JP3029498U - 空気汚染除去手段を有する一体型吸込みフード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 台所など屋内の空気汚染源から屋外への排気
の通路を形成する吸込みフードに空気汚染除去装置を組
み合わせた一体型吸込みフードを提供する。 【解決手段】 吸込みフードに結合され、下部において
空気取入れ口グリル（１１）に連結され上部において排
出口グリル（１２）に連結された格納容器（８）の内部
に、機械式のフィルタと、活性炭フィルタと、空気流形
成用の吸込みファン（１９）と、集塵装置（２０）とを
含む空気汚染除去装置（６）を備える一体型吸込みフー
ドである。集塵装置（２０）は、負の高電圧を印加し容
器（８）を横切る水平面内に配置した帯電グリッドと、
断面積を小さくした少なくとも一つの領域に向けて空気
流を導くように帯電グリッドの前に角度をもたせて配置
した隔壁と、上記断面積を小さくした領域を区画するよ
うに短い距離を隔てて互いに相対してそれぞれ垂直に配
置した負電圧の反らせ板および正電圧の集塵板（３０）
とを備える。反らせ板の開口に殺菌ランプを配置し、集
塵板（３０）をほぼその全長にわたり容器（８）を横切
る方向沿いに照射するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は煙霧、粉塵、有毒ガス、ウイルス、細菌などによる空気汚染を除去 するための一体型吸込みフードに関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

人びとの生活環境が産業排気、交通機関および暖房システムからの排気、煙霧 など多種多様の空気汚染により悪影響を受けていることは周知のとおりである。 個人の住宅においては、台所はもっとも著しく空気汚染される空間の一つであ る。すなわち、屋外からの有害要因だけでなく食品調理およびガス燃焼に伴う有 害要因の影響を受けるからである。例えば、塩素や揮発性の強い有害成分を含む 水の蒸発は環境汚染の原因になる。ファン付きで外部への排出ダクトに連結した 通気フードまたは活性炭フィルタ付きの再循環フードが調理に伴う臭気や有害要 因の除去のために一般に用いられている。しかし、これら慣用のフードは環境に 存在する汚染物質をすべて除去できるわけではなく、逆に細菌集落の発生を招来 することもある。

【０００３】 一方、汚染物質を除去して空気を清浄化するのに現在使用可能なフィルタは機 械的、化学的または静電気的原理に基づくものであって、病原菌を空気から除去 したり例えば１ミクロンの１０分の１または１００分の１よりも小さい極微小粒 子を阻止したりすることはできない。 周知のとおり、健全な環境の維持には、空気が清浄であるだけでなく、太陽光 線、多量の水の動き、樹木などの生ずる負イオンが空気中に含まれていることが 重要である。しかし、閉じた空間では、空気汚染や空調装置などの設備の影響で 空気のイオン化はごく限られる。

【０００４】 この考案の目的は上述の問題を吸込みフード、すなわち台所の臭気などの除去 だけでなく、とくに極微小粒子の阻止および有毒ガスや病原菌などの除去を伴う 全面的空気汚染除去のできる吸込みフードを提供することによって解決すること である。 上記目的には、構成が単純で動作の信頼性が高く使用における柔軟性の高い空 気汚染除去用の一体型吸込みフードの提供も含まれる。

【０００５】 この考案によると、空気汚染除去のできる一体型吸込みフードであって、空気 汚染除去装置と結合されておりその空気汚染除去装置が、下部において空気取入 れ口グリルに連結され上部において排出口グリルに連結された容器の内部に、前 記空気取入れ口の上方で前記容器を横切る水平面沿いに引出し可能な形で前記容 器の内部に挿入したフレームに互いに並べて配置した機械式フィルタおよび活性 炭フィルタと、前記引出し可能なフレームの上方に配置され前記容器の内部に空 気流を形成する吸込み手段と、前記吸込み手段の上方に配置され、負の高電圧の 印加を受け前記容器を横切る水平面内に配置した帯電グリッドとより狭い断面を 有する少なくとも一つの領域に向かって前記空気流を導くように前記帯電グリッ ドの前方に角度を保って配置した隔壁と前記より狭い断面を有する前記領域を区 画するように短い距離を隔てて互いに相対してそれぞれ垂直方向に配置した負電 圧の反らせ板および正電圧の集塵板とを連続して含む集塵装置と、前記反らせ板 の開口に配置され前記集塵板をそのほぼ全長にわたり水平方向沿いに照射する殺 菌ランプとを含むことを特徴とする一体型吸込みフードが得られる。 この考案の特徴は添付図面に例示した空気汚染除去機能つきの一体型吸込みフ ードの好ましい実施例に関する次の詳細な説明から明らかになろう。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図面において参照数字１は台所用懸架壁ユニット２に挿入した吸込みフードを 示す。フード１にはそれぞれ対応の電動機４で駆動され空気の流れを形成する二 つのファン３が備えてあり、このフード１は吸い込んだ空気の排出のために屋外 に連結された排出ダクト５に連結してある。 参照数字６で総括的に示した空気汚染除去装置は壁ユニット２の中のフード１ の前方に配置する。装置６は通常の保守作業などの際に開くことのできる壁ユニ ット２の扉７で通常は隠されている。

