JP3031427B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents

ステアリングロック装置

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JP3031427B2
JP3031427B2 JP12298191A JP12298191A JP3031427B2 JP 3031427 B2 JP3031427 B2 JP 3031427B2 JP 12298191 A JP12298191 A JP 12298191A JP 12298191 A JP12298191 A JP 12298191A JP 3031427 B2 JP3031427 B2 JP 3031427B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はステアリングロック装
置、特にステアリングシャフトの傾斜角度を調整できる
チルト式ステアリングシャフトに装着できるステアリン
グロック装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】取付角度の調整可能なチルト構造のステ
アリングシャフトを錠止するステアリングロック装置を
チルト構造に適用させるため、例えば特公昭62−50
95号公報に示されるようにステアリングロック装置の
挿込口部とインストルメントパネルに設けた配設孔との
間をステアリングロック装置の上下動に追従可能な遮蔽
材で閉塞した構造が公知である。また、特開昭63−4
8350号公報にはチルト構造に対応するため、ハウジ
ング部を回転可能に支持したステアリングロック装置が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
62−5095号公報では、固定されるステアリングロ
ック装置が実際にどのように移動できるかについて具体
的な構造が示されていない。また、特開昭63−483
50号公報の構造では、ステアリングロック装置に内蔵
されたキーシリンダの軸線が折曲がる構造のため、構造
が複雑となり破壊に対して抵抗力が小さくなる欠点があ
る。この点において、従来では、キーシリンダを収容す
る第1のフレームと、ロッキングロッドを収容する第2
のフレームとを備え、ロッキングロッドの長さ方向とほ
ぼ並行な軸を中心にして第1のフレームが第2のフレー
ムに対して相対的に回転可能又は揺動可能なステアリン
グロック装置は提案されていない。
【0004】この発明は上記の欠点を解消して第1のフ
レームと第2のフレームとの間で相対的に回転可能又は
揺動可能な構造とすることによりチルト式ステアリング
シャフトに装着できかつ破壊に対して抵抗力のあるステ
アリングロック装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のステアリングロ
ック装置は、ステアリングシャフト(7)にそれぞれ係合
及び離脱する施錠位置及び解錠位置に移動されるロッキ
ングロッド(13)と、ハンガ(18)を介してロッキングロッ
ド(13)に作動連結されたキーシリンダ(11)と、キーシリ
ンダ(11)を収容する第1のフレーム(12)と、ロッキング
ロッド(13)を収容する第2のフレーム(14)とを備えてい
る。さらに、本発明のステアリングロック装置は、ハン
ガ(18)とロッキングロッド(13)とを連結するピボット継
手(22a,23)と、第1のフレーム(12)内に設けられかつ第
2のフレーム(14)に形成された長孔(71)内に配置された
係止ピン(83)とを備えている。第1のフレーム(12)は、
第2のフレーム(14)に対してロッキングロッド(13)の長
さ方向とほぼ並行な軸を中心にして相対的に回転可能
(C、D方向)でありかつ係止ピン(83)を中心にして相
対的に揺動可能(A、B方向)である。本発明の実施例
では、ハンガ(18)を構成するコネクタ(18b)に取り付け
られたクリップ(90)により第1のフレーム(12)からの係
止ピン(83)の脱落が阻止される。第1のフレーム(12)は
第2のフレーム(14)内に嵌合される部分的球面(80)を有
してもよい。ピボット継手(22a, 23)は、ハンガ(18)に
設けられた球面状連結部(22a)と、球面状連結部(22a)を
受ける凹部(23)とにより構成される。
【0006】
【作用】第1のフレーム(12)はロッキングロッド(13)の
長さ方向とほぼ並行な軸を中心にして第2のフレーム(1
4)に対して相対的に回転可能であると共に、係止ピン(8
3)を中心に第2のフレーム(14)に対して相対的に揺動可
能であるから、ステアリングシャフト(7)の取付角度を
調整するときにステアリングロック装置の取付角度を円
滑に調整することができる。また、ハンガ(18)とロッキ
ングロッド(13)とをピボット継手(22a, 23)により連結
