JP3031926U - 金属体検出スイッチ - Google Patents
金属体検出スイッチInfo
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- JP3031926U JP3031926U JP1994013184U JP1318494U JP3031926U JP 3031926 U JP3031926 U JP 3031926U JP 1994013184 U JP1994013184 U JP 1994013184U JP 1318494 U JP1318494 U JP 1318494U JP 3031926 U JP3031926 U JP 3031926U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 現在実用化しているこの種の金属体検出
スイッチの抱えている諸問題を皆無とし、低価格で高品
質の金属体検出スイッチを提供することを目的とする。
【構成】 長方形のケース体に於て、その厚み方向
に被検出金属体を通過させ、その通過を検出する為の検
出孔を設け、また、その検出孔の壁面の一部に磁性体を
配置し、検出孔側から見て検出孔を挟んで磁性体と対向
する位置より僅かに右にずらした位置にリードスイッチ
を配置し、更にその両端を電子回路の入力側に接続す
る。 また、電子回路へプラス電源を供給するプラス電
源端子は、遊技機器へ接続して遊技機器よりプラス電源
を、マイナス電源端子兼電源出力端子も外部負荷回路を
介して遊技機器のマイナス電源部に接続して、マイナス
電源の供給を受けるようにする。
スイッチの抱えている諸問題を皆無とし、低価格で高品
質の金属体検出スイッチを提供することを目的とする。
【構成】 長方形のケース体に於て、その厚み方向
に被検出金属体を通過させ、その通過を検出する為の検
出孔を設け、また、その検出孔の壁面の一部に磁性体を
配置し、検出孔側から見て検出孔を挟んで磁性体と対向
する位置より僅かに右にずらした位置にリードスイッチ
を配置し、更にその両端を電子回路の入力側に接続す
る。 また、電子回路へプラス電源を供給するプラス電
源端子は、遊技機器へ接続して遊技機器よりプラス電源
を、マイナス電源端子兼電源出力端子も外部負荷回路を
介して遊技機器のマイナス電源部に接続して、マイナス
電源の供給を受けるようにする。
Description
【0001】 [産業上の利用分野] 本考案は、パチンコ機器の内部に装備させ、検出孔にパチンコ玉を通過させる ことに依るパチンコ玉の計数、又は、金属加工工場に於て、加工した金属体を検 出孔に通過させ、金属体の通過数を計数するに関する。
【0002】 [従来の技術] 現在これらの金属体の検出スイッチには、電磁誘導方式、接点方式、光電方式 が実用になっている。
【0003】 電磁誘導方式は、当該検出スイッチの検出部分にコイルを用い、コンデンサ、 半導体などと組合せて高周波発振回路を構成させ、金属体が接近したとき、発振 状態が変化することを応用した方式であり、接点方式は、有接点スイッチにレバ ーを取り付けて接点部分と連動させ、レバーが検出体に接することに依り、スイ ッチを開閉させる方式であり、光電方式は、検出孔の壁面の一端に、赤外線発光 素子を配設し、また、検出孔を挟んで対向する検出孔壁面に受光素子を配置して 、検出物体が検出孔を通過するとき、発、受光素子間の光路を遮ることによって 、検出物体の有無を検出する方式である。
【0004】 [考案が解決しようとする課題] しかしながら電磁誘導方式は、一般の業務用無線、ラジオ及びテレビジョン放 送、アマチュア無線等の電磁波放射機器から放射される電磁波を受信して誤動作 を起こし易く、接点方式は、スイッチの接点部の摩耗に依って動作不能となった り、チャタリングを起こしたり、また、光電方式は、発光素子か経時変化に依っ て劣化したり、又は発、受光素子間の光路に塵埃が付着して動作不能になったり している。
【0005】 本考案の金属体検出スイッチは、これらの欠点をすべて解決し、長寿命で且つ 、安価で優れた金属体検出スイッチを提供することを目的とする。
【0006】 [課題を解決するための手段] これらの課題を解決する為、本考案の手段として、被検出物体である金属体が 通過可能な検出孔を有するケース体に於て、検出孔の壁面、又は壁面内に、磁性 体からの磁界を感知して開閉部が開閉するリードスイッチを配置し、また、リー ドスイッチを制御する磁性体は、検出孔側から見て、リードスイッチの背後、又 は検出孔を挟んでリードスイッチに対向する位置に配置する。
【0007】 リードスイッチの両端は、半導体で構成された電子回路からなる無接点スイッ チに接続され、リードスイッチが磁力線を検出して開閉部を開閉することに依り 、この無接点スイッチの出力電圧を、HレベルからLレベルへと動作させている 。
