JP3031622B1 - 豆類の煮炊き篭 - Google Patents

豆類の煮炊き篭

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JP3031622B1
JP3031622B1 JP11169086A JP16908699A JP3031622B1 JP 3031622 B1 JP3031622 B1 JP 3031622B1 JP 11169086 A JP11169086 A JP 11169086A JP 16908699 A JP16908699 A JP 16908699A JP 3031622 B1 JP3031622 B1 JP 3031622B1
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昭夫 中井
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Abstract

【要約】 【課題】豆類の煮炊き作用を終始熱効率良く行なえ、し
かも良質の熟成状態を得られるようにする。 【解決手段】多孔板(11)から断面ほぼU字型に造形
された篭本体(A)と、同じく多孔板(30)から対応
的な円盤型に造形された落し蓋(B)とを備え、篭本体
(A)の底面から複数の伝熱用多孔筒(28)をその全
体的な放射対称分布型に、且つ篭本体(A)の深さ
(d)よりも背低い垂立長さ(H3)として上向き一体
的に突設するか、又は/及び落し蓋(B)の板面から複
数の伝熱用多孔筒(41)をやはり全体的な放射対称分
布型に、且つ篭本体(A)の深さ(d)よりも背低い垂
立長さ(H4)として下向きに突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は豆類の改良型煮炊き
篭に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、和菓子の製餡工程では原料とな
る水洗いした豆を、熱湯の良く透過する金網製の煮炊き
篭に収容させた上、これを煮釜内での加水状態に保っ
て、第1次的に煮炊きし、その一旦沸騰するや否や、餡
の色調や風味の妨げとなる有機物並びに無機物を除くた
め、所謂渋切り(アク抜き)を行なっている。その煮汁
は廃棄されることもあれば、赤飯などの着色剤として活
用されることもある。
【0003】そして、上記渋切り作用後新らたに加水し
て、再度第2次的に煮炊きし、その豆が指先でも抵抗な
く潰れる程度の膨軟状態に熟成した頃合いを見て、加熱
を止め、そのまま放置することにより、蒸らしている。
【0004】上記煮炊き作用中、その豆に対する加水量
は高品質の餡を製造する上で非常に重要であり、経験則
上煮炊き完了後の加熱を止めた想定時に、豆の上面と同
一レベルか又はこれよりも僅かに多く水の残る程度が、
最も好適であると言われているけれども、その加水量を
終始過不足なく調整維持することは、実際上至難の業で
あり、豆の種類や老化度なども関係するため、豊富な経
験と多大の気苦労を要する。
【0005】その加水量が万一過少であると、熱湯の対
流が悪く、加熱ムラを生ずるため、豆の全体として均等
に軟らかく膨潤した熟成状態を得ることができない。
【0006】又、逆に加水量が過多であると、その煮炊
き作用中に豆の踊り現象を生じ、表皮が破れて、所謂ゴ
ウ(豆の中身)が露出してしまい、餡の風味を阻害す
る。特に、粒餡では腹切れと称して、致命的なものにな
る。
【0007】それだからと言って、煮釜の火力を弱める
とすれば、それだけ豆の表皮まで軟らかくなる所要時間
が長くなり、その熱量をいたづらに多く消費するほか、
製餡上の量産効果を最大限に発揮させることもできなく
なる。
【0008】本発明者はこのような問題の解決に役立つ
豆類の煮炊き篭として、先に実公平7−7752号を提
案し、その実施事業化により相当の成果を収めることが
できた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、その後も鋭
意研究を重ねた結果によれば、上記公知考案の場合一旦
渋切り(アク抜き)した後の第2次的な煮炊き中には、
その所期する効果を殆んど問題なく達成できるけれど
も、落し蓋(23)が煮炊き開始当初から豆類(M)の
上面全体へ接触する載置状態として使用されるようにな
