JP3031442B2 - 周波数割当てを用いた通信方法及び通信ネットワーク - Google Patents

周波数割当てを用いた通信方法及び通信ネットワーク

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JP3031442B2
JP3031442B2 JP4011169A JP1116992A JP3031442B2 JP 3031442 B2 JP3031442 B2 JP 3031442B2 JP 4011169 A JP4011169 A JP 4011169A JP 1116992 A JP1116992 A JP 1116992A JP 3031442 B2 JP3031442 B2 JP 3031442B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/0001Selecting arrangements for multiplex systems using optical switching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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  • Communication Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に通信ネットワークに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】このネ
ットワークにおいては、端末を接続する伝送ラインを通
る所謂送信波に与えられた情報性変調の形態で端末間の
通信が行なわれる。同一伝送ラインを複数の送信波が一
緒に通過するので、混信(diaphonie)を防止
するために、対応する送信周波数間にスペクトル距離を
維持することが必要である。このため、各通信が設定さ
れる度毎に、前記周波数割当て手順に従って、通信中の
送信側の前記端末の各々に1つの送信周波数を割当て
る。
【0003】本発明のネットワークは、後述する機能に
関して、第1の公知ネットワークと共通の素子をいくつ
か含む。これらの素子としては、互いの間でメッセージ
を伝送すべくユーザーに夫々結合され、各々が、ネット
ワークのスペクトル範囲内の各々のポジションを構成す
る制御された送信周波数の送信波を送信し、更に、各々
が、前記波に前記メッセージを搬送させるために前記波
に情報性変調を与えるように構成された複数の端末と、
波を案内するために前記端末の各々に結合され、該端末
から前記送信波を導く送信ラインと該端末によって受信
された波を導く受信ラインを構成している2つの伝送ラ
インと、種々の端末のポジションが所定周波数増分に少
なくとも等しい相互距離を維持するように、前記送信ラ
インから前記送信波を受信し、前記波の各々を前記受信
ラインによって前記端末全部に伝送する星形結合器と、
端末が参加する通信のためにこれらの端末にポジション
を割当てる周波数割当て手段とを含む。
【0004】かかるネットワークの種々の端末の送信周
波数は経時的に変化する。これらの変化によって混信が
生じることを防止するためには、送信周波数間のスペク
トル距離を、周波数増分に少なくとも等しい大きさに維
持しなければならない。各通信のために、ネットワーク
のスペクトル範囲内に十分な幅のメッセージチャネルが
確保されるような周波数増分を選択する。従って送信周
波数は、以後スタックと呼ばれるような、基底周波数か
ら始まってスタック頂点に達する連続を形成している。
これらの周波数を含むメッセージチャネルの連続、及
び、これらの周波数を使用する端末の連続が上記の周波
数の連続に対応する。これらの連続の各々において、1
つのエレメントは別のエレメントに隣接し得る。即ち1
つのエレメントは別のエレメントに先行または後続し得
る。スタック頂点は、1つの送信周波数から構成される
か、または、通信が複数周波数で行なわれる場合には、
同一通信に使用され例えば隣合う周波数群から構成さ
れ、この周波数または周波数群は基底周波数から最も遠
くに位置している。
【0005】種々の端末は互いに等しいものでよい。従
って、本発明のネットワークの動作を分かり易く説明す
るために、以下の記載ではしばしば、各端末から成り得
る端末の1つを特に詳細に考察し、これを「当該端末」
と呼ぶ。
【0006】上記に使用した「波」なる用語は、種々の
周波数を有し、また、電磁波または音響波のような種々
の性質を有する波または信号を意味する。しかしながら
本発明は特に、前記送信波が光波であり、これらの波を
導く前記伝送ラインが光ファイバである場合に使用され
る。但し、このような場合に限定はされない。
【0007】前記の第1の公知ネットワークは上記の場
合に該当する。このネットワークは、欧州特許公開第3
81102号(F16761)から成る第1の先行文献
に記載されている。この文献は、当該端末が、通信を始
める準備をするときに、送信周波数をどのようにして設
定するかを示している。この周波数は「基礎」に依存し
て設定される。「基礎」に依存するというのは、当該端
末の送信周波数が、送信周波数と基礎周波数との間のス
ペクトル距離が前記周波数増分に等しくなるように基礎
周波数に依存して設定されることを意味する。基礎周波
数は典型的には、別の端末の送信周波数から構成され
る。
【0008】かかる基礎を得るために、当該端末は、ネ
ットワークのスペクトル範囲を走査する。この走査によ
って端末は、非使用の送信周波数従って伝送すべきメッ
セージの送信に使用可能な送信周波数を探し出す。この
ようにして探し出した送信周波数を選択し、これを使用
して、呼出される端末のアドレスを少なくとも含む呼出
し信号をまず送出する。この走査時間は、端末のネット
ワークアクセス時間を延長させる。即ち、端末が対応ユ
ーザーからメッセージ伝送命令を受信した時刻と該伝送
が開始される時刻との間に経過する平均時間が延びる。
【0009】第2の公知ネットワークは第2の先行文
献、「Protocols forvery high
−speed optical fiber loca
larea networks using a pa
ssive star topology」−(ISA
M M.I.HABBAB、MOHSEN KAVEH
RAD and CARL−ERIK W.SUNDB
ERG−Journal of lightwave
technology、VOL.LT.5、No.1
2、december 1987、p.1782〜17
93)に記載されている。
【0010】この公知の第2のネットワークのスペクト
ル範囲は、明らかに所定のポジションを有する複数のメ
ッセージチャネルと1つの信号チャネルとを含む。該信
号チャネルは、呼出し端末が呼出された端末に通信に、
使用されるメッセージチャネルを指示し得る信号を伝送
するために確保されている。
【0011】本発明は特に、端末からかかるネットワー
クへのアクセス時間を短縮することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的で、本発
明は特に、いかなる通信も成立していないときに、1つ
の送信周波数を標識する標識波を全部の端末に供給し、
次いで、新しい通信を設定するときに、該新しい通信の
ために前記標識周波数を該通信に参加すべき端末の少な
くとも1つに割当てる周波数割当てを用いた通信方法を
提供する。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の実施例を
説明する。ただし、ここに記述されかつ図示されている
エレメント及び構成は非限定的なものにすぎない。同一
エレメントが複数の図に示されている場合には、そのエ
レメントを総て同一符号で表した。
【0014】まず、図1を参照しながら、この種のネッ
トワークに共通した一般的構造を説明する。この種のネ
ットワークは下記のエレメントを含んでいる:相互間で
メッセージが伝送されるべき同数のユーザにそれぞれ対
応する複数の端末T1、T2、T3...TN、光波を
誘導すべく前記端末の各々T1に接続された2つの光フ
ァイバ、即ちその端末の送信周波数で送出される送信波
を誘導するための送信ファイバ61、及びその端末によ
って受け取られるべき波を誘導するための受信ファイバ