【0008】 [作用] 今、検出孔に金属体が不通過なときは、磁性体からの磁力線のみではリードス イッチは感知せず、これに依って、リードスイッチの開閉部は、開の状態を維持 し、電子回路からなる無接点スイッチの出力電圧レベルも、Hレベルの状態を維 持する。
【0009】 次に検出孔を金属体が通過するときは、金属体を介してリードスイッチに多く の磁力線が集合し、リードスイッチは、この磁力線を感知して開閉部が開から閉 の状態となり、リードスイッチに接続されている電子回路の出力電圧もHレベル からLレベルとなり、容易に金属体の通過を検出することが出来る。
【0010】 [実施例] では本考案の実施例について、図面を参照して説明する。
【0011】 図1は本考案の金属体検出スイッチの全体図を、図2は本考案の金属体検出ス イッチの電子回路部分を示す。
【0012】 図1において、ケース体11は、合成樹脂を用い、これを成型させて基体とし 、このケース体11には、被検出物体である金属体19の通過が可能な検出孔1 2を有し、この検出孔の壁面内の一端に磁力線を検出して開閉部部を開閉させる リードスイッチ13を配置し、また、磁力線を生じさせる磁性体14を、検出孔 12側から見て、リードスイッチ13の背面に配備させ、リードスイッチ13の 両端に、電子回路15を接続しておく。
【0013】 電子回路15は、回路基板16内に収められ、この回路基板16には、リード スイッチ13の接続部分の他、金属検出機本体、又はパチンコ機本体等から直流 電源の供給を受ける為のプラス側接続端子17、ならびにマイナス側電源端子と 電子回路の出力を兼ねた接続端子18を有し、ケース体11に装着されている。
【0014】 では本考案の実施例について、その動作を説明する。
【0015】 今、被検出物体である金属体19が検出孔12を不通過なときは、リードスイ ッチ13は、磁性体14からの磁力線が不検出となる様に調整されている為、リ ードスイッチ13の開閉部は、開の状態を維持し、リードスイッチ13に接続さ れている電子回路15からなる無接点スイッチの出力電圧も、Hレベルの状態を 維持している。
【0016】 次に検出孔12を金属体19が通過するときは、磁性体からの磁力線は、金属 体19を介してリードスイッチ12に多く集合し、リードスイッチ13は、これ を感応して開閉部を閉じ、電子回路15にこれを伝達する。
【0017】 電子回路15からなる無接点スイッチは、この伝達を受け、出力電圧がHレベ ルからLレベルとなり、出力端子兼マイナス側電源端子18に出力される。
【0018】 以上、本考案の金属体検出スイッチ10のプラス電源端子17、及び出力端子 兼マイナス電源端子18を金属検出機、又はパチンコ機等に接続することに依り 、被検出物である金属体が、本金属体検出スイッチの検出孔通過、不通過により 、金属体検出スイッチ10の出力電圧がHレベルからLレベルになるのに応じ、 金属検出機、又はパチンコ機は、被検出物体である金属体の有無の動作をするこ ととなる。
【0019】 [考案の効果] 金属検出機、及びパチンコ機に於て、本考案の金属体検出スイッチの検出孔を 金属体が通過することに依り、リードスイッチの開閉部が開から閉となり、これ により電子回路からなる無接点スイッチ出力電圧が、HレベルからLレベルとな り、金属体が不通過のときは、リードスイッチは開のままとなり、電子回路の出 力電圧もHレベルのままとなり、容易に金属体を検出出来、パチンコ機、及び金 属検出機に接続すれば、その効果が発揮出来るものである。
【0020】 また、リードスイッチは、不活性ガスが充填された硝子管内に、磁極を有する 開閉部を封入したものであるから、機械的開閉部を有しながら、寿命は永久的と されており、電子回路に依る無接点スイッチも永久的であるから、その寿命も長 く、露出式接点スイッチのように接点の摩耗に依る接点不良や、チャタリングを 起こすことはない。
【0021】 また、光電式のように塵埃や外乱光によって誤動作を起こしたり、電磁誘導式 のように外来電波に依って誤動作を起こすこともない。
【0022】 本考案の金属体検出スイッチの電子回路は、電磁誘導式や光電式の電子回路に 比べ、極めて単純で部品点数が少なくなり、組み立てが容易となり、価格の低減 と、高品質の金属体検出スイッチを提供することが出来る。
【0023】
【提出日】平成7年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】 本考案は、主にパチンコ機の内部に装備させ、検出孔に入賞玉が通過したこと に依る奨励玉の放出、又は金属加工工場に於て、加工した金属体を通過させて、 金属体の計数に関する 。
