JP3030215B2 - 燃焼調整方法及び燃焼調整装置 - Google Patents

燃焼調整方法及び燃焼調整装置

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JP3030215B2
JP3030215B2 JP6207597A JP20759794A JP3030215B2 JP 3030215 B2 JP3030215 B2 JP 3030215B2 JP 6207597 A JP6207597 A JP 6207597A JP 20759794 A JP20759794 A JP 20759794A JP 3030215 B2 JP3030215 B2 JP 3030215B2
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正 山口
隆 荒木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃焼調整方法及び燃焼
調整装置に係り、特に3つ以上の燃焼モードを有する石
油ファンヒータの燃焼調整方法及び燃焼調整装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より石油ファンヒータの出荷時ある
いはサービス点検時には、当該石油ファンヒータの最小
燃焼量から最大燃焼量にわたって、より好適な燃焼が行
われるようにバーナーの燃焼量の調整が行われている。
【0003】より具体的には、まず最小燃焼量時及び最
大燃焼量時の燃焼用送風機の標準送風量及び燃料供給用
ポンプの標準燃料供給量を予め設定しておく。
【0004】次に、最小燃焼を実際に行わせ、最小燃焼
時の燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給量に対応する
標準燃料供給周波数を微調整して、最適な燃焼が行われ
るように燃料供給周波数調整量α’[Hz]を求める。
【0005】さらに最大燃焼を実際に行わせ、最大燃焼
時の燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給量に対応する
標準燃料供給周波数を微調整して、最適な燃焼が行われ
るように燃料供給周波数調整量β’[Hz]を求める。
【0006】そして、実際の燃焼量に対応する燃料供給
周波数調整量γを求める場合には、最小燃焼時の燃料供
給周波数調整量α’及び最大燃焼時の燃料供給周波数調
整量β’の直線補間を行うことにより求めて燃焼調整を
行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の燃焼調整方
法によっては、最小燃焼時及び最大燃焼時については最
適な燃焼が行われるが、その中間の燃焼量の場合には、
最適な燃料供給周波数調整量に比較して、得られる燃料
供給周波数調整量γの値が大きすぎたり、小さすぎたり
することとなり、燃料供給量に対して送風量が不足し酸
素不足状態となって赤火状態となったり、燃料供給量に
対して送風量が過剰となり、炎が安定せず燃焼が不安定
になってしまうという問題点があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、最小燃焼時から
最大燃焼時にわたって最適な燃焼を行わせることができ
るとともに、構成が簡単な燃焼調整方法及び燃焼調整装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、n個(n=3以上の整数)
の互いに燃焼量の異なる燃焼モードを有し、予め各燃焼
モード毎に燃焼用送風機の標準送風量及び燃料供給用ポ
ンプの標準燃料供給量が設定された燃焼装置の燃焼量を
調整する燃焼調整方法において、前記燃焼モードのうち
最も燃焼量の少ない燃焼モードについて燃料供給用ポン
プの前記標準燃料供給量に対応する標準燃料供給周波数
を微調整して燃料供給周波数調整量α[Hz]を求める
第1工程と、前記燃焼モードのうち最も燃焼量の多い燃
焼モードについて燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給