62、並びに前記送信ファイバによって送られて来る光
波を受け取り、これらの光波の各々を前記受信ファイバ
によって前記端末の総てに送る星状カップラCE。
【0015】管理ブロックBGは、前記送信周波数を制
御するための周波数基準を構成するために光学的基底波
を基底周波数FOで送出する図3に示した基底発生器B
1を含んでいる。
【0016】この種のネットワークでは各端末が、ある
時には空いており、ある時には占有されている。端末が
占有されている場合、その端末は起呼前端末及び/又は
被呼前端末であり得、次いで起呼端末及び/又は被呼端
末となり得る。
【0017】端末は、その端末の送信波を構成しかつ通
信期間中に送出される光学的搬送によりメッセージを情
報変調形態で被呼端末に伝送する時は起呼端末であっ
て、送信状態にある。以後、前記搬送波の固有周波数
は、その端末の送信周波数及びスペクトル位置を構成す
ると共に前記メッセージの伝送周波数を構成するとみな
す。この周波数は、ネットワークのスペクトル範囲内で
命令に応じて変化する。前記範囲内でのこの周波数の位
置は、基底周波数に基づいて決定され得る。以後の説明
で、この伝送周波数が所与の時点で多かれ少なかれ接近
している、多かれ少なかれ離れている、又は期間中に接
近又は離反するという場合には、前記基底周波数に対す
る前記伝送周波数の接近又は離反を意味する。説明を簡
単にするために、より特定的な事例として、基底周波数
が送信周波数より下位にある場合を考察することもあ
る。周波数に適用されるこのような上位又は下位という
用語は、この種の事例に関するものである。変調された
送信波の周波数は、メッセージの伝送のためにネットワ
ークのスペクトル範囲内に留どめられておりかつそのた
めにメッセージスペクトル幅を有するメッセージチャネ
ル内に含まれている。この波は被呼端末によって受け取
られ、固有周波数が受信周波数である受信波を前記端末
用に構成する。この場合、前記端末は受信状態にある。
起呼端末及び被呼端末は互いに対をなして、通信端末対
を構成する。
【0018】通信は単方向であり得る。その場合は単一
のメッセージが伝送される。このメッセージは起呼端末
から被呼端末に伝送される。通信は双方向でもあり得
る。その場合は、通信を「交互(alternat)」
モードと称するモードで実施し得る。その場合、起呼端
末及び被呼端末は同一のスペクトル位置をとり、同一の
メッセージチャネルが期間中に相次いで送られる往復メ
ッセージによって占有される。双方向通信はまた、「デ
ュプレックス」と称するモードでも実施し得る。その場
合は前記メッセージが、往路メッセージチャネルを占有
する往路メッセージを構成する。被呼端末は、このメッ
セージに応答して同じ通信期間中に復路メッセージを送
信するのに適している。復路メッセージは、復路メッセ
ージチャネルを占有しかつ被呼端末の送信波と起呼端末
の受信波とを構成する搬送光波により起呼端末に伝送さ
れる。往路及び復路の2つのメッセージチャネルは全体
で1つの通信を構成する。
【0019】空いている端末は、これに対応するユーザ
からの命令に応答して、起呼前端末及び被呼前端末がそ
れぞれ起呼端末及び被呼端末となる通信を次に実行すべ
く被呼前端末のアドレスを含んでいる呼信号を形成又は
送出する時に、起呼前端末となる。
【0020】ここで、特に本発明で、この種のネットワ
ークの実現にとって有利であることが判明した種々の構
成を全体的に説明する。これらの構成は、実施例として
挙げる2つのネットワークで採用されているため、これ
らのネットワークをより具体的に説明すればこれらの構
成もより良く理解されるであろう。
【0021】ネットワークの端末は互いに類似してい
る。そこで、まずこれらの端末のうち1つを取り上げ
て、その内部構造を詳細に説明する。前述した公知の第
1のネットワークと本発明の実施例として挙げる2つの
ネットワークとに共通の構成では、当該端末が下記のエ
レメントを含む: 前記送信波を送出しかつこの波に情報変調を適用するた
めの、少なくとも周波数が制御可能な送信器1(図
2)、固定基底周波数からスタックピークに至るまでの
範囲で所定の周波数インクリメントに少なくとも等しい
スペクトル距離により互いに分離された一連の可変送信
周波数のスタックを形成しながら、前記送信器の送信周
波数をネットワークのスペクトル範囲内に配置する送信
ポジショニング手段、当該端末によって受け取られた波
の一部を復調するための受信手段、並びに前記送信器と
前記送信ポジショニング手段と前記受信手段とを制御す
る制御回路40(図2)
【0022】端末の送信ポジショニング手段は、これら
端末の送信周波数が、下限のある間隔を有する一連の周
波数であって、各後続周波数が前記メッセージスペクト
ル幅より大きい所定の周波数インクリメントDF(図
5)を大きく下回ることはできない端末間距離により先
行周波数から分離されている一連の周波数を形成するよ
うに構成される。そのため、当該端末の送信ポジショニ
ング手段は下記のエレメントを含む送信基礎手段を備え
ている: 当該端末によって受け取られた波を、光学分野の送信ポ
ジショニングローカル周波数F(2P−1)A(図5)
を有しかつ当該端末の送信周波数F(2P−1)(図
5)を表すために該端末の送信器1(図2)から混合器
のローカル入力31Aに供給される送信ポジショニング
ローカル波と混合する送信ポジショニング混合器31
(図2)
【0023】前記送信ポジショニングローカル波と前記
受け取られた波のうち所期の信号に対応する1つの波と
の混合の結果得られる電気的うなり信号を形成するため
に前記送信ポジショニング混合器から供給を受ける送信
ポジショニング検出器10。前記信号のうち少なくとも
1つは、前記受け取られた波のうちその信号に対応する
波が当該端末の基礎周波数F(2P−2)(図5)を決
定する送信ポジショニング外部波F(2P−2)B(図
5)を構成する場合には、送信ポジショニングうなり信
号を構成し、この信号の周波数は送信周波数F(2P−
1)(図5)と基礎周波数F(2P−2)(図5)との
間の基礎距離F(2P−1)−F(2P−2)(図5)
を決定する送信ポジショニングうなり周波数F(2P−
1)A−F(2P−2)B(図5)を構成し、前記1つ
の受け取られた波は、前記基礎距離が前記周波数インク
リメントDFを含む所定の基礎間隔内にある場合にだ
け、前記ポジショニング外部波を構成する。
【0024】前記送信ポジションうなり信号を受信し、
これに応答して、前記送信ポジショニングうなり周波数
F(2P−1)A−F(2P−2)B(図5)と送信ポ
ジショニング目標周波数DF−2FS(図5)との差に
等しい送信ポジション偏差を表す送信ポジション信号を
供給する送信ポジション弁別器11。ただし、前記送信
ポジショニング目標周波数は、前記偏差の相殺に、当該
端末の前記送信周波数F(2P−1)(図5)と基礎周
波数F(2P−2)(図5)との差が前記周波数インク
リメントDFに等しいことを必要とするような周波数で
ある。
【0025】前記送信ポジショニングうなり周波数を前
記送信ポジショニング目標周波数と等しくするために、
前記送信ポジション偏差信号に応答して、当該端末の前
記送信周波数を制御する送信ポジション制御手段40
(図2)
【0026】当該端末が先行端末からも後続端末からも
インクリメントDFにほぼ等しいスペクトル距離にあれ
ば、検出器10(図2)は2つの送信ポジショニングう
なり信号を供給する。
【0027】そのため、有利な構成では送信ポジション
弁別器11(図2)が、前記2つの送信ポジショニング
うなり信号を選択しかつ重畳するための送信ポジショニ
ングフィルタを含む。このフィルタは前記送信ポジショ
ニング目標周波数に等しい固有周波数とこの周波数を中
心とする狭いパスバンドとを有しており、前記送信ポジ
ション信号がこのフィルタの出力信号の強さを表し、前
記送信ポジション制御手段40(図2)がこの振幅を最
大にすべく該端末の前記送信周波数F(2P−1)(図
4)を制御する。受信手段はヘテロダイン型であり得、
下記のエレメントを含み得る: 周波数が制御可能であって当該端末の受信ローカル周波
数L(2P−1)(図4)を構成する光学的受信ローカ
ル波を供給するためのローカル発振器2。
【0028】当該端末に受け取られた前記波の一部を受
け取るヘテロダイニング混合器32(図2)。このよう
な波は、この波によって伝搬されるメッセージが当該端
