JP3031164B2 - 内燃機関の回転変動検出方法 - Google Patents
内燃機関の回転変動検出方法Info
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- JP3031164B2 JP3031164B2 JP6079999A JP7999994A JP3031164B2 JP 3031164 B2 JP3031164 B2 JP 3031164B2 JP 6079999 A JP6079999 A JP 6079999A JP 7999994 A JP7999994 A JP 7999994A JP 3031164 B2 JP3031164 B2 JP 3031164B2
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のリーンバー
ン制御等に用いられる回転変動検出方法に関する。
ン制御等に用いられる回転変動検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用ガソリンエンジン等で
は、HCやCO等の有害排出ガス成分の低減や燃費の向
上等を図るため、混合気の空燃比を理論空燃比(14.7)
より遙かに薄めたリーンバーン(希薄燃焼)エンジンが
提案されている。リーンバーンエンジンでは、点火プラ
グ近傍を流れる混合気をリッチにする層状給気や、燃焼
室内での混合気の乱れを強化するスワールやタンブル等
により、着火・燃焼性能を向上させている。また、希薄
領域においては窒素酸化物(NOX )が三元触媒では還
元できず、その排出量が空燃比16付近で最大となり、こ
れよりリーン側では減少することと、安定燃焼限界(空
燃比22〜23程度)よりリーン側ではトルク変動が許容限
度を超えることとから、空燃比を安定燃焼限界近傍の狭
い範囲に制御する必要がある。そのため、理論空燃比を
一義的に検出するO2 センサに代えて、空燃比を連続的
に検出できる空燃比センサ(LAFS:リニアA/Fセ
ンサ)を用い、エンジン回転数と体積効率とにより決定
された目標空燃比となるように、燃料噴射量をフィード
バック制御している。
は、HCやCO等の有害排出ガス成分の低減や燃費の向
上等を図るため、混合気の空燃比を理論空燃比(14.7)
より遙かに薄めたリーンバーン(希薄燃焼)エンジンが
提案されている。リーンバーンエンジンでは、点火プラ
グ近傍を流れる混合気をリッチにする層状給気や、燃焼
室内での混合気の乱れを強化するスワールやタンブル等
により、着火・燃焼性能を向上させている。また、希薄
領域においては窒素酸化物(NOX )が三元触媒では還
元できず、その排出量が空燃比16付近で最大となり、こ
れよりリーン側では減少することと、安定燃焼限界(空
燃比22〜23程度)よりリーン側ではトルク変動が許容限
度を超えることとから、空燃比を安定燃焼限界近傍の狭
い範囲に制御する必要がある。そのため、理論空燃比を
一義的に検出するO2 センサに代えて、空燃比を連続的
に検出できる空燃比センサ(LAFS:リニアA/Fセ
ンサ)を用い、エンジン回転数と体積効率とにより決定
された目標空燃比となるように、燃料噴射量をフィード
バック制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した空燃比フィー
ドバック制御では、空燃比センサにより混合気が目標空
燃比に制御されるが、これは単に燃料噴射量と吸入空気
量との当量比を制御するだけであり、混合気の燃焼状態
を制御するものではない。また、空燃比センサには、空
燃比がリーン側に大きくシフトした場合、検出精度がや
や悪化する特性がある。そのため、目標空燃比を安定燃
焼限界近傍に設定した場合、外気温や湿度等の変動によ
り混合気の燃焼に異常が発生し、断続的な失火に至るこ
とがあった。この場合、当然のことながら、燃費の悪化
や有害排出ガスの増加がもたらされると共に、エンジン
振動やトルク変動も頻発し、乗員に著しい不快感を与え
る。したがって、従来は、燃焼変動や失火に対する余裕
を与えるために目標空燃比を燃焼安定限界よりリッチ側
に設定せざるを得ず、NOX 排出量の低減や燃費の向上
を極限まで追求することができなかった。
ドバック制御では、空燃比センサにより混合気が目標空
燃比に制御されるが、これは単に燃料噴射量と吸入空気
量との当量比を制御するだけであり、混合気の燃焼状態
を制御するものではない。また、空燃比センサには、空
燃比がリーン側に大きくシフトした場合、検出精度がや
や悪化する特性がある。そのため、目標空燃比を安定燃
焼限界近傍に設定した場合、外気温や湿度等の変動によ
り混合気の燃焼に異常が発生し、断続的な失火に至るこ
とがあった。この場合、当然のことながら、燃費の悪化
や有害排出ガスの増加がもたらされると共に、エンジン
振動やトルク変動も頻発し、乗員に著しい不快感を与え
る。したがって、従来は、燃焼変動や失火に対する余裕
を与えるために目標空燃比を燃焼安定限界よりリッチ側
に設定せざるを得ず、NOX 排出量の低減や燃費の向上
を極限まで追求することができなかった。
【0004】本発明は上記状況に鑑みなされたもので、
燃焼異常等に起因する内燃機関の回転変動を検出する回
転変動検出方法を提供し、もってエンジンの安定燃焼限
界での運転等を可能にすることを目的とする。
燃焼異常等に起因する内燃機関の回転変動を検出する回
転変動検出方法を提供し、もってエンジンの安定燃焼限
界での運転等を可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1の回転変動検出方法は、内燃機関のクランク回転情報
から、当該内燃機関における回転変動を検出する回転変
動検出方法であって、前記内燃機関の燃焼行程期間を2
分割して燃焼行程前期と燃焼行程後期とを規定すべく、
3つのクランク角位置で出力されるクランク角信号を検
出するステップと、検出したクランク角信号に基づき、
前記燃焼行程前期の回転速度と前記燃焼行程後期の回転
速度との関係に対応した回転変動瞬時値Vnを算出する
ステップと、算出した回転変動瞬時値Vnに基づき、前
記内燃機関に回転変動があったと判定するステップとを
含み、前記回転変動瞬時値Vnが、前記燃焼行程前期の
回転角度をαとし、前記燃焼行程後期の回転角度をβと
し、内燃機関が燃焼行程前期の回転に要する時間をT
α、燃焼行程後期の回転に要する時間をTβとしたと
き、式Vn=β/α−Tβ/Tαに基づき算出されるこ
とを特徴とする。
1の回転変動検出方法は、内燃機関のクランク回転情報
から、当該内燃機関における回転変動を検出する回転変
動検出方法であって、前記内燃機関の燃焼行程期間を2
分割して燃焼行程前期と燃焼行程後期とを規定すべく、
3つのクランク角位置で出力されるクランク角信号を検
出するステップと、検出したクランク角信号に基づき、
前記燃焼行程前期の回転速度と前記燃焼行程後期の回転
速度との関係に対応した回転変動瞬時値Vnを算出する
ステップと、算出した回転変動瞬時値Vnに基づき、前
