JP3024980U - 写真立て - Google Patents

写真立て

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JP3024980U
JP3024980U JP1995010983U JP1098395U JP3024980U JP 3024980 U JP3024980 U JP 3024980U JP 1995010983 U JP1995010983 U JP 1995010983U JP 1098395 U JP1098395 U JP 1098395U JP 3024980 U JP3024980 U JP 3024980U
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恭仁 小林
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株式会社コイワ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の写真立てには2〜3枚程度しか写真を
収納できない。従い別の写真を収納する際には、新たな
写真を、アルバムから取り出さなければならない。 【解決手段】 写真立て1は、その本体部が、おもて表
紙11、裏表紙13、12枚の台紙25とを備えたアル
バム状に構成されている。従い、最大24枚もの写真を
台紙25に保管することができる。よって写真を取り返
る際に、写真立て1とは別に保管されているアルバムか
ら写真を取り出す必要がない。また保持部21を裏表紙
13に重合させると、係止具29等が保持部21によっ
て覆われ、写真立て1の背面は、ほぼ一平面になり、周
囲のものに引っ掛からない。従い、書棚に容易に収納で
き、鞄等に入れて携帯するのも容易である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する利用分野】
本考案は、写真、イラスト等が入れられて机上等に置かれ、その写真等を机面 に対して所定角度に起立させる写真立てに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の写真立ての代表的なものは、略長方形の板状にされた本体部の裏面に、 保持部を設けた概観をしている。本体部は、おもて側には窓が形成され、裏側に は保持部が設けられた箇所を避けて、開閉可能な蓋が設けられている。保持部は 、通常、短冊状の板であり、その一端が蝶番にて揺動可能に本体部に固定されて いる。
【0003】 写真は本体部の裏面の蓋を開け、ここから裏向きにして収納される。すると、 おもて側に形成された窓を通して収納された写真を見ることができる。保持部を 蝶番を軸として本体部から離反する方向に揺動させると、保持部の先端(蝶番が 設けられなかった側)と本体部の一縁とで、当該写真立てを支え、机上等の載置 面上に所定角度をなすようにして立てることができる。また保持部を、斜め向き に取り付けておけば、当該写真立てを横向きにしても立てることができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の様な構成上、従来の写真立てには2〜3枚程度しか写真を保管すること ができない。従って、別の写真を収納する際には、新たに写真立てに入れる写真 を、アルバムから取り出さなければならない。
【0005】 本考案はかかる課題に鑑みなされたもので、多数の写真を内部に保管できる写 真立てを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 係る目的を達成するためになされた、請求項1に記載の考案は、写真を収納可 能にされた略板状部材であって、その表裏2面の内の1面には、該収納された写 真を外部から見るための窓が形成された本体部と、該本体部において上記窓が形 成されなかった側の面に設けられ、該本体部を、該本体部の載置面に対し、所定 角度に保持する保持部と、を備えた写真立てにおいて、 上記本体部が、 上記窓が形成されて写真を収納可能にされたおもて表紙と、該おもて表紙と対 をなし、上記保持部を備えた裏表紙と、該裏表紙及び上記おもて表紙の、上記載 置面側にならない各1縁にて該両表紙を展開可能に連絡する背と、上記裏表紙と 上記おもて表紙との間に複数重畳され、表面に写真を装着可能な台紙と、を備え たアルバムとして構成されたことを特徴とする。