末に伝送すべきものである場合に、当該端末の前記受信
周波数F(2P)(図4)を有する前記受信波を構成す
る。この混合器は更に、前記受信ローカル波を受け取っ
てこの波を前記受け取られた波と混合する。
【0029】前記受信周波数と前記受信ローカル周波数
との差でありかつ所定の中間周波数F1に近い値を有す
る受信うなり周波数を有する受信うなり信号K(2P)
(図4)Hを1つ含む複数の電気的うなり信号を供給す
るために、前記ヘテロダイニング混合器から供給を受け
るヘテロダイニング検出器20(図2)
【0030】前記受信うなり信号を受信し、これを復調
して、前記受信波により伝搬されていた当該端末に伝送
すべき前記情報を表す復調信号を供給する復調フィルタ
22(図2)
【0031】前記受信うなり信号を受信し、それに応答
して前記受信うなり周波数と前記中間周波数FIとの差
を表す受信ポジション誤差信号を供給する受信ポジショ
ン弁別器21(図2)を構成する周波数弁別器。
【0032】前記受信うなり周波数を前記中間周波数と
等しくするために前記受信ポジション誤差信号に応答し
て前記受信ローカル周波数を制御する受信ポジション制
御手段40(図2)
【0033】当該端末の制御回路はこの端末に対応する
ユーザに接続されて、そのユーザから伝送すべきメッセ
ージを受信する。この制御回路は、そのために当該端末
が送信状態にある時に送信波の前記情報変調を実行すべ
くこの端末の送信器を制御する変調手段を備えている。
この制御回路は、前記送信ポジション制御手段を含む。
この制御回路は前記復調信号を受け取り、当該端末のア
ドレスを認識するためのアドレス認識手段を有する。こ
の制御回路は、このアドレスが認識された時に当該端末
を受信状態に配置し、次いで受信したメッセージを対応
するユーザに伝送する。この制御回路は、前記受信うな
り信号を受信し、前記受信ポジション制御手段を有す
る。
【0034】当該端末は更に、この端末の前記送信及び
受信ファイバによって誘導されかつ前記星状カップラに
よって伝送される光搬送波に作用する変調形態を有する
信号を送受信するのに適している。これらの信号は、こ
の端末が起呼前端末であって被呼前端末のアドレスを有
している場合にこの端末から送出される呼信号を含む。
【0035】スタックコンプレッションと称する有利な
構成では、当該端末の制御回路が恒常的に、即ち通信期
間全体にわたって、その端末の送信周波数を変化させる
ことができる。
【0036】このような変化は、後で述べる該端末の下
位基礎周波数が基底周波数に近い場合に実行される。そ
の場合は、当該端末の送信周波数がこの基礎周波数のシ
フトに伴う。このような変化はまた、先に使用されたこ
のような下位基礎周波数が消滅した場合に実行される。
この場合は、送信周波数が、新しい下位基礎周波数を決
定できるようになるまで基底周波数に漸次近付く。この
新しい下位基礎周波数は、先行端末が存在する場合には
その先行端末の送信周波数であり得、又は基底周波数自
体であり得る。
【0037】当該端末の送信ポジショニング手段は、こ
の端末が前述のエレメントによってこれらの機能を果た
すようにする。ただし、送信ポジション制御手段はその
ために、この端末の制御回路に組み込まれ得る下記のよ
うなスタックコンプレッション手段を含む:当該端末が
空状態になった時又は少なくとも新しい通信が開始され
る前に起動される送信イニシャルポジショニング手段。
この手段は当該端末の実際の送信周波数を種々の端末の
送信周波数のスタックのピークにもたらす。この手段は
例えばこの周波数を、この有効送信周波数のスタックピ
ークへの到達が検出されるまで、先に使用された送信周
波数から漸次遠ざける。
【0038】当該端末によって受け取られた波の中に、
その端末の下位基礎周波数を決定する前記送信ポジショ
ニング外部波により構成された送信下位ポジショニング
外部波が存在しているか否かを検出するための下位基礎
検出手段。前記周波数は、前記基礎周波数が当該端末の
送信周波数よりも基底周波数に近ければ、その端末の前
記基礎周波数である。この手段は、送信下位ポジショニ
ング外部波がもはや存在しなければ下位基礎消失信号を
供給する。
【0039】当該端末の前記下位基礎周波数が存在する
限り、通信のあいだ起動状態に維持される通信時送信ポ
ジション制御手段。この手段は、前記送信ポジション偏
差を相殺するために前述のように該端末の送信周波数を
制御する前記送信基礎手段である。
【0040】当該端末の前記下位基礎消失信号が供給さ
れた場合に、通信のあいだ活動状態におかれる送信シフ
ト手段。この手段は、前記下位基礎消失信号が供給され
なくなるまで、この端末の送信周波数を基底周波数に漸
次接近させる。この接近は、好ましくは大きい値に選択
されたシフト速度で実行される。しかしながらこの速度
は、後続端末の送信ポジション制御手段がこの周波数の
変化に従うことができるようにするのに十分なほど小さ
くなければならない。このような配慮が必要なのは、こ
の周波数が後続端末の下位基礎周波数を構成するからで
ある。
【0041】このようにして、基底周波数から種々の端
末の送信周波数のスタックが形成される。これらの一連
の周波数は、相互間隔のうちの多くが前記周波数インク
リメントに等しい正規の間隔である。端末によるメッセ
ージの伝送が終了すると、増大した周波数間隔が生じ
る。その場合は、後続端末がもはや下位基礎周波数を決
定するこができない。そこでこの後続端末は、前記通信
期間の一部分を構成しかつ新しい下位基礎周波数を決定
できる場合又は通信が終了した場合に終了するシフト期
間のあいだ、その送信周波数を徐々にかつ規則的に基底
周波数方向へシフトさせる。周波数シフト速度を十分に
大きく選択すれば、前記シフト期間は、増大した周波数
間隔の存在がネットワークのスペクトル範囲の必要な大
きさを少しの割合でしか増加させないように十分に小さ
くなる。
【0042】別の有利な構成では、当該端末の前記下位
基礎検出手段が下記のエレメントを含む: この端末の前記送信ポジショニング外部波が存在しなく
なった時に基礎消失信号を供給するための非選択的基礎
検出手段。この手段はそのために例えば、送信ポジショ
ニングうなり信号の強さを表す前記送信ポジション信号
を監視することができる。この強さの約50%の急激な
低下のような所定の減少は、送信下位ポジショニング外
部波か又は送信上位ポジショニング外部波が消滅したこ
とを意味する。その場合は、この手段が基礎消失信号を
供給する。
【0043】少なくとも前記基礎消失信号が供給された
時に使用され、その場合、消滅した送信ポジショニング
外部波が前記送信下位ポジショニング外部波であれば、
前記下位基礎消失信号を供給する基礎弁別手段。
【0044】実施例として挙げた2つのネットワーク
は、この基礎弁別手段の構造が互いに異なっている。こ
れらのネットワークのうち第1のネットワークはデュプ
レックスモードで機能する。そのため、当該端末が通信
に参加する場合は、その通信が2つの隣接送信周波数を
使用し、かつその端末が通信の下位周波数か又は上位周
波数で送信する。従って、この端末はそれぞれ通信して
いる端末対の下位端末又は上位端末を構成する。下位端
末は、送信周波数のスタックに対応する一連の端末にお
いてこの対のもう一方の端末に先行する端末である。実
施例として挙げるこの第1のネットワークでは下位端末
が起呼端末であるが、下位端末は被呼端末の場合もあ
る。
【0045】有利な構成では、デュプレックスモードで
機能するネットワークの当該端末の基礎弁別手段が、各
通信の最初にかつこの通信が終了するまで、当該端末が
起呼又は被呼端末であり従ってこの通信のあいだ当該端
末対の下位端末又は上位端末を構成することを表す相対
位置ビットを記録する。この手段は、その端末が端末対
の下位端末であれば、下位表示を供給する。前記下位基
礎消失信号は、前記基礎消失信号及び前記下位表示が同
時に供給された時に供給される。
【0046】その結果、当該端末対、即ち当該通信のあ
いだ当該端末を含む対は、先行通信が消滅した時にその
端末対の2つの送信周波数を基底周波数方向にシフトさ
せ、逆に後続通信が消滅した時には当該対の2つの送信
周波数は無変化のままである。
【0047】ここで留意すべきこととして、実際には、
制御回路が含む種々の手段はこの回路に組み込まれたプ
ログラムエレメントの形態で構成されると有利である。
