JP3031345U - 電気集塵機における充電極板の保持装置 - Google Patents

電気集塵機における充電極板の保持装置

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JP3031345U
JP3031345U JP1996005247U JP524796U JP3031345U JP 3031345 U JP3031345 U JP 3031345U JP 1996005247 U JP1996005247 U JP 1996005247U JP 524796 U JP524796 U JP 524796U JP 3031345 U JP3031345 U JP 3031345U
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electrode plate
charging
charging electrode
rod
holding
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JP1996005247U
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Inventor
亨 志摩
政博 安藤
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日本エアー・フィルター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の充電極板1と複数枚の接地極板2と
を所定間隔を以て交互に平行に配設し、この平行する両
電極間に電界を与えるため、充電極板1または該充電極
板を保持する充電ロッドを高圧電源3に接続して高電圧
を印加するようにした電気集塵機において、平行電極間
でのスパーク音の軽減,極板間隔の保持,洗浄時の耐薬
品性の向上を図ると共に、組立加工費の低減をはかるこ
と。 【解決手段】 充電極板1を保持する充電ロッド6を半
導電性合成樹脂製とし、その外周に、一定間隔毎に充電
極板1を挿入可能なクシ歯状溝部を有するスペーサ6a
を突出させ、前記クシ歯状溝部に充電極板1を差し込
み、充電極板1の間隔を一定に保つと共に、該充電ロッ
ド6を高電圧の給電体としたことを特徴とする充電極板
の保持装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、前段のイオン化部においてコロナ放電を利用して含塵ガス中の粉 塵に電荷を与えてイオン化し、このイオン化された粉塵を後段の集塵部に導き、 静電作用により集塵電極に吸引捕集する電気集塵機における集塵電極の保持構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気集塵機の集塵部は、図4に示すように、複数枚の充電極板1と複 数枚の接地極板2とを所定間隔を以て交互に平行に配設し、この平行する両電極 間に電界を与えるため、充電極板1を高圧電源3に接続して高電圧を印加するよ うになっている。
【0003】 一般に、前記電極板にはアルミニウム製の金属板が用いられ、複数枚の電極板 を、同じく導電性のよいアルミニウム等の金属ロッドにより保持し、充電極板を 保持する金属ロッドを高圧電源に接続して、充電極板と接地極板との間に電界を 与えるようになっている。
【0004】 しかし、充電極板と接地極板との間に比較的大きな粉塵が付着すると、両電極 板の間に絶縁破壊が生じことがある。一旦絶縁破壊が生じると、その絶縁破壊が 生じた電極板間に蓄えられていた電荷が放電するばかりでなく、他の電極板間に 蓄えられていた電荷も、前記絶縁破壊部分から放電するため大きなスパーク音が 生じるという問題点がある。
【0005】 この問題点を解消するために、図5に示すように、各充電極板1と高圧電源と の間に抵抗体4を挿入して、前記他の電極間に蓄えられていた電荷の放電を防止 することが知られており、この抵抗挿入の手段として、図6に示すように、給電 用金属ロッド5の外周にパイプ状合成樹脂等の抵抗体4を嵌着した二層構造のロ ッドにより充電極板1を保持するようにしたものが公知である。(特開平5−3 1398号公報,特開平7−289940号公報等参照。)
【0006】 しかし、このように給電用ロッドを金属と合成樹脂等,異質の二層構造とする と構造が複雑となるばかりでなく、高精度が要求される極板間隔及び極板の平行 度,平面度の保持のために別の手段を講じなければならない。また、洗浄時に洗 浄薬剤により金属部分が腐食されてガタが生じやすいという別の問題点があるこ とが判明した。
【0007】