量に対応する標準燃料供給周波数を微調整して燃料供給
周波数調整量β[Hz]を求める第2工程と、前記最も
燃焼量の少ない燃焼モード及び前記最も燃焼量の多い燃
焼モードを除く他の燃焼モードx(x=2以上(n−
1)以下の整数)における標準燃料供給周波数をPUM
P(x)[Hz]とし、燃焼モードxにおける燃料供給
周波数調整量をΔPUMP(x)[Hz]とし、前記燃
焼モードxにおける標準送風量をBM(x)とし、前記
最も燃焼量の少ない燃焼モードにおける標準送風量をB
M(1)とし、前記最も燃焼量の多い燃焼モードにおけ
る標準送風量をBM(n)とし、 X=BM(n)−BM(x) とし、 Y=BM(n)−BM(1) とし、 Z=BM(x)−BM(1) とした場合に、前記燃焼モードxにおける燃料供給周波
数調整量ΔPUMP(x)[Hz]を(1)式により求
める第3工程と、 ΔPUMP(x)=(α/Y)×X+(β/Y)×Z …(1) 前記燃焼モードxにおける実際の燃料供給周波数PUM
PA(x)[Hz]を(2)式により求め、燃焼装置の
燃焼量を調整する第4工程と、 PUMPA(x)=PUMP(x)+ΔPUMP(x) …(2) を備えて構成する。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、燃焼量をいずれか2つの燃焼モード
の燃焼量の中間の値に設定する場合には、当該2つの燃
焼モードに対応する燃料供給周波数の直線補間を行って
対応する燃料供給周波数を求める第5工程を備えるよう
に構成する。
【0011】請求項3記載の発明は、n個(n=3以上
の整数)の互いに燃焼量の異なる燃焼モード毎に燃焼用
送風機の標準送風量及び燃料供給用ポンプの標準燃料供
給量を記憶する第1記憶手段と、前記燃焼モードのうち
最も燃焼量の少ない燃焼モードについて燃料供給用ポン
プの前記標準燃料供給量に対応する標準燃料供給周波数
を微調整することにより得られる燃料供給周波数調整量
α[Hz]及び前記燃焼モードのうち最も燃焼量の多い
燃焼モードについて燃料供給用ポンプの前記標準燃料供
給量に対応する標準燃料供給周波数を微調整することに
より得られる燃料供給周波数調整量β[Hz]に基づい
て、前記最も燃焼量の少ない燃焼モード及び前記最も燃
焼量の多い燃焼モードを除く他の燃焼モードx(x=2
以上(n−1)以下の整数)における標準燃料供給周波
数をPUMP(x)[Hz]とし、燃焼モードxにおけ
る燃料供給周波数調整量をΔPUMP(x)[Hz]と
し、前記燃焼モードxにおける標準送風量をBM(x)
とし、前記最も燃焼量の少ない燃焼モードにおける標準
送風量をBM(1)とし、前記最も燃焼量の多い燃焼モ
ードにおける標準送風量をBM(n)とし、 X=BM(n)−BM(x) とし、 Y=BM(n)−BM(1) とし、 Z=BM(x)−BM(1) とした場合に、前記燃焼モードxにおける燃料供給周波
数調整量ΔPUMP(x)[Hz]を(1)式により求
める演算手段と、 ΔPUMP(x)=(α/Y)×X+(β/Y)×Z …(1) 前記燃焼モードxにおける実際の燃料供給周波数PUM
PA(x)[Hz]を前記燃料供給周波数調整量ΔPU
MP(x)に基づいて(2)式により求め、燃焼装置の
燃焼量を調整する調整手段と、 PUMPA(x)=PUMP(x)+ΔPUMP(x) …(2) を備えて構成する。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明の構成に加えて、燃焼量を設定する設定手段と、前記
設定手段により燃焼量がいずれか2つの燃焼モードの燃
焼量の中間の値に設定された場合には、当該2つの燃焼
モードに対応する燃料供給周波数の直線補間を行うこと
により前記燃料供給周波数調整量ΔPUMP(x)に代
わる前記設定された燃焼量に対応する燃料供給周波数を
求める補間手段と、を備えて構成する。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明によれば、第1工程は、n
個の燃焼モードのうち最も燃焼量の少ない燃焼モードに
ついて燃料供給用ポンプの標準燃料供給量に対応する標