【0002】
現在これらの金属体検出スイッチには、電磁誘導方式、接点方式、光電方式が 実用になっている。
【0003】 電磁誘導方式は、当該スイッチの検出部分にコイルを用い、コイル、コンデン サ、半導体等と組み合わせた発振回路からなり、コイルに金属体が接近したとき 、発振回路の発振状態が変化することを応用した方式であり、接点方式は、有接 点スイッチにレバーを取り付けて接点部分と連動させ、レバーが検出体に接する ことに依り、スイッチの接点を開閉させる方式であり、光電方式は、検出孔の壁 面の一端に赤外線発光素子を配置し、また、検出孔を挟んで向かい合う位置の検 出孔の壁面に受光素子を配置して、被検出物体が検出孔を通過するとき、発、受 光素子間の光路を遮断することによって、検出物体の有無を検出する方式である 。
【0004】
しかしなら電磁誘導式は、一般の業務用無線、ラジオ、テレビジョン放送、ア マチュア無線等の電磁波放射機器から放射される電磁波を受信して誤動作を起こ し易く、接点方式は、スイッチの接点部に塵埃が付着して接点不良となったり、 また、光電方式は、発光素子が経時変化によって劣化したり、又は発、受光素子 間の光路に塵埃が付着して動作不能になったりしている。
【0005】 本考案の金属体検出スイッチは、これらの課題をすべて解決し、長寿命で且つ 、安価で優れた金属体検出スイッチを提供することを目的とする。
【0006】
これらの課題を解決する為、本考案の手段として、被検出物体である金属体が 通過可能な検出孔を有するケース体に於て、検出孔の壁面の一端に、リードスイ ッチを配置し、また、リードスイッチを制御する磁性体を検出孔側から見て、リ ードスイッチの背後に配置する。
【0007】 また、リードスイッチの両端には、電子回路からなる無接点スイッチを接続す る。
【0008】
今検出孔に被検出物体である金属体が不通過なときは、磁性体からの磁力線の みではリードスイッチは感知せず、これに依ってリードスイッチの開閉部は開の 状態を維持し、電子回路の出力電圧もHの状態を維持する。
【0009】 次に検出孔を金属体が通過すときは、金属体を介してリードスイッチに磁力線 が集合し、リードスイッチは、この磁力線を感知して開閉部が開から閉の状態と なり、リードスイッチに接続されている電子回路の出力電圧もHレベルからLレ ベルとなり、容易に金属体の通過を検出することが出来る。
【0010】
では本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0011】 図1は本考案の金属体検出スイッチ10の全体図を、図2は本考案の金属体検 出スイッチの電子回路15部分を示す。
【0012】 図1に於て、ケース体11は、合成樹脂を用い、これを成型させて基体とし、 このケース体11には、被検出物体である金属体19の通過が可能な検出孔12 を有し、この検出孔12の壁面の一端に磁力線を検出して開閉部が閉となるリー ドスイッチ13を配置し、また、磁性体14を検出孔12側から見て、リードス イッチの背後に配置させ、リードスイッチ13の両端に電子回路15を接続する 。
【0013】 電子回路15は、回路基板16内に収められ、この回路基板16には、リード スイッチ13の接続部分の他、金属検出機本体、又はパチンコ機本体等ら直流電 源の供給を受ける為のプラス電源接続端子17、ならびにマイナス電源端子兼電 子回路出力端子18 、を有しケース体11に装着されている。
【0014】 では本考案の実施例について、その動作を説明する。
【0015】 今、被検出物体である金属体19が検出孔12を不通過のときは、リードスイ ッチ13には磁性体14からの磁力線が不検出となる様に調整されている為、リ ードスイッチ13の開閉部は開の状態を維持し、リードスイッチ13に接続され ている電子回路15からなる無接点スイッチの出力電圧も、Hの状態を維持する 。
【0016】 次に検出孔12を金属体19が通過するときは、磁性体14からの磁力線は金 属体19を介してリードスイッチ13に多く集合し、リードスイッチ13は、こ れを感知して開閉部を閉じ、電子回路15に伝達する。
【0017】 電子回路15からなる無接点スイッチは、この伝達を受け、出力電圧がHレベ ルからLレベルとなり、出力端子兼マイナス電源端子18に出力される。
【0018】 以上、本考案の金属体検出スイッチ10のプラス電源端子17、及びマイナス 電源端子兼電子回路出力端子18 、を金属検出機本体、又はパチンコ機本体に接 続することに依り、被検出物体である金属体19が、本考案の金属体検出スイッ チ10の 検出孔12を不通過、通過に依り、金属体検出スイッチ10の出力電圧 がHレベルからLレベルになるのに応じ、金属検出機、又はパチンコ機は、被検 出物体である金属体の有無の動作をすることとなる。
