JP3034131B2 - 方形状布類の縁出し装置 - Google Patents

方形状布類の縁出し装置

Info

Publication number
JP3034131B2
JP3034131B2 JP4152090A JP15209092A JP3034131B2 JP 3034131 B2 JP3034131 B2 JP 3034131B2 JP 4152090 A JP4152090 A JP 4152090A JP 15209092 A JP15209092 A JP 15209092A JP 3034131 B2 JP3034131 B2 JP 3034131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
rectangular cloth
holding
gripping
cloth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4152090A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05337294A (ja
Inventor
能造 中村
孝則 友沢
Original Assignee
株式会社トーカイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トーカイ filed Critical 株式会社トーカイ
Priority to JP4152090A priority Critical patent/JP3034131B2/ja
Publication of JPH05337294A publication Critical patent/JPH05337294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3034131B2 publication Critical patent/JP3034131B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばランドリー工場
などにおいて、洗浄・乾燥後の方形状布類(シーツ・包
布など)を展開する前の作業工程において使用される方
形状布類の縁出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にランドリー工場においては、シー
ツ・包布などの方形状布類は、連続洗濯機で洗浄し、そ
の後脱水機を経て、脱水した方形状布類をほぐして展開
し、アイロン掛けを行った後に折り畳んで出荷してい
る。
【0003】ところで、脱水工程を終えた方形状布類
は、ねじれた状態で山積みされるが、この方形状布類を
プロセスや折り畳み機などに送り込む場合には、該方形
状布類を予じめ展開させる必要がある。この方形状布類
の展開作業においては、従来、山積みされた方形状布類
を、作業者が一枚ずつ取り出し、その取り出した方形状
布類の任意の一角と、該一角に隣接する縁とをそれぞれ
捜し出し、それぞれを握持して、プロセスなどに供給し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の手作
業による方形状布類の任意の一角及びに隣接する縁の握
持作業では、山積みにされた方形状布類を一枚ずつ取り
出し、ねじれをほぐしながら任意の一角と、該一角と隣
接する縁とを捜し出さなければならず、その取り出し
と、任意の一角の捜し出し作業に多大の時間と労力を必
要とし、作業能率が悪かった。
【0005】本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、
山積みにされた状態の方形状布類であっても、作業者も
しくは本装置と直接関係がない、布類の掴み取り装置に
より、山積みされた方形状布類の中から一枚を取り出す
のみで容易に且つ短時間で任意の一角と、該一角に隣接
した縁とを捜し出すことができるようにした方形状布類
の縁出し装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の方形状布類の縁
出し装置は、図1〜図7に例示するように、基台1の左
右方向略々中央において方形状布類Yを掴持し得る掴み
取り装置2と、該掴み取り装置2を昇降せしめる昇降駆
動装置3と、方形状布類Yの任意の箇所を検出し得る掴
持検出器4と、前記掴み取り装置2で掴み取り、前記昇
降駆動装置3で上昇せしめられた方形状布類Yを該方形
状布類Yが垂れ下がった鉛直方向に対する横方向から押