記内燃機関に回転変動があったと判定するステップとを
含み、前記回転変動瞬時値Vnが、前記燃焼行程前期の
回転角度をαとし、前記燃焼行程後期の回転角度をβと
し、内燃機関が燃焼行程前期の回転に要する時間をT
α、燃焼行程後期の回転に要する時間をTβとしたと
き、式Vn=β/α−Tβ/Tαに基づき算出されるこ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2の回転変動検出方
法は、内燃機関のクランク回転情報から、当該内燃機関
における回転変動を検出する回転変動検出方法であっ
て、前記内燃機関の燃焼行程前期と燃焼行程後期とをそ
れぞれ規定する所定のクランク角位置で出力されるクラ
ンク角信号を検出するステップと、検出したクランク角
信号に基づき、前記燃焼行程前期の回転速度と前記燃焼
行程後期の回転速度との比に対応した回転変動瞬時値V
nを算出するステップと、算出した回転変動瞬時値Vn
に基づき、前記内燃機関に回転変動があったと判定する
ステップとを含み、前記回転変動瞬時値Vnが、前記燃
焼行程前期の回転角度をαとし、前記燃焼行程後期の回
転角度をβとし、内燃機関が燃焼行程前期の回転に要す
る時間をTα、燃焼行程後期の回転に要する時間をTβ
としたとき、式Vn=β/α−Tβ/Tαに基づき算出
されることを特徴とする。
法は、内燃機関のクランク回転情報から、当該内燃機関
における回転変動を検出する回転変動検出方法であっ
て、前記内燃機関の燃焼行程前期と燃焼行程後期とをそ
れぞれ規定する所定のクランク角位置で出力されるクラ
ンク角信号を検出するステップと、検出したクランク角
信号に基づき、前記燃焼行程前期の回転速度と前記燃焼
行程後期の回転速度との比に対応した回転変動瞬時値V
nを算出するステップと、算出した回転変動瞬時値Vn
に基づき、前記内燃機関に回転変動があったと判定する
ステップとを含み、前記回転変動瞬時値Vnが、前記燃
焼行程前期の回転角度をαとし、前記燃焼行程後期の回
転角度をβとし、内燃機関が燃焼行程前期の回転に要す
る時間をTα、燃焼行程後期の回転に要する時間をTβ
としたとき、式Vn=β/α−Tβ/Tαに基づき算出
されることを特徴とする。
【0007】
【0008】また、本発明の好ましい態様として、回転
変動検出方法は、多気筒内燃機関における、第1の気筒
の回転変動瞬時値と当該第1の気筒の直前に燃焼行程に
あった第2の気筒の回転変動瞬時値との偏差から回転変
動瞬時値の変化量である回転変動指数を算出するステッ
プと、前記回転変動指数に応じて前記内燃機関の各気筒
に回転変動が生じたことを判定するステップとを含むの
がよい。
変動検出方法は、多気筒内燃機関における、第1の気筒
の回転変動瞬時値と当該第1の気筒の直前に燃焼行程に
あった第2の気筒の回転変動瞬時値との偏差から回転変
動瞬時値の変化量である回転変動指数を算出するステッ
プと、前記回転変動指数に応じて前記内燃機関の各気筒
に回転変動が生じたことを判定するステップとを含むの
がよい。
【0009】また、回転変動検出方法は、多気筒内燃機
関における、前記第1の気筒の回転変動瞬時値とその平
均値との偏差から回転変動瞬時値の変化量である回転変
動指数を算出するステップと、前記回転変動指数に応じ
て前記内燃機関の各気筒に回転変動が生じたことを判定
するステップとを含むのがよい。
関における、前記第1の気筒の回転変動瞬時値とその平
均値との偏差から回転変動瞬時値の変化量である回転変
動指数を算出するステップと、前記回転変動指数に応じ
て前記内燃機関の各気筒に回転変動が生じたことを判定
するステップとを含むのがよい。
【0010】また、この際、回転変動検出方法は、前記
回転変動が、所定サンプリング区間内で前記回転変動指
数が前記閾値を所定回数以上超えたときに判定されるよ
うにするのがよい。また、回転変動検出方法は、多気筒
内燃機関のクランク回転情報から、当該内燃機関におけ
る各気筒の回転変動を検出するものであって、第1の気
筒の燃焼行程後期終了時点と前記第1の気筒の直後に燃
焼行程を迎える気筒の燃焼行程前期の開始時点との双方
を規定すべく出力されるクランク角信号を備えて構成さ
れるのが好ましい。
回転変動が、所定サンプリング区間内で前記回転変動指
数が前記閾値を所定回数以上超えたときに判定されるよ
うにするのがよい。また、回転変動検出方法は、多気筒
内燃機関のクランク回転情報から、当該内燃機関におけ
る各気筒の回転変動を検出するものであって、第1の気
筒の燃焼行程後期終了時点と前記第1の気筒の直後に燃
焼行程を迎える気筒の燃焼行程前期の開始時点との双方
を規定すべく出力されるクランク角信号を備えて構成さ
れるのが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の請求項1の回転変動検出方法では、内
燃機関の燃焼行程期間を燃焼行程前期と燃焼行程後期と
に2分割する3つのクランク角位置で出力されるクラン
ク角信号から、燃焼行程前期の回転速度と燃焼行程後期
の回転速度との関係に対応した回転変動瞬時値Vnを燃
焼行程前後期の回転角度比(β/α)と燃焼行程前後期
の回転速度比(Tβ/Tα)との偏差から算出した後、
この回転変動瞬時値Vnに基づき内燃機関に回転変動が
あったと判定する。すなわち、クランク角信号検出手段
の組付後に燃焼が正常に行われている場合には、回転角
度比(β/α)は常に一定であり、ある気筒で燃焼変動
等の燃焼異常が起きると、その気筒の燃焼行程前期の回
転速度と燃焼行程後期の回転速度との関係、つまり回転
速度比(Tβ/Tα)が変動し、故に上記回転変動瞬時
値Vnも変動して回転変動が当該回転変動瞬時値Vnに
基づいて極めて容易に検出され、これにより回転変動が
あったと判定される。
燃機関の燃焼行程期間を燃焼行程前期と燃焼行程後期と
に2分割する3つのクランク角位置で出力されるクラン
ク角信号から、燃焼行程前期の回転速度と燃焼行程後期
の回転速度との関係に対応した回転変動瞬時値Vnを燃
焼行程前後期の回転角度比(β/α)と燃焼行程前後期
の回転速度比(Tβ/Tα)との偏差から算出した後、
この回転変動瞬時値Vnに基づき内燃機関に回転変動が
あったと判定する。すなわち、クランク角信号検出手段
の組付後に燃焼が正常に行われている場合には、回転角
度比(β/α)は常に一定であり、ある気筒で燃焼変動
等の燃焼異常が起きると、その気筒の燃焼行程前期の回
転速度と燃焼行程後期の回転速度との関係、つまり回転
速度比(Tβ/Tα)が変動し、故に上記回転変動瞬時
値Vnも変動して回転変動が当該回転変動瞬時値Vnに
基づいて極めて容易に検出され、これにより回転変動が
あったと判定される。
【0012】また、請求項2の回転変動検出方法では、
内燃機関の燃焼行程前期と燃焼行程後期とを規定する所
定のクランク角位置で出力されるクランク角信号から、
燃焼行程前期の回転速度と燃焼行程後期の回転速度との
比に対応した回転変動瞬時値Vnを燃焼行程前後期の回
転角度比(β/α)と燃焼行程前後期の回転速度比Tβ
/Tα)との偏差から算出した後、この回転変動瞬時値