【0019】
実施例で述べた通り、本考案の金属体検出スイッチを金属検出機、又はパチン
コ機に使用することに依り、金属体あるいはパチンコ玉の検出が容易になり、そ
の効果が発揮出来るものである。
【0020】 また、リードスイッチは、不活性ガスが充填された硝子管内に、磁極を有する 開閉部を封入したものであるから、機械的開閉部を有しながら、接点に塵埃の付 着等もない為 、寿命は永久的とされており、電子回路による無接点スイッチも永 久的であるからその寿命も長く、露出式接点スイッチのように接点の摩耗による 接点不良やチャタリングを起こすことはない。
【0021】 また、光電式のように塵埃の付着や外乱光によって誤動作を起こしたり、電磁 誘導式のように以来電波に依って誤動作を起こすこともない。
【0022】 本考案の金属体検出スイッチの電子回路は、電磁誘導式や光電式の電子回路に 比べ、極めて単純で部品点数が少なくなり、組み立てが容易となり、価格の低減 と、高品質の金属体検出スイッチを提供することが出来る。
【0023】
【提出日】平成7年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案の金属体検出スイッチは、主に遊技機器の内部に装備させ、遊技機器の 入賞口に入賞球が通過することに依る奨励球の放出、又は金属加工工場に於て、 加工した金属体を通過させて 、金属体の計数に関する。
【0002】
現在これ等の金属体検出スイッチには、高周波発振方式、接点方式、光電方式等が発表され 、このうち高周波発振方式、接点方式等が実用になっている。
【0003】 高周波発振方式は、当該スイッチの検出部分にコイルを用い、コンデンサ、半 導体等と組み合わた高周波発振回路からなり、コイルに被検出物体である金属体 が接近したとき、発振状態が変化することを応用した方式であり、また、接点方 式は、有接点スイッチにレバーを取り付けて接点と連動させ、レバーが金属体に 接することに依り、スイッチの接点が「開」から「閉」となることに依り、被検 出物体の通過を検出する 方式であり、光電方式は、検出孔の一部に赤外線発光素 子を配置し、検出孔を挟んで発光素子と向き合う位置に受光素子を配置して、被 検出物体が検出孔を通過するとき、発光、受光素子間の光路を遮ることに依り、 検出物体が検出孔内を通過、不通過を検出する方式である。
【0004】
しかしながら高周波発振方式は、無線機器等から放射される電磁波を受信して 誤動作を起こし易く、接点方式は、スイッチの接点部分が露出している為、接点 に塵埃が付着して接点不良となり 、動作不良やチャタリングを起こし易く、光電 方式は、発光素子が経時変化に依って光源が劣化したり、発光、受光素子間の光 路に塵埃が付着したり、又は受光素子が外乱光に依って動作不良になる上、価格 面でも高価となり 、実用化は困難な状況にある。
【0005】 本考案の金属体検出スイッチは、これ等の課題をすべて解決し、長寿命で且つ 安価で優れた金属体検出スイッチを提供することが出来る。
【0006】
これ等の課題を解決する為の本考案の手段として、電磁波に対しても一切感知 せず 、塵埃の付着に対しても一切影響されない、接点部分が硝子管で覆われたリ ードスイッチを用いている 。
【0007】 そこで請求項1について述べると、当該検出スイッチを収納する為のケース体 に於て 、その一端に設けた検出孔の壁面の一部に磁性体を配置し、また、リード スイッチは 、検出孔を挟んで磁性体と向き合う位置より僅かに左側にずれた位置 の検出孔の壁面に配置する 。
【0008】 また、リードスイッチを外部負荷回路(遊技機器の内部回路の内部抵抗)に直 接接続して電流(8〜9mA)を流すと(実開昭60−210280)接点の焼 損等を生じ 、リードスイッチの接点寿命が著しく短かくなる為、本考案は、リー ドスイッチと外部負荷回路間に電子回路を接続し 、リードスイッチには超微小電 流(50μA)を流して接点を動作をさせ 、外部負荷回路には適宜な電流(約8 .5mA)を流して外部負荷回路に規定の出力電圧(17V)を得ている 。
【0009】
図2を参照して、今、検出孔内を被検出物体である金属体が不通過のときは、 磁性体からの磁力線のみではリードスイッチは感知せず、これに依ってリードス イッチの接点部は「開」の状態を維持し、電子回路の出力電圧も「H」レベル( 17V)の状態を維持する。
【0010】 次に検出孔内を金属体が通過するときは、磁性体からの磁力線は、金属体を介 してリードスイッチの接点Aを磁化し 、接点Aが接点Bを吸引してリードスイッ チの接点部は「閉」となり 、電子回路の出力電圧も「H」レベルの状態から「L 」レベル(0V)の状態となり、容易に金属体の通過を検出することが出来る。