っているため、その第1次的な煮炊き中豆粒の自由な動
きが制限されて、これに作用する熱湯の対流が悪く、そ
の豆類(M)の全体を均一に効率良く加熱することが困
難であり、未だいたづらに多くの熱量を要することも判
明した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
の更なる改良を企図しており、そのための構成上多孔板
から一定深さの断面ほぼU字型に造形された篭本体と、
その内部へ落し込み使用されるほぼ同一平面形状の落し
蓋とを備え、上記落し蓋を熱湯の対流によって遊動せ
ず、且つ豆類の上面に接触しつつも、その豆類の経時的
な膨軟作用に追従して昇降し得る重量として、多孔板と
その周縁部に付属するウエイトリングとから形作った豆
類の煮炊き篭において、
【0011】第1に、上記篭本体の底面から複数の伝熱
用多孔筒を、その全体的な放射対称分布型に且つ篭本体
の深さよりも背低い垂立長さとして上向き一体的に突出
させるか、又は/及び上記落し蓋の板面から複数の伝熱
用多孔筒を、篭本体側の上記多孔筒と干渉しない全体的
な放射対称分布型に且つやはり篭本体の深さよりも背低
い垂立長さとして下向きに突出させたことを特徴とし、
【0012】第2に、篭本体の底面から複数の伝熱用多
孔筒を、その全体的な放射対称分布型に且つ篭本体の深
さよりも背低い垂立長さとして上向き一体的に突出させ
る一方、落し蓋の板面から複数の伝熱用丸棒を、篭本体
側の上記多孔筒と干渉しない全体的な放射対称分布型に
且つやはり篭本体の深さよりも背低い垂立長さとして下
向きに突出させたことを特徴とし、
【0013】第3に、篭本体の底面から複数の伝熱用丸
棒を、その全体的な放射対称分布型に且つ篭本体の深さ
よりも背低い垂立長さとして上向き一体的に突出させる
一方、落し蓋の板面から複数の伝熱用多孔筒を、篭本体
側の上記丸棒と干渉しない全体的な放射対称分布型に且
つやはり篭本体の深さよりも背低い垂立長さとして下向
きに突出させたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基いて本発明の詳細
を説明すると、図1〜7はその煮炊き篭の基本実施形態
を示しており、(A)は一定の内径(s)(例えば約4
15mm)と深さ(d)(例えば約208mm)を備え
た断面ぼほU字型の篭本体であって、ステンレス鋼(S
US304)などの発錆しないパンチングメタルや金
網、耐熱合成樹脂のメッシュスクリーン、その他の多孔
板(11)から造形されている。その篭本体(A)の円
形な胴面とフラットな底面に、豆粒よりも径小な貫通孔
(12)の多数が開口分布しているのである。
【0015】(13)は上記篭本体(A)の多孔板(1
1)を包囲するために、やはりステンレス鋼などの発錆
しないフラットバーから枠組み一体化された骨組であっ
て、その具体的には篭本体(A)の開口エッジ補強リン
グ(14)と、同じく胴面と底面とのコーナー補強リン
グ(15)と、その平行な両リング(14)(15)の
上下相互間を仕切る如く、一定間隔おきに垂立する複数
の胴面補強リブ(16)と、更に上記コーナー補強リン
グ(15)の円形内部を仕切る如く、その中心部での交
叉する全体的な放射対称形態に配列設置された複数の底
面補強リブ(17)とを備え、篭本体(A)の歪み変形
するおそれを防止して、後述の落し蓋と正しく整合し得
る状態に保つ。
【0016】(18)は上記篭本体(A)の骨組(1
3)を形作る開口エッジ補強リング(14)へ、その篭
本体(A)の直径線を挟む対称な一対づつとして切り欠
かれた合計4個の把手受け止め用凹段面であり、その各
凹段面(18)の上記直径線へ接近する偏倚位置には、
把手用軸受け管(19)が部分的に固着一体化されてい
る。
【0017】(20)は1本の金属丸棒からほぼチャン
ネル型に曲成された把手の向かい合う一対であり、その
各個の切り離し両端部が内向く水平な一対の枢軸(2
1)として、上記軸受け管(19)へ起伏的な回動自在
に差し込まれている。
【0018】把手(20)の向かい合う一対を篭本体
(A)への内向きに伏倒させた場合、その何れも上記開
口エッジ補強リング(14)の凹段面(18)によっ
て、ほぼ水平状態に受け止め保持されるようになってお
り、その結果篭本体(A)の複数を安定良く積み重ねる
ことも可能である。
