JP3033298U - 盲人用の杖 - Google Patents

盲人用の杖

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JP3033298U
JP3033298U JP1996007940U JP794096U JP3033298U JP 3033298 U JP3033298 U JP 3033298U JP 1996007940 U JP1996007940 U JP 1996007940U JP 794096 U JP794096 U JP 794096U JP 3033298 U JP3033298 U JP 3033298U
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JP
Japan
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cane
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roller
blind
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Application number
JP1996007940U
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English (en)
Inventor
嘉男 増山
Original Assignee
嘉男 増山
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 杖を上下させて地面の状態を知るので
はなく、円滑に地面の状態を把握することのできる盲人
用の杖を実現することを目的とする。 【解決手段】 本考案の盲人用の杖は、杖の本体2と、
地面に接触させて転がすためのローラ4と、該ローラ4
を取り付けるための取付金具5と、該取付金具5と前記
本体2との間に設け、前記ローラ4の地面から受ける衝
撃を緩和するための緩衝体6とから成ることを特徴とす
るものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は盲人用の杖に関し、更に詳しくは盲人の歩行を一層容易にする盲人 用の杖に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、盲人用の杖は通常登山等に用いるような杖と同様の杖であるため、目明 きが用いるのは容易であるが、盲人が使用する場合には、杖を上下させつつ、横 方向及び前方向に杖を移動させて、音と感触で地面の状態を確認しながら歩行す るものであった。
【0003】 従って、歩行する場合に地面の凹凸を正確に把握することができず、穴や突起 等の凹凸部に足を取られることがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前述のような点に鑑みてなされたもので、杖を上下させて地面の状態 を知るのではなく、円滑に地面の状態を把握することのできる盲人用の杖を実現 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決する本考案は、杖本体と、地面に接触させて転がすためのロ ーラと、該ローラを取り付けるための取付金具と、該取付金具と前記本体との間 に設け、前記ローラの地面から受ける衝撃を緩和するための緩衝体とから成るこ とを特徴とするものである。
【0006】
【作 用】
この杖を握ってローラを地面に接触させて前後左右に転がして歩く。ローラは 常に地面に接触しているので、細かな地面の凹凸が正確に認識でき、つまずくこ とはない。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は本考案の盲 人用の杖の正面図である。図において、1は盲人用の杖、2は杖の本体である。 3は杖を持って歩くための握りで、その形状は図示の形に限定されるものではな く、片方に突出部のある形、先が丸くなっている形、紐を付けた形等種々の形を 取ることができる。4は杖1を持って歩く時に地面に接触させて転がすためのロ ーラである。
【0008】 5はローラ4を取り付ける取付金具で、緩衝体6を介して本体2に取り付けて ある。緩衝体6は杖を突いた場合、又は、ローラ4を凹凸のある地面を転がした 場合に受ける衝撃を緩和するために、ゴム又は弾性プラスチック等の弾性体で作 られている。
【0009】 図2は拡大した杖1の下部の側面図である。図において、図1と同等の部分に は同一の符号を用いてある。図に明らかなように、ローラ4は取付金具5に取り 付けられて回転するようになっており、取付金具5は緩衝体6に取り付けられ、 緩衝体6は本体2に嵌合されている。
【0010】 図3は拡大した杖1の下部の正面図である。図3において、図2と同等の部分 には同一の符号を付してある。各部の構成は図2において説明した通りである。
【0011】 図4は緩衝体6と本体2及び取付金具5との結合の機構を示す断面図である。 図において、図3と同等の部分には同一の符号を用いてある。7は緩衝体6が本 体2の空洞部8に挿入され、嵌合している嵌合部である。緩衝体6が弾性体なの で、その弾力によって本体2に堅く密着しているので外れることはない。9はボ ルト10とナット11によって緩衝体6と取付金具5とを接続するためにボルト 10を受ける座金板である。このように座金板9によって弾性体である緩衝体6 を締め付けるボルト10を受けているので、ボルト10によって緩衝体6が凹む こともなく取付金具5が取り付けられる。
【0012】 上記のように構成された盲人用の杖1の動作を説明する。杖1の使用者は握り 3を持って杖1を突きながら歩くのであるが、地面に接触する部分がローラ4に なっているので、従来の杖のように杖1を上下に動かしながら地面の状態を探る 必要がなく、地面を転がしながら歩くことができるようになった。従来のように 杖1を地面上を上下に動かしながら歩くことは、地面と杖との関係は点接触であ るが、ローラ4を転がしながら歩くことは線接触又は面接触で連続した関係を保 つため、地面の細やかな変化の状態を認識でき、たまたま存在する窪み又は凸起 を見逃してつまづくようなことはなくなった。
【0013】 試験的にこの杖を用い、目隠しをして歩いた所、前方の障害物を容易に認識で き、又、前方確認が容易で、安心して歩行することができた。
【0014】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、ローラを転がしながら歩くことが できるようになり、地面の細やかな変化の状態を認識でき、更に緩衝体の存在に より、地面の変化に基づく杖の感触も和らげられて、歩くのが容易になると共に 、一々杖を上下させる必要がないので杖の使用法も容易になり、実用上の効果は 大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】本考案の実施例の下部拡大側面図である。
【図3】本考案の実施例の下部拡大正面図である。
【図4】本考案の実施例の緩衝体、本体及び取付金具と
の結合の機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1 盲人用の杖 2 本体 3 握り 4 ローラ 5 取付金具 6 緩衝体 7 嵌合部 8 空洞部 9 座金板 10 ボルト 11 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盲人用の杖の本体(2)と、 地面に接触させて転がすためのローラ(4)と、 該ローラ(4)を取り付けるための取付金具(5)と、 該取付金具(5)と前記本体(2)との間に設け、前記
    ローラ(4)の地面から受ける衝撃を緩和するための緩
    衝体(6)とから成ることを特徴とする盲人用の杖。
JP1996007940U 1996-07-05 1996-07-05 盲人用の杖 Expired - Lifetime JP3033298U (ja)

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