【０００７】 装置６はほぼ垂直な主側面を有する格納容器８を備える。この格納容器８は垂 直接合面で互いに結合した背面部材９および前面カバー１０で形成される。 壁ユニット２はドア７の下の前面下部に空気取入れ口グリル１１を有するとと もに、上面に排出口グリル１２を有する。これらグリル１１および１２には、空 気の流れに方向を与えるように適当に傾けてあるとともに装置６の格納容器８に 連結した羽根１３および１４が備えてある。

【０００８】 より詳細に述べると、空気取入れ口グリル１１は壁ユニット２の下方の帯状体 １５に設け、その羽根１３は格納容器８の内側に向かって空気の流れを細く集束 するように外側表面に対して傾けてある（とくに図４参照）。 一方、排出口グリル１２は伸縮自在のダクト１６経由で格納容器８の上面の開 孔１７に連結してあり、その羽根１４は吸込みフード１の前面に向かう方向に排 出空気を向けるように傾けてある。伸縮自在のダクト１６は長方形の横断面、す なわちグリル１２対応の横断面を有し、その長さは壁ユニット２に求められる種 々の高さに従って調節できる。

【０００９】 上記グリル１１および１２は実際には格納容器８の幅に等しい横幅を有し、そ の容器８を通じて大量の空気の流れを生じさせるようになっている。 容器８の内部には、通常は繊維で構成される機械式フィルタ１８ａおよび活性 炭フィルタ１８ｂを保持するフレーム１８と、空気流形成のための一対のファン １９と、集塵装置２０とを直列に連続して配置する。

【００１０】 装置全体を小型化するためにこれら構成要素を互いに近接配置する。これら構 成要素相互間の距離はこの装置の空気汚染除去作用に悪影響を及ぼさない値に適 宜設定できる。 フレーム１８は格納容器８の横方向に延びる水平面に沿って容器８の内部に形 成した二つの案内部材２１の間に挿入されるようになっている。フレーム１８は 、定期的な清掃や機械式フィルタおよび活性炭フィルタの交換のたびに、上記案 内部材２１沿いに容器８から引き出すこともできる。

【００１１】 ファン１９は水平回転軸沿いに電気駆動ユニット２２により対称的に支持して ある。電動機２２は容器８のメジアン垂直面に沿った形状の仕切り壁２３に固定 してある。一方、上記仕切り壁２３は上部が開放端であり横の面で空気流形成用 の円形開孔２５を有するファン１９収容用のケーシング２４を仕切っている。 集塵装置２０は負の高電圧の供給を受けファン１９収容用ケーシング２４の上 方で容器８の横方向水平面内に配置した帯電グリッド２６を備える。帯電グリッ ド２６は金属板上に一様に設けた複数の穿孔２７で形成される。

【００１２】 図６に詳細に示すとおり、穿孔２７は複数の鋭い突起、すなわち電子放出を助 長するように尖った尖端部を有する切り石の形状の鋭い突起を形成する。なお、 この集塵装置２０ではオゾンは生じない。 プラスチック製の隔壁２８を帯電グリッド２６の前方に配置し、容器１８の上 部に向けて空気流を導くように傾斜を与える。隔壁２８には反らせ板２９を強固 に結合し、その反らせ板２９が容器８の前面と平行な垂直面内に配置されるよう にして負の電圧を供給する。