【0011】
では本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0012】 図1に於て、この検出スイッチを収納する為のケース体11は、合成樹脂を成 形させた長方形のケース体11A(基部)と、ケース体11B(蓋部)からなり 、ケース体11Aの厚みの方向に、被検出物体である金属体23を通過させ、そ の通過を検出する為の検出孔12を設け 、この検出孔12の壁面の一部に磁性体 14を配置し 、また、検出孔12側から見て、検出孔12を挟んで向き合う位置 より僅か左側にずらした位置に 、リードスイッチ13を配置し、更にリードスイ ッチ13の両端を電子回路15の入力側に接続する 。
【0013】 電子回路15は、回路基板16に収められ、この回路基板16には、リードス イッチ13の接続部分のほか、プラス電源端子21、マイナス電源端子兼電子回 路出力端子22等を一体の回路基板16としてケース体11の広い部分に収納し 、プラス電源端子21は、遊技機器本体に接続され、遊技機器本体からプラス電 源が 、また、マイナス電源端子兼電子回路出力端子22も遊機器本体に接続され 、外部負荷回路24(遊技機器の内部回路)を介して遊技機器本体からマイナス 電源が供給されるようになっている 。
【0014】 図3を参照して、電子回路15の初段トランジスタ17のベース、ベース抵抗 19間にリードスイッチ13を接続し 、接点を「閉」とした状態に於て、ベース 抵抗19を調整して 、リードスイッチ13の接点に流れる電流が100μA以下 となるようにし 、また、出力トランジスタ18に於て、エミッタ抵抗20を調整 して、エミッタ電流を8.5mA前後として 、外部負荷回路24に適宜な出力電 圧(17V)が得られるようにしている 。
【0015】 磁性体14、リードスイッチ13の選定は、検出孔12内に金属体23が存在 しないときは 、リードスイッチ13の接点部は「開」となり、また、検出孔12 内を磁性体14の磁力、及びリードスイッチ13の感動値、開放値を選定する 。
【0016】 ではその動作を説明すると、本考案の金属体検出スイッチは、遊技機器を改造 することなく 、高周波発振方式の検出スイッチから本考案の金属体検出スイッチ に差し替えるのみで 、良好に動作するように、電気的仕様を高周波発振方式と同 等 、又はそれ以上となるように考慮している。
【0017】 まず高周波発振方式は、検出用空芯コイル内、又はソレノイドコイルの前を金 属体(遊技球)が通過しないのときは 、発振回路は外部負荷回路24に約8mA の出力電流を流し 、外部負荷回路24の両端に発生する出力電圧は、約16Vと なり 、また、検出コイル内、又はソレノイドコイル前を金属体(遊技球)が通過 するときは 、発振回路の発振は停止して、出力電流は約1.4mAとなり、外部負荷回路24の両端に発生する出力電圧は約3Vとなっている 。
【0018】 図2図3を参照して、本考案は、検出孔12内を金属体23が通過しないとき 、リードスイッチ13は、直接磁性体14のからの磁力線のみでは磁力を感知せ ず 、リードスイッチの接点部は「開」の状態を維持し、電子回路15の初段側ト ランジスタ17は非導通 、出力側トランジスタ18は導通状態となる為、外部負 荷回路24(遊技機器の内部回路)に電流(約8.5mA)が流れ 、外部負荷回 路24の両端に出力電圧(約17V)が発生して遊技機器は、金属体23を非検 出の動作となる 。
【0019】 次に金属体23が検出孔12内を通過するときは、磁性体14からの磁力線は 、金属体23を介してリードスイッチ13の接点Aを磁化し、接点Aが接点Bを 吸引して 、リードスイッチ13は、接点部が「開」の状態から「閉」の状態とな り 、電子回路16の初段トランジスタ16は導通状態、出力側のトランジスタ1 7は非導通の状態となって 、外部負荷回路20に流れる電流は零(0mA)とな り 、外部負荷回路20の両端に発生する出力電圧も零(0V)となって、遊技機 器は 、金属体23の検出の動作をすることとなる。
【0020】
本考案の金属体検出スイッチは、検出部分にリードスイッチを用いた為、高周 波発振方式のように一般の無線機器 、又は故意に発射した妨害電磁波を感知して 誤動作を起こすことは一切無く 、また、リードスイッチは接点を有しながら、接 点は 、不活性ガスが充填された硝子管内に密封されている為、露出型接点方式の ように塵埃の付着等に依って誤動作やチャタリングを起こすことも無く 、また、 光電方式のように発光、受光素子間の光路に於ける塵埃の付着や外乱光等に依っ て誤動作を起こすことも無い 。