準燃料供給周波数を微調整して燃料供給周波数調整量α
[Hz]を求める。
【0014】また、第2工程は、n個の燃焼モードのう
ち最も燃焼量の多い燃焼モードについて燃料供給用ポン
プの前記標準燃料供給量に対応する標準燃料供給周波数
を微調整して燃料供給周波数調整量β[Hz]を求め
る。
【0015】これらにより第3工程は、燃焼モードxに
おける燃料供給周波数調整量ΔPUMP(x)[Hz]
を(1)式により求め、この第3工程の演算結果に基づ
いて第4工程は、燃焼モードxにおける実際の燃料供給
周波数PUMPA(x)[Hz]を(2)式により求
め、燃焼装置の燃焼量を調整する。
【0016】したがって、各燃焼モードxにおいて最適
な燃料供給周波数PUMPA(x)を求めることがで
き、最適な燃焼量調整を容易に行うことができる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、燃焼量をいずれか2つの燃焼
モードの燃焼量の中間の値に設定する場合には、当該2
つの燃焼モードに対応する燃料供給周波数の直線補間を
行って対応する燃料供給周波数を求めるので、燃焼量を
最小燃焼量から最大燃焼量にわたって最適に調整するこ
とができる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、第1記憶手
段は、n個の互いに燃焼量の異なる燃焼モード毎に燃焼
用送風機の標準送風量及び燃料供給用ポンプの標準燃料
供給量を記憶する。
【0019】演算手段は第1記憶手段に記憶した標準送
風量及び標準燃料供給量並びに前記燃焼モードのうち最
も燃焼量の少ない燃焼モードについて燃料供給用ポンプ
の前記標準燃料供給量に対応する標準燃料供給周波数を
微調整することにより得られる燃料供給周波数調整量α
[Hz]及び前記燃焼モードのうち最も燃焼量の多い燃
焼モードについて燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給
量に対応する標準燃料供給周波数を微調整することによ
り得られる燃料供給周波数調整量β[Hz]に基づい
て、(1)式により、燃焼モードxにおける燃料供給周
波数調整量ΔPUMP(x)[Hz]を求める。
【0020】この燃料供給周波数調整量ΔPUMP
(x)に基づいて、調整手段は燃焼モードxにおける実
際の燃料供給周波数PUMPA(x)[Hz]を(2)
式により求め、燃焼装置の燃焼量を調整する。
【0021】したがって、各燃焼モードxにおいて最適
な燃料供給周波数PUMPA(x)を求めることがで
き、最適な燃焼量調整を容易に行うことができる。
【0022】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の作用に加えて、設定手段は燃焼量を設定す
る。
【0023】補間手段は、設定手段により燃焼量がいず
れか2つの燃焼モードの燃焼量の中間の値に設定された
場合には、当該2つの燃焼モードに対応する燃料供給周
波数の直線補間を行うことにより燃料供給周波数調整量
ΔPUMP(x)に代わる設定された燃焼量に対応する
燃料供給周波数を求める。
【0024】したがって燃焼量を最小燃焼量から最大燃
焼量にわたって最適に調整することができる。
【0025】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。
【0026】図1に石油ファンヒータの制御系の要部の
概要構成ブロック図を示す。
【0027】石油ファンヒータの制御系100は、石油
ファンヒータ全体を制御するとともに、調整手段として
機能するマイクロコンピュータ1と、燃焼量微調整を行
うか否かを設定するための微調整スイッチ2と、燃料供
給周波数であるポンプ周波数を0.1[Hz]単位で増
加させるための微調整正側スイッチ3と、燃料供給周波
数であるポンプ周波数を0.1[Hz]単位で減少させ
るための微調整負側スイッチ4と、石油ファンヒータの
運転/停止を指示するための運転スイッチ5と、第1記
憶手段及び第2記憶手段として機能し、予め3以上の互
いに燃焼量の異なる燃焼モード毎に燃焼用送風機の標準
