JP3031998B2 - 湿式複写機の現像装置 - Google Patents

湿式複写機の現像装置

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JP3031998B2
JP3031998B2 JP02333362A JP33336290A JP3031998B2 JP 3031998 B2 JP3031998 B2 JP 3031998B2 JP 02333362 A JP02333362 A JP 02333362A JP 33336290 A JP33336290 A JP 33336290A JP 3031998 B2 JP3031998 B2 JP 3031998B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はトナー容器を用いて現像液タンク内にトナ
ーを供給して湿式トナーとし、これを現像ユニットに供
給する湿式複写機の現像装置に関する。
従来の技術 従来前記のような形式の現像装置は、その概略が第13
図に示されているので、これを参照して説明する。この
装置は現像液タンク1を有し、この現像液タンク1にト
ナー容器2,チキンフイードバルブ5を有するデイスパー
サントボトル3を倒立して設置するとともに、給液ポン
プ4,これから現像ユニットへ湿式トナーを送給するため
の給液管6,現像ユニットからの戻流管7及びフロートス
イッチ8が設けられている。そしてそのトナー容器2と
しては、実開平1−125457号公報に開示されたようなガ
スにより膨張する第1室と、この第1室の膨張により収
縮し、かつ内部にトナーが収容されている第2室とを有
するものがある。
そして第2図にトナー容器2の口部13の詳細が示され
ており、この口部筒状部にハウジング11が設けられ、こ
れにばね12で常時突出傾向が付与されたノズル14が摺嵌
され、ノズル14はその突出時(右半部)にはシール弁16
がノズル孔17をシールしているが、後記するパッキング
71を含む補給機構によって押上げられる(左半部)と、
シール弁16が変形してノズル孔17を開放して内外を連通
するようになっている。
このようなものにおいて、その使用に際しては、第13
図に示すように空の現像液タンク1に希釈液を充填した
デイスパーサントボトル3をセットすると、この希釈液
はチキンフイードバルブ5による安定液面aまで補給さ
れる。
その後図示しない濃度センサによって液濃度を検知し
ながらトナー容器2のノズル孔17を開口して先端の吐出
口15から予め設定した液濃度となるまでトナーを補給す
る。
そしてコピー作動時に給液ポンプ4により、給液管6
を介して現像ユニット、クリーニング部等へ現像液を給
液し、これらから現像ユニットから現像液タンク1に戻
流管7を介して戻流される。このようにして現像液が現
像液タンク1から出て、該タンク1に戻るまでに所定の
回収時間を必要とし、そのため現像液タンク1内の液面
は安定液面aより低下し、これによりチキンフイードバ
ルブ5が作動してデイスパーサントボトル3から希釈液
が補給される。
このようにしてコピー量が増大すると、通常トナーは
固形成分と、希釈液と同成分の液体とからなり、このよ
うなトナーと希釈液がともに消耗して次第に少くなり、
したがってトナー及び希釈液が補給されることとなる
が、デイスパーサントボトル3内の希釈液が無くなる
と、現像タンク1内の現像液の液面が次第に低下し、下
限液面bに到達する。これとは反対にトナーを補給して
いるにも拘らず面積比率の高い原稿について多くコピー
すると、補給したトナーの固形分だけ消耗し、希釈液は
それとは無関係に増えるため液面が次第に上昇し、上限
液面cに到達し、このようにして現像タンク1内の現像
液は、前記の液面b〜c間において変化する。
その後コピー作動が終了して機械が停止し、現像ユニ
ットへの現像液の供給が停止すると、現像ユニットから
の回収液が現像液タンク1に戻流し、同タンク1内の現
像液が増えて液面dまで上昇し、この上昇分すなわちa
−dの現像液量はトラップ量と呼ばれる。