【0048】別の有利な構成ではネットワークが、マー
キング時点で、次の通信時に使用されるようにマーキン
グされる1つ又は複数のスペクトル位置を予めマーキン
グするためのマーキング発生器を含んでいる。これらの
マーキングされた位置は、マーキング時点ではネットワ
ークのいずれの端末によってもとられず、次の通信即ち
前記時点からネットワーク上で開始されることになる最
初の通信を行うためにこれらの端末の1つ又は複数によ
ってとられなければならないスペクトル位置である。
【0049】このような事前マーキングには、ネットワ
ークへのアクセス時間が短縮されるという利点がある。
【0050】マーキング発生器は当該端末の構造と類似
の構造を有し得るが、送出する光波の情報変調は全く必
要ない。これは、これらの波の唯一の機能が周波数を決
定することだからである。
【0051】以下、第75段落目までは、別途記した符
号以外は、図3に基づいて説明する。この発生器は下記
のエレメントを含む: 当該端末のように、前記星状カップラCEに接続するた
めの2つのファイバ即ち送信ファイバB51及び受信フ
ァイバ52、前記送信ファイバで光学的マーキング波
FM1(図4)を送出する少なくとも1つの周波数制御
可能なマーキング送信器B2、並びに次の通信を実施す
るためにこの通信に参加している端末によって占められ
なければならず従ってこのマーキング波によりマーキン
グされるスペクトル位置に対して所定の関係を有するマ
ーキング周波数FM1をマーキング波に与えるために前
記マーキング送信器を制御するマーキングポジショニン
グ手段B22、B32、B70。
【0052】前記所定の関係は、マーキング波が、前記
参加端末の送信周波数がマーキングされたスペクトル位
置に到達するために行わなければならないシフトを容易
にする及び/又は促進するような関係である。
【0053】このような所定の関係の具体例として、マ
ーキング周波数はマーキングされた位置と合致し得る
か、又はこのマーキングされた位置に対して前記周波数
インクリメントに関連した所定のスペクトル距離をおい
て位置し得る。
【0054】もちろん、ネットワークが前述のスタック
コンプレッション手段を含んでいれば、1つ又は複数の
マーキング発生器によってマーキングされた1つ又は複
数の位置は後述のようにスタックのピークに位置する。
【0055】別の有利な構成ではネットワークが信号基
準発生器を含み、この信号基準発生器が、信号周波数F
(図4)で信号基準波を構成する光波を送出するため
の周波数制御可能な信号送信器B4と、前記信号周波数
をネットワークのスペクトル範囲内に配置するために信
号ポジション制御手段及び信号ポジションシフト手段を
含む信号ポジショニング手段と、前記信号基準波を前記
星状カップラCEまで誘導するための送信ファイバB5
1と、前記カップラに伝送された光波であって該発生器
によって受け取られる光波を誘導するための受信ファイ
バB52とを含む。
【0056】前記信号ポジション制御手段は、当該端末
の信号ポジション制御手段に類似しており、下記のエレ
メントを含む: 信号基準発生器によって受け取られた前記波を受け取る
と共に、前記信号基準を決定する光学的信号ポジショニ
ングローカル波を受け取る信号ポジショニング混合器B
24。
【0057】前記信号ポジショニングローカル波と、前
記送信周波数スタックの中で最も遠い周波数である信号
基礎周波数を決定する前記受け取られた波によって構成
された信号ポジショニング外部波との混合の結果得られ
る信号ポジショニングうなり信号を1つ含む複数の電気
的うなり信号を形成するために、前記信号ポジショニン
グ混合器から供給を受ける信号ポジショニング受信器B
34。前記信号の周波数は、これらの信号周波数及び信
号基礎周波数の間のスペクトル距離を表す所定の間隔内
に含まれた信号ポジショニングうなり周波数を構成す
る。
【0058】前記信号ポジショニングうなり信号を受け
取り、これに応答して、この信号ポジショニングうなり
周波数と所定の周波数との間の差を表す信号ポジション
信号を供給する図示されていない信号ポジション弁別
器。
【0059】前記信号周波数と前記信号基礎周波数との
間のスペクトル距離を、信号サプルメントを構成する所
定のスペクトル距離サプルメントに従属させるべく、前
記信号ポジション信号に応答して前記信号周波数を制御
する信号周波数制御手段B70。
【0060】信号ポジションシフト手段は、新しい通信
が設定された時に、この新しい通信に使用される送信周
波数の数に等しい周波数インクリメントの数に等しいシ
フト距離にわたって、信号周波数を遠ざける。
【0061】従って、当該端末の送信ポジショニング手
段は、前記制御回路と組み合わせて、この端末が空状態
になった時に該端末の送信周波数を基底周波数から徐々
に遠ざけ、かつこの送信周波数と前記信号周波数との合
致を認識する信号探索手段と、前記2つの周波数の間で
合致が認識された時点から、前記送信周波数を前記信号
周波数に従属させるべく、前記信号探索手段により制御
される待機制御手段とを含む。
【0062】この構成は、当該端末が空いている時に
は、該端末のスペクトル位置が次の通信時に該端末が占
有することになるスペクトル位置に少なくとも近いとい
う事実によって、ネットワークへのアクセス時間が短縮
されるという利点を有する。
【0063】当該端末の制御回路40(図4)は更に、
呼信号によって前記信号周波数を有する前記送信波を変
調しかつ該端末がメッセージを伝送しなければならない
場合に前記信号を送信する呼信号手段も備えている。こ
のようにして変調された送信波の周波数は、信号スペク
トル幅を有する信号チャネルKZ(図4)を占有する。
【0064】当該端末は更に、前記受信手段が次いで信
号チャネルKZ(図4)内のメッセージを受け取ること
ができるように該端末が空いている時に前記信号周波数
に対して前記中間周波数に等しい距離をとるスペクトル
位置に該端末の前記ローカル周波数をもたらす待機受信
イニシャルポジショニング手段B70も含む。
【0065】当該端末の前記送信ポジショニング手段
は、該端末が送信状態に変化しなければならない時に起
動されて、送信周波数を前記信号周波数から前記下位基
礎周波数が該端末用に発生する送信前位置まで前記基底
周波数に接近させる送信探索手段と、該端末が受信状態
に変化しなければならない時に制御回路により起動され
て、該端末の前記受信ローカル周波数を端末の送信前位
置に対して前記中間周波数に等しい距離をおいた受信前
位置にもたらす受信探索手段とを有する。
【0066】当該端末の前記受信前位置を設定するのに
使用される送信前位置は、通信が交互モードで実施され
る場合にはこの端末の送信前位置である。通信がデュプ
レックスモードで実施される場合には、使用される送信
前位置が当該端末と対をなす端末の送信前位置である。
【0067】別の有利な構成では、信号基準発生器が管
理ブロックBG(図1)内に含まれる。この管理ブロッ
クは更に、当該端末の前記受信手段と類似の受信手段
と、当該端末の制御回路と類似の制御回路とを含む。た
だし、対応するユーザとの通信を設定させる必要がない
一方で、ネットワークの管理を行う信号を受信し、処理
しかつ信号チャネル内に送信しなければならない。
【0068】別の有利な構成では、信号基準発生器が前
記マーキング発生器を構成し、そのため更に、前記発生
器の前記送信ファイバ上に第1マーキング波を送出する
ための少なくとも1つの周波数制御可能な第1マーキン
グ送信器B2と、前記波に第1マーキング周波数FM1
(図4)を与えるための第1マーキングポジショニング
手段とを含む。この手段は送信ポジショニング手段と類
似しており、下記のエレメントを含んでいる: 信号基準発生器によって受け取られた前記波を受け取る
と共に、第1マーキング周波数を決定する光学的第1マ
ーキングポジショニングローカル波を受け取る第1マー
キングポジショニング混合器B22。
【0069】前記第1マーキングポジショニングローカ
ル波と前記信号基礎周波数F2P(図4)を決定する前
記受け取られた波との混合の結果生じる第1マーキング
ポジショニングうなり信号を1つ含む複数の電気的うな
り信号を形成するために第1マーキングポジショニング
混合器から供給を受ける第1マーキングポジショニング
検出器B32。前記信号の周波数は、前記第1マーキン
グ周波数と前記信号基礎周波数との間の間隔を表す所定