送風量及び燃料供給用ポンプの標準燃料供給量(=標準
ポンプ周波数)を記憶するとともに、各燃焼モードにお
ける燃料供給周波数調整量(=ポンプ周波数調整量)Δ
PUMP[Hz]及び実際の燃料供給周波数PUMPA
を記憶する不揮発性RAM、EEPROM等の書き換え
可能な記憶装置6と、演算手段及び補間手段として機能
するポンプ微調演算部7と、燃焼量を設定室内温度及び
実際の室内温度に基づいて自動的に調整する自動運転モ
ードを選択するための自動モード選択スイッチ8と、燃
焼量を予め設定した3以上の燃焼モードに対応して調整
する固定モードを選択するための固定モード選択スイッ
チ9と、実際の室温を測定するための室温センサ10
と、マイクロコンピュータ1の制御下で燃焼用空気を送
風するための燃焼用送風機11と、マイクロコンピュー
タ1の制御下で燃料供給量を実際に制御するための電磁
ポンプ12と、室温、運転モード等の各種情報の表示を
行う表示部13と、を備えて構成されている。
【0028】次に図2乃至図5を参照して燃焼調整時の
動作を説明する。
【0029】まず具体的動作の説明に先立ち、記憶装置
6に記憶している標準送風量及び標準燃料供給量につい
て具体例を説明する。この場合において、説明の簡略化
のため、固定モードにおける燃焼モード数n=6である
ものとする。
【0030】記憶装置6に標準送風量及び標準燃料供給
量として実際に記憶しているのは、燃焼モード(微弱、
弱、弱中、中、強中、強)毎の燃焼用送風機の標準回転
数及び電磁ポンプ12の駆動周波数である。
【0031】標準送風量BM(i)[rpm](i=1
〜6)及び電磁ポンプ12の標準燃料供給周波数PUM
P(i)[Hz]としては、例えば、図2に示すような
値を記憶している。
【0032】より具体的には、微弱燃焼モード(最も燃
焼量の少ない燃焼モード=1に相当)においては、 標準送風量BM(1) =750[rpm] 標準燃料供給周波数PUMP(1)=7.1[Hz] であり、中燃焼モード(燃焼モード=4に相当)におい
ては、 標準送風量BM(4) =1710[rpm] 標準燃料供給周波数PUMP(4)=22.8[Hz] であり、強燃焼モード(最も燃焼量の多い燃焼モード=
6(=n)に相当)においては、 標準送風量BM(6) =2350[rpm] 標準燃料供給周波数PUMP(6)=31.6[Hz] である。
【0033】次に図3の処理フローチャートを参照して
動作を説明する。
【0034】電源投入時(スタート時)において、各モ
ード毎の実際の燃料供給周波数が記憶装置6のデータに
基づいて算出される。例えば、出荷前のように燃焼調整
が行なわれていない状態では、各モードの実際の燃料供
給周波数PUMP(X)が標準燃料供給周波数と等し
く、出荷時やサービス時に次のような燃焼調整を行なう
と、記憶装置6のデータが書き替えられ、新たな実際燃
料供給周波数が算出される。(ステップS0)。
【0035】まず、運転スイッチ5やモード選択スイッ
チ8、9等のキー入力及び対応する表示部13への表示
出力が行われると(ステップS1)、マイクロコンピュ
ータ1は燃焼中か否かを判別する(ステップS2)。
【0036】ステップS2の判別において、燃焼中では
ないと判別した場合には、処理をステップS8に移行
し、燃焼中であると判別した場合にはマイクロコンピュ
ータ1は微調整スイッチ2が押されたか否か、すなわ
ち、ポンプ微調整モードか否かを判別する(ステップS
3)。すなわち、ポンプ微調整モードに入るには、予め
燃焼をさせておき、この状態で微調整スイッチ2を押せ
ば良い。ステップS3の判別において、ポンプ微調整モ
ードではないと判別した場合には、処理をステップS7
に移行し、ポンプ微調整モードであると判別した場合に
は、ポンプ微調整キー、すなわち、微調整正側スイッチ
3あるいは微調整負側スイッチ4が押されたか否かを判
別する(ステップS4)。
【0037】ステップS4の判別において、ポンプ微調
整キーが押されていない場合には、処理をステップS7
に移行し、ポンプ微調整キーが押されている場合には、
最大燃料供給周波数(最も燃焼量の多い燃焼モード=6
