JP3032296U

JP3032296U - 歯科技工用研削機の補助操作装置

Info

Publication number: JP3032296U
Application number: JP1996006810U
Authority: JP
Inventors: 義昭水野
Original assignee: 義昭水野
Priority date: 1996-06-10
Filing date: 1996-06-10
Publication date: 1996-12-17
Anticipated expiration: 2002-06-10

Abstract

(57)【要約】【目的】歯科技工用研削機を使用して、石膏の模型を
形成する場合、足で足踏みスイッチをふむと電流が通
じ、電磁弁が作動し、弁が開いて通水を開始し、足を離
すと電流が切れ電磁弁の弁が閉まり水が止まるようにし
たものある。この装置は、小型のケースに入れ壁に掛け
て使用したり、ケースに入れずに直接、歯科技工用研削
機本体の内部に設置し使用する。【構成】歯科技工用研削機１２．の補助操作装置
１．に、水を水道の蛇口１６．より取り入れる耐圧ホー
ス２．、及び歯科技工用研削機の注水口１３．に接続し
て水を送水する耐圧ホース２，１と、電源コード３．、
水を出したり止めたりする電磁弁５．及び、歯科技工用
研削機の電源コード１５．の差込み用のコンセント１
０．とヒューズ９．、足踏みスイッチ４．よりなる歯科
技工用研削機の補助操作装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、歯科技工用研削機の補助操作装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

これまで歯科技工用研削機により石膏の模型を研削形成する場合、作業をする度に水道の蛇口を開栓してから電源スイッチを入れ、作業終了後は電源スイッチを切ってから水道の蛇口を閉栓しなければならず、手に石膏の模型を持ちながら、これらの作業をするのは非常に不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、歯科技工用研削機を使用して、石膏の模型を形成する場合に、上記のような不便があったので、これを改善するためなされたものである。すなわち、水道の栓の開閉と電源のスイッチの開閉を、単に足で足踏みスイッチを踏んだり離したりするだけの単純な操作をすることにより、電磁弁を操作して、自動的に水を出したり止めたりすることができるようにしたものである。

【０００４】その目的とするところは、形成しようとする歯科用の石膏の模型を手に持ったまま、足でスイッチを踏んだり、離したりするだけで、歯科技工用研削機を使用して行なう作業に必要な水の供給や停止などの制御を行なえるようにすることにある。本考案の装置によると、神経を作業に集中することができるので、速やかに石膏模型を研削形成加工ができる。又、この装置は縦１３ＣＭ，横８ＣＭ，奥行５ＣＭ程度の小型のケースに収容することができるので、壁にかけて使用したり、又、ケースに入れずに直接、この歯科技工用研削機の補助操作装置を歯科技工用研削機本体内部に直接、とり付けて使用することができる優れた特徴を有する。さらに、従来は、面倒だからと、忘れがちになっていた水の出しぱなし、がなくなって貴重な水資源の節約が出来ると共に、無駄な電力の消費をも無くすることにより、エネルギーの削減をも可能にしたのである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記、目的を達成するため、本考案における歯科技工用研削機１２．の補助操作装置１．には、水道の蛇口１６．と接続して水を受水するための耐圧ホース２．と、この水を歯科技工用研削機の注水口１３．に接続して水を供給する耐圧ホース２，１．、これらの耐圧ホースを接続するための止め金具６．及び電気を取り入れるための電源コード３．と、これを止める止め金具７．、水の供給を制御するための電磁弁５．歯科技工用研削機の電源コード１５を差込むためのコンセント１０．及びヒューズ９．、これらを操作する足踏みスイッチ４．と、これを止めるための止め金具８．により構成されている。

【０００６】

【作用】

本考案の装置を用いると、手に整形しようとする歯科用の石膏の模型を持ったまま、足でスイッチを踏むと電流が流れて、電磁弁の弁が開き水が出るので、随時、水を出しながら作業を行なうことが出来、作業を終えて水を止める場合は、単に足をスイッチから離すだけで電流が切れ、電磁弁の弁が閉まり水が自動的に止まる。

