JP3031069U - 湿潤シート取出器 - Google Patents

湿潤シート取出器

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JP3031069U
JP3031069U JP1996003967U JP396796U JP3031069U JP 3031069 U JP3031069 U JP 3031069U JP 1996003967 U JP1996003967 U JP 1996003967U JP 396796 U JP396796 U JP 396796U JP 3031069 U JP3031069 U JP 3031069U
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英雄 高尾
康夫 有川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿潤シート取出器の取出口近傍の構造を改善
することにより、高温の液体を適度に含浸させた状態で
取り出すことができ、湿潤シート類の効果的な使用を可
能にすると共に、種々の含水性シートにも容易に対応で
きるようにする。 【解決手段】 収容容器1の上端には円盤状の底板51
が嵌合される。底板51の中心に挿通孔51aが形成さ
れている。底板51の上には、開口部54aを備えた地
板54が固定され、その上に直接固定されたバネ板部材
55と、カバー2に対して軸支部材56、回動部材67
を介して回動可能に取付けられた弾性部材68とが互い
に対向し、ロール4から引き出された不織布40の先端
部41を挟持するように構成されている。弾性部材68
はコイルバネ65のバネ力によりバネ板部材55の側に
付勢されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は湿潤シート取出器に係り、特に紙シート、不織布等の含水性シートを 水、アルコール等の液体に浸漬したウエットティシュー、ウエットペーパータオ ル等の湿潤シートの取り出し機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からウエットティシュー等を取り出すように構成された湿潤シート取出容 器は種々市販されている。これらの容器における取出口は、多くの場合、細く絞 った形状の挿通孔であったり、可撓性の樹脂板に形成された十字状の切り込みや 星形断面の孔であったりする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような湿潤シート取出容器の用途としては、例えば、乳幼児の世話や高 齢者の介護に際して体を拭う場合に使用することが考えられる。この場合、予め 液体を所定量含ませ、上記のように単純な取出口から取り出すように構成された ものでは、シートへの液体の含浸量が予め決められており、使用状況に応じたシ ートの最適な含液量を得ることはできず、また、シートの含液量を調節すること ができないことから、使用勝手が悪いという問題点がある。
【0004】 また、上述のような用途では湿潤シートを暖めた状態とすることにより、シー トの清浄能力を高めることができるとともに、使用者が冷感を感じることを防止 することもできる。しかし、含水性シートを湯などの高温の液体に浸漬するには 、液体を保温する容器と、含水性シートに高温の液体を適度に供給する機構が必 要である。シートに所定量を含ませておく従来のものでは保温容器に入れても保 温時間が限られ、また、保温できたとしても従来の取出口では高温の液体を必要 以上に含む状態でシートが取り出されてやけどをする等の危険があり、逆に高温 の液体の含有量が少なすぎる可能性もあり、この場合にはシートを取り出して使 用しようとする際に既にシート温が低下しすぎているという事態が発生する。
【0005】 また従来においては、含水性シートに様々な厚さ、材質、寸法のものがあるた め、これらの条件に応じて適宜取出口の寸法、形状等を調節して形成する必要が あり、含水性シート毎に煩雑な調整作業が要求されていた。例えば、シートにミ シン目を形成してシートを引き出すと、そのミシン目が取出口を通過した後に、 そのミシン目に沿ってシートが自然に破れるように、取出口の引き出し抵抗を適 切に設定する必要があるためである。この作業は、上記のように高温の液体を含 浸させる場合には、シートへの液体の含浸量をも調節しなければならないため、 きわめて困難な作業となる。