前記のように液面はたえず変化するので、トナー容器
2のセット位置によっては、トナーの吐出後トナー容器
2のノズル14の先端の吐出口15にトナーが乾燥固着し
て、つぎのトナー吐出が良好に行われなくなるという問
題があり、これを解消する方法としては、現像液タンク
1内の現像液の液面がb〜cのように変化しても、ノズ
ル14の吐出口15が常時現像液内に位置するようにし、そ
のために(1)ノズル14の長さを異常に長く形成する
か、または(2)トナー容器2全体を下方に設置するか
することが考えられる。
しかし(1)の方法では取扱いが厄介なのに加えて、
不用意に落下したりした際、ノズルを破損するという恐
れがあり、また(2)の方法ではトナー容器2の相当の
部分が現像液中に浸されることから、ぬれてしまってこ
れまた取扱いが不便であるというような問題がある。
そこでこの発明の目的は、前記のような従来の現像装
置のもつ問題を解消し、ノズルを格別長くしたり、また
トナー容器を現像液中に浸したりすることをしなくと
も、トナー容器のノズルの吐出口におけるトナーの乾燥
固着を防止することのできる現像装置を提供するにあ
る。
課題を解決するための手段 この発明は前記のような目的を達成するために、従来
の現像液タンクと、これに着脱可能に装着されるトナー
容器と、このトナー容器の開閉ノズルを開閉する開閉手
段と、現像液タンク内のトナー入り現像液を現像ユニッ
トに供給する給液手段とを具えた湿式複写機の現像装置
において、請求項1に記載の発明は、給液手段から該給
液手段に現像液を循環させる循環流路を設け、該循環流
路は給液管と、戻液管と、これらの管の中間に移動可能
に配置されて、これらの管を連結するとともに、トナー
容器の開閉ノズルの開閉手段を構成するジョイント部材
とを有し、前記開閉ノズルはジョイント部材の移動によ
って開閉するようになっていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、ジョイント部材は、中空筒
状のジョイント本体を有し、このジョイント本体には前
記給液管及び戻液管が接合される入口筒部及びそれより
小内径の出口筒部が設けられ、さらにジョイント本体の
上部には、トナー容器の開閉ノズルの吐出口が密着して
セットされ、ジョイント本体がトナー容器の開閉ノズル
の吐出口を開口する位置にあるとき、トナー容器の内部
とジョイント部材の内腔とを連通する連通孔を有する。
請求項3に記載の発明は、出口筒部の内径はジョイン
ト本体の内腔部の内径より小さく、ジョイント本体の内
腔部の容量をVとし、トナー容器の1回の最大トナー吐
出量をV1とした場合、V1>V>1/2V1となっている。
作用 請求項1の現像装置において、給液手段によって現像
液タンク内の現像液を現像ユニットに供給すると、それ
と同時に循環流路にも該現像液が環流し、開閉ノズルの
吐出口はこの流通現像液と接触するので、吐出口にトナ
ーが乾燥固着するようなことがない。
請求項2の現像装置において、トナー容器のセット時
に給液手段によって現像液タンク内の現像液を現像ユニ
ット等に供給すると、それと同時に現像液が給液手段か
ら給液管を経てジョイント部材のジョイント本体の側方
に設けられた入口筒部からジョイント本体の内腔部に導
入され、ここでトナー容器の吐出口からジョイント本体
上部の連通孔を介してジョイント本体の内腔内に吐出さ
れるトナーが混入されて、側方の入口筒部より小径の下
方の出口筒部を介して戻液管に導入されて給液手段に現
像液が循環される。
この際出口筒部の内径は入口筒部のそれより小径とな
っているので、給液手段による給液される現像液はジョ
イント本体の通気孔から外部に溢出し、ここに位置する
トナー容器の吐出口をぬらすので、ここにトナーが乾燥
固着することがない。
またトナー容器の吐出口部がジョイント本体の連通孔
口部に密着していることから、連通孔を介してジョイン
ト本体の内腔内に空気が侵入することがなく、したがっ
て給液手段内に空気が侵入してその給液能力を低下させ
ることがなく、また給液手段の作動停止時にあっても循