【0019】又、上記篭本体(A)の開口エッジ補強リ
ング(14)には、向かい合う一対の把手(20)が起
伏的な回動自在に枢着されているため、これにチェンブ
ロックなどの吊り具(図示省略)を係止させることによ
り、その篭本体(A)を後述する煮釜の内部に対して、
機械的に吊り降ろし又は吊り揚げることができ、豆類
(M)の煮炊き作業を安全に能率良く行なえる。
【0020】(22)は上記篭本体(A)の底面中央部
をなす底面補強リブ(17)の交叉点から、その篭本体
(A)の深さ(d)とほぼ同じ垂立長さ(H1)(例え
ば約202mm)だけ上向き一体的に突出された昇降ガ
イド用多孔芯筒であり、後述する落し蓋の円滑な昇降ガ
イド作用を営なみ、その振れ動き傾斜することを防止す
ると共に、篭本体(A)の中心部にも熱湯を導入させ
て、その豆類(M)の煮炊き作用に所謂盲点を生成しな
いようになっている。
【0021】つまり、その落し蓋昇降ガイド用多孔芯筒
(22)の明白な図4において、(23)は1本の金属
丸線から上記篭本体(A)の深さ(d)よりも背高い垂
立長さ(H2)(例えば約237mm)の倒立U字型に
折り曲げられた支柱であり、その切り離し両端部が外向
きに張り出す水平な一対の取付け座(24)として、上
記篭本体(A)の底面補強リブ(17)へ差し込み状態
に固着一体化されている。
【0022】(25)は上記支柱(23)を言わば芯骨
として、その周囲へ円筒型に巻き付け一体化された多孔
板であり、上記篭本体(A)の多孔板(11)と同じ材
料から成るが、これは篭本体(A)の深さ(d)とほぼ
同じ垂立長さ(H1)(例えば約202mm)の断面倒
立U字型として、その円形な胴面のみならず、フラット
な上面にも多数の貫通孔(26)が開口分布している。
【0023】このような昇降ガイド用多孔芯筒(22)
は、その支柱(23)とこれに巻き付けられた多孔板
(25)との何れも倒立U字型として、その底無し形態
にあるため、上記篭本体(A)の中心部にも熱湯を自由
自在に導入させることができ、その豆類(M)への対流
作用と伝熱作用を促進させ得ることになる。
【0024】しかも、上記多孔芯筒(22)の支柱(2
3)は篭本体(A)の深さ(d)よりも背高く、その円
弧状の上端部がこれに巻き付けられた多孔板(25)か
ら露出しているため、ここを落し蓋用ガイド芯(27)
として、後述の落し蓋を篭本体(A)の内部へ自づと正
しく円滑に落し込むこともできるのである。
【0025】更に、(28)は上記篭本体(A)の底面
から全体的な放射対称分布型に、且つその篭本体(A)
の深さ(d)よりも背低い垂立長さ(H3)(例えば約
100mm)として上向き一体的に突設された複数の伝
熱用多孔筒であり、その何れもステンレス鋼やその他の
熱しやすく冷めやすい金属のパンチングメタルから円筒
型に捲き曲げられている。そのため、各多孔筒(28)
の中空内部にも熱湯を自由自在に導入させることがで
き、豆類(M)への伝熱作用と対流作用を促進させ得る
ほか、その豆類(M)を傷付けるおそれもない。(2
9)は各多孔筒(28)の円形な胴面とフラットな上面
に開口分布する多数の貫通孔を示している。
【0026】この点、図示の実施形態では篭本体(A)
の骨組(13)をなす上記底面補強リブ(17)が、そ
の交叉する中心部から放射対称型に派生する合計6個と
して配列設置されている関係上、その各個のほぼ中間部
へ固着一体化した伝熱用多孔筒(28)の合計6個を示
しており、そのP.C.D(Pitch Circle Diameter)
(P1)は約215mmであるが、篭本体(A)の内部
へ全体的なほぼ均一の点在分布状態に配置される限り、
その多孔筒(28)の個数はこれを6個以外に増減する
ことができる。
【0027】又、図示の実施形態では上記多孔筒(2
8)の直径(D1)を例えば約20mmとして、その複
数の悉く同一に設定しているが、その直径(D1)を篭
本体(A)に対する配置個所との関係から、適当に相違
変化させても良い。何れにしても、各多孔筒(28)は
底無し形態として、その中空内部へ篭本体(A)の底面
からも熱湯を導入させることが好ましい。
【0028】他方、(B)は上記篭本体(A)の内部へ
落し込み使用される別個な落し蓋であり、その篭本体
(A)の多孔板(11)と同じ材料の多孔板(30)か
ら、一定の外径(D2)(例えば約412mm)を有す
