JP3032611U - すべり支承部材 - Google Patents
すべり支承部材Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】例えばテフロン等で知られる摩擦係数の低いふ
っ素樹脂を材料としたすべり受材を確実に固定し、且つ
構造体に対して確実にすべり移動を発生することが可能
なすべり支承部材を提供する。 【解決手段】保持板14の表面14a側に、バーリング
加工により圧入部12を形成する。この保持板14の裏
面14bにベース板16を固定し、圧入部の裏面側の開
口部を閉塞する。そして、圧入部内に、ポリテトラフロ
ロエチレン等の摩擦係数の低いふっ素樹脂からなるすべ
り受材18を圧入する。この際、バーリング加工によっ
て圧入部の裏面側の開口部の周縁に丸み20が付いてお
り、圧入部12の最下部位置に拡径隅部24が形成され
ているので、圧入部に圧入したすべり受材は、拡径隅部
内に向けて変形したフロー部(塑性変形部)を形成す
る。
っ素樹脂を材料としたすべり受材を確実に固定し、且つ
構造体に対して確実にすべり移動を発生することが可能
なすべり支承部材を提供する。 【解決手段】保持板14の表面14a側に、バーリング
加工により圧入部12を形成する。この保持板14の裏
面14bにベース板16を固定し、圧入部の裏面側の開
口部を閉塞する。そして、圧入部内に、ポリテトラフロ
ロエチレン等の摩擦係数の低いふっ素樹脂からなるすべ
り受材18を圧入する。この際、バーリング加工によっ
て圧入部の裏面側の開口部の周縁に丸み20が付いてお
り、圧入部12の最下部位置に拡径隅部24が形成され
ているので、圧入部に圧入したすべり受材は、拡径隅部
内に向けて変形したフロー部(塑性変形部)を形成す
る。
Description
【0001】
本考案は、例えばテフロン等で知られるふっ素樹脂をすべり受材として構造体 に対してすべり移動を可能として支持するすべり支承部材に関する。
【0002】
支持すべき構造体に対して相対的すべり移動を可能とするすべり支承部材とし て、図10及び図11に示す部材が知られている。図10に示すすべり支承部材 1は、支持基盤2と構造体3との間に配設され、支持基盤2上に配設した金属板 1aと、この金属板1a上に接着剤1bを介して固定され、構造体3の下面と面 接触状態で当接するすべり受材1cとを備えている。また、図11に示すすべり 支承部材4は、金属板4aに孔4a1 を形成し、この孔4a1 内にすべり受材4 cを圧入して固定している。
【0003】 ここで、図10及び図11のすべり受材1c、4cは、耐摩耗性に優れたふっ 素樹脂、例えばデュポン社製のテフロンの商標名で知られるPTFE(ポリテト ラフロロエチレン)が使用されている。
【0004】
ところが、図10のすべり支承部材1は、PTFE製のすべり受材1cが上述 したすべり受材に適した性質を有している反面、耐薬品性、耐溶剤性を有してい るため接着剤1bによる金属板1aとの接着性に問題があり、金属板1aに確実 に固定されない場合がある。
【0005】 また、図11のすべり支承部材4は、孔4a1 の内周面1bによる小さな保持 面だけですべり受材4cを保持しているので、すべり受材4cを金属板4aに確 実に固定することが難しい。そして、若し、金属板4aの熱膨張によって孔4a 1 の径が増大すると、金属板4aのすべり受材4cに対する保持力が低下するお それがある。
【0006】 そこで、予めビス孔を設けたすべり受材4c(又はすべり受材1c)を成形し 、そのビス孔に固定用ビスを挿通して金属板4aにねじ込む方法が考えられるが 、ビス孔を設けた構造とすると高価なすべり受材4cとなるおそれがある。また 、PTFE製のすべり受材4c(又はすべり受材1c)は加工性が悪いので、二 次加工によりビス孔、或いは固定用の段差などを形成することは不可能である。
【0007】 そこで、本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、例えばテフロン等で 知られる摩擦係数の低いふっ素樹脂を材料としたすべり受材を確実に固定し、且 つ構造体に対して正常にすべり移動を可能とするすべり支承部材を提供すること を目的とする。
【0008】
本考案の請求項1記載の考案は、支承基板に、ポリテトラフロロエチレン等の 摩擦係数の低いふっ素樹脂からなるすべり受材を固定し、このすべり受材の上面 で構造体を支持して該構造体に対して相対的すべり移動を発生させるすべり支承 部材において、前記支承基板に、前記構造体に向けて所定の高さまで突出する筒 状の圧入部を形成し、この圧入部内に、前記すべり受材の略全域を圧入した。