環流路内に侵入した空気により、該流路中の現像液が現
像タンクに回収されて、ジョイント本体の内腔内が空に
なってトナー容器の開閉ノズルの吐出口が空気にさらさ
れることがなく、このようにしてセットしたトナー容器
の開閉ノズルは、給液手段の作動、不作動にかかわらず
絶えず現像液に接触してここにトナーが乾燥固着するこ
とがない。
請求項3の現像装置において、ジョイント本体の内腔
の容量Vが最大吐出トナー量V1より大きいと、ジョイン
ト本体内へ給液手段による給液量を多くして、ジョイン
ト本体内の液圧が低下しないようにしなければならず、
もしこれに反して給液量が少いと液圧が低下して、トナ
ー容器の未セット時に連通孔から空気が循環流路内に侵
入して給液手段内に入り、給液手段内の給液圧力が減少
して給液能力が低下し、給液不能となるので給液量を多
くしなければならないが、容量Vを最大吐出トナー量V1
より小さくすることによってこのようなことが防止され
ることとなる。
さらに容量VがV1/2より小さいと、トナー容器の未セ
ット時にジョイント本体へ給液された現像液が連通孔か
ら外部へ噴出することとなるのを、容量VをV1/2より大
きくすることによってこのようなことが防止されること
となる。
実 施 例 前記従来例と同様の部分については、同一の符号を付
して説明を省略し、主として他の部分について説明す
る。
図面において、20は現像液タンク1の開口部に取付け
られたタンク基板を示し、このタンク基板20には傾斜し
た基板21が取付けられている。
そしてこの基板21に枢軸22でトナー容器2を収容する
インナホルダ23のブラケット24の基端が枢支されるとと
もに、前カバー26のブラケット27の基端が枢支され、前
カバーブラケット27の側壁に設けた弓形孔28には、ホル
ダブラケット24に設けたピン35が摺嵌している。そして
前カバーブラケット27の後方に延びる腕杆の先端にピン
40が設けられている。インナホルダ23の前カバー26の内
面と対向する外面に拡開ばね31が取付けられ、前カバー
26の上部には、枢軸32が設けられ、その一端は前カバー
26の外部にまで突出して、そこに図示しないハンドルが
取付けられ、この枢軸32にフック33が取付けられてい
て、このフック33は巻きばね34によって常時第1図で反
時計方向に付勢されている。
基板21には前カバー26と対向して後カバー36が設立さ
れ、その上端にはフック33と係合離脱する係合部37が設
けられている。後カバー36の一側部には第3図に示すよ
うに加圧板38が上下動可能に装着され、この加圧板38の
上部には縦方向に2個の長孔39が設けられ、この長孔39
に後カバー36にねじ込んだガイドピン41が摺嵌し、上方
のガイドピン41と、その下方において加圧板38に突設し
たピン42との間に第1引張ばね43を張設する。加圧板38
の下端部には補助加圧板44を上下動可能に装着し、この
補助加圧板44の上下には縦方向に2個の長孔46が設けら
れ、この長孔に加圧板38にねじ込んだガイドピン47が摺
嵌し、その中間に設けた凸部48と、その上方において加
圧板38に突設したピン49との間に第1引張ばね43より大
きな引張力を有する第2引張ばね51を張設する。そして
加圧板38の上端には加圧部52が、また補助加圧板44の下
端には受圧部53が設けられている。
基板21の一端近くに枢軸22と同一軸線を有する枢軸54
が設けられ、また他端にはソレノイド57が倒立して設け
られ、枢軸54に開閉アーム56の基端が枢支され、この開
閉アーム56の自由端はソレノイド57のプランジヤ58にリ
ンク65を介して連結され、開閉アーム56と基板21との間
には引張ばね59が張設されている。
基板21のほぼ中央に開口部55が設けられ(第6図)、
これにトナー容器2の口部13を支承する受座60が装着さ
れるとともに、その裏面には第4図に示すようなガイド
台61が取付けられ、このガイド台61は下部開放の箱形と
なっていて、その中央に円形孔63が、また側板には下部
開口の溝孔62が設けられている。そしてこのガイド台61
