JP3033001U - X線防護衝立 - Google Patents

X線防護衝立

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JP3033001U
JP3033001U JP1996006170U JP617096U JP3033001U JP 3033001 U JP3033001 U JP 3033001U JP 1996006170 U JP1996006170 U JP 1996006170U JP 617096 U JP617096 U JP 617096U JP 3033001 U JP3033001 U JP 3033001U
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義美 斉藤
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財団法人厚生年金事業振興団
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Abstract

(57)【要約】 【課題】患者の容態によって急に患者に近付くときにも
X線防護衝立とともに移動でき、常にX線から人体を守
ることができるとともに、看護婦の労力を軽減できるX
線防護衝立を提供することにある。 【解決手段】X線検査部位Aと監視部位Bとの間の床面
Cに衝立されるX線防護衝立において、前記X線検査部
位Aからの散乱X線を遮蔽すると共にX線検査部位Aを
透視可能な防護カバー2を有する防護衝立本体1の下部
に床面を移動自在なキャスター4を設け、さらに防護衝
立本体1の監視部位B側に記帳台5および載置棚6を設
けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、病院のX線検査室等で使用され、X線検査部位と監視部位との 間の床面に衝立されるX線防護衝立に関する。
【0002】
【従来の技術】
病院のX線検査室等で、例えば心臓カテーテル検査を施行する場合には、患 者を検査台に仰向けに寝かせ、患者の体腔内にカテーテルを挿入した後、カテー テルを介して患部に造影剤を流しながらX線透視を行う。このとき、術者(医師 )に付き添う看護婦は、常に患者に密着し、患者の顔色や容態を観察しなければ ならない。さらに、検査中の経過をカルテ等に記帳する業務もある。当然これら の業務は、X線透視中も例外ではない。
【0003】 ところで、X線撮影機によってX線透視中はX線が散乱するため、散乱X線に よって被爆を受ける虞があるが、従事する看護婦は結婚適齢期の女性が多く、X 線被爆を最小限に抑える必要性がある。そこで、従来から、X線被爆を最小限に 抑えるためにX線防護衝立を用いている。
【0004】 このX線防護衝立は、X線撮影装置が設置された検査台を含むX線検査部位と 監視部位との間の床面に衝立され、看護婦はX線防護衝立越しに患者の顔色や容 態を観察したり、経過をカルテ等に記帳する業務を行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のX線防護衝立は、大型で大重量であり、看護婦一人がX線 防護衝立を移動させつつ業務を行うことは不可能である。また、大型のX線防護 衝立を移動させ、患者の近傍に密着し顔色や容態の観察をその後方より行うこと は各種検査のため複雑な動きをするX線装置の機能を制限することになり、不可 能である。このX線防護衝立は、通常は部屋の片隅に設置されており、いわゆる 壁のような製品であり、看護婦等がX線被爆を避ける時は患者の顔色や容態の観 察を中断し患者より離れた場所に設置されているX線防護衝立の後ろに退避しな ければならない欠点がある。
【0006】 また、患者の容態によって急に患者に近付こうとしてもX線防護衝立とともに 移動することはできず、X線防護衝立から離れて否応なしにX線検査部位に入り 、被爆の危険に晒されるという問題がある。
【0007】 この考案は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、 X線検査部位と監視部位との間の床面に衝立され、看護婦はX線防護衝立の防護 カバーを透視して患者の顔色や容態を観察したり、経過をカルテ等に記帳する業 務ができ、また患者の容態によって急に患者に近付くときや、X線撮影装置の動 きの障害になるときは、X線防護衝立とともに即座に退避、移動でき、常にX線 から人体を守ることができるX線防護衝立を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前述した目的を達成するために、請求項1は、X線検査部位と 監視部位との間の床面に衝立されるX線防護衝立において、前記X線検査部位か らの散乱X線を遮蔽すると共にX線検査部位を透視可能な防護カバーを有する防 護衝立本体の下部に床面を移動自在なキャスターを設けたことを特徴とする。
【0009】 請求項2は、X線検査部位と監視部位との間の床面に衝立されるX線防護衝立 において、前記X線検査部位からの散乱X線を遮蔽すると共にX線検査部位を透 視可能な防護カバーを有する防護衝立本体と、この防護衝立本体の下部に設けら れ床面を移動自在なキャスターと、前記防護衝立本体の監視部位側に設けられた 記帳台とを具備したことを特徴とする。
【0010】 請求項3は、X線検査部位と監視部位との間の床面に衝立されるX線防護衝立 において、前記X線検査部位からの散乱X線を遮蔽すると共にX線検査部位を透 視可能な防護カバーを有する防護衝立本体と、この防護衝立本体の下部に設けら れ床面を移動自在なキャスターと、前記防護衝立本体の監視部位側に設けられた 記帳台および医療器具等の載置棚とを具備したことを特徴とする。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1および図2はX線防護衝立を示し、X線検査部位Aと監視部位Bとの間の 床面Cに衝立されるようになっている。1は防護衝立本体で、この防護衝立本体 1は、等身大の矩形状で、監視部位B側にわずかに湾曲された防護カバー2と、 この防護カバー2の両側下端部に設けられた支持部材3とから構成されている。 防護カバー2は、1.0mm鉛当量の含鉛透明プラスチックまたは透明ガラスで 、X線を遮蔽することができ、監視部位Bから防護カバー2を透過してX線検査 部位Aの検査台D上の患者Eを監視できるようになっている。
【0013】 また、前記左右一対の支持部材3の前後には床面Cを転動自在なキャスター4 (例えば75mm径)が設けられ、看護婦Fが押し引きすることにより、防護衝 立本体1を自由にかつ機敏に任意の位置に移動できるようになっている。
【0014】 さらに、防護衝立本体1の内側(監視部位B側)にはプレートによって記帳台 5が設けられ、この記帳台5の下側には複数段の載置棚6が設けられている。記 帳台5はX線検査中に検査経過をカルテ等に記帳する際に用いられるもので、8 0〜90cmの高さを有しており、載置棚6は聴診器、血圧計、注射器等の医療 器具や薬剤等を載置収納できるようになっている。
【0015】 このように構成されたX線防護衝立によれば、病院のX線検査室等で、例えば 心臓カテーテル検査を施行する場合、X線防護衝立をX線検査部位Aと監視部位 Bとの間の床面Cに衝立し、X線検査部位AにおいてX線検査中に看護婦Fは監 視部位Bにおいて防護カバー2を透視して検査台D上の患者Eの顔色や容態を観 察することができ、観察中に検査経過等をカルテ等に記帳することができる。こ のとき、X線検査部位AからX線が散乱しても防護カバー2によってX線を遮蔽 することができ、看護婦Fが被爆することもなく、安心して業務を行うことがで きる。
【0016】 しかも、防護衝立本体1にはキャスター4が設けられているため、X線防護衝 立は床面C上を自由にかつ機敏に移動でき、患者Eの容態により、あるいは術者 (医師)の指示により、看護婦Fが急に患者Eに近付くとき、または退避すると きにもX線防護衝立を押してX線防護衝立とともに移動できるため、常にX線か ら人体を守ることができる。
【0017】 前記実施形態によれば、防護カバー2の全体が透明であるため、視野が広く、 障害物の多いX線検査室においても、看護婦FはX線防護衝立と一緒に患者Eに 接近したり、離間することができ、看護婦Fの労力を軽減することができる。
【0018】 なお、前記実施形態においては、防護カバー2の全体を透明ガラスまたは透明 樹脂材料で形成したが、この考案は前記構成に限定されるものではなく、等身大 の金属枠体にX線非透過性ガラスを装着した構成でもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の請求項によれば、X線検査部位と監視部位 との間の床面に衝立され、看護婦はX線防護衝立の防護カバーを透視して患者の 顔色や容態を観察したり、検査経過をカルテ等に記帳する業務ができ、また患者 の容態により、あるいは術者(医師)の指示によって急に患者に近付くときにも X線防護衝立とともに機敏に移動でき、常にX線から人体を守ることができると ともに、看護婦の労力を軽減できる。したがって、この考案のX線防護衝立は、 防護前掛け、ネックガードおよび防護眼鏡等のX線防護機能の全てを1台で兼ね 備え、また、載置棚を設けることにより、聴診器、血圧計、注射器等の医療器具 や薬剤等を整然と載置収納できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施形態を示すX線防護衝立の使用
状態の側面図。
【図2】同実施形態のX線防護衝立の斜視図。
【符号の説明】
1…防護衝立本体 2…防護カバー 4…キャスター 5…記帳台 6…載置棚

