JP3031124U - ネズミ用捕獲箱 - Google Patents

ネズミ用捕獲箱

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JP3031124U
JP3031124U JP1996005120U JP512096U JP3031124U JP 3031124 U JP3031124 U JP 3031124U JP 1996005120 U JP1996005120 U JP 1996005120U JP 512096 U JP512096 U JP 512096U JP 3031124 U JP3031124 U JP 3031124U
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JP1996005120U
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Inventor
美智雄 西堀
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シマダ商事株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネズミが通り抜けできず、一度足を踏み入れ
たネズミは必ず捕獲でき、しかも塵埃やゴミの付着がな
く粘着力の経日的低下もないというネズミ捕獲用の粘着
箱を開発すること。 【解決手段】 ネズミを箱の中へ導くこととし、箱内へ
の入口とそれに続く通路とその通路の奥のコーナーを曲
がるとそこに行き止りになった粘着室が存在するように
する。また通路にネズミの足を拭くための吸水性紙を敷
く。さらに粘着室上方に明り窓を設けてネズミが入口か
ら入りやすくすると共に捕獲確認にも利用する。その
他、箱の上に飛び乗り防止用の立壁を設けたり、箱をタ
テ向けに狭い場所に仕掛けるためのタテ入口用の切開部
をミシン目で設けたりする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ネズミを捕獲するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ネズミを捕るために粘着剤を利用することが良く行われている。 例えば、柔軟なシートやフイルムに粘着剤を塗布したもの、厚い台紙をブック 型の開閉式にしてその内面に粘着剤を塗布したもの、ハウスタイプと称されてい る三角状筒体に組立てて使用するもの、などが良く知られている。
【0003】 しかしながら、これら従来のネズミ捕り技術は、いずれもネズミが通り抜ける ことも可能なものであり、例えばネズミの足が水や油で濡れていると粘着力が低 下しネズミは簡単に通過してしまうし、またいずれの場合も粘着面は外気にさら されているので塵埃やゴミが付着しやすく経日的に粘着力が低下しネズミの通り 抜けや逃げ出しを容易にしてしまうのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の様な問題点を解決することを目的としてなされたものであり 、ネズミが通り抜けることは不可能であって、一度足を踏み入れたネズミは必ず 捕獲でき、しかも塵埃やゴミの付着がなく粘着力の経日的低下もないという新規 なネズミ用捕獲箱を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために種々検討し、箱の中へネズミを導くことを考え、 箱内への入口とそれに続く通路とその通路の奥のコーナーを曲がるとそこに行き 止りになった粘着室があるという捕獲箱にすれば、非常に優れた効果が得られる ことを見い出したのである。
【0006】 すなわち本考案は、板紙等の厚紙で作成した箱の正面片側に入口を設け、前記 箱内には前記入口に連続する通路と少なくとも底面に粘着剤を塗布した粘着室と があり、前記通路と粘着室との間には仕切板が設けられていて、この仕切板の奥 端と前記箱の背面板との間に粘着室入口を形成したことを特徴とするネズミ用捕 獲箱、を要旨とするものであり、そしてこの通路にネズミの足を拭くための吸水 性紙を敷くことによって一層好適な結果が得られ、また粘着室に明り窓を設ける とさらにネズミが入りやすくなること、更に天面板の前部に飛び乗り防止用の立 壁を設けること、粘着室入口の前方に必要に応じて切開できるタテ入口用切開部 を設けると狭い場所にも利用できること、などを知見したのである。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案を図面を参照し、実施例を挙げながら詳細に説明する。 図1は、本考案捕獲箱の1実施例の斜視図である。 図2は、図1の実施例の平面断面図である。
【0008】 これらの図の様に本考案は、箱(P)があってこの箱(P)の正面片側に入口 (1)が開口しており、この入口(1)に連続する通路(2)が備えられていて 、この通路(2)の奥のコーナーを曲がると粘着室入口(3)があり、これを通 ると粘着室(4)が存在するというものになっている。
【0009】 つまり、箱(P)内は仕切板(5)によって通路(2)と粘着室(4)とに仕 切られており、仕切板(5)の奥端と箱(P)の背面板(6)との間に粘着室入 口(3)が形成されているのである。 そしてこの粘着室(4)の底面には粘着剤(t)が塗布されている。 なお、この粘着剤(t)は底面だけではなく粘着室(4)の背面板(6)の内 壁面にも塗っておくと一層好ましいものである。 特に、後述するタテ向け使用にはこの背面板(6)への粘着剤(t)の塗布が 必要となる。