Vnに基づき内燃機関に回転変動があったと判定する。
すなわち、クランク角信号検出手段の組付後に燃焼が正
常に行われている場合には、回転角度比(β/α)は常
に一定であり、ある気筒で燃焼変動等の燃焼異常が起き
ると、その気筒の燃焼行程前期の回転速度と燃焼行程後
期の回転速度との比、つまり回転速度比(Tβ/Tα)
が変動し、故に上記回転変動瞬時値Vnも変動して回転
変動が当該回転変動瞬時値Vnに基づいて極めて容易に
検出され、これにより回転変動があったと判定される。
内燃機関の燃焼行程前期と燃焼行程後期とを規定する所
定のクランク角位置で出力されるクランク角信号から、
燃焼行程前期の回転速度と燃焼行程後期の回転速度との
比に対応した回転変動瞬時値Vnを燃焼行程前後期の回
転角度比(β/α)と燃焼行程前後期の回転速度比Tβ
/Tα)との偏差から算出した後、この回転変動瞬時値
Vnに基づき内燃機関に回転変動があったと判定する。
すなわち、クランク角信号検出手段の組付後に燃焼が正
常に行われている場合には、回転角度比(β/α)は常
に一定であり、ある気筒で燃焼変動等の燃焼異常が起き
ると、その気筒の燃焼行程前期の回転速度と燃焼行程後
期の回転速度との比、つまり回転速度比(Tβ/Tα)
が変動し、故に上記回転変動瞬時値Vnも変動して回転
変動が当該回転変動瞬時値Vnに基づいて極めて容易に
検出され、これにより回転変動があったと判定される。
【0013】
【0014】また、本発明に係る回転変動検出方法の好
ましい態様では、多気筒内燃機関の第1の気筒の回転変
動瞬時値と、第1の気筒の直前に燃焼行程にあった第2
の気筒の回転変動瞬時値との偏差から回転変動指数を算
出するため、回転変動が生じた気筒の直後に燃焼行程を
迎える気筒の回転変動検出を行う際に、前記回転変動の
影響が除外される。
ましい態様では、多気筒内燃機関の第1の気筒の回転変
動瞬時値と、第1の気筒の直前に燃焼行程にあった第2
の気筒の回転変動瞬時値との偏差から回転変動指数を算
出するため、回転変動が生じた気筒の直後に燃焼行程を
迎える気筒の回転変動検出を行う際に、前記回転変動の
影響が除外される。
【0015】また、回転変動瞬時値とその気筒の回転変
動瞬時値の平均値との偏差から回転変動指数を検出する
ため、各気筒間におけるクランク角位置検出手段の製造
あるいは取付上の誤差等による相違が検出精度に影響を
与えなくなる。また、この際、回転変動指数が閾値を所
定回数以上超えたときに回転変動が生じたと判定するた
め、路面の変化の影響等によって生じる閾値以上の回転
変動指数すなわちノイズが除去される。
動瞬時値の平均値との偏差から回転変動指数を検出する
ため、各気筒間におけるクランク角位置検出手段の製造
あるいは取付上の誤差等による相違が検出精度に影響を
与えなくなる。また、この際、回転変動指数が閾値を所
定回数以上超えたときに回転変動が生じたと判定するた
め、路面の変化の影響等によって生じる閾値以上の回転
変動指数すなわちノイズが除去される。
【0016】また、第1の気筒の燃焼行程後期終了時点
と第1の気筒より後に燃焼行程を迎える気筒の燃焼行程
前期の開始時点との双方を規定すべく出力されるクラン
ク角信号を備えるため、多気筒内燃機関においては、1
気筒の燃焼行程期間を前期と後期とに区分するのに必要
なクランク角信号の気筒数倍より少ない数のクランク角
信号を検出することで、前気筒の回転変動が検出され
る。
と第1の気筒より後に燃焼行程を迎える気筒の燃焼行程
前期の開始時点との双方を規定すべく出力されるクラン
ク角信号を備えるため、多気筒内燃機関においては、1
気筒の燃焼行程期間を前期と後期とに区分するのに必要
なクランク角信号の気筒数倍より少ない数のクランク角
信号を検出することで、前気筒の回転変動が検出され
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
詳細に説明する。図1は、本発明に係る回転変動検出方
法を適用したエンジン制御系の概略構成図である。図1
において、1は自動車用の直列4気筒ガソリンエンジン
(以下、単にエンジンと記す)であり、燃焼室を始め吸
気系や点火系等がリーンバーン用に設計されている。エ
ンジン1の吸気ポート2には、各気筒毎に燃料噴射弁3
が取り付けられた吸気マニホールド4を介し、エアクリ
ーナ5,エアフローセンサ6,スロットルバルブ7,I
SC(アイドルスピードコントローラ)8等を具えた吸
気管9が接続している。また、排気ポート10には、排
気マニホールド11を介し、O2 センサ12,三元触媒
13,図示しないマフラー等を具えた排気管14が接続
している。エンジン1には、燃焼室15に点火プラグ1
6が配置されると共に、クランクシャフト25に直付け
されたロータプレート17の回転を検出するクランク角
センサ18が取り付けられている。尚、図2に示したよ
うに、ロータプレート17には角度幅70°の2個のベ
ーン17a,17bが180°間隔で形成されており、
図3に示したように、各気筒の上死点(TDC)を含む
110°(BTDC5°〜ATDC105°)の区間α
と、それに続く70°(ATDC105°〜ATDC1
75°)の区間βとが検出される。図1中、19はスロ
ットルバルブ7の開度θTHを検出するスロットルセン
サ、20は冷却水温TW を検出する水温センサ、21は
大気圧Ta を検出する大気圧センサ、22は吸気温度T
a を検出する吸気温センサである。
詳細に説明する。図1は、本発明に係る回転変動検出方
法を適用したエンジン制御系の概略構成図である。図1
において、1は自動車用の直列4気筒ガソリンエンジン
(以下、単にエンジンと記す)であり、燃焼室を始め吸
気系や点火系等がリーンバーン用に設計されている。エ
ンジン1の吸気ポート2には、各気筒毎に燃料噴射弁3
が取り付けられた吸気マニホールド4を介し、エアクリ
ーナ5,エアフローセンサ6,スロットルバルブ7,I
SC(アイドルスピードコントローラ)8等を具えた吸
気管9が接続している。また、排気ポート10には、排
気マニホールド11を介し、O2 センサ12,三元触媒
13,図示しないマフラー等を具えた排気管14が接続
している。エンジン1には、燃焼室15に点火プラグ1
6が配置されると共に、クランクシャフト25に直付け
されたロータプレート17の回転を検出するクランク角
センサ18が取り付けられている。尚、図2に示したよ
うに、ロータプレート17には角度幅70°の2個のベ
ーン17a,17bが180°間隔で形成されており、
図3に示したように、各気筒の上死点(TDC)を含む
110°(BTDC5°〜ATDC105°)の区間α
と、それに続く70°(ATDC105°〜ATDC1
75°)の区間βとが検出される。図1中、19はスロ
ットルバルブ7の開度θTHを検出するスロットルセン
サ、20は冷却水温TW を検出する水温センサ、21は
大気圧Ta を検出する大気圧センサ、22は吸気温度T
a を検出する吸気温センサである。
【0018】車室内には、図示しない入出力装置,多数
