JP3031621U

JP3031621U - アルバム

Info

Publication number: JP3031621U
Application number: JP1996004540U
Authority: JP
Inventors: − セオククウォンヒュング
Original assignee: − セオククウォンヒュング
Priority date: 1995-05-27
Filing date: 1996-05-24
Publication date: 1996-11-29
Anticipated expiration: 2002-05-24

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は、写真をフレーム内部に収納し携帯
用のアルバムとして使用しながら、必要時には額縁や手
鏡との兼用で使用できるアルバムを提供する。【解決手段】本考案は、内面側に鏡が付着された合成
樹脂製の蓋と、上・下側フレームを各々ヒンジ結合し、
下側フレームの右側端内部に多数の写真収納シートが重
畳された写真基板をヒンジで結合することによって、写
真をフレーム内に収納の上、携帯用のアルバムとして使
用しながら、必要時には額縁と手鏡の兼用で使用できる
ようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は写真アルバムに関するもので、特に内面側に鏡が付着された合成樹脂製の蓋を有する写真アルバムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来にも、額縁などと兼用で使用するアルバムが提案されているが、大部分が、額縁の後側に、単純にアルバムの台紙を多数結合することによってなされたもので、これは結局、額縁の後側に余分の写真を具備するものに過ぎないので、実用化されていないのが実情である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような従来の額縁兼用のアルバムが有する諸般の問題点を勘案して成されたもので、本考案の目的は、写真をフレーム内部に収納させ、携帯用のアルバムとして使用しながら、必要時には額縁や手鏡として兼用で使用できるアルバムを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

このような本考案の目的は、内面側に鏡が設けられた蓋と、上・下側フレームとを各々連結部で結合し、上記下側フレームの一方の側端の内部に写真基板を更に他の連結部で結合し、この写真基板の別の端部に輪をつけ、そこに写真収納シートを複数結合することによって効果的に達成することができる。

【０００５】

【実施例】

以下本考案による実施例を、添付図面を参照しながら具体的に説明すれば、次の通りである。

【０００６】図１は本考案における一つの実施例の外形斜視図、図２は本考案を展開した状態の斜視図で、本考案のアルバムは材質が合成樹脂で形成され、携帯および使用が簡便である。蓋１と上・下側フレーム２，２´が各々ヒンジ３，３´で結合されている。なお、上記蓋１の内面側には鏡４が付着されており、上記上・下側フレーム２，２´の内部には通孔５，５´が設けられている。更に上記下側フレーム２´の図２における右側端には端部に折曲溝６が設けられた写真基板７がヒンジ３″で結合されており、この写真基板７の上側には輪８がつけられ、内部に写真９が収納される多数の写真収納シート１０が連結されている。

【０００７】図３は、上記下側フレーム２´にヒンジ結合された蓋１の結合構造を示した側面図で、下側フレーム２´と蓋１のヒンジ３の接触面にそれぞれ突起１１と凹溝１２が形成され、本考案のアルバムを額縁および手鏡として使用する場合、突起１１を各凹溝１２のいずれかと係合させることにより、傾斜の角度を調節できるようにした。

【０００８】図４（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）は、本考案の作動状態を示したものである。本考案をアルバムとして使用する場合は、まず、蓋１及び上側フレーム２を開き写真基板７を右側に開いて写真基板７上の輪８で連結された写真収納シート１０を捲りながら写真収納シート１０内部に収納された写真９を見ることによって、アルバムの機能を成す。なお、保管もしくは携帯のためには、上記の開く時の逆順に作動させ、蓋１を閉じる。

【０００９】次に本考案を額縁として使用するためには、図４（Ａ）のようにヒンジ３を中心に蓋をひらき、図３の突起１１を凹溝１２のいずれかに挿入された位置に置くことによって蓋を固定し、下側フレーム２´の通孔５´を通じ、写真収納シート１０内部に収納された写真９が外部から見えるようにする。