【００１３】 正に帯電した集塵板３０を短距離を隔てて反らせ板２９と前面で対面するよう に配置し、これら反らせ板２９および集塵板３０で空気流通過部の狭い領域を画 する。 集塵板３０はファン１９用ケーシング２４の延長部を形成する骨組み３２で容 器の側面上に形成される垂直案内部材３１に滑りはめにする。集塵板３０は定期 清掃作業の際に対応の把手により容器８のカバーの上部開口から取り外すことが できる。

【００１４】 案内部材３１の一つに沿って図示してない二つの接点を設け、それら接点を集 塵板３０に圧接させ、容器８に集塵板３０が収まっている状態では前記高電圧が 印加され容器８から引き抜かれたときは電圧印加が解除されるようにするのが便 利である。容器８内に集塵板３０が正しく挿入されたことを表示するマイクロス イッチを用いれば一層便利である。

【００１５】 反らせ板２９はその幅のほぼ全体にわたる開口３５を備える。この開口３５の 各辺に沿ってハウジング３６を固定し、殺菌作用のある紫外線ネオンランプ３７ をその中に収容する。ランプ３７はオゾン放出を伴わないタイプのもので構成す る。ハウジング３６は内部を鏡面仕上げにした金属材料の回転放物面としランプ ３７の放射光を反射させる。

【００１６】 集塵板３０はランプ３７の放射する光の反射を避けるように梨地仕上げ面を有 する鋼板で構成するのが望ましい。集塵板３０およびハウジング３６は金属製で あるので、容器８および隔壁２８を構成するプラスチック部分がランプ３７から の紫外線に起因する結晶や有毒ガスを生ずることはない。また、案内部材３１お よび把手３４はプラスチック製であるので絶縁は確保される。

【００１７】 また、この装置６にはイオン化素子４５、すなわち負イオン放出用の二つの尖 端部付きのヘッドで周知のように形成され排出口側の空気流に沿って配置したイ オン化素子４５を備えるので便利である。イオン化の強さは装置制御用の制御パ ネル４４、すなわち空気取込み口グリル１１の下側にあるＬ型ストリップ３８に 配置した制御パネル４４にある調整器４３によって調節できる。 フード１の下側で壁ユニット２に開口３９を設け、空気の取り込み口とする。 この開口３９は壁ユニット２の底面に沿ってその幅ほぼ全体に及んでいる。

【００１８】 開口３９に面してフィルタ４０が設けてあり、このフィルタ４０の上側で壁ユ ニット２がもう一つのフィルタ４２の支持用の抽出し部材４１を滑動可能な形で 支持している。この抽出し部材４１を引き出した状態では調理用レンジの上の水 平面内のフィルタの面積を２倍にできる。 上述の説明からこの装置の動作は容易に理解されよう。

【００１９】 抽出し部材４１を引き出してフィルタ４０および４２の両方を利用できる状態 にすると、吸込みフードが作動し、ファン３を起動して調理レンジの上の辺りの 空気を吸い込み、排出口５から屋外に排出する。この段階では空気汚染除去装置 ６はまだ非動作の状態にある。 抽出し部材４１を壁ユニット２の本体の中に収めた状態にすると吸込みフード のファン３は自動的に停止し、空気汚染除去装置６のファン１９が代わりに作動 する。このファン１９によって、装置６内部を取込み口グリル１１から排出口グ リル１２に流れる空気流が生じる。

【００２０】 このファン１９による空気流は、フレーム１８に取り付けた機械式すなわち繊 維フィルタおよび活性炭フィルタを通過したのち集塵装置２０を通過する。繊維 フィルタは２００ミクロンよりも大きい粒子を捕捉するようになっており、一方 活性炭フィルタは空気中に含まれる有毒ガスを吸着できる。 集塵装置２０は空気中に含まれる大きさ０．００１ミクロン以下に及ぶあらゆ る極微粒子、ウイルス、細菌、および微生物（胞子、かび、酵母、藻類）を阻止 するためのものである。そのために、負電圧を印加した帯電グリッド２６がその 個所を通過する空気流中の上記極微粒子等を帯電させる。この帯電はグリッド２ ６の穿孔２７の打抜き葉状部の尖端部等からの電子によって生ずる。

【００２１】 空気流は隔壁２８によって向きを反らされ、反らせ板２９と集塵板３０との間 のくびれ部領域に導かれる。この領域では帯電グリッド２６により負に帯電した 上記極微粒子が負電位の反らせ板２９により反発を受け、正電位の集塵板３０に 向かって引きつけられる。このようにして、上記極微粒子および微生物は集塵板 ３０に堆積する。 集塵板３０に堆積した極微粒子等には紫外線殺菌ランプ３７を照射し、これに よって微生物等を死滅させる。

