JP3031497U

JP3031497U - 小物用品ホルダー

Info

Publication number: JP3031497U
Application number: JP1996000974U
Authority: JP
Inventors: 正夫谷川
Original assignee: 谷川商事株式会社
Priority date: 1996-02-01
Filing date: 1996-02-01
Publication date: 1996-11-29
Anticipated expiration: 2002-02-01

Abstract

(57)【要約】【課題】印鑑等日常的に必要な小物用品を手元で間違
いなくかつ手軽に取り出し、使用のあと簡単確実に仕舞
えるとともに、体裁よく携行できる小物用品ホルダーを
提供する。【解決手段】ホルダー本体に貫通孔によって形成した
小物用品収容部を設けて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、例えば印鑑入りの小型印鑑ケースその他の日常的に必要とする小物用品を仕舞い忘れずに体裁よく携行するための小物用品ホルダーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、印鑑入りの小型印鑑ケース等、日常的に必要な小物用品は携行者のポケットに仕舞い込んで必要の都度使用されていた。上記印鑑や小物用品を仕舞い忘れることなく、使用の際に簡単に取り出せるとともに、体裁よく携行できるホルダーはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来、上記印鑑入りの小型印鑑ケースその他の日常的に必要な小物用品はポケットに仕舞い込んで携行する場合が多く、いざ使用する際に見当たらずポケットの中を捜し回るという問題点があった。また、巡回が課せられている職業の場合、例えば看護婦（又は医師、警備業務者等）が巡回先において確認のため捺印する際には、手元で間違いなく手軽に印鑑を取り出して、また仕舞えるとともに、体裁よく携行できるホルダーが求められているという課題があった。

【０００４】本考案は、上記の問題点や課題を解決するため、印鑑や液浸透式印入りの小型印鑑ケース等日常的に必要な小物用品を手元で間違いなくかつ手軽に取り出し、使用のあと簡単確実に仕舞えるとともに、体裁よく携行できる小物用品ホルダーを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案ホルダーは、上記の目的を達成するため、ホルダー本体に貫通孔によって形成した小物用品収容部を設けて構成した。上記ホルダー本体を一対の支持部材によって構成し、夫々の支持部材に内面から表面に向かい僅かに縮径した貫通孔を形成し、この一対の支持部材の内面と内面とを接合して、上記貫通孔により小物用品収容部を構成した。

【０００６】ホルダー本体に小径の取付孔を形成した。小物用品収容部に薄手の弾性材を固着した。小径の取付孔に折り曲げ自在の連結材を取り付け、この連結材を介在させて止め具を設けた。止め具はタック式のものか、タイピン式のものか、クリップ式のものか、キーホルダー式のものかのいずれかである。小物用品収容部に印鑑その他の小物用品を装着するようにしてある。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案小物用品ホルダーを図に沿って説明する。図１はホルダー本体１に小筒状の印鑑ケース１１を装着した状態を示す。上記ホルダー本体１は、一対の支持部材２と支持部材３とを接合して貫通孔状の小物用品収容部４を設けて構成したものであり、この小物用品収容部４に上記印鑑ケース１１を装着してある。この印鑑ケース１１には小型印鑑又は液浸透式印を収めてある。また、ホルダー本体１には小物用品収容部４とは別に小径の取付孔１５が形成されている。図示した実施例ではホルダー本体１を一対の支持部材によって構成したが、ホルダー本体１を一体物で構成してもよい。図２は、上記ホルダー本体１に印鑑ケース１１を装着する前の状態又はホルダー本体１に装着した印鑑ケース１１を取り出した状態を示す。

【０００８】図３は上記ホルダー本体１の分解図であり、一対の支持部材２と支持部材３とを接合する前の状態を示す。支持部材２は平面状の内面５と、台状の突出部７が形成された表面６とを有し、内面５から表面６に向かい僅かに縮径した貫通孔８を形成してある。この実施例では、貫通孔８は、上記内面５の中央部に方形状に開口しており、また表面６の突出部７では内面の開口より僅かに長辺方向が縮径した方形状に開口している。即ち、上記貫通孔８は、該貫通孔の相対する短辺側の壁面１２、１２を僅かに凹状に湾曲させて表面６に向かい僅かに縮径させて形成してある（図４）。上記内面５には、貫通孔８の開口周辺に突出した嵌合突起９を設け、その他に小径の貫通孔１０を設けてある。

