JP3031946U - 汚染色素物質除去用イオン交換濾過装置 - Google Patents
汚染色素物質除去用イオン交換濾過装置Info
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- JP3031946U JP3031946U JP1996001428U JP142896U JP3031946U JP 3031946 U JP3031946 U JP 3031946U JP 1996001428 U JP1996001428 U JP 1996001428U JP 142896 U JP142896 U JP 142896U JP 3031946 U JP3031946 U JP 3031946U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 主として排水に含まれる色素分子、鉛、銅、
砒素等の汚染色素物質を水温には全く関係なく除去でき
るようにして無色透明な水に還元できる汚染色素物質除
去用イオン交換濾過装置を得ようとするものである。 【解決手段】 水を透過して浄化する濾水タンク1に於
て、該タンク1内の透過床材4の上部に粒状に造粒した
電気石(ゼオライト)、吸着性を有する自然石又はその
混合物の電荷を有する鉱石2を所要厚さの層3に載積
し、色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質を含有す
る被処理水を該造粒帯電荷鉱石層3に透過させ、その透
過過程でそれを吸着除去する。
砒素等の汚染色素物質を水温には全く関係なく除去でき
るようにして無色透明な水に還元できる汚染色素物質除
去用イオン交換濾過装置を得ようとするものである。 【解決手段】 水を透過して浄化する濾水タンク1に於
て、該タンク1内の透過床材4の上部に粒状に造粒した
電気石(ゼオライト)、吸着性を有する自然石又はその
混合物の電荷を有する鉱石2を所要厚さの層3に載積
し、色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質を含有す
る被処理水を該造粒帯電荷鉱石層3に透過させ、その透
過過程でそれを吸着除去する。
Description
【0001】
本考案は、主として排水に含まれる色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質 を吸着除去して無色透明な水にできるようにした汚染色素物質除去用イオン交換 濾過装置に関するものである。
【0002】
従来、例えば、工場排水などに含まれる色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素 物質の除去処理は、主として微生物を利用したバイオ技術が一般的である。
【0003】 その微生物を利用したバイオテクノロジーによる水処理は、それによって処理 される被処理水が所定の水温より低下すると、当該微生物の活動が減退して処理 能力が低下する。そして、それ以下に水温が低下すると当該微生物の活動は著し く減衰するか、殆ど活動が停止した状態となって処理能力を失い、排水処理が困 難となり、たれ流し同然になることがある。
【0004】
本考案は、主として排水に含まれる色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質 を水温には全く関係なく除去できるようにして無色透明な水に還元できる汚染色 素物質除去用イオン交換濾過装置を得ようとするものである。
【0005】
本考案は上記の如き観点に鑑みてなされたものであって、水を透過して浄化す る濾水タンクに於て、該タンク内の透過床材の上部に粒状に造粒した電気石(ゼ オライト)、吸着性を有する自然石又はその混合物の電荷を有する鉱石を所要厚 さの層に載積し、色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質を含有する被処理水 を該造粒帯電荷鉱石層に透過させ、その透過過程でそれを吸着除去する汚染色素 物質除去用イオン交換濾過装置を提供しようとするものである。
【0006】
次に、本考案の作用について説明する。 色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質を含む工場排水等の被処理水を、高 さ約1.2メートル、径約50センチメートルの濾水タンクの中の透過床材の上 部に例えば約1メートル積載された粒状の電気石(ゼオライト)、吸着性を有す る自然石又はその混合物の電荷を有する鉱石に必要に応じて砂等の増量材を混合 又は層状に入れている造粒帯電荷鉱石層に1Kg/cm2程度の水圧で透水させる。
【0007】 前記被処理水に存在する色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質は前記造粒 帯電荷鉱石層の流通の過程で吸着除去される。
【0008】
以下、図面を参照しながら説明する。 図1は、本考案の一実施例の濾水タンクの内部を示す断面図であって、該濾水 タンク1は高さ約1.2メートル、径約50センチメートルに形成されている。 該濾水タンク1内には1ミリメートル径程度の粒状に造粒した電気石(ゼオライ ト)、吸着性を有する自然石又はその混合物の電荷を有する鉱石2である造粒帯 電荷鉱石層3が該タンク1内の透過床材4の上部に約1メートルの厚さで載積さ れている。
【0009】 図2は、本考案の他の実施例の濾水タンクの内部を示す断面図であって、該濾 水タンク1の大きさは前記実施例と同様である。 タンク1内部は該タンク内底面との間に所定の間隔を置いた透過床材4で仕切 られ、その上部空間は該タンク内天頂よりも低い隔離壁7で区分されて複数の空 室8が設けられている。該タンク1の底部には前記空室8の一つに通じる入水パ イプ9および一つ以上の出水パイプ10が取り付けられており、該隔離壁7の位 置より上方には上部パイプ11が取り付けられている。前記透過床材4の上側の 各空室8に粒状に造粒した電気石(ゼオライト)、吸着性を有する自然石又はそ の混合物の電荷を有する鉱石2が所要厚さの層3に載積されている。
【0010】 前記造粒帯電荷鉱石層3には必要に応じて砂等の増量材を混合又は層状に入れ ることもできる。
【0011】 上記の一実施例の場合は、色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質を含む被 処理水を前記濾水タンク1の頂部に設けられた入水管5から1kg/cm2程度の水 圧を負荷して散水する。該散水された水流は造粒帯電荷鉱石層3を透水する。そ の透水過程で被処理水に存在する色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質は吸 着除去される。そして、該造粒帯電荷鉱石層3を流通し終えた被処理水は透過床 材4を通り、該濾水タンク1の底部に設けられた出水管6から外部に流出する。
【0012】 上記の他の実施例の場合は、色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質を含む 被処理水を1kg/cm2程度の水圧を負荷して下部中央の入水パイプ9から噴出さ せる。該噴流はその中央の空室8の造粒帯電荷鉱石層3を噴き上がり隔離壁7を 溢流して隣の空室8の造粒帯電荷鉱石層3を流下して還流透過する。その還流透 過過程で被処理水に存在する色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質は吸着除 去される。そして該造粒帯電荷鉱石層3を流下した被処理水は透過床材4を通り 、該濾水タンク1の下部の出水パイプ10から外部に流出する。