に相当)=標準燃料供給周波数PUMP(6)あるいは
最小燃料供給周波数(最も燃焼量の少ない燃焼モード=
1に相当)=標準燃料供給周波数PUMP(1)を微調
整する(ステップS5)。
【0038】図示しない微調整スイッチ2が切られ、微
調整が終了したことを確認すると、ポンプ微調演算部7
は、各燃焼モード=x(x=2〜5)における最適な燃
料供給周波数PUMPA(x)を算出する(ステップS
6)。
【0039】より詳細には、ステップS5の処理におい
て燃焼モード=1について得られた燃料供給周波数調整
量α[Hz]及び燃焼モード=6について得られた燃料
供給周波数調整量β[Hz]に基づいて、 X=BM(6)−BM(x) とし、 Y=BM(6)−BM(1) とし、 Z=BM(x)−BM(1) として、各燃焼モード=xにおける燃料供給周波数調整
量ΔPUMP(x)[Hz]を(1)式により求める。
【0040】 ΔPUMP(x)=(α/Y)×X+(β/Y)×Z …(1) さらに各燃焼モード=xにおける実際の燃料供給周波数
PUMPA(x)[Hz]を燃料供給周波数調整量ΔP
UMP(x)に基づいて(2)式により算出し、記憶装
置6に記憶する。
【0041】 PUMPA(x)=PUMP(x)+ΔPUMP(x) …(2) つづいて、マイクロコンピュータ1は、ポンプ微調演算
部7が算出し、記憶装置6に記憶した各燃焼モード=x
における実際の燃料供給周波数PUMPA(x)[H
z]に基づいて燃焼制御を行うこととなる(ステップS
7)。
【0042】より具体的には、燃料供給周波数調整量α
=+1.0[Hz]、燃料供給周波数調整量β=+0.
5[Hz]の場合について説明すると、各燃焼モード=
x(x=2〜5)における実際の燃料供給周波数PUM
PA(x)は、図4に示すように、それぞれ13.9
([Hz];x=2の場合)、16.7([Hz];x
=3の場合)、23.5([Hz];x=4の場合)、
26.3([Hz];x=5の場合)となり、これらの
値を直線で結び、標準燃料供給周波数PUMPと並べて
グラフ表示をしたものが図5である。
【0043】次にマイクロコンピュータ1は、運転スイ
ッチ5が押されているか否かを判別し(ステップS
8)、運転スイッチ5が押されていない場合(オフ)に
は、処理をステップS1に移行して上述した処理と同様
の処理を繰り返す。
【0044】ステップS8の判別において、運転スイッ
チが押されている場合(オン)には、燃焼中か否かを判
別する(ステップS9)。
【0045】ステップS9の判別において、燃焼中であ
る場合には燃焼を停止(オフ)し(ステップS10)、
処理をステップS1に移行して上述した処理と同様の処
理を繰り返す。
【0046】ステップS9の判別において、燃焼中では
ない場合には、燃焼を開始(オン)し、処理をステップ
S1に移行して上述した処理と同様の処理を繰り返す。
【0047】以上の説明は、固定モード選択スイッチ9
により各燃焼モードが選択された場合の燃焼制御であっ
たが、自動モード選択スイッチ8により自動モードが選
択された場合には、算出あるいは設定された燃料供給周
波数PUMPA(i)[Hz](i=1〜6)に基づい
て、ポンプ微調演算部7が補間手段として機能し、いず
れか2つの燃料供給周波数PUMPAを用いて、対応す
る燃料供給周波数を算出することとなり、算出された燃
料供給周波数に基づいてマイクロコンピュータ1が燃焼
制御を行うこととなる。
【0048】より具体的には、自動モードについて設定
された室温Tset に対し、室温センサ10により検出し
た実際の室温Trealであったとすると、ポンプ微調演算
部7はその室温差ΔT=Tset −Trealに対応する標準
送風量を求め、対応する燃料供給周波数を図5のグラフ
から算出するのと同様に演算処理により求める。例え
ば、室温差ΔTに対応する標準送風量が1500[rp
m]であったとすると、燃焼モード=3(弱中)に対応
する燃料供給周波数PUMPA(3)及び燃焼モード=
4(中)に対応する燃料供給周波数PUMPA(4)に
基づいて燃料供給周波数=19.0[Hz]を算出し、
マイクロコンピュータ1はこの燃料供給周波数=19.