【０００９】支持部材３は、平面状の内面１３と、台状の突出部７が形成された表面６とを有し、内面５から表面６に向かい僅かに縮径した貫通孔８を形成してある。支持部材３は上記内面１３以外は全て上記支持部材２と同じ構成である。この内面１３には、支持部材２に突出して設けた嵌合突起９と嵌合する嵌合穴１４を形成してある。

【００１０】図６、図７に示す実施例では、支持部材２及び支持部材３の貫通孔８、８の相対する壁面１２、１２に薄手の弾性材１６を貼着してある。弾性材１６には薄手のゴムを用いている。上記支持部材２の内面５及び支持部材３の内面１３を相対させて、支持部材２と支持部材３とを接合すると、上記嵌合突起９が嵌合穴１４に嵌め込まれて前記のホルダー本体１が形成される。このホルダー本体１には、支持部材２と支持部材３の貫通孔８、８が連通して小物用品収容部４が形成され、また小径の貫通孔１０と１０が連通した取付孔１５が形成されている。上記小物用品収容部４は、ホルダー本体１の相反する表面６、６の突出部７、７で僅かに縮径して開口しており、中間部において僅かに拡径している。なお、例えば支持部材の内面に接着剤を塗布して支持部材と支持部材とを固着してもよい。

【００１１】上記構成のホルダー本体１に、小筒状の印鑑ケース１１を装着する場合は、印鑑ケース１１を突出部７の開口に当てて、例えば該印鑑ケースの側面を親指で押すようにすれば容易に、かつ確実に装着できる。また、取り出す際にも該印鑑ケースの側面を親指で押せ出して容易に取り出せる。上記小物用品収容部４に弾性材１６を貼着してあるものにあっては、この弾性材が印鑑ケースを弾性的に保持するから、その装着、取り出しがさらに円滑に行える。

【００１２】図８乃至図１１は、上記印鑑ケース１１を装着したホルダー本体１に、自在に曲がる鎖を連結材１７として用い、この連結材１７を介在させて止め具を設けた実施例を示す。連結材１７とホルダー本体１とは、取付孔１５に取り付けた小リング１８を介して連結してある。図８では止め具１９にタック式のものを用いている。例えば、この止め具１９をネクタイに差し込んで、上記ホルダー１を胸ポケットに仕舞っておけば、印鑑を忘れずに確実にかつ体裁よく携行できる。図９では止め具２０にタイピン式のものを用いている。この場合も上記と同様に印鑑を忘れずに確実にかつ体裁よく携行できる。図１０ではクリップ式のものを止め具２１に用いている。例えば、この止め具２１をベルトに挟み込んで、印鑑ケース１１を装着したホルダー１をズボンのポケット等に入れて携行できる。図１１ではキーホルダー式のものを止め具２２に用いた例を示す。例えば上着の脇ポケットに入れて携行するのに適している。

【００１３】図１２は、本考案ホルダーの別の実施例を示す。このホルダーでは楕円形に形成した支持部材２３と支持部材２４を接合して設けたホルダー本体に小物用品収容部２５を形成し、この収容部２５に印鑑ケース１１を装着してある。このホルダーでは連結あな設けてないが、連結孔を設けて、鎖を取り付け、止め具を設けてもよいことは勿論である。

【００１４】

【考案の効果】

本考案ホルダーは、ホルダー本体に貫通孔によって形成した小物用品収容部を設けて構成したから、該収容部に小物用品を着脱自在に装着でき、使用に便利な効果を有する。また、上記ホルダー本体を一対の支持部材によって構成し、夫々の支持部材に内面から表面に向かい僅かに縮径した貫通孔を形成し、この一対の支持部材の内面と内面とを接合して、上記貫通孔により小物用品収容部を構成したから、便利なホルダーの製造を容易とし得た利点も有する。

