素に
分解する。
【0053】図7(A)の指示例Aで示される文書例で
は、例えば「熱帯夜」,「が」,「続」,「い」,
「た」,「。」,「水不足」,「が」,「深刻化」,
「し」,「、」,「人々」,「は」,「節水」,
「に」,「知恵」,「を」および「絞」,「っ」,
「た」,「。」が、また(B)の指示例Bの場合は「熱
帯夜」がルビ操作対象語となる。
【0054】分解後、最初の形態素に対して処理S1〜
S9が実行される。
【0055】処理S1〜S9 処理S1〜S9は図3で
説明したと同様の処理が実行され、処理S21に移る。
【0056】処理S21 処理S21では、処理S20
で得られた形態素群のうち最後の形態素か否かの判定を
行い、YES、すなわち、最後ならば処理は終了し、N
Oの場合は処理S1に移り、次の形態素に対するルビ操
作処理が開始される。
【0057】つぎに本発明の第3の実施例を図8〜10
を参照して説明する。図8は第3の実施例の構成図、図
9は同実施例の動作フローチャート、図10は多義解消
手段による具体的表示例である。
【0058】[第3の実施例の構成]図8において、漢
字チェック手段1、ルビ履歴検索手段2及び辞書検索手
段3については図1で説明したとおりである。
【0059】また、次候補指示手段4、ルビ履歴格納部
10、ルビ履歴更新部11、辞書データ格納部12、ル
ビ操作入力部13、表示部14およびMPU15につい
ては図2で説明したとおりである。
【0060】また、ルビ操作指示手段5は図5で説明し
たとおりである。
【0061】6は多義解消手段であり、複数のルビが検
索された場合、構文解析によって、正しいルビを選択す
る。
【0062】[第3の実施例の動作]第3の実施例の動
作を図9の動作フローチャートに従って説明する。
【0063】処理S1〜S9 処理S1〜S9は図3で
説明したと同様の処理が実行される。
【0064】処理S20およびS21 処理S20およ
びS21は図6で説明したと同様の処理が実行される。
【0065】処理S30 処理S30では、処理S6で
ルビ検索結果、複数のルビが検索された場合、多義解消
手段6によってルビ操作対象語を含む文に対して構文解
析を行ない、正しいルビを選択する処理を行なう。
【0066】図10は多義解消手段による具体的表示例
を示したものである。
【0067】図10の最初の漢字「私」は「わたくし」
のルビがふられているが、別の読み「わたし」もある。
この場合は多義解消手段6によっても、どちらも適当と
判定される。したがって、「わたくし」については、前
記した次候補指示手段4によって、次候補があることを
示す表示が行なわれている。
【0068】また、図10の最後の漢字「行」は「おこ
な」のルビがふられている。「行」は「い」とも読め、
辞書検索手段3での検索結果に含まれるが、この場合は
多義解消手段6によって、構文解析の結果「おこな」が
選択される。
【0069】つぎに、第4の実施例を図11および図1
2を参照して説明する。図11は第4の実施例の構成
図、図12は同実施例の動作フローチャートである。
【0070】[第4の実施例の構成]図11において、
漢字チェック手段1、ルビ履歴検索手段2および辞書検
索手段3については図1で説明したとおりである。
【0071】また、次候補指示手段4、ルビ履歴格納部
10、ルビ履歴更新部11、辞書データ格納部12、ル
ビ操作入力部13、表示部14およびMPU15につい
ては図2で説明したとおりである。
【0072】また、ルビ操作指示手段5は図5で説明し
たとおりである。
【0073】7はルビ複合調整手段であり、ルビ付与対
象語が複合語であった場合、複合語に対する正しいルビ
が付与されるように調整を行なう。
【0074】[第4の実施例の動作]第4の実施例の動
作を図12の動作フローチャートに従って説明する。
【0075】処理S1〜S9 処理S1〜S9は図3で
説明したと同様の処理が実行される。
【0076】処理S20およびS21 処理S20およ
びS21は図6で説明したと同様の処理が実行される。
【0077】処理40 処理40では、ルビ付与対象語
が複合語であった場合、ルビ複合調整手段7によって、
複合語に対する正しいルビが付与されるよう調整を行な
う。
【0078】すなわち、例えば複合語「文庫本」が辞書
にない場合、「文庫」および「本」は別々に検索され、
「文庫」に対しては「ぶんこ」、「本」に対しては「ほ
ん」「ぽん」および「ぼん」が検索される。ルビ複合調
整手段7は、上記例の場合、複合語「文庫本」に対して
「本」のルビを調整して、「ぶんこぼん」としてルビの
付与を行なう。
【0079】つぎに、第5の実施例を図13および図1
4を参照して説明する。図13は第5の実施例の構成