【0007】 また請求項2に記載の写真立ては、請求項1に記載の考案において、 上記本体部の厚さに対応した長さにされた帯状の部材であって、一端に係止具 を備え、他端は、上記おもて表紙の縁の内、背側ではない一縁に固定され、上記 係止具を、上記裏表紙の外面に設けられた被係止具に係合させることにより、該 本体部を展開不能にする係止帯 を更に備えたことを特徴とする。
【0008】 また更に、請求項3に記載の写真立ては、請求項2に記載の考案において、 上記保持部が、 上記裏表紙をその1本の対角線にて1/2にしてなる略直角三角形に同形の板 状部材であって、該略直角三角形の斜辺を除く2辺が、共に上記裏表紙の背側の 縁以外の2縁と対向可能な向きにて、該略直角三角形の斜辺を軸として揺動可能 に該裏表紙に固定され、更に、該保持部を上記裏表紙に重合させた状態において 、少なくとも、該両者の外側に露出する面を、覆うカバーを、覆設したことを特 徴とする。
【0009】 請求項4に記載の写真立ては、請求項3に記載の考案において、 上記保持部の、略直角三角形の斜辺以外の辺から、該辺に略対向する上記裏表 紙の縁までを連絡する所定長さの規制帯 を更に備えたことを特徴とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
請求項1に記載の写真立ては、その本体部が、アルバムのようにされている。 つまり、通常の写真立てにおいて、写真を収納する部分と、その収納された写真 を見るための窓が形成された略板状部材として構成される本体部が、窓が形成さ れて写真を収納可能にされたおもて表紙と、このおもて表紙と対をなし、保持部 を備えた裏表紙と、裏表紙及びおもて表紙の、載置面側にならない各1縁にてこ れら両表紙を展開可能に連絡する背と、裏表紙とおもて表紙との間に複数重畳さ れ、表面に写真を装着可能な台紙と、からなっている。
【0011】 従って、請求項1に記載の写真立てにおいては、両表紙内の台紙に多くの写真 を保管することができる。なお保管可能な数量は、台紙の枚数による。台紙の枚 数が少ないと(例えば、2,3枚であると)、従来の写真立てと、写真の保管数 において大差がなくなってしまうので、台紙は多い方が良い。
【0012】 この台紙に対して写真を装着する方法としては、アルバムとして公知の様々な 方法を採用することができる。例えばベースとなる略長方形のシートの表裏に、 このシートと略合同な形状の透明フィルムを互いの3辺付近のみを接着させ、残 る1辺から写真を出し入れ可能にしてもいいし、また、シートを弱い粘着性を有 するものとし、この上に写真を貼り付け、更にその上から、写真をすっぽり覆う 大きさにされた透明フィルムを貼り付けるようなタイプの台紙でも良い。
【0013】 また、保持部の形状としては、本体部の裏面にて離反・重合する方向に揺動可 能に固定された短冊状の板状部材でも良いし、また本体部に対して所定角度をな して突設された突起でも良い。 おもて表紙及び裏表紙の形状に関しては、公知のアルバムのような、長方形で なくとも良い。例えば、外形を略正八角形にして、両表紙の各一辺に背を設けて も良い。窓の形状は両表紙の外形と相似形にしても良いし、全く異なる形状(例 えば、楕円、ハート形等)にしても良い。台紙の形状も、両表紙の外形と相似形 にしても良いし、また外形に関わらず、写真を装着し易い長方形にしても良い。
【0014】 また、おもて表紙に、写真を収納(又は取り出し)するための構成は明記して いないが、従来の写真立てに倣い、おもて表紙の裏面に写真を出し入れする蓋を 設けても良いし、或は板状部材にポケットを形成してこれをおもて表紙とし、ポ ケットに写真を収納するようにしても良い。この場合、窓はポケットの表面に形 成することは言うまでもない。なお、「窓」とは通常、壁や屋根に形成した穴の ことを指すが、ここでは、穴を開けることなく、収納された写真が見えるように 例えば透明にされた部分も含むものとする。具体的には、上記ポケットを、透明 な樹脂を材料として形成した場合には、ポケット全体が窓となる。
【0015】 背は、幅(本体部の厚さ方向に、平行な寸法)を広くすると、より多くの台紙 を収納可能となり、写真も更に多数、装着可能となるが、この効果を若干、犠牲 にして背の幅を小さくしても良い。例えば、4、5枚程度の台紙を収納可能な寸 法にしても良い。こうすると、本体部の概観は、おもて表紙と裏表紙とを直接結 合したような様相となる。なお実際に、おもて表紙と裏表紙とを直接結合した場 合(例えば1枚の板を中央にて折り曲げ、夫々をおもて表紙と裏表紙とした場合 )には、その折り曲げ線を背と見なすものとする。
