JP3032577U - 車両用エアバッグのインフレータ - Google Patents

車両用エアバッグのインフレータ

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JP3032577U JP1996005671U JP567196U JP3032577U JP 3032577 U JP3032577 U JP 3032577U JP 1996005671 U JP1996005671 U JP 1996005671U JP 567196 U JP567196 U JP 567196U JP 3032577 U JP3032577 U JP 3032577U
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エー.ムーア ウォルター
ビー.コート リーランド
ビー.ジョンソン ケリー
ピアロッティー エル.ジョン
ハッセイ ブレット
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モートン インターナショナル,インコーポレイティド
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用エアバッグシステムのための非常に効
率的なハイブリッド型インフレータを提供する。 【解決手段】 インフレータ10,70,120,17
0は、圧縮された膨張用ガスを中に有する貯蔵チャンバ
を画成するハウジングや、膨張用ガスを車両用エアバッ
グに配送するために貯蔵チャンバから出口までのガス配
送通路の少なくとも一部を画成する加熱カップ等を含
み、熱発生材料は、加熱カップの中に収容され、加熱カ
ップにより画成されるガス配送通路の一部に配設され、
熱発生材料を作動させる開始手段(起爆薬)が作動する
まで、ガス配送通路を通る膨張用ガスの流れは、シール
によって阻止され、その後、シールは、破裂し、ガス配
送通路を通って流れる膨張用ガスは、活性中の熱発生材
料に密着接触し、熱膨張した膨張用ガスが、車両用エア
バッグに供給される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、所定の熱膨張量の膨張用ガスを提供するために貯蔵加圧ガスが熱発 生材料の中を流れるような車両用エアバッグのハイブリッド型インフレータに関 する。
【0002】
【従来の技術】
車両用エアバッグのハイブリッド型インフレータは、加圧された不活性ガスを 貯蔵するチャンバと、貯蔵チャンバに向けて排出されるように構成された火工材 料、とを通常含む。火工材料の燃焼による高温のガス状生成物は、ガス貯蔵チャ ンバの中に入り、ガスと混合する。ガス貯蔵チャンバは、破裂可能なシールによ って覆われた出口開口を有し、このシールは、機械的又は圧力により、ある場合 には火工材料自体の作用により、破裂する。膨張用ガスは、火口材料の燃焼によ るガス状生成物及び貯蔵ガスの混合物であり、貯蔵ガスは、火工材料によって部 分加熱されて膨張する。しかしながら、貯蔵ガスの或る部分は、加熱前に貯蔵チ ャンバから流出し、これにより、貯蔵ガスの熱膨張は、制限される。
【0003】 ハイブリッド型インフレータの1つの目的は、加圧ガスの単独の使用時に、車 両用エアバッグの膨張に要する加圧ガスの容量を減少させることにある。ハイブ リッド型インフレータの別の目的は、少なくとも環境に優しいインフレータを形 成するために、エアバッグの膨張に要する火工材料の容量を減少させることにあ る。更に別の目的は、エアバッグの作動における残余粒子を低減することにある 。このような目的に関連して、従来のハイブリッド型インフレータ以上の優れた 改善が望まれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の基本的な目的は、車両用エアバッグシステムのための非常に効率的な ハイブリッド型インフレータを提供することにある。 本考案の別の目的は、貯蔵ガスと熱発生材料との間の良好な熱交換を達成する ハイブリッド型インフレータを提供することにある。
【0005】 本考案の更に別の目的は、使用する熱発生材料が量的に少ないにもかかわらず 、膨張した膨張用ガスの必要な量を発生させ得るハイブリッド型インフレータを 提供することにある。 本考案の他の目的は、実質的に不活性の膨張用ガスを供給し得るハイブリッド 型インフレータを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記及び他の課題を解決するために、圧縮された膨張用ガスを中に有 する貯蔵チャンバを画成するハウジングや、膨張用ガスを車両用エアバッグに配 送するために貯蔵チャンバから出口までのガス配送通路の少なくとも一部を画成 する、ハウジングに取り付けた加熱カップ等を含むハイブリッド型インフレータ が提供される。熱発生材料は、加熱カップの中に収容され、加熱カップにより画 成されるガス配送通路の一部に配設される。熱発生材料を作動させる開始手段( 起爆薬)が作動するまで、ガス配送通路を通る膨張用ガスの流れは、シールによ って阻止される。その後、シールは、破裂し、ガス配送通路を通って流れる膨張 用ガスは、活性中の熱発生材料に密着接触し、これにより、熱膨張した膨張用ガ スが、車両用エアバッグに供給される。
