JP3031581U - 離型紙付き粘着テープ - Google Patents

離型紙付き粘着テープ

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JP3031581U
JP3031581U JP1996005483U JP548396U JP3031581U JP 3031581 U JP3031581 U JP 3031581U JP 1996005483 U JP1996005483 U JP 1996005483U JP 548396 U JP548396 U JP 548396U JP 3031581 U JP3031581 U JP 3031581U
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JP
Japan
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release paper
tape
adhesive layer
adhesive
base material
Prior art date
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Application number
JP1996005483U
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English (en)
Inventor
宏美 和田
裕輔 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Izumi Cosmo Co Ltd
Maruyama Kogyo KK
Original Assignee
Izumi Cosmo Co Ltd
Maruyama Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】強力で膜厚の厚い粘着剤層を有した離型紙付き
粘着テープにおいて、粘着剤層からの粘着剤の滲み出し
を阻止して、使い勝手を良くする。 【解決手段】巻芯2に巻いて筒状にする長尺の離型紙付
き粘着テープ1において、離型紙5だけを幅広に形成し
て、耳部5aを設けた構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、トラック幌やシートハウス、テント等の破れなどを補修 するときに使用する補修用テープとして最も適した、離型紙付き粘着テープに関 する。
【0002】
【従来の技術】
上述のような補修用テープは、貼付部位の表面が粗く、また、強度や耐候性も 要求されるため、強い粘着力が不可欠である。このため、この種のテープでは、 強力な粘着剤を厚く塗布した粘着剤層を有している。その厚みとしては、通常の テープが、厚くても50μmまでであるのに対して、補修用テープでは100〜 200μmも必要である。
【0003】 しかし、テープ基材101と粘着剤層102と離型紙103との3層からなる このテープ104は、各層を重ねた後、所定幅に切断して形成し、巻芯105に 巻回しているので(図6参照)、管理時には、筒状をなすテープ104の端面を 接触しなければならず、大きな問題があった。つまり、膜厚の厚い粘着剤層10 2の粘着剤が、粘着剤層102と接触面との間に働く分子間引力により促される とともに、粘着剤の有する流動性も作用して、端面から滲み出し、接触面に強力 にくっついてしまうのである。この様になってしまうと置いたところから取るこ ともできなくなる上、無理に外しても汚い跡が残ってしまう。また、滲み出た粘 着剤が相互に絡み合っているので、テープ104を引き出すことも困難となり、 大切な粘着性も低下してしまう。これらの難点を考慮して、テープ104の両端 面に対して予めドーナツ型フィルムのセパレータ106を接合して粘着剤層10 2の保護を図っていたが、膜厚の厚い粘着剤層102の粘着剤はどうしても滲み 出てしまっていた(図7参照)。特に、30℃を越えるような夏期の高温時には 、上述のセパレータ106を接合しても、その意味は少なかった。
【0004】
【解決すべき課題及びそのための手段】
そこでこの考案は、上述のような問題点を解決できるような、離型紙付き粘着 テープの提供を課題とする。
【0005】 そのための手段は、付属の離型紙を利用することであり、テープ基材に粘着剤 層を形成し、該粘着剤層に離型紙を貼着して巻芯に巻回する長尺の離型紙付き粘 着テープであって、前記離型紙をテープ基材より幅広に形成して、長さ方向の両 側縁に耳部を設けた離型紙付き粘着テープであることを特徴とする。