【0006】 そこで、本発明は上記問題点を解決するものであり、その課題は、湿潤シート 取出器の取出口近傍の構造を改善することにより、液体を適度に含浸させた状態 でシートを取り出すことができる湿潤シート取出器を得ることにある。また、シ ートの含浸量を調整することのできる湿潤シート取出器を実現し、特に高温の液 体を含浸させる場合においても良好な含浸量により快適に使用することのできる 技術を提供することにある。さらに、上記のような機能を簡易に構成して、安価 に製造することのできる構造を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本考案が講じた手段は、含水性シートを液体に浸 漬して収容するように構成されたシート収容部と、該シート収容部のシート取出 部に配置された押圧部を備えた押圧部材と、該押圧部材の押圧部に先端部が接触 若しくは近接するように配置された弾性部材と、前記押圧部材と該弾性部材の間 隔を可変に構成する支持構造と、前記押圧部材と前記弾性部材とを相互に接近す る方向に付勢する付勢手段とを設けたことを特徴とする湿潤シート取出器である 。
【0008】 この手段によれば、シート収容部で液体に浸漬された含水性シートを引き上げ 、押圧部材と弾性部材との衝合部を通して引き出すようにセットすると、付勢手 段の付勢力及び弾性部材の弾性力により含水性シートが押圧部材と弾性部材との 間に挟持された状態となり、引き出す際に液体が絞り落とされる。含水性シート にミシン目を入れた場合には、押圧部材とローラによって適度な引き出し抵抗が 付与されるので、引き出した際にミシン目にてシートを切断することができる。
【0009】 特に、2つの部材を対向させて配置したことによりシートの取り出しをスムー ズに行うことができるとともに、一方を弾性部材とすることによってシートに対 して柔軟に挟圧力を及ぼすことができるので、確実にシートの含液量を制御する ことができる。しかも取出機構を簡単な構造とすることができ、機能性と製造コ スト或いはメンテナンス性との両立を図ることができる。
【0010】 ここで、前記付勢手段の付勢力若しくは前記押圧部材と前記弾性部材との間隔 を調整する押圧力調整手段を設けることが好ましい。
【0011】 この手段によれば、押圧力調整手段により、付勢力又は押圧部材と弾性部材と の間隔を調整できるため、シートの種類に応じて取り出し抵抗や含液量を調整し 、最適の取出状態を実現することができる。
【0012】 また、前記押圧部材を、前記シートを介して前記弾性部材の先端部を押圧する 第2弾性部材で構成することが好ましい。
【0013】 この手段によれば、押圧部材を第2の弾性部材で構成することにより、弾性部 材の弾性によりシートを両側から押しつけるようになるので、シートに対する挟 圧部分に柔軟性を持たせつつ、さらに確実にシートの絞り効果を得ることができ る。
【0014】 この場合にはさらに、前記押圧部を、前記弾性部材に向けて凸状に形成された 曲面で構成することが望ましい。
【0015】 この手段によれば、押圧部が凸状に形成された曲面で構成されているので、弾 性部材の先端部との間に確実にシートを挟持することができるとともに、挟持さ れたシートが絡むこともなく、確実にシートを取り出すことが可能になる。
【0016】 さらに、前記支持構造を、前記押圧部材と前記弾性部材の少なくとも一方を回 動軸を中心にして回動可能に支持するように構成することが好ましい。
【0017】 この手段によれば、押圧部材と弾性部材の少なくとも一方を回動可能に支持し たので、取り出し機構をコンパクトに構成できる。ここで、回動軸の位置は押圧 部材とローラの対向部分の近傍であっても、シート取出部の内側でも、外側でも 、いずれの位置にあってもよい。
【0018】 この場合にはさらに、前記回動軸を前記シート収容部に対して前記押圧部より も外側に配置することが望ましい。
【0019】 この手段によれば、前記シート収容部に対して押圧部よりも外側に配置された 回動軸を中心にして回動するように構成したので、押圧部材と弾性部材とがシー トの取り出し方向には開かず、取り出し方向と逆の方向には開くように構成され るため、ストッパ等を設けることなく確実にシートを絞ることができ、しかも押 圧部材と弾性部材との間隔をある程度柔軟に支持することができる。
【0020】 この場合にはさらに、前記付勢手段を、前記回動軸を中心にして回動可能に支 持された前記押圧部材と前記弾性部材の少なくとも一方を前記シートの取り出し 方向に付勢するように構成することが望ましい。
【0021】 この手段によれば、押圧部材と弾性部材のうち回動可能に支持されたものを付 勢手段によりシートの取り出し方向に付勢しているため、押圧部材と弾性部材と の間に押圧力を発生させることができる。