る円盤型に作成されている。(31)はその多孔板(3
0)に分布する多数の貫通孔であり、豆粒よりも径小に
開口していることは言うまでもない。
【0029】(32)は落し蓋(B)の多孔板(30)
を裏打ち状態に支持するための骨組であって、上記篭本
体(A)の骨組(13)と同じ材料のフラットバーから
成り、縁取り補強リング(33)と、その円形内部を仕
切る如く、中心部での交叉する全体的な放射対称形態に
配列設置された複数の板面補強リブ(34)とを備えて
いる。
【0030】しかも、その板面補強リブ(34)の一部
は向かい合う一対の把手取付けリブ(35)として平行
に配列されており、その各個には一対づつの把手用軸受
けサドル(36)が上方から固着一体化されている。
【0031】(37)は1本の金属丸棒からチャンネル
型に曲成された把手の向かい合う一対であり、その各個
の切り離し両端部が外向く一対又は連続する1本の水平
な枢軸(38)として、上記軸受けサドル(36)へ起
伏的な回動自在に差し込まれている。そのため、上記篭
本体(A)と同じく、落し蓋(B)の把手(37)にも
チェンブロックなどの吊り具を係止させ、これを篭本体
(A)の内部に対して、機械的に便利良く落し込み又は
吊り出すことができる。
【0032】又、(39)は上記落し蓋(B)の骨組
(32)をなす縁取り補強リング(33)へ、その下方
から多孔板(30)の挟み付け状態に固着一体化された
ウエイトリングであって、ステンレス鋼などの断面四角
形なフラットバーから成り、これによって落し蓋(B)
が篭本体(A)への落し込み使用中、熱湯の対流を受け
るも遊動せず、且つ豆類(M)の第2次的な煮炊き中に
は、その豆類(M)の上面と接触状態を保ち、それにも
拘らず豆類(M)の経時的な膨軟作用を妨げず、その膨
軟作用に自づと追従して昇降し得る一定の重量が付与さ
れているのである。
【0033】(40)は上記落し蓋(B)の中央部をな
す板面補強リブ(34)の交叉点に開口形成された芯筒
受け入れ口であって、上記篭本体(A)側における昇降
ガイド用多孔芯筒(22)の外径とほぼ同じ内径(例え
ば約75mm)を備え、上記落し蓋(B)をその芯筒受
け入れ口(40)により、篭本体(A)側の多孔芯筒
(22)へ自づと正確に落し込むことができ、その使用
中における落し蓋(B)の円滑な昇降作用を発揮させ得
るようになっている。
【0034】(41)は上記落し蓋(B)の板面から篭
本体(A)側の伝熱用多孔筒(28)と干渉しない全体
的な放射対称分布型に、且つやはり篭本体(A)の深さ
(d)よりも背低い垂立長さ(H4)(例えば約100
mm)として下向き一体的に突設された複数の伝熱用多
孔筒であり、上記篭本体(A)側の多孔筒(28)と同
じ材料のパンチングメタルから、やはり円筒型に捲き曲
げられていると共に、その円形な胴面とフラットな下面
には、多数の貫通孔(42)が開口分布されている。そ
のため、この各多孔筒(41)の中空内部にも熱湯を導
入させることができ、豆類(M)への対流作用と伝熱作
用を促進させ得るのである。
【0035】この点、図示の実施形態では落し蓋(B)
の骨組(32)をなす上記板面補強リブ(34)が、そ
の交叉する中心部から放射対称型に派出する合計4個と
して配列設置されている関係上、その各個の派出先端部
付近へ固着一体化した伝熱用多孔筒(41)の合計4個
を示しており、そのP.C.D(P2)を上記篭本体
(A)側の多孔筒(28)におけるそれよりも大きく、
約312mmに設定しているが、これも篭本体(A)の
内部へ全体的なほぼ均一の点在分布状態として、その篭
本体(A)側の多孔筒(28)と位相変化する関係に配
置される限り、その多孔筒(41)の個数を4個以外に
増減しても良い。
【0036】又、図示の実施形態では落し蓋(B)側の
伝熱用多孔筒(41)も、その直径(D3)を約20m
mとして、その複数の悉く同一に寸法化しているが、篭
本体(A)側の多孔筒(28)につき上記した趣旨と同
じく、これを適当に相違変化させることができる。その
各多孔筒(41)も言わば底無し形態として、落し蓋
(B)の板面に開口させておくことにより、その開口か
ら中空内部へ熱湯を導入し得るように定めることが望ま
しい。
【0037】何れにしても、図示の実施形態では篭本体
(A)側と落し蓋(B)側との双方から、複数づつの伝
