JP3033613U - 腕力訓練と按摩効果を兼ねた捩り棒 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕力および握力の訓練と按摩効果を兼ねた捩
り棒を提供する。 【解決手段】 使用者が両手で各々振動握り棒２と調整
握り棒１を握って捩りの動作を行う場合、手の握力と腕
力を増すことによってその振動握り棒２と調整握り棒１
を捩り動かすことができるので、腕力および握力の二重
訓練の効果が達成される。さらに、使用者が振動握り棒
２と調整握り棒１を握って捩りの動作を行っている場
合、スイッチＳによりモータＭを始動させ、それによっ
て偏心塊Ｍ１は高速に回転して振動握り棒２と調整握り
棒１は同時に振動し、そのために手の按摩や筋肉を和ら
げる効果が達成され、さらに按摩套管２１上にある若干
の突起点によって人体各部に対して適当に按摩を行うこ
とができ、多重の使用効果が達成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は腕力訓練と按摩効果を兼ねた捩り棒に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、腕力訓練器には色々な型式のものがあるが、その多くは体積が大き く、かつ片方向に下へ押す腕力訓練しか提供できず、腕の捩りの機敏さの訓練を 提供することができない。その上に、その腕力訓練器は完全に腕に重点を置き、 握力訓練の効果を兼ねていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般の使用状態では手で横杆を握り、腕の力によって動作し、手はそれを握っ て力を施さなくても、腕の運動効果を得ることができる。ところが、手の握力運 動には通常は別の握力器が使われているので、両方を同時に実施することができ ない。また、運動後または運動時、筋肉が緊張しているので往々に筋肉はだるく て痛みが発生しやすく、ひどい場合は力を出すことができなくなり、按摩器で和 らげる必要がある。そのためには、応用される器具は握力器、腕力訓練器および 按摩器の三種類が必要となり、使用者に対して相当な負担であり、かつ使用上ま たは携帯上に極めて不便である。

【０００４】 そこで、本考案者は前述欠点を鑑み、長年来運動器具の研究開発から得た経験 を生かして研究を行い、遂に前述欠点を改善することができる本考案を生み出し た。 本考案の主な目的は腕力および握力の訓練と按摩効果を兼ねた捩り棒を提供す ることにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

調整握り棒に調整杆を差し入れて振動握り棒に組み込み、ねじをその調整杆に ねじ付けることによって振動握り棒に位置決めし、調整握り棒に位置されかつ振 動握り棒に近い位置には摩擦板が設けられ、他に振動握り棒に位置されかつ摩擦 板に対応する位置にブレーキ板を設け、その調整杆の回転の応用をもってねじを 動かし移行させ、それによって振動握り棒を押して調整握り棒の方向へ近付けさ せ、相対的にそのブレーキ板と摩擦板の接触の緊密さを調整し、そのために使用 者が両手で振動握り棒と調整握り棒を握って逆方向に捩った場合、ブレーキ板と 摩擦板間の摩擦抵抗力を通じて相対的に必要とした捩りの力を施し、それによっ て腕力の訓練効果が達成され、さらにその振動握り棒内に設置されている振動を モータによって腕の訓練を行いながら手の按摩機能に供することができ、さらに その捩り棒の中段に設けられている突起粒によって人体の各部分に接触すること ができ、腕の運動効果を提供するだけでなく、さらに按摩を提供する多重の効果 が得られる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案の腕力訓練と按摩効果を兼ねた捩り棒は、図１に示すように調整握り棒 １および振動握り棒２とから構成される。調整握り棒１の外部にはスポンジ層Ａ が覆い被さっており、調整握り棒１と振動握り棒２が接触する端面１１には外環 に放射状溝痕１２が設けられている。調整握り棒１と振動握り棒２の中間位置に はブレーキ板１３が貼り付けられている。六角調整杆１４は調整握り棒１内に通 され、その調整端１４１は左鉄片１５、スチールボール受け１６、右鉄片１５’ を貫通して回転つまみ１７の六角孔１７１内に嵌入し（図３に示す）、ねじ１８ によって六角調整杆１４は回転つまみ１７内に締付け固定され、スチールボール 受け１６に設置されてある若干のスチールボール１６１によって左、右鉄片１５ 、１５’は回転することができ、それをもって調整握り棒１が回転された場合の 摩擦力の低減を減らし、そのために回転つまみ１７が自転を起こし、六角調整杆 １７が回って六角ナットがはずれ、摩擦板４が自動的にブレーキ板１３から離脱 してしまう（図４に示す）ことを防ぐ。振動握り棒２の握り部の外層にもスポン ジＡ’が貼付けられ、その振動握り棒２の内部には電池Ｂを入れるための電池容 納部２０が設けられてある。