【0016】 請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の写真立てにおいて、そのおもて表 紙には係止帯を設け、裏表紙には係止帯がその先端に備える係止具と係合可能な 被係止具を設けたものである。係止帯は、末端(係止具を備えていない方の端) がおもて表紙の縁(但し背側を除く)に固定されている。
【0017】 従い、本体部を閉じた状態にて、この係止帯の係止具を裏表紙の被係止具に係 合させると、本体部を展開不能とすることができ、当該写真立てを携帯する場合 に大変便利である。 また、当該写真立ては、請求項1に記載のものと同様、台紙に多くの写真を保 管することができる。なお、写真に用いられる印画紙は比較的厚いため、多数の 写真を台紙に装着すると、かなりの重量となる。通常のアルバムならば、書棚に 収めたり、専用のケースに収納したりすることにより、アルバムの当初の形状を 略保つことができるが、写真立ては、その保持部を用いて、載置面に対し通常、 斜めに立てられるために、写真の重さや、おもて表紙の重さにより、変形し、当 該写真立ての傷みが早くなるという心配がある。
【0018】 この点、請求項2の写真立ては、係止帯を上記のように用いることにより本体 部の変形を防止し、変形を原因とする傷みの発生を防止することができる。 請求項3に記載の考案は、請求項2の写真立ての本体部の形状を長方形に限定 し、更に保持部の形状に次のような特徴を持たせたものである。
【0019】 即ち、当該写真立ての保持部は、裏表紙を1本の対角線によって2つに分割し た内の一方の略直角三角形の形状をしている。そしてこの略直角三角形の斜辺に 相当する辺を、裏表紙の対応する対角線位置に外側から固定され、この対角線を 軸として揺動可能にされている。なお、裏表紙の対角線は2本あるが、保持部を 裏表紙から、はみ出ないように重合させたときに、上記斜辺以外の2辺が、共に 裏表紙の背側の縁以外の2縁に対向可能な方の対角線に固定される。
【0020】 そして、この保持部を裏表紙に重合させた状態にて、少なくともこれら両者の 外側に露出する面(つまり重合面ではない面)を覆うカバーを設けている。 このような構成・及び配置により保持部は、対応する辺と裏表紙の縁とを対向 させて重合すると、両者の境界には段差があるが、カバーが両者を外側方向から 覆っているため、当該写真立ての裏側は、略一平面のように滑らかになる。よっ て周辺のものがこの段差に引っ掛かることがない。被係止具を非重合面に設ける 場合には、係止具・被係止具としてスナップ等のかさばらない手段を用いること により引っ掛かりを防ぐことができる。
【0021】 従い当該写真立てを、写真立てとしてではなく、単にアルバムとして使用する 際には、書棚等に収納する際に通常のアルバムと同様に扱うことができる。即ち 、保持部がカバーに覆われているので、収納時に隣接する書物等に引っ掛けるこ とがなく、書棚等にスムーズに収納することができる。また同じ理由により、保 持部が周囲のものに引っ掛からないので、当該写真立てを携帯する場合にも便利 である。
【0022】 当該写真立てを立てるには、保持部を裏表紙から離反させ、この直角三角形の 一辺(斜辺を除く)と、この一辺に対向する裏表紙の一縁とによって、本体部を 支える。なお、こうして本体部を支える一辺を、他の一辺(斜辺を除く)にする ことにより、該一辺に略対向する裏表紙の縁とにより、当該写真立てを横向きに 立てることもできる。
【0023】 なお、カバーを覆設するにあたり、裏表紙に設けられている被係止具を覆うこ とになる場合には、露出されるようにカバーに穴を形成したり、カバーで覆った 上から被係止具を設けたりすべきである。また、このカバーにて「少なくともこ れら両者(中略)を覆う」とは、保持部及び裏表紙の外側に露出する面以外にも 、両者の重合面や、おもて表紙を覆ってもかまわない、という意味である。この とき、保持部の揺動、本体部の展開、台紙への写真の出し入れ、おもて表紙への 写真の収納、若しくは窓から写真が見えること、を恒常的に妨げる、ということ が無いように覆うのはもちろんである。
【0024】 請求項4に記載の考案は、請求項3の写真立てにおいて、保持部の略直角三角 形の斜辺以外の辺から、この辺に略対向する裏表紙の縁までを連絡する規制帯を 設けたものである。 この規制帯により、揺動可能にされた直角三角形は、揺動の最大角度が規制帯 が張られた状態となる角度以内に制限を受ける。従いこの規制帯の長さは、当該 写真立ての用途に応じ、設定される。