【0007】 本考案の一の態様に従い、熱発生材料は、実質的にガスを発生しない。或る特 定の熱発生材料は、アルミニウム及び酸化第二鉄を含んでおり、テルミットとし て公知である。本考案の別の態様に従い、熱発生材料は、火工材料であり、典型 的には、硼カリウム硝酸塩又はポリ塩化ビニルと過塩素酸カリウムから選択され る。バインダー及び酸化剤は、ガス配送通路の中における熱発生材料の形状を保 持するために、そして、消費速度を制御するために使用される。熱発生材料は、 間隔と開口とを有するように構成される。貯蔵されている膨張用ガスは、該開口 を通してガス配送通路を流れて、接近することにより、貯蔵されている膨張用ガ スと熱発生材料との間の熱移動が増大される。
【0008】 本考案の別の態様に従い、熱発生材料は、加熱カップにより画成されるガス配 送通路の環状の部分に配設される。本考案の更に別の態様に従い、加熱カップは 、ガス貯蔵チャンバを画成する細長い円筒状のハウジングの端部に取付けられる 。本考案の変更態様は、ガス貯蔵チャンバを画成する細長い略円筒状のハウジン グの略中央に加熱カップを取付けることや、加熱カップにより画成されるガス配 送通路の管状の部分を提供することを含む。
【0009】 本考案を特徴付ける様々の新奇な特徴は、特に本明細書の一部を構成する実用 新案登録請求の範囲により開示される。本考案、その作用的な利点、その使用に よって得られる特定の目的等の完全なる理解のために、好適実施態様を開示した 特徴的事項や添付図面に基づいて説明が為されよう。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、同一の参照番号は 、全図につき同一の要素を示す。 本考案に係るハイブリッド型インフレータ10が、図1〜3に示される。ハイ ブリッド型インフレータ10は、ハウジング12と、その中に取付けられた加熱 カップ14とを含み、出口開口16とディフューザ18は、図示しないエアバッ グにガスを配送する。加熱カップ14は、エアバッグに配送されるガスを膨張さ せるための熱発生材料を包含する。
【0011】 ハウジング12は、略円筒状の側壁20と閉じた端部壁22とを含み、側壁2 0は、閉じた端部壁22に対向する開いた端部を有する。加熱カップ14は、ハ ウジングの側壁20の開いた端部に緊密に装着される円筒状の外側壁24を有す る。加熱カップ14は、同軸的な円筒状の内側壁26と底部壁28とを有する。 底部壁28に加えてハウジング12の側壁20及び端部壁22は、ガス貯蔵チャ ンバ30を画成する。
【0012】 加熱カップ14は、その外側壁24と内側壁26との間に、図2に矢印で示し たようなガス貯蔵チャンバ30からディフューザ18の外部まで延びるガス配送 通路34の一部を形成する。このガス配送通路の一部については、加熱チャンバ 32と共に以下に詳細に記載する。 加熱カップの底部壁28は、加熱チャンバ32に対する一連の入口開口36を 画成し、加熱チャンバの入口開口36は、ガス配送通路34の一部を形成する。 加熱カップの円筒状の内側壁26は、ガス配送通路34の一部を形成する複数個 の加熱チャンバ出口オリフィス38を画成する。好ましくは、加熱チャンバ出口 オリフィス38は、貯蔵チャンバ30から膨張用ガスを配送するための制御オリ フィスを形成し、図示実施例にあっては、加熱チャンバ入口開口36の全面積の 約1/4を有する。加熱チャンバ出口オリフィス38は、音速のようなもしくは 閉塞したような流れ状態を形成し、動作の初期段階の後におけるインフレータ1 0から出るガスの流速を制御する。
【0013】 加熱チャンバ出口オリフィス38は、加熱カップ14の底部壁28及び内側壁 26によって画成される出口プレナム(区画室)40に通じており、インフレー タ10の出口開口16は、底部壁28に対向している。ガス配送通路34は、加 熱チャンバ出口オリフィス38から出口プレナム40を介して出口開口16まで 続く。出口開口16は、破裂型のダイヤフラム42によって被われる。端部プレ ート44は、加熱カップを内部に位置決めし且つ加熱チャンバを画成するように して、ハウジング12の開いた端部に溶着される。端部プレート44は、環状の 内方に延びるフランジ46を有し、フランジ46は、出口開口16に対して破裂 型のダイヤフラム42を支持し、インフレータ10の内部についての耐ガス閉鎖 構造(gas tight closure)を形成する。
【0014】 加熱チャンバ32及び出口プレナム40並びにガス貯蔵チャンバ30、すなわ ち、ダイヤフラム42によってシール密封されるインフレータ10の内部部分は 、加圧された不活性ガスで充填される。好ましくはこのガスは、2000〜40 00psiの範囲まで加圧されるアルゴンや窒素である。ガス貯蔵チャンバ30 の中には、非常に多量のガスがある、ということに留意すべきである。
【0015】 ディフューザ18は、端部プレート44に溶着されたカップ状部材であり、複 数個のポート48を含む。また、ディフューザ18は、フィルタスクリーン50 を包含する。ガス配送通路34は、出口開口16からディフューザ18及びフィ ルタスクリーン50を通して、ディフューザ18のポート48の外部まで続く。 フィルタスクリーン50は、熱発生材料15の選択に応じて減少もしくは排除す ることができる。