すると共に、第1のフレーム(12)内に設けられた係止ピ
ン(83)を第2のフレーム(14)に形成された長孔(71)内に
配置するので、傾斜した状態でロッキングロッド(13)を
施錠位置と解錠位置との間で移動できる。
【0007】
【実施例】以下、この発明によるステアリングロック装
置の実施例を図1〜図17について説明する。
【0008】図1に示すように、ステアリングロック装
置10はステアリングシャフト7に取り付けられる。ス
テアリングシャフト7はユニバーサルジョイント7aに
より取付角度を変更できるように取り付けられる。
【0009】図2に示すように、ステアリングロック装
置10はキーシリンダ11を収容する第1のフレーム1
2と、第1のフレーム12の端部15に軸着されかつロ
ッキングロッド13を収容する孔部14aを有する第2
のフレーム14とを備えている。第1のフレーム12の
前部には、キャップ17が固定されている。ロッキング
ロッド13はキーシリンダ11の回転及びキーの抜取り
操作によりステアリングシャフト7の凹部7b(図3)
にそれぞれ係合及び離脱する施錠位置及び解錠位置に移
動される。図5に明示するように、ハンガ18はキーシ
リンダ11に連結されかつキーシリンダ11と共に回転
するロータ16のカム部16aが接触する従動部18a
と、従動部18aに連結されるコネクタ18bとを有す
る。従動部18aは第1のフレーム12の開口部12aに
固定されたリッド20と従動部18aとの間に配置され
たスプリング19により押圧される押圧面21を有す
る。従動部18aの下部にはフック部22が形成され
る。フック部22には球面状連結部22aが設けられ
る。コネクタ18bはフック部22の球面状連結部22a
に係合される凹部23と、凹部23の下部に形成された
軸部24と、軸部24の下部に設けられた環状溝部25
と、孔部26とを有する。軸部24の下端にはテーパ面
24aが形成されている。フック部22の球面状連結部
22aと凹部23はピボット継手を構成する。
【0010】ロッキングロッド13には溝13aが設け
られ、一対の突起部13bが形成される。各突起部13b
には貫通孔13cが形成される。ロッキングロッド13
に隣接して一対のラッチ30が揺動可能に配置される。
各ラッチ30は孔31が形成されたアーム部32と、コ
ネクタ18bの環状溝部25に係合可能な爪部33と検
出部材40と当接可能な検出部34とを有する。ピン3
5はロッキングロッド13の一方の突起部13bの貫通
孔13c、一方のラッチ30の孔31、ラッチスプリン
グ36の環状部、他方のラッチ30の孔31及びロッキ
ングロッド13の他方の突起部13bの貫通孔13cを貫
通してラッチ30を回動可能にロッキングロッド13に
取り付ける。ラッチスプリング36の両端部は各ラッチ
30の係止凹部30bに係止され、ラッチ30はラッチ
スプリング36によりピン35の回りに回転可能に配置
されている。
【0011】ロッキングロッド13はロッドハウジング
50の通路51内に配置される。ロッドハウジング50
には通路51を構成する筒部52と、筒部52に径方向
に設けられたフランジ53と、筒部52の下部に形成さ
れた凹部54と、筒部52の下端に接続されたベース5
5とが設けられる。筒部52及びフランジ53にはラッ
チ30が嵌合する一対のスロット56が形成され、ベー
ス55には凹部57が形成される。
【0012】フランジ53上にはスプリング60が配置
され、更にその上にスライダ61が滑動可能に配置され
る。スライダ61は貫通孔62が形成された筒部63
と、筒部63の下端に設けられたフランジ64と、凹部
65を形成するアーム部66とを有する。
【0013】検出部材40は一対の縦方向アーム41
と、各縦方向アーム41の下端から突出する横方向アー
ム42と、通常スライダ61の凹部65に嵌合されかつ
縦方向アーム41の上端から対向して突出する突起43
と、ラッチ30の肩部30aに係合可能な係止アーム4
4と、ラッチ30を揺動可能な傾斜端部45aを備えた
当接アーム45とを有する。横方向アーム42の先端部
はベース55の凹部57に係合可能である。ロッキング
ロッド13、ラッチ30、検出部材40、ロッドハウジ
ング50、スプリング60及びスライダ61は第2のフ
レーム14内に配置されている。
【0014】第2のフレーム14の上部にはほぼ円筒形
の連結部70が形成されている。連結部70には一対の
長孔71が形成されている。第2のフレーム14の下部
には図3に示すように固定ボルト72によりブラケット
73が取り付けられている。第1のフレーム12にもほ
ぼ円筒形の連結部80が形成され、連結部80に内側突
起87を有する貫通孔81が形成される。連結部80は
図2に示すように部分的球面として形成されている。連
結部70の長孔71と連結部80の貫通孔81内には係
止ピン83が配置される。係止ピン83は軸部84と、