【この考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記問題点を解決することを課題としてなされたものであって、 平行電極間でのスパーク音の軽減,極板間隔の保持,洗浄時の耐薬品性の向上を 図ると共に、組立加工費の低減を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記課題解決の手段を提供するものであって、複数枚の充電極板1 と複数枚の接地極板2とを所定間隔を以て交互に平行に配設し、この平行する両 電極間に電界を与えるため、充電極板1に高電圧を印加するようにした電気集塵 機において、充電極板1を保持する充電ロッド6を半導電性合成樹脂製とし、そ の外周に、一定間隔毎に充電極板1を挿入可能なクシ歯状溝部を有するスペーサ 6aを突出させ、前記クシ歯状溝部に充電極板1を差し込み、充電極板1の間隔 を一定に保つと共に、該充電ロッド6を高電圧の給電体としたことを特徴とする 充電極板の保持装置を考案要旨とするものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1ないし図3に本考案の実施の形態を示す。図において、1は充電極板、2 は接地極板であって、充電極板1を保持する充電ロッド6は高圧電源に接続され 、接地極板2を保持する接地ロッド7はアースされている。
【0010】 充電極板1を保持する充電ロッド6は、抵抗値の大きな半導電性合成樹脂で一 体に成形され、その外周には、一定間隔毎に充電極板1を挿入可能なクシ歯状溝 部6bを有するスペーサ6aが上下に突設され、両端は機枠に碍子8を介して支 持されている。
【0011】 充電極板1には、前記スペーサ6aを挿通可能な縦長の菱形孔が穿設されてお り、該菱形孔に前記充電ロッド6を貫通させた後、90°回動させてスペーサ6 aの突出方向を水平方向とし、充電極板1をクシ歯状溝部6bに挟持させること により、複数枚の充電極板1群が一定間隔を保って簡単に取り付けられる。
【0012】 接地極板2を保持する接地ロッド7は、材質がアルミニウム等の導電性金属製 であり、その形状は前記充電ロッド6と概ね同様であるが、機枠とは碍子を介さ ずに接続される。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、充電極板1を保持する充電ロッド6を半導電性合成樹脂製 とし、その外周に、一定間隔毎に充電極板1を挿入可能なクシ歯状溝部を有する スペーサ6aを突出させ、前記クシ歯状溝部に充電極板1を差し込み、充電極板 1の間隔を一定に保つと共に、該充電ロッド6を高電圧の給電体としたことによ り、次の効果を奏することができる。
【0014】 充電ロッド6は合成樹脂の一体構造であるから、金属と合成樹脂等の異質 二層構造に比し成形容易であり、かつ、定期洗浄の際の耐薬品性を向上させるこ とができる。
【0015】 スペーサ6aにより充電極板1の間隔を一定に保つことができ、組立時に 充電ロッド6を90°捩じるでけで複数枚の充電極板1群の取り付けが完了する ので、組立工数が少なく組立加工費を低減することができる。
【0016】 或る充電極板1と接地極板2との間に絶縁破壊が生じても、給電体を兼ね た充電ロッド6が半導電性合成樹脂製であるため、その絶縁抵抗により他の充電 極板1に充電されていた電荷の放電が防止され、放電エネルギーを最小限に止め ることができ、スパーク音も軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す説明図である。
【図2】充電ロッドの断面図である。
【図3】(a)は図2のA−A断面、(b)は同じくB
−B断面を示す断面矢視図である。
【図4】電気集塵機の集塵部の一般的回路図である。
【図5】充電極板と高圧電源との間に抵抗体を挿入した
従来例の回路図である。
【図6】充電極板保持構造を示す従来例の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 充電極板 2 接地極板 3 高圧電源 4 抵抗体 5 金属ロッド(従来例) 6 充電ロッド 6a スペーサ 6b クシ歯状溝部 7 接地ロッド 8 碍子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の充電極板1と複数枚の接地極板2
    とを所定間隔を以て交互に平行に配設し、この平行する
    両電極間に電界を与えるため、充電極板1に高電圧を印
    加するようにした電気集塵機において、充電極板1を保
    持する充電ロッド6を半導電性合成樹脂製とし、その外
    周に、一定間隔毎に充電極板1を挿入可能なクシ歯状溝
    部を有するスペーサ6aを突出させ、前記クシ歯状溝部
    に充電極板1を差し込み、充電極板1の間隔を一定に保
    つと共に、該充電ロッド6を高電圧の給電体としたこと
    を特徴とする充電極板の保持装置。
JP1996005247U 1996-05-17 1996-05-17 電気集塵機における充電極板の保持装置 Expired - Lifetime JP3031345U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000741A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Samsung Electronics Co Ltd 電気集塵装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013000741A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Samsung Electronics Co Ltd 電気集塵装置

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