JP3033992U - 樹脂製鳥居 - Google Patents

樹脂製鳥居

Info

Publication number
JP3033992U
JP3033992U JP1996008193U JP819396U JP3033992U JP 3033992 U JP3033992 U JP 3033992U JP 1996008193 U JP1996008193 U JP 1996008193U JP 819396 U JP819396 U JP 819396U JP 3033992 U JP3033992 U JP 3033992U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
torii
core material
resin foam
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996008193U
Other languages
English (en)
Inventor
治己 戒田
勝一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP1996008193U priority Critical patent/JP3033992U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3033992U publication Critical patent/JP3033992U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯材と樹脂発泡体からなる樹脂製鳥居におい
て、軽くて成形しやすく、しかもコストが安く耐久性も
良い樹脂製鳥居を提供する。 【解決手段】 芯材2と樹脂発泡体3からなる樹脂製鳥
居1において、少なくとも柱部7、笠木部5、貫部8が
夫々芯材の周囲に樹脂発泡体を配し一体成形したもので
あり、この樹脂発泡体3が自己表皮性を有する熱硬化性
樹脂で、この樹脂発泡体の表面に耐候性のある着色層8
を設け、またこの樹脂製鳥居の断面10が、芯材2と樹
脂発泡体3との境界に防水シート9を貼着したものであ
ることを特徴とする樹脂製鳥居を提供する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は神社で使用される鳥居に係り、詳しくは軽量にて製造や据え付けが容 易で、さらに耐候性を有する鳥居に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、神社の入口及び屋外社殿等に立設される鳥居は一対の柱の間に 笠木を架設しているものであり、上記鳥居の素材としては、主として松や杉及び 桧等の木材や、石材が採用されている。
【0003】 上記木製の鳥居は、腐敗し易いと共に屋外の雨、湿度、紫外線等の厳しい気候 条件では劣化が著しく、また白蟻による被害を受け易く、5〜10年で使用でき なくなるという欠点がある。また、丸太の加工等、製造に熟練を要し、職人が必 要であるが、当該職人が不足しているために、納期が長くかかるという問題があ る。さらに、重量が重たいことから、現場での組立、据え付けに多くの人手を要 し、据え付け施工コストも高くつくという問題もある。一方、石製の鳥居につい ては、長期に渡って使用できるが、非常に高価であるという問題がある。また、 非常に重たいことから、現場での組み立て、据え付けに際して、重機を必要とす ると共にかなりの人手を要し、据え付け施工コストも高くつくという問題がある 。 そこで、上記問題を解決すべくプラスチック製鳥居、例えば、塩ビパイプ接合 によるものあるいはFRP成形品による中空の鳥居や合成樹脂発泡体からなる芯 材の表面を表装材にて覆う鳥居が提案された(実公平7−36026)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これは軽くて腐らなく白蟻による被害も受けない利点があるものの、 塩ビパイプ接合によるものであれば、鳥居の形状として円柱状のものしかできず 、角柱状のものはできなかった。また、FRP成形品であれば、長期の使用によ ってガラス繊維が鳥居表面に表出し外観が劣化するという欠点があり、一方、合 成樹脂発泡体からなる芯材の表面を表装材にて覆う鳥居は表装材で覆う為の工数 が掛かり、コストが高くつくという欠点があった。
【0005】 本考案はこのような問題点を改善するものであり、芯材と樹脂発泡体とを一体 に成形した樹脂製鳥居の軽くて成形しやすい利点を有し、しかもコストが安く耐 久性も良い樹脂製鳥居を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記考案に適合する本考案の特徴は芯材と樹脂発泡体からなる樹脂製鳥 居において、少なくとも柱部、笠木部、貫部が夫々芯材の周囲に樹脂発泡体を配 し一体成形したものであり、この樹脂発泡体が自己表皮性を有する熱硬化性樹脂 で、この樹脂発泡体の表面に耐候性のある着色層を設けたことを特徴とする樹脂 製鳥居にある。
【0007】 ここで、樹脂製鳥居の露出している断面が、芯材と樹脂発泡体との境界に防水 シートを貼着した樹脂製鳥居も他の特徴である。
【0008】
【作用】
本考案によれば、芯材と樹脂発泡体からなる樹脂製鳥居において、少なくとも 柱部、笠木部、貫部が芯材の周囲に樹脂発泡体を配し一体成形したものであるこ とより、軽量であり、成形しやすい。 また、この樹脂発泡体が自己表皮性を有することより表装材が不要となり、コ ストが安くつく。 さらに、樹脂発泡体の表面に耐候性のある着色層を設けたことより、外観が美 しく、また屋外の厳しい気候条件下でも劣化が少なく、当初の外観を保持するこ とができる。
【0009】 また、樹脂製鳥居の露出している断面が、芯材と樹脂発泡体との境界に防水シ ートを貼着したものであることによって、外気及び水分が遮断され樹脂製鳥居の 内部まで侵入してこない。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、さらに本考案の実施の形態を添付図面にもとづいて説明する。 図1は、この考案の樹脂製鳥居を示す一部切欠正面図である。上記樹脂製鳥居 は、造作用集成材、耐荷重性を有する構造用集成材、あるいは間伐材や角材等か らなる芯材2とこれを包囲した樹脂発泡体3とを一体に成形したものである。 上記芯材2の形状は特に規定しないが、円柱状、4角柱状、8角柱状等が通常 用いられる。 ここで、樹脂発泡体3としては自己表皮性を有する熱硬化性樹脂である発泡ポ リウレタン樹脂又は発泡フェノール樹脂を用いる。
【0011】 図2は、本考案に係る樹脂製鳥居の柱部又は笠木部あるいは貫部の斜視図であ り、図3は、図2のA−A断面図である。ここで、樹脂発泡体3は表皮層4を有 しており、表皮層の形状は天然銘木を型取りしたシリコーンゴム型によって決ま る。 また、樹脂製鳥居の露出している断面10では、芯材2と樹脂発泡体3との境 界に防水シート9を貼着している。この防水シートの材質としては天然ゴム、合 成ゴム等が用いられ、合成ゴムとしては通常エチレンプロピレンゴムが用いられ る。
【0012】 さらに、樹脂発泡体の表面に着色層8として耐候性を持った着色塗料を塗布す る。着色塗料としては、耐候性塗料を使用し、通常はアクリルポリウレタン樹脂 塗料、フッ素樹脂塗料を用いる。アクリルポリウレタン樹脂はアクリルポリオー ルと無黄変ポリオイソシアネートからなる2液型塗料を使用するが、さらに耐候 性を付与する為に紫外線吸収剤を含有させる。 ここで、紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤、例え ばメチル−3−〔3−t−ブチル−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル )−4−ヒドロキシフェニル〕プロピオネートとポリエチレングリコールとの縮 合物が挙げられる。
【0013】 本考案の樹脂製鳥居の製造方法としては、まず浅絞り丸太をモデルにしてシリ コーン型を作製し、成型体を取り出すために切り開き部を長手方向に設けた。こ のシリコーン型をリテーナモールドに設置し、中央に芯材として造作用集成材を セットしてこの集成材とシリコーン型のキャビティーに熱硬化性発泡ポリウレタ ンを注型し、芯材と熱硬化性発泡ウレタンを一体に成形した。そして、この表面 に耐候性のある着色層として着色塗料ウレオール300(川上塗料製)を塗布し た。 また、芯材が露出している断面では芯材と熱硬化性発泡ポリウレタンとの境界 に防水シートを貼着した。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案では、芯材と樹脂発泡体からなる樹脂製鳥居において、少 なくとも柱部、笠木部、貫部が夫々芯材の周囲に樹脂発泡体を配し一体成形した ものであることより、軽量であり、成形しやすい。 また、この樹脂発泡体が自己表皮性を有することにより表装材が不要となり、 コストが安くつく。 さらに、樹脂発泡体の表面に耐候性のある着色層を設けたことより、外観が美 しく、また屋外の厳しい気候条件下でも劣化が少なく、当初の外観を保持するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の樹脂製鳥居の一実施例を示す一部切欠
正面図である。
【図2】本考案に係る樹脂製鳥居の柱部又は笠木部ある
いは貫部の斜視図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【符号の説明】
1.樹脂製鳥居 2.芯材 3.樹脂発泡体 4.表皮層 5.笠木部 7.柱部 9.防水シート 10.断面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材と樹脂発泡体からなる樹脂製鳥居に
    おいて、少なくとも柱部、笠木部、貫部が夫々芯材の周
    囲に樹脂発泡体を配し一体成形したもので、この樹脂発
    泡体が自己表皮性を有する熱硬化性樹脂であり、この樹
    脂発泡体の表面に耐候性のある着色層を設けたことを特
    徴とする樹脂製鳥居。
  2. 【請求項2】 請求項1において、樹脂製鳥居の露出し
    ている断面が、芯材と樹脂発泡体との境界に防水シート
    を貼着したものであることを特徴とする請求項1記載の
    樹脂製鳥居。
JP1996008193U 1996-07-25 1996-07-25 樹脂製鳥居 Expired - Lifetime JP3033992U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996008193U JP3033992U (ja) 1996-07-25 1996-07-25 樹脂製鳥居