【0022】 また、前記押圧部材を、前記弾性部材の先端部に接触若しくは近接する凸状の 曲面部を備えた剛体で構成する場合もある。
【0023】 この場合には、押圧部材が剛体で構成されていても、支持構造と付勢手段とに よって柔軟に且つ確実にシートを絞ることができる。
【0024】 さらに、前記シート取出部に対する開口部を備え前記シート収容部を開閉可能 に被覆するカバー部材を設け、前記押圧部材又は前記弾性部材のいずれか一方を 前記シート収容部側に取付け、いずれか他方を前記カバー部材に取付けることが 好ましい。
【0025】 この手段によれば、押圧部材と弾性部材のいずれか一方をシート収容部の側に 、他方をカバー部材に取付けたので、カバー部材を開いた場合には押圧部材と弾 性部材とを相互に引き離すことができ、シートの交換、水や湯の出し入れ、清掃 その他の作業を容易に行うことが可能になる。
【0026】
【考案の実施の形態】
次に、図面を参照して本考案に係る湿潤シート取出器の実施形態を説明する。
【0027】 [第1実施形態] 図1は第1実施形態の全体構成を示す縦断面図である。この実施形態は、通常 の保温ポットと同様の保温構造を備えた収容容器1と、この収容容器1に対して 開閉自在に取り付けられたカバー2と、このカバー2に形成された開口部2aを 閉鎖するためのキャップ3と、収容容器1の上部開口に取り付けられた取出機構 5とから構成されている。
【0028】 収容容器1は、断熱材及び/又は減圧空間を介して内部容器10を内蔵し、こ の内部容器10の内部に例えば60℃程度の温度の湯を入れ、この湯の中にロー ル4を浸漬するようになっている。
【0029】 このロール4は、例えば、80g/m2 又は50g/m2 のパルプ不織布を縦 300mm、幅250mmに成形し、ロール径130mmに巻いたものである。 ロール4の代替品としては、種々の特殊加工紙からなる紙ロールや紙以外の合成 繊維等によって形成された布等が考えられるが、使い捨てが可能で、しかも充分 な保温性及び強度を備えている点で、上記のパルプ不織布が最も好ましい。
【0030】 収容容器1の上部には、ヒンジ軸21を中心にして回動可能にカバー2が取り 付けられており、このカバー2には図示しないロック機構を設けて、収容容器1 に対して閉鎖状態を維持できるように構成することが好ましい。
【0031】 カバー2に設けられた開口部2aには、キャップ3が嵌合するようになってお り、このキャップ3は、図示しないロック機構によりカバー2に対して閉鎖状態 を維持できるように構成されることが好ましい。
【0032】 収容容器1の上端には、内部容器10の上部開口10aを閉鎖するように、取 出機構5が被覆されている。この取出機構5は、図2にも示すように、収容容器 1の内側にほぼぴったりと嵌合するように形成された円盤状の底板51と、この 底板51の上に配置された機構部とから構成される。
【0033】 底板51の外周には合成ゴム等の可撓性部材で形成された環状のシール枠52 が取り付けられており、このシール枠52によって底板51が収容容器1の内面 に密着して固定されるようになっている。
【0034】 底板51の中心部はやや下方に向けて窪んでおり、その窪みの中心に挿通孔5 1aが形成されている。挿通孔51aの内縁部には合成ゴム又は樹脂製のリング 枠53が取り付けられている。
【0035】 底板51の上に配置された機構部には、底板51上に直接固定され、中央に開 口部54aを備えた地板54と、この地板54に対して直接固定された押圧部材 としてのバネ板部材55とが設けられている。このバネ板部材55は弾性を備え た金属板等で形成された上述の第2の弾性部材として構成されたものである。一 方、カバー2の内面上には軸支部材56が取付けられ、この軸支部材56に対し て回動部材67が回動軸67aを中心に回動自在に取付けられている。回動部材 67には弾性部材68の後端部が固定されている。
【0036】 カバー2の表面には調節つまみ61が突出し、この調節つまみ61は、カバー 2に穿設された垂直孔に挿通されるとともに回動部材67に回転自在に軸支され た下端部を持つネジ軸62と連結され、このネジ軸62は送りナット63に螺合 している。送りナット63に設けられたフランジ部は軸支部材56に取り付けら れた係合軸64に係合しており、この係合により送りナット63は回転しないよ うに保持されている。送りナット63のフランジ部と、回動部材67との間には コイルバネ65が介挿されている。