【0021】 使用しているリードスイッチは、搭載されている電子回路の入力側に接続し、接点に流れる電流を超微小電流(50μA)としている為 、接点寿命は極めて長く 、メーカーが保証する接点の開閉数は、接点に流れる電流が100μA以下の 場合 、1億回と発表されていて、殆んど永久的あり、また、電子回路の出力側は 、出力側トランジスタのコレクタ電流を 、適宜な電流(約8.5mA)としてい る為 、外部負荷回路に適正な出力電圧(17V)を与えている。
【0022】 本考案の金属体検出スイッチは、極めてシンプルで部品点数も少なく、組立も 容易となって低価格で高品質の金属体検出スイッチを提供することが出来る。
【提出日】平成7年11月22日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【0012】 図1に於て、本考案の金属体検出スイッチを収 納する為の収納体は、合成樹脂を成形させた長方形のケース体11A(基部)と 、ケース体11B(蓋部)からなり、ケース体Aの厚み方向に、被検出物体であ る金属体23を通過させ、その通過を検出する為の検出孔12を設け、この検出 孔12の壁面の一部に磁性体14を配置し、また、磁性体14側から見て、検出 孔12を挟んで磁性体14と向き合う位置より左側にずらした位置に、リードス イッチ13を配置し、更にリードスイッチ13の両端を電子回路15の入力側に 接続する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【0015】 磁性体14とリードスイッチ13の選択は、検 出孔12内を金属体23が不通過なときは、リードスイッチ13の接点部が開と なり 、また、検出孔12内を金属体23が通過するときは、接点部が閉となるよ うな磁性体14の磁力、及びリードスイッチ13の感動値、開放値を選択する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【0018】 図2図3を参照して、本考案の金属体検出スイ ッチは 、検出孔12内を金属体23が通過しないとき、リードスイッチ13は、 直接磁性体14からの磁力線のみでは磁力を感知せず、リードスイッチ13の接 点部は「開」の状態を維持し、このとき電子回路15の初段トランジスタ17は 非導通、出力トランジスタ18は導通状態となる為、外部負荷回路24(遊技機 器の内部回路)に電流(約8.5mA)が流れ、外部負荷回路24の両端に電圧 (約17V)が発生して遊技機器は、金属体23が「非検出」の動作となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【0019】 次に金属体23が検出孔12内を通過するとき は、磁性体14からの磁力線は金属体23を介してリードスイッチ13の接点A を磁化し、接点Aが接点Bを吸引して、リードスイッチ13は、接点が「開」の 状態から「閉」の状態となり、電子回路15の初段トランジスタ17は導通状態 、出力トランジスタ18は非導通状態となって、外部負荷回路24に流れる電流 は零(0mA)となり、外部負荷回路24の両端に発生する電圧も零(0V)と なって、遊技機器は、金属体23が「検出」の動作をすることとなる。
【図1】本考案の実施例に係る金属体連出スイッチの分
解図
解図
【図2】本考案の実施例に係る金属体検出スイッチの具
体的回路構成を示した回路図
体的回路構成を示した回路図
10 本考案の金属体検出スイッチの全体図 11 ケース体 12 検出孔 13 リードスイッチ 14 磁性体 15 電子回路 16 回路基板 17 プラス電源端子 18 マイナス電源端子兼出力端子 19 金属体(被検出物体)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る金属体検出スイッチの分
解図。
解図。
【図2】本考案の実施例に係る金属体検出スイッチの具
体的回路図。
体的回路図。
【符号の説明】 10 本考案の金属体検出スイッチの全体図 11 ケース体 12 検出孔 13 リードスイッチ 14 磁性体 15 電子回路 16 回路基板 17 プラス電源端子 18 マイナス電源端子兼電子回路出力端子 19 金属体(被検出物体) ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 金属体検出スイッチ
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の請求項1に係る金属体検出スイッチの
分解図
分解図
【図2】本考案の請求項1に係る金属体検出スイッチの
検出孔、磁性体、リードスイッチ、金属体の関係図
検出孔、磁性体、リードスイッチ、金属体の関係図
【図3】本考案の請求項1、請求項2に係る金属体検出