の開閉アーム56と直角向きの側板にL型のガイド板66の
起立片が取付けられ、ガイド板66の底板には第4図にみ
られるように可撓性パッキング64が装着された透孔が設
けられている。
ガイド板66の底板に、第5図に示すようにパッキング
64に挿脱可能に嵌入した出口筒部67を、その上部に中空
のジョイント本体68をもつジョイント部材69が装着さ
れ、ジョイント本体68の一側にほぼ直角向きに入口筒部
70が分岐されている(第8図)。ジョイント本体68の頂
部にはトナー容器2のノズル14の先端と当接する有孔パ
ッキング71が設けられており、パッキング71の連通孔75
によってノズル14の吐出口15とジョイント本体68の内部
とは連通しており、また入口筒部70と直角方向の直径上
の外周に溝孔62に摺嵌するガイドピン72が突設されてお
り、このガイドピン72は開閉アーム56の上辺に担持され
ている。
給液ポンプ4のケーシング73の上方外周部に出口管74
を設け、この出口管74とジョイント部材69の入口筒部70
を給液管76で連通し、またケーシング73の中央底部に吸
液口77を設け、この吸液口77とジョイント部材69の出口
筒部67とを戻液管78で連通して、これらにより現像液循
環流路を形成し、戻液管78は出口筒部67の外径より大き
な直径の吸液口79で出口筒部67に外嵌するとともに、中
間に吸液口81を有している。ケーシング73内に配置され
たロータ82は歯車伝動機構83を介して、図示しない駆動
部材によって回転する回転軸84の下端に取付けられてお
り、86は図示しない現像ユニットへの給液管を示す。
前記のものにおいて、トナー容器2をセットするに際
しては、第1図においてフック33を枢軸32を回動するこ
とによって、時計方向に回動して係合部37との係合をは
ずし、前カバー26を枢軸22(第3図)を中心として、第
1図に鎖線に示す位置へ回動し、弓形孔28とピン35との
係合によって、インナホルダ23及びこれに保持されたト
ナー容器2を同方向に回動する。そこで使用ずみのトナ
ー容器2をインナホルダ23から抜取り、新しいトナー容
器2をインナホルダ23に挿入したうえ、前カバー26を前
と反対方向へ回動する。
この回動の終期において、ばね31の作用によってまず
インナホルダ23が基板21に対して正立した位置に到達
し、その後ばね31を押圧しながら前カバー26が第1図示
の閉鎖位置に到達し、フック33の傾斜面が係合部37を越
えたところでばね34の力によって自動的にフック33が係
合部37に係合する。
このように前カバー26が閉鎖位置に到達する過程にお
いて、前カバーブラケット27の腕杆の先端に設けられた
ピン40(第3図)が、補助加圧板44の下端の受圧部53に
当接押圧して第1ばね43の引張力に抗して加圧板38を下
降し、その上端の加圧部52がトナー容器2の頂部に係合
してトナー容器2を一応セットする。ついでピン40がさ
らに下降することによって、今度は補助加圧板44の頭部
48が第2ばね51を介してピン49すなわち加圧板38に下向
き力を加えて加圧部52がトナー容器2をさらに加圧し、
トナー容器2の口部13をジョイント部材69の受座60に密
着させるとともに、ノズル14の先端をパッキング71に密
着させて、ノズル14の吐出口15とパッキング71の連通孔
75を連通させる。その際のノズル14は第2図右側に示す
ように下方に延出してノズル孔17は閉鎖されている。
このようにすることにより、トナー容器2の初期のセ
ットは枢軸22を中心とするインナホルダ23の回動によっ
て行って、そのノズル14の先端面がパッキング71の表面
と平行となるのを待って、加圧されて垂直方向に下動す
ることとなるので両面は均一な状態で密着することとな
る。
この装置において、トナーのトナー容器2からの補給
は、後記するようにソレノイド57の作用によって開閉ア
ーム56を上昇することによって行うこととなるので、ソ
レノイド57の作動ストロークを余り余裕をもったものと
するのは望ましくなく、通常ノズル14の長さはばらつき