【0037】 コイルバネ65は回動部材67における弾性部材68を支持固定している部分 を上方に回動させる方向に付勢するが、調節つまみ61を回転すると送りナット 63が上下に移動し、コイルバネ65の圧縮状態を変化させるため、その付勢力 を調節できるように構成されている。コイルバネ65によって、回動部材67が 付勢されることで、弾性部材68の先端部68aは上述のバネ板部材55の先端 に形成された曲面部55aに接触するように配置されている。曲面部55aは、 バネ板部材55の先端部を上方へ曲折させ、弾性部材68に対向する面を凸状の 曲面に形成したものである。
【0038】 弾性部材68は、通常はコイルバネ65の弾性力によってバネ板部材55の曲 面部55aに押しつけられているが、調節つまみ61を引き上げることにより回 動部材57を介して斜め下方に回動するようになっており、この回動によってバ ネ板部材55の曲面部55aと、弾性部材68の先端部68aとを引き離すこと ができるように構成されている。
【0039】 上記バネ板部材55の曲面部55aと弾性部材68の先端部68aとの衝合部 は、ちょうど挿通孔51aのほぼ軸線上に配置されるように構成されている。
【0040】 ロール4から引き出された不織布40の先端部41をもって引っ張ると、不織 布40はバネ板部材55の曲面部55aと弾性部材68の先端部68aとの間に 挟まれた状態で取り出されるため、曲面部55aと弾性部材68の挟圧力により 水分が絞られる。この絞りの程度は、上記調整つまみ61の回転によって設定さ れる。調整つまみ61を回転させて送りナット63を下に移動させるとコイルバ ネ65の圧縮状態は強くなり、曲面部55aと弾性部材68の挟圧力が高まるの で、不織布40は強く絞られた状態で取り出される。逆に、調整つまみ61を回 転させて送りナット63を上に移動させるとコイルバネ65の圧縮状態は緩和さ れるので、曲面部55aと弾性部材68の挟圧力は低下し、不織布40はあまり 絞られない状態で取り出される。
【0041】 従って、ロール4の引き出し抵抗を調整つまみ61の回転により容易に調整す ることができる。この調整は、ロール4の不織布40の厚さ及び幅の大小によっ て引き出し抵抗を変える必要のある場合、ロール4に形成されたミシン目の幅に 応じて変化する必要な引きちぎり力に対して、引き出し抵抗を調整する必要のあ る場合に行われる。
【0042】 図3は上記実施形態において、カバー2を上方に回動させて機構部を露出させ た状態を示すものである。この実施形態においては、バネ板部材55は地板54 に固定され、弾性部材68は軸支部材56及び回動部材67を介してカバー2の 内側に取付けられているので、カバー2を開くと弾性部材68も上方に引き上げ られる。したがって、ロール4を交換した後、或いは水や湯を補給した後に、ロ ール4から引き出された不織布40の先端部41を容易にバネ板部材55と弾性 部材68の間に挟み込むことができる。
【0043】 この実施形態では、弾性部材68を軸支する回動部材67が軸支部材56に対 してバネ板部材55と弾性部材68との突き合わせ部である衝合部の上方に−す なわちシート収容部である収容容器に対して外側に−配置された回動軸67aに より回動自在に支持されているので、不織布40の先端部41を強く引っ張って も衝合部が引き離されることがなく、挟圧力が低下することがないように構成さ れ、むしろ逆に挟圧力が高まるように機能するので、確実に不織布40を絞るこ とができる。実際には、コイルバネ65によって回動部材67は上方へ回動する 方向に付勢されているので、常に回動部材67がコイルバネ65の弾性力によっ てバネ板部材55に押しつけられており、したがって、不織布40の先端部41 を強く引っ張っても、挟圧力はあまり変化せず、バネ板部材55及び弾性部材の 弾性力によって不織布40が絞られる。
【0044】 図4はロール4の不織布40を拡げた状態を示すものである。ロール4を構成 する不織布40には一定間隔毎に幅方向に伸びるミシン目42が形成されており 、ミシン目42の切れ目の長さAと、切れ目の間の長さBとの比によって、不織 布40の切れ易さを変えることができる。このミシン目42は、ロール4から不 織布40を引き出す際に、収容容器1の内部で切れてしまうことのないように充 分な強度を持つと同時に、引き出した後に切断が困難にならないようにある程度 の切れ易さを備えていることが必要となる。
【0045】 本実施形態におけるミシン目42においては、切れ目の長さAを8mm、切れ 目の間の長さを1mmに設定している。このように設定しても、上記のように不 織布40の厚さを変えた2種類のロール4を用いる場合には、不織布40の厚さ に応じてバネ板部材55と弾性部材68との間の押圧力を調整する必要がある。