図、図14は同実施例の動作フローチャートである。
【0080】[第5の実施例の構成]図13において、
漢字チェック手段1、ルビ履歴検索手段2および辞書検
索手段3については図1で説明したとおりである。
【0081】また、次候補指示手段4、ルビ履歴格納部
10、ルビ履歴更新部11、辞書データ格納部12、ル
ビ操作入力部13、表示部14およびMPU15につい
ては図2で説明したとおりである。
【0082】また、ルビ操作指示手段5は図5で説明し
たとおりである。
【0083】8は同一語検索手段であり、漢字文字列に
対してルビが検索された後、ルビ付与対象語のある位置
から以後を検索し、ルビ操作対象語と同一語の全てに対
して、同一ルビを同時に付与する。
【0084】[第5の実施例の動作]第5の実施例の動
作を図14の動作フローチャートに従って説明する。
【0085】処理S1〜S9 処理S1〜S9は図3で
説明したと同様の処理が実行される。
【0086】処理S20およびS21 処理S20およ
びS21は図6で説明したと同様の処理が実行される。
【0087】処理S50 処理S50では、処理S6で
指定された漢字文字列に対するルビが検索された後、同
一語検索手段8により、指定された漢字文字列のある位
置より以後を検索し、ルビ操作対象語と同一語の全てに
対して、同一ルビを付与する処理を行う。
【0088】この処理によって、ユーザが文書を読み進
めていく上で、一度ルビ振りした語と同一の語が現れた
場合、この同一語には既にルビが付与されているため再
度ルビ付与の指示を出す必要がなくなり、スムーズに文
書を読み進めることができる。
【0089】以上、本発明のいくつかの実施例について
説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものでは
なく、その発明の主旨に従った各種の変形が可能であ
る。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の諸効果が得られる。
【0091】文書を読み進めていく上で読みの検索が
必要になった場合に、ユーザはほとんど読解を中断する
ことなく、簡単なルビ操作指示を送るだけでシステムが
辞書検索を行い、ルビ表示を実現でき、短時間で文書を
読解することができる。
【0092】ルビ操作を行った漢字の位置・読み・ル
ビ付与状態を履歴として格納しておくことにより、付与
したルビを容易に取り除くことができ、取り除いたルビ
を再度付与する場合には履歴検索結果を利用して、辞書
データを再度検索する手間が省け、処理時間を短縮する
ことができる。
【0093】文書全体にルビを振るなど、ある範囲内
の全ての漢字に対してルビ操作を行う場合には、ルビ操
作範囲を指定するのみで自動的に形態素を切り出してル
ビ操作を行い、指定範囲内の全漢字群について連続して
ルビ付与がなされるため、ルビ操作指令が簡単化される
とともに、処理時間を短縮できる。
【0094】操作対象語に多義にわたって読みが複数
検索された場合に、その語を含む文を構文解析して多義
を解消し、正しいルビの付与を実現することができる。
これによって、構文的に誤りである読みがルビ候補とし
てユーザに示されることがなくなるため、特に日本語学
習者など、全く読みの見当がつかず正誤の判断ができな
いユーザの文書読解支援として有効である。
【0095】ルビ操作対象語が他の語の後について複
合語化している場合に、複合語に対する読みを調整し、
正しいルビの付与を実現することができる。これによっ
て、辞書にない複合語にも正しいルビを付与することが
できる。
【0096】ルビ操作の履歴がなく初めてルビを付与
するために辞書検索するにあたっては、これと同時にル
ビ操作対象語のある位置以降に現れるその語と同一の語
を検索し、同一語全てにルビを付与することができる。
これによると、ユーザが文書を読み進めていく上で、一
度ルビ振りした語と同一の語が現れた場合、この同一語
には既にルビが付与されているため再度ルビ付与の指示
を出す必要がなくなり、スムーズに文書を読み進めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図3】第1の実施例の動作フローチャートである。
【図4】同実施例の次候補指示手段による具体的表示例
である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図6】第2の実施例の動作フローチャートである。
【図7】同実施例のルビ操作指示手段による具体的指示
例である。
【図8】本発明の第3の実施例の構成図である。
【図9】第3の実施例の動作フローチャートである。
【図10】同実施例の多義解消手段による具体的表示例
である。