【００１５】ホルダー本体に小径の取付孔を形成してあるから、ホルダーに止め具を取り付けることができる効果を有する。小物用品収容部に薄手の弾性材を固着してあるから、ホルダーに印鑑ケース等を容易に装着でき、使用する際にも手元で間違いなく手軽に取り出せる効果を有する。小径の取付孔に折り曲げ自在の連結材を取り付け、この連結材を介在させて止め具を設けてあるからホルダーを自在に身に付けて確実に携行できる効果を有する。止め具はタック式のものか、タイピン式のものか、クリップ式のものか、キーホルダー式のものかのいずれかとしてあるから、印鑑やその他の小物用品を装着したホルダーを体裁よく携行できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案ホルダーに印鑑ケースを装着した状態を
示す斜視図

【図２】図１図示のホルダーと印鑑ケースとを分離して
示す斜視図

【図３】図１図示のホルダーの分解斜視図

【図４】一対の支持部材の内面と内面とを相対させた状
態を示す縦断側面図

【図５】図４図示の状態を示す横断平面図

【図６】弾性材を固着した一対の支持部材の内面と内面
とを相対させた状態を示す縦断側面図

【図７】図６図示の状態を示す横断平面図

【図８】図１図示のホルダーにタック式の止め具を取り
付けた状態を示す斜視図

【図９】図１図示のホルダーにタイピン式の止め具を取
り付けた状態を示す斜視図

【図１０】図１図示のホルダーにクリップ式の止め具を
取り付けた状態を示す斜視図

【図１１】図１図示のホルダーにキーホルダー式の止め
具を取り付けた状態を示す斜視図

【図１１】本考案ホルダーの別の実施例を示す斜視図

【符号の説明】

１ホルダー本体２支持部材３支持部材４小物用品収容部５内面６表面７突出部８貫通孔９嵌合突起１０小径の貫通孔１１印鑑ケース１２壁面１３内面１４嵌合穴１５取付孔１６弾性材１７連結材１８小リング１９タック式の止め具２０タイピン式の止め具２１クリップ式の止め具２２キーホルダー式の止め具２３支持部材２４支持部材２５収容部

【手続補正書】

【提出日】平成８年６月２４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図３】図１図示のホルダーの分解斜視図

【図５】図４図示の状態を示す横断平面図

【図７】図６図示の状態を示す横断平面図

【図１２】本考案ホルダーの別の実施例を示す斜視図

【符号の説明】１ホルダー本体２支持部材３支持部材４小物用品収容部５内面６表面７突出部８貫通孔９嵌合突起１０小径の貫通孔１１印鑑ケース１２壁面１３内面１４嵌合穴１５取付孔１６弾性材１７連結材１８小リング１９タック式の止め具２０タイピン式の止め具２１クリップ式の止め具２２キーホルダー式の止め具２３支持部材２４支持部材２５収容部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ホルダー本体に貫通孔によって形成した
小物用品収容部を設けて構成した小物用品ホルダー。
【請求項２】上記ホルダー本体を一対の支持部材によ
って構成し、夫々の支持部材に内面から表面に向かい僅
かに縮径した貫通孔を形成し、この一対の支持部材の内
面と内面とを接合して、上記貫通孔により小物用品収容
部を構成した上記請求項１記載の小物用品ホルダー。
【請求項３】小径の取付孔を形成した請求項１又は２
記載のホルダー。
【請求項４】小物用品収容部に薄手の弾性材を固着し
てある請求項１乃至３のいずれかに記載の小物用品ホル
ダー。
【請求項５】小径の取付孔に折り曲げ自在な連結材を
取り付け、この連結材を介在させて止め具を設けた請求
項１乃至４記載のいずれかのホルダー。
【請求項６】止め具はタック式のものか、タイピン式
のものか、クリップ式のものか、キーホルダー式のもの
かのいずれかである請求項１乃至５記載のいずれかの小
物用品ホルダー。
【請求項７】小物用品収容部に印鑑その他の小物用品
を装着するようにしてあることを特徴とする請求項１乃
至６記載のいずれかの小物用品ホルダー。