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線検査部位と監視部位との間の床面に
    衝立されるX線防護衝立において、前記X線検査部位か
    らの散乱X線を遮蔽すると共にX線検査部位を透視可能
    な防護カバーを有する防護衝立本体の下部に床面を移動
    自在なキャスターを設けたことを特徴とするX線防護衝
    立。
  2. 【請求項2】 X線検査部位と監視部位との間の床面に
    衝立されるX線防護衝立において、前記X線検査部位か
    らの散乱X線を遮蔽すると共にX線検査部位を透視可能
    な防護カバーを有する防護衝立本体と、この防護衝立本
    体の下部に設けられ床面を移動自在なキャスターと、前
    記防護衝立本体の監視部位側に設けられた記帳台とを具
    備したことを特徴とするX線防護衝立。
  3. 【請求項3】 X線検査部位と監視部位との間の床面に
    衝立されるX線防護衝立において、前記X線検査部位か
    らの散乱X線を遮蔽すると共にX線検査部位を透視可能
    な防護カバーを有する防護衝立本体と、この防護衝立本
    体の下部に設けられ床面を移動自在なキャスターと、前
    記防護衝立本体の監視部位側に設けられた記帳台および
    医療器具等の載置棚とを具備したことを特徴とするX線
    防護衝立。
JP1996006170U 1996-06-28 1996-06-28 X線防護衝立 Expired - Lifetime JP3033001U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015089483A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 株式会社八木研 可動仏壇

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