JP3031082U - 椅子の表皮止着構造 - Google Patents

椅子の表皮止着構造

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JP3031082U
JP3031082U JP1996004987U JP498796U JP3031082U JP 3031082 U JP3031082 U JP 3031082U JP 1996004987 U JP1996004987 U JP 1996004987U JP 498796 U JP498796 U JP 498796U JP 3031082 U JP3031082 U JP 3031082U
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JP
Japan
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stopper plate
chair
outer skin
plate
sewn
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Application number
JP1996004987U
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Inventor
尚己 佐藤
Original Assignee
メーコー工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮を充分な強度で容易にしかも材料を選ば
ず脱着自在に止着できる構造を提供する。 【解決手段】 定幅板状のストッパプレート10のほぼ
中心線上に表皮7の端縁を縫止すると共に、椅子の座部
1,背部3またはそれらの境に形成された直線状の切目
5に前記ストッパプレートを前方より差し込んで裏側で
該ストッパプレートを転回し係合させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、椅子の表面にレザー,ファブリック,ビニールシート等の表皮を止 着する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
椅子における発泡ウレタン等の弾性材料を包囲している表皮は、従来は極めて 一般的には裏側にてタッカーで止着し貼着したものであった。しかしタッカーは 木部には打込み易いものの発泡ウレタン等の弾性部材自体やプラスチック部或い はスチール部分等には使用が困難である。そのために表皮を止着するのに手数を 要し組立コストが高くなると共に止着強度も得難いという問題があった。 また、表皮の浮上を防ぐと共に見栄えをよくするために表皮を刺し縫いするに しても、従来の手法では手間が掛かりかつ充分な強度が得られないので製造コス トを上昇させる欠点があった。 さらに従来の表皮止着構造では表皮をいったん止着してしまうと脱着が容易で ない欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の椅子の表皮止着構造は上記欠点を解消し表皮を充分な強度で容易にし かも材料を選ばず脱着自在に止着できる構造を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そのために本考案の椅子の表皮止着構造は、定幅板状のストッパプレートのほ ぼ中心線上に表皮の端縁を縫止すると共に、椅子の座部,背部またはそれらの境 に形成された直線状の切目に前記ストッパプレートを前方より差し込んで裏側で 該ストッパプレートを転回し係合させたことを特徴とする。
【0005】
【考案の実施の形態】 次に図面と共に本考案の実施の形態を説明する。図1に本考案に係る椅子の部 分断面斜視図、図2のそのAーA線断面図、図3に図2の要部拡大図を示し、図 中1は発泡ウレタンからなる座部、2はその埋設芯材、3は同じく発泡ウレタン からなる背部、4はその埋設芯材である。座部1と背部3とはこの場合図4に示 したように一体に形成され、その境に直線状の切目5が形成されている。6は該 埋設芯材2および背部3に被せるために合成レザーからなる表皮7より縫製され たカバーで、該カバー6の底面部にファスナー8をコ字状に配設することによっ て同図に示したように底面部が大きく開けられ座部1および背部3を該カバー6 内に挿入できるようにしている。
【0006】 しかして、切目5に相対する表皮7の裏側に定幅帯状のまち11を縫着12し て該まち11に厚さ0.75ミリ程度のポリプロピレン等の樹脂プレートからな る定幅板状のストッパプレート10を縫着13し、該カバー6を座部1,背部3 に被せるに際して、図5に示したように、該ストッパプレート10を縦にして切 目5に前方より差し込む。そして図6に示したように裏側で該ストッパプレート 10を転回させ、座部1,背部3の裏側縁に該ストッパプレート10を係合させ る。これによって表皮7はまち11を介して後方に引張られ図7に示したように ファスナー8を閉じることにより図1に示したように表皮7を切目5に引込んだ 状況にて張着できる。
【0007】 一方、図8〜図10に示した実施形態は、発泡ウレタンからなる座部1および 背部3の表面にクッション用綿状材15を介在させて表皮7を張設すると共に、 座部1および背部3の真中に横向直線状に夫々切目5を形成し、表皮7の該切目 5に相対する部分にまち11を介してストッパプレート10を縫着し、該ストッ パプレート10を夫々切目5に差し込んで裏側で転回させることにより図10に 示したように表皮7を後方へ引込んだ状況にて表皮7を張設したものである。こ の実施形態のように表皮7の止着は端縁のみならず座部1,背部3の真中部にお いても綿状材15の移動防止およびデザイン上の観点から行ない得る。
【0008】 このように本考案では座部1や背部3の材質を問うことなくストッパプレート 10を係合できる。そして表皮7からストッパプレート10が外れない限り離脱 することなく強固に止着することができる。そしていったん止着してもストッパ プレート10を90度転回して切目5中に差し戻せば簡単に取外すことができる ので、表皮の取替を要する場合にも容易に対処し得る。
【0009】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の椅子の表皮止着構造によれば、表皮を材料を選ば す簡単に止着できると共に取外しも容易であるなど種々の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る椅子の部分断面斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図2の要部拡大図。
【図4】椅子本体とカバーとの斜視図。
【図5】図4のカバー取付時の斜視図。
【図6】図4のカバー取付時の斜視図。
【図7】図4のカバー取付時の斜視図。
【図8】本考案に係る椅子の斜視図。
【図9】図8のB−B線断面図。
【図10】図9の要部拡大図。
【符号の説明】
1 座部 3 背部 5 切目 7 表皮 10 ストッパプレート 11 まち 12,13 縫着

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定幅板状のストッパプレートのほぼ中心
    線上に表皮の端縁を縫止すると共に、椅子の座部,背部
    またはそれらの境に形成された直線状の切目に前記スト
    ッパプレートを前方より差し込んで裏側で該ストッパプ
    レートを転回し係合させたことを特徴とする椅子の表皮
    止着構造。
JP1996004987U 1996-05-10 1996-05-10 椅子の表皮止着構造 Expired - Lifetime JP3031082U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063178A (ja) * 2011-09-16 2013-04-11 Itoki Corp 椅子
JP2016131716A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 株式会社岡村製作所 椅子の荷重支持構造、及び椅子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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