【００２２】 なお、ランプ３７と集塵板３０との間の距離は小さいので単位面積あたりの紫 外線照射エネルギーの強度は非常に高く、また集塵板３０上の微生物は動きを封 じられるので紫外線照射は長時間に及ぶ。したがって、微生物等を完全に死滅さ せることができる。 また、殺菌ランプ３７は集塵板３０とほぼ同じ長さのネオン管で構成してあり 、これによって集塵板３０の長さ全体を照射する。また、殺菌ランプ３７はガラ ス板等の介在なく集塵板３０上の極微粒子等に直接に作用する。

【００２３】 上述の説明から明らかなとおり、この考案の一体型吸込みフードは、ファン付 きで屋外への排出口ダクトに連結した慣用の換気フードまたは活性炭フィルタ付 きの再循環フードの代わりに採用できる。この考案による吸込みフードは調理に 伴う煙や臭気を外部に排出することを可能にするものであるが、この吸込みフー ドの非作動時にも空気汚染除去装置部分だけを自動的に作動状態にすることもで きる。

【００２４】 すなわち、上記空気汚染除去装置は極微小粒子を阻止するとともに有毒ガスお よび病原菌を消滅させて室内の空気の全面的汚染除去を行う。また、上記イオン 化装置が負イオン含有の清浄空気の量を増加させ、この点でも環境の改善に好結 果をもたらす。 上述の吸込みフード内における空気汚染除去装置の配置は上述の実施例と異な らせて差支えない。 すなわち、この空気汚染除去装置を上記吸込みフードの後側に配置することも でき、このフードの側面壁の一つに一体化することもできる。 この考案の実際の実施にあたっては、使用材料、形状、寸法などは必要に応じ て任意に変更できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】空気汚染除去装置を備える一体型吸込みフード
の正面図。

【図２】上記吸込みフードの縦断面図。

【図３】上記空気汚染除去装置の分解斜視図。

【図４】上記空気汚染除去装置の中心の縦断面図。

【図５】図４の面を横切る垂直面でみた上記空気汚染除
去装置の縦断面図。

【図６】帯電グリッドの詳細図。

【符号の説明】

１ 吸込みフード ２ 懸架型壁ユニット ３ ファン ４ 電動機 ５ 排出口 ６ 空気汚染除去装置 ７ 扉 ８ 格納容器 ９ 背面部材 １０ 前面カバー １１ 空気取入れ口グリル １２ 排出口グリル １３，１４ 羽根 １５ 下側帯状部 １６ 伸縮自在ダクト １７ 開口 １８ フレーム １８ａ 機械式フィルタ １８ｂ 活性炭フィルタ １９ ファン ２０ 集塵装置 ２１ 案内部材 ２２ 電気駆動ユニット（電動機） ２３ 仕切り壁 ２４ ケーシング ２５ 円形開口 ２６ 帯電グリッド ２７ 穿孔 ２８ 隔壁 ２９ 反らせ板 ３０ 集塵板 ３１ 垂直案内部材 ３２ 骨組み ３３ 上側開口 ３４ 把手 ３５，３９ 開口 ３６ ハウジング ３７ 紫外線殺菌ランプ ４０，４２ 機械式フィルタ ４１ 抽出し部材 ４３ 調整器 ４４ 制御パネル ４５ 帯電素子

