JP3030165B2 - Catv出力装置 - Google Patents
Catv出力装置Info
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- JP3030165B2 JP3030165B2 JP4220314A JP22031492A JP3030165B2 JP 3030165 B2 JP3030165 B2 JP 3030165B2 JP 4220314 A JP4220314 A JP 4220314A JP 22031492 A JP22031492 A JP 22031492A JP 3030165 B2 JP3030165 B2 JP 3030165B2
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- Japan
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- catv
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- output device
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCATV送信局における
CATV出力装置に関し、特にハイビジョン信号の送信
に好適なCATV出力装置に関する。
CATV出力装置に関し、特にハイビジョン信号の送信
に好適なCATV出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョンCATV伝送方式として、
日本放送出版協会発行の「ハイビジョン」P208〜P
209に記載されているようなMUSE−AM伝送方式
がある。この方式によれば地上放送の2チャンネル分の
帯域幅(12MHz)で伝送可能であり周波数の有効利
用が図れる。
日本放送出版協会発行の「ハイビジョン」P208〜P
209に記載されているようなMUSE−AM伝送方式
がある。この方式によれば地上放送の2チャンネル分の
帯域幅(12MHz)で伝送可能であり周波数の有効利
用が図れる。
【0003】一方、従来CATV送信局に具備されるC
ATV出力装置は図1の様に構成されている。1は映像
信号の入力端子、2はAM変調器、3は所定の搬送波周
波数に変換する周波数変換部、4はアンプ、5はフィル
タ回路、6は出力端子である。この構成でCATVの標
準チャンネルとして用いられるVHF(チャンネル1〜
12、映像搬送波周波数91.25〜103.25MH
z、171.25〜217.25MHz)、ミッドバン
ド(チャンネルC13〜C22、映像搬送波周波数10
9.25〜165.25MHz)、スーパーハイバンド
(チャンネルC23〜C63、映像搬送波周波数22
3.25〜463.25MHz)の送信が可能になる。
ATV出力装置は図1の様に構成されている。1は映像
信号の入力端子、2はAM変調器、3は所定の搬送波周
波数に変換する周波数変換部、4はアンプ、5はフィル
タ回路、6は出力端子である。この構成でCATVの標
準チャンネルとして用いられるVHF(チャンネル1〜
12、映像搬送波周波数91.25〜103.25MH
z、171.25〜217.25MHz)、ミッドバン
ド(チャンネルC13〜C22、映像搬送波周波数10
9.25〜165.25MHz)、スーパーハイバンド
(チャンネルC23〜C63、映像搬送波周波数22
3.25〜463.25MHz)の送信が可能になる。
【0004】上述の回路では所定の出力レベルを得るた
めに最終段にアンプ4を配置しており、このアンプの非
線形歪みにより高調波が発生する。この高調波は例え
ば、1チャンネルの場合、2次高調波は182.5MH
z、3次高調波は273.75MHzとなり、他のチャ
ンネルの帯域内に存在し妨害となる。
めに最終段にアンプ4を配置しており、このアンプの非
線形歪みにより高調波が発生する。この高調波は例え
ば、1チャンネルの場合、2次高調波は182.5MH
z、3次高調波は273.75MHzとなり、他のチャ
ンネルの帯域内に存在し妨害となる。
【0005】従って、出力段には高調波を除去するため
のフィルタ回路5を備えている。また、このフィルタの
構成として出力チャンネルによって高調波が発生する帯
域が異なるので、周波数特性の異なる複数のフィルタを
用意し、選択したチャンネルによってこれを切り換える
方法が用いられる。しかしながら、用意するフィルタの
数を少なくすると、1つのフィルタに要する通過帯域が
広くなるため、フィルタ特性の実現が難しくなる。特に
AM伝送の場合は伝送系の周波数特性に平坦性が要求さ
れるので広い周波数帯域に渡ってフィルタの周波数特性
の帯域内偏差を小さくするのは困難である。逆にフィル
タの数を多くすると1つのフィルタに要求される特性は
緩和されるが、回路規模が大きくなるという欠点があ
る。図2はこのフィルタ回路の具体的構成を示してお
り、4個のカットオフ周波数の異なるLPF51〜54
及びスイッチ55、56で構成されている。この4個の
フィルタの通過帯域及び阻止域を表1に、周波数特性を
図3に示す。
のフィルタ回路5を備えている。また、このフィルタの
構成として出力チャンネルによって高調波が発生する帯
域が異なるので、周波数特性の異なる複数のフィルタを
用意し、選択したチャンネルによってこれを切り換える
方法が用いられる。しかしながら、用意するフィルタの
数を少なくすると、1つのフィルタに要する通過帯域が
広くなるため、フィルタ特性の実現が難しくなる。特に
AM伝送の場合は伝送系の周波数特性に平坦性が要求さ
れるので広い周波数帯域に渡ってフィルタの周波数特性
の帯域内偏差を小さくするのは困難である。逆にフィル
タの数を多くすると1つのフィルタに要求される特性は
緩和されるが、回路規模が大きくなるという欠点があ
る。図2はこのフィルタ回路の具体的構成を示してお
り、4個のカットオフ周波数の異なるLPF51〜54
及びスイッチ55、56で構成されている。この4個の
フィルタの通過帯域及び阻止域を表1に、周波数特性を
図3に示す。
【0006】
【表1】
【0007】LPF51にはチャンネル1〜5を割り当
て、フィルタ特性としてはローパスフィルタであるが、
実際には全帯域に渡り帯域内偏差を小さくするのが困難
であるので、その通過帯域90〜120MHzにおいて
は帯域内偏差が生じないように、また、2次高調波が発
生する180〜240MHz、3次高調波が発生する2
70〜360MHzの帯域は確実に減衰させるような特
性が与えられている。LPF52〜54についても同様
である。
て、フィルタ特性としてはローパスフィルタであるが、
実際には全帯域に渡り帯域内偏差を小さくするのが困難
であるので、その通過帯域90〜120MHzにおいて
は帯域内偏差が生じないように、また、2次高調波が発
生する180〜240MHz、3次高調波が発生する2
70〜360MHzの帯域は確実に減衰させるような特
性が与えられている。LPF52〜54についても同様
である。