の制御プログラムを内蔵した記憶装置(ROM,RA
M,BURAM等),中央処理装置(CPU),タイマ
カウンタ等を具えた、ECU(エンジン制御ユニット)
23が設置されており、エンジン1の総合的な制御を行
う。ECU23の入力側には、上述した各種のセンサ類
からの検出情報が入力する。ECU23は、これらの検
出情報から燃料噴射量や点火時期等の最適値を演算し、
燃料噴射弁3や点火プラグ16等を駆動する。図中、2
4は、ECU23からの指令により点火プラグ16に高
電圧を出力する点火ユニットである。
の制御プログラムを内蔵した記憶装置(ROM,RA
M,BURAM等),中央処理装置(CPU),タイマ
カウンタ等を具えた、ECU(エンジン制御ユニット)
23が設置されており、エンジン1の総合的な制御を行
う。ECU23の入力側には、上述した各種のセンサ類
からの検出情報が入力する。ECU23は、これらの検
出情報から燃料噴射量や点火時期等の最適値を演算し、
燃料噴射弁3や点火プラグ16等を駆動する。図中、2
4は、ECU23からの指令により点火プラグ16に高
電圧を出力する点火ユニットである。
【0019】以下、図4〜図6の制御フローチャートお
よび図7〜図10のマップやグラフを用いて、本実施例
における制御の手順を説明する。運転者がイグニッショ
ンキーをONにしてエンジン1がスタートすると、EC
U23は、図4のフローチャートに示した燃料噴射制御
サブルーチンを繰り返し実行する。
よび図7〜図10のマップやグラフを用いて、本実施例
における制御の手順を説明する。運転者がイグニッショ
ンキーをONにしてエンジン1がスタートすると、EC
U23は、図4のフローチャートに示した燃料噴射制御
サブルーチンを繰り返し実行する。
【0020】このサブルーチンを開始すると、ECU2
0は先ずステップS1で、上述した各センサからの運転
情報をRAMに読み込む。次に、ECU23は、ステッ
プS2で、スロットル開度θTHやその時間変化率,体積
効率EV ,エンジン始動後の経過時間,冷却水温TW 等
からフィードバック制御を行うべきか否かを判定する。
尚、体積効率EV は、エアフローセンサ6により検出さ
れた空気流量とエンジン回転数Ne から一吸気行程当た
りの吸気量A/N を算出し、これに大気圧Pa ,吸気温度
Ta 等による補正を行うことにより求められる。そし
て、この判定が肯定(Yes)の場合には、ECU23
は、ステップS3で体積効率EV やエンジン回転数Ne
等から、現在の運転状態が所定のリーンバーン制御領域
にあるか否かを判定する。尚、リーンバーン制御は、ア
イドル運転時や定速走行時等の要求トルクの小さい運転
領域で行われる。
0は先ずステップS1で、上述した各センサからの運転
情報をRAMに読み込む。次に、ECU23は、ステッ
プS2で、スロットル開度θTHやその時間変化率,体積
効率EV ,エンジン始動後の経過時間,冷却水温TW 等
からフィードバック制御を行うべきか否かを判定する。
尚、体積効率EV は、エアフローセンサ6により検出さ
れた空気流量とエンジン回転数Ne から一吸気行程当た
りの吸気量A/N を算出し、これに大気圧Pa ,吸気温度
Ta 等による補正を行うことにより求められる。そし
て、この判定が肯定(Yes)の場合には、ECU23
は、ステップS3で体積効率EV やエンジン回転数Ne
等から、現在の運転状態が所定のリーンバーン制御領域
にあるか否かを判定する。尚、リーンバーン制御は、ア
イドル運転時や定速走行時等の要求トルクの小さい運転
領域で行われる。
【0021】そして、ステップS3の判定がYesである
場合には、ECU23は、ステップS4で、体積効率E
V とエンジン回転数Ne とに基づき、図7のリーン空燃
比マップに基づき目標空燃比OAFを設定する。次に、
ECU23は、ステップS5で、後述する安定燃焼限界
制御サブルーチンにより、燃料噴射弁3の噴射量(開弁
時間TINJ )を制御する。
場合には、ECU23は、ステップS4で、体積効率E
V とエンジン回転数Ne とに基づき、図7のリーン空燃
比マップに基づき目標空燃比OAFを設定する。次に、
ECU23は、ステップS5で、後述する安定燃焼限界
制御サブルーチンにより、燃料噴射弁3の噴射量(開弁
時間TINJ )を制御する。
【0022】一方、ステップS3での判定がNoである
場合、ECU23は、ステップS6で、体積効率EV と
エンジン回転数Ne とに基づき、図8のストイキオ/リ
ッチ空燃比マップに基づき目標空燃比OAFを設定し、
ステップS7で、O2 センサ12の出力電圧に基づいて
燃料噴射弁3の開弁時間TINJ をフィードバック制御す
る。また、ステップS2での判定がNoである場合、E
CU23は、ステップS8で、ストイキオ/リッチ空燃
比マップに基づき目標空燃比OAFを設定する。次に、
ECU23は、ステップS9で、目標空燃比OAFと吸
気量A/N とから基本噴射量TINJBを算出した後、加速時
増量や冷機時増量等の補正を行い、ステップS10で、
燃料噴射弁3の開弁時間をオープンループ制御する。
場合、ECU23は、ステップS6で、体積効率EV と
エンジン回転数Ne とに基づき、図8のストイキオ/リ
ッチ空燃比マップに基づき目標空燃比OAFを設定し、
ステップS7で、O2 センサ12の出力電圧に基づいて
燃料噴射弁3の開弁時間TINJ をフィードバック制御す
る。また、ステップS2での判定がNoである場合、E
CU23は、ステップS8で、ストイキオ/リッチ空燃
比マップに基づき目標空燃比OAFを設定する。次に、
ECU23は、ステップS9で、目標空燃比OAFと吸
気量A/N とから基本噴射量TINJBを算出した後、加速時
増量や冷機時増量等の補正を行い、ステップS10で、
燃料噴射弁3の開弁時間をオープンループ制御する。
【0023】さて、上述した安定燃焼限界制御サブルー
チンは、クランク割込信号SGTが入力する毎に、以下
の手順で繰り返し実行される。このサブルーチンを開始
すると、ECU23は、先ず図5のステップS20で、
現在の運転状態が所定の学習領域にあるか否かを判定す
る。この判定は、例えば現在の運転状態が図7のリーン
空燃比マップにクロスハッチングで示した学習領域にあ
るか否かによって行われ、この判定がNoである場合に
は、後述する図6のステップS36に進み、以下のステ
ップを実行して燃料噴射弁3を駆動制御する。尚、本実
施例においては、体積効率EV がEVAとEVBとの間で、
かつエンジン回転数Ne がNeAとNeBとの間の範囲が上
述した所定の学習領域となっている。
チンは、クランク割込信号SGTが入力する毎に、以下
の手順で繰り返し実行される。このサブルーチンを開始
すると、ECU23は、先ず図5のステップS20で、
現在の運転状態が所定の学習領域にあるか否かを判定す
る。この判定は、例えば現在の運転状態が図7のリーン
空燃比マップにクロスハッチングで示した学習領域にあ
るか否かによって行われ、この判定がNoである場合に
は、後述する図6のステップS36に進み、以下のステ