圧ならしめる押圧装置5と、該押圧装置5に押圧された
方形状布類Yを上下のローラ35,36で挾み込み且つ
時計回転方向及び逆時計回転方向に回転せしめたときに
該方形状布類Yを左右いずれの方向へも送り出すことを
可能とし、さらに該方形状布類Yを挾み込む上下の間隔
を拡張及び縮小自在ならしめることを可能とした挾転駆
動装置6と、該挾転駆動装置6により挾転せしめられた
該方形状布類Yの末端部Yaが該挾転駆動装置6の挾転
により挾部を通過する手前に位置したときに、該末端部
Yaを検出する末端部検出器7と、該挾転駆動装置6を
逆転作動させた場合に前記末端部Yaと対角をなす他端
部Ybが該挾転駆動装置6の挾部を通過する手前に位置
したときに、該他端部Ybを検出する他端部検出器8
と、前記末端部検出器7及び前記他端部検出器8によっ
てそれぞれ検出された前記末端部Ya及び前記他端部Y
bを前記挾転駆動装置6の軸方向でそれぞれ検出し得る
末端部検出器9及び他端部検出器10を有し、且つ該末
端部検出器9及び他端部検出器10により該末端部Ya
及び該他端部Ybをそれぞれ検出したときに、該末端部
Ya及び該他端部Ybをそれぞれ保持し得る左右各保持
装置11,12と、該各保持装置11,12をそれぞれ
前記挾転駆動装置6の軸方向の前端と後端の間で進退せ
しめる進退駆動装置13と、前記各保持装置11,12
をそれぞれ進退駆動装置13とともに左右方向に移動せ
しめる左右駆動装置14と、前記各保持装置11,12
を進退駆動装置13及び左右駆動装置14とともに作業
側の前後方向に往復移動可能ならしめる往復駆動装置1
5と、前記各保持装置11,12により保持され前記往
復駆動装置15により作業側へ移動した前記他端部Yb
を前記保持装置12より持ち変えるために、該他端部Y
bを検出し得る他端部検出器16を備えた受け取り装置
17と、該受け取り装置17を一定の回転半径を維持し
て所定の角度だけ水平回転せしめる回転装置18と、該
回転装置18の下方にあって平面を有する搬送装置22
と、前記受け取り装置17に保持された方形状布類の他
端部Ybの下方に位置する他の他端部Ycに隣接する縁
Yd,Yeが前記搬送装置22上で該他端部Ycとそれ
ぞれ略々直角をなしたときに該縁Yd,Yeをそれぞれ
検出する縁部検出器20,21と、基台1内の作業側に
設置され、前記各検出器からの信号により各装置を稼動
・停止せしめる制御装置23、を備えたことを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】本発明の方形状布類の縁出し装置を使用して方
形状布類の縁出し作業を行う場合には、掴み取り装置2
の下方に方形状布類Yを丸めた状態で置き、この縁出し
装置を作動させればよい。
【0008】他方、この縁出し装置の作動開始前は、掴
み取り装置2は昇降駆動装置3の上昇限で、押圧装置5
は前記掴み取り装置2の上昇限よりやや下方で且つ該掴
み取り装置の奥側(後退位置)で、又左右各保持装置1
1,12は基台1の左右両端の所定高さで且つ作業側か
ら見て掴み取り装置2の奥側(後退位置)で、それぞれ
待機している。
【0009】そして掴み取り装置2の下方に方形状布類
Yを丸めた状態で置いて、この縁出し装置を作動させる
と、まず掴み取り装置2が昇降駆動装置3によって方形
状布類Yの任意の一箇所を掴み取り得る位置まで下降せ
しめられ、その後掴持検出器4が該方形状布類の任意の
一箇所を検出して、制御装置23からの信号により掴み
取り装置2の下降動作を停止させるとともに該掴持検出
器4が検出した任意の一箇所を掴み取り装置2が掴持す
る。
【0010】掴み取り装置2が方形状布類Yの任意の一
箇所を掴持すると、制御装置23からの信号により該掴
み取り装置2が任意の一箇所を掴持したまま昇降駆動装
置3により上昇限まで上昇せしめられる。このとき掴み
取り装置2により掴持された方形状布類Yは、自重によ
り鉛直方向に垂れ下がり、制御装置23からの信号によ
り、待機していた押圧装置5を稼動させ、該押圧装置5
で方形状布類の垂れ下がり部を鉛直方向に対して横方向
から挾転駆動装置6の挾部に押し込む。方形状布類の垂
れ下がり部を挾転駆動装置6の挾部に押し込むと、制御
装置23からの信号で挾転駆動装置6が稼動し、該挾転
駆動装置6の挾転動作が開始されると制御装置23から
の信号で押圧装置5は初期待機位置まで退避する。
【0011】他方、挾転駆動装置6は、該方形状布類Y
の末端部Yaを末端部検出器7が検出し得るまで挾転し
送り続ける。末端部検出器7が方形状布類Yの末端部Y
aを検出すると、制御装置23からの信号で挾転駆動装