の間隔内に含まれた第1マーキングポジショニングうな
り周波数を構成する。
【0070】第1マーキングポジションうなり信号を受
け取り、これに応答して、前記第1マーキングポジショ
ニングうなり周波数と所定の周波数との間の差を表す第
1マーキングポジション信号を供給する第1マーキング
ポジショニング弁別器(図示せず)。
【0071】信号基準発生器の制御回路B70は、第1
マーキング周波数と信号基礎周波数F2Pとの間のスペ
クトル距離を前記周波数インクリメントDF(図4)
従属させるために、第1マーキングポジション誤差信号
に応答して第1マーキング周波数を制御する。
【0072】当該端末が、第1マーキング周波数上に配
置された別の端末との通信で受信状態に変わらなければ
ならない場合には、当該端末が前記別の端末からの送信
を待たずに、第1マーキング波によってその受信ローカ
ル周波数を第1マーキング周波数に従属させることがで
きる。マーキング周波数が単一であれば、前記信号サプ
ルメントは有利には前記周波数インクリメントの2倍で
ある。
【0073】各通信に2つの隣接メッセージチャネルが
使用されかつ当該端末が上位端末である、即ち搬送周波
数が基底周波数から最も離れている上位チャネルを占有
しなければならないデュプレックスモードで機能する場
合には、前記第1マーキング周波数が更に当該端末の前
記下位基礎周波数を構成する。
【0074】その場合は、第2マーキング周波数FM2
(図4)が前記周波数インクリメントに等しい距離をお
いて第1マーキング周波数に続く。対応する第2マーキ
ング波は、前述のものと類似のスペクトルポジショニン
グ手段を備えた第2マーキング送信器B3によって送出
される。この波は、上位端末の受信ローカル周波数のポ
ジショニングと信号周波数のポジショニングとを可能に
する。
【0075】その場合、信号サプルメントは有利には前
記周波数インクリメントの3倍である。
【0076】以下、第92段落目までは、別途記した符
号以外は、図5に基づいて説明する。別の有利な構成で
は、当該端末の送信ポジション制御手段が更にスペクト
ルポジショニング支援手段を含み、このスペクトルポジ
ショニング支援手段が、所定のポジショニング支援周波
数FSでポジショニング支援信号を供給するポジショニ
ング支援発生器53(図2)と、該端末の送信周波数F
(2P−1)からのスペクトル距離が前記ポジショニン
グ支援周波数FSに等しい2つのポジショニング支援側
方周波数を有する2つのポジショニング支援側方波を発
生させるべく、前記ポジショニング支援信号によって当
該端末の送信波の少なくとも一部分を変調するポジショ
ニング支援変調手段1とを含む。第1側方波は、該端末
の送信周波数よりも該端末の下位基礎周波数F(2P−
2)に近い第1ポジショニング支援側方周波数F(2P
−1)Aを有する。この波は、当該端末の送信ポジショ
ニング混合器に伝送される前記送信ポジショニングロー
カル波を構成する。
【0077】このようにして形成される第2ポジショニ
ング支援側方波は、当該端末の次の端末の送信ポジショ
ニング外部波を構成する。
【0078】ポジショニング支援周波数FSは好ましく
は前記周波数インクリメントDFの1/4と1/2との
間に含まれる。
【0079】このポジショニング支援手段は、送信ポジ
ショニングうなり周波数が基礎距離より遥かに小さくな
りり得るという利点を有する。この周波数は例えばマイ
クロ波範囲内に位置し、一方基礎距離は光周波数範囲内
に位置する周波数インクリメントにほぼ等しい。従っ
て、送信ポジショニングうなり信号は良く知られている
許容し得る値段の電子部材で処理することができる。こ
のようなポジショニング支援手段が存在するために、
波、信号又は第1周波数が第2周波数又は基礎距離のよ
うなスペクトル距離を決定することが先に示された場合
には、それが、このようにして決定された第2周波数又
は距離が所定値だけ増加又は減少した決定周波数に等し
いことを意味するものであることが理解される。前記決
定周波数は、前記波もしくは信号の決定周波数であるか
又は前記第1周波数であり、前記所定値はポジショニン
グ支援周波数の1倍又は2倍である。
【0080】実施例として挙げる2つのネットワークで
は、基礎距離F(EP−1)−F(EP−2)を決定す
る周波数F(2P−1)A−F(2P−2)Bがポジシ
ョニング支援周波数FSを2倍減少させた距離に等し
い。この基礎距離は周波数インクリメントDFにほぼ等
しいため、基礎距離を決定する周波数はDF−2FSに
ほぼ等しい。
【0081】別の有利な構成は、信号周波数と、通信を
作成しかつ管理するために、より一般的にはネットワー
クを管理するために、ネットワーク上で伝送される種々
の信号によって占有される周波数全体とを含む信号チャ
ネルについて行い得る使用に関する。
【0082】前記信号は特に下記のものである: 起呼前端末によって送出され、被呼前端末のアドレスを
含んでいる呼信号。
【0083】被呼前端末が通信の設定に適していること
を起呼前端末に知らせるために、呼信号に応答して、被
呼前端末から送出される呼肯定応答信号。
【0084】2つの端末が同一チャネルで同時に2つの
通信を設定したい場合に有用であって、その場合に優先
通信を決定する通信権付与信号。
【0085】この構成の利点は、全部というわけではな
いが複数の通信が、各々が大量の情報を含む「重量(l
ourds)」メッセージと称する複数のメッセージを
限定された時間内に伝送しなければならない場合に現れ
る。これは、情報伝送速度が大きいために、それより
「軽量(legeres)」の通信では必要とされない
大きな幅をメッセージチャネルに与えなければならない
「重量」通信のことである。このような構成では、信号
チャネルが、前記信号の伝送の場合だけでなく「軽量」
メッセージ、即ち各々が比較的少量の情報を含むメッセ
ージの伝送の場合にも、ネットワークの種々の端末の間
で共有される。
【0086】より正確には、当該端末が、伝送すべきメ
ッセージが、比較的長い通信時間の間に比較的大きい情
報伝送速度で伝送されなければならない重量メッセージ
であるか、又は比較的小さい情報伝送速度で及び/又は
比較的短い通信時間で伝送できる軽量メッセージである
かを示すメッセージ分類手段と、前記重量メッセージを
前記メッセージチャネルで伝送するための重量メッセー
ジ伝送手段と、前記軽量メッセージを、この場合は前記
端末の間で共有されるチャネルを構成する前記信号チャ
ネルで伝送するための軽量メッセージ伝送手段とを含
む。メッセージ分類手段は制御回路40(図2)に組み
込まれている。
【0087】当該端末の重量メッセージ伝送手段は、該
端末が占有された時に起動される前述の手段である。当
該端末の軽量メッセージ伝送手段は前述の手段と同じで
あるが、相異点として、この手段は該端末が空いている
端末の状態のような前述の状態にある時に制御回路によ
って起動される。この手段は、当該端末に対応するユー
ザがメッセージを送出したい場合、そしてこのメッセー
ジが軽量メッセージとして分類される場合に起動され
る。
【0088】この構成では、単位時間当たりの伝送すべ
き重量メッセージの数がメッセージ全体の数よりかなり
少なければ、信号チャネルの幅を過剰に大きくしなくて
も、メッセージチャネルの数をかなり減らすことができ
る。従って、ネットワークのスペクトル範囲がより有効
に使用される。
【0089】別の有利な構成では、共有チャネルの幅が
前記メッセージ幅にほぼ等しい。
【0090】従って、共有チャネルの使用に充てられる
電子部材は、メッセージチャネルの使用に充てられるも
のとほぼ同じであり得る。
【0091】別の有利な構成では、共有チャネルが前記
端末の間、又は少なくとも重量メッセージの伝送時に占
有されない端末の間で時分割され、これらの端末の各々
が、各多重化サイクルの間にその端末に割り当てられた
時間内で前記チャネルを介して、伝送しなければならな
い軽量メッセージ及び信号を伝送する。
【0092】共有チャネルにはアクセスプロトコルが決
められる。このプロトコルは信号チャネルへのアクセス
に関して既に知られているプロトコルと類似のものであ
り得る。重量通信を設定する権利の付与も含む通信権付
与は、そのために信号チャネル上の端末と対話する管理
ブロックBG(図1)内で一括して行われる。しかしな
がらこのような付与は、優先通信が信号チャネル上の端