軸部84の一端に設けられかつ長孔71と貫通孔81内
に配置された頭部85と、軸部84の他端に形成された
フランジ部86とを有する。
【0015】クリップ90にはクリップ本体91と、ク
リップ本体91のほぼ中央に形成された開口部92と、
クリップ本体91の外周に直角方向に設けられた一対の
折曲げ部93とが設けられている。開口部92にはコネ
クタ18bが滑動可能に配置されている。各折曲げ部9
3には一対のアーム部94と、アーム部94間に形成さ
れたU字形の切欠き部95が形成されている。係止ピン
83の軸部84はクリップ90の切欠き部95内に配置
され、係止ピン83のフランジ部86がクリップ90の
アーム部94に係合することによって係止ピン83の脱
落が防止される。また、係止ピン83は頭部85と連結
部80の貫通孔81の内側突起87との間に配置された
圧縮スプリング96により常時外側に付勢されている。
【0016】組立の際には、まず、ハンガ18を構成す
る従動部18aのフック部22の球面状連結部22aがコ
ネクタ18bの凹部23に連結された状態で、ハンガ1
8を第1のフレーム12の開口部12aから挿入する。
次に、キャップ17が外された第1のフレーム12の前
部からロータ16、キーシリンダ11及びその他の部品
を第1のフレーム12内に挿入する。このとき、ロータ
16の内端部はハンガ18の従動部18aの開口部を貫
通し、ロータ16のカム部16aが従動部18aとカム連
結される。更に、ハンガ18の上にスプリング19を配
置した後、リッド20を第1のフレーム12の開口部1
2aに加締めにより固定する。また、キャップ17も図
示しないピンにより第1のフレーム12に固定される。
【0017】続いて、ロッキングロッド13の一方の突
起部13bの貫通孔13c、一方のラッチ30の孔3
1、ラッチスプリング36の環状部、他方のラッチ30
の孔31及びロッキングロッド13の他方の突起部13
bの貫通孔13cにピン35を貫通させてラッチ30を回
動可能にロッキングロッド13に取り付ける。ロッキン
グロッド13をロッドハウジング50の通路51内に配
置し、検出部材40の横方向アーム42の先端部がベー
ス55の凹部57に係合された状態で検出部材40をベ
ース55の上に配置する。次に、スプリング60をロッ
ドハウジング50のフランジ53上に配置し、更に、そ
の上にスライダ61が配置される。このロッド組立体を
第2のフレーム14内に下方から挿入する。この状態で
は図2及び図9に示すように、検出部材40の横方向ア
ーム42の先端部はベース55の凹部57内に配置さ
れ、縦方向アーム41の突起43はスライダ61の凹部
65内に配置されている。
【0018】その後、キーシリンダ11に正規のキーを
挿入して、キーシリンダ11をロック位置から解錠位置
に回転する。ここで、圧縮スプリング96及び係止ピン
83を連結部80の貫通孔81に挿入した後、クリップ
90の開口部92をコネクタ18bに嵌合させ、切欠き
部95を係止ピン83の軸部84に係止させることによ
り係合ピン83の脱落が防止される。このとき、圧縮ス
プリング96の弾力に抗して係止ピン83を内側に押圧
すると、係止ピン83のフランジ部86はコネクタ18
bの孔部26に挿入されるから、係止ピン83の頭部8
5が第1のフレーム12の連結部80の外周面から突出
しない引込み位置に移動される。
【0019】続いて、第1のフレーム12と第2のフレ
ーム14とを連結するため、係止ピン83が引込み状態
で第1のフレーム12の連結部80を第2のフレーム1
4の連結部70内に挿入すると、コネクタ18bがスラ
イダ61の貫通孔62内に挿入される。更に、第1のフ
レーム12の連結部80を第2のフレーム14内に押圧
すると、コネクタ18bの下端に形成されたテーパ面2
4aがラッチ30の爪部33に当接して、ラッチスプリ
ング36の弾力に抗して、爪部33を外側に押圧する。
更にハンガ18を下方に押圧すると、コネクタ18bは
下方に移動してラッチ30の爪部33はスナップ作用に
よりコネクタ18bの環状溝部25に嵌合される。これ
と同時に、係合ピン83は第2のフレーム14の連結部
70の長孔71内にスナップ作用により装着される。
【0020】上記の構成において、キーシリンダ11に
正規のキーが挿入されていない施錠状態では、図3に示
すようにロッキングロッド13の下端はステアリングシ
ャフト7の凹部7bに係合する施錠位置にある。しか
し、キーシリンダ11に正規のキーが挿入され、キーシ
リンダ11がロック位置からアンロック位置に回転され
たとき、ロッキングロッド13の下端はステアリングシ
ャフト7の凹部7bから離間した解錠位置にある。
【0021】図2に示すように、連結部80の外面は部
分的球面として形成されている。ステアリングロック装
置10をステアリングシャフト7に取り付けた状態で、
第1のフレーム12を第2のフレーム14に対して図1