【0016】 熱発生材料15は、加熱カップ14の環状の加熱チャンバ32の中で、加熱チ ャンバ入口開口36と加熱チャンバ出口オリフィス38との間に配設される。こ の実施の形態において、熱発生材料は、実質的にガスの発生しない加熱組成物か ら成り、その一例としては、テルミットとして公知である粉末アルミニウムと酸 化鉄の粉末との混合物を硫酸カルシウムバインダー(所望の形状をもたらし、反 応速度の制御に役立つ)の中に含ませたものである。要求される性能パラメータ にもよるが、加熱組成物15の中には、過塩素酸カリウムのような燃焼促進剤が 包含され得る。熱を発生させるがガス状の燃焼生成物を殆ど発生させず、膨張ガ スの中に殆ど粒子を混入させない、酸素の自己供給を行う他の酸化物/金属反応 体を含む他の実質的にガスの発生しない加熱組成物は、公知であって、それらは 、本明細書中のテルミットと等価なものであると考えられるべきである。
【0017】 熱発生材料15は、硼カリウム硝酸塩(BKNO3)又は過塩素酸カリウムを 含有するポリ塩化ビニルを含む火工材料(pyrotechnic)で構成することができ る。それらは、バインダーも含んでおり、熱発生材料は、加熱カップチャンバの 中に受容され得る形状に形成することができる。 熱発生材料15は、管状に形成され、環状の加熱チャンバ32の中に緩めに受 容される、すなわち、(ブースター)チャンバの内側壁及び外側壁とガスの流れ を許容する熱発生材料との間には、スペースが存在する。更に、熱発生材料15 は、ガスの流れに対する干渉を最小にしつつガスと接触するような補助的な面領 域を提供する、ガスが貫流するための一連の長手方向の開口52を具備するよう に好ましくは形成される。
【0018】 インフレータ10は、熱発生材料15の発熱作用を開始させるための手段を更 に含む。この目的のため、端部プレート44には、リボン状の迅速爆燃コード( rapid deflagration code)58を点火するために点火管(squib)56が取付け られる。迅速爆燃コード58は、加熱カップ14の内側壁26と外側壁24との 間に位置決めされる。BKNO3で構成することができる点火材料60は、環状 の多孔性ウエハ62に支持される迅速爆燃コード58と共に位置決めされる。イ ンフレータからの所望の初期の圧力パルスによるが、迅速爆燃コード58は、イ ンフレータ10の内部の昇圧に先立ってダイヤフラムを開くために、加熱チャン バ(ブースター)出口オリフィス38の1つを貫通して破裂型のダイヤフラム4 2に沿うように位置決めすることができる。点火材料の点火は、点火管56によ って直接実施することができる。すなわち、膨張の開始の要求にもよるが、迅速 爆燃コードを用いることなく点火することもできる。
【0019】 インフレータ10は、エアバッグを収容した反応缶(reaction can)の中に取 り付けられて使用され、エアバッグ膨張用にエアバッグに出力を供給するように 構成される。 衝突状態の検出時に、点火管56は、電気信号によって作動し、迅速爆燃コー ド58及び点火材料60を発火させる。点火材料60は、熱発生材料15の反応 を開始させる。このインフレータ10内の作動は、圧力を上昇させ、膨張用ガス の供給のためのダイヤフラム42を破裂させる。点火の開始は、インフレータ内 の実質的な圧力上昇の前にダイヤフラム42を破裂させるために、迅速爆燃コー ドを用いることにより、必要に応じてより穏やかに実施することができる。
【0020】 膨張用ガスの主容量は、貯蔵チャンバ30から排出され、加熱チャンバと内部 の活性の熱発生材料とを含むガス配送通路34を貫流する。ガスは、熱発生材料 15に密着することによって極めて効率的に加熱されて膨張し、極めて膨張した 状態で残りのガス配送通路を通して配送される。熱発生材料及びガス配送通路は 、協働して、熱発生材料が空になるまで反応し得るようにする。例えば、ガス配 送通路は、反応が止めるまで熱発生材料を冷却するようなベンチュリ管を形成し ない。熱発生材料は、その熱を効率よく貯蔵ガスに伝達するように位置決めされ 、これにより、ガス膨張に要する熱発生材料の容量は、より低い熱交換性能で済 む設計のために、減少される。同様に、配送される所定量の膨張用ガスが効率的 に膨張されるので、貯蔵ガスの容量は、膨張される特定のエアバッグの要求を満 たす範囲で、減少することもできる。
【0021】 図4及び5を参照すると、本考案に係る別のインフレータ70が図示されてい る。それは、中央フレーム72と管状の端部キャップ74及び76を有する細長 いハウジング71等を含む。図4及び5の2つの断面図は、反対方向からのもの であり、端部キャップ74は、図4に示され、端部キャップ76は、図5に示さ れている。更にインフレータ70は、破裂型のダイヤフラム84によって覆われ る出口オリフィス82を画成する加熱カップ80や点火ユニット78を含む。そ れらは、ハウジング71の略中央に位置決めされる。ディフューザ86は、出口 オリフィス82の上方に取付けられる。細長いハウジング71は、所定圧力の窒 素やアルゴン等の不活性ガスを貯蔵するためのチャンバ88を画成する。
【0022】 インフレータ70は、以下に更に詳細に記載するように、貯蔵された不活性ガ スの流れが通り抜ける熱発生材料90を包含する加熱チャンバ81を画成する加 熱カップ80の内部構造を特徴としている。この実施形態の熱発生材料90は、 実質的にガスを発生しない加熱組成物であって、テルミットとして公知である粉 末アルミニウムと酸化鉄の粉末との結合混合物から成る。過塩素酸カリウムのよ うな燃焼促進剤を用いることができる。
