JP3032376U - 蛍光反射式標識板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】道路標識や広告表示等に使用する反射式の標識
板に関する。 【解決手段】反射して蛍光色を発する特殊シートを用い
地の部分１に白色あるいは淡色に反射発光するシートを
使用し、表示する文字、図柄２は濃い色に発光するシー
トを用いたもので夜間でも鮮明に確認できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、道路標識や広告表示等に使用する蛍光反射式の標識板に関 する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から店の看板等に使用する電飾板は一般に知られている。このよ うな電飾板は色模様のガラス板に裏から光源を当てて表現するあるいは 多数の色付きの豆電球で図柄を表わす形式またビーズを入れた反射式の 標識板であって、光源の点滅や色に変化を付けて装飾用として使用され ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしこのような電飾板は表現される色が単純色であり、裏に光源を 設けるため大形（厚形）となる嫌いがあり店先に配置する看板などには 適しているものの道路上に設置したり、路端に設ける道路標識等の使用 には適していない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

出願人は道路標識等を永年に亘り研究製作していたもので一般に見ら れる道路標識の単純性を改善するため鋭意研究を重ねた結果本考案に到 達したもので、光を当てると蛍光発光する特殊シートを使用することに より軽量でしかも美しい標識板を提供するものである。

【０００５】 この特殊シートは、合成樹脂を原料とし、これに配合する物質によっ て色々と異る蛍光色に発光するシートで、これによって自由に色を表現 することができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の特殊な蛍光反射シートを使用した標識板は、シート自体が光 を受けて蛍光発光するもので、蛍光色の色種は合成樹脂に配合する物質 によって種々多彩で、例えば図示の如く他の部分（１）は白色に発光す るシートを用い、文字（２）には赤色に発光するシートを使用し、図柄 の部分は黄色と黒色に発光するシートを用いることによって表現豊かに 自由に表現できるものである。

【０００７】

【実施例】

添付図面により本考案の蛍光反射式標識板を説明すると、図１は標識 板の正面図を示し、図２は図１のＸ−Ｘ断面図面を示すものである。

【０００８】 図において（１）は標識板の地の部分を形成するシートであって普通 は白色あるいは淡色に蛍光発光するシートによって形成されている。 （２）および（７）は濃い色に蛍光発光するシートによって形成する文 字あるいは図柄を現わしている。

【０００９】 また図の両側に設ける（３）は紫外線照射体光源（４）を覆うカバー であって、（５）は光源（４）の前面に設けたカバーを示している。

【００１０】 したがって本考案の蛍光反射式標識板は紫外線照射体の光源（４）の 光に反射して地（１）の部分は例えば白色に、また上部の車のスリップ 状態を示す図柄は黄色と黒色に、中央の文字「凍結注意」は赤色の蛍光 色に浮き出たように表示され、夜間運転者は従来の道路標識板より輝き 出されて鮮明に確認することができる。

【００１１】 また本考案の蛍光反射式標識板においては、特に光源（４）を設ける こともなく単に前面から当るヘッドライトによっても発光され標識板と しての機能を示す。

【００１２】

【考案の効果】

本考案の蛍光反射式標識板は前記のように特殊な蛍光発光シートを使 用することによって、色使いが自由にでき、しかも鮮明に表現されるた め夜間運転者の安全が確保できるという交通安全上卓越した効果を奏す る。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図

【図２】Ｘ−Ｘ断面図

【符号の説明】

（１）…基板 （２）…標識文字 （４）…紫外線照射体光源 （７）…標識図柄

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ＵＶ変色反射シート（１）の表面に別色に
   発光するＵＶ反射シートで任意の表示を現わす文字或は
   図柄又はその結合表示（２）を画き、両側面に紫外線照
   射体（３）を添設したことを特徴とした蛍光反射式標識
   板。