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０３Ｃ 3/02 Ｂ０３Ｃ 3/02 Ｃ Ａ

Claims (9)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 空気汚染除去機能を有する一体型吸込み
   フードであって、空気汚染除去装置（６）と結合されて
   おりその空気汚染除去装置（６）が、下部において空気
   取入れ口グリル（１１）に連結され上部において排出口
   グリル（１２）に連結された容器（８）の内部に、前記
   空気取入れ口の上方で前記容器（８）を横切る水平面沿
   いに引出し可能な形で前記容器（８）の内部に挿入した
   フレーム（１８）に互いに並べて配置した機械式フィル
   タ（１８ａ）および活性炭フィルタ（１９ａ）と、前記
   引出し可能なフレーム（１８）の上方に配置され前記容
   器（８）の内部に空気流を形成する吸込み手段（１９）
   と、前記吸込み手段（１９）の上方に配置され、負の高
   電圧の印加を受け前記容器（８）を横切る水平面内に配
   置した帯電グリッド（２６）とより狭い断面を有する少
   なくとも一つの領域に向かって前記空気流を導くように
   前記帯電グリッド（２６）の前方に角度を保って配置し
   た隔壁（２８）と前記より狭い断面を有する前記領域を
   区画するように短い距離を隔てて互いに相対してそれぞ
   れ垂直方向に配置した負電圧の反らせ板（２９）および
   正電圧の集塵板（３０）とを連続して含む集塵装置（２
   ０）と、前記反らせ板（２９）の開口（３５）に配置さ
   れ前記集塵板（３０）をそのほぼ全長にわたり水平方向
   に沿って照射する殺菌ランプ（３７）とを含むことを特
   徴とする一体型吸込みフード。
2. 【請求項２】 前記空気汚染除去装置（６）がフード
   （１）の前面で懸架壁ユニット（２）の内部に配置さ
   れ、その懸架壁ユニット（２）が下部に空気取入れ口
   （３９）を有し、その空気取入れ口（３９）の外部に向
   かう面に機械式フィルタ（４０）を設け、このフィルタ
   （４０）の上方に付加的機械式フィルタ（４２）支持用
   の抽出し部材（４１）を滑動可能な形で支持し、この抽
   出し部材（４１）の引出しにより前記空気汚染除去装置
   （６）の始動に代わる吸込み手段（３）の始動を行うよ
   うにしたことを特徴とする請求項１記載の一体型吸込み
   フード。
3. 【請求項３】 前記空気取入れ口グリル（１１）が前記
   壁ユニット（２）の前面の下部に配置されており、前記
   空気汚染除去装置（６）の前記容器（８）の内部に向か
   って流入空気を集束させるように外側表面に対して傾け
   た羽根（１３）を有することを特徴とする請求項２記載
   の一体型吸込みフード。
4. 【請求項４】 前記排出口グリル（１２）が前記壁ユニ
   ット（２）の上面に配置され伸縮自在のダクト（１６）
   経由で前記空気汚染除去装置（６）の容器（８）に連結
   されており、前記排出口グリル（１２）が前記フード
   （１）の前面のある方向に排出空気の流れを向けるよう
   に外側面に対して傾けた羽根を有することを特徴とする
   請求項２記載の一体型吸込みフード。
5. 【請求項５】 前記吸込み手段がケーシング（２４）の
   中心位置の仕切り壁（２３）に固定した電気式駆動ユニ
   ット（２２）により水平回転軸沿いに対称的に支持され
   た二つのファン（１９）を有し、前記ケーシング（２
   ４）が上部に開放端を有し前記空気流を通過させる円形
   開口（２５）を横部分に備えることを特徴とする請求項
   １記載の一体型吸込みフード。
6. 【請求項６】 前記集塵板（３０）が前記容器（８）の
   側部に形成した垂直案内部材（３１）に滑動可能な形で
   とりつけられており、前記容器（８）の上部開口（３
   ３）から対応把手（３４）により引出し可能であること
   を特徴とする請求項１記載の一体型吸込みフード。
7. 【請求項７】 前記空気汚染除去装置（６）が、前記反
   らせ板（２９）の前記開口（３５）の近傍でその幅全体
   に及ぶように固定されて前記殺菌ランプを収容しその殺
   菌ランプからの紫外線等の光線を反射させる放物面を形
   成するよう磨き仕上げした内部表面を有するハウジング
   （３６）を有することを特徴とする請求項１記載の一体
   型吸込みフード。
8. 【請求項８】 前記空気汚染除去装置（６）が、前記空
   気流の排出通路に配置された負イオン放出用の二つの尖
   端部つきのヘッドで構成されたイオン化素子（４５）を
   有し、前記イオン化の強度が前記空気取入れ口グリル
   （１１）の下側のＬ型ストリップ（３８）に配置した電
   子制御ユニットの制御パネル（４４）に配置した調整器
   （４３）で制御可能であることを特徴とする請求項１記
   載の一体型吸込みフード。
9. 【請求項９】 前記帯電グリッド（２６）が、金属板に
   形成され鋭い尖端部をそれぞれ有する複数の切石状の一
   様な穿孔（２７）を有することを特徴とする請求項１記
   載の一体型吸込みフード。