【0025】 従って、請求項4に記載の写真立てによれば、規制帯が張られた状態にて写真 立てとして使用すれば、載置面とのなす角度を所定値に規制することができる。 なお、本願において用いられている「写真」なる語句は、いわゆる写真機にて 撮影され、現像・焼き付け等の工程を経て印画紙にプリントされたものであると ころの、狭義の「写真」に留まらない。すなわち、この狭義の写真に基づく印刷 物や、小型の絵画、切手等も含むものとする。従い、本考案の写真立てに対して 適宜寸法変更を行なって、大きくすれば、デッサン画や色紙(しきし)等を入れ て飾ったり、台紙に装着したりすることもできる。
【0026】 もちろん、台紙にも、狭義の写真だけでなく、上記した様々なものやネガフィ ルムを収納できる。
【0027】
【実施例】
以下に本考案の一実施例について図面と共に説明する。 まず、図1は本考案の一実施例である写真立て1を表す説明図である。図1( a)が正面図、図1(b)が側面図、図1(c)が下平面図である。
【0028】 本図に示すように写真立て1は、写真を収納するアルバムに似通った構成をし ている。 表紙は、おもて表紙11、裏表紙13共に略長方形をしており、大きさはキャ ビネサイズよりもやや大きくされている。両表紙11,13は、図1(a)にお いて上方に位置する背15によって連絡されている。
【0029】 おもて表紙11は硬質の袋状にされており、その開口部17は背15側を向い ており、ここから写真を出し入れできる。おもて表紙11の図(a)において手 前側には、略長方形の穴が形成されており、更にその回りを取り囲むように枠体 19が設けられている。開口部17から入れられた写真は、枠体19の中(以下 、窓20と言う)に見ることができる。
【0030】 裏表紙13には、略直角三角形の板状部材である保持部21が重合されている 。後述するが保持部21は、その斜辺が裏表紙13に固定され、また他の1辺は 裏表紙13に規制帯23を介して固定されている。なお図1(b)において規制 帯23は、大変短く見えるが、実際には2つ折りにされて裏表紙13と保持部2 1との間に折り込まれている。
【0031】 両表紙11,13の間には、写真を装着するための台紙25が12枚重畳され 、背15に固定されている。両表紙11,13を展開すると、通常の本のページ を繰るのと同様にして、これらの台紙25をめくることができる。 また、おもて表紙11には、図1(a)において下方に位置する縁に係止帯2 7の一端が固定されている。係止帯27の他端には係止具29が設けられており (図1(b)参照)、裏表紙13に設けられた被係止具に係合されている。なお 、係止具29としてここでは、スナップが用いられている。つまり、係止具29 は被係止具に対して着脱自在にされている。
【0032】 次に、この図1にて詳しく示すことができなかった保持部21について図2を 用いて説明する。 図2は、写真立て1を図1(a)の裏方向から見た様子を示しており、図2( a)が図1と同じ状態であり、図2(b)が保持部21を展開した状態である。 なお、図示の都合上、図2においては写真立て1の向きを90deg紙面に沿っ て回転させている。また図2(b)は、係止帯27等を明示するために、保持部 21を約180deg展開させているが、実際には規制帯23があるため、この ように大きく展開させることはできない。
【0033】 図2(a)に示すように保持部21は、裏表紙13を対角線31にて1/2に した略直角三角形の板状部材である。その対角線31の位置、つまり斜辺にて裏 表紙13に揺動可能に固定されている。 保持部21を揺動させると、図2(b)に示すように、係止帯27が係止具2 9にて裏表紙13に固定されている様子が判る。再び保持部21を裏表紙13に 重合させると、これら係止具29等が保持部21によって覆われ、写真立て1の 背面(図2の手前の面)は、図2(a)のようにほぼ一平面になる。
【0034】 次に、台紙25について図3を用いて説明する。 図3は、係止具29を被係止具から外しておもて表紙11を裏表紙13に対し て展開させ更に、12枚ある台紙25の内、最も裏表紙13に近い位置にある台 紙25’のみを、つまみ上げた様子を示している。