【0008】そして、選択するチャンネルに応じて前記
スイッチを切り換え所望のLPFに接続する。
スイッチを切り換え所望のLPFに接続する。
【0009】このようにして、CATV1チャンネル分
はスプリアス特性の良好な出力が得られる。
はスプリアス特性の良好な出力が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
にハイビジョン伝送には2チャンネル分必要なため、例
えば、チャンネル5と6を使用して伝送する場合どのL
PFを選択しても伝送帯域がフィルタの通過帯域に全て
含まれないため良好な伝送ができなかった。
にハイビジョン伝送には2チャンネル分必要なため、例
えば、チャンネル5と6を使用して伝送する場合どのL
PFを選択しても伝送帯域がフィルタの通過帯域に全て
含まれないため良好な伝送ができなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、映像信号をA
M変調するAM変調器と、このAM変調器出力を所定の
搬送波周波数に変換する周波数変換器と、この周波数変
換器出力を増幅するアンプと、該アンプの出力段に接続
され、選択された送信チャンネルに応じて切り変わる通
過帯域の異なる複数のフィルタを備えるフィルタ回路と
からなるCATV出力装置において、互いに通過帯域が
近接する前記各フィルタの通過帯域は1チャンネル分重
複するように設定されてなるCATV出力装置である。
M変調するAM変調器と、このAM変調器出力を所定の
搬送波周波数に変換する周波数変換器と、この周波数変
換器出力を増幅するアンプと、該アンプの出力段に接続
され、選択された送信チャンネルに応じて切り変わる通
過帯域の異なる複数のフィルタを備えるフィルタ回路と
からなるCATV出力装置において、互いに通過帯域が
近接する前記各フィルタの通過帯域は1チャンネル分重
複するように設定されてなるCATV出力装置である。
【0012】
【作用】上述の手段により2チャンネル分の帯域を占有
して送信する場合、フィルタの選択によりどのチャンネ
ルを使用してもスプリアス特性の良好な出力を得ること
ができる。
して送信する場合、フィルタの選択によりどのチャンネ
ルを使用してもスプリアス特性の良好な出力を得ること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、図面に従い本発明の一実施例を説明す
る。本実施例におけるCATV出力装置の回路構成及び
フィルタ回路の構成は図1及び図2と同様であるが、フ
ィルタの通過帯域及び阻止域は表2に示す如く従来に比
して高周波数側に1チャンネル分広くなっている。
る。本実施例におけるCATV出力装置の回路構成及び
フィルタ回路の構成は図1及び図2と同様であるが、フ
ィルタの通過帯域及び阻止域は表2に示す如く従来に比
して高周波数側に1チャンネル分広くなっている。
【0014】
【表2】
【0015】即ち、図4の特性図に示すごとく、通過帯
域が近接するLPF同士の通過帯域は1チャンネル分重
複している。
域が近接するLPF同士の通過帯域は1チャンネル分重
複している。
【0016】従って、例えば、チャンネル5と6を選択
する場合はLPF51、チャンネル6と7を選択する場
合はLPF52に切り換えれば全チャンネルに渡ってス
プリアス特性の良い出力を得ることができる。
する場合はLPF51、チャンネル6と7を選択する場
合はLPF52に切り換えれば全チャンネルに渡ってス
プリアス特性の良い出力を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば2チャンネル
分の帯域を占有して送信する場合、フィルタの選択によ
りどのチャンネルを使用してもスプリアス特性の良好な
出力を得ることができるためハイビジョンのCATV伝
送を良好に行うことができる。
分の帯域を占有して送信する場合、フィルタの選択によ
りどのチャンネルを使用してもスプリアス特性の良好な
出力を得ることができるためハイビジョンのCATV伝
送を良好に行うことができる。
【図1】一般的なCATV出力装置の回路図である。
【図2】フィルタ回路の回路図である。
【図3】従来のフィルタ回路の周波数特性図である。
【図4】本発明の一実施例におけるフィルタ回路の周波
数特性図である。
数特性図である。
2 AM変調器 3 周波数変換部 4 アンプ 5 フィルタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/16 - 7/173 H04N 7/00
Claims (1)
- 【請求項1】 映像信号をAM変調するAM変調器と、
このAM変調器出力を所定の搬送波周波数に変換する周
波数変換器と、この周波数変換器出力を増幅するアンプ
と、該アンプの出力段に接続され、選択された送信チャ
ンネルに応じて切り変わる通過帯域の異なる複数のフィ
ルタを備えるフィルタ回路とからなるCATV出力装置
において、 互いに通過帯域が近接する前記各フィルタの通過帯域は
1チャンネル分重複するように設定されてなるCATV
出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4220314A JP3030165B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | Catv出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4220314A JP3030165B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | Catv出力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670294A JPH0670294A (ja) | 1994-03-11 |
JP3030165B2 true JP3030165B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=16749204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4220314A Expired - Fee Related JP3030165B2 (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | Catv出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030165B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP4220314A patent/JP3030165B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0670294A (ja) | 1994-03-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |