JP3034880B2 - カラー受像管用電子銃 - Google Patents

カラー受像管用電子銃

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JP3034880B2 JP1180310A JP18031089A JP3034880B2 JP 3034880 B2 JP3034880 B2 JP 3034880B2 JP 1180310 A JP1180310 A JP 1180310A JP 18031089 A JP18031089 A JP 18031089A JP 3034880 B2 JP3034880 B2 JP 3034880B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラー受像管用電子銃に係り、特にインライ
ン型電子銃の主レンズを構成する電極構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、インライン型電子銃を備えたカラー受像管は
第3図に示すような構造となつている。即ち、ガラス外
囲器1には、フエースプレート部1aの内壁に3色の蛍光
体を交互にストライプ状に塗布した蛍光面2が形成さ
れ、フアンネル部1bの内壁に導電膜3が形成されてい
る。ガラス外囲器1ネツク部1c内には、インライン状に
配列された3個の陰極4A、4B、4C、G1電極5、G2電極
6、G3電極7、G4電極8及びシールドカツプ9が配設さ
れている。これらの電極5〜8及びシールドカツプ9に
は、開孔部が陰極4A〜4Cに対応して陰極4A〜4Cの中心軸
10A〜10Cと共通平面上に互いにほぼ平行に形成されてい
る。ここで、G3電極7はG4電極8よりも低電位に設定さ
れ、高電位のG4電極8は導電膜3、シールドカツプ9と
同電位となつている。またガラス外囲器1のフアンネル
部1bの外側には、陰極4A〜4Cより射出されて電極5〜8
及びシールドカツプ9を通過した3本の電子ビームを蛍
光面2上で走査するための外部磁気偏向ヨーク11が設け
られている。
前記G3電極7と上記G4電極8は全レンズを構成してお
り、G3電極7及びG4電極8は長円形状の筒状電極71及び
81とこの筒状電極71及び81の内壁71a及び81aにスポット
溶接等で固定された平板電極72及び82とよりなつてい
る。
ところで、主レンズ部分の組立は、第4図に示すよう
に、芯出し治具12にG4電極8、G3電極7、G2電極6及び
G1電極5を挿入し、また電極間にはスペーサ(図示せ
ず)を介在させて位置決めし、加熱して軟化されたマル
チフオームガラス13等を電極5〜8の取付部に溶着固定
して組立られる。
さて、かかる構造よりなるカラー受像管において、良
好なフオーカス特性を得るには、主レンズ(G3電極7、
G4電極8)の開口部の孔径をできるだけ大きくすること
が望ましい。
従来、主レンズの開口部の孔径を大きくしたものとし
て、例えば特開昭59−215640号公報に示すものが知られ
ている。この構造のG4電極8を第5図に示す。即ち、陰
極中心軸10A、10B、10C上に対応したそれぞれの点を
Q、P、Oとすると、筒状電極81は、水平方向短辺部が
点O、Qを中心とした半径R1で囲まれた円弧部81aに形
成され、垂直方向長辺部が点Oと点Qを結ぶ直線Sから
l1だけ離間した直線部81bによつて形成されている。こ
こで、l1=R1となつているため、直線部81bと円弧部81a
との交点Dは、直線Sに垂直で点O、Qを通る垂直線
E、F上に存在する。
一方、板状電極82は、水平方向の両端部で筒状電極81
と接する部分を除き、中央のビームが通過する開孔のみ
が形成され、両側のサイドビーム開孔を板状電極82の端
部82aと筒状電極81とで取り囲んでいる。前記端部82a
は、平面的には通常楕円形状をしており、点Dに交叉し
ている。
なお、図示及び説明は省略するが、G3電極7もG4電極
8とほぼ同一の構造となつている。
これにより、G3電極7及びG4電極8の実効開孔径を十
分に拡大することができ、カラー受像管のフオーカス特
性が向上する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術に示すG3電極7及びG4電極8の構造にお
いては、G3電極7及びG4電極8が水平方向に互いに回転
成分を生じると、ビーム通過中心軸10A、10B、10Cに対
し軸ずれを起し、結果として主レンズが歪を持ち、レン
ズ収差が増大してフオーカス特性を劣化させることにな
る。これをできる限り最小限におさえるため、芯金治具
12は、第6図に示すように、G3電極7及びG4電極8の筒
状電極71及び81の円弧部71a、81aにほぼ一致するように
作られている。
このように、従来のG3電極7及びG4電極8の構造で
は、筒状電極71及び81の円弧部71a及び81aに芯金治具12
を一致させてG3電極7及びG4電極8の回転を防止する必
要があるため、次のような問題点があつた。
今、G4電極8について見ると、第7図に示すように、
板状電極82が筒状電極81の中心線Sに対してδだけ軸ず
れを生じて筒状電極81に固定されていた場合、板状電極
82の端部GがδだけD点から突出する。このようなG4
極8を前記芯金治具12に押入すると、板状電極82の突出
部Gが芯金治具12に接触して変形をおこし、主レンズ部
が局部的に歪をもち、やはりフオーカス特性を劣化させ
る。
このような電極の変形は、電極組立が完了して判明
し、この変形をチエツクする方法が困難であると共に、
量産的には非常にコスト高になることは避けられなかつ
た。また筒状電極と板状電極のずれは、部品段階でチエ
ツクすることにより可能であるが、電極は芯金治具に対
し直角に入れる必要があり、少しでも角度がずれて押入
すると、板状電極の端部が必ず芯金治具に接触し、やは
り変形するポテンシヤルを皆無にすることは困難であつ
た。
本発明の目的は、組立時における板状電極の変形を防
止することができ、フオーカス特性の安定化が図れるカ
ラー受像管用電子銃を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明によるカラー受像
管用電子銃は、センタービームと両サイドビームからな
る3本の電子ビームの配列方向を長軸とし、それぞれ相
対向する2つの直線部及び2つの円弧部からなる長円形
状の筒状電極と、筒状電極の内部に固定され、センター
ビームを通過させるセンタービーム用開孔及び両サイド
ビームをそれぞれ通過させる2つの切欠き開孔を備えた
板状電極とを有し、両サイドビーム用の開孔をそれぞれ
板状電極の切欠き開孔と筒状電極の円弧部とで囲まれた
領域に形成した主レンズ形成用電極を備えたものであっ
て、板状電極の2つの切欠き開孔の形状は、板状電極の
配置面内における2つの切欠き開孔の切欠き先端部が、
筒状電極の対応する直線部と円弧部との接続部分よりも
直線部寄りに位置するように形成したものである。
〔作用〕
板状電極の2つの切欠き開孔の切欠き先端部が、筒状
電極の対応する直線部と円弧部との接続部分よりも直線
部寄りに位置するように形成しているので、板状電極の
配置面内における2つのサイドビーム用の開孔は、筒状
電極の一部の直線部からなる直線部分を有しているの
で、2つのサイドビーム用開孔に芯金治具を挿入した際
に、芯金治具を2つのサイドビーム用開孔の直線部分に
当接させることにより、芯金治具に対する筒状電極の位
置を正確に設定させることができ、筒状電極が若干回転
した状態になるのを防ぐことができる。
また、芯金治具の形状を、2つのサイドビーム用の開
孔に芯金治具を挿入した際に、板状電極の2つの切欠き
開孔の切欠き先端部が芯金治具に当たらないように、芯
金治具を構成することができるので、2つのサイドビー
ム用開孔に芯金治具を挿入した際の板状電極、特に、板
状電極の2つの切欠き開孔の切欠き先端部をつぶした
り、曲げたりする等の板状電極の変形の発生を防止する
ことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。な
お、第3図乃至第7図と同一又は相当部分には同一符号
を付して説明する。本実施例は、板状電極82は従来と同
様に形成し、筒状電極81は短辺側の円弧部81をl1より大
きい半径R2で形成してなる。このように構成することに
より、筒状電極81の直線部81bと円弧部81aとの接続部分
Dに対し、板状電極82の2つの切欠き開孔の切欠き先端
部が筒状電極81の直線部81bと接する部分Hが寸法dだ
け筒状電極81の直線部81b方向に寄りに位置するように
なる。
また、芯金治具12には、2つのサイドビーム用開孔に
芯金治具12を挿入した際に、筒状電極81の直線部81bの
寸法dの直線部分に当接するような直線部分を形成する
ことにより、筒状電極81を含む各電極の組立て時に、G4
電極8の直線部81bの寸法dの直線部分が芯金治具12に
形成された対応する直線部分に当接するので、芯金治具
12に対してG4電極8の位置が正確に設定され、G4電極8
が回転した若干回転した状態になるのを防ぐことができ
る。この場合、芯金治具12における直線部分を形成する