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996008193U JP3033992U (ja) 1996-07-25 1996-07-25 樹脂製鳥居

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3033992U true JP3033992U (ja) 1997-02-07

Family

ID=43168854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996008193U Expired - Lifetime JP3033992U (ja) 1996-07-25 1996-07-25 樹脂製鳥居

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3033992U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100257144B1 (ko) 열가소성 구조물 시스템에 사용되는 중공의 구조부재
US20100050556A1 (en) Panel Structure
US6189269B1 (en) Thermoplastic wall forming member with wiring channel
CA2311904C (en) Long lasting deck product
CA1309609C (en) Panel system
US20010022056A1 (en) Decorative post cover
US20080307739A1 (en) Modular Building Panel
US6363680B1 (en) Composite post
JP3033992U (ja) 樹脂製鳥居
US20090100781A1 (en) Modular building system
US6945517B2 (en) Fence caps for a fencing system
JP3012866U (ja) ドーム状建造物
US6550204B1 (en) Composite door construction
US6883285B2 (en) Plastic post assembly for mailbox
US5631088A (en) Windows and methods of making and installing windows
KR930002423Y1 (ko) Frc를 이용한 조립식 애완견사(愛玩犬舍)
JPH0257619B2 (ja)
US20030200710A1 (en) Plastic coated lumber and logs
CN2464829Y (zh) 防水实木地板
GB2213849A (en) Building panels of plastic interconnected by sliding
JPH0640787Y2 (ja) 子供用施設における簡易ルーム
JP3010335U (ja) 防水性化粧柱
JPS6320746Y2 (ja)
JPH10290639A (ja) 豚 舎
JP3018614U (ja) 車 庫