熱用多孔筒(28)(41)が互いに逆向きとして垂立
されているため、豆類(M)の1次的な煮炊き中には勿
論のこと、その渋切り(アク抜き)後の第2次的な煮炊
き中に、落し蓋(B)が豆類(M)の膨軟作用を受けて
追従的に上昇するも、その落し蓋(B)から下向きに突
出する多孔筒(41)と、篭本体(A)から上向きに突
出する多孔筒(28)の伝熱・対流作用によって、豆類
(M)の全体を速やかに効率良く且つムラなく加熱する
ことができるのであり、完全沸騰する前に充分仕上がっ
た熟成状態を得られる。
【0038】その場合、篭本体(A)側と落し蓋(B)
側との相互間において、その伝熱用多孔筒(28)(4
1)の個数のみならず、垂立長さ(H3)(H4)又は
/及び直径(D1)(D3)を相違変化させても良い。
【0039】又、上記篭本体(A)側の昇降ガイド用多
孔芯筒(22)と、落し蓋(B)側の芯筒受け入れ口
(40)とを省略して、その落し蓋(B)を上記ウエイ
トリング(39)により篭本体(A)の内周面に沿い昇
降させ得るように定めると共に、篭本体(A)と落し蓋
(B)における双方の中心部からも、上記伝熱用多孔筒
(28)(41)を一体的に突出させることができる。
【0040】但し、豆類(M)の第1次的な煮炊き中、
落し蓋(B)を上記伝熱用多孔筒(28)(41)によ
り、豆類(M)の上面から必要な一定間隙(Y)だけ浮
上する設置高さに保ち、その豆粒の自由な動きを許容で
き、これへの対流を促進させて、豆類(M)の全体をム
ラなく高効率に加熱し得る限りでは、図8、9の第1変
形実施形態から例示されるように、その篭本体(A)側
の多孔筒(28)を省略して、落し蓋(B)側からのみ
好ましくは伸縮自由な多孔筒(41)の複数を、やはり
放射対称分布型として下向きに突出させても良く、逆に
落し蓋(B)側の多孔筒(41)を省略し、篭本体
(A)の底面からのみ上向く多孔筒(28)の複数を突
設するにとどめてもさしつかえない。
【0041】又、図10の第2変形実施形態に示す如
く、篭本体(A)の底面から伝熱用多孔筒(28)を上
記のような放射対称分布型として上向きに突出させる一
方、落し蓋(B)の板面からは上記多孔筒(41)に代
えて、ステンレス鋼やその他の熱しやすく冷めやすい金
属の伝熱用丸棒(41a)を下向きに突出させても良
く、逆に図11の第3変形実施形態のように落し蓋
(B)の板面から伝熱用多孔筒(41)を下向きに突設
し、篭本体(A)の底面から上記多孔筒(28)に代る
伝熱用丸棒(28a)を上向きに突出させることも可能
である。
【0042】尚、第1、2変形実施形態におけるその他
の構成は上記基本実施形態と実質的に同一であるため、
その図8〜11に図1〜7との対応符号を記入するにと
どめて、その詳細な説明を省略する。
【0043】次に、本発明の上記基本実施形態に基い
て、豆類(M)の煮炊き作業法を説明すると、その水洗
いした豆類(M)の一定単位量を煮炊き篭の篭本体
(A)内へ収容させるのであるが、その単位量としては
図12、13から示唆される通り、豆類(M)の上面が
篭本体(A)の底面から上向きに突出する伝熱用多孔筒
(28)の垂立長さ(H3)よりも浅く、その上面から
落し蓋(B)が一定間隙(Y)だけ浮上する設置状態に
保って、豆粒の自由な動きを許すように定める。
【0044】因みに、約415mmの内径(s)と約2
08mmの深さ(d)を備えた上記篭本体(A)内へ、
約7.5kgの小豆を収容させた場合、その収容量が篭
本体(A)の底面から約60mmの高さとなり、約10
0mmの垂立長さ(H3)を有する伝熱用多孔筒(2
8)よりも背低い状態に保たれ、上記一定間隙(Y)は
約20mmとなる。
【0045】そして、上記豆類(M)が収容された篭本
体(A)を、図12のように煮釜(43)の内部へ吊り
降ろす。この点、図12は蒸気によって加熱される煮釜
(43)を示しており、(44)はその煮釜(43)を
包囲する蒸気ジャケットであって、その底面からは蒸気
供給口筒(45)とドレン口筒(46)との一対が垂下
されていると共に、その蒸気供給口筒(45)には蒸気
供給管(47)が連通接続されている。
【0046】(48)は上記煮釜(43)の底面中央部
から連続的に垂下された渋切り(アク抜き)用の排水口
筒を示しているが、ここから煮釜(43)の内部へ給水
することもできる。(49)は煮釜(43)の据付け脚