際に、板状電極82の2つの切欠き開孔の切欠き先端部が
芯金治具12に当接しないような構成にすることにより、
芯金治具12にG4電極8を挿入した際に、板状電極82の2
つの切欠き開孔の切欠き先端部が芯金治具12に当接しな
くなり、板状電極の2つの切欠き開孔の切欠き先端部を
つぶしたり、曲げたりする等の板状電極の変形の発生を
防止することができる。
第2図は本発明の他の実施例を示す。本実施例は前記
実施例と逆に、筒状電極81は従来と同様に形成し、板状
電極82は、2つの切欠き開孔の切欠き先端部が、筒状電
極81の直線部81bと円弧部81aとの接続部分Dに対し、筒
状電極81の直線部81bと接する部分Hが寸法Tだけ筒状
電極81の直線部81b方向に寄りに位置するように形成さ
れている。即ち、板状電極82における水平方向の寸法U
は、従来の板状電極の同寸法よりも長さ2Tだけ短くなっ
ている。このように構成することにより、2つのサイド
ビーム用開孔には直線部81bの寸法Tに対応した直線部
分81b′が形成される。この場合においても、芯金治具1
2には、2つのサイドビーム用開孔に芯金治具12を挿入
した際に、筒状電極81の直線部81の寸法Tの直線部分81
b′に当接するような直線部分を形成することにより、
前記実施例と同様の効果が得られる。
ところで、本実施例の場合には、T寸法をあまり大き
くすると、そのために主レンズが歪み、逆にそのために
フオーカス特性が劣化することになる。試作確認の結
果、R1=4mmの場合においては、T=0.5〜1.0mmまで副
作用は全く認められなかつた。
なお、上記実施例は、G4電極8に適用した場合につい
て説明したが、G3電極7に適用しても全く同様の効果が
得られる。またバイポテンシヤル形電子銃を例に説明し
たが、他のユニポテンシヤル形、多段形等の電子銃につ
いても同様の効果が得られる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、電極組立時における電極の回転及び
変形が防止できるので、主レンズ部に生じるレンズ収差
の低減が図れ、フオーカス特性が安定化する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部断面図、第2図は
本発明の他の実施例を示す要部断面図、第3図は従来の
インライン型カラー受像管水平方向の断面図、第4図は
第3図の電子銃の主要電極部分の組立を示す垂直方向の
断面図、第5図は第4図のA−A線矢視断面図、第6図
は第5図の要部断面図、第7図は板状電極がずれた状態
の要部断面図である。 7……G3電極、71……筒状電極、 72……板状電極、8……G4電極、 81……筒状電極、81a……円弧部、 81b、81b′……直線部、82……板状電極、 82a……端部、D……交点、H……交叉点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−215640(JP,A) 特開 昭61−2240(JP,A) 特開 昭61−264642(JP,A) 特開 昭55−108153(JP,A) 特開 昭61−34835(JP,A) 特開 昭62−131448(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/48 - 29/51 H01J 9/14 - 9/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センタービームと両サイドビームからなる
    3本の電子ビームの配列方向を長軸とし、それぞれ相対
    向する2つの直線部及び2つの円弧部からなる長円形状
    の筒状電極と、前記筒状電極の内部に固定され、前記セ
    ンタービームを通過させるセンタービーム用開孔及び前
    記両サイドビームをそれぞれ通過させる2つの切欠き開
    孔を備えた板状電極とを有し、前記両サイドビーム用の
    開孔をそれぞれ前記板状電極の切欠き開孔と前記筒状電
    極の円弧部とで囲まれた領域に形成した主レンズ形成用
    電極を備えたカラー受像管用電子銃において、前記板状
    電極の2つの切欠き開孔の形状は、前記板状電極の配置
    面内における前記2つの切欠き開孔の切欠き先端部が、
    前記筒状電極の対応する直線部と円弧部との接続部分よ
    りも直線部寄りに位置するように形成したことを特徴と
    するカラー受像管用電子銃。
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