【0010】 また、通路(2)には吸水性紙(7)が敷かれていて、ネズミはここを通る時 に足に付着している水や油が拭き取られるのである。 さらに粘着室(4)の上方の天面板(8)には明り窓(9)が設けられており 、これによってネズミは通路(2)に入っても向うへ通り抜けられるものと錯覚 するのである。
【0011】 通路(2)の幅は、ネズミがUターンできない幅であることが好ましく、ネズ ミの大きさによっても異なるが、通常4〜8cm位が好適である。 これによって、ネズミは後ずさりできない動物であるため前に進むしかなく、 明り窓(9)からの光りによって粘着室(4)へと導かれ、必ず捕獲されるので ある。
【0012】 明り窓(9)はまた、捕獲されたネズミを確認する覗き窓としての効果もあり 、この場合明り窓(9)は小さくネズミの死骸全体は見えないので、不快なこと は全くない。 なお、この明り窓(9)からの塵埃を防止するためにこの明り窓(9)に透明 フイルムなどを貼り付けておいても良い。
【0013】 図3は、部屋の隅に本考案捕獲箱を仕掛けた様子を示した平面略図である。 この図のように部屋の隅にネズミの抜け穴(s)がある場合、この隅を2個の 本考案捕獲箱(P)で囲い、入口(1)と通路(2)がそれぞれ壁(w)に沿う ように載置しておくのである。
【0014】 ネズミは壁に沿って歩く習性があるため、入口(1)から抵抗なく箱(P)へ 入り、足を吸水性紙(7)で拭きながら通路(2)を進み、明り窓(9)からの 明りで向うへ抜け出られるものと判断してコーナーまで来る。 そして、ネズミはコーナーで曲がる習性があるため自然と粘着室(4)へ足を 踏み入れるのである。
【0015】 粘着室(4)の粘着剤(t)は外気にさらされていないので塵埃やゴミの付着 は全くなく、またネズミの足も吸水性紙(7)で拭かれているため、ネズミは必 ず粘着剤(t)によって捕獲され、逃げ出すことは全くないのである。 なお、箱(P)の上にネズミが飛び乗るのを防ぐために、図1に示したように 天面板前部に折立て式の立壁(10)を設けておくと好適である。 つまり、正面板上方に設けたスリット(11)内に先端差込片(12)を挿入 しながら三角筒状に折立てることにより立壁(10)を形成できる板状体を天面 板前部に設けておくのである。
【0016】 図4は、本考案捕獲箱を狭い場所にタテ向けに仕掛けた場合の正面図である。 本考案捕獲箱は通常図1のように置いて使用するが、ネズミが通路として好む 家具(k)と壁(w)の間など狭い所では、図1のようなヨコ向けには置けない ので、図4の様にタテ向けにも使用できる様になっているのである。
【0017】 すなわち、図1における側面板(13)の後部、つまり粘着室入口(3)と対 面している位置の側面板(13)に、ミシン目(14)によるタテ入口用切開部 (15)を設けておき、タテ向けに使用する場合にこのミシン目(14)を切開 して図4のタテ入口(16)を開口させるのである。
【0018】 ネズミはこのタテ入口(16)から入っても、上方にある入口(1)からは出 られず、容易に粘着室入口(3)から粘着室(4)へと入るのである。 この場合、図2における粘着室(4)の背面板(6)の内壁面にも粘着剤(t )の塗布が必要になることは勿論である。 なお、図2の様に通路(2)の奥のコーナー壁面にも吸水性紙(7)を貼って おくと、距離は短いがネズミの足拭きに効果がある。
【0019】
【考案の効果】
本考案は以上の様なものであり、その効果は上述の説明においても述べたが、 簡単にまとめると下記の通りである。 (a)行き止まりの箱となっているため、ネズミは通り抜けることは不可能であ る。 (b)壁に沿って歩きコーナーで曲がるというネズミの習性を利用しているため 自然とネズミを導くことになる。
【0020】 (c)粘着室が外気にさらされていないので、塵埃やゴミが入らず粘着性の経日 変化はなく、長期に粘着力を保持できる。 (d)通路に吸水性紙を敷くことによりネズミの足が拭き取られ、粘着力の効果 を損なうことはない。
【0021】 (e)明り窓を設けることにより、ネズミは通り抜けできると錯覚し箱内へ入り やすく、また捕獲の確認もしやすい。 (f)箱への飛び乗り防止用に折立て式の立壁を設けることにより、ネズミの逃 げ場は全くなくなり、捕獲性の向上が得られる。
【0022】 (g)ネズミが好む狭い通路には、ミシン目を切開してタテ入口を開口させて、 タテ向けに仕掛けることもでき、利用性が拡大する。 以上のように本考案は、ネズミの捕獲性を高める種々なる効果を有し、ネズミ の捕獲に極めてすぐれた有用性を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案捕獲箱の1実施例の斜視図である。
【図2】図1の実施例の平面断面図である。
【図3】部屋の隅に本考案捕獲箱を仕掛けた様子を示し
た平面略図である。
【図4】本考案捕獲箱を狭い場所にタテ向けに仕掛けた
場合の正面図である。
【符号の説明】
(P) 箱 (t) 粘着剤 (1) 入口 (2) 通路 (3) 粘着室入口 (4) 粘着室 (5) 仕切板 (6) 背面板 (7) 吸水性紙 (8) 天面板 (9) 明り窓 (10) 立壁 (11) スリット (12) 先端差込片 (13) 側面板 (14) ミシン目 (15) タテ入口用切開部 (16) タテ入口 (s) 抜け穴 (w) 壁 (k) 家具