0[Hz]を用いて、電磁ポンプ12を制御して、室温
差ΔTに応じた最適な燃焼制御を行うこととなる。
【0049】以上の説明のように本実施例によれば、燃
焼量を最小燃焼量から最大燃焼量にわたって最適に調整
することができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、各燃焼モ
ードxにおいて最適な燃料供給周波数PUMPA(x)
を求めることができ、各燃焼モードxに最適な燃焼量調
整を容易に行うことができ、各燃焼モードxにおいて常
に最適な燃焼状態をえることができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、燃焼量を最小燃焼量から最大
燃焼量にわたって最適に調整することができ、いずれの
燃焼量においても最適な燃焼状態を得ることができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、各燃焼モー
ドxにおいて最適な燃料供給周波数PUMPA(x)を
求めることができ、各燃焼モードxに最適な燃焼量調整
を容易に行うことができ、各燃焼モードxにおいて常に
最適な燃焼状態をえることができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果に加えて、燃焼量を最小燃焼量から最大
燃焼量にわたって最適に調整することができ、いずれの
燃焼量においても最適な燃焼状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】石油ファンヒータの制御系の要部の概要構成ブ
ロック図である。
【図2】標準送風量及び標準燃料供給周波数の説明図で
ある。
【図3】動作を説明するための処理フローチャートであ
る。
【図4】燃焼モードと実際の燃料供給周波数の関係の説
明図である。
【図5】標準送風量と標準燃料供給周波数及び実際の燃
料供給周波数の関係を説明する図である。
【符号の説明】
100 石油ファンヒータの制御系 1 マイクロコンピュータ 2 微調整スイッチ 3 微調整正側スイッチ 4 微調整負側スイッチ 5 運転スイッチ 6 記憶装置 7 ポンプ微調演算部 8 自動モード選択スイッチ 9 固定モード選択スイッチ 10 室温センサ 11 燃焼用送風機 12 電磁ポンプ 13 表示部 BM(i) 標準送風量 PUMP(i) 標準燃料供給周波数 α、β 燃料供給周波数調整量 ΔPUMP(x) 燃料供給周波数調整量 PUMPA(x) 実際の燃料供給周波数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 孝夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−110519(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23N 1/02 F23N 5/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個(n=3以上の整数)の互いに燃焼
    量の異なる燃焼モードを有し、予め各燃焼モード毎に燃
    焼用送風機の標準送風量及び燃料供給用ポンプの標準燃
    料供給量が設定された燃焼装置の燃焼量を調整する燃焼
    調整方法において、 前記燃焼モードのうち最も燃焼量の少ない燃焼モードに
    ついて燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給量に対応す
    る標準燃料供給周波数を微調整して燃料供給周波数調整
    量α[Hz]を求める第1工程と、 前記燃焼モードのうち最も燃焼量の多い燃焼モードにつ
    いて燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給量に対応する
    標準燃料供給周波数を微調整して燃料供給周波数調整量
    β[Hz]を求める第2工程と、 前記最も燃焼量の少ない燃焼モード及び前記最も燃焼量
