JP3030280U - 掲示機能を有する防護柵 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 防護柵の隙間部に格子部材を形成し、その格
子部材に掲示板を固定することにより、掲示物の差し替
えや情報の表示を可能とし、新しい情報を運転者や通行
人に伝えるものである。 【構成】 防護柵（１）において、該防護柵（１）の隙
間部（２）に、縦格子（３）を形成し、縦格子の一部を
切り欠いで掲示板（４）を埋め込んだ防護柵より構成さ
れる。また、掲示板（４）には、新しい情報が差し替え
られるような構成とするためまた、雨風により掲示物が
紛失しないよう開閉可能な透明板（５）を防水材料
（６）で四周を覆って取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、道路、橋梁等に設置される防護柵に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、防護柵においては、隙間部には通行人の転落や物の落下を防止するため に、帯鋼を縦に配置してなる縦格子枠が嵌められている。

【０００３】 また、近年では景観が重視されるためアルミ製鋳物等によるデザインパネルを 取り付けることも公知である。

【０００４】 しかし、現状の防護柵には情報を伝えるという掲示機能を持たせたものはなく 、その地域の新しい情報や注意事項等を運転者や通行人に伝えるという機能は備 えていない。 また、アルミ製鋳物のデザインパネルでは、季節毎の景観に合わせてデザイン を変更するということは、コスト及び構造面からみて困難である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、この考案は、上記の各欠点を除去するために考案されたものであり、 防護柵の隙間部より通行人の転落や物の落下を防止することはもちろんのこと、 その隙間部を有効利用し、情報を伝えるという従来にない機能を兼ね備えること にある。 また、季節毎の景観に合わせて容易にデザインを変更することにある。

【０００６】

【考案を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案は、防護柵の隙間部に格子部材を形成し、そ の格子材を切り欠いで掲示板を取り付け、該掲示板は、風雨にさらされても掲示 物が紛失及び破損しないよう掲示物を張り付ける部分には脱着可能な透明板を防 水材料で四周を覆って取り付ける。 また、掲示物としては、電気により発光体を点滅させて情報を伝える電光掲示 板であってもよい。

【０００７】

【作用】

本考案の使用にあたっては、防護柵の隙間部に格子部材を形成し、その格子部 材に掲示板を固定することにより、掲示物の差し替えや情報の表示を可能とし、 新しい情報を運転者や通行人に伝えるものである。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本考案の最適な一実施例について添付図面を参照して以下説明すると、防護柵 （１）において、該防護柵（１）の隙間部（２）に、縦格子（３）を形成し、縦 格子の一部を切り欠いで掲示板（４）を埋め込んだ防護柵より構成される。

【０００９】 また、掲示板（４）には、新しい情報が差し替えられるような構成とするため また、雨風により掲示物が紛失しないよう開閉可能な透明板（５）を防水材料（ ６）で被覆してカバーする。

【００１０】 また、掲示板は、電光掲示板による情報表示でもよい。

【考案の効果】

本考案は、以上の構成よりなるものであり、この考案によると、防護柵に情報 伝達機能を持たせることができる。 そのため、季節毎の景観に合わせて容易にデザインを変更することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】防護柵の隙間部の縦格子に掲示板を埋め込んだ
正面図である。

【図２】掲示板の断面図

【符号の説明】

１ 防護柵 ２ 隙間部 ３ 縦格子 ４ 掲示板 ５ 透明板 ６ 防水材料

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 防護柵において、該防護柵の隙間部に格
   子部材を形成し、その格子部材を切り欠いで掲示板を取
   り付け、該掲示板の掲示物を付着する部分には四周を防
   水材料でシールした脱着可能な透明板を取り付けてなる
   掲示機能を有する防護柵。