【０００７】 本考案実施例の断面図を図３に示す。マイナス極はマイナス極ばねＢ１接触し 、かつモータＭの接続端に接続され、モータＭの他の接続端は銅板Ｂ２に接続さ れてスイッチカバーＳ１の接触ばねＢ３と接触し、ならびに接触ばねＢ３によっ てさらにスイッチカバーＳ１内に隠れてあるコントロール回路とに接続され、そ の他に乾電池Ｂのプラス端はスイッチカバーＳ１に隠れてあるコントロール回路 Ｃに直接接触し、それによってモータＭのコントロール回路Ｃとが形成される。 コントロール回路は本考案の請求範囲外の事項であるため、ここでは省略する。 スイッチカバーＳ１で電池容納部２０を閉塞し、モータＭは偏心塊Ｍ１を回して 振動の効果が発生する。その振動握り棒２から延伸した按摩套管２１の内部には 容納套管２２が設けられ、それと按摩套管２１の間には適当な隙間２３が残され 、その隙間２３の適当位置の容納套管２２の外縁には縦方向の位置決め溝２２１ が設けられており、それは発声板ばね２３１の板ばね台２３２がばね２３３を押 し付けることに供され、板ばね台２３２を縦方向の位置決め溝２２１に嵌入して 板ばね台２３２が縦方向の位置決め溝２２１と按摩套管２１間の隙間２３内に位 置決めされ、かつばね２３３の押付けによって縦方向の移動を行うことができる 。さらに図３のように他に容納套管２２内において、中から外へ各々モータ固定 溝２２２、六角ナット容納溝２２３が設けられ、その両者は当板２２４をもって 間隔され、それによってモータＭは拾度モータ容納部２２３内に容納され、六角 ナット３も六角ナット容納部２２３内に容納され、摩擦板４の六角台４１も六角 ナット容納部２２３の前部に置くことができ、かつ摩擦板４は六角ナット容納部 ２２３の端面に貼付けられ、その六角調整杆１４のねじ端１４１がブレーキ板１ ３を貫通した後、さらに摩擦板４を貫通して六角ナット３にねじ付けられ、その ねじ端１４１は当板２２４を貫通し、さらにＥ型スナップリング５によってねじ 端１４１前端のリング溝１４２に位置決めされる。振動握り棒２が組付けられた ら、六角調整杆１４は回転つまみ１７の回転によって容納套管２２内にある六角 ナット３を動かして前後に移行される。

【０００８】 図４および図２に示すように、六角調整杆１４が回転つまみ１７の緩い方向へ の回転を受けると、摩擦板４は調整握り棒１のブレーキ板１３から離脱して調整 握り棒１と振動握り棒２の間に空転が発生し、それと同時にその発声板ばね２３ １はばね２３３の押さえを受けて発声板ばね２３１は調整握り棒１の放射状溝痕 １２を押し上げ、それは調整握り棒１と振動握り棒２の回転を少々制限する作用 がある。

【０００９】 さらに図２および図５に示すように、六角調整杆１４が回転つまみ１７の緊迫 方向へ回された場合、六角ナットは摩擦板４へ向かって移行し、さらにその摩擦 板４の六角塊４１を押さえているので摩擦板４は振動握り棒２を調整握り棒１の 方へ近寄りさせ、その摩擦板４はブレーキ板１３に密接し、摩擦板４がブレーキ 板１３に密接する力が大きいほどその振動握り棒２と調整握り棒１を捩るときの 抵抗力は増加するので、使用者の両手が各々振動握り棒２と調整握り棒１を握っ て捩りの動作を行う場合、手の握力と腕力を増すことによってその振動握り棒２ と調整握り棒１を捩り動かすことができるので、腕力および握力の二重訓練の効 果が達成される。

【００１０】 さらに図２および図３に示すように、使用者が振動握り棒２と調整握り棒１を 握って捩りの動作を行っている場合、さらにスイッチＳを経てモータＭを始動さ せ、それによって偏心塊Ｍ１は高速に回転して振動握り棒２と調整握り棒１は同 時に振動し、そのために手の按摩や筋肉を和らげる効果が達成され、さらに按摩 套管２１上にある若干の突起点によって人体各部に対して適当に按摩を行うこと ができ、多重の使用効果が達成される。