末の間の対話によって決定される分散的な方法で行うこ
ともできる。
【0093】以下、第106段落目までは図2に基づい
て説明する。ここで、実施例として挙げる第1のネット
ワークに属する当該端末をより詳細に説明する。これ
は、例えば図1に示す端末T1である。ネットワークの
星状カップラは符号CEで示した。
【0094】当該端末の送信器1及びローカル発振器2
は、周波数が電気的に制御される少なくとも2つの半導
体レーザを用いて形成されている。送信周波数の制御電
流は調整回路41を介して前記送信ポジショニング手段
により供給される。
【0095】送出光強度の制御電流は下記の3つの成分
を含む: 調整回路41から供給されるバイアス連続成分。
【0096】比較的低い周波数を含み、当該端末に対応
するユーザ50が伝送したいと望んでいる情報を表す二
進デジタル信号で構成された情報変調成分。前記信号は
前記ユーザに接続された回路52内で形成される。
【0097】ポジショニング支援変調成分。この成分は
正弦形である。その周波数は情報変調成分の周波数より
高く、ポジショニング支援周波数FS(図5)を構成す
る。この第3の成分は、ポジショニング支援発生器53
により送信器1に与えられる。
【0098】光スイッチ34は、端末のポジショニング
のあいだ送信器を送信ファイバ61から分離する機能を
果たす。光カップラ33は、送信器からの波の一部を別
の光カップラ31により受信ファイバ62上で受け取ら
れた波と混合するために採取する。前記別の光カップラ
は前記送信ポジショニング混合器を構成する。その結果
得られる波混合物は、二次型送信ポジショニング検出器
10によって検出される。その結果生じる電気信号は、
前記送信ポジショニングうなり信号を構成する。その周
波数は、周波数DF−2FS(図5)を中心とする送信
ポジション弁別器11によって測定される。この弁別器
は送信器を制御するために送信ポジション誤差信号を供
給する。
【0099】ヘテロダイニング検出器20は、光カップ
ラ32で構成されていて受信ファイバ62上で受け取ら
れた波とローカル発振器2によって送出された波とを受
け取るヘテロダイニング混合器からの波を検出する。中
間周波数FI(図4)を中心とする受信周波数及びポジ
ション弁別器21は、ローカル発振器2の制御を可能に
する受信ポジション誤差信号を形成する。20で検出さ
れた信号に基づいて情報復調が行われる。この復調は、
周波数FI(図4)を中心とする復調フィルタ22を構
成する増幅回路と、ユーザ50の基底バンドでデジタル
データを再生する再生器51とによって実施される。
【0100】端末全体は、マイクロ回路で構成されてい
て該端末に対応するユーザ50に接続されている制御回
路40によって管理される。
【0101】回路40は、アナログ−デジタル変換器4
3によってデジタル化された誤差信号を入力に受け取
る。メモリ42は特に発振器2の送信器1のレーザの機
能領域、即ちこれらのレーザの同調範囲を一歩一歩描く
ための電流値アセンブリを含んでいる。回路40は目標
信号を形成し、レーザの電流及び温度を調整する調整回
路41にこれらの信号を転送する。この回路はまた、送
信器を星状カップラCEに接続するスイッチ34の状態
を制御する。
【0102】そのためにこの回路は、前述の手段を構成
し特に下記の機能を実行させるソフトウエアを備えてい
る:送信器及びローカル発振器の同調電流をポジション
誤差信号の関数として計算する機能。これは、弁別器1
1からの信号を最大にし、弁別器21によって測定され
た誤差を相殺する機能である。スタック内又はスタック
上方の端末のポジションはこの制御を全く変化させな
い。
【0103】スタックコンプレッションの実施。この実
施は、送信ポジショニングうなり信号の強さの変化によ
って示される下位通信の消滅の検出と、これに次ぐべき
2xDFのシフトの命令とを含む。
【0104】ユーザから送出される管理情報、即ち被呼
端末の呼及びアドレスの要求、後でやり直すために中断
しなければならない不正確な伝送を示す警報及び安全信
号の考慮。
【0105】端末が共有チャネル上にある場合に、管理
ブロックから送られて来る信号の考慮。これは特に、広
帯域通信、即ちメッセージチャネル上で実行されなけれ
ばならない前記重量通信の設定を認可する機能である。
【0106】通信の設定。重量通信の場合は、前述のプ
ロセスに従って、レーザの周波数を信号位置から通信中
にこれらの周波数が占有することになる位置まで低下さ
せなければならない。
【0107】以下、第121段落目までは、特に記した
符号以外は、図3に基づいて説明する。ネットワーク
は、特に前述の基底発生器、マーキング基準発生器及び
信号基準発生器を含む管理ブロックBGを備えている。
図3ではこの管理ブロックが下記のような5つのレーザ
を含んでいる: 絶対的に安定化された基底発生器B1は、ネットワーク
のスペクトル範囲の下限に対する基準を形成すべく基底
周波数F0で基底波を送出する。
【0108】相対的に安定化された2つの送信器B2及
びB3は、2つのスタックピーク基準を形成すべく第1
マーキング波及び第2マーキング波を送出する。
【0109】信号送信器B4及びローカル発振器B5
は、共有チャネル上で空いている端末と対話するのに使
用される。
【0110】カップラB50は、ソースB1、B2、B
3、B4から送出された波を、星状カップラCEに接続
された送信ファイバB51に注入せしめる。
【0111】第1マーキング送信器B2の周波数FM1
は、最後のメッセージチャネルK(2P)より上で距離
DFに従属する(図4参照)。第2マーキング送信器B
3の周波数FM2は第1マーキング周波数より上で距離
DFに従属する。信号送信器B4の周波数は第2マーキ
ング周波数より上で距離DFに従属する。送信器B2、
B3及びB4は、当該端末の送信器と同じ制御を実施す
るために、周波数FSでポジショニング支援変調を受け
る。そのために、周波数FSの正弦波信号がポジショニ
ング支援発生器B60から送出される。
【0112】光カップラB12、B13、B14は、制
御に必要なうなりを形成するために、送信器B2、B
3、B4から送出された波の一部を採取するのに使用さ
れる。カップラB22、B23、B24、B25はそれ
ぞれ下記の混合を行う:送信器B2の制御のために、該
送信器から送出された第1マーキング波を、受信ファイ
バB52からの信号と混合する。
【0113】送信器B3の制御のために、該送信器から
送出された第2マーキング波を第1マーキング波と混合
する。
【0114】送信器B4の制御のために、該送信器から
送出された信号基準波を第2マーキング波と混合する。
【0115】ポジショニング受信器B32、B33、B
34、B35は、これら4つの制御のためにポジション
誤差信号E2、E3、E4、E5を供給する。受信器B
32、B33及びB34は各々が二次検出器と周波数D
F−2FS(図5)を中心とするフィルタとで構成され
ている。受信器B35は中間周波数FI(図4)を中心
とする周波数弁別器で構成されている。
【0116】制御回路B70は下記の機能を有する: この回路は制御を行う。そのためにこの回路は、それぞ
れレーザB2、B3、B4及びB5のポジション信号E
2、E3、E4及びE5を入力に受け取る。
【0117】この回路は信号チャネル上の空いている端
末と対話しながら広帯域通信へのアクセスプロトコルを
実施する。この回路は復調器B61を介して前記端末か
らメッセージD5を受け取る。この回路は、送信器B4
から送出された信号波の周波数を変調するメッセージD
4を前記端末に伝送する。このようにしてこの回路は、
種々の広帯域アクセス要求を考慮し、通信設定認可を伝
送し得る。
【0118】この回路は、最後の送信周波数に基づいて
新しいスタックピークをマークするために、広帯域通信
の設定後にレーザB2、B3、B4及びB5の周波数を
2DF上昇させる。
【0119】ここで、通信の設定及び解消を順次説明す
る。
【0120】空いている2つの端末の接続は信号チャネ
ルKZを介して行われる。管理ブロックもこのチャネル
上に存在する。この管理ブロックには、進行中の通信の
要請と、優先権が存在する場合にその優先権と、ネット
ワークのスペクトル範囲の占有とがわかっている。この
管理ブロックはこれらの情報に応じて、スタックピーク
でマーキングされたメッセージチャネル及び共有チャネ