【図11】本発明の第4の実施例の構成図である。
【図12】第4の実施例の動作フローチャートである。
【図13】本発明の第5の実施例の構成図である。
【図14】第5の実施例の動作フローチャートである。
【符号の説明】
1 漢字チェック手段 2 ルビ履歴検索手段 3 辞書検索手段 4 次候補指示手段 5 ルビ操作指示手段 6 多義解消手段 7 ルビ複合調整手段 8 同一語検索手段 9 ルビ表示取消手段 10 ルビ履歴格納部 11 ルビ履歴更新部 12 辞書データ格納部 13 ルビ操作入力部 14 表示部 15 マイクロプロセッサ(MPU)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を表示部に表示させ、文書読解を支
    援する装置であって、 示された文字列の中に漢字が含まれているか否かをチ
    ェックする漢字チェック手段1と、 記漢字チェック手段1の結果がYESの場合、当該漢
    字と同一の漢字に、以前に、ルビを付与したか否かを検
    索し、結果がYESの場合、以前に付与したと同じルビ
    を付与するルビ履歴検索手段2と、 記ルビ履歴検索手段2の結果がNOの場合、指示され
    た漢字に対するルビを辞書より検索して付与する辞書検
    索手段3と、前記ルビ履歴検索手段2で、以前にルビを付与したか否
    かを検索した結果がYESの場合、当該漢字に現在ルビ
    がふられていたならば、そのルビを取り除くルビ表示取
    消手段9と、 を備えたことを特徴とする文書読解支援装置。
  2. 【請求項2】 文書を表示部に表示させ、文書読解を支
    援する装置であって、 指定された範囲内の文字列を、形態素解析によって形態
    素に分解し、分解された形態素のそれぞれに対してルビ
    操作指示を行なうルビ操作指示手段5と、 指示された文字列の中に漢字が含まれているか否かをチ
    ェックする漢字チェック手段1と、 前記漢字チェック手段1の結果がYESの場合、当該漢
    字と同一の漢字に、以前に、ルビを付与したか否かを検
    索し、結果がYESの場合、以前に付与したと同じルビ
    を付与するルビ履歴検索手段2と、 前記ルビ履歴検索手段2の結果がNOの場合、指示され
    た漢字に対するルビを辞書より検索して付与する辞書検
    索手段3と、 を備えたことを特徴とする文書読解支援装置。
  3. 【請求項3】 前記ルビ履歴検索手段2で、以前にルビ
    を付与したか否かを検索した結果がYESの場合、当該
    漢字に現在ルビがふられていたならば、そのルビを取り
    除くルビ表示取消手段9と、を備えたことを特徴とする
    請求項記載の文書読解支援装置。
  4. 【請求項4】 指定された範囲内の文字列を、形態素解
    析によって形態素に分解し、分解された形態素のそれぞ
    れに対してルビ操作指示を行なうルビ操作指示手段5を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の文書読解支援装
    置。
  5. 【請求項5】 前記辞書検索手段3によって検索された
    ルビが複数存在したとき、構文解析によって、構文的に
    正しいルビのみを付与する多義解消手段6を備えたこと
    を特徴とする請求項1,2,3または記載の文書読解
    支援装置。
  6. 【請求項6】 ルビ付与対象語が複合語であった場合、
    前記辞書検索手段3によって検索されたルビを調整し
    て、複合語に対する正しいルビを付与するルビ複合調整
    手段7を備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4
    または記載の文書読解支援装置。
  7. 【請求項7】 前記辞書検索手段3によるルビ付与に際
    して、当該文書のルビ付与対象語のある位置から以後を
    検索し、同一語の全てに対して、ルビを同時に付与する
    同一語検索手段8を備えたことを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5または記載の文書読解支援装置。
  8. 【請求項8】 前記辞書検索手段3によって検索された
    ルビが複数存在するとき、検索抽出されたルビ以外にも
    候補があることを示す次候補指示手段4を備えたことを
    特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または記載
    の文書読解支援装置。
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