である。尚、上記煮釜(43)としては図示のような蒸
気式のみに限らず、ガスバーナーでの直火式や誘導加熱
コイルによる電磁式、その他の加熱方式を採用しても勿
論良い。
【0047】又、上記篭本体(A)は煮釜(43)の内
部へ1個のみならず、図12のように複数の積み重ね状
態として使用することもでき、その際篭本体(A)の把
手(20)が上記の通り、その内向きの水平状態に受け
止め保持されることは、篭本体(A)の安定な積み重ね
使用に役立つ。
【0048】何れにしても、上記煮釜(43)の内部へ
設置された篭本体(A)に対しては、引続き落し蓋
(B)を落し込みセットし、篭本体(A)側の伝熱用多
孔筒(28)又は/及び落し蓋(B)側の伝熱用多孔筒
(41)によって、豆類(M)の上面から必要な一定間
隙(Y)だけ浮上した設置状態に保ち、その豆類(M)
の上面よりも高レベル(L−L)となる水を煮釜(4
3)内へ供給し、第1次的に煮炊き作用するのである。
【0049】その第1次的な煮炊き中、豆類(M)の内
部には篭本体(A)側の多孔筒(28)と落し蓋(B)
側の多孔筒(41)が複数づつ垂立しており、その豆類
(M)の上面には落し蓋(B)が接触していないため、
豆粒は自由に動き、その豆粒に対する熱湯の対流作用と
伝熱作用が、上記多孔筒(28)(41)により促進さ
れる結果、豆類(M)の全体をムラなく、且つ短時間で
の効率良く加熱することができる。
【0050】そして、上記第1次的な煮炊き作用後、一
旦加熱を止めて、煮釜(43)から煮汁を排出すること
により、渋切り(アク抜き)し、新らたな加水をやはり
豆類(M)の上面に気遣うことなく、これよりも相当高
レベル(L−L)として煮釜(43)内へ供給し、第1
次的な煮炊き作業時と同様にして、引続き第2次的に煮
炊きするのである。
【0051】そうすれば、煮釜(43)内の水は経時的
に蒸発して、その水面が低レベルに沈下することとな
り、これと相対する如く豆類(M)は吸水作用により、
徐々に軟らかく膨潤変化して、その体積が約3〜5倍に
嵩張ることとなるため、その過程では落し蓋(B)が図
13から図14のように、豆類(M)の上面と接触状態
を保って追従的に上昇する。
【0052】そのため、第2次的な煮炊き作用中におけ
る豆類(M)の踊り現象やこれに伴なうゴウの露出を、
その落し蓋(B)によって確実に防止でき、しかもこれ
から下向きに突出する多孔筒(41)と、上記篭本体
(A)から上向きに突出する多孔筒(28)との効果的
な対流・伝熱作用により、その多孔筒(28)(41)
が図15のようなほぼ均一の点在分布状態に配置されて
いることとも相俟って、豆類(M)の全体を短時間での
効率良く、且つムラなく均一に加熱できるのであり、優
れた熟成状態に仕上がる。
【0053】又、上記多孔筒(28)(41)により対
流促進された熱が、周辺の豆粒に効率良く伝えられるた
め、約97℃で炊き上げることができ、その熱量のいた
づらな消費も節約し得るほか、完全沸騰での乱流に起因
して、豆類(M)が損傷したり、更には篭本体(A)か
ら煮汁が吹きこぼれて、その周辺を汚損したりするおそ
れもない。
【0054】最後に、豆類(M)が指先でも抵抗なく潰
れる程度に熟成したならば、加熱を止めて、一定時間の
放置により蒸らし、適量の打ち水を施して、煮釜(4
3)から排水する一方、その煮釜(43)から上記篭本
体(A)を吊り揚げることより、熟成状態の豆類(M)
を取り出せば良い。これと相前後して、その篭本体
(A)から落し蓋(B)も取り出すことは勿論である。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明では多孔板(1
1)から一定深さ(d)の断面ほぼU字型に造形された
篭本体(A)と、その内部へ落し込み使用されるほぼ同
一平面形状の落し蓋(B)とを備え、上記落し蓋(B)
を熱湯の対流によって遊動せず、且つ豆類(M)の上面
に接触しつつも、その豆類(M)の経時的な膨軟作用に
追従して昇降し得る重量として、多孔板(30)とその
周縁部に付属するウエイトリング(39)とから形作っ
た豆類(M)の煮炊き篭において、
【0056】上記篭本体(A)の底面から複数の伝熱用
多孔筒(28)を、その全体的な放射対称分布型に且つ
篭本体(A)の深さ(d)よりも背低い垂立長さ(H
3)として上向き一体的に突出させるか、又は/及び上
