JP3030626U - 穿刺部位における遊離片非形成注射針ii - Google Patents
穿刺部位における遊離片非形成注射針iiInfo
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- JP3030626U JP3030626U JP1996004905U JP490596U JP3030626U JP 3030626 U JP3030626 U JP 3030626U JP 1996004905 U JP1996004905 U JP 1996004905U JP 490596 U JP490596 U JP 490596U JP 3030626 U JP3030626 U JP 3030626U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 注射針にて穿刺した場合に生じうる遊離片
の形成を防止すること。 【解決手段】 穿剌部に注射針が切開侵入する為の構
造以外で被穿剌物に接する部位に、被穿刺物の遊離片を
形成しうるような鋭利部のない構造、及び、先進鋭利部
と注入あるいは吸入口が同一面状にならない構造の注射
針とする。
の形成を防止すること。 【解決手段】 穿剌部に注射針が切開侵入する為の構
造以外で被穿剌物に接する部位に、被穿刺物の遊離片を
形成しうるような鋭利部のない構造、及び、先進鋭利部
と注入あるいは吸入口が同一面状にならない構造の注射
針とする。
Description
【0001】
本考案は、自然科学の実験、人及び動物医療等に用いられる注射針に係わるも のである。
【0002】
従来、この種の注射針は、中空金属管を斜めに切り落とし、先端をさらに鋭利 に研磨したものが知られている。中空金属管を斜めに切り落とす結果、鋭利部は その断面先端部と中枢側の二つの部位に形成されていた。
【0003】
考案が解決しようとする課題について図面を参照して説明する。 従来型の金属管注射針にて穿刺する場合、まず先端部の鋭利な部において(図 1〜図3の1)穿刺部を切開し、ルートを作りながら前進する。次に、金属管注 射針内腔露出面の中枢側4が図3(a)のごとく穿刺部に到達する。穿刺部には 弾力が存在する為、穿刺部組織が図3(a)5のごとく管内腔側に膨隆する。注 射針内腔露出面中枢側4は、注射針先端部1と同様に鋭利である為、針が前進す るにつれ、図3(b)のごとく、その一部を削り落とし遊離片7を形成する。
【0004】 注射用薬材アンプル瓶等のゴム等の材質でできたキャップを穿剌する場合には 、キャップ材の遊離片ができ、血管等の皮下組織を穿刺する場合には、皮膚や途 中の組織の遊離片ができる。
【0005】 遊離片は、最悪の場合には、体内に注入され、血管内投与の場合には塞栓を形 成するという問題点を有していた。医療現場では充分によく注意して観察してい ないと肉眼では発見できないほど小さな遊離片が形成されることも、さらには、 肉眼では識別できないほど小さな遊離片が形成されることもある。実際には、遊 離片が存在しても、忙しい日常業務の中大多数が見逃されているのが現状である 。その為遊離片が存在しても、そのまま知らずに注入されているという問題点を 残す針構造であった。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点を鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、従来型の注射針によって穿剌した場合に形成される 、注入あるいは吸入物以外の異物の形成を防止しようとするものである。
【0007】
基本的には、注射針に不必要な鋭利部が存在すること、及び切開侵入部あるい は切開侵入面と注入あるいは吸入口が同一部に存在することに問題がある。よつ て、注射針自体の構造を改良し、不必要な鋭利部のないものにする必要がある。
【0008】 上記目的を達成するために、本考案における注射針は、先端部及び進行方向面 は穿刺部位を切開し押し広げることのみを目的とし、注入あるいは吸入口は進行 方向に対し接線方向である中空金属管の側面に設ける、という構造的特徴を有す るものである。
【0009】
考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図1に示すごとく、注射針の先端部は、穿刺部位を切開するメスの役割をする 最先端部1と、それに続き穿剌部位を中空金属管の断面積まで押し広げるための スロープ部2からなり、注入あるいは吸入口3は、注射針の進行方向面には存在 せず、中空金属管の側面つまり注射針の進行方向に対して接線方向の面に一つま たは複数設ける。
【0010】
本考案により、注射針による穿剌部位からの遊離片形成を防止でき、ひいては 、遊離片となった異物を吸引、注入することが防止できる。
【図1】本考案の穿刺部位における遊離片非形成注射針
IIの矢状断面図である。
IIの矢状断面図である。
【図2】本考案の穿剌部位における遊離片非形成注射針
IIの正面図である。
IIの正面図である。
【図3】従来型注射針の穿刺物貫通図である。
A 注射針断面 B 注射針筒 1 注射針先端鋭利部 2 スロープ部 3 注入あるいは吸引口 4 従来型注射針中枢側鋭利部 5 穿剌部組織の注射針管腔内膨隆部 6 穿剌物 7 穿刺物遊離片
Claims (1)
- 【請求項1】 注射針先端部はメスの役割のみとしての
構造をとり、続いて鋭利両側部でさらに切開を加えなが
ら注射針断面まで穿刺部を押し広げ誘導するスロープ部
を有し、注射針の進行方向に面する部には注入あるいは
吸入口がなく、針側面に一つまたは複数の注入あるいは
吸入口が有するところを特徴とする、穿刺部位における
遊離片非形成注射針
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004905U JP3030626U (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 穿刺部位における遊離片非形成注射針ii |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004905U JP3030626U (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 穿刺部位における遊離片非形成注射針ii |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3030626U true JP3030626U (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=43165610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996004905U Expired - Lifetime JP3030626U (ja) | 1996-04-25 | 1996-04-25 | 穿刺部位における遊離片非形成注射針ii |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030626U (ja) |
-
1996
- 1996-04-25 JP JP1996004905U patent/JP3030626U/ja not_active Expired - Lifetime
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