に示すA方向に回動すると、第1のフレーム12は係止
ピン83を中心軸として第2のフレーム14に対して図
2の位置から図6に示す揺動位置に回動される。このと
き、フック部22の球面状連結部22aは凹部23内で
球面運動を行う。従って、第1のフレーム12は第2の
フレーム14に対してロッキングロッド13の中心軸を
含む平面とほぼ平行なキーシリンダ11を含む平面内で
回動される。第1のフレーム12を第2のフレーム14
に対して図1に示すB方向に回動すると、第1のフレー
ム12は係止ピン83を中心軸として第2のフレーム1
4に対して図2の位置から図7に示す揺動位置に回動さ
れる。
【0022】また、ステアリングロック装置10をステ
アリングシャフト7に取り付けた状態で、第1のフレー
ム12を第2のフレーム14に対して図1に示すC又は
D方向に回動することができる。図5に示すように係止
ピン83の頭部85は連結部70に形成された長孔71
内を滑動することができる。このときも前記と同様にフ
ック部22の球面状連結部22aは凹部23内で球面運
動を行うが、第1のフレーム12はロッキングロッド1
3の中心軸に対してほぼ直角な平面内で回動される。こ
のため、ロッキングロッド13が施錠位置及び解錠位置
にあっても、ステアリングロック装置10を取り付けた
状態でステアリングシャフト7の角度を変更することが
できる。
【0023】上記の実施例では、連結部70と80との
接合部は盗難防止装置としての脆弱部と考えられる。そ
こで、連結部70と80が不正に切断された場合を考え
る。
【0024】切断前では図8及び図9に示すように、検
出部材40の横方向アーム42の先端部はベース55の
凹部57内に配置され、縦方向アーム41の突起43は
スライダ61の凹部65内に配置されている。また、ラ
ッチ30の爪部33がコネクタ18bの環状溝部25内
に係合しているので、ロッキングロッド13とコネクタ
18bの作動連結状態が保持されている。連結部70と
80が分離されると、図10及び図11に示すように、
連結部70内から連結部80が除去されるため、スプリ
ング60の弾力によりスライダ61が上方に移動され
る。このため、検出部材40の突起43がモーメントを
受けてスライダ61の凹部65内で滑動して図9に示す
通常位置から図11に示す回動位置に横方向アーム42
の先端部を中心にして回動される。このため、係止アー
ム44の傾斜端部45aがラッチ30の縁部を内側に押
圧することによりラッチ30がラッチスプリング36の
弾力に抗して図8の通常状態から図10に示す回動位置
に回転される。このため、ラッチ30の爪部33がコネ
クタ18bの環状溝部25から離間して、コネクタ18b
とロッキングロッド13とが分離され、コネクタ18b
が上方に移動されてもロッキングロッド13は施錠位置
から解錠位置に移動されない。従って、ステアリングロ
ック装置10の不正解錠を防止することができる。
【0025】本発明の実施態様は上記の実施例に限定さ
れず変更が可能である。例えば、図12〜図17に示す
ように連結部70と80が不正に切断された場合他の構
造とすることが可能である。図12〜図17では図1〜
図11に示す箇所と同一の部分には同一の符号を付し、
説明を省略する。
【0026】ロッドハウジング50に形成された通路5
1内にロッキングロッド13が滑動可能に配置される。
ロッキングロッド13には環状溝13aが形成されてい
る。ロッキングロッド13はホルダ101のスリット1
03に挿入されるクリップ102が環状溝13aに係止
することによりホルダ101と連結される。ホルダ10
1に形成された突起104はロッドハウジング50の凹
部105に嵌合される。ホルダ101に形成された溝1
06には回動体100に軸方向に形成された内側突起1
07が嵌合する。従って、回動体100が回転すると
き、ホルダ101は回動体100と一体に回転する。回
動体100の外周面には軸方向溝108と傾斜溝109
が形成されている。図14及び図15に示すように、ロ
ッドハウジング50に形成された切欠き部110にはス
プリング112により内側に付勢されるストッパ111
が滑動可能に配置されている。図14に示すように、ス
トッパ111は通常回動体100の軸方向溝108の上
壁に当接しており、軸方向溝108には係止されない。
また、回動体100とロッドハウジング50との間に配
置されたスプリング60により回動体100は常時上方
に付勢されている。第2のフレーム14内の回動体10
0の上にはスライダ61が配置されている。回動体10
0の傾斜溝109には第2のフレーム14の内部に突出
する突起114が嵌合する。また、コネクタ18bに形
成されたほぼL字状の溝115はホルダ101の内側突
起116が嵌合される。
【0027】上記の構成において、図16に示す通常状
態で連結部70と80が不正に切断された場合を考え
る。
