JP3029495U

JP3029495U - シャツのカラー保持具

Info

Publication number: JP3029495U
Application number: JP1996000742U
Authority: JP
Inventors: 弘人砂長
Original assignee: 弘人砂長
Priority date: 1996-01-26
Filing date: 1996-01-26
Publication date: 1996-10-01
Anticipated expiration: 2002-01-26
Also published as: JP3031370U

Abstract

(57)【要約】【課題】襟部分の跳上りや折曲りを確実に防止すると
共に、着脱が容易で、装着時にはジュエリー感覚を醸し
出すシャツのカラー保持具を提供する。【解決手段】台部２と挟持部３とからなる一対のカラ
ー保持具１、１´と、該カラー保持具間に取着されてい
るチェーン１０とで構成されて成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【発明に属する技術分野】

本考案は、ワイシャツやカラーシャツ等の襟（カラー）部分に装着することにより、襟先部分の跳上りや折曲りを防止し、更に、外観的にも優れた効果を発揮するシャツのカラー保持具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、ワイシャツやカラーシャツ等を着用する場合、図１０に示すように、使用中に襟部分２０の先端が跳上ったり折曲ったりしてしまうという問題が生じた。そのために、襟部分にのりづけをして形状を保持していた。

【０００３】また一般に、襟部分の跳上りや折曲りを防止するものとして、襟先をボタンで止めたボタンダウンカラーや、両襟先間につまみ紐を設けたタブカラー等が市販されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、襟部分にのりづけをして形状を整えた場合、ネクタイを締めた時、襟全体が浮いた状態で持ち上がってしまい、外観の面で問題が生じた。

【０００５】また、一般に市販されているボタンダウンカラーやタブカラーは、ボタンや付属品の原価、また縫製等の手間がかかってしまいコスト高となる。また、ボタンホールへのボタンの装着や、つまみ紐の留めなどの作業も面倒であった。更に、形状や色彩の面でも限定されてしまうので、ファッション感覚の向上は望めなかった。

【０００６】本考案は上記の点に鑑み、襟部分の跳上りや折曲りを確実に防止すると共に、着脱を容易とし、更に、装着時にはジュエリー感覚を醸し出すシャツのカラー保持具を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のシャツのカラー保持具は、台部と挟持部を有する一対のカラー保持具と、該カラー保持具間に取着されているチェーンとで構成されて成る。

【０００８】また、前記チェーンには、長さ調整機構を設置することができる。

【０００９】更に、前記カラー保持具間には、複数のチェーンを取着することができる。

【００１０】更にまた、前記カラー保持具間には、プレートを設置することができる。

【００１１】本考案のシャツのカラー保持具を、ワイシャツやカラーシャツ等の襟部分に装着することにより、襟先部分の跳上りや折曲りを防止することができる。また、着脱が容易なので、時間や場所に応じてさまざまに使い分けすることができる。更に、宝飾品等を施せば外観的にも優れ、ジュエリー感覚を醸し出すことができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図１に基づいて説明する。本考案のシャツのカラー保持具の一例では、挟持機構を有する一対のカラー保持具１、１´と、適宜長さを有するチェーン１０により構成されている。

【００１３】前記カラー保持具１は、台部２と挟持部３とからなる。台部２は矩形状をしており、一端は略コ字状に折曲されている。また、表面部分には宝飾品６が設置されている。該宝飾品６には、真珠やエメラルド、またダイヤモンド等が使用され、装着時にはジュエリー感覚を醸し出すことができる。また、挟持部３は、シャツの襟部分２０を噛んだ状態で挟持する凹凸部７が設けられている。

【００１４】前記台部２と挟持部３とは、枢軸４に巻回されているバネ５によって、常に挟持さた状態に付勢されている。また、かかる構成からなるカラー保持具１と１´ には、適宜長さを有するチェーン１０が取着されている。尚、挟持部はバネを用いずに、台部を湾曲させることにより該台部と一体的に構成してもよい。

【００１５】次に、本考案のシャツのカラー保持具の使用方法を図２に基づいて説明する。カラー保持具１の台部２と挟持部３の端部を指で撮み先端部を開く。そして、宝飾品６が表面に現れるようにして、シャツの襟部分２０の先端に装着させる。同様に、カラー保持具１´を他の襟先部分２０´の先端に装着させる。なおこの時、チェーン１０はネクタイ２１の後側に隠れるように配置するのが好ましい。