    の多い燃焼モードを除く他の燃焼モードx(x=2以上
    (n−1)以下の整数)における標準燃料供給周波数を
    PUMP(x)[Hz]とし、燃焼モードxにおける燃
    料供給周波数調整量をΔPUMP(x)[Hz]とし、
    前記燃焼モードxにおける標準送風量をBM(x)と
    し、前記最も燃焼量の少ない燃焼モードにおける標準送
    風量をBM(1)とし、前記最も燃焼量の多い燃焼モー
    ドにおける標準送風量をBM(n)とし、 X=BM(n)−BM(x) とし、 Y=BM(n)−BM(1) とし、 Z=BM(x)−BM(1) とした場合に、前記燃焼モードxにおける燃料供給周波
    数調整量ΔPUMP(x)[Hz]を(1)式により求
    める第3工程と、 ΔPUMP(x)=(α/Y)×X+(β/Y)×Z …(1) 前記燃焼モードxにおける実際の燃料供給周波数PUM
    PA(x)[Hz]を(2)式により求め、燃焼装置の
    燃焼量を調整する第4工程と、 PUMPA(x)=PUMP(x)+ΔPUMP(x) …(2) を備えたことを特徴とする燃焼調整方法。
  2. 【請求項2】 n個(n=3以上の整数)の互いに燃焼
    量の異なる燃焼モードを有し、予め各燃焼モード毎に燃
    焼用送風機の標準送風量及び燃料供給用ポンプの標準燃
    料供給量が設定された燃焼装置の燃焼量を調整する燃焼
    調整方法において、 前記燃焼モードのうち最も燃焼量の少ない燃焼モードに
    ついて燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給量に対応す
    る標準燃料供給周波数を微調整して燃料供給周波数調整
    量α[Hz]を求める第1工程と、 前記燃焼モードのうち最も燃焼量の多い燃焼モードにつ
    いて燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給量に対応する
    標準燃料供給周波数を微調整して燃料供給周波数調整量
    β[Hz]を求める第2工程と、 前記最も燃焼量の少ない燃焼モード及び前記最も燃焼量
    の多い燃焼モードを除く他の燃焼モードx(x=2以上
    (n−1)以下の整数)における標準燃料供給周波数を
    PUMP(x)[Hz]とし、燃焼モードxにおける燃
    料供給周波数調整量をΔPUMP(x)[Hz]とし、
    前記燃焼モードxにおける標準送風量をBM(x)と
    し、前記最も燃焼量の少ない燃焼モードにおける標準送
    風量をBM(1)とし、前記最も燃焼量の多い燃焼モー
    ドにおける標準送風量をBM(n)とし、 X=BM(n)−BM(x) とし、 Y=BM(n)−BM(1) とし、 Z=BM(x)−BM(1) とした場合に、前記燃焼モードxにおける燃料供給周波
    数調整量ΔPUMP(x)[Hz]を(1)式により求
    める第3工程と、 ΔPUMP(x)=(α/Y)×X+(β/Y)×Z …(1) 前記燃焼モードxにおける実際の燃料供給周波数PUM
    PA(x)[Hz]を(2)式により求め、燃焼装置の
    燃焼量を調整する第4工程と、 PUMPA(x)=PUMP(x)+ΔPUMP(x) …(2) 燃焼量をいずれか2つの燃焼モードの燃焼量の中間の値
    に設定する場合には、当該2つの燃焼モードに対応する
    燃料供給周波数の直線補間を行って対応する燃料供給周
    波数を求める第5工程と、 を備えたことを特徴とする燃焼調整方法。
  3. 【請求項3】 n個(n=3以上の整数)の互いに燃焼
    量の異なる燃焼モード毎に燃焼用送風機の標準送風量及
    び燃料供給用ポンプの標準燃料供給量を記憶する第1記
    憶手段と、 前記燃焼モードのうち最も燃焼量の少ない燃焼モードに
    ついて燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給量に対応す
    る標準燃料供給周波数を微調整することにより得られる
    燃料供給周波数調整量α[Hz]及び前記燃焼モードの