【0046】 以上の様な構成を備えた取出機構は、図1に示すように、バネ板部材55と弾 性部材68との間にロール4の不織布40の先端部41を挟み込んだ状態とする ことにより、この先端部41を上方へ引き出すことが可能になる。ロール4から 引き出された不織布40は、底板51に形成された挿通孔51aに挿通されるこ とによって、所定の範囲(好ましくはバネ板部材55及び弾性部材68の幅より も狭い範囲)に絞られ、ある程度まとまった状態でバネ板部材55と弾性部材6 8との間から外部へと引き出される。
【0047】 バネ板部材55と弾性部材68とは相互にコイルバネ65の弾性力によって押 しつけられているため、先端部41はバネ板部材55及び弾性部材68によって 不織布40に含浸された湯を絞り落とすようにして引き出される。挿通孔51a を通過してバネ板部材55と弾性部材68との間に挟み付けられている間には、 不織布は挿通孔51aの範囲よりも細く絞られているために引っ張り強度が高く なっているから、ミシン目42は切り離されることはない。ミシン目42がバネ 板部材55と弾性部材68との間から引き出されてしばらく上方へ移動すると、 不織布40の絞り状態が緩和されるため、不織布40に加わる張力に耐えきれな くなることによって、ミシン目42にてシートが切り離される。
【0048】 以上のように、本実施形態では、バネ板部材55と弾性部材68とによって湯 を適度に絞り落とすことができるため、湯の含浸量が多すぎてやけどをするとい った事故を防止することができるとともに、バネ板部材55と弾性部材68との 間の押圧力を適宜調整することができるので、湯を絞り落とす強さやミシン目を 適切な位置にて切断するために必要な引き出し抵抗を容易に調整することができ 、不織布等の含水性シートの材質、厚さ、幅、ミシン目の寸法等に応じて最適な 押圧力及び引き出し抵抗を容易に得ることができる。
【0049】 また、本実施形態では、調整つまみ61を上方へ引き上げるだけで弾性部材6 8をバネ板部材55から引き離すことができるので、ロール4のセット時におい ても、不織布の先端部41をバネ板部材55と弾性部材68の間にきわめて容易 に挿通することが可能である。また、バネ板部材55は地板54に固定され、弾 性部材68はカバー2に間接的に取り付けられているため、カバー2を開くこと によりバネ板部材55と弾性部材68との間隔が自然に開き、ロール4の交換作 業、湯の供給、その他の清掃作業等を容易に行うことができる。
【0050】 上記実施形態では押圧部材としての弾性部材であるバネ板部材55を固定し、 弾性部材68を回動部材67によって可動に構成したが、逆に押圧部材を可動に 構成してもよい。さらに、弾性部材68を付勢するコイルバネ65を設けて、し かもその付勢力を調節する送りナット63や調整つまみ61を設けたが、これら の付勢手段及び付勢力の調整手段は弾性部材の側に設けてもよい。
【0051】 本実施形態では弾性部材68を付勢する手段を設けたが、不織布40を絞るた めには必ずしも付勢手段を設ける必要はなく、弾性部材とローラとの間の間隔を 設定し又は調整する手段によって、弾性部材の弾性が不織布40に与える押圧力 を上記間隔に応じて変えることができるため、上記間隔を設定するだけでも付勢 手段と同様の作用を得ることができる。
【0052】 なお、本実施形態では、弾性部材68の先端部68aは大きく屈曲していない が、バネ板部材55の曲面部55aと同様に屈曲させて、曲面部55aに対向す る面を凸状の曲面に形成してもよい。逆に、バネ板部材55に曲面部55aを形 成せず、弾性部材68の先端部68aと同様に形成してもよい。この場合、先端 部68a及びバネ板部材55の先端には、不織布40が引っかかったり、破れた りしないように、曲面状の表面を備えた突端部を形成する(先端表面を曲面状に する。)ことが好ましい。
【0053】 [第2実施形態] 次に、図5を参照して本考案に係る第2実施形態を説明する。この第2実施形 態においては、第1実施形態のバネ板部材55に代えて、合成樹脂又は金属から 成る押圧ブロック66を地板54に取り付けた点が異なるだけであり、他は第1 実施形態と同様である。
【0054】 押圧ブロック66は剛体であり、第1実施形態のバネ板部材55とは異なり弾 性体ではない。この実施形態では、押圧ブロック66における弾性部材68の先 端部に対向する部分に円筒面を有する曲面部66aが形成されている。
【0055】 この実施形態においては、押圧部材として剛体である押圧ブロック66を用い ているため、弾性部材68の弾性力及び付勢力次第で不織布40に対する押圧力 が決定されるので、より直接的に押圧力を調整することができ、押圧力の調節範 囲を広げることが可能である。また、押圧ブロック66が固定されているため、 取出機構5の取り扱いも容易である。
