JP3029235U - 手動拡管工具を用いて金属管にブリッジ加工を施すための治具 - Google Patents

手動拡管工具を用いて金属管にブリッジ加工を施すための治具

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JP3029235U
JP3029235U JP1996000264U JP26496U JP3029235U JP 3029235 U JP3029235 U JP 3029235U JP 1996000264 U JP1996000264 U JP 1996000264U JP 26496 U JP26496 U JP 26496U JP 3029235 U JP3029235 U JP 3029235U
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pipe
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pipe end
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JP1996000264U
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正弘 深見
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Saibu Gas Co Ltd
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Saibu Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管端をフレアー状に拡開加工するための既存の
手動拡管工具を用いて、金属管にブリッジ加工を、その
加工部の上下において曲がりや、ずれを生じさせること
なく施すことができる治具を提供する。 【解決手段】手動拡管工具加工による加圧圧力で押し潰
されたり管に圧着することがないように、治具を加工す
る金属管より硬質の金属を用いて形成すると共に、金属
管にセットされて管端に対応する治具前面側には、金属
管の管端に外嵌する円形周面の管端嵌合用凹部と該凹部
中心に突設されて管端に内嵌するガイドピンを設けるこ
とにより、管端嵌合用凹部周面とガイドピンとにより管
の変形を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は既存の簡単な手動拡管工具を利用して金属管、例えば小型湯沸器、風 呂釜等にパイロット導管として多く使われる比較的軟質の金属素材からなる小径 管にブリッジ加工を施すための治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型湯沸器、風呂釜等のパイロット導管はOリングにて取り付け、シールする タイプが多く、Oリングを係止するために管にブリッジ加工が施されている。 このパイロット導管はほとんどアルミ管製であるため、腐食による穴開きや、 折れなどが発生し易い。 パイロット導管に穴開きや、折れなどが発生した場合には、当然取り替えるこ とが必要になるが、メーカーへ部品発注して届くまでに時間が掛かるため、その 間器具を使用するためには貸出器具で対応しなければならず、万一メーカでの部 品製造が中止された場合には、器具の買い替えをしなければならないこともある 。 そこで、同サイズの管を用いてパイロット導管の新規製作を行うことが考えら れるが、前述のようにパイロット導管はブリッジ加工が施された特殊な形状であ るため、通常の工具では製造が困難であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、管 端をフレアー状に拡開加工するための市販の手動拡管工具(以下フレアー工具と いう)を用いて管にブリッジ加工を簡単に施すことができる治具を提供すること にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の手動拡管工具を用いて金属管にブリッジ加 工を施すための治具は、加工する金属管より硬質の金属を用いて形成され、前面 には金属管の管端に外嵌する周面円形で底面が平らな凹部と該凹部中心に突設さ れて管端に内嵌するガイドピンとを備え、背面にはフレアー工具の押さえテーパ ー部に対応する円錐状凹部を上記凹部及びガイドピンと同軸に備えるものである 。
【0005】