【0023】 中央フレーム72は、押出成形された部材から切り出される。端部キャップ7 4及び76は、半球状の端部を一体的に具えた管材であり、中央フレーム72に 溶着される。中央フレーム72は、扁平下面94及び扁平上面96を具える外周 壁92を有する。点火ユニット78は、略円筒状であり、外周壁及び扁平下面9 4を通して中央フレーム72に取付けられる。点火ユニット78は、本実施形態 では硼カリウム硝酸塩(BKNO3 )である点火材料100及び点火管98を含 む。点火ユニット78の壁79は、点火管98を保持するために99で縮径され 、壁79は、点火管ターミナルに対するプラグコネクタを受容するためのソケッ ト101を形成する。点火ユニット78は、破裂型のシール104によって覆わ れた出口開口102を画成する。熱発生材料90の容量は、貯蔵されるガスを加 熱・膨張させるための火工材料に依存するハイブリッド型インフレータの容量よ りも実質的に少ない。
【0024】 加熱カップ80は、中央フレーム72の外周壁92及び扁平上面96を介して 取付けられる。加熱カップ(ユニット)は、複数個の長手方向の開口106を有 する円筒状に形成された加熱組成物90を包含する。代わりに、加熱組成物は、 通路を提供するために多孔もしくはペレットの形態を有することができ、又は内 部に配設された通路を具えた固体として設けることができる。これらの総ての形 態は、貫通した開口を有しているものと考えられる。加熱組成物は、加熱活性化 時に、2000℃を越えた極めて高い温度で反応する。酸化物/金属反応体は、 酸素の自己供給を行い、熱を発生するが、粒子やガス状の燃焼生成物を殆どある いは全然生じない。
【0025】 加熱カップ80は、内部端部に入口開口108を画成し、加熱組成物の長手方 向の開口106は、加熱(ブースター)チャンバ81を介して、下部の入口開口 108と出口オリフィス82とを連通させる。この実施形態において、出口オリ フィス82は、インフレータからのガスの配送を制御する。尚、入口開口108 も、この目的のために適当な寸法に形成され得る。ディフューザ86は、加熱カ ップ80の上方に取付けられ、膨張用ガスの分散のための複数個の離隔した開口 110を含む。図示しないが、ディフューザ86の中には、スクリーンフィルタ を配設することができる。
【0026】 このように、ハイブリッド型インフレータ70は、ガス貯蔵チャンバ88から 加熱チャンバ81、出口オリフィス82を通してディフューザ86の外部までの ガス配送通路112を有する。ガス配送通路は、熱発生材料90と密着すること を特徴とする。ガス配送通路は、反応する熱発生材料が空になり得るように形成 される。
【0027】 インフレータ70は、エアバッグに関連して反応缶の中に通常取付けられる。 膨張用ガスは、エアバッグを膨張させ得るように配向される。図5を参照するに 、車両の衝突を検出すると、電気信号が点火管98に入力され、点火管98は、 作動して点火材料100を発火させ、これにより、シール104が破裂し、飛散 状態の高温の燃焼生成物が加熱カップ80の(入口)開口108を通して加熱組 成物90に衝突し、点火が開始される。点火用の火工材料及び熱発生の反応は、 ガス貯蔵チャンバの中の圧力を増大させ、出口オリフィス82の上方のダイヤフ ラム84を破裂させる。
【0028】 インフレータ70から出口オリフィス82を通して排出されるガスは、加熱チ ャンバ81を貫通し、内部に収容した加熱組成物90の通路106を貫通し、出 口オリフィス82は、出流状態を制御する。加熱組成物が極めて高い温度で反応 するので、加熱組成物を貫流するガスは、加熱され膨張し、ガスの膨張は、エア バッグの膨張に貢献する。
【0029】 図6及び7は、本考案に係る別のインフレータ120を示す。インフレータ1 20は、ガス貯蔵チャンバ128を形成するために、図6及び7で反対方向から 図示された端部キャップ124、126がそれぞれ装着された中央フレーム12 2等から成る細長いハウジング121を有する。点火装置を含む加熱カップ13 0は、中央フレーム122の中に取付けられ、加熱カップ130は、ダイヤフラ ム134によって覆われた出口オリフィス132を画成する。また加熱カップ1 30は、エアバッグに膨張用ガスの流れを配送するためにディフューザ136を 取付ける。中央フレーム122は、加熱カップ130を受容し得るように、押出 成形された部材から所望の軸方向長さ分だけ切り出される。中央フレーム122 は、外周壁138及び扁平上面139を有し、加熱カップ130は、それらを通 して、ガス貯蔵チャンバ128の中に延びるように取付けられる。
【0030】 加熱カップ130は、管状の側壁140を有し、下端142に向かって先細に なっているテーパ部を有し、出口オリフィス132を画成している。出口オリフ ィス132を横断するように展開する破裂型のダイヤフラム134は、2000 〜4000psiの典型的な圧力でガス貯蔵チャンバ(圧力チャンバ)128の 中にアルゴンや窒素のような不活性ガスを保持する。
【0031】 環状の多孔パネル144は、側壁140のテーパ部の始まる部分の内側におい て側壁140を横断するように延びており、加熱カップ130の略中央に点火チ ューブ150を支持する。点火チューブ150は、その上側部分が点火管146 を受容し得るように形成されている。点火管146の下方側の点火チューブ15 0の中には、硼カリウム硝酸塩(BKNO3 )である火工材料148が包含され る。点火チューブ150の下端部において、ダイヤフラム(破裂ディスク)13 4に向けて狙いを定められた発射体152が点火チューブ150に解除自在に係 合する。点火チューブ150には、火工材料148からの開口154が半径方向 に穿設される。