【0009】 また、請求項2記載の考案は、請求項1記載のすべり支承部材において、前記 支承基板を、前記構造体を向く表面から突出し、その内部が表裏面に連通する筒 状の圧入部を形成した保持板と、この保持板の裏面に固定して前記圧入部の裏面 側の開口部を閉塞するベース板とで構成するとともに、前記ベース板に閉塞され た前記圧入部の最下部位置に、前記圧入部の上部側の内径より大きな拡径隅部を 形成した。
【0010】 また、請求項3記載の考案は、請求項2記載のすべり支承部材において、前記 保持板の前記圧入部をバーリング加工により形成し、前記圧入部の裏面側の開口 部の周縁に丸みを付けた。
【0011】 また、請求項4記載の考案は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のすべり 支承部材において、前記支承基板を、前記構造体の下部の平面形状と略同一の大 きさとし、当該支承基板に複数の圧入部を形成し、これら圧入部に前記すべり受 材を圧入し、各すべり受材の上面で前記構造体を支持するようにした。
【0012】 さらに、請求項5記載の考案は、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のすべ り支承部材において、前記すべり受材の上面を、支持すべき構造体の下部形状と 同一形状に成形した。
【0013】
以下、本考案について図面を参照しながら詳細に説明する。 図1に示すものは、本考案に係るすべり支承部材10を示すものである。この すべり支承部材10は、一方の面(表面と称する。)14a側に円筒状の圧入部 12を形成した保持板14と、この保持板14の他方の面(裏面と称する。)1 4bに一体に固定されたベース板16と、前記圧入部12内に圧入されたすべり 受材18とで構成されている。
【0014】 前記保持板14は、金属板材にバーリング加工を施すことによって形成される 。すなわち、保持板14は、先ず、金属板材に表裏に連通する下孔を形成し、そ の下孔の周縁部をポンチ部材で押し拡げていくことにより、図2に示すように、 表面14aからT1 の寸法で突出し、表裏面14a、14bに連通する円筒状の 圧入部12が形成される。ここで、バーリング加工により形成された圧入部12 は、図3に示すように、裏面14bと圧入部12の内周面12aとの間の内周面 領域に、所定半径Rの丸み20が付けられる。
【0015】 そして、図4に示すように、保持板14の裏面14bにベース板16を配設し 、圧入部12の下側開口部を閉塞する。そして、図の符号22で示す位置にスポ ット溶接を行うことにより保持板14及びベース板16を一体化する。
【0016】 これにより、下端開口部が閉塞された圧入部12は、その内部の最下部周方向 に丸み20が存在しているので、内周面12aの直径より大きな領域とされて周 方向に連続する拡径隅部24が形成される。
【0017】 また、すべり受材18は、耐荷重性や耐熱性に優れた性質を有し、さらには摩 擦係数が低い、例えばデュポン社製のテフロンで知られるPTFE(ポリテトラ フロロエチレン)等のふっ素樹脂を材料として成形されている。また、このすべ り受材18の形状は、圧入部12の内径より僅かに大きな外径に設定され、高さ 寸法を圧入部12の高さT1 より僅かに高い寸法とした円筒部材である。
【0018】 そして、このすべり受材18は、図1に示すように、その下面18aがベース 板16に当接するまで圧入部12内に圧入されている。ここで、すべり受材18 を圧入部12内に圧入していくと、図1の符号Aで示す○印位置のように、径方 向の外側に向けて変形するフロー部(塑性変形部)18bが形成される。
【0019】 すなわち、図5は、図1の符号Aで示す○印位置の拡大図であるが、圧入部1 2内に圧入された初期のすべり受材18は、圧入部12の内周面12aにより径 方向の内側を向く圧縮力を受けて圧縮変形する。そして、その下端部が拡径隅部 24近くまで移動していくと、上部側(内周面12aにより圧縮力を受けて圧縮 変形している領域)の圧縮変形量を相殺するように、下端部が径方向外方側に向 けて変形していく。そして、すべり受材18の下端部は、丸み20に沿って変形 しながら拡径隅部24内に突出するフロー部18bを形成する。
【0020】 上記構成のすべり支承部材10によると、すべり受材18は、圧入部12内に ほとんどの領域が入り込んだ状態で圧入され、すべり受材18の外周面に対する 圧入部12の内周面12aによる保持面積が増大して保持力が充分に確保されい るので、保持板14に確実に固定される。そして、保持板14は、ベース板16 と溶接により一体構造とされているので、すべり受材18は、保持板14及びベ ース板16に確実に固定される。