置6の挾転動作を停止させるとともに前記掴み取り装置
2が下降限まで降下する。尚、この状態では、末端部Y
aのみが挾転される手前に位置し、他は挾転駆動装置6
を隔てた反対側へ送られて自重により垂れ下がってい
る。
【0012】挾転駆動装置6の挾転動作が停止し、掴み
取り装置2が下降限まで降下すると、制御装置23から
の信号により左右駆動装置14が稼動して、検出された
末端部Ya側の保持装置11が、挾転駆動装置6の設置
方向へ移動する。
【0013】次に前記保持装置11が、進退駆動装置1
3により末端部Yaを保持し得る位置まで前進せしめら
れ、そのとき末端部検出器9が該末端部Yaを検出して
制御装置23からの信号により保持装置11の前進動作
を停止させるとともに、該末端部Yaを保持するように
なる。
【0014】前記保持装置11が前記末端部Yaを保持
すると制御装置23からの信号により挾転駆動装置6が
逆転し、該末端部Yaと対角となす他端部Ybを他端部
検出器8が検出し得るまで方形状布類Yを逆挾転して逆
送し続ける。そして他端部検出器8が他端部Ybを検出
すると、制御装置23からの信号で挾転駆動装置6の逆
転動作を停止させる。尚、この状態では、方形状布類Y
は、他端部Ybのみが逆挾転される手前に位置し、他は
挾転駆動装置6を隔てた反対側へ送られ、前記末端部Y
aは該反対側で保持装置11に保持され、他は自重によ
り垂れ下がっている。
【0015】挾転駆動装置6の逆転動作が停止すると、
制御装置23からの信号により左右駆動装置14が稼動
して、検出された他端部Yb側の保持装置12が挾転駆
動装置6の設置方向へ移動する。次に前記保持装置12
が進退駆動装置13により、他端部Ybを保持し得る位
置まで前進せしめられ、そのとき他端部検出器10が該
他端部Ybを検出して制御装置23からの信号により保
持装置12の前進動作を停止させるとともに該保持装置
12で他端部Ybを保持するようになる。
【0016】前記保持装置12が前記他端部Ybを保持
すると、制御装置23からの信号により挾転駆動装置6
の挾部が上下方向に離間し、末端部Yaと他端部Ybを
それぞれ保持した各保持装置11,12は往復駆動装置
15により受け取り装置17が他端部Ybを受け取る位
置まで前進移動する。尚、この状態では、方形状布類の
末端部Yaは一方の保持装置11に、他端部Ybは他方
の保持装置12にそれぞれ保持され、末端部Yaと他端
部Yb間は、張り詰めず多少垂れ下がったままで作業側
へ移動する。
【0017】次に受け取り装置17に付設された他端部
検出器16が他端部Ybを検出すると、制御装置23か
らの信号により、往復駆動装置15の前進移動を停止す
るとともに、他端部検出器16が検出した他端部Ybを
受け取り装置17が受け取り、受け取りが完了するとそ
の受け渡し側の保持装置12のみが保持動作を解除す
る。この状態では方形状布類の末端部Yaは一方の保持
装置11に、他端部Ybは受け取り装置17にそれぞれ
保持され、末端部Yaと他端部Yb間は多少垂れ下がっ
ている。そして保持装置11が保持動作を解除すると、
制御装置23からの信号により、受け取り装置17を回
転せしめる回転装置18が稼動し、受け取り装置17か
ら垂れ下がっている方形状布類Yを、平面状の搬送装置
22の上面上を縁部検出器20が縁部Ydを検出するま
で擦らしながら水平回転する。
【0018】そして該縁部Ydを該縁部検出器20が検
出すると制御装置からの信号で回転装置18の回転動作
が停止するとともに受け取り装置17の保持動作が解除
され、方形状布類の縁部Ydが搬送装置22の搬送方向
に対して平行になった状態で該搬送装置22の上面上に
置かれるようになる。すると制御装置22からの信号で
搬送装置22が作業側に搬送動作を開始し、縁部Ycが
該搬送装置の上面上に現れ縁部検出器21が該縁部Ye
を検出し得たときに、該搬送装置22の搬送動作が停止
する。この状態では、方形状布類Yの他端部Ycを頂点
として、該他端部Ycに隣接する縁部Ydと縁部Yeが
略々直角をなして搬送装置22の上面上に現れるように
なる。即ち、方形状布類Yが搬送装置22上で縁出しさ
れるようにな。。尚、前記搬送装置22の上面上に現れ
た他端部Ycと縁部Ydもしくは、他端部Ycと縁部Y
eを作業者又は本装置と直接関係がない握持装置によっ
て握持して搬送装置22上から方形状布類Yを取り外し
た後、各作動部分を制御装置22により初期待機位置に
戻せば、次の方形状布類の縁出し作業を行うことができ
る。
【0019】
【発明の効果】前述のように、本発明の方形状布類の縁