【0035】 台紙25は、おもて表紙11よりもひと回り小さい略長方形をしている。各台 紙25は、シート35と、その両面に重合された2枚の透明フィルム37,37 とからなっている。シート35と透明フィルム37とは、本図において下、及び 左右の計3辺が固定され、残る1辺の部分に形成される開口A,Bから写真の出 し入れができるようにされている。つまり、1枚の台紙25には少なくとも2枚 の写真が装着でき、12枚の台紙にて計24枚の写真が保管できる。
【0036】 なお、シート35には凹凸(図示せず)が形成されており、写真の出し入れが 極めてスムーズにできるようにされている。また、この凹凸により図1の状態に 戻して、係止具29を用いて両表紙11,13をしっかりと閉じても、写真がシ ート35に貼り付かない。
【0037】 以上、説明に用いた図では表現されていないが、写真立て1は、その全体が布 地のカバーにて覆われている。即ち、写真立て1をアルバムと見なすと、布地に て装丁を施したようにされている。そして保持部21は、蝶番によって裏表紙1 3に接合されているのではなく、このカバーにて裏表紙13と連絡・接合される と共に揺動可能にされている。なお且つ、図2(a)に示した前面は、対角線3 1の部分に若干段差があるものの、このカバーにより滑らかな1平面状にされて いる。
【0038】 上記の構成からなる写真立て1の使用例を図4に示す。 図4(a)は、図1(a)に示したように縦向きにしてテーブル41上に置い た状態を略背面方向から見た斜視図であり、図4(b)は横向きにして同様に置 いた状態を略正面から見た斜視図である。
【0039】 本図に示すように、写真立て1は縦横両方向に使用できる。そして何れの方向 にて使用する場合にも、保持部21を裏表紙13から離反させて、保持部21の 一辺と、この一辺に対向する裏表紙13の一縁とで、当該写真立て1を支え、テ ーブル41の上面に対し所定角度に保持することができる。この角度は、本図に 示すように、規制帯23が張られる程、保持部21が大きく揺動されたときが最 も緩やかになる。規制帯23を弛ませれば、図4に示した角度よりも急な角度を なすように立てることもできる。逆に、規制帯23があるために、本図に示した 角度以上に写真立て1が傾いて倒れてしまう、ということがない。
【0040】 以上、説明してきたように写真立て1によれば、おもて表紙11に収納する写 真の他に、24枚もの写真を台紙25に保管することができる。従い、窓20内 の写真に見飽きたら、台紙25に保管されている写真と取り返ることができ、写 真立て1とは別に保管されているアルバムから写真を取り出す必要がない。
【0041】 また写真立て1は、図4のような本来の目的に使用せず、書棚に収納したり、 携帯したりすることも容易である。これは、保持部21を裏表紙13に重合させ ると、係止具29等が保持部21によって覆われ、写真立て1の背面は、ほぼ一 平面状となるからである。従い、係止具29等を周囲のものに引っ掛けることな く、書棚に収納したり、鞄等に入れて持ち歩くことができる。
【0042】 ところで写真は通常の紙に比べ重いので、例えば上記のように24枚も台紙2 5に保管しておくと、窓20内の写真も含め、写真立て1が支えなければならな い重量は意外に大きくなる。従い、図4のように本来の目的にて用いていると、 写真の重みで台紙25やおもて表紙11が裏表紙13に対してずれてしまい、写 真立て1が傷んでしまう心配がある。この点、係止帯27を用い、おもて表紙1 1及び裏表紙13が互いにずれないように固定しておくと、この傷みを防止でき る。
【0043】 また、上記のように写真立て1を収納する際や、携帯する際にも、係止帯27 にて展開不能にしておくと、傷みの発生を防ぐことができる。 以上、本考案の一実施例である写真立て1について説明してきたが、本考案は この実施例に限定されるものではなく様々な態様で実施しうるものである。
【0044】 例えば、窓20から見ることができる写真に、ほこりが付着するのを防止する ために、ガラス等の透明な材料からなる部材にて窓20を塞いでも良い。 また、係止帯27の取付位置を、上記説明したような背15の反対側の縁では なく、背15に隣接する縁にしても良い。このように取付位置を変更した例を図 5に示す。図5は裏表紙13において保持部21が重合されない部位に被係止具 を設け、これに対応して係止帯27の位置を変更したものである。つまり、この 位置は、縦横どちら向きに写真立て1を立てても載置面に接しない。
【0045】 こうすると、係止具29等が本図の前面からややとび出ることにはなるものの 、周囲のものに引っ掛かるほどではなく、また図4に倣ってテーブル41の上面 等に載置するときには、係止帯27が載置面に触れず、保持部21と裏表紙13 のみにて写真立て1を支えることになるため、大変安定が良い。