ルでの通信権を割り当てる。
【0121】これらのチャネル上への関連端末のポジシ
ョニングの期間中、これらの端末から送出された波は、
星状カップラCEによって転送される別の通信を妨害し
ないように、これらの端末の送信ファイバに注入されて
はならない。そのために、送信器はスイッチ34のよう
なスイッチによって前記カップラから一時的に切断され
る。
【0122】以下、第125段落目までは、図4に基づ
いて説明する。起呼端末は、その送信器の周波数を2x
DF低下させ、最高送信周波数F(2P)より上でDF
に従属させ、そのローカル発振器の周波数をDF低下さ
せ、第2マーキング周波数LM2より下でFIに従属さ
せる。
【0123】被呼端末は、その送信器の周波数をDF低
下させ、第1マーキング周波数LM1より上でDFに従
属させ、そのローカル発振器の周波数を2xDF低下さ
せ、第1マーキング周波数より下でFIに従属させる。
【0124】送信器は星状カップラに再接続され、管理
ブロックは新しいスタックピークに合わせて制御すべく
マーキング周波数を2xDF上昇させる。空いている端
末は総てこれらの周波数に合わせて制御され、この動き
に従う。
【0125】通信の消滅時には、その通信に参加してい
る2つの端末がそれぞれの送信器を星状カップラから切
断する。従って、各端末のローカル発振器は周波数が一
時的に送信器に合わせて制御される。この送信器の周波
数は、2つのマーキング波を検出することによって認識
されるスタックピークまで上昇する。送信器及びローカ
ル発振器は新たに信号周波数に合わせて制御することが
できる。上位隣接通信の起呼端末は該端末に先行した端
末の送信の消滅を検出し、消滅した通信から解放された
スペースを埋めるために送信周波数を漸次2xDFシフ
トさせる。信号チャネルも含めてスタックの総ての上位
チャネルはこのシフトに従う。
【0126】図4〜図9は、P個の通信が実施されてい
る場合のネットワークの周波数スペクトルを示してい
る。数2Pは端末の数Nより小さい。これらの図面は特
に、上位端末対、即ち送信周波数F(2P−1)及びF
(2P)が基底周波数F(O)から最も離れている端末
対によって使用されるメッセージチャネルK(2P−
1)及びK(2P)で構成された上位チャネル対を示し
ている。
【0127】これら2つのチャネルは、2つの異なるタ
イプの線影で示されている。各タイプの線影は、同一端
末によって送出された総ての波及びその結果生じる電気
信号に使用されている。上位対は、ネットワークで最後
に設定された通信を行う対である。従って、この対はス
タックピークを占有する。より正確には、起呼チャネル
K(2P−1)即ち起呼端末によって使用されるチャネ
ルがこの上位対の下位チャネルを構成し、この端末はこ
の端末対の下位端末である。同様にして、被呼チャネル
K(2P)はこの対の上位チャネルを構成する。
【0128】これら2つの端末の送信周波数はそれぞれ
F(2P−1)及びF(2P)で示されている。これら
の周波数はこれらのチャネルの中間周波数を構成する。
【0129】これら2つの端末でそれぞれ発生する受信
ローカル波L(2P−1)及びL(2P)は、図面を解
り易くするために、横座標の線の下に示した。他の端末
によって占有されるメッセージチャネルは線影を用いず
に示した。これは特に、上位対に先行する対の上位端末
によって占有される上位チャネルK(2P−2)であ
る。
【0130】チャネルK(2P−2)の真ん中に位置す
る送信周波数F(2P−2)は、チャネルK(2P−
1)を占有する端末の下位基礎周波数を構成する。この
チャネルの中間周波数F(2P−1)は、チャネルK
(2P)を占有する端末の下位基礎周波数を構成する。
【0131】全体を通して、ネットワークによって実現
される周波数偏差は太い水平矢印で示した。矢印の1つ
又は複数の尖端はこれらの偏差を実現するために制御さ
れるか又は予め決定される1つ又は複数の周波数を示し
ている。
【0132】送信周波数の制御は通常、両側制御であ
る。そのため、制御矢印は通常、周波数F(2P)とF
(2P−1)との間の矢印のように2つの尖端を有す
る。
【0133】スタックの底部に位置する送信周波数FI
は基底周波数F(O)に対して片側制御される。このよ
うに制御される端末の間の距離は周波数インクリメント
DFに等しく、周波数F(1)とF(O)との間の距離
はポジショニング支援周波数である。
【0134】信号チャネルはKZで示した。信号発生器
BGの信号基準波及び受信ローカル波の周波数はそれぞ
れFZ及びLZで示し、第1及び第2マーキング周波数
はそれぞれFM1及びFM2で示した。
【0135】周波数F(2P)、FM1及びFM2の制
御は両側制御である。周波数FZの制御は片側制御であ
る。
【0136】図5には、メッセージチャネルK(2P−
2)、K(2P−1)及びK(2P)とその中間周波数
F(2P−2)、F(2P−1)及びF(2P)が示さ
れている。この図は、チャネルK(2P−1)を占有す
る当該端末の前記第1及び第2ポジショニング支援側方
周波数F(2P−1)A及びF(2P−1)Bも示して
いる。これらの周波数はそれぞれF(2P−1)−FS
及びF(2P−1)+FSに等しい。
【0137】チャネルK(2P−2)に関しては、類似
の波がそれぞれF(2P−2)A及びF(2P−2)B
で示されている。
【0138】チャネルK(2P−1)を占有する端末の
下位基礎距離F(2P−1)−F(2P−2)は、周波
数F(2P−1)AとF(2P−2)Bとの差が、DF
−2FSに等しい前記送信ポジショニング目標周波数と
同じ値に維持されるため、周波数インクリメントDFと
同じ値に維持される。
【0139】図6は、当該端末の検出器10の入力にお
ける同一光波のスペクトルを示している。このスペクト
ルは、送信器1から送出された波、即ちチャネルK(2
P−1)を占有する波の増加した相対強度、並びに側方
周波数F(2P−1)A及びF(2P−1)Bが図5の
スペクトルと異なっている。
【0140】図7は、検出器10でのこれらの波の検出
の結果生じる電気信号の理論的スペクトルを簡単に示し
ている。弁別器11のパスバンドはポジショニング目標
周波数DF−2FSを中心とし、Q11で示されてい
る。特定の波の検出の結果生じる信号はこれらの波の符
号に文字Eを付けて示した。その周波数は、これらの波
の周波数と、対応する強さによって優勢な周波数の1つ
である前記端末の第1ポジショニング支援側方周波数F
(2P−1)Aとの差に等しい。やはり大きな強度に対
応するチャネルK(2P−1)又は周波数F(2P−
1)Bでの種々の波のうなりの結果生じる信号のような
特定の信号は省略されている。また、K(2P)Eのよ
うな特定の信号は理解を容易にするために図示されてい
るが、実際に検出器の出力に電気形態で出現するには大
きすぎる周波数を有するであろう。
【0141】図8は、当該端末の検出器20の入力にお
ける光スペクトルを示している。このスペクトルでは、
その強さによって優勢な波がローカル発振器2から送ら
れた受信ローカル波であり、その周波数L(2P−1)
は検出器20を用いて実施される制御によりF(2P)
−F1に等しい。
【0142】図9では、検出器20によりこれらの波の
うち特定の波が検出された結果生じる電気信号がこれら
の波の符号に文字Hを付けて示されている。これらの信
号の周波数は前記波の周波数と優勢な周波数L(2P−
1)との差に等しい。図7についても同じことが言え
る。
【0143】弁別器21及び増幅フィルタリング回路2
2のパスバンドはそれぞれ符号Q21及びQ22で示さ
れている。
【0144】ここで、本発明の実施例として挙げる第2
のネットワークについて説明する。このネットワークは
図10に示されている。このネットワークは全体的に前
記第1のネットワークと類似しているが交互モードで機
能し、第1のネットワークと比べて少なくとも部分的に
異なる、この機能モードに適した構成を有する。これら
の構成のうち幾つかを以下に説明する。
【0145】まず一般的に言えば、有利な構成では、交
互モードで機能するネットワークの当該端末の前記基礎
弁別手段が、基礎消失信号の形成の直前の前記送信ポジ
ショニングローカル周波数の値に対して、前記送信ポジ
ショニングうなり信号の周波数に作用するポジショニン
グ偏差を出現させるのに適した基礎弁別スペクトル偏差
を有する基礎弁別周波数を有する基礎弁別波をこの端末