【0028】切断前では、スライダ61及び回動体10
0は連結部80により図16に示す下方の通常位置に保
持されている。このとき、コネクタ18bの溝115は
ホルダ101の内側突起116が嵌合され、ホルダ18
とロッキングロッド13とは連結状態に保持されてい
る。連結部70と80が分離されると、図17に示すよ
うに、連結部70内から連結部80が除去されるため、
スプリング60の弾力によりスライダ61及び回動体1
00が上方に移動される。このとき、回動体100の傾
斜溝109内に第2のフレーム14の突起114が嵌合
しているため、回動体100は回転して上方に移動す
る。このため、ストッパ111はスプリング112の弾
力により、回動体100の軸方向溝108に係止され、
回動体100の回転及び下方移動が不能となる。これと
同時に、ホルダ101は回動体100と一体に回転する
ので、ホルダ101の突起104はロッドハウジング5
0の凹部105内に侵入する。また、コネクタ18bの
溝115はホルダ101の内側突起116から離間す
る。従って、ホルダ101の軸方向に沿う移動が完全に
阻止されると共に、ホルダ101とコネクタ18bとの
連結が切断され、ステアリングロック装置10の不正解
錠を防止することができる。
【0029】
【発明の効果】ロッキングロッドがハンガの中心軸に対
して傾斜した状態で施錠位置と解錠位置との間で移動で
きるので、破壊に対する強度の大きなステアリングロッ
ク装置の盗難防止効果を減殺することなくステアリング
ロック装置の取付角度を円滑に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるステアリングロック装置を取り
付けたステアリングシャフトの斜視図
【図2】この発明によるステアリングロック装置の断面
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図
【図5】図1のステアリングロック装置の分解斜視図
【図6】図1のA方向に第1のフレームを回動した状態
を示す断面図
【図7】図1のB方向に第1のフレームを回動した状態
を示す部分断面図
【図8】通常状態にあるラッチを示す部分断面図
【図9】通常状態にある検出部材を示す部分断面図
【図10】連結部が切断され、ラッチとコネクタが分離
された状態を示す部分断面図
【図11】検出部材が回動位置に移動した状態を示す部
分断面図
【図12】この発明の他の実施例を示す断面図
【図13】図12のXIII−XIII線に沿う断面図
【図14】図12のXIV−XIV線に沿う断面図
【図15】図12の主要部を示す分解斜視図
【図16】通常状態にある回転体を示す部分断面図
【図17】連結部が切断され、ホルダとコネクタが分離
された状態を示す部分断面図
【符号の説明】
7..ステアリングシャフト、11..キーシリンダ、
12..第1のフレーム、13..ロッキングロッド、
14..第2のフレーム、18..ハンガ、18a..
従動部、18b..コネクタ、22a..球面状連結部
(ピボット継手)、23..凹部(ピボット継手)、7
0、80..連結部、71..長孔、83..係止ピ
ン、90..クリップ、

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトにそれぞれ係合及
    び離脱する施錠位置及び解錠位置に移動されるロッキン
    グロッドと、ハンガを介してロッキングロッドに作動連
    結されたキーシリンダと、キーシリンダを収容する第1
    のフレームと、ロッキングロッドを収容する第2のフレ
    ームとを備えたステアリングロック装置において、 ハンガとロッキングロッドとを連結するピボット継手
    と、 第1のフレーム内に設けられかつ第2のフレームに形成
    された長孔内に配置された係止ピンとを備え、 第1のフレームは、第2のフレームに対してロッキング
    ロッドの長さ方向とほぼ並行な軸を中心にして相対的に
    回転可能でありかつ係止ピンを中心にして相対的に揺動
    可能であることを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 【請求項2】 ハンガを構成するコネクタに取り付けら
    れたクリップにより第1のフレームからの係止ピンの脱
    落が阻止される請求項1に記載のステアリングロック装
    置。
  3. 【請求項3】 第1のフレームは第2のフレーム内に嵌
    合される部分的球面を有する請求項1に記載のステアリ
    ングロック装置。
  4. 【請求項4】 ピボット継手は、ハンガに設けられた球
    面状連結部と、球面状連結部を受ける凹部とにより構成
    される請求項1に記載のステアリングロック装置。
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