出し装置によれば、掴み取り装置2の下方に方形状布類
Yを置くだけで(丸めた状態ででもよい)、その方形状
布類Yの任意の一角Ycと、該一角に隣接した縁(Yd
またはYe)とを捜し出すことかでき、その捜し出し
(縁出し)作業に人手を要することなく、しかもその縁
出し作業が容易に且つ軽作業で行えるとともに、その作
業能率が向上するという効果がある。
【0020】
【実施例】図1〜図7を参照して本発明の実施例を説明
すると、この実施例の縁出し装置は、シーツや包布など
のかなりの大面積を有する方形状布類Yの任意の一角
と、該一角に隣接する縁とを平面上で現し得るようにし
たものである。
【0021】この実施例の縁出し装置は、左右方向にか
なりの長さ(例えば3〜4m)を有するベース部分24
の略々中央付近に方形状布類Yを掴持可能ならしめる掴
み取り装置2を突出せしめている。該掴み取り装置2は
本実施例では、掴持板内側に方形状布類Yの任意の一箇
所が位置されたことを検出し得る掴持検出器4を持つエ
アーチャック25で構成されている。本実施例では、掴
持検出器4は光電管で担当している。そしてエアーチャ
ック25は、方形状布類Yを掴持せしめる部分を下方に
向けた状態で、昇降体27を介して昇降駆動装置3の一
端に取り付けられている。
【0022】掴み取り装置2は、エアーチャック25で
方形状布類の任意の一箇所を掴持した状態で昇降駆動装
置3によって昇降せしめられるようになっている。前記
昇降駆動装置3は、ベース部分24の左右方向略々中央
付近の奥辺部に立設されたガイド支柱28と、該ガイド
支柱28に添って昇降し得る昇降体27と、昇降体27
を昇降させるモータ29、上下各スプロケット、有端の
チェーンとで構成されている。チェーンは上下各スプロ
ケットに巻掛けした後、チェーン両端部をそれぞれ昇降
体27に固定している。そして、この昇降駆動装置3
は、モータ29の正・逆各方向の駆動により、昇降体2
7をガイド支柱28に沿って上昇又は降下せしめ得るよ
うになっている。
【0023】押圧装置5は、前記ガイド支柱28の側面
のやや上方位置に付設したロータリアクチュエータ32
と、該ロータリアクチュエータ32の回転軸に固定した
押圧板33とで構成されている。そしてこの押圧装置5
は、ロータリアクチュエータ32の正・逆各方向の駆動
により、押圧板33を挾転駆動装置6の挾部へ向って前
進又は後退(水平面内で回動)せしめ得るようになって
いる。
【0024】挾転駆動装置6は、作業側(前側)とは反
対位置(後側)の左右方向略々中央付近に設置されてい
る。この挾転駆動装置6は、後側位置の左右方向略々中
央付近に立設された挾転枠34と、上下方向で方形状布
類Yを挾み込んだとき、時計回転あるいは逆時計回転し
得る上方ローラ35と下方ローラ36と、下方ローラ3
6を昇降せしめて、上方ローラ35と下方ローラ36の
間隔を拡張・縮小せしめ得るエアーシリンダ37と、下
方ローラ36の軸の両端を受け、且つその一端をエアー
シリンダ37のロッドに固着させた軸受け38と、方形
状布類Yの末端部Ya(図2)を検出し得る末端部検出
器7と、該末端部Yaと対角をなす他端部Yb(図3)
を検出し或る他端部検出器8と、上方ローラ35を正・
逆回転ならしめるモータ39と、モータ側スプロケッ
ト、上方ローラ側スプロケット、無端のチェーンとで構
成している。
【0025】そしてこの挾転駆動装置6は、エアーシリ
ンダ37で下方ローラ36を昇降せしめ、該下方ローラ
36を上方ローラ35に接触させた状態でモータ39を
正・逆各方向に駆動せしめることにより、下方ローラ3
6も従動回転せしめ得るようになっている。尚、本実施
例では、末端部検出器7と他端部検出器8は上方ローラ
35の軸方向に並べた光電管が担当している。
【0026】保持装置11,12は、2枚の保持板内部
に方形状布類Yの末端部Ya、他端部Ybが位置したこ
とをそれぞれ検出し得る末端部検出器9と他端部検出器
10を持つエアーチャック44で構成されている。本実
施例では末端部検出器9、他端部検出器10は、ともに
光電管で担当していて、それぞれ保持板43内に末端部
Yaまたは他端部Ybが存在するか否かを検出して、そ
の検出信号を制御装置23に伝達するようになってい
る。
【0027】進退駆動装置13は、エアーシリンダで構
成され、エアーシリンダのロッドの先端には、前記保持
装置11,12が固着されている。そして、保持装置1
1,12が後退位置から各進退駆動装置13,13によ
って手前側に前進せしめられて、エアーチャック44の
両保持板内の空所がそれぞれ末端部Yaまたは他端部Y