があることから、トナー容器2はその口部13で基板21に
支承することとし、またトナー容器2もその高さにばら
つきがあるが、補助加圧板44に長孔46があり、第2ばね
51によりそのばらつきとは関係なく、加圧部52でトナー
容器2を強固に保持することができる。
前記のようなものにおいて、トナー容器2のノズル14
の先端とジョイント部材69のパッキング71との密着面
は、第8図において安定液面dまたは基板21よりも少し
上に位置するようにし、給液ポンプ4を作動すると、給
液管86で現像ユニットに現像液を供給する一方、出口管
74,給液管76,ジョイント部材69,戻液管78を経て循環流
を発生し、ジョイント部材69のジョイント本体68の上部
において、連通孔75から現像液の一部をジョイント部材
69外に溢出させ、ノズル13の吐出口15及びパッキング71
を浸潤することとなる。
パッキング71の位置を前記のような液面位置とするこ
とにより、トナー容器2を取り外した際でも、パッキン
グ71が現像液中にあってここから空気が浸入するのを防
止する。もしそうでないと給液ポンプ4による循環液が
ここから溢れるような給液量がない場合、液の安定レベ
ルdがパッキング71より下方となる液面レベルeとなっ
て、ここから空気が入り込むのを阻止することができ
ず、入り込んだ空気が給液ポンプ4内に入ってポンプ4
内の給液の圧力が下がり、給液能力が低下して給液不良
となる。
さらにこのジョイント部材69は、パッキング71の連通
孔75から現像液を溢出させるために、第8図に示すよう
な構造となっている。このジョイント部材69にあって、
給液管76,ジョイント本体68,出口筒部67の内径をそれぞ
れd1,d2,d3とすると、d1>d3となっていてこれにより前
記のようなことを達成することができる。そしてこれと
は別にd1とd2との関係はd1>d2となっており、これはパ
ッキング71の連通孔75を経てトナー容器2から瞬間的に
トナーがジョイント本体68内に吐出されるが、その際こ
のジョイント本体68内の容積が、1回のトナーの吐出量
に近いか、またはそれより大きいことが必要だからであ
る。もしそうでないと高粘度の吐出トナーにより内部が
閉塞され、このように閉塞されると給液管76から供給さ
れる現像液ではそれを開放することができなくなる。
つぎに第5図にみられるように、戻液管78に吸液口81
を設けたのは、給液ポンプ4はジョイント部材69だけで
はなく、現像ユニットや濃度センサ等へも給液するもの
であり、そのために現像液の絶対量が不足するのを防止
するためであり、この際吸液口81は反対に戻液管78外に
逸出するのを防止するため、出口筒部67の軸線と戻液管
78とが交叉する部分には設けない。
つぎに現像液タンク1にトナーを補給するに際して
は、前記した従来の装置と同様にして濃度センサから指
令がでると、ソレノイド57が作動して開閉アーム56を枢
軸54を中心にして回動し、ジョイント部材69のガイドピ
ン72を担持してジョイント部材69を上動し、この際ジョ
イント部材69の出口筒部67はその下部が戻液管78の吸液
口79中を抵抗なく、また上部はパッキング64に支持され
てジョイント部材69が真直ぐに上動するのを助ける。
このようにして上動されたジョイント部材69に押され
て、トナー容器2のノズル13は上動し、ノズル孔17が開
口して吐出口15から瞬間的にトナーを連通孔75を介して
ジョイント部材69内に吐出することとなるが、その際の
ノズル14のストロークと、吐出量との関係が第9図に示
されている。これからわかるようにノズル14のストロー
クX(第2図)が0.5mmとなったときノズル孔17が開き
始め、1mmを少し超えたところで全開して全吐出状態と
なる(第7図)。
第10図には各異る内圧のトナー容器につき、ノズルス
トロークと、ノズル押圧力と、トナー容器のバルブ単体
の押圧力とにつき、実測した結果を示し、はそれ
ぞれ内圧が6.4;9.2;10.0kg/cm2のトナー容器に関し、
はバルブ単体の押圧力をそれぞれ示す。
ここでノズル孔17が開口し始めるノズルストローク0.