【作用】
以上のように構成したブリッジ加工用の治具は、加工する金属管の管端にセッ トし、既存のフレアー工具を利用して管を軸方向に移動不能にしっかりと保持固 定すると共に治具背面から管の軸方向に圧力を加えることにより、管を軸方向に 圧潰して管壁を外方に座屈膨突させてブリッジを形成することを可能にする。
【0006】
【実施の形態】
以下、図に基づいて本考案の実施の形態を説明する。 図においてブリッジ加工用の治具は符号Aで示してあり、1は該治具Aに設け た管端嵌合用凹部、2はガイドピン、3は工具係合用凹部である。 治具Aは加工する金属管Cより硬質の金属材料を用いて製造されており、例え ば小型湯沸器、風呂釜等のパイロット導管の作成を主目的として、加工する金属 管Cを銅管又はアルミニウム管と仮定すれば、治具Aは鉄製、望ましくは焼き入 れした鉄製とされる。 上記治具Aは円盤若しくは短円柱状に形成されて、軸方向の両面を前、背面と しており、前記管端嵌合用凹部1及びガイドピン2はその前面に、工具係合用凹 部3は背面に、全てが同軸となるように設けられている。
【0007】 管端嵌合用凹部1は、周囲の輪郭が円形を呈し、加工する金属管Cの端面から 該管に加工形成されるブリッジ部cまでの長さ寸法に相当する深さを有しており 、その開口部から底部まで同一径に形成されている。 この管端嵌合用凹部1の直径は、加工する金属管Cの外径とほぼ同径とするの が望ましいが、それより若干大径に形成することも可能である。 また、管端嵌合用凹部1の底面11は該凹部1の軸線に対して直角な平面に形成 されている。
【0008】 ガイドピン2は管端嵌合用凹部1の中央部に凹部底面11と直角に突設されて、 該凹部1の開口部から突出して治具Aの前面より前方にまで延在している。 このガイドピン2は加工する金属管Cの内径とほぼ同径の丸棒状に形成するの が望ましいが、それより若干小径に形成することも可能である。 尚、ガイドピン2は管Cへの嵌め込みを考慮して先端を丸めるか面取りしてお くのが望ましい。 また、ガイドピン2は前述の如く管端嵌合用凹部1の深さより長く形成されて 治具A前面より突出するが、望ましくは金属管Cの加工時に該管cを後述するフ レアー工具Bのクランプb1に固定した状態において、管端からクランプb1に固定 された部分までの長さ寸法より大きな長さを有するようにする。
【0009】 一方、工具係合用凹部3は、フレアー工具Bの押さえテーパー部4と同じ角度 をもって下向き内方に傾斜する周面を有する円錐形の凹みに形成されている。
【0010】 而して、斯るブリッジ加工用の治具Aは図に符号Bで示されるフレアー工具を 用いて、下記のように使用され、金属管Cにブリッジ加工を施す。 ここで、フレアー工具Bについて簡単に説明しておくと、フレアー工具Bは、 そもそも金属管の管端を円錐状に拡開加工するための手動工具であり、加工する 管Cを締め付け保持するクランプb1と、このクランプb1に取り付けて円錐状の押 さえテーパー部4をクランプb1で保持した管Cの管端に押し込んで管端を拡開さ せる加工具b2とで構成されている。
【0011】 上記クランプb2は夫々半円形の切欠き5を有する二本の角棒6で加工する管C の周面を平行に締め付け、管Cがその軸方向に移動できないように保持固定する 平行クランプからなり、一方、加工具b2は両端を上記平行クランプb2の二本の角 棒6,6に夫々係止する門型の脚7と、該脚7の水平部71にこれと直交状に螺着 されてその先端には円錐状の押さえテーパー部4を、後端にはハンドルレバー8 を夫々備え、ハンドルレバー8の回転操作により進退する螺杆9とからなってい る。 尚、斯る構造のフレアー工具Bは既に市販されており、その構造は周知である 。
【0012】 金属管Cのブリッジ加工は上記フレアー工具Bを利用して行い、先ず加工する 管Cをフレアー工具Bのクランプb1で締め付け保持する。 この際、クランプb1で管Cを締め付ける箇所は管Cにブリッジcを形成しよう とする部分に対して管端とは反対側において隣接する箇所とする。 次に本考案のブリッジ加工用治具Aを上記管Cの管端に、管端嵌合用凹部1が 外嵌し、ガイドピン2が内嵌する状態にセットする。 続いて、フレアー工具Bの加工具b2の脚7をクランプb1の二本の角棒6に係止 させて螺杆9先端の押さえテーパー部4を管端に同軸状に対応させ、ハンドルレ バー8を回転操作して螺杆9を前進させて、押さえテーパー部4を工具係合用凹 部3に係合させる。そして、更にハンドルレバー8を回転操作して螺杆9を前進 させることにより管端に治具Aを介して押圧力を加える。