ップを実行して燃料噴射弁3を駆動制御する。尚、本実
施例においては、体積効率EV がEVAとEVBとの間で、
かつエンジン回転数Ne がNeAとNeBとの間の範囲が上
述した所定の学習領域となっている。
【0024】ステップS20の判定がYesであった場
合、ECU23は、ステップS22で、所定値TCDX
(本実施例では、256)を初期値とするカウントダウ
ンタイマTCDから1を減算した後、ステップS23で、
下式により点火順序でのm番目の気筒のn回目の燃焼行
程における回転変動瞬時値Vmnを算出する。尚、本実施
例の場合、各気筒の点火順序は1−3−4−2である。
合、ECU23は、ステップS22で、所定値TCDX
(本実施例では、256)を初期値とするカウントダウ
ンタイマTCDから1を減算した後、ステップS23で、
下式により点火順序でのm番目の気筒のn回目の燃焼行
程における回転変動瞬時値Vmnを算出する。尚、本実施
例の場合、各気筒の点火順序は1−3−4−2である。
【0025】Vmn=(β/α−Tβ/Tα)・K ここで、α(固定値)はクランク角センサ18がOFF
となる区間(圧縮上死点を含む110°),β(固定
値)はクランク角センサ18がONとなる区間(βに続
く70°)であり、Tα,Tβはクランクシャフト25
が区間α,区間βを回転するのに要する時間,Kは体積
効率EV とエンジン回転数Ne とをパラメータとするマ
ップに基づき設定される補正係数(>0)である。そし
て、燃焼が正常に行われている場合には、圧縮行程の影
響を受けかつ燃焼が未だ不十分な燃焼行程前期(区間
α)では、クランクシャフト25の回転が比較的遅く、
また、燃焼が完全に行われた燃焼行程後期(区間β)で
は、クランクシャフト25の回転が比較的速いため、β
/α>Tβ/Tαとなり、回転変動瞬時値Vmnは正の値
となる。また、失火が起こった場合には、燃焼による仕
事なしに他気筒の圧縮仕事をする必要があるため、クラ
ンクシャフト25の回転が次第に遅くなってβ/α<T
β/Tαとなり、回転変動瞬時値Vmnは負の値となる。
となる区間(圧縮上死点を含む110°),β(固定
値)はクランク角センサ18がONとなる区間(βに続
く70°)であり、Tα,Tβはクランクシャフト25
が区間α,区間βを回転するのに要する時間,Kは体積
効率EV とエンジン回転数Ne とをパラメータとするマ
ップに基づき設定される補正係数(>0)である。そし
て、燃焼が正常に行われている場合には、圧縮行程の影
響を受けかつ燃焼が未だ不十分な燃焼行程前期(区間
α)では、クランクシャフト25の回転が比較的遅く、
また、燃焼が完全に行われた燃焼行程後期(区間β)で
は、クランクシャフト25の回転が比較的速いため、β
/α>Tβ/Tαとなり、回転変動瞬時値Vmnは正の値
となる。また、失火が起こった場合には、燃焼による仕
事なしに他気筒の圧縮仕事をする必要があるため、クラ
ンクシャフト25の回転が次第に遅くなってβ/α<T
β/Tαとなり、回転変動瞬時値Vmnは負の値となる。
【0026】回転変動瞬時値Vmnの算出を終えると、E
CU23は、次に各気筒間のばらつきおよびサイクル間
のばらつきを排除するべく、ステップS24で、前回燃
焼行程にあったm−1番目の気筒の回転変動瞬時値Vm-
1,n との偏差から、気筒別回転変動指数ΔVmnを算出す
る。 ΔVmn=(Vmn−Emn)−(Vm-1,n −Em-1,n ) ここで、Emnはローパスフィルタ的平均値であり、下式
を用いて演算される。尚、下式中のKF はフィルタ係数
であり、本実施例では0.95とする。
CU23は、次に各気筒間のばらつきおよびサイクル間
のばらつきを排除するべく、ステップS24で、前回燃
焼行程にあったm−1番目の気筒の回転変動瞬時値Vm-
1,n との偏差から、気筒別回転変動指数ΔVmnを算出す
る。 ΔVmn=(Vmn−Emn)−(Vm-1,n −Em-1,n ) ここで、Emnはローパスフィルタ的平均値であり、下式
を用いて演算される。尚、下式中のKF はフィルタ係数
であり、本実施例では0.95とする。
【0027】 Emn=KF ・Em,n-1 +(1−KF )・Vmn 気筒別回転変動指数ΔVmnを算出したら、ECU23
は、次にステップS25で、気筒別回転変動指数ΔVmn
が所定の閾値ΔVxを下回ったか否かを判定し、この判
定がNoである場合には、図6のステップS30に進
む。尚、閾値ΔVxは、失火が生じた場合にのみ気筒別
回転変動指数ΔVmnが下回るように、通常の燃焼に伴う
回転変動に対して十分低い値に設定されている。
は、次にステップS25で、気筒別回転変動指数ΔVmn
が所定の閾値ΔVxを下回ったか否かを判定し、この判
定がNoである場合には、図6のステップS30に進
む。尚、閾値ΔVxは、失火が生じた場合にのみ気筒別
回転変動指数ΔVmnが下回るように、通常の燃焼に伴う
回転変動に対して十分低い値に設定されている。
【0028】一方、ステップS25の判定がYesである
場合には、ステップS26で失火回数カウンタCMFに1
を加算した後、ステップS27で、気筒別変動積算値Σ
ΔVmに今回の気筒別回転変動指数ΔVmnを加算し、図
6のステップS30に進む。尚、失火回数カウンタCMF
および気筒別変動積算値ΣΔVmは、図9に示した通
り、カウントダウンタイマTCDが初期値にリセットされ
る毎に、それぞれ初期値0にリセットされる。
場合には、ステップS26で失火回数カウンタCMFに1
を加算した後、ステップS27で、気筒別変動積算値Σ
ΔVmに今回の気筒別回転変動指数ΔVmnを加算し、図
6のステップS30に進む。尚、失火回数カウンタCMF
および気筒別変動積算値ΣΔVmは、図9に示した通
り、カウントダウンタイマTCDが初期値にリセットされ
る毎に、それぞれ初期値0にリセットされる。
【0029】ECU23は、図6のステップS30で、
カウントダウンタイマTCDが0となったか否か、すなわ
ち学習領域内でTCDX サイクルの運転が行われたか否か
を判定し、この判定がNoである場合には後述のステッ
プS36に進み、燃料噴射弁3を駆動する。尚、本実施
例においては、運転状態が学習領域から一旦外れた場合
にも、失火回数カウンタCMF,気筒別変動積算値ΣΔV
m、およびカウントダウンタイマ値TCDはRAMに保存
され、再度学習領域に入った時点でECU23は各値の
積算や減算を継続して行う。
カウントダウンタイマTCDが0となったか否か、すなわ
ち学習領域内でTCDX サイクルの運転が行われたか否か
を判定し、この判定がNoである場合には後述のステッ
プS36に進み、燃料噴射弁3を駆動する。尚、本実施
例においては、運転状態が学習領域から一旦外れた場合
にも、失火回数カウンタCMF,気筒別変動積算値ΣΔV
m、およびカウントダウンタイマ値TCDはRAMに保存
され、再度学習領域に入った時点でECU23は各値の
積算や減算を継続して行う。
【0030】学習領域でTCDX サイクルの運転が行わ
れ、ステップS30の判定がYesとなった場合、ECU