5mmの場合についてみると、バルブ単体の押圧力は約0.9
kgfであり、したがってこの押圧力とアーム比率を考え
たときにノズルに加わる力が等しい力のばね59を使って
開閉アーム56を保持してもノズル孔17が開口することが
ない。そこでばね59を開閉アーム56及びジョイント部材
69の重量、ならびに給液管76の移動抵抗、ソレノイド57
のプランジヤ58及びリンク65の重量等を加味して、それ
に0.9kgfをプラスした引張力を有するものとすれば、ソ
レノイド57の不作動時にノズル孔17を開口することな
く、パッキング71をノズル14の吐出口15に密着させるこ
ととなる(第6図)。そしてこの際プランジヤ58をばね
59で常時ソレノイド57側に押上げているので、リンク65
のがたつきや、ソレノイド57の設置位置のばらつき等が
あっても、これを吸収することができるのに加えて、ソ
レノイド57は小さい押上力のものとすることができる。
第11図は内圧10kg・cm2のトナー容器におけるノズル
ストローク2.5mmの際の開閉レバーのレバー比と、ソレ
ノイド57の吸引力特性とを示し、はソレノイド57の吸
引力特性を、または第4図において枢軸54とガイドピ
ン72,ガイドピン72とリンク65の枢支点との間の距離が
相等しい場合のそれを示す。
ところでトナー補給の不良は、前記のようにトナー容
器2の吐出口15にトナーが乾燥固着することによるばか
りでなく、これを防止するためのジョイント部材69の構
成にも関係するものである。すなわちトナー容器2の吐
出口15にトナーが乾燥固着するのが防止されても、ジョ
イント本体68の内腔が高粘度の吐出トナーによって閉塞
されると、吐出口15が閉塞されると同様にトナーの補給
不良が発生する。
第12図に2つの異なるトナー容器(1)(2)におけ
る吐出回数と、各吐出回ごとにおける吐出量を示してあ
る。
このようなデータに基いてえられた結論は、ジョイン
ト本体68の内腔の容量をV、トナーの最大吐出量をV1と
したとき、V1>V>V1/2とすればよいということであ
る。すなわちV1>Vとなっていることにより、ジョイン
ト部材69への給液量を多くしなくとも、ジョイント部材
69の内腔内における液圧が低下することなく、したがっ
てトナー容器2の未セット時であっても、連通孔75から
空気の侵入するのが防止され、空気の侵入により給液ポ
ンプ4が給液不能となることが防止される。
またV>V1/2となっていることにより、トナー容器2
の未セット時において、給液量を少くしなくとも連通孔
75から現像液が噴出するのが防止される。もしV<V1/2
とすると、吐出量が最大吐出量V1に近い場合、トナーに
よってジョイント本体68の内腔が閉塞することとなる。
そしてこの場合、ジョイント本体68において、入口筒
部70と出口筒部67とが側方及び下方に設けられてほぼ90
度の配置となっており、連通孔75と出口筒部67とはほぼ
共通の軸線を有することから、真上から吐出されたトナ
ーは側方から供給される現像液によって真下に洗い流さ
れる結果となって、ジョイント本体68内に停滞すること
がない。
発明の効果 この発明は前記のようであって、トナー容器の開閉ノ
ズルの吐出口は、現像液タンク内において給液手段から
該給液手段へ現像液を循環させる循環流路に開口してい
るので、現像液タンク内の液面レベルのいかんに拘ら
ず、該現像液に絶えず浸されていてここにトナーが乾燥
固着することがなく、さらにそのような開閉ノズルの吐
出口に付勢手段によって付勢された開閉手段が絶えず密
着しているため、ノズルの吐出口がみだりに開口してこ
こから空気が侵入して、循環流路を経て作動中の給液手
段の能力を低下させるのを防止するとともに、給液手段
の不作動時において循環流路が空になって吐出口が空気
にさらされて、トナーが乾燥固着するのを防止する等の
効果がある。
またトナー容器の開閉ノズルの吐出口部に、トナー容
器のセット時は常に現像液タンク内において給液手段か
ら該給液手段へ現像液を循環させる循環流路の一部を構
成しているジョイント部材の連通孔部が付勢手段によっ
て密着させられているので、該吐出口は給液手段の作
動、不作動及び現像液タンク内の液面レベルのいかんに
拘らず、ジョイント部材内を充たしている現像液に絶え
ず浸されていてここにトナーが乾燥固着することがな
く、トナー容器の未セット時にあっても給液手段によっ
て現像液が絶えず循環流路中を循環しているので、ジョ
イント部材の連通孔からみだりに空気が侵入して、循環
流路を経て作動中の給液手段の能力が低下するのを防止
する等の効果がある。
さらにトナー容器の開閉ノズルの吐出口部は、ジョイ
ント部材の連通孔口に密着しており、ジョイント部材の