【0021】 また、圧入部12内に圧入したすべり受材18は、保持板14に付けた丸み2 0とベース板16とで形成した拡径隅部24内に向けて変形し、圧入部12の内 径より拡大したフロー部18bを形成するので、若し、保持板14の熱膨張によ り圧入部12の保持力が低下してすべり受材18が上方向に抜けでようとしても 、フロー部18bが拡径隅部24の丸み20と係合するので、すべり受材18の 抜けを確実に防止することができる。
【0022】 そして、保持板14は、すべり受材18を保持する円筒状の圧入部12と、す べり受材18の抜けを防止する丸み20とをバーリング加工によって簡単に形成 することができるので、製造コストを削減することができる。
【0023】 したがって、本実施形態のすべり支承部材10は、従来のように固定のための 接着剤を使用せず、二次加工も行わず、さらには熱膨張が発生しても保持力を充 分に確保してPTFE製のすべり受材18を確実に固定することができる。
【0024】 なお、本実施形態の保持板14及びベース板16が、請求項1記載の支承基板 に相当する。 次に、図6及び図7は、上述したすべり支承部材を備えた構造物の脚部支持構 造を示す実施形態である。
【0025】 すなわち、本実施形態は、橋脚30の最下部にステンレス製の平板30aが固 定され、基礎コンクリート部32の上部に上面が平坦な基盤32aが固定されて おり、すべり支承部材34は、平板30aと基盤32aとの間に設置されている 。
【0026】 すべり支承部材34は、平板30aより僅かに小さな大きさに設定した平板状 の保持板36と、図7にも示すようにバーリング加工により所定間隔をあけて保 持板36に形成した複数の圧入部38と、保持板36の裏面に固定されたベース 板40と、各圧入部38内に圧入され、上面を平坦に形成したPTFE製のすべ り受材42とで構成されている。
【0027】 そして、保持板36及びベース板40は、符号44で示す位置において基盤3 2aにねじ止めされているとともに、各圧入部38に圧入された各すべり受材4 2の上面が、橋脚30の平板30aに当接している。なお、保持板36及びベー ス板40を、スポット溶接やプロジェクション溶接等の溶接により基盤32aに 固定してもよい。
【0028】 上記構成の構造物の脚部支持構造によると、橋脚30の鉛直荷重をすべり支承 部材34の各すべり受材42が受けて基礎コンクリート32に伝達する。 そして、基礎コンクリート32に対して橋脚30が水平方向に相対移動すると 、摩擦係数の低い各すべり受材42に当接している平板30aが水平方向にすべ りを発生しながら移動するので、重量構造物である橋脚30をすべり支承により 確実に支持することができる。
【0029】 また、複数のすべり受材42は、保持板36に形成した複数の圧入部38内に ほとんどの領域が入り込んだ状態で圧入されて保持力が充分に確保されているの で、橋脚30の鉛直荷重が加わった平板30aが水平方向に移動しても、保持板 36から脱却するおそれがない。また、圧入部38内に圧入したすべり受材42 は、図示しないが、圧入部38内の最下部の拡径隅部に向けて変形したフロー部 を形成しているので、すべり受材42を圧入部38から抜け出そうとする外力が 加わっても、フロー部が拡径隅部に係合してすべり受材38の抜けを確実に防止 するので、橋脚30のすべり支承を長期にわたって持続することができる。
【0030】 なお、本実施形態の保持板14及びベース板16が、請求項1記載の支承基板 に相当する。 次に、図8及び図9は、図1から図5に示したすべり支承部材を備えた管支持 装置を示す実施形態である。
【0031】 すなわち、本実施形態は、ブラケット46上にすべり支承部材48が設置され 、このすべり支承部材48上に円筒配管50が載置されているとともに、円筒配 管48は、ブラケット46と係合するUボルト52により上下方向の移動が拘束 されている。
【0032】 そして、すべり支承部材48は、円筒配管50の敷設方向に延在する保持板5 4と、バーリング加工により保持板54に形成した圧入部56と、保持板54の 裏面に固定されたベース板58と、圧入部56内に圧入されたPTFE製のすべ り受材60とで構成されている。また、すべり受材60の上面60aは、円筒配 管50の外周と同一寸法の曲率半径とした凹曲面として形成されている。
【0033】 上記構成の管支持装置によると、円筒配管50の下部に、すべり受材60の凹 曲面の上面60aが当接しているので、円筒配管50を下側から確実に支持する 。