【００１０】一方、本考案を鏡として使用する場合には、ヒンジ３を中心に蓋１を１８０° ほど回転させ、蓋１の内部に付着した鏡４を手鏡として使用するか、または図４（Ｂ）のように、ヒンジ３を中心に蓋１を３２０°ぐらい回転させ、下側フレーム２´が下に向くように卓上に乗せることによって、卓上用の鏡として使用することができる。この際、その状態で図４（Ｃ）のように蓋１と下側フレーム２´ をひっくり返して置けば、上側フレーム２の通孔５を通じて写真９が見えるようになるので、再び額縁の機能を保持することになる。

【００１１】図５は、本考案の他の実施例を示したもので、蓋１と下側フレーム２´とを結合しているヒンジ３を内側へ移動させて構成したもので、蓋１を１８０°ぐらいだけ開くようにして、上記図１の実施例のアルバムにくらべ、ヒンジ３の位置を内側に形成し単純化するによって、携帯用または額縁として使用時に外観をより綺麗に構成できるようにしている。

【００１２】

【考案の効果】

従って、このような本考案のアルバムにより、多数の写真を上・下側フレーム２，２´内に保管し携帯用アルバムとして使用できることは言うまでもなく、上・下側フレーム２，２´と蓋１の位置を適切に開いておくことによって、額縁や鏡との兼用で使用できる効果がある。

【００１３】以上、本考案を特定した実施例によって説明したが、これらはあくまで例示の目的のみで、本考案はこれらに限定されるものではない。一つの例をあげ、この分野に通常の知識を持っている者においては、上・下側フレーム２，２´と蓋１を結合したヒンジ３，３´を上側に突出させ蝶番式に構成するか、または丸い円形の輪に上・下側フレーム２，２´と蓋１を嵌めて結合させるなどの変形例と共に、上・下側フレーム２，２´の内部に形成された通孔５，５´を楕円形かハート形などの、いろいろな形態に変形することも容易に考えられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の外形斜視図である。

【図２】本考案を展開した状態の斜視図である。

【図３】本考案の下側フレームと蓋の結合構造を示した
側面図である。

【図４】本考案の作動状態を示した側面図で、（Ａ）及
び（Ｃ）が額縁を、（Ｂ）が卓上用の鏡としての状態を
示す。

【図５】本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１蓋２、２´ 上下側フレーム３、３´、３″ ヒンジ４鏡５、５´ 通孔６折曲溝７写真基板８輪９写真１０写真収納シート１１突起１２凹溝

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】内面側に鏡が設けられた蓋と、上・下側
フレームとをそれぞれ連結部で結合し、該下側フレーム
の側端内部にさらに他の連結部で結合された写真基板を
設け、この写真基板の別の端部に輪をつけ、そこに複数
の写真収納シートを結合する構成を有するアルバム。
【請求項２】請求項１に記載のアルバムにおいて、前
記上・下フレームは通孔５，５´をそれぞれ形成され、
また前記上・下フレームと蓋の結合において、前記下側
フレーム２´と前記蓋は前記連結部の第１ヒンジ３で結
合され、該第１ヒンジは前記下側フレームと蓋の間で突
起１１と凹溝１２をそれぞれ形成され、前記上・下側フ
レーム２、２´は前記下側フレーム２´に設けられた前
記連結部の第２ヒンジ３´により結合され、さらに前記
写真基板７は前記下側フレームの一方の側端内部で他の
連結部である第３ヒンジ３″により結合され、前記輪８
はその上端部に付着されていることを特徴とするアルバ
ム。
【請求項３】請求項１に記載のアルバムにおいて、前
記上・下フレームは通孔５，５´をそれぞれ形成され、
また前記上・下フレームと蓋の結合において、前記下側
フレーム２´と前記蓋は前記連結部の第１ヒンジ３で結
合され、前記上・下側フレーム２、２´は前記下側フレ
ーム２´に設けられた前記連結部の第２ヒンジ３´によ
り結合され、これらの第１、第２ヒンジが隣接して下側
フレーム２´の一方の端部に設けられ、さらに前記写真
基板７は前記下側フレームの別の側端内部で他の連結部
である第３ヒンジ３″により結合され、前記輪８はその
上端部に付着されていることを特徴とするアルバム。
【請求項４】請求項２または３に記載のアルバムにお
いて、前記写真基板７は、第３ヒンジ３″部位に隣接す
る折曲部６が形成されていることを特徴とするアルバ
ム。