23は、ステップS31で、失火回数カウンタCMFの値
が0か否かを判定する。そして、この判定がYesである
場合、ECU23は、当該気筒の空燃比が安定燃焼限界
に対して未だリッチ側にあると判断し、ステップS32
で、所定の減量補正値KD (本実施例では、0.2%)
を用いて、下式により気筒別フィードバック係数KmFD
を更新する。尚、本実施例の場合、気筒別フィードバッ
ク係数KmFD は、0%から10%の範囲の値をとり、B
URAM等の不揮発性メモリーに記憶される。
れ、ステップS30の判定がYesとなった場合、ECU
23は、ステップS31で、失火回数カウンタCMFの値
が0か否かを判定する。そして、この判定がYesである
場合、ECU23は、当該気筒の空燃比が安定燃焼限界
に対して未だリッチ側にあると判断し、ステップS32
で、所定の減量補正値KD (本実施例では、0.2%)
を用いて、下式により気筒別フィードバック係数KmFD
を更新する。尚、本実施例の場合、気筒別フィードバッ
ク係数KmFD は、0%から10%の範囲の値をとり、B
URAM等の不揮発性メモリーに記憶される。
【0031】KmFD =KmFD −KD 一方、ステップS31の判定がNoである場合、ECU
23は、ステップS33で、失火回数カウンタCMFの値
が閾値CMFX (本実施例では3回)以上であるか否かを
判定する。そして、この判定がNoである場合、ECU
23は、当該気筒の空燃比が安定燃焼限界にあると判断
し、燃料噴射弁3の気筒別フィードバック係数KmFD を
現状でホールドし、安定燃焼限界での運転を継続させ
る。
23は、ステップS33で、失火回数カウンタCMFの値
が閾値CMFX (本実施例では3回)以上であるか否かを
判定する。そして、この判定がNoである場合、ECU
23は、当該気筒の空燃比が安定燃焼限界にあると判断
し、燃料噴射弁3の気筒別フィードバック係数KmFD を
現状でホールドし、安定燃焼限界での運転を継続させ
る。
【0032】また、ステップS33の判定がYesである
場合、ECU23は、当該気筒の空燃比がすでに安定燃
焼限界を超えてリーン側に突入したと判断する。そし
て、ステップS34で、図10のマップに基づき気筒別
変動積算値ΣΔVmに対応する気筒別増量補正値Kamを
設定し、下式により気筒別フィードバック係数KmFD を
更新する。尚、気筒別増量補正値Kamは、図10に示し
たように、気筒別変動積算値ΣΔVmの増加に伴ってリ
ニアに増加する。
場合、ECU23は、当該気筒の空燃比がすでに安定燃
焼限界を超えてリーン側に突入したと判断する。そし
て、ステップS34で、図10のマップに基づき気筒別
変動積算値ΣΔVmに対応する気筒別増量補正値Kamを
設定し、下式により気筒別フィードバック係数KmFD を
更新する。尚、気筒別増量補正値Kamは、図10に示し
たように、気筒別変動積算値ΣΔVmの増加に伴ってリ
ニアに増加する。
【0033】KmFD =KmFD +Kam ステップS32あるいはステップS34で気筒別フィー
ドバック係数KmFD を更新すると、ECU23は、ステ
ップS35で、失火回数カウンタCMF,気筒別変動積算
値ΣΔVmおよびカウントダウンタイマTCDの値をリセ
ットする。ステップS35でのカウンタやタイマ等のリ
セットが終了すると、ECU23は、ステップS36
で、現在の運転状態が所定の補正領域にあるか否かを図
7のリーン空燃比マップから判定する。尚、本実施例に
おいては、体積効率EV がEVCとEVDとの間で、かつエ
ンジン回転数Ne がNeCとNeDとの間の範囲が上述した
所定の補正領域となっている。補正領域は学習領域より
大きく設定されており、EVC<EVA<EVB<EVDで、N
eC<NeA<NeB<NeDとなっている。そして、補正領域
を外れる領域では失火の虞はなく、学習補正を必要とし
ない。
ドバック係数KmFD を更新すると、ECU23は、ステ
ップS35で、失火回数カウンタCMF,気筒別変動積算
値ΣΔVmおよびカウントダウンタイマTCDの値をリセ
ットする。ステップS35でのカウンタやタイマ等のリ
セットが終了すると、ECU23は、ステップS36
で、現在の運転状態が所定の補正領域にあるか否かを図
7のリーン空燃比マップから判定する。尚、本実施例に
おいては、体積効率EV がEVCとEVDとの間で、かつエ
ンジン回転数Ne がNeCとNeDとの間の範囲が上述した
所定の補正領域となっている。補正領域は学習領域より
大きく設定されており、EVC<EVA<EVB<EVDで、N
eC<NeA<NeB<NeDとなっている。そして、補正領域
を外れる領域では失火の虞はなく、学習補正を必要とし
ない。
【0034】ステップS36の判定がYesである場合に
は、ECU23は、ステップS37で燃料補正係数KL
を下式により算出する。また、この判定がNoである場
合には、ECU23は、ステップS38で燃料補正係数
KL を1とする。 KL =1+KmFD ステップS37あるいはステップS38で燃料補正係数
KL を求めたら、ECU23は、ステップS39で、目
標空燃比OAFや体積効率EV を基に、下式により当該
気筒の燃料噴射弁3の開弁時間TINJ を算出し、ステッ
プS40で燃料噴射弁3を駆動する。下式中、KT は種
々の補正係数,Volは気筒容積,TD は無効噴射時間で
ある。
は、ECU23は、ステップS37で燃料補正係数KL
を下式により算出する。また、この判定がNoである場
合には、ECU23は、ステップS38で燃料補正係数
KL を1とする。 KL =1+KmFD ステップS37あるいはステップS38で燃料補正係数
KL を求めたら、ECU23は、ステップS39で、目
標空燃比OAFや体積効率EV を基に、下式により当該
気筒の燃料噴射弁3の開弁時間TINJ を算出し、ステッ
プS40で燃料噴射弁3を駆動する。下式中、KT は種
々の補正係数,Volは気筒容積,TD は無効噴射時間で
ある。
【0035】 TINJ =KT ・OAF・EV ・Vol・KL +TD これにより、補正領域においては、目標空燃比OAFが
リッチ過ぎた場合、TCDX (256)サイクル毎に次第
にリーン化され、安定燃焼限界に近づいてゆく。また、
安定燃焼限界を超えてリーン側に突入した場合には、当
該気筒の空燃比が一度にリッチ化され、失火が即座に解
消される。尚、上述した制御は各気筒毎に行われるが、
これは安定燃焼限界の空燃比が個々の気筒で異なるため
である。
リッチ過ぎた場合、TCDX (256)サイクル毎に次第
にリーン化され、安定燃焼限界に近づいてゆく。また、
安定燃焼限界を超えてリーン側に突入した場合には、当
該気筒の空燃比が一度にリッチ化され、失火が即座に解
消される。尚、上述した制御は各気筒毎に行われるが、
これは安定燃焼限界の空燃比が個々の気筒で異なるため
である。
【0036】以上で、具体的実施例の説明を終えるが、
本発明の態様はこの実施例に限るものではない。例え
ば、上記実施例は本発明を直列4気筒エンジンに適用し
たものであるが、単気筒エンジンやV型6気筒エンジン