【0013】
以上の説明により明らかなように、本考案によれば、色素分子、鉛、銅、砒素 等の汚染色素物質を含む被処理水を、その水温に全く関係なく、造粒帯電荷鉱石 層に通過させるだけの簡単な手法で、それらの汚染色素物質を除去して無色透明 な水にできるものである。
【0014】 従って、染色工場、パルプ工場、食品工場、化学工場、下水道などの排水から 色素分子、鉛、銅、砒素等の外、油性分、パルプ樹脂等を含む汚染色素物質の除 去に顕著な貢献を果すものである。
【図1】本考案の一実施例の濾水タンクの内部を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本考案の他の実施例の濾水タンクの内部を示す
断面図である。
断面図である。
1 濾水タンク 2 粒状に造粒した電気石(ゼオライト)、吸着性を有
する自然石又はその混合物の電荷を有する鉱石 3 造粒帯電荷鉱石層 4 透過床材 5 入水管 6 出水管 7 隔離壁 8 空室 9 入水パイプ 10 出水パイプ 11 上部パイプ
する自然石又はその混合物の電荷を有する鉱石 3 造粒帯電荷鉱石層 4 透過床材 5 入水管 6 出水管 7 隔離壁 8 空室 9 入水パイプ 10 出水パイプ 11 上部パイプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/48 C02F 1/48 B 1/58 ZAB 1/58 ZABD 1/62 ZAB 1/62 ZABZ
Claims (3)
- 【請求項1】 水を透過して浄化する濾水タンク1に於
て、該タンク1内の透過床材4の上部に粒状に造粒した
電気石(ゼオライト)、吸着性を有する自然石又はその
混合物の電荷を有する鉱石2を所要厚さの層3に載積
し、色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素物質を含有す
る被処理水を該造粒帯電荷鉱石層3に透過させ、その透
過過程でそれを吸着除去することを特徴とする汚染色素
物質除去用イオン交換濾過装置。 - 【請求項2】 水を透過して浄化する濾水タンク1に於
て、該タンク1内部は該タンク内底面との間に間隔を置
いた透過床材4で仕切られ、その上部空間は該タンク内
天頂よりも低い隔離壁7で区分されて複数の空室8が設
けられ、該タンク1の底部には前記空室8の一つに通じ
る入水パイプ9および一つ以上の出水パイプ10が取り
付けられ、該隔離壁7の位置より上方には上部パイプ1
1が取り付けられ、前記透過床材4の上側の各空室8に
粒状に造粒した電気石(ゼオライト)、吸着性を有する
自然石又はその混合物の電荷を有する鉱石2を所要厚さ
の層3に載積し、色素分子、鉛、銅、砒素等の汚染色素
物質を含有する被処理水を前記隔離壁7を溢流させて該
造粒帯電荷鉱石層3を還流透過させ、その還流透過過程
でそれを吸着除去することを特徴とする汚染色素物質除
去用イオン交換濾過装置。 - 【請求項3】 上記造粒帯電荷鉱石層3には砂等の増量
材が混合又は層状に入っている請求項1乃至2のいずれ
かに記載の汚染色素物質除去用イオン交換濾過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001428U JP3031946U (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 汚染色素物質除去用イオン交換濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996001428U JP3031946U (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 汚染色素物質除去用イオン交換濾過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3031946U true JP3031946U (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=43166877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996001428U Expired - Lifetime JP3031946U (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 汚染色素物質除去用イオン交換濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3031946U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0516675U (ja) * | 1991-08-07 | 1993-03-02 | 冨士シール工業株式会社 | 電子レンジ加熱調理用食品包装体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61174945A (ja) * | 1985-01-30 | 1986-08-06 | Kitakiyuushiyuu Kogai Gijutsu Center:Kk | 金属イオンの選択吸着剤 |
JPH03229690A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-11 | Nishi Nippon Sangyo Kk | 天然ゼオライトを用いた浄水器用浄化剤 |
JPH03249989A (ja) * | 1990-02-27 | 1991-11-07 | Kubo Gijutsu Jimusho:Kk | 電気石結晶によるイオン物質の電着除去方法と金属電着電気石結晶 |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP1996001428U patent/JP3031946U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61174945A (ja) * | 1985-01-30 | 1986-08-06 | Kitakiyuushiyuu Kogai Gijutsu Center:Kk | 金属イオンの選択吸着剤 |
JPH03229690A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-11 | Nishi Nippon Sangyo Kk | 天然ゼオライトを用いた浄水器用浄化剤 |
JPH03249989A (ja) * | 1990-02-27 | 1991-11-07 | Kubo Gijutsu Jimusho:Kk | 電気石結晶によるイオン物質の電着除去方法と金属電着電気石結晶 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0516675U (ja) * | 1991-08-07 | 1993-03-02 | 冨士シール工業株式会社 | 電子レンジ加熱調理用食品包装体 |
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