スイッチの電子回路図
スイッチの電子回路図
【符号の説明】 10 本考案の金属体検出スイッチ11A ケース体(基部) 11B ケース体(蓋部) 12 検出孔 13 リードスイッチ 14 磁性体 15 電子回路 16 回路基板 17 初段トランジスタ 18 出力トランジスタ 19 ベース抵抗 20 エミッタ抵抗 21 プラス電源端子 22 マイナス電源端子兼電子回路出力端子 23 金属体(被検出物体) 24 外部負荷回路(遊技機器の内部回路)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】追加
【補正内容】
【図3】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 11A ケース体(基部) 11B ケース体(蓋部) 12 検出孔 13 リードスイッチ 14 磁性体 15 電子回路 16 回路基板 17 初段トランジスタ 18 出力トランジスタ 19 ベース抵抗 20 エミッタ抵抗 21 プラス電源端子 22 マイナス電源端子兼電子回路出力端子 23 金属体 24 外部負荷回路(遊技機器の内部回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01V 3/08 9406−2G G01V 3/08 A G06M 1/10 G06M 1/10 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 本金属体検出スイッチの構成は、本スイ
ッチ全体を収納するケース体に於て、このケース体の一
端に球体、又は立方体が通過する為の円形、又は多角形
の検出孔が開孔している。また、検出孔の壁面には、金
属体を検出する為のリードスイッチを配備し、このリー
ドスイッチを制御する為の磁性体は、検出孔を挟んでリ
ードスイッチに対向した位置、又は検出孔壁面側から見
て、リードスイッチの背面側に配設している。また、リ
ードスイッチの両端は、トランジスタ等の半導体からな
る電子回路が接続されていて、金属体が検出孔を通過し
たときは、リードスイッチが磁気を検出し、リードスイ
ッチの開閉部が開から閉となるに従い、電子回路の出力
電圧が、Lレベル、又はHレベルとなり、また、金属体
が不通過のときはHレベル、又はLレベルとなる金属体
検出スイッチ。 - 【請求項2】 磁性体は、ソレノイドコイルを用いた電
気磁気、又は金属、合成樹脂、ゴム等を用いて加工して
永久磁石とし、また、電子回路は、トランジスタ、ダイ
オード、及び集積回路等を用い、ケース体は、合成樹
脂、金属、エボナイト等を用いて加工し、これらの構成
による請求項1の金属体検出スイッチ。 - 【請求項3】 請求項1、及び請求項2の電子回路を用
いないで、リードスイッチと磁性体のみで構成し、リー
ドスイッチのみの開閉に依り、その目的を達成させた金
属体検出スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013184U JP3031926U (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 金属体検出スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013184U JP3031926U (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 金属体検出スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3031926U true JP3031926U (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=43166858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994013184U Expired - Lifetime JP3031926U (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 金属体検出スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3031926U (ja) |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP1994013184U patent/JP3031926U/ja not_active Expired - Lifetime
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