【0006】 また、合成樹脂加工布からなるテープ基材に、強粘着力を有した膜厚の厚い粘 着剤層を形成し、該粘着剤層に離型紙を貼着して巻芯に巻回する長尺の離型紙付 き粘着テープであって、前記離型紙をテープ基材より幅広に形成して、長さ方向 の両側縁に耳部を設けた離型紙付き粘着テープであることを特徴とする。
【0007】
【作用及び効果】
すなわち、上述の構成によれば、離型紙の両側縁に耳部が形成されており、筒 状の粘着テープの端面を接触させて置いても、粘着剤層が接触面に接触すること はなく、ただ、耳部の縁だけが接触する。このため、接着剤層と接触面との間で 分子間引力は働かず、従来のように粘着層の粘着剤が滲み出ることはなく、粘着 テープの引出しは良好に行なえ、粘着性も維持できる。しかも、付属の離型紙を 利用しているので、従来のように別体のセパレータは不要であるという利点も有 する。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図1は、離型紙付きの粘着テープの一例としての、幌やテントなどに適用する 補修用テープ1(以下、テープという)の斜視図であり、このテープ1は長尺の 帯状に形成され、巻芯2に巻回されている。
【0009】 このテープ1は、図2に示したような構造である。すなわち、合成繊維の織物 の両面に軟質の塩化ビニルをコーティングした合成樹脂加工布からなるテープ基 材3に、例えば二液タイプのアクリル系粘着剤からなる粘着剤を200μmほど 塗布して粘着剤層4を形成し、この粘着剤層4に、シリコン処理した離型紙5を 粘着して構成している。そして、この離型紙5の両側縁に、テープ基材3や粘着 剤層4よりも突出する耳部5aを形成している。この耳部5aの幅は、例えば1 40mm幅のテープで3〜10mm程度、好ましくは5mmほどがよい。余り広すぎる と耳部5aの端が潰れてしまうからである。
【0010】 耳部5aの形成は、例えば次のように行なえばよい。 まず、テープ基材3と粘着剤層4と離型紙5とを積層して形成したテープ地6 を、図3に示したように、カットロール7とゴムロール8との間に、テープ基材 3をカットロール7側にして送り込み、切断する。カットロール7には、テープ 地6の離型紙5まで切断する全切り刃9と、これの傍らに位置して粘着剤層4ま でをカットする半切り刃10とを、位置調節可能に有している。切断すると、図 4の左側に示したようになるので、このあとは右側に示したように両側縁のテー プ基材および粘着剤層11を剥ぎ取ればよい。
【0011】 図1のように巻芯2に巻いたテープ1は、棚などに置いても、図5に示したよ うに耳部5aの縁だけが接触し、粘着剤層4が接触することを阻止できる。この ため、接着剤層4と接触面12との間で分子間引力は働かず、従来のように粘着 剤層4の粘着剤が滲み出ることはなく、テープ1の引出しは良好に行なえ、粘着 性も維持できる。しかも、付属の離型紙5を利用しているので、従来のように別 体のセパレータは不要であるという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】離型紙付き粘着テープの斜視図。
【図2】離型紙付き粘着テープの構造を示す断面図。
【図3】離型紙付き粘着テープの製法の一例を示す説明
図。
【図4】離型紙付き粘着テープの製法の一例を示す説明
図。
【図5】作用状態を示す断面図。
【図6】従来技術の斜視図。
【図7】従来技術の断面図。
【符号の説明】
1…補修用テープ(離型紙付き粘着テープ) 2…巻芯 3…テープ基材 4…粘着剤層 5…離型紙 5a…耳部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ基材に粘着剤層を形成し、該粘着剤
    層に離型紙を貼着して巻芯に巻回する長尺の離型紙付き
    粘着テープであって、前記離型紙をテープ基材より幅広
    に形成して、長さ方向の両側縁に耳部を設けた離型紙付
    き粘着テープ。
  2. 【請求項2】合成樹脂加工布からなるテープ基材に、強
    粘着力を有した膜厚の厚い粘着剤層を形成し、該粘着剤
    層に離型紙を貼着して巻芯に巻回する長尺の離型紙付き
    粘着テープであって、前記離型紙をテープ基材より幅広
    に形成して、長さ方向の両側縁に耳部を設けた離型紙付
    き粘着テープ。
JP1996005483U 1996-05-22 1996-05-22 離型紙付き粘着テープ Expired - Lifetime JP3031581U (ja)

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