記落し蓋(B)の板面から複数の伝熱用多孔筒(41)
を、篭本体(A)側の上記多孔筒(28)と干渉しない
全体的な放射対称分布型に且つやはり篭本体(A)の深
さ(d)よりも背低い垂立長さ(H4)として下向きに
突出させてあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を確
実に改良できる効果がある。
【0057】即ち、本発明の上記構成によれば、複数の
伝熱用多孔筒(28)(41)が全体的な放射対称分布
型として、且つ篭本体(A)の深さ(d)よりも背低く
垂立しているため、これらによって豆類(M)に対する
熱湯の対流・伝熱作用が促進され、その豆類(M)の全
体を煮炊き中の終始効率良く、しかもムラなく均一に加
熱することができ、完全沸騰させなくとも充分な熟成状
態に仕上げ得る結果、熱量をいたづらに消費することも
ない。
【0058】特に、豆類(M)の第1次的な煮炊き作業
時には、落し蓋(B)が上記多孔筒(28)(41)に
よって、その豆類(M)の上面から必要な一定間隙
(Y)だけ浮上する設置状態に保たれるため、豆粒が自
由自在に動き、その対流・伝熱作用の促進によって、短
時間での効果的な豆類(M)の加熱状態を得ることがで
きる。
【0059】又、引続く第2次的な煮炊き作業中には、
落し蓋(B)が豆類(M)の経時的な膨軟作用に追従し
て上昇し、その豆類(M)の上面と接触状態を維持する
ため、豆類(M)の踊り現象とこれに伴なうゴウの露出
が起らず、しかも熱効率良く全体的に均一な熟成状態を
自づと達成できるのであり、特に粒餡の製造に大変役立
つ。
【0060】そして、上記のような諸効果は請求項2と
請求項3の構成を採用するも、ほぼ同等に達成すること
ができ、その何れにしても請求項4や請求項5の構成を
採用するならば、篭本体(A)や落し蓋(B)をその伝
熱用多孔筒(28)(41)又は伝熱用丸棒(28a)
(41a)も含む全体として、歪み変形のおそれなく安
定・強固に作成し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基本実施形態の篭本体を示す斜面
図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】本発明に係る基本実施形態の落し蓋を示す斜面
図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図1に対応する篭本体の第1変形実施形態を示
す斜面図である。
【図9】図5に対応する落し蓋の第1変形実施形態を示
す斜面図である。
【図10】本発明の第2変形実施形態を示す断面図であ
る。
【図11】本発明の第3変形実施形態を示す断面図であ
る。
【図12】豆類の煮炊き作業状況を示す断面図である。
【図13】第1次的な煮炊き中の煮炊き篭を示す断面図
である。
【図14】第2次的な煮炊き中の煮炊き篭を示す断面図
である。
【図15】図14の15−15線断面図である。
【符号の説明】
(11)・多孔板 (13)・骨組 (17)・底面補強リブ (22)・昇降ガイド用多孔芯筒 (28)・伝熱用多孔筒 (28a)・伝熱用丸棒 (29)・貫通孔 (30)・多孔板 (32)・骨組 (34)・板面補強リブ (39)・ウエイトリング (40)・芯筒受け入れ口 (41)・伝熱用多孔筒 (41a)・伝熱用丸棒 (42)・貫通孔 (A)・篭本体 (B)・落し蓋 (M)・豆類 (D1)(D3)・伝熱用多孔筒の直径 (H1)・昇降ガイド用多孔芯筒の垂立長さ (H3)(H4)・伝熱用多孔筒の垂立長さ (d)・篭本体の深さ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多孔板(11)から一定深さ(d)の断面
    ほぼU字型に造形された篭本体(A)と、その内部へ落
    し込み使用されるほぼ同一平面形状の落し蓋(B)とを
    備え、 上記落し蓋(B)を熱湯の対流によって遊動せず、且つ
    豆類(M)の上面に接触しつつも、その豆類(M)の経
    時的な膨軟作用に追従して昇降し得る重量として、多孔
    板(30)とその周縁部に付属するウエイトリング(3
    9)とから形作った豆類(M)の煮炊き篭において、 上記篭本体(A)の底面から複数の伝熱用多孔筒(2