等、気筒数やその配列が異なる種々のエンジンに適用し
てもよいし、EGR制御や点火時期制御等、リーンバー
ン制御以外の種々の制御に適用してもよい。
本発明の態様はこの実施例に限るものではない。例え
ば、上記実施例は本発明を直列4気筒エンジンに適用し
たものであるが、単気筒エンジンやV型6気筒エンジン
等、気筒数やその配列が異なる種々のエンジンに適用し
てもよいし、EGR制御や点火時期制御等、リーンバー
ン制御以外の種々の制御に適用してもよい。
【0037】また、安定燃焼限界制御サブルーチンにお
ける燃料噴射量の初期値を、リーン空燃比マップから検
索した目標空燃比から演算せず、燃料噴射量マップから
直接検索するようにしてもよい。また、燃料噴射量の補
正を行った後、リーン空燃比マップの目標空燃比を学習
補正するようにしてもよい。また、上記実施例では、失
火回数カウンタの値が所定の範囲(1および2)にあっ
た場合には、燃料噴射量を現状でホールドするようにし
たが、所定値(例えば、3)未満の場合には一律にリー
ン化するようにしてもよい。更に、上記制御における各
閾値やカウントダウンタイマの初期値等は適宜設定可能
であるし、演算手順についても本発明の主旨を逸脱しな
い範囲で変更することが可能である。
ける燃料噴射量の初期値を、リーン空燃比マップから検
索した目標空燃比から演算せず、燃料噴射量マップから
直接検索するようにしてもよい。また、燃料噴射量の補
正を行った後、リーン空燃比マップの目標空燃比を学習
補正するようにしてもよい。また、上記実施例では、失
火回数カウンタの値が所定の範囲(1および2)にあっ
た場合には、燃料噴射量を現状でホールドするようにし
たが、所定値(例えば、3)未満の場合には一律にリー
ン化するようにしてもよい。更に、上記制御における各
閾値やカウントダウンタイマの初期値等は適宜設定可能
であるし、演算手順についても本発明の主旨を逸脱しな
い範囲で変更することが可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明の請求項1の回転変動検出方法に
よれば、内燃機関の燃焼行程を前期と後期とに2分割
し、燃焼行程前期の回転速度と燃焼行程後期の回転速度
との関係に対応した回転変動瞬時値Vnを燃焼行程前後
期の回転角度比(β/α)と回転速度比(Tβ/Tα)
との偏差から算出するようにしたため、燃焼行程でのク
ランク角位置を3点検出するだけで回転変動検出を行う
ことが可能となり、また、クランク角信号検出手段の組
付後に燃焼が正常に行われている場合には回転角度比
(β/α)は常に一定であることから、ある気筒で燃焼
変動等の燃焼異常が起きると回転速度比(Tβ/Tα)
の変動に応じて回転変動瞬時値Vnが変動することにな
り、当該回転変動瞬時値Vnに基づいて回転変動を極め
て容易に検出することができる。これにより、クランク
角信号検出手段や演算手段等の構成を簡素なものとしな
がら回転変動を極めて容易に判定できる。
よれば、内燃機関の燃焼行程を前期と後期とに2分割
し、燃焼行程前期の回転速度と燃焼行程後期の回転速度
との関係に対応した回転変動瞬時値Vnを燃焼行程前後
期の回転角度比(β/α)と回転速度比(Tβ/Tα)
との偏差から算出するようにしたため、燃焼行程でのク
ランク角位置を3点検出するだけで回転変動検出を行う
ことが可能となり、また、クランク角信号検出手段の組
付後に燃焼が正常に行われている場合には回転角度比
(β/α)は常に一定であることから、ある気筒で燃焼
変動等の燃焼異常が起きると回転速度比(Tβ/Tα)
の変動に応じて回転変動瞬時値Vnが変動することにな
り、当該回転変動瞬時値Vnに基づいて回転変動を極め
て容易に検出することができる。これにより、クランク
角信号検出手段や演算手段等の構成を簡素なものとしな
がら回転変動を極めて容易に判定できる。
【0039】また、請求項2の回転変動検出方法によれ
ば、内燃機関における燃焼行程前期の回転速度と燃焼行
程後期の回転速度との比に基づき回転変動瞬時値Vnを
燃焼行程前後期の回転角度比(β/α)と回転速度比
(Tβ/Tα)との偏差から算出するようにしたため、
やはり当該回転変動瞬時値Vnに基づいて回転変動を極
めて容易に検出することができ、演算手段等の構成を簡
素なものとしながら回転変動を極めて容易に判定でき
る。
ば、内燃機関における燃焼行程前期の回転速度と燃焼行
程後期の回転速度との比に基づき回転変動瞬時値Vnを
燃焼行程前後期の回転角度比(β/α)と回転速度比
(Tβ/Tα)との偏差から算出するようにしたため、
やはり当該回転変動瞬時値Vnに基づいて回転変動を極
めて容易に検出することができ、演算手段等の構成を簡
素なものとしながら回転変動を極めて容易に判定でき
る。
【0040】また、本発明に係る回転変動検出方法の好
ましい態様によれば、多気筒内燃機関の第1の気筒の回
転変動瞬時値と、当該第1の気筒の直前に燃焼行程にあ
った第2の気筒の回転変動瞬時値とから回転変動指数を
算出するのがよく、これにより回転変動が生じた気筒の
直後に燃焼行程を迎える気筒の回転変動検出を行う際
に、前記回転変動の影響が除外され、より正確な回転変
動の検出が可能となる。
ましい態様によれば、多気筒内燃機関の第1の気筒の回
転変動瞬時値と、当該第1の気筒の直前に燃焼行程にあ
った第2の気筒の回転変動瞬時値とから回転変動指数を
算出するのがよく、これにより回転変動が生じた気筒の
直後に燃焼行程を迎える気筒の回転変動検出を行う際
に、前記回転変動の影響が除外され、より正確な回転変
動の検出が可能となる。
【0041】また、回転変動瞬時値とその気筒の回転変
動瞬時値の平均値との差から回転変動指数を検出するの
がよく、これにより各気筒間におけるクランク角信号検
出手段の取付誤差が無視でき、回転変動の判定精度が向
上する。また、この際、回転変動指数が閾値を所定回数
超えたときに回転変動が生じたと判定するのがよく、こ
れにより路面の変化の影響等によって生じる閾値以上の
回転変動指数すなわちノイズが除去され、回転変動の判
定精度が向上する。
動瞬時値の平均値との差から回転変動指数を検出するの
がよく、これにより各気筒間におけるクランク角信号検
出手段の取付誤差が無視でき、回転変動の判定精度が向
上する。また、この際、回転変動指数が閾値を所定回数
超えたときに回転変動が生じたと判定するのがよく、こ
れにより路面の変化の影響等によって生じる閾値以上の
回転変動指数すなわちノイズが除去され、回転変動の判
定精度が向上する。
【0042】また、第1の気筒の燃焼行程後期終了と第
1の気筒より後に燃焼行程を迎える気筒の燃焼行程前期
の開始との双方を規定すべく出力されるクランク角信号
を備えるのがよく、これにより、多気筒内燃機関におい
ては、1気筒の燃焼行程期間を前期と後期とに区分する
のに必要なクランク角信号の気筒数倍より少ない数のク
ランク角信号を検出することで回転変動が検出でき、ク
ランク角検出手段や演算手段等の構成が簡素になる。
1の気筒より後に燃焼行程を迎える気筒の燃焼行程前期