【0056】 なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、取出機構5の上方に更に蓋を 設けているが、このような蓋の代わりに、従来の湿潤シート取出容器の様な十字 状や星形の取出口を持つ被覆板を取り付けてもよい。また、弾性部材68の側を カバー2に取り付けているが、逆に、カバー2にはバネ板部材55又は押圧ブロ ック66を取り付け、弾性部材68を地板54に取り付けてもよい。
【0057】 上記取出機構部5におけるバネ板部材55又は押圧ブロック66並びに弾性部 材68の支持構造としては、バネ板部材55又は押圧ブロック66の側を弾性部 材68に対して移動可能に支持した構造としてもよく、この場合、バネ板部材5 5又は押圧ブロック66を弾性部材68に対して接離するように直線的に移動可 能に構成することも可能である。また、このようにした場合には、バネ板部材5 5又は押圧ブロック66を弾性部材68の周面に対してコイルバネ等の弾性部材 を用いて付勢することもできる。
【0058】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば以下の効果を奏する。
【0059】 請求項1によれば、シート収容部で液体に浸漬された含水性シートを引き上げ 、押圧部材と弾性部材との衝合部を通して引き出すようにセットすると、付勢手 段の付勢力及び弾性部材の弾性力により含水性シートが押圧部材と弾性部材との 間に挟持された状態となり、引き出す際に液体が絞り落とされる。含水性シート にミシン目を入れた場合には、押圧部材とローラによって適度な引き出し抵抗が 付与されるので、引き出した際にミシン目にてシートを切断することができる。
【0060】 特に、2つの部材を対向させて配置したことによりシートの取り出しをスムー ズに行うことができるとともに、一方を弾性部材とすることによってシートに対 して柔軟に挟圧力を及ぼすことができるので、確実にシートの含液量を制御する ことができる。しかも取出機構を簡単な構造とすることができ、機能性と製造コ スト或いはメンテナンス性との両立を図ることができる。
【0061】 請求項2によれば、押圧力調整手段により、付勢力又は押圧部材と弾性部材と の間隔を調整できるため、シートの種類に応じて取り出し抵抗や含液量を調整し 、最適の取出状態を実現することができる。
【0062】 請求項3によれば、押圧部材を第2の弾性部材で構成することにより、弾性部 材の弾性によりシートを両側から押しつけるようになるので、シートに対する挟 圧部分に柔軟性を持たせつつ、さらに確実にシートの絞り効果を得ることができ る。
【0063】 請求項4によれば、押圧部が凸状に形成された曲面で構成されているので、弾 性部材の先端部との間に確実にシートを挟持することができるとともに、挟持さ れたシートが絡むこともなく、確実にシートを取り出すことが可能になる。
【0064】 請求項5によれば、押圧部材と弾性部材の少なくとも一方を回動可能に支持し たので、取り出し機構をコンパクトに構成できる。
【0065】 請求項6によれば、シート収容部に対して押圧部よりも外側に配置された回動 軸を中心にして回動するように構成したので、押圧部材と弾性部材とがシートの 取り出し方向には開かず、取り出し方向と逆の方向には開くように構成されるた め、ストッパ等を設けることなく確実にシートを絞ることができ、しかも押圧部 材と弾性部材との間隔をある程度柔軟に支持することができる。
【0066】 請求項7によれば、押圧部材と弾性部材のうち回動可能に支持されたものを付 勢手段によりシートの取り出し方向に付勢しているため、押圧部材と弾性部材と の間に押圧力を発生させることができる。
【0067】 請求項8によれば、押圧部材が剛体で構成されていても、支持構造と付勢手段 とによって柔軟に且つ確実にシートを絞ることができる。
【0068】 請求項9によれば、押圧部材と弾性部材のいずれか一方をシート収容部の側に 、他方をカバー部材に取付けたので、カバー部材を開いた場合には押圧部材と弾 性部材とを相互に引き離すことができ、シートの交換、水や湯の出し入れ、清掃 その他の作業を容易に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る湿潤シート取出器の第1実施形態
の構造を示す縦断面図である。
【図2】第1実施形態の取出機構の平面図である。
【図3】第1実施形態の取出機構においてカバーを開い
た状態を示す断面図である。
【図4】不織布のミシン目を示すための拡大平面図であ