【0013】 これにより、クランプb1に保持された管Cは、押さえテーパー部4の押圧力に より管端がブリッジ加工用治具Aの管端嵌合用凹部1底面に押圧され、圧潰され る。 このとき上記管Cの管端はガイドピン2によって管C内方への変形が防止され 、また、管端嵌合用凹部1に嵌合している部分は該凹部1の周面により外方への 変形が防止されるをもって、管Cが加工部の上下において曲がったり、ずれるこ とがなく、管端嵌合用凹部1から突出している部分が、該凹部1とクランプb1と の間においてのみ圧潰して外方へ膨出する状態に変形し、鍔状に突出するブリッ ジcが形成される。
【0014】 また、上記治具Aは加工する金属管Cより硬質の金属材料を用いて製造されて いるため、管Cと治具Aが圧着した状態となったり、フレアー工具Bの押さえテ ーパー部4に押し潰されたりすることがなく、従って、治具Aは繰り返しの使用 に耐え得る。
【0015】 尚、フレアー工具Bのクランプb1は、通常の拡管加工において管の加工側に向 ける側(仮に表面側と称する)は、半円形の切欠き5の切欠き縁が外方に広がる 傾斜面に形成されているため、このブリッジ加工において拡管加工の場合と同様 にクランプb1の表面側を上記加工側に向けて加工作業を行うと、ブリッジcは切 欠き5の傾斜した縁部に沿って先端が管端方向に向かって傾斜する状態に歪む。 従って、上記フレアー工具Bをブリッジ加工に使用するときには、クランプb2 は拡管加工の場合と反対に切欠き5の縁部が外方に広がる傾斜面に形成されてい ない裏面側を加工側に向けて使用する必要がある。
【0016】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成したので、市販のフレアー工具を利用して、金属管 のブリッジ加工を加工部の上下に曲りや、ずれを生じさせることなく簡単に行う ことができる。従って、仮に小型湯沸器、風呂釜等のパイロット導管に穴開きや 、折れなどが発生し、取り替えることが必要になっても、簡単に新規製作するこ とができ、わざわざメーカーへ部品発注する必要がなくなる。 そのため、例えばガス業界においては、小型湯沸器、風呂釜等のパイロット導 管損傷によるパイロット導管取換えに伴う、部品発注、貸し出し器具の設置、回 収が不要になり、それに伴う経済効果は勿論、顧客側の部品入荷待ち期間の器具 の使用不能、貸し出し器具貸与の場合の不慣れな器具の使用による不便、製造中 止による部品入手不可の場合の代替器具の購入等の不都合を解消することができ 、顧客サービスの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態を示すブリッジ加工用の治
具の断面図。
【図2】手動拡管工具(フレアー工具)を用いて金属管
にブリッジ加工を施すために手動拡管工具及び治具を金
属管にセットする状態を示す斜視図で、一部切欠して示
している。
【図3】図2の(3)−(3)線断面図
【図4】ブリッジ加工の状態を示す断面図。
【符号の説明】
A:ブリッジ加工用の工具 B:拡管
工具(フレアー工具) C:金属管(加工する管) 1:管端
嵌合用凹部 2:ガイドピン 3:工具
係合用凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工する金属管より硬質の金属を用いて形
    成され、前面には金属管の管端に外嵌する円形周面の管
    端嵌合用凹部と該凹部中心に突設されて管端に内嵌する
    ガイドピンとを備え、背面には手動拡管工具の押さえテ
    ーパー部に対応する円錐状の工具係合用凹部を上記管端
    嵌合用凹部及びガイドピンと同軸に備えることを特徴と
    する手動拡管工具を用いて金属管にブリッジ加工を施す
    ための治具。
JP1996000264U 1996-01-31 1996-01-31 手動拡管工具を用いて金属管にブリッジ加工を施すための治具 Expired - Lifetime JP3029235U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015205307A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社富士ボルト製作所 定着用スリーブの製造装置、及び製造方法

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