【0032】 側壁140と点火チューブ150との間の環状スペースは、熱発生材料156 を包含する加熱チャンバ145を画成する。熱発生材料156は、好ましくは上 述したテルミットのような実質的にガスを発生しない加熱組成物である。加熱組 成物は、管形状を有して、加熱チャンバ145の中に装着され、一連の長手方向 の開口158を有する。これにより、ガスは、出口オリフィス132から加熱組 成物を通してディフューザ136まで流れることができる。上述したように、こ れらの開口は、加熱組成物の結合体の外部に、多孔材料の割れ目として設けるこ とができるし、加熱組成物をペレット形状にして設けることもできる。
【0033】 ディフューザ136は、加熱カップ(ユニット)130の上方で中央フレーム 122に取付けられる。略カップ状のディフューザ136は、膨張用ガスを配送 するために側壁に開口160を画成する。これらの開口160は、膨張用ガスの 流速を制御するのに役立つ。ディフューザ136の上壁162は、点火管146 のターミナルに対するプラグコネクタを受容するための開口164を画成する。 ディフューザ136の中には、膨張用ガスから破片を除去するために、フィルタ スクリーン166が包含される。
【0034】 このようにインフレータ120は、ガス貯蔵チャンバ128から、出口オリフ ィス132、加熱カップ130、その中の熱発生材料156を通して、ディフュ ーザ136、ディフューザ出口開口160の外部に至るガス配送通路165を有 する。この通路165は、反応する熱発生材料が空になり得るように形成される 。
【0035】 インフレータ120は、エアバッグを取付けた反応缶の中に通常取り付けられ 、ディフューザからの膨張用ガスは、エアバッグの内部に配送される。インフレ ータ120は、衝突センサからの電気的パルスの受信時に作動し、点火管146 を発火させる。点火管は、火工材料148を発火させ、その迅速に膨張する燃焼 生成物は、ダイヤフラム134を破裂させるために下方に発射体152を移動さ せる。火工材料のガスは、点火チューブの半径方向の開口154を通って吹き出 し、168で示したように、加熱組成物(熱発生材料)156を発火させる。ま た加熱組成物156は、他の領域、特に開口158に沿った領域において、点火 チューブ150の下端から出る燃焼生成物によって発火する。火工材料は、高温 ガスを発生するが、その初期機能は、加熱組成物の反応を開始させることである 。
【0036】 ダイヤフラム(破裂ディスク)134の破裂時に、貯蔵チャンバ128の圧力 ガスは、ガス配送通路165に沿い加熱組成物156及び出口オリフィス132 を通って流れ、ディフューザ開口160を通ってインフレータから出る。発射体 152は、加熱カップ130の中の熱が実質的に上昇する前に、破裂ディスク( ダイヤフラム)134を破裂させ、これにより、ガスの早期の流れは、幾分か『 ソフト』であり、熱に促された迅速な膨張の開始に先立ってエアバッグを初期的 に展開させるのに役立つ。加熱組成物が完全に開始させられると、膨張の促進が 起き、ガスの流れは、実質的に加熱され膨張される。
【0037】 図8及び9を参照すると、本考案に係る別のインフレータ170が図示される 。このインフレータ170は、一体の端壁174と第2の端壁とを有する深く引 き伸ばしたような中央フレーム172を含む細長いハウジング171を特徴とす る。第2の端壁は、中央フレーム172の開いた端部に対して溶着(溶接部17 8)した端部キャップ176から成る。ハウジング171は、加圧した不活性ガ スを貯蔵するためのチャンバ180を画成する。好ましくは中央フレーム172 は、扁平上面182と扁平下面184とを具えるようにして深く引き伸ばされ、 ハウジング171は、点火ユニット78及び加熱カップ80や点火装置付き加熱 カップ130のようなユニットを受容し得るように構成されている。尚、扁平上 下面を具えていないハウジングも使用可能である。
【0038】 インフレータ170は、加熱カップ130によく似ている加熱カップ130a を使用する。加熱カップ130aは、インフレータ120の発射体152の代わ りに点火チューブ150の端部の上に位置決めした破裂型のシール186を特徴 とする。ダイヤフラム134は、発射体によって機械的に、というよりは、火工 材料148の点火時に生じる熱及び圧力によって破裂する。図9は、点火管が火 工材料148によって点火された後のインフレータ170を示しており、シール 186及びダイヤフラム(破裂ディスク)134は、破裂し、チューブ150の 開口154を通して加熱組成物は、活性化している。その後に、膨張用ガスは、 ガス配送通路165を介して、ガス貯蔵チャンバ180から加熱カップ130a の加熱チャンバ145を通してディフューザ136の外部に流れる。