【０００７】

【実施例】

実施例については図面を参照して説明する。図１．に示したように、歯科技工用研削機１２．の補助操作装置１．の耐圧ホース２．を水道の蛇口１６．に接続し開栓する。ついで電源のコンセント１１．に電源コード３．を差し込み、耐圧ホース２，１．を歯科技工用研削機１２．の注水口１３．に接続し、耐圧ホース止め金具６．により固定する。ついで歯科技工用研削機の電源コード１５．をその専用のコンセント１０．に接続する。このコンセントには安全のためヒューズ７が取付けられている。まず水道の蛇口１６．を開栓し、形成しようとする石膏の模型を手に持って、足で足踏みスイッチ４．を踏むと電流が通じて、電磁弁５．の弁が開き水を通すので水が出るので、ここで石膏模型の形成作業を開始する。ついで作業を終了又は中断する場合には、足で踏んでいた足踏みスイッチより足を離すと、電流が切れて電磁弁の弁が閉まり水が止まる。すなわち、足で足踏みスイッチ４．を踏むだけの操作により水を出したり止めたりしながら、石膏模型の形成をすることができる。この操作の繰り返すことにより、石膏の模型を目的とする形に、安全で確実、速やかに形成加工することが可能である。（図１参照）歯科技工用研削機１２．に、本考案になる補助操作装置１．を接続して、実際に使用している実施図が第３図であり、電磁弁５．の電気回路を示したのが第４図である。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上記のように構成されているが、次にその効果を記載する。本考案にかかる歯科技工用研削機の補助操作装置により、石膏の模型を形成する時に、水を石膏模型に注水しながら形成加工するが、この時、足でスイッチを踏んだり離したりする簡単な操作をするだけで、必要とする水を出したり止めたり水を調節しながら、神経を集中して歯科用の石膏模型の形成加工が出来るため、迅速で然も美しい仕上げが得られる。又、水は必要に応じて足で足踏みスイッチを踏んだり離したりするだけの、簡単な操作により調節できるので、整形がしやすく、労力も少なくすむことになる。さらに、従来はつい忘れていて、水が出し放しになりやすかったという、欠点を取り除くとともに、貴重な水や電気など資源の節約にもつながるという大きな効果をも有するのである。然も、本考案にかかる歯科技工用研削機の補助操作装置は、小型であるから、これをケースに入れて壁に掛け使用してもよいし、また、ケースに入れずにそのまま直接、歯科技工用研削機本体内部に取り付けて使用出来る特徴を有する。

【０００９】

【図面の簡単な説明】

【図１】歯科技工用研削機の補助操作装置の断面図であ
る。

【図２】歯科技工用研削機の補助操作装置の斜視図であ
る。

【図３】歯科技工用研削機に補助操作装置を接続し、実
際に実施している参考図である。

【図４】電磁弁の電気回路を示した参考図である。

【符合の説明】

１．歯科技工用研削機の補助操作装置２．水道の蛇口に接続する耐圧ホース２，１．歯科用研削機の注水口と接続する耐圧ホース３．電源コード４．足踏みスイッチ５．水を出したり止めたりする電磁弁６．耐圧ホースの止め金具７．電源コードの止め金具８．足踏みスイッチコードの止め金具９．歯科技工用研削機の補助操作装置のヒューズ１０．歯科技工用研削機の電源コードを接続するた
めのコンセント１１．コンセント１２．歯科技工用研削機１３．歯科技工用研削機の注水口１４．歯科技工用研削機の排水口１５．歯科技工用研削機の電源コード１６．水道の蛇口

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】歯科技工用研削機１２．の補助操作装
置１．に水道の蛇口１６．を接続して水を取り入れる耐
圧ホース２．及び水を歯科技工用研削機の注水口１３．
に接続し送水するための耐圧ホース２，１．、この耐圧
ホースの止め金具６．歯科技工用研削機の電源コード１
５．を差込むためのコンセント１０．とヒューズ９．及
び電源コード３．と、この電源コードの止金具７．、水
をを出したり止めたり制御するための電磁弁５と電気を
入れたり止めたりするための足踏みスイッチ４．、この
足踏みスイッチのコードの止金具８．よりなる歯科技工
用研削機１２．の補助操作装置。