【0034】 そして、すべり受材60の上面60aは摩擦係数が低いので、円筒配管50が 長手方向(紙面の表裏方向)に往復移動する際には、すべり支承により確実に支 持することができる。
【0035】 また、すべり受材60は、保持板54に形成した圧入部56内にほとんどの領 域が入り込んだ状態で圧入されて保持力が充分に確保されているので、円筒配管 50が水平方向に移動しても、保持板54から脱却するおそれがない。また、圧 入部56内に圧入したすべり受材60は、圧入部56内の最下部に設けられた拡 径隅部62に向けて変形したフロー部60bを形成しているので、若しすべり受 材60を圧入部56から抜け出そうとする外力が加わっても、フロー部60bが 拡径隅部62に係合してすべり受材60の抜けを確実に防止するので、円筒配管 50のすべり支承を長期にわたって持続することができる。
【0036】 なお、本実施形態の保持板54及び58ベース板が、請求項1記載の支承基板 に相当する。 また、図8及び図9で使用したすべり受材60のみを、円筒配管50の下部を 支持するために凹曲面形状の上面60aとしているが、本発明の要旨がこれに限 定されるものではなく、他の構造体を支持するすべり受材の上面も、構造体の下 部形状と同一形状に成形する。例えば、図6及び図7に示した脚部30の底部が 下側に凸の曲面形状である場合には、保持板36の中央部の圧入部38に圧入さ れているすべり受材42の上面形状を曲率の大きな凹曲面とし、保持板36の縁 部の圧入部に圧入されているすべり受材42の上面形状を曲率の小さな凹曲面形 状とすることにより、脚部30の底部の載置面積を増大させて脚部30のすべり 支承を確実に行うことができる。
【0037】
以上説明したように、本考案の請求項1記載のすべり支承部材によると、ポリ テトラフロロエチレン等の摩擦係数の低いふっ素樹脂からなるすべり受材の略全 域を、支承基板に形成した筒状の圧入部内に圧入しているので、圧入部による保 持力がすべり受材に充分に加わり、すべり受材を確実に保持することができる。
【0038】 また、請求項2記載のすべり支承部材は、請求項1記載の効果を得ることがで きるとともに、支承基板を、保持板及びベース板とで構成したので、すべり受材 を圧入すべき圧入部を簡単に形成することができる。
【0039】 そして、この請求項2記載の本考案では、圧入部の最下部位置に拡径隅部を形 成しているが、圧入部に圧入されていくすべり受材は、圧入部の内周面により径 方向の内側を向く圧縮力を受けて圧縮変形した後、その一部が拡径隅部近くまで 移動していくと圧縮変形量を相殺するように前記一部が径方向外方側に向けて変 形し、拡径隅部内に突出するフロー部(塑性変形部)を形成する。このフロー部 が形成されたことにより、若し、保持板の熱膨張により圧入部の保持力が低下し ても、フロー部が拡径隅部の内部で係合するので、すべり受材が抜けるのを確実 に防止することができる。
【0040】 また、請求項3記載のすべり支承部材は、請求項2記載の効果を得ることがで きるとともに、保持板の圧入部をバーリング加工により形成し、圧入部の裏面側 の開口部の周縁に丸みを付けて形成することにより、この保持板の裏面にベース 板を固定すると、前記丸みによって拡径隅部が自動的に形成される。したがって 、拡径隅部の形成を簡単に行うことができ、製造コストの低減化を図ることがで きる。
【0041】 また、請求項4記載のすべり支承部材は、請求項1乃至請求項3の何れかに記 載の効果を得ることができるとともに、支承基板を、前記構造体の下部の平面形 状と略同一の大きさとし、当該支承基板に複数の圧入部を形成し、これら圧入部 に前記すべり受材を圧入し、各すべり受材の上面で前記構造体を支持するように したので、例えば重量構造物の脚部に設置すると、多数のすべり受材によって確 実にすべり支承を行うことができる。
【0042】 さらに、請求項5記載のすべり支承部材は、請求項1乃至請求項4の何れかに 記載の効果を得ることができるとともに、すべり受材の上面を、支持すべき構造 体の下部形状と同一形状に成形したので、例えば支持すべき構造体の下部が曲面 形状で有る場合には、すべり受材の上面も同一曲率の曲面形状とすることにより 、構造体の載置面積を増大させてさらに確実にすべり支承を行うことができる。
【図1】本考案に係るすべり支承部材を示す横断面図で
ある。
ある。
【図2】すべり支承部材を構成している保持板及び圧入
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図3】保持板の圧入部をバーリング加工により形成し
たことを示す横断面図である。
たことを示す横断面図である。
【図4】すべり支承部材を構成している保持板及びベー