    うち最も燃焼量の多い燃焼モードについて燃料供給用ポ
    ンプの前記標準燃料供給量に対応する標準燃料供給周波
    数を微調整することにより得られる燃料供給周波数調整
    量β[Hz]に基づいて、前記最も燃焼量の少ない燃焼
    モード及び前記最も燃焼量の多い燃焼モードを除く他の
    燃焼モードx(x=2以上(n−1)以下の整数)にお
    ける標準燃料供給周波数をPUMP(x)[Hz]と
    し、燃焼モードxにおける燃料供給周波数調整量をΔP
    UMP(x)[Hz]とし、前記燃焼モードxにおける
    標準送風量をBM(x)とし、前記最も燃焼量の少ない
    燃焼モードにおける標準送風量をBM(1)とし、前記
    最も燃焼量の多い燃焼モードにおける標準送風量をBM
    (n)とし、 X=BM(n)−BM(x) とし、 Y=BM(n)−BM(1) とし、 Z=BM(x)−BM(1) とした場合に、前記燃焼モードxにおける燃料供給周波
    数調整量ΔPUMP(x)[Hz]を(1)式により求
    める演算手段と、 ΔPUMP(x)=(α/Y)×X+(β/Y)×Z …(1) 前記燃焼モードxにおける実際の燃料供給周波数PUM
    PA(x)[Hz]を前記燃料供給周波数調整量ΔPU
    MP(x)に基づいて(2)式により求め、燃焼装置の
    燃焼量を調整する調整手段と、 PUMPA(x)=PUMP(x)+ΔPUMP(x) …(2) を備えたことを特徴とする燃焼調整装置。
  4. 【請求項4】 n個(n=3以上の整数)の互いに燃
    焼量の異なる燃焼モード毎に燃焼用送風機の標準送風量
    及び燃料供給用ポンプの標準燃料供給量を記憶する第1
    記憶手段と、 前記燃焼モードのうち最も燃焼量の少ない燃焼モードに
    ついて燃料供給用ポンプの前記標準燃料供給量に対応す
    る標準燃料供給周波数を微調整することにより得られる
    燃料供給周波数調整量α[Hz]及び前記燃焼モードの
    うち最も燃焼量の多い燃焼モードについて燃料供給用ポ
    ンプの前記標準燃料供給量に対応する標準燃料供給周波
    数を微調整することにより得られる燃料供給周波数調整
    量β[Hz]に基づいて、前記最も燃焼量の少ない燃焼
    モード及び前記最も燃焼量の多い燃焼モードを除く他の
    燃焼モードx(x=2以上(n−1)以下の整数)にお
    ける標準燃料供給周波数をPUMP(x)[Hz]と
    し、燃焼モードxにおける燃料供給周波数調整量をΔP
    UMP(x)[Hz]とし、前記燃焼モードxにおける
    標準送風量をBM(x)とし、前記最も燃焼量の少ない
    燃焼モードにおける標準送風量をBM(1)とし、前記
    最も燃焼量の多い燃焼モードにおける標準送風量をBM
    (n)とし、 X=BM(n)−BM(x) とし、 Y=BM(n)−BM(1) とし、 Z=BM(x)−BM(1) とした場合に、前記燃焼モードxにおける燃料供給周波
    数調整量ΔPUMP(x)[Hz]を(1)式により求
    める演算手段と、 ΔPUMP(x)=(α/Y)×X+(β/Y)×Z …(1) 前記燃焼モードxにおける実際の燃料供給周波数PUM
    PA(x)[Hz]を前記燃料供給周波数調整量ΔPU
    MP(x)に基づいて(2)式により求め、燃焼装置の
    燃焼量を調整する調整手段と、 PUMPA(x)=PUMP(x)+ΔPUMP(x) …(2) 燃焼量を設定する設定手段と、 前記設定手段により燃焼量がいずれか2つの燃焼モード
    の燃焼量の中間の値に設定された場合には、当該2つの
    燃焼モードに対応する燃料供給周波数の直線補間を行う
    ことにより前記燃料供給周波数調整量ΔPUMP(x)
    に代わる前記設定された燃焼量に対応する燃料供給周波
    数を求める補間手段と、 を備えたことを特徴とする燃焼調整方法。
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