bに対応する位置に達したときに、前記末端部検出器9
及び他端部検出器10が該末端部Ya、他端部Ybを検
出して、その検出信号を制御装置23に伝達するように
なっている。
【0028】各左右駆動装置14,14は、基台1の左
右各両端の所定高さにおいて左右連結せしめられたガイ
ト枠46と、進退駆動装置13,13をそれぞれ支持し
ている支持体47と、該支持体47を左右方向に往復移
動せしめるモータ(サーボモータ)48、左右のプー
リ、及び有端のベルトとで構成している。ベルトは、各
プーリに巻掛けした後、ベルト両端部をそれぞれ支持体
47に固定している。そしてこの左右駆動装置14は、
モータ48の正・逆各方向の駆動により、支持体47を
ガイト枠46に沿って左右方向の外側及び内側に移動せ
しめ得るようになっている。
【0029】往復駆動装置15は、基台1の左右両端の
所定高さに立設された左右一対のレール枠51,51
と、該レール枠51に沿って作業側の前後方向に往復移
動するガイト枠46と、該ガイト枠46を往復移動せし
める左右一対のモータ(サーボモータ)52,52、前
後プーリ、及び有端のベルト(左右一対)とで構成して
いる。ベルトは各プーリに巻掛けした後、ベルト両端を
それぞれガイト枠46に固定している。そして、この往
復駆動装置15は、モータ52の正・逆各方向の駆動に
よりガイト枠46をレール枠51に沿って作業側の前後
方向に後退移動せしめ得るようになっている。
【0030】受け取り装置17は2枚の受け取り板内部
に方形状布類の他端部Ybが位置したことを検出し得る
他端部検出器16を持つエアーチャック56で構成され
ている。本実施例では該他端部検出器16は光電管で担
当していて受け取り板内に他端部Ybが存在するか否か
を検出して、その検出信号を制御装置23に伝達するよ
うになっている。
【0031】回転装置18は、基台1内の左右方向略々
中央付近でやや作業位置(前側)寄りに立設した支柱1
9と、該支柱19の上方に回転支点を持った回転腕57
と、該回転腕57を水平面内で揺動せしめるエアシリン
ダー59を有している。そしてこの回転装置18は、エ
アシリンダー59の伸縮動作により、支柱19上の回転
支点を中心にして回転腕57を搬送装置22の始端部か
ら前側へ角度45°だけ往復回動せしめ得るようになっ
ている。
【0032】搬送装置22は、前後に並設された2つの
ローラ61,61間に複数本の搬送ベルト63,63・
・を掛けたモータ駆動式のコンベアが採用されている。
この搬送装置22は、基台1の中央よりやや左側で且つ
手前側において左右の支持壁62により水平姿勢で支持
されている。
【0033】この搬送装置22には、各搬送ベルト6
3,63・・の上面で方形状布類Yの他端部Ycと、該
他端部Ycに隣接する縁Yd,Yeがそれぞれ略々直角
をなしたときに該縁Yd,Yeをそれぞれ検出して、制
御装置23に検出信号を伝達する縁部検出器20,21
が設けられている。そしてこの搬送装置22は、モータ
64の正・逆各方向の駆動により搬送ベルト63の上面
を作業側(前側)に進退せしめ得るようになっている。
【0034】制御装置23は、スタート信号及び上記し
た各検出器4,7,8,9,10,16,20,21か
らの信号を受けて各エアシリンダ25,32,37,4
4,45,56,59の各バルブ及び各モータ29,3
9,48,52,64のスイッチをシーケンス制御する
ようになっている。尚、この制御装置23によるシーケ
ンス制御については、次に示す作動順序で行なわれる。
【0035】図示の縁出し装置は次のように作動する。
まず図1に示す初期待機状態(掴み取り装置2の最上昇
状態)からスタート信号を入力すると、掴み取り装置2
のモータ29が作動して掴み取り装置2の下方に置いた
方形状布類Yを掴持検出器4が検出するまで昇降体27
を下動させる。そして、掴み取り装置2のエアーチャッ
ク25内の空所が方形状布類Yの任意の一箇所に対応し
たときに掴持検出器4が任意の一箇所を検出し、その検
出信号を受けて制御装置23からの信号でモータ29の
作動を停止させるとともにエアーチャック25を作動さ
せて任意の一箇所を掴持させる。次にモータ29を逆転
させて掴み取り装置2に方形状布類Yの任意の一箇所を
掴持させた状態で昇降体27を上昇限まで上昇させる。
【0036】続いて、図2に示すように、後退位置で待
機していた押圧装置5の押圧板33がロータリアクチュ
エータ32の回転作動により挾転駆動装置6の挾部側に
向けて回動せしめられて、掴み取り装置2から吊り下げ
られている方形状布類Yの上下中間部を挾転駆動装置6