【0046】 また、おもて表紙11において、裏側(台紙25側)にも窓20に対向するよ うに穴を設け、窓20がおもて表紙11を貫通したような概観としても良い。こ の場合、開口部17から入れられた写真は周囲部分のみにておもて表紙11に支 えられることになる。そしてこの写真立てにおいては、おもて表紙11に写真を 収納しなくても、この貫通された窓20を通し、台紙25に装着された写真を見 ることができる。
【0047】 公知のアルバムに倣い、台紙25は両表紙11,13に対して着脱自在なもの にしても良い。そして必要に応じ、台紙25の数を増加可能にしても良い。 また、写真の台紙への装着方法は、上記のようなポケット状にされた台紙25 に対して写真を入れると言う方法でなくとも良く、例えばシートの表面に弱い粘 着性を持たせ、この上に写真を貼り付け、更にその上から、写真をすっぽり覆う 大きさにされた透明フィルムを貼り付けるという方法でも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例である写真立て1を示す三
面図である。
【図2】 写真立て1の背面側を示す説明図である。
【図3】 写真立て1を展開した様子を示す説明図であ
る。
【図4】 写真立て1の使用例を示す説明図である。
【図5】 係止帯27の位置を変更した写真立てを示す
説明図である。
【符号の説明】
1…写真立て 11…おもて表紙 13
…裏表紙 15…背 17…開口部 1
9…枠体 20…窓 21…保持部 2
3…規制帯 25,25’…台紙 27…係止帯 2
9…係止具 31…対角線 35…シート 3
7…透明フィルム

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真を収納可能にされた略板状部材であ
    って、その表裏2面の内の1面には、該収納された写真
    を外部から見るための窓が形成された本体部と、該本体
    部において上記窓が形成されなかった側の面に設けら
    れ、該本体部を、該本体部の載置面に対し、所定角度に
    保持する保持部と、を備えた写真立てにおいて、 上記本体部が、 上記窓が形成されて写真を収納可能にされたおもて表紙
    と、 該おもて表紙と対をなし、上記保持部を備えた裏表紙
    と、 該裏表紙及び上記おもて表紙の、上記載置面側にならな
    い各1縁にて該両表紙を展開可能に連絡する背と、 上記裏表紙と上記おもて表紙との間に複数重畳され、表
    面に写真を装着可能な台紙と、 を備えたアルバムとして構成されたことを特徴とする写
    真立て。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の写真立てにおいて、 上記本体部の厚さに対応した長さにされた帯状の部材で
    あって、一端に係止具を備え、他端は、上記おもて表紙
    の縁の内、背側ではない一縁に固定され、上記係止具
    を、上記裏表紙の外面に設けられた被係止具に係合させ
    ることにより、該本体部を展開不能にする係止帯を更に
    備えたことを特徴とする写真立て。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の写真立てにおいて、 上記おもて表紙及び上記裏表紙が、 互いに略合同な略長方形にされ、 上記保持部が、 上記裏表紙をその1本の対角線にて1/2にしてなる略
    直角三角形に同形の板状部材であって、該略直角三角形
    の斜辺を除く2辺が、共に上記裏表紙の背側の縁以外の
    2縁と対向可能な向きにて、該略直角三角形の斜辺を軸
    として揺動可能に該裏表紙に固定され、更に、 該保持部を上記裏表紙に重合させた状態において、少な
    くとも、該両者の外側に露出する面を、覆うカバーを、
    覆設したことを特徴とする写真立て。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の写真立て考案におい
    て、 上記保持部の、略直角三角形の斜辺以外の辺から、該辺
    に略対向する上記裏表紙の縁までを連絡する所定長さの
    規制帯を更に備えたことを特徴とする写真立て。
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