【0039】 上述したインフレータの各々は、空になるまで熱発生材料からガス流れへの良 好な熱交換及び密着が生じているように、熱発生材料を包含する加熱カップを通 る膨張用の貯蔵ガスの流れを利用する。これにより、熱発生材料の量の合理的減 少を伴いながら、貯蔵ガスの効率的な膨張が達成される。 以上のように、本考案の課題を見事に達成するハイブリッド型インフレータの 好適な実施形態につき記載した。斯かる好適実施形態の記載から、当業者は、本 考案の思想から逸脱することなく様々の変更を加えることが可能である。本考案 は、図示及び記載した特定の形態に限定されない。本考案は、実用新案登録請求 の範囲のみに限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る熱促進型のハイブリッド型インフ
レータの斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿い矢印方向から見た、
図1のハイブリッド型インフレータの長手断面図であ
る。
【図3】図2のIII−III線に沿い矢印方向から見
た、図1のハイブリッド型インフレータの要部破断断面
図である。
【図4】本考案に係る別のハイブリッド型インフレータ
の断面図である。
【図5】インフレータが作動中の、図4とは反対の方向
から見た、図4のハイブリッド型インフレータの断面図
である。
【図6】本考案に係る他のハイブリッド型インフレータ
の断面図である。
【図7】インフレータが作動中の、図6とは反対の方向
から見た、図6のハイブリッド型インフレータの断面図
である。
【図8】本考案に係る別のハイブリッド型インフレータ
の断面図である。
【図9】インフレータが作動中の、図8のハイブリッド
型インフレータの長手断面図である。
【符号の説明】
10…インフレータ 12…ハウジング 14…加熱カップ 16…出口開口 18…ディフューザ 20…側壁 22…端部壁 24…外側壁 26…内側壁 28…底部壁 30…ガス貯蔵チャンバ 32…加熱チャンバ 34…ガス配送通路 36…加熱チャンバ入口開口 38…出口オリフィス 40…出口プレナム 42…ダイヤフラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 リーランド ビー.コート アメリカ合衆国,コロラド 80232,レイ クウッド,サウス アイリス ストリート 1230 (72)考案者 ケリー ビー.ジョンソン アメリカ合衆国,ユタ 84040,レイトン, ノース 1397 イースト 1925 (72)考案者 エル.ジョン ピアロッティー アメリカ合衆国,ユタ 84317,ハンツビ ル,イースト 6775 ノース 200 (72)考案者 ブレット ハッセイ アメリカ合衆国,ユタ 84010,ボウンテ ィフル,サウス ウット ホロー ウェイ 2577

Claims (36)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)圧縮した膨張用ガスを有する貯蔵
    チャンバを画成するハウジングと、 (B)車両用エアバッグに膨張用ガスを配送するための
    貯蔵チャンバから出口までのガス配送通路の少なくとも
    一部を画成する、ハウジングに取付けられた加熱カップ
    と、 (C)加熱カップ内に包含され、ガス配送通路内に展開
    される熱発生材料と、 (D)ガス配送通路を介した膨張用ガスの流れを阻止す
    る破裂自在のダイヤフラムと、 (E)熱発生材料による熱形成を開始させる開始手段、
    とを含む車両用エアバッグのインフレータであって、 熱発生材料とガス配送通路とは、協働して、熱発生材料
    が開始から空になるまで作用するように構成され、 開始手段の作用時に、熱発生材料の作用は、開始され、
    ダイヤフラムは、破裂して、膨張用ガスがガス配送通路
    及び熱発生材料を流れるようにし、熱膨張した膨張用ガ
    スは、車両用エアバッグに供給されることを特徴とする
    車両用エアバッグのインフレータ。
  2. 【請求項2】 熱発生材料は、実質的にガスを発生させ
    ない加熱組成物であることを特徴とする請求項1記載の
    インフレータ。
  3. 【請求項3】 実質的にガスを発生させない加熱組成物
    は、熱発生の作用のために、金属と金属酸化物とを含む
    ことを特徴とする請求項2記載のインフレータ。
  4. 【請求項4】 実質的にガスを発生させない加熱組成物
    は、固形状に保持するためのバインダーを更に含むこと
    を特徴とする請求項3記載のインフレータ。
  5. 【請求項5】 熱発生材料は、ガス配送通路のガスが流
    れる方向に略一致して延びる長手方向の開口を具備する
    ことを特徴とする請求項4記載のインフレータ。
  6. 【請求項6】 熱発生材料は、粉末アルミニウム及び酸
    化第二鉄を含む実質的にガスを発生させない加熱組成物
    であることを特徴とする請求項3記載のインフレータ。
  7. 【請求項7】 熱発生材料は、固形状に保持するための
    バインダーを更に含むことを特徴とする請求項1記載の
    インフレータ。
  8. 【請求項8】 熱発生材料は、加熱カップを通り抜ける
    ガスに接触する面領域を増加させるために複数個の貫通
    した開口を具備することを特徴とする請求項7記載のイ
    ンフレータ。
  9. 【請求項9】 開口は、ガス配送通路のガスが流れる方
    向に略一致して延びる長手方向の開口であることを特徴
    とする請求項8記載のインフレータ。
  10. 【請求項10】 熱発生材料の作用は、点火管と点火用
    の火工材料とによって開始されることを特徴とする請求