【００１１】 以上に述べたことをまとめると、本考案は腕力訓練の効果の他に、握力の訓練 も提供することができ、かつまた訓練の前後または使用中に筋肉の和らげおよび 按摩を行うことができ、実用的で便利な多重の使用効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の立体部品分解図である。

【図２】本考案の立体組み合わせ図である。

【図３】本考案実施例の断面図である。

【図４】本考案実施例のブレーキ板と摩擦板が離脱した
ときの断面図である。

【図５】本考案実施例のブレーキ板と摩擦板が接触した
ときの断面図である。

【符号の説明】

１ 調整握り棒 １１ 端面 １２ 放射状溝痕 １３ ブレーキ板 １４ 六角調整杆 １５ 左鉄片 １５’ 右鉄片 １６ スチールボール受け １７ 回転つまみ ２ 振動握り棒 ２１ 按摩套管 ２２ 容納套管 ２３ 隙間 ３ 六角ナット ４ 摩擦板 ５ Ｅ型ステップリング Ａ スポンジ層 Ｂ 電池 Ｍ モータ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主に調整握り棒、振動握り棒、モータ、
   六角ナットおよび摩擦板から構成され、 調整握り棒には、振動握り棒と接触する端面の外環には
   放射状溝痕が設けられ、ならびに中間位置にブレーキ板
   が貼付けられていて、 振動握り棒は、その内部に電池を置くための電池容納部
   が設けられ、振動握り棒から延伸した按摩套管の内部に
   は容納套管が設けられており、容納套管と按摩套管の間
   には適当な隙間があり、その隙間の適当位置の容納套管
   の外縁には縦方向の位置決め溝が設けられており、位置
   決め溝は発声板ばねの板ばね台がばねを押し付けること
   に供され、板ばね台を縦方向の位置決め溝に嵌入して板
   ばね台が縦方向の位置決め溝と按摩套管間の隙間内に位
   置決めされ、かつばねの押付けによって縦方向の移動を
   行うことができ、それによって発声板ばねが調整握り棒
   の放射状溝痕に接触することを保持し、振動および回転
   時に発声させ、他に容納套管内において中から外へ各々
   モータ固定部、六角ナット容納部が設けられ、その両者
   は当板をもって間隔され、 モータは偏心塊とモータ容納部内に容置され、 六角ナットは、六角ナット容納部内に容置されて前後の
   移動を行うことができ、 摩擦板は、摩擦板と一体した六角台は六角ナット容納部
   の前端に置くことができ、かつ摩擦板は六角ナット容納
   部の端面に貼り付けられ、 六角調整杆の調整端は左鉄片、スチールボール受け、右
   鉄片を貫通して回転つまみの六角孔内に嵌入し、ねじに
   よって六角調整杆は回転つまみ内に締付固定され、スチ
   ールボール受けに設置されてある若干のスチールボール
   によって左、右鉄片は回転することができ、それによっ
   て調整握り棒が回された場合の摩擦力の低減を減らし、
   回転つまみが自転を起こすことを防ぎ、ねじが付いてい
   る一端はブレーキ板を貫通した後、さらに摩擦板を貫通
   して六角ナットにねじ付けられ、そのねじ端は当板を貫
   通し、さらにＥ型スナップリングによってねじ端前端の
   リング溝に位置決めされ、振動握り棒が組付けられる
   と、六角調整杆は回転つまみの回転によって容納套管内
   にある六角ナットを動かして前後に移行され、 そのために、六角調整杆が回転つまみの緊迫方向へ回さ
   れた場合、六角ナットは摩擦板へ向かって移行し、さら
   にその摩擦板の六角塊を押さえているので摩擦板は振動
   握り棒を調整握り棒の方へ近寄らせ、その摩擦板はブレ
   ーキ板に密接し、摩擦板がブレーキ板に密接する力が大
   きいほどその振動握り棒と調整握り棒を捩るときの抵抗
   力は増加するので、使用者の両手が各々振動握り棒と調
   整握り棒を握って捩りの動作を行う場合、手の握力と腕
   力を増すことによってその振動握り棒と調整握り棒を捩
   り動かすことができるので、腕力および握力の二重訓練
   の効果が達成され、さらにモータを始動することによっ
   て振動を発生させ、それによって筋肉の和らげおよび按
   摩を行うことができることを特徴とする腕力訓練と按摩
   効果を兼ねた捩り棒。