の挾部に押し込むようになる。このとき掴み取り装置2
の掴持作用が解除される。次に挾転駆動装置6の上方ロ
ーラ35と下方ローラ36がモータ39の作動によって
回転せしめられて、方形状布類Yが両ローラ35,36
間を基台1の左方向へ送り込まれる。又、そのとき押圧
板33はロータリアクチュエータ32の逆回転により後
退位置まで退避する。
【0037】そして、左方向へ送り続けられた方形状布
類Yの最後尾をなす末端部Yaを右側の末端部検出器7
が検出すると、その検出信号を受けて制御装置23から
の信号で挾転駆動装置6の挾転動作が停止し、昇降駆動
装置3のモータ29が作動して掴み取り装置2を下降限
まで降下させる。その後、右側の左右駆動装置14のモ
ータ48が作動して保持装置11を作業側から見た左方
向に移動させ、続いて該保持装置11を先端に持った進
退駆動装置13(エアーシリンダ)が作動して、保持装
置11を末端部検出器9が末端部Yaを検出し得るまで
前進せしめる。そしてエアーチャック44の両保持板内
面が末端部Yaに対応したときに末端部検出器9が該末
端部Yaを検出して、その検出信号を受けて制御装置2
3からの信号によりエアーチャック44が末端部Yaを
保持し(図3)、続いて挾転駆動装置6のモータ39が
逆作動して、方形状布類Yを右方向へ送る。
【0038】次に、右方向へ送り続けられた方形状布類
Yの最後尾であり且つ前記末端部Yaと対角をなす他端
部Ybを左側の他端部検出器8が検出すると、その検出
信号を受けて制御装置23からの信号で挾転駆動装置6
のモータ39の逆動作を停止させ、続いて左側の左右駆
動装置14のモータ48を作動させて他方の保持装置1
2を作業側から見た右方向に移動させる。
【0039】次に、該保持装置12を先端に持った進退
駆動装置13(エアーシリンダ)が作動して他端部検出
器10が他端部Ybを検出し得るまで前進せしめる。そ
してエアーチャック44の両保持板内面が他端部Ybに
対応したときに他端部検出器10が該他端部Ybを検出
して、その検出信号を受けて制御装置23からの信号に
よりエアーチャック44が他端部Ybを保持し、続いて
挾転駆動装置6のエアーシリンダ37が縮小作動して上
方ローラ35と下方ローラ36が離間する(図4)。
【0040】次に、図5に示すように、往復駆動装置1
5の各モータ52,52が作動して方形状布類Yの末端
部Yaを一方(右側)の保持装置11が、他端部Ybを
他方(左側)の保持装置12がそれぞれ保持した状態で
作業側(前側)に前進する。そして、保持装置12が保
持する他端部Ybを他端部検出器16が検出し得る位置
まで前進して該他端部検出器16が他端部Ybを検出し
たときに、その検出信号を受けて制御装置23からの信
号で往復駆動装置15のモータ52を停止させ、受け取
り装置17のエアーチャック56が作動して他端部Yb
を保持する。
【0041】続いて、図6に示すように、保持装置12
のエアーチャック44の保持動作を解除させ、回転装置
18のエアシリンダ59を縮小させて、受け取り装置1
7が他端部Ybを保持したままで受け取り装置17より
垂れ下がった方形状布類Yを搬送装置22の上面上を縁
部検出器20が縁部Ydを検出し得るまで擦らしながら
回転させる。
【0042】そして、該縁部Ydを該縁部検出器20が
検出すると、その検出信号を受けて制御装置23からの
信号で回転装置18のエアシリンダ59の縮小動作を停
止させるとともに受け取り装置17のエアーチャック5
6の保持動作を解除する。すると、方形状布類Yの縁部
Ydが搬送装置22の搬送方向に対して平行になった状
態で搬送装置22上に置かれ、続いて搬送装置22のモ
ータ64が作動して搬送ベルト63,63・・が作業側
に搬送動作をして、方形状布類Yの縁部Yeが搬送ベル
ト63上に現れ、さらに縁部検出器21が該縁部Yeを
検出し得たときに、その検出信号を受けて制御装置23
からの信号により搬送装置22のモータ64の作動を停
止させる。この状態では、図7に示すように、方形状布
類Yの他端部Ycを頂点として該他端部Ycに隣接する
縁部Yd,Yeが略々直角をなして搬送装置22上に現
れるようになる。即ち、方形状布類Yの2つの縁部Y
d,Yeが搬送装置22上で縁出しされる。
【0043】このように図示の縁出し装置によれば、1
回の始動操作(スイッチ操作)のみで、丸めた状態の方
形状布類Yの縁出しが行える。又、搬送装置22上で縁
出しされた方形状布類Yを取り外した後、各作動部分を
制御装置23により初期待機位置に戻せば、次の方形状