る。
【図5】本考案に係る湿潤シート取出器の第2実施形態
の構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 収容容器 2 カバー 3 キャップ 4 ロール 5 取出機構 51 底板 51a 挿通孔 52 シール枠 53 リング枠 54 地板 55 バネ板部材 55a 曲面部 56 軸支部材 61 調整つまみ 63 送りナット 65 コイルバネ 66 押圧ブロック 67 回動部材 68 弾性部材 68a 先端部

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水性シートを液体に浸漬して収容する
    ように構成されたシート収容部と、該シート収容部のシ
    ート取出部に配置された押圧部を備えた押圧部材と、該
    押圧部材の押圧部に先端部が接触若しくは近接するよう
    に配置された弾性部材と、前記押圧部材と該弾性部材の
    間隔を可変に構成する支持構造と、前記押圧部材と前記
    弾性部材とを相互に接近する方向に付勢する付勢手段と
    を設けたことを特徴とする湿潤シート取出器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記付勢手段の付勢
    力若しくは前記押圧部材と前記弾性部材との間隔を調整
    する押圧力調整手段を設けたことを特徴とする湿潤シー
    ト取出器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記押圧部材を、前
    記シートを介して前記弾性部材の周面を押圧する第2の
    弾性部材で構成したことを特徴とする湿潤シート取出
    器。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記押圧部を、前記
    弾性部材に向けて凸状に形成された曲面で構成したこと
    を特徴とする湿潤シート取出器。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記支持構造を、前
    記押圧部材と前記弾性部材の少なくとも一方を回動軸を
    中心にして回動可能に支持するように構成したことを特
    徴とする湿潤シート取出器。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記回動軸を前記シ
    ート収容部に対して前記押圧部よりも外側に配置したこ
    とを特徴とする湿潤シート取出器。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記付勢手段を、前
    記回動軸を中心にして回動可能に支持された前記押圧部
    材と前記弾性部材の少なくとも一方を前記シートの取り
    出し方向に付勢するように構成したことを特徴とする湿
    潤シート取出器。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記押圧部材を、前
    記弾性部材の先端部に接触若しくは近接する凸状の曲面
    部を備えた剛体で構成したことを特徴とする湿潤シート
    取出器。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記シート取出部に
    対する取出口を備え前記シート収容部を開閉可能に被覆
    するカバー部材を設け、前記押圧部材又は前記弾性部材
    のいずれか一方を前記シート収容部側に取付け、いずれ
    か他方を前記カバー部材に取付けたことを特徴とする湿
    潤シート取出器。
  10. 【請求項10】 含水性シートを液体に浸漬して収容す
    るように構成されたシート収容部と、該シート収容部の
    シート取出部に配置された押圧部を備えた押圧部材と、
    該押圧部材の押圧部に先端部が接触若しくは近接するよ
    うに配置された弾性部材と、前記押圧部材と該弾性部材
    の間隔を可変に構成する支持構造と、前記押圧部材と前
    記弾性部材とを相互に接近する方向に付勢する付勢手段
    と、前記付勢手段の付勢力若しくは前記押圧部材と前記
    弾性部材との間隔を調整する押圧力調整手段とを設け、
    前記支持構造を、前記押圧部材と前記弾性部材の少なく
    とも一方を回動軸を中心にして回動可能に支持するよう
    に構成したことを特徴とする湿潤シート取出器。
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