の開始との双方を規定すべく出力されるクランク角信号
を備えるのがよく、これにより、多気筒内燃機関におい
ては、1気筒の燃焼行程期間を前期と後期とに区分する
のに必要なクランク角信号の気筒数倍より少ない数のク
ランク角信号を検出することで回転変動が検出でき、ク
ランク角検出手段や演算手段等の構成が簡素になる。
【図1】本発明に係る回転変動検出方法を適用したエン
ジン制御系の一実施例を示した概略構成図である。
ジン制御系の一実施例を示した概略構成図である。
【図2】ロータプレートとクランク角センサとを示した
斜視図である。
斜視図である。
【図3】クランク角センサの出力信号を示したグラフで
ある。
ある。
【図4】燃料噴射制御サブルーチンの手順を示したフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】安定燃焼限界制御サブルーチンの手順を示した
フローチャートである。
フローチャートである。
【図6】安定燃焼限界制御サブルーチンの手順を示した
フローチャートである。
フローチャートである。
【図7】体積効率とエンジン回転数とをパラメータとす
るリーン空燃比マップである。
るリーン空燃比マップである。
【図8】体積効率とエンジン回転数とをパラメータとす
るストイキオ/リッチ空燃比マップである。
るストイキオ/リッチ空燃比マップである。
【図9】回転変動と燃料噴射量等との関係を示したグラ
フである。
フである。
【図10】変動積算値と燃料噴射増量係数との関係を示
したグラフである。
したグラフである。
1 エンジン 3 燃料噴射弁 12 O2 センサ 17 ロータプレート 18 クランク角センサ 21 ECU 25 クランクシャフト
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−224258(JP,A) 特開 平3−206342(JP,A) 特開 平4−279767(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00 362
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃機関のクランク回転情報から、当該
内燃機関における回転変動を検出する回転変動検出方法
であって、 前記内燃機関の燃焼行程期間を2分割して燃焼行程前期
と燃焼行程後期とを規定すべく、3つのクランク角位置
で出力されるクランク角信号を検出するステップと、 検出したクランク角信号に基づき、前記燃焼行程前期の
回転速度と前記燃焼行程後期の回転速度との関係に対応
した回転変動瞬時値Vnを算出するステップと、 算出した回転変動瞬時値Vnに基づき、前記内燃機関に
回転変動があったと判定するステップとを含み、 前記回転変動瞬時値Vnが、前記燃焼行程前期の回転角
度をαとし、前記燃焼行程後期の回転角度をβとし、内
燃機関が燃焼行程前期の回転に要する時間をTα、燃焼
行程後期の回転に要する時間をTβとしたとき、式 Vn=β/α−Tβ/Tα に基づき算出される ことを特徴とする内燃機関の回転変
動検出方法。 - 【請求項2】 内燃機関のクランク回転情報から、当該
内燃機関における回転変動を検出する回転変動検出方法
であって、 前記内燃機関の燃焼行程前期と燃焼行程後期とをそれぞ
れ規定する所定のクランク角位置で出力されるクランク
角信号を検出するステップと、 検出したクランク角信号に基づき、前記燃焼行程前期の
回転速度と前記燃焼行程後期の回転速度との比に対応し
た回転変動瞬時値Vnを算出するステップと、算出した
回転変動瞬時値Vnに基づき、前記内燃機関に回転変動
があったと判定するステップとを含み、 前記回転変動瞬時値Vnが、前記燃焼行程前期の回転角
度をαとし、前記燃焼行程後期の回転角度をβとし、内
燃機関が燃焼行程前期の回転に要する時間をTα、燃焼
行程後期の回転に要する時間をTβとしたとき、式 Vn=β/α−Tβ/Tα に基づき算出される ことを特徴とする内燃機関の回転変
動検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6079999A JP3031164B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 内燃機関の回転変動検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6079999A JP3031164B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 内燃機関の回転変動検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07286546A JPH07286546A (ja) | 1995-10-31 |
JP3031164B2 true JP3031164B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=13705996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6079999A Expired - Fee Related JP3031164B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | 内燃機関の回転変動検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3031164B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
US6640777B2 (en) * | 2000-10-12 | 2003-11-04 | Kabushiki Kaisha Moric | Method and device for controlling fuel injection in internal combustion engine |
US6542798B2 (en) * | 2000-12-06 | 2003-04-01 | Ford Global Technologies, Inc. | Engine ready signal using peak engine cylinder pressure detection |
JP5844218B2 (ja) * | 2012-05-29 | 2016-01-13 | 愛三工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
-
1994
- 1994-04-19 JP JP6079999A patent/JP3031164B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07286546A (ja) | 1995-10-31 |
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