布類の縁出し作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる方形状布類の縁出し装
置の斜視図である。
【図2】図1の第1作動変化図である。
【図3】図1の第2作動変化図である。
【図4】図1の第3作動変化図である。
【図5】図1の第4作動変化図である。
【図6】図1の第5作動変化図である。
【図7】図1の第6作動変化図である。
【符号の説明】
1は基台、2は掴み取り装置、3は昇降駆動装置、4は
掴持装置、5は押圧装置、6は挟転駆動装置、7は末端
部検出器、8は他端部検出器、9は末端部検出器、10
は他端部検出器、11,12は保持装置、13は進退駆
動装置、14は左右駆動装置、15は往復駆動装置、1
6は他端部検出器、17は受け取り装置、18は回転装
置、19は支柱20,21は縁部検出器22は搬送装置
23は制御装置、35,36はローラ、Yは方形状布
類、Yaは末端部、Ybは他端部、Ycは他の他端部、
Yd,Yeは縁である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(1)の左右方向略々中央において
    方形状布類(Y)を掴持し得る掴み取り装置(2)と、 該掴み取り装置(2)を昇降せしめる昇降駆動装置
    (3)と、 方形状布類(Y)の任意の箇所を検出し得る掴持検出器
    (4)と、 前記掴み取り装置(2)で掴み取り、前記昇降駆動装置
    (3)で上昇せしめられた方形状布類(Y)を該方形状
    布類(Y)が垂れ下がった鉛直方向に対する横方向から
    押圧し得る押圧装置(5)と、 該押圧装置(5)に押圧された該方形状布類(Y)を上
    下のローラ(35,36)で挾み込み且つ時計回転方向
    及び逆時計回転方向に回転せしめたときに該方形状布類
    (Y)を左右いずれの方向へも送り出すことを可能と
    し、さらに該方形状布類(Y)を挾み込む上下の間隔を
    拡張及び縮小自在ならしめることを可能とした挾転駆動
    装置(6)と、 該挾転駆動装置(6)により挾転せしめられた該方形状
    布類(Y)の末端部(Ya)が該挾転駆動装置(6)の
    挾転により挾部を通過する手前に位置したときに、該末
    端部(Ya)を検出する末端部検出器(7)と、 該挾転駆動装置(6)を逆転作動させた場合に前記末端
    部(Ya)と対角をなす他端部(Yb)が該挾転駆動装
    置(6)の挾部を通過する手前に位置したときに、該他
    端部(Yb)を検出する他端部検出器(8)と、 前記末端部検出器(7)及び前記他端部検出器(8)に
    よってそれぞれ検出された前記末端部(Ya)及び前記
    他端部(Yb)を前記挾転駆動装置(6)の軸方向でそ
    れぞれ検出し得る末端部検出器(9)及び他端部検出器
    (10)を有し、且つ該末端部検出器(9)及び他端部
    検出器(10)により該末端部(Ya)及び該他端部
    (Yb)をそれぞれ検出したときに、該末端部(Ya)
    及び該他端部(Yb)をそれぞれ保持し得る左右各保持
    装置(11,12)と、 該各保持装置(11,12)をそれぞれ前記挾転駆動装
    置(6)の軸方向の前端と後端の間で進退せしめる進退
    駆動装置(13)と、 前記各保持装置(11,12)をそれぞれ進退駆動装置
    (13)とともに左右方向に移動せしめる左右駆動装置
    (14)と、 前記各保持装置(11,12)を進退駆動装置(13)
    及び左右駆動装置(14)とともに作業側の前後方向に
    往復移動可能ならしめる往復駆動装置(15)と、 前記各保持装置(11,12)により保持され前記往復
    駆動装置(15)により作業側へ移動した前記他端部
    (Yb)を前記保持装置(12)より持ち変えるため
    に、該他端部(Yb)を検出し得る他端部検出器(1
    6)を備えた受け取り装置(17)と、 該受け取り装置(17)を一定の回転半径を維持して所
    定の角度だけ水平回転せしめる回転装置(18)と、 該回転装置(18)の下方にあって平面を有する搬送装
    置(22)と、 前記受け取り装置(17)に保持された方形状布類の他
    端部(Yb)の下方に位置する他の他端部(Yc)に隣
    接する縁(Yd,Ye)が前記搬送装置(22)上で該
    他端部(Yc)とそれぞれ略々直角をなしたときに該縁
    (Yd,Ye)をそれぞれ検出する縁部検出器(20,
    21)と、 基台(1)内作業側に設置され、前記各検出器からの信
    号により各装置を稼動・停止せしめる制御装置(2