ス板を示す横断面図である。
ス板を示す横断面図である。
【図5】圧入部の最下部位置に形成した拡径隅部とこの
拡径隅部内に突出したすべり受材のフロー部を示す要部
断面図である。
拡径隅部内に突出したすべり受材のフロー部を示す要部
断面図である。
【図6】本考案に係るすべり支承部材を使用した重量構
造物の脚部構造を示す図である。
造物の脚部構造を示す図である。
【図7】図6におけるVII −VII 線矢視図である。
【図8】本考案に係るすべり支承部材を使用した円筒配
管の支持装置を示す図である。
管の支持装置を示す図である。
【図9】図8で使用しているすべり支承部材を示す横断
面図である。
面図である。
【図10】従来のすべり支承部材を示す横断面図であ
る。
る。
【図11】他の従来のすべり支承部材を示す横断面図で
ある。
ある。
10、34、48 すべり支承部材 12、38、56 圧入部 12a 圧入部の内周面 14、36、54 保持板 14a 保持板の表面 14b 保持板の裏面 16、40、58 ベース板 18、42、60 すべり受材 18b、60b フロー部 20 丸み 24、62 拡径隅部 30 橋脚(構造体) 50 円筒配管(構造体) 60a すべり受材の上面
Claims (5)
- 【請求項1】 支承基板に、ポリテトラフロロエチレン
等の摩擦係数の低いふっ素樹脂からなるすべり受材を固
定し、このすべり受材の上面で構造体を支持して該構造
体に対して相対的すべり移動を発生させるすべり支承部
材において、 前記支承基板に、前記構造体に向けて所定の高さまで突
出する筒状の圧入部を形成し、この圧入部内に、前記す
べり受材の略全域を圧入したことを特徴とするすべり支
承部材。 - 【請求項2】 前記支承基板を、前記構造体を向く表面
から突出し、その内部が表裏面に連通する筒状の圧入部
を形成した保持板と、この保持板の裏面に固定して前記
圧入部の裏面側の開口部を閉塞するベース板とで構成す
るとともに、前記ベース板に閉塞された前記圧入部の最
下部位置に、前記圧入部の上部側の内径より大きな拡径
隅部を形成したことを特徴とする請求項1記載のすべり
支承部材。 - 【請求項3】 前記保持板の前記圧入部をバーリング加
工により形成し、前記圧入部の裏面側の開口部の周縁に
丸みを付けたことを特徴とする請求項2記載のすべり支
承部材。 - 【請求項4】 前記支承基板を、前記構造体の下部の平
面形状と略同一の大きさとし、当該支承基板に複数の圧
入部を形成し、これら圧入部に前記すべり受材を圧入
し、各すべり受材の上面で前記構造体を支持することを
特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のすべ
り支承部材。 - 【請求項5】 前記すべり受材の上面を、支持すべき構
造体の下部形状と同一形状に成形したことを特徴とする
請求項1乃至請求項4の何れかに記載のすべり支承部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005731U JP3032611U (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | すべり支承部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996005731U JP3032611U (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | すべり支承部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3032611U true JP3032611U (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=43167521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996005731U Expired - Lifetime JP3032611U (ja) | 1996-06-19 | 1996-06-19 | すべり支承部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032611U (ja) |
-
1996
- 1996-06-19 JP JP1996005731U patent/JP3032611U/ja not_active Expired - Lifetime
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