【００１６】次に、チェーン１０に設置されている長さ調整機構を図３に基づいて説明する。貫通孔１３が穿孔されているチェーン保持具１１は、該チェーン保持具１１の抜け防止として、チェーン１０の中間部分には係止リング１２が設置されている。前記チェーン保持具１１の貫通孔１３には二本のチェーン１０が挿入されており、チェーン保持具１１を上下にスライドさせることにより、カラー保持具１と１´の間隔を自在に調節できる。また、前記長さ調整機構は、ネクタイ２１の後側に隠れるように配置されるので、外観面での違和感は感じられない。尚、チェーン１０の長さ調節は、この他にもねじ等を採用することができ、特に制限されるべきものではない。

【００１７】図４においては、ネクタイを締めない場合に使用するシャツのカラー保持具を表す。本実施例のシャツのカラー保持具は、縦長方向のカラー保持具１、１´に、複数のチェーン１５を取着した構造である。この場合、襟元が特に強調されるので、ネクタイを締めない時のワイシャツやカラーシャツはもちろん、ポロシャツやニットシャツにも利用できる。

【００１８】図５においては、チェーン１０を取着したカラー保持具１、１´に、更にプレート１４を取着した構造である。該プレート１４の両端部にチェーン１６を取着して、カラー保持具１、１´に設置する。本実施例のシャツのカラー保持具においては、チェーン１０はネクタイ２１の後側に隠れるように配置し、プレート１４は、ネクタイ２１の全面に配置するのが好ましい。また、プレート１４には、使用者や会社の名前を記載しておくと、実用面でも効果的である。

【００１９】なお、カラー保持具１、１´部分のデザインを変化させることにより、ファッション面や実用の面でさまざまな効果が得られる。

【００２０】図６に示す例においては、カラー保持具１、１´を円形状とし、表面部分にダイヤ等の宝飾品６を設置した状態を表している。この場合、シンプルで上品な感覚を演出することができる。

【００２１】図７に示す例においては、カラー保持具１、１´を長方形状として、表面部分に使用者のネーム８を記載したものを表している。この場合、ファッション性はもとより、実用の面でも優れている。

【００２２】図８に示す例においては、カラー保持具１、１´を小形の矩形状として、表面部分に、例えば社章９を施したものを表している。

【００２３】図９に示す例においては、カラー保持具１、１´に斬新なデザインを施したものを表している。このシャツのカラー保持具においては、特にパーティーに最適である。

【００２４】

【考案の効果】

以上説明してきたように、本考案のシャツのカラー保持具は、上述の構成とすることで以下に示す効果を奏する。

【００２５】（１）ワイシャツやカラーシャツ等の襟部分に装着することにより、襟先部分の跳上りや折曲りを防止することができる。（２）宝飾品等を施せば外観的にも優れ、ジュエリー感覚を醸し出すことができる。（３）種類やデザインが豊富で、更に着脱が容易なので、時間や場所に応じてさまざまに使い分けすることができる。（４）使用者や社名を記載すれば実用の面でも優れた効果を奏する。（５）ネクタイを着用しない場合でも、襟元のアクセントとしてネクタイの代用品として使用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のシャツのカラー保持具の全体図であ
る。

【図２】本考案のシャツのカラー保持具の使用状態を表
す図である。

【図３】本考案のシャツのカラー保持具の他の実施例を
表す斜視図である。

【図４】本考案のシャツのカラー保持具の他の実施例の
使用状態を表す図である。

【図５】本考案のシャツのカラー保持具の他の実施例の
使用状態を表す図である。

【図６】本考案のシャツのカラー保持具の他の使用例の
使用状態を表す図である。

【図７】本考案のシャツのカラー保持具の他の使用例の
使用状態を表す図である。

【図８】本考案のシャツのカラー保持具の他の使用例の
使用状態を表す図である。

【図９】本考案のシャツのカラー保持具の他の使用例の
使用状態を表す図である。

【図１０】カラー保持具なしの状態を表す図である。

【符号の説明】

１カラー保持具２台部３挟持部４枢軸５バネ６宝飾品７凹凸部８ネーム９社章１０チェーン１１チェーン保持具１２係止リング１３貫通孔１４プレート１５チェーン１６チェーン２０襟部分２１ネクタイ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】台部（２）と挟持部（３）とからなる一対
のカラー保持具（１）、（１´）と、該カラー保持具
（１）、（１´）間に取着されているチェーン（１０）
とで構成されて成るシャツのカラー保持具。
【請求項２】前記チェーン（１０）に、長さ調整機構が
設置されている請求項１記載のシャツのカラー保持具。
【請求項３】前記カラー保持具（１）、（１´）間に、
複数のチェーン（１５）が取着されている請求項１また
は２記載のシャツのカラー保持具。
【請求項４】前記カラー保持具（１）、（１´）間に、
プレート（１４）が設置されている請求項１、２または
３記載のシャツのカラー保持具。