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板紙等の厚紙で作成した箱の正面片側に
    入口を設け、前記箱内には前記入口に連続する通路と少
    なくとも底面に粘着剤を塗布した粘着室とがあり、前記
    通路と粘着室との間には仕切板が設けられていて、この
    仕切板の奥端と前記箱の背面板との間に粘着室入口を形
    成したことを特徴とするネズミ用捕獲箱。
  2. 【請求項2】 通路に吸水性紙を敷くことによってネズ
    ミの足拭きを可能にした請求項1記載のネズミ用捕獲
    箱。
  3. 【請求項3】 粘着室上方の天面板に明り窓を設けた請
    求項1記載のネズミ用捕獲箱。
  4. 【請求項4】 箱の天面板前部に折立て式の立壁を設け
    た請求項1記載のネズミ用捕獲箱。
  5. 【請求項5】 粘着室入口と対面している側面板にミシ
    ン目によるタテ入口用切開部を設けると共に粘着室の背
    面板内壁面に粘着剤を塗布した請求項1記載のネズミ用
    捕獲箱。
JP1996005120U 1996-05-13 1996-05-13 ネズミ用捕獲箱 Expired - Lifetime JP3031124U (ja)

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ID=43166090

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502661A (ja) * 2008-09-22 2012-02-02 ビー・エイ・エス・エフ、コーポレーション げっ歯動物管理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012502661A (ja) * 2008-09-22 2012-02-02 ビー・エイ・エス・エフ、コーポレーション げっ歯動物管理システム

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