    8)を、その全体的な放射対称分布型に且つ篭本体
    (A)の深さ(d)よりも背低い垂立長さ(H3)とし
    て上向き一体的に突出させるか、又は/及び上記落し蓋
    (B)の板面から複数の伝熱用多孔筒(41)を、篭本
    体(A)側の上記多孔筒(28)と干渉しない全体的な
    放射対称分布型に且つやはり篭本体(A)の深さ(d)
    よりも背低い垂立長さ(H4)として下向きに突出させ
    たことを特徴とする豆類の煮炊き篭。
  2. 【請求項2】多孔板(11)から一定深さ(d)の断面
    ほぼU字型に造形された篭本体(A)と、その内部へ落
    し込み使用されるほぼ同一平面形状の落し蓋(B)とを
    備え、 上記落し蓋(B)を熱湯の対流によって遊動せず、且つ
    豆類(M)の上面に接触しつつも、その豆類(M)の経
    時的な膨軟作用に追従して昇降し得る重量として、多孔
    板(30)とその周縁部に付属するウエイトリング(3
    9)とから形作った豆類(M)の煮炊き篭において、 篭本体(A)の底面から複数の伝熱用多孔筒(28)
    を、その全体的な放射対称分布型に且つ篭本体(A)の
    深さ(d)よりも背低い垂立長さ(H3)として上向き
    一体的に突出させる一方、 落し蓋(B)の板面から複数の伝熱用丸棒(41a)
    を、篭本体(A)側の上記多孔筒(28)と干渉しない
    全体的な放射対称分布型に且つやはり篭本体(A)の深
    さ(d)よりも背低い垂立長さ(H4)として下向きに
    突出させたことを特徴とする豆類の煮炊き篭。
  3. 【請求項3】多孔板(11)から一定深さ(d)の断面
    ほぼU字型に造形された篭本体(A)と、その内部へ落
    し込み使用されるほぼ同一平面形状の落し蓋(B)とを
    備え、 上記落し蓋(B)を熱湯の対流によって遊動せず、且つ
    豆類(M)の上面に接触しつつも、その豆類(M)の経
    時的な膨軟作用に追従して昇降し得る重量として、多孔
    板(30)とその周縁部に付属するウエイトリング(3
    9)とから形作った豆類(M)の煮炊き篭において、 篭本体(A)の底面から複数の伝熱用丸棒(28a)
    を、その全体的な放射対称分布型に且つ篭本体(A)の
    深さ(d)よりも背低い垂立長さ(H3)として上向き
    一体的に突出させる一方、 落し蓋(B)の板面から複数の伝熱用多孔筒(41)
    を、篭本体(A)側の上記丸棒(28a)と干渉しない
    全体的な放射対称分布型に且つやはり篭本体(A)の深
    さ(d)よりも背低い垂立長さ(H4)として下向きに
    突出させたことを特徴とする豆類の煮炊き篭。
  4. 【請求項4】篭本体(A)へ多孔板(11)の骨組(1
    3)となる底面補強リブ(17)の複数を放射対称形態
    に配列設置すると共に、その底面補強リブ(17)へ伝
    熱用多孔筒(28)又は伝熱用丸棒(28a)を固着し
    たことを特徴とする請求項1、2又は3記載の豆類の煮
    炊き篭。
  5. 【請求項5】落し蓋(B)へ多孔板(30)の骨組(3
    2)となる板面補強リブ(34)の複数を放射対称形態
    に配列設置すると共に、その板面補強リブ(34)へ伝
    熱用多孔筒(41)又は伝熱用丸棒(41a)を固着し
    たことを特徴とする請求項1、2又は3記載の豆類の煮
    炊き篭。
  6. 【請求項6】篭本体(A)の底面中央部から伝熱用多孔
    筒(28)又は伝熱用丸棒(28a)よりも径大な昇降
    ガイド用多孔芯筒(22)を、その篭本体(A)の深さ
    (d)とほぼ同じ垂立長さ(H1)として上向き一体的
    に突出させる一方、 その多孔芯筒(22)の受け入れ口(40)を落し蓋
    (B)の板面中央部に対応形成して、その落し蓋(B)
    を上記篭本体(A)側の多孔芯筒(22)へ落し込み嵌
    合させることにより、その多孔芯筒(22)に沿って落
    し蓋(B)が昇降し得るように定めたことを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の豆類の煮炊き篭。
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