JP3030209U - 傘立型プランター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 傘立とプランターを一体化し、降雨時に傘立
を玄関先に運び出したり、また元に戻す手間を省きつ
つ、玄関先の美観の向上と省スペース化を目的とする傘
立型プランター。 【構成】 楕円形のプランターを形成し、その底部に脚
部を有する排水ネットを配し、傘が六本収納可能な円錘
形の傘ホールド部をプランターに組み込み一体形成し、
植物を鉢植のまま収納したり、プランターに直接植物を
植えて用いることが出来る傘立型プランター。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、プランターに傘が立てられるようにし、プランターのより幅広い利 用を考えたものである、

【０００２】

【従来の技術】

従来，プランターにしろ、鉢カバーにしろ、傘立にしろ、それぞれ各種のデザ インはあるもののそれらのすべてのものが単一用途であることが広く知られてい る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

一般集合住宅や各種小型店舗等の玄関先の大半は狭いもので、装飾としての鉢 植えの草花と傘立の両方を置くには無理があり，降雨時に玄関先に設置されるこ とは当然のことながら、晴天時に傘立が置かれていることは、スペースの無駄で もあり、だらしなく、みっともないと云った問題を有していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

晴天と知りつつも、傘立を玄関先に放置状態なのは、家屋内にスペースが無い からか、移動の面倒さからかのいずれかである。上記目的を達成する為に、本考 案は傘立とプランターの両方を合体させ、晴天時に店舗装飾の鉢植えとして使用 し、単なる傘立ではないから、みっともなさも解消出来しかも降雨時には傘立と もなり、狭い玄関先の省スペース化と傘立の出し入れの面倒さを無くすようにす るものである。

【０００５】

【作 用】

本考案は、植物が植えられた土壌の重量を利用し、傘立の転倒を防止するもの である。

【０００６】

【実 施 例】

以下本考案の一実施例を図１〜図２で説明する。 （１）は傘立型プランター本体である。底部（２）を楕円形とし、その周囲より 上方に突起させ側面部（３）とし、その上部中央左右に水平な穴を施し差込口（ ５）とし、さらにその下方左右に排水口（１３）を施し、側面部（３）先端に幅 を持たせて外側に折り返し補強部（４）としブランター状に形成する。別途、本 体（１）の内部下方に組み込めるサイズの楕円形で板状のものに、同心円からな る排水部（６）を複数施し、さらに下方にそれを支持する脚部（７）を複数突出 させ排水ネット（８）として形成する。 別途長方形で板状のものに六個からなる正円の穴を設け、その周囲をおのおの下 方に円錐状で突起させ、その頂点に雫穴（９）を設け傘ホールド部（１０）とし 、さらに上記の長方形の板状のものの周囲を下方に箱状に突出させ支持部（１１ ）とし、その前後にさらに水平な突起を設け、取付部（１２）とし、本体（１） の上部中左右の差込口（５）に挿入し一体に形成する。（１４）は雨傘、（１５ ）は植物である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、本体（１）は、内部に排水ネット（８）を有しているので、植物（ １５）の根腐れを防止し余剰水や雨傘（１４）の雫が外部に排出されることとな る。また市販の鉢植をそのまま本体（１）の中に入れて鉢カバーとして用いるこ とも可能となる。 本考案は、晴天時は玄関先を美しく飾る鉢植で、雨天時は傘立となる省スペース タイプのものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による傘立型プランター本体
の平面透視図である。

【図２】本考案の一実施例による傘立型プランター本体
の使用正面透視図である。

【符号の説明】

（１） 傘立型プランター本体 （２） 底部 （３） 側面部 （４） 補強部 （５） 差込口 （６） 排水部 （７） 脚部 （８） 排水ネット （９） 雫穴 （１０） 傘ホールド部 （１１） 支持部 （１２） 取付部 （１３） 排水口 （１４） 雨傘 （１５） 植物

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 傘立とプランターが一体となったもの
   で、本考案のプランター内部に直接植えられる草花と土
   壌あるいは鉢植のまま収納した際のそれらの重量を利用
   し、傘が倒れることを防止し、晴天時はプランターとし
   て、降雨時は傘立として用い、鉢植えとして、または鉢
   カバーとしての両方の使用等を特徴とする傘立型プラン
   ター。