    項7記載のインフレータ。
  11. 【請求項11】 火工材料は、点火管と迅速爆燃コード
    とによって点火されることを特徴とする請求項10記載
    のインフレータ。
  12. 【請求項12】 加熱カップは、熱発生材料を包含して
    ガス配送通路の一部を構成する環状の加熱チャンバを画
    成することを特徴とする請求項1記載のインフレータ。
  13. 【請求項13】 環状の加熱チャンバは、加熱カップの
    円筒状の同心的な内側壁と外側壁とによって画成され、 加熱カップは、ガス配送通路の一部を含む出口プレナム
    を画成し、シール破裂時に非加熱状態の膨張用ガスの初
    期的な流れを供給することを特徴とする請求項12記載
    のインフレータ。
  14. 【請求項14】 加熱カップは、円筒状のハウジングの
    端部に位置決めされ、加熱カップの円筒状の外側壁は、
    円筒状のハウジングの円筒状の側壁の内部に受容される
    ことを特徴とする請求項13記載のインフレータ。
  15. 【請求項15】 開始手段は、環状の加熱チャンバの熱
    発生材料の近傍の点火材料及び点火管を含むことを特徴
    とする請求項14記載のインフレータ。
  16. 【請求項16】 開始手段は、環状の加熱チャンバの周
    りに延びる迅速爆燃コードを含むことを特徴とする請求
    項15記載のインフレータ。
  17. 【請求項17】 環状の加熱チャンバは、ガス配送通路
    に沿って熱発生材料までガスを配送するためにガス貯蔵
    チャンバからの入口開口を複数個有し、 加熱チャンバは、熱発生材料から加熱された膨張用ガス
    を配送するために複数個の出口オリフィスを有し、 出口オリフィスの流出面積は、入口開口の流出面積より
    も実質的に小さいことを特徴とする請求項13記載のイ
    ンフレータ。
  18. 【請求項18】 ダイヤフラムは、ガス貯蔵チャンバか
    らガスを導くための加熱カップの開口に対して展開配置
    され、 開始手段は、環状の加熱チャンバによって囲まれてお
    り、ガス配送通路を通って流れ始めるようにダイヤフラ
    ムを破裂させる構成を有することを特徴とする請求項1
    2記載のインフレータ。
  19. 【請求項19】 開始手段は、破裂自在のシールを破裂
    させる発射体を更に含むことを特徴とする請求項18記
    載のインフレータ。
  20. 【請求項20】 加熱カップは、ガス貯蔵チャンバを画
    成する細長いハウジングの略中央に展開配置されること
    を特徴とする請求項1記載のインフレータ。
  21. 【請求項21】 開始手段は、加熱カップの下方の細長
    いハウジングに取付けられたユニットに展開配置される
    ことを特徴とする請求項20記載のインフレータ。
  22. 【請求項22】 熱発生材料は、ガスを発生させる火工
    材料であることを特徴とする請求項1記載のインフレー
    タ。
  23. 【請求項23】 火工材料は、硼カリウム硝酸塩である
    ことを特徴とする請求項22記載のインフレータ。
  24. 【請求項24】 火工材料は、過塩素酸カリウムを含有
    するポリ塩化ビニルであることを特徴とする請求項22
    記載のインフレータ。
  25. 【請求項25】 (A)円筒状の側壁と、第1の端部壁
    と、開いた端部、とを有するハウジングと、 (B)ハウジングの円筒状の側壁の中に密着装着された
    円筒状の外側壁と、底部壁と、底部壁から外側壁と同心
    的に延びる内側壁、とを含み、ハウジングの開いた端部
    の中に取り付けられた略円筒状の加熱カップと、 (C)加熱カップの同心的な外側壁と内側壁との間でハ
    ウジングの開いた端部を横切るように延び、加熱カップ
    の内側壁によって限界を定められる出口開口を画成する
    第2の端部壁と、 (D)第2の端部壁によって画成される出口開口をシー
    ルするために破裂自在のダイヤフラムと、 (E)加熱カップの底部壁とハウジングの端部壁と円筒
    状の側壁とによって画成される貯蔵チャンバと、 (F)加熱カップの底部壁及び内側壁と破裂自在のダイ
    ヤフラムとによって画成される出口プレナムと、 (G)加熱カップの外側壁及び内側壁の間に画成される
    環状の加熱チャンバであって、加熱カップの底部壁が加
    熱チャンバに対する複数の入口開口を画成し、加熱カッ
    プの内側壁が加熱チャンバから出口プレナムへの複数の
    出口オリフィスを画成するものと、 (H)インフレータのハウジングの出口開口の全体に取
    付けられ、複数の出口ポートを画成するディフューザ
    と、 (I)ガス貯蔵チャンバから加熱チャンバの入口開口を
    通り、加熱チャンバを通り、出口オリフィスを通って出
    口プレナムに至り、出口プレナムから出口開口を通って
    ディフューザに至り、ディフューザの出口ポートの外部
    に至るような、インフレータの作動まで破裂自在のダイ
    ヤフラムによって閉塞されるガス配送通路と、 (J)環状の加熱チャンバによって形成されるガス配送
    のためのチャンバ部分の中の熱発生材料と、 (K)円筒状のハウジングの貯蔵チャンバ、加熱チャン
    バ、出口プレナム等の中で所定圧で貯留され、インフレ