ジョイント本体の内腔には側方の入口筒部を介して給気
手段により現像液が導入され、この現像液はトナー容器
の吐出口から吐出され、上方の連通孔を介してジョイン
ト本体の内腔内に吐出されるトナーがこれに混入して下
方の出口筒部から給液手段に循環され、その間入口筒部
より出口筒部の内径が小径となっていることから、現像
液の一部は連通孔から溢出して常にトナー容器の吐出口
をぬらしているので、該吐出口にトナーが乾燥固着する
のが防止され、また該吐出口部が連通孔部に密着してい
ることから、ここから空気が侵入して給液手段の給液能
率を低下させて給液不能とするというようなことがない
等の効果がある。
さらにジョイント部材の出口筒部の内径は、ジョイン
ト本体の内腔の内径より小さく、この内腔の容量Vはト
ナーの最大吐出量V1との間でV1>V>V1/2という関係に
なっており、上部の連通孔と下部の出口筒部はほぼ共通
の軸線をもつことから、ジョイント部材への給液量を多
くしなくともジョイント部材への空気の侵入が阻止され
て、給液手段の能力低下を招くことなく、またトナー容
器の未セット時において連通孔から現像液が噴出するの
が防止され、さらにジョイント本体の内腔がトナーで閉
塞されるのを防止できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の一部切欠縦断正面図、第2
図は同上のトナー容器の口部の縦断面図、第3図は第1
図のものの一部の分解斜面図、第4図は第1図のものの
さらに他の一部の分割斜面図、第5図は第1図のものの
さらに他の一部の縦断面図、第6図は第1図のもののさ
らに他の一部のトナー非吐出時における断面図、第7図
は同上のトナー吐出時における断面図、第8図は第1図
のもののジヨイント部材の断面図、第9図は第1図のも
ののノズルストロークと吐出量との相関図、第10図は同
ノズルストロークとノズル押圧力との相関図、第11図は
開閉レバーのレバー比とソレノイドの吸引力特性との相
関図、第12図は吐出回数と各吐出回ごとの吐出量との相
関図、第13図は従来のこの種の現像装置の概略図であ
る。 1……現像液タンク、2……トナー容器 4……給液ポンプ、11……ハウジング 12……ばね、13……口部 14……ノズル、15……吐出口 16……シール弁、17……ノズル孔 23……インナホルダ、26……前カバー 36……後カバー、38……加圧板 44……補助加圧板、52……加圧部 53……受圧部、56……開閉アーム 57……ソレノイド、69……ジョイント部材 70……入口筒部、71……パッキング 76……給液管、78……戻液管

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像液タンクと、内部に圧力発生部材とト
    ナーとを収容して開閉ノズルを有し、現像液タンクに着
    脱可能に装着されるトナー容器と、前記開閉ノズルを開
    閉するための開閉手段と、前記現像液タンク内に配置さ
    れて、現像液を現像ユニットに送給する給液手段とを具
    えた湿式複写機の現像装置において、前記給液手段から
    該給液手段に現像液を循環させる循環流路を設け、該循
    環流路は給液管と、戻液管と、これらの管の中間に移動
    可能に配置されて、これらの管を連結するとともに、ト
    ナー容器の開閉ノズルの開閉手段を構成するジョイント
    部材とを有し、前記開閉ノズルはジョイント部材に密着
    してセットされて、ジョイント部材の移動によって開閉
    するようになっていることを特徴とする湿式複写機の現
    像装置。
  2. 【請求項2】ジョイント部材は、中空筒状のジョイント
    本体を有し、このジョイント本体には前記給液管及び戻
    液管が接合される入口筒部及びそれより小内径の出口筒
    部が設けられ、さらにジョイント本体の上部にはトナー
    容器の開閉ノズルの吐出口が密着してセットされ、ジョ
    イント本体がトナー容器の開閉ノズルの吐出口を開口す
    る位置にあるときは、トナー容器の内部とジョイント部
    材の内腔とを連通する連通孔を有する請求項1に記載の
    湿式複写機の現像装置。
  3. 【請求項3】出口筒部の内径は、ジョイント本体の内腔
    部の内径より小さく、内腔部の容量をVとし、トナー容
    器の1回の最大トナー吐出量をV1とした場合、V1>V>
    1/2V1となっている請求項2に記載の湿式複写機の現像
    装置。
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