の前記送信ポジショニング混合器Y31の前記ローカル
入力Y31Aに供給するために、前記基礎消失信号によ
って起動される基礎弁別波形成手段を含む。前記ポジシ
ョニング偏差は正及び負の2つの代数記号のいずれか一
方を有し得る。前記下位基礎消失信号は前記ポジショニ
ング偏差が所定の代数記号を有する時に供給される。
【0146】別の有利な構成では、基礎弁別波形成手段
が、当該端末の送信周波数に一時的に作用する送信偏差
を誘起する手段である。この送信偏差は例えば正であ
る、即ち送信周波数が一時的に基底周波数から更に少し
遠ざかる。ポジショニング支援周波数FSが周波数イン
クリメントDFの半分より小さい場合には下位基礎消失
信号が供給され、送信ポジショニングうなり信号が負の
周波数偏差を受けると、基底周波数方向への送信周波数
の漸進的シフトが生じる。前記負の周波数偏差は例え
ば、そのために具備された周波数弁別器で構成されてい
て送信ポジショニング検出器Y10の出力を受給する基
礎弁別器Y12の出力制御回路Y40によって検出され
る。
【0147】図10では、交互モードで機能するネット
ワークの当該端末が図2の端末のエレメントと類似のエ
レメントを含んでいるが、相異点として、基礎弁別器Y
12が加えられておりかつ制御回路Y40が部分的に改
変されている。これら2つの端末で2つのエレメントが
それぞれ類似している場合には、これら2つのエレメン
トを示す符号の数値を同じにし、図10の端末のエレメ
ントの場合だけその数値の前に文字Yを付けた。
【図面の簡単な説明】
【図1】特に本発明の実施例として挙げる第1のネット
ワーク及び第2のネットワークに共通のアセンブリを示
す説明図である。
【図2】前記第1のネットワークの端末をブロックによ
って簡単に示す説明図である。
【図3】前記第1のネットワークに属する管理ブロック
をブロックによって簡単に示す説明図である。
【図4】前記第1のネットワーク上に存在する光波のう
ち一部の光波のスペクトルを示す説明図である。
【図5】前記第1のネットワークに属する端末の受信フ
ァイバ上に存在する光波のうち一部の光波のスペクトル
を示す説明図である。
【図6】前記端末の送信器によって送出された光波と混
合した後の図5の光波のスペクトルを示す説明図であ
る。
【図7】図2の端末の送信器のスペクトル位置を制御す
るために図6の光波の検出の結果発生する電気信号のス
ペクトルを示す説明図である。
【図8】図2の端末のローカル発振器によって送出され
た光波と混合された後の図5の光波のスペクトルを示す
説明図である。
【図9】図2の端末のローカル発振器の周波数を制御す
るために図8の光波の検出の結果発生する電気信号のス
ペクトルを示す説明図である。
【図10】本発明の実施例として挙げる第2のネットワ
ークの端末をブロックによって簡単に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
T1〜TN 端末 BG 管理ブロック CE 星状カップラ 1 送信器 2 ローカル発振器 40 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヤン−ミシエル・ガブリアーグ フランス国、91530・ル・バル・サン− ジエルマン、シユマン・デ・ゼコリエ・ 3 (72)発明者 ミシエル・ソト フランス国、91140・ビルボン・シユー ル・イベツト、リユ・ドユ・バ・ドウ・ ラ・フエルム、10 (56)参考文献 特開 昭61−274437(JP,A) 特開 昭62−66732(JP,A) 特開 昭63−211836(JP,A) 特開 平2−50589(JP,A) 特開 平2−238739(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全部の端末に伝送される送信波に与えら
    れた情報性変調の形態で端末間の通信を実行し、これら
    の波の中心周波数が送信周波数を構成し、実行中の各通
    信が該通信用に予定された送信周波数を使用し、新しい
    通信が設定される度毎に、該新しい通信用に予定された
    送信周波数が該新しい通信に割当てられる通信方法であ
    って、1つの周波数を標識するために標識波が全部の端
    末に長時間伝送され、新しい通信が設定されるときに、
    前記によって標識された周波数が該新しい通信に割当て
    られた送信周波数を構成し、該新しい通信の設定後に新
    しい標識波が伝送されることを特徴とする周波数割当て
    を用いた通信方法。
  2. 【請求項2】 互いの間でメッセージを伝送するように
    構成され、各々が、ネットワークのスペクトル範囲内の
    各々のポジションを構成する制御された送信周波数を有
    する送信波を送信し、各々が更に、前記メッセージを搬
    送させるべく前記波に情報性変調を与えるように構成さ
    れた複数の端末と、 波を案内するために前記端末の各々に結合され、該端末
    の前記送信波を導く送信ラインと該端末によって受信さ
    れた波を導く受信ラインとを構成している2つの伝送ラ
    インと、 種々の端末のポジションを所定の周波数増分に少なくと
    も等しい相互距離に維持するように、前記送信ラインか
    ら前記送信波を受信し、前記受信ラインによって前記波
    の各々を全部の前記端末に伝送する星形結合器と、 これらの端末に、該端末が参加する通信のためのポジシ
    ョンを割当てる周波数割当て手段とを含む周波数割当て
    を用いた通信ネットワークであって、 前記周波数割当て手段が、スペクトルポジションに対し
    て所定の関係を成す標識周波数を有する標識波を前記端
    末全部に供給するために前記星形結合器に接続される送
    信ラインを備えた標識発生器を含み、このように標識さ
    れたスペクトルポジションが次の通信用の少なくとも1
    つの端末のポジションを構成することを特徴とする周波
    数割当てを用いた通信ネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記標識発生器が、制御された周波数を
    有する前記標識波を永続的に供給し、前記標識発生器
    が、前記送信波全部を受信するように前記星形結合器に
    接続される受信ラインを備えており、該標識発生器のポ
    ジショニング手段が、 前記標識周波数を、通信に参加する前記端末の任意に可
    変のポジションから前記周波数増分に少なくとも等しい
    スペクトル距離に維持するための標識ポジション制御手
    段と、 新しい通信の設定後に、前記標識周波数を所定のごとく
    変更する標識ポジション変更手段とを含むことを特徴と
    する請求項2に記載のネットワーク。
  4. 【請求項4】 前記所定の関係は、前記標識周波数が前
    記標識ポジションから所定のスペクトル距離に存在する
    という関係であり、 前記端末の各々が、 前記標識波と周波数制御された少なくとも1つのソース
    からローカルに発生される少なくとも1つの波とを混合
    して少なくとも1つのポジショニング用うなり周波数を
    発生させる少なくとも1つのポジショニング用混合器
    と、 前記ポジショニング用うなり周波数を感知し、該周波数
    を目標周波数に近付けるために、周波数制御された前記
    ソースを制御する周波数制御手段とを含むことを特徴と
    する請求項2に記載のネットワーク。
  5. 【請求項5】 周波数制御された前記ソースが、前記送
    信波を送出する送信器及び/またはヘテロダイン型の受
    信手段に組み込まれた局部発振器から成ることを特徴と
    する請求項4に記載のネットワーク。
  6. 【請求項6】 前記波が光波であり、前記ラインが光フ
    ァイバであることを特徴とする請求項2に記載のネット
    ワーク。
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AU643114B2 (en) 1993-11-04
CA2059907A1 (fr) 1992-07-25
AU1044892A (en) 1992-07-30
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