    ータの作動まで破裂自在のダイヤフラムによって密閉シ
    ールされる不活性ガスと、 (L)熱発生材料による熱形成を開始させる開始手段、 とを含む車両用エアバッグのインフレータであって、 熱発生材料の作動開始後に、ダイヤフラムが破裂して、
    膨張用ガスが出口プレナムから初期的に流れ出すことが
    でき、膨張用ガスがガス配送通路に沿って流れることが
    でき、環状の加熱チャンバの中の熱発生材料によって膨
    張用ガスが加熱されて膨張することを特徴とする車両用
    エアバッグのインフレータ。
  26. 【請求項26】 熱発生材料は、バインダーによって固
    形状に保持される金属及び金属酸化物を含む実質的にガ
    スを発生させない加熱組成物であり、 この固形状の加熱組成物は、内部収容時に、加熱チャン
    バを通る流れ通路ができるように構成されることを特徴
    とする請求項25記載のインフレータ。
  27. 【請求項27】 加熱組成物を作動開始させる手段は、 ハウジングの端部壁に取付けられ、環状の加熱チャンバ
    の中に延びる点火管と、 内部収容される加熱組成物の近傍の加熱チャンバの周り
    の環状の通路の中に配設される火工材料、とを含むこと
    を特徴とする請求項25記載のインフレータ。
  28. 【請求項28】 内部収容される加熱組成物の近傍の環
    状の加熱チャンバの周りに配設され火工材料に接触する
    迅速爆燃コードを更に含むことを特徴とする請求項27
    記載のインフレータ。
  29. 【請求項29】 加熱チャンバの出口オリフィスは、加
    熱チャンバの入口開口よりも実質的に流れ面積が小さ
    く、 加熱チャンバの出口オリフィスは、流れ状態を調節し、
    インフレータから出るガスの流速を制御することを特徴
    とする請求項25記載のインフレータ。
  30. 【請求項30】 (A)ハウジングを含み、 (B)ハウジングに取付けられ、ハウジングと共に、圧
    縮した膨張用ガスを収容する貯蔵チャンバを画成する加
    熱カップを含み、 (C)加熱カップが、破裂自在のダイヤフラムによって
    被われたガス貯蔵チャンバから出口オリフィスを画成
    し、また加熱カップが、加熱カップを通る貯蔵ガスのガ
    ス配送通路の中に配設される実質的にガスを発生させな
    い加熱組成物を包含し、 (D)点火管と火工材料とを含む開始手段を含む車両用
    エアバッグのインフレータであって、 開始手段は、点火管による点火時に、熱発生の作用を開
    始させるために加熱組成物に火工材料を付加するように
    構成され、 ダイヤフラムは、点火管の作動後に破裂して、加熱カッ
    プ及びその中の作用中の加熱組成物をガスが通り抜ける
    ことができ、 ガス配送通路及び加熱カップは、加熱組成物が空になる
    まで作用することを可能にするように構成され、 熱膨張した膨張用ガスは、車両用エアバッグを膨張させ
    るために供給されることを特徴とする車両用エアバッグ
    のインフレータ。
  31. 【請求項31】 加熱組成物は、粉末アルミニウムと、
    酸化第二鉄の粉末と、インフレータを出た貯蔵ガスが通
    る複数の通路を画成するように構成した固形状にするた
    めのバインダー、とを含むことを特徴とする請求項30
    記載のインフレータ。
  32. 【請求項32】 開始手段は、加熱カップの中に配設さ
    れ、 加熱カップは、ハウジングに取付けた上端部とハウジン
    グ内の下端部とを含み、破裂自在にシールした出口オリ
    フィスを画成し、 貯蔵ガスは、加熱組成物による加熱に先立って、出口オ
    リフィスを通って流れることを特徴とする請求項30記
    載のインフレータ。
  33. 【請求項33】 開始手段の火工材料及び点火管は、出
    口オリフィスを被うダイヤフラムを破裂させるように制
    御されることを特徴とする請求項32記載のインフレー
    タ。
  34. 【請求項34】 開始手段は、火工材料の点火時に、出
    口オリフィスを被うダイヤフラムを介して駆動されるよ
    うに構成された発射体を更に含むことを特徴とする請求
    項33記載のインフレータ。
  35. 【請求項35】 ハウジングは、細長く、加熱カップ
    は、該ハウジングの側壁の略中央に取付けられることを
    特徴とする請求項30記載のインフレータ。
  36. 【請求項36】 開始手段は、細長いハウジングの対向
    する側壁の略中央に取付けられ、加熱カップ及びその中
    の加熱組成物に向かって移動されることを特徴とする請
    求項35記載のインフレータ。
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JP2003525106A (ja) * 1999-11-12 2003-08-26 ジェネラル ダイナミクス オーティエス(エアロスペース)、 インコーポレイテッド ガス発生システム

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EP0749873A3 (en) 1997-02-26
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