    3)、 を備えたことを特徴とする方形状布類の縁出し装置。
JP4152090A 1992-06-11 1992-06-11 方形状布類の縁出し装置 Expired - Fee Related JP3034131B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4152090A JP3034131B2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 方形状布類の縁出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4152090A JP3034131B2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 方形状布類の縁出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05337294A JPH05337294A (ja) 1993-12-21
JP3034131B2 true JP3034131B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=15532833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4152090A Expired - Fee Related JP3034131B2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 方形状布類の縁出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3034131B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211523A (ja) * 2001-01-11 2002-07-31 Hakko Shokai:Kk 折り畳み装置に対するタオル等の供給方法及び装置
JP5197161B2 (ja) * 2008-05-28 2013-05-15 株式会社プレックス 矩形布片の角端出し方法及び角端出し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05337294A (ja) 1993-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5440810A (en) Apparatus for feeding and spreading laundry articles
WO2006057112A1 (ja) 布類展張搬送方法および装置
JP3034131B2 (ja) 方形状布類の縁出し装置
CN111936693B (zh) 布料抓持夹头及布料操作装置
CN110983650A (zh) 定形机自动接布装置、定形机及自动接布方法
CN208394486U (zh) 一种印染布的坏布退卷机
JP4043345B2 (ja) 布類展張方法及び布類展張機
CN116161295B (zh) 一种硅片包装机
JP5329122B2 (ja) 布類展張搬送方法及び布類展張搬送機
WO2019198741A1 (ja) 縁把持装置およびそれを備えた布類自動展開機
JP5111224B2 (ja) 布類展張搬送機
JP2954379B2 (ja) 長方形状布類の角部取出し装置
WO2019044191A1 (ja) 布類掴みチャックおよび布類ハンドリング装置
CN111645970B (zh) 一种预制袋自动包装机
CN211281578U (zh) 一种稳定性好的自动绕膜机
CN211471789U (zh) 定形机自动接布装置及定形机
JPH0728997B2 (ja) 方形状布類の展開装置
JPH08245063A (ja) 布帛折畳み装置
JPH10290899A (ja) 布製品等の折り畳み装置
JPH0754262A (ja) 丸ぐり部を備えた方形状包布の角出し装置
JP4342714B2 (ja) ランドリー装置におけるシーツ等方形状布類の移載装置
JP2016007323A (ja) 保持システム
JP2016008109A (ja) 搬送装置、およびそれを用いた被処理物処理システム
TW202028563A (zh) 布類自動